こんにちは、リリアンです!
ここでは私の考えたkzの小説を書いていきます!
みなさんは、雑談&小説は書かないようにお願いいたします。(書くなら、私の立てたスレ「kzファン大集合!」でお願いします)
感想はじゃんじゃん書いてください。
いつものkzや現実社会との違い、誤字脱字あるかもしれませんがよろしくお願いします!
あ〜あ〜!すみません!名前、リリアンではなく北城舞香です!(リリアンはかなり前に使っていたハンネです)
3:北城舞香:2019/04/03(水) 13:53 ID:Eq2 じゃあ小説書きま〜す!
消えた記憶は知っている
1 文芸部の新部員(彩目線)
「立花、ちょっと来いよ」
放課後のチャイムがなった途端、私は学年一のイケメン片山悠飛に呼ばれた。
「部室、来いよ」
「なんで?今日は部活の日じゃないでしょう?」
「文芸部に新しい部員が入るんだ」
新しい部員⁉
誰だろ、私の知っている人かな?
「失礼します」
部室の戸を開けると、部長と副部長、それに私の知らない女の子が立っていた。
「お、悠飛!遅いじゃん。何、立花さん連れてきたの?悠飛、立花さん好きだね」
副部長が悠飛の頭を小突く。
「ちげーよ。新部員が入るって言ったら立花も行くって言ったんだ」
え………私、悠飛に呼ばれてきたんだけど。
「ほら、悠飛の嘘つき。立花さん、ポカンとしてるよ。」
「あー、もー、わかったよ。立花。実は部長副部長と顧問の俺がいれば良かったんだ……お前、やっぱ忙しいだろ。呼び出して悪かった、帰っていいよ。」
悠飛は少し申し訳なさそうに言った。
「いいよ、せっかくきたんだし、新しく入る子、紹介して。」
私がそういうと、さっきの女の子が私に歩み寄ってきた。
「雲原絵里花です!1年生で、悠飛と同じクラスです!」
絵里花と名乗る子は、ハキハキとした口調で自己紹介をした。
「私は立花彩。よろしくお願いします」
「へ〜、ねぇ、彩って呼んでいいかな?私のことは絵里花でいいから!」
「いいよ!絵里花ちゃん」
とりあえず、今はここまで。(長くなってしまったので)
kzの事件要素少ないかもです。
雲原絵里花は、「くもはらえりか」と読みます。
「……だから、このキーを押すと……」
私は今、絵里花ちゃんにパソコンの使い方を教えてあげている。
絵里花ちゃん、紙に書くのは得意らしいけど、パソコンは使ったことがないんだって。
ローマ字はできるらしいから、サイトの開き方とか教えてあげるだけなんだけど。「妖怪パソコンは知っている」で私はパソコンについて知識を蓄えたから、教えるのが楽だった。
絵里花ちゃんも吸収は早くて、すぐに慣れてしまっていた。
「あ、いけない!こんな時間だ!塾に行かなきゃ!」
私は秀明があるのを思い出して、部室を飛び出そうとした。
「彩、色々教えてくれてありがとう!彩はどこの塾に通っているの?」
「秀明ゼミナールだよ。じゃあね、また明日」
私は急いで家に帰り、秀明に向かった。
では「消えた記憶は知っている」の2章書きます!
2 テストの報せ
「……では、今日の授業を終わる。」
ふぅ。やっと秀明の授業が終わった。
そうため息をついたのもつかの間。
「君たちにお知らせがある。二週間後の日曜日に、国数理社英の5教科のテストを行うことにした。」
え〜〜〜!!!!!
二週間後ってすぐだよ?勉強する時間が少ない。
「そのテスト結果は、みんなの通う学校にも報告をする。みんな頑張ってくれ」
え〜!
私はどよ〜んとした気分で夜道を歩いた。
ハァとため息が出る。その時、肩に何かが載った。
キャァァァァって叫ぼうとしたけど、叫べなかった。
だって、口が塞がれてしまったんだもの。
っていうか、私誰かに襲われてるよね?
殺人犯か誘拐犯じゃないよね⁉
「静かに!俺だ」
その声は上杉君だった。ホッ。
「テストのこと聞いただろ。俺も毎日は無理だけど、数学くらいなら、教えてやってもいいぞ。」
「ありがとう。教えてくれたら嬉しいな。」
「じゃあな、気をつけて帰れよ。」
「じゃ、じゃあね」
上杉君に解放され、私は家へ歩いた。さっきよりも足取りが軽い気がする。
これも上杉君のお陰で安心できたから、かな。
その時私は知らなかった。
上杉君が「おやすみ天使さん」と言ったことを。
2章はここまで。
まだ全く事件性のない事件ですが、いったいどんな事件に発展していくのでしょうか。
乞うご期待!
楽しみにしとる
7:北城舞香:2019/04/03(水) 22:18 ID:Eq2 あかり!ありがとう!物語、ミミズ大行進状態だけど、毎日進めるつもりだからよろしく!
