__AGE :20XX [かつて日本と呼ばれた国の都市]
時は近未来 __平穏の都市へと
僅かな進歩を迎えた科学技術が牙を剥く!
日常を切り裂き! 襲来する鉄の怪物!
___奴らが狙うは "ディストピア" 設立!
暴れまわるロボットの軍団!__人はあまりに無力だった!
人の世、危うし!勢い付くロボットの軍団!
だが __近付く混沌! 突如 奴らを超える怪物が現れた!
無敵の暴力が奴らを蹴散らし 晴れた空を仰ぐ!
「 うんっ!友だちに少し協力してもらったから平気だよぉ〜…実験データも集めろって言われたから具合悪くても来てたけどねぇ 」
( くるくると人差し指に嵌めている指輪を回して笑顔で呟き。そのまま隣にいる人物に視線を向けてどうしたものかなぁと首を傾げながら、感情を感じさせない笑顔を浮かべて。もう一方の視線と聞こえた声に少し首を傾げながら不思議そうに呟いて。 )
「 初めましてのはずなんだけどボクのこと知ってるんだねぇ 」
『: ___ともかく、話をしたい方々は
…なんの偶然か此処に揃いました :』
( ___ )
『: …私などが信頼に足るとは到底思えませんが
それでも"都市"と関わる以上、最低限と幾つか
…若しくは 少々の決断材料となるもの__:』
『: "情報の一部"を あなた達には…
伝えなくてはなりません …"イレギュラー" :』
「えぇ、えぇ、大丈夫ですよ、どうぞお話くださいませ」
「…………」
………この人も、人がいい──
・・・・・・
ふりが上手い、そう思う
「………」
聞くだけ聞いて、全ての判断はその後、だが、どんな理由であろうと、関わらないと断捨離する程の冷酷さを、俺とは違って彼女は持ち合わせている
「……はぁ、…聞くだけな」
どうなることやら
「 …どうしたものかなぁ 」
( その言葉を聞き、面小さく呟き、面倒事に足を突っ込んだなぁと思いながら周りの様子を伺う。どうしたものかと考えながらそっとため息をつく。まぁ今更どうでもいいや、そんなことを思いながら次の言葉が紡がれるのを目を閉じて待つ。 )
{音}___
『: …我々が存在しているこの場所、街に名はなく
"都市"とただ呼称されている人間の生活圏__ :』
『: 此処には、機械と複雑に絡み合った世界
…関わりに憶測すら迷い混むような、奇妙な世界が
固く構築されています。…当然、それらの拗れは
戦いと言う形としても表面に現れていました :』
( ___窓を眺めれば 外に無数の機械達 )
『: …あなた達はこの混沌とした世界に突如として現れ
__高い武力を以て 機械と人間の争いに介入しました
それも …よりにもよって小さなひとつではなく… :』
(___)
『: __巨大と化し、結末を呼ぶ戦い。
…その、ふたつに__ あなた達は現れてしまいました :』
「…ふむ、思っていたよりも、大きな争いに足を踏み入れたようですね」
足と腕を組みながら、彼女を見据えつつそう呟く
「ホントだよ、なんでこんなところに来てんだよあんた」
「世界を旅しているのです、知らないところに来た方が楽しいでしょう?」
「そのおかげで俺があんた探すのにどんだけ苦労したと思ってんだ」
(___)
『: …ですが、まだあなた達には…
__自由が残されています。…あなた達は :』
『: __この都市で、この世界で
____どうするつもりなのですか? :』
( 彼らの様子に、変わりものへの目を変え )
『: …機械、人間…どちらを取り
敵を定める…その、意志がありますか? :』
「(…うわ)」
綴さんに、選択肢を出した
己は口を閉じつつも、ちらりと隣の彼女を見る
「……………ふむ」
口元に手を添えて、それだけを零す、そして
「─正直にいってしまうと、私は機械の味方でも、人間の味方にもなりませんわ、あの場所場所で私が戦ったのは、それが『一方的な武力行使』であったからにすぎません」
敵にはなるが、味方にはならない、そう、彼女は告げる
「どちらかが一方的に、武器を持たない相手に殲滅を測るのであれば、なるのであれば、私はそちらを壊します、互いが武器を持ち、戦争をするのであれば、私はそれを傍観します」
「ということで、どちらでもよいのです、さほど興味は湧きませんから」
強いて言うのであれば、今後の展開次第ですわ!
と、そう、笑顔で、彼女は告げた
「……………」
(相変わらずだなぁ、この人は、軍を辞めてから味方をする側がいなくなってから、さらに顕著に出てやがる)
・・・・・・・・
綴さんの、公平癖
『: ………… :』
( 改め、窓 扉…外へ通ずるあらゆるものを見
…最後に 綴と、そう呼ばれる和服の女へ眼を向ける )
『: …それがあなたの意思、…あなたの姿勢
__"イレギュラー"、その考えのみであるなら…:』
_______
『: …今回の件ついては、本当に感謝しています :』
____ですが…
『: …貴女は …もう、私とは
関わらぬ方が良いでしょう :』
(____鋭い視線)
「……」
「待ちなさい、朧くん」
がたりと、椅子から立ち上がる部下を制止し、目の前の彼女を見る
「……それは、一方的な戦いになるから、なのでしょうか?」
微笑みを崩すことはなく、といかける
『: ……貴女の思想、言い分…それらが
嘘を含めないのならは… …私と… …いえ
〖我々〗は必ず貴女と戦うことになります :』
『: …無意味で、残念な事です …
あらゆる場所の 如何なる争いよりも。
___それを避ける為に … :』
( 手元の端末を操作し … )
『: …私たちは会わない方が良いのです
___思想でも 消費でも …個人的にも
貴女との戦いは 無いようにしなくては… :』
「…………そうですか、残念ですわ、せっかく知り合えたというのに」
そこまでの言葉を聞いて、見ていた彼女から視線を外す
「……一方的、そうおもって、手を出したつもりでしたが、そうですね、そう告げられるのであれば」
「えぇ、傍観者となりましょう、そして、あなた方が、無力に対してその力を振るうのであれば」
私は敵へとなりましょう
( 会話を聞きながら表情を消し少し考え込む様子を見せた後、また食えない笑顔を浮かべて、肩をすくめ、目を閉じ首をふる。そもそもそう言われてもボクには分からない…自分にできることは )
「 そう言われてもなぁ…、せいぜいボクにできることは言われたとーりに動くだけだからなぁ 」
( あはっと笑いながら人差し指の指輪を触りながら、少し困ったように眉を下げる。「研究員の人にもなにも言われてないし、ボクそういうの決められないの、ごめんねぇ」と笑顔で付け足し、緊張感の欠片もなくふわぁとあくびをした後眠そうに目を擦りながら言葉を続ける )
「 だからボクもお姉様方と同じ傍観者ってことになるのかなぁ…?んー、よく分からない 」
『: ……帰りの道を用意しました。…今、首都へ繋がる
第5線路に存在する防衛部隊を退去させています :』
( 扉の鍵を開き …3人の顔を見ようとも せずに )
『: 私に可能な事、提供可能な物事はこれだけです
……貴女方が、これから先 敵となると加味する
その結果としては、こうなるだけなのですが__:』
( 一足、先と部屋を出 …三名に向けて振り向く )
『: …… :』
(___そこからは …もう、言葉もない)
「………」
指を頬に添え、彼女の様子を見る
「……あなたは、本当に、この街で争いを起こしたいのでしょうか」
そして疑問を呟く
「いえ、正確には、争いに加担したいのか、という事でしょうか、うーん上手く言葉が見つかりませんね」
もっとわかりやすく…どうしようかしら、などと、困ったように告げる
「あなた、あまりにも優しすぎますわ、このまま逃せば、私たちは敵対することになるやもしれないのに、どうにか味方に引き入れようとする素振りもなく、まるで諦めているかのよう」
( … その言葉に 暫し、脚を留める )
『: … 最後の問答にしましょう
結論から言えば、その質問の答えは [ノー] です:』
『: "我々"の行動目的、それは… 都市の人間
地下のAI …それらを含めた、この世界に於ける
ありとあらゆる全ての抑制、調整、修正…"再生"。
… …それ以上の行動論理は存在せず また必要としません:』
(貴女の、…顔を眺める 揺らぎに感じる、或いは付随しない)
『: … その理由には、一部として私の個人感情が
混じっているかもしれません。… …ですが、…
____今 これは知るべきでは無いことでもあります :』
( ……段々と、外の空気に不穏の混じり行く__ )
『: 何時か。…、私の言うように 貴女達が
その立場、高い干渉と武力を示したと判断した時…
……答えを示しましょう … …以上です :』
( 扉の陰、… 歩き去れば、後は出口が残るのみ )
______[襲撃] 間際。
「 ……んふっ」
( 飴を一つ口に含みカラコロと転がしながらそっと目を閉じる。交渉が失敗したってことはそうなるよねぇっと見えた未来に対して心のなかでそう呟き。先ほど桜のお姉さまが提示した条件などを考えれば、こちらからは手を出せない、はず…。傍観者って立ち位置を選んだのは一応ボクだしねぇと考えながらそっと指輪をくるっと回し。まぁあの反応からみるに桜のお姉さまはともかく隣にいるお兄さまに対しては無駄な努力なんだろうなとおもいつつも、欠伸をこぼしながら小さな声で誰にも聞こえぬように呟く)
「 ボク囮役やるのが一番生存率あがりそ〜 」
( あくまでも未来は仮定にすぎない。何事もなく終わるのが一番だよねぇともうなにも確信に近いことをいってくれなくなった彼女の背を見てぼんやりと考え )
「…綴さん」
「…えぇ、わかりました、これで終わりでございます」
朧が声をかけながら、す、と差し出した手に、己の手を重ね、立ち上がりながらそう告げる
「お嬢様、あまりそんなことを仰らないで、大丈夫です、きちんとお守り致しますから」
「そーだぞガキ、……つーかお前マジで誰」
そして囮、という言葉に、一人は柔らかに微笑み、一人は眉間をしかめながら少女に対して指を指す
「 あはっ、二人とも雪梅みたいなこと言うんだねぇ〜 」
「 まぁ、ボク腕と足の二、三本吹き飛んでもへーきだし!いたいとかわからないからねぇ〜 」
( こてんと首をかしげながらくすくすと笑いながらすっと目を細めて。まぁあの子とはそのうち合流するんだろうなぁととぼんやりと思いながら、名前を聞かれてどうしようかなぁと少し考え込む様子をみせて。この前あった情報屋の彼の顔を思いだしなら楪でいったほうが無難かなぁなんて考えながらにぃっと笑顔を作り、へらへらとした様子で話しかけて )
「 ん〜、桜のお姉さまはアルファお兄さまとお知り合いなんだよねぇ 」
「 なら「楪」、ゆずとでも好きなように呼んでねぇ〜、性別とかもわからないからお姉さまとお兄さまがそうだとおもった性別で接してくれればいいよ〜 」
「あら、あらあら、そうでしたか、それはそれは」
口に手を添えながら、告げられた言葉に少し目をはる
「………」
「では、楪様、よろしくお願いしますね、でも、ご無理はなされませんように」
そう告げる綴とは違い、何も発さない朧
「(……アルファねぇ…)」
____[地上への脱出口]
夜のくらやみ …いずれは陽明け。__並みいる鋼
残らず立ち去り__ 残り 待ちいずる、ー 牛歩夜道__!
( … ひときわ、警備の目立ちに事を欠かない
登りの車両 …そして トンネル。…約束の通り
警護に群がる機影が失せども、…地上へ続く道
それでも穴の内に籠る闇、無限に思えるほどの暗__ )
___[設備全体放送音]
『( 警備部隊 警備部隊全体へ
これより正面、地上トンネルを使用し
地上で待機中の車両へ特殊物資を輸送します … )』
『( 非常に機密性の高い物資であるため
展開中の警備部隊は退去してください
繰り返します、地上トンネルの警備部隊は退去してください )』
____
( 何やら、妙だ。 と__訝しげに放送の指示に従い
トンネル周辺の機影たちは蜘蛛の子を散らすように… )
(…一応上げ)
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