あと、2章も彩目線ね!さっき書き忘れちゃったけど。
じゃあ3章!
3 崩壊の序曲(彩目線)
「絵里花ちゃんの小説すごいね!」
私は絵里花ちゃんが文芸部の入部試験として書いた原稿を読んだ。
物語は、主人公の女の子がただひたすらに好きなカレを追いかけるというシンプルな話だったけど、原稿をめくる手が止まらない、すごく良い作品だった。
「そうかな……?大した作品じゃないと思うんだけど」
「すっごく良いよ!」
私は絵里花ちゃんを褒めまくる。
「ただ、雲原には発想力が足りないな」
そう言ったのは悠飛だった。
その途端、絵里花ちゃんは悲しそうな表情になって、悠飛を見つめた。
「今、私のこと……雲原、って……」
絵里花ちゃんはボソッと呟くように言った。
「え、雲原呼び嫌なのか?じゃあ、雲原さんって呼ぶから」
「あ………その……違うの……なんでも、ない、から……気にし……ないで……雲原で………いい、よ」
絵里花ちゃんの言葉が途切れ途切れになり、顔もぎこちない。
「絵里花ちゃん、ちょっと疲れてるんじゃない?今日はもう帰ろう」
私がそう催促すると、絵里花ちゃんはのそのそと部室を出て行った。
部室の戸がしまった途端、私は悠飛に詰め寄る。
「悠飛、絵里花ちゃんに何したの?」
悠飛は驚いた表情で
「は?何もしてないし」
と言った。
「立花、俺たちも帰ろう。明日になれば雲原もきっと元どおりになるはずだ」
「そうだね」
私は悠飛と並んで校門を出た。
「そういえば悠飛って身長高いね、どれくらいあるの?」
「最近測ってないな、分かんね。立花は?身長もそうだけど、体重も教えろよ」
「身長は150センチ、体重なんて女子に聞くことじゃないでしょ!」
私たちは笑いながら帰った。
その日、秀明に行ったら、驚きの光景があった。
私の席の横にいたのは……なんと絵里花ちゃんだったのだもの!
「彩!一つ聞いて良い?」
早速絵里花ちゃんに言われた。
「何?」
「悠飛のこと、好きなの?」
「友達として、好きだよ」
「じゃあ、さっきいっしょに仲よさそうに帰ってたのは何?あれはカップルのようにしか見えなかったわ!」
絵里花ちゃんの目がギラギラと光る。
「私、2人がいっしょに帰ってるとこ、みたのよ!」
げっ!
じゃあ、早くも第4章!
4 不幸のスタート
「私、悠飛のことが好きなの。正直、結婚したいとも思ってる」
え、結婚ってちょっと早くない?
「だから、悠飛と離れてよ。彩、あなたは私の人生にいらない。邪魔よ」
絵里花ちゃんの口から溢れ出る本音に私は涙が出てきた。
「なんで泣いてんのよ、弱虫」
どうしてこんなこと言うの、やめてよ、ひどいよ。
そう言いたかったけど、声が出ない。
気がつけば、私は教室を出て外へと走っていた。
廊下ですれ違う人が「あの子どうしたの」とか、先生に「立花、どこ行くんだ」とか言ってるけど、無視しきって走った。
「アーヤ!」
誰かに二の腕を掴まれて、私は足を止めた。
「誰………誰なの?」
「俺だよ、黒木だ」
いつもなら黒木くんになら打ち明けようと思えるんだけど、今はそんな気分じゃなかった。
私は黒木くんにしがみついて、泣きながら言った。
「お願い……スマホ貸して。悠飛に伝えたいことがあるの……」
黒木くんは理由も聞かずにスマホを貸してくれた。
「はい、俺だけど。黒木、なんだよ」
悠飛の声を聞いて、私はまた泣いた。
「お前、もしかして立花か!!」
あぁ、悠飛は鋭いな。
「悠飛、私、悠飛にさよならを言うために電話したの」
「どう言う意味だよ」
「お願い、学校で見かけても、文芸部で会っても、私とできるだけ関わらないで」
「俺、お前が困ってるなら力になってやりてぇ。こんな俺が言っても説得力ないかも知んないけど」
「悠飛、さよなら」
私はそれを最後に電話を切った。
「黒木くん、スマホ貸してくれてありが……」
そこには黒木くんはいなかった。それどころか、生徒も先生もいない。
もう授業、始まっちゃったんだ。
1人、心細くなっていると、黒木くんが現れた。
「アーヤ、電話終わったみたいだね。知り合いの大人に頼んで今日の秀明を欠席すると連絡してもらったから、一緒に駅前のカフェでも行かない?」
「うん……」
私と黒木くんは、カフェでカフェラテを注文した。
「黒木くん、スマホ貸してくれてありがとう。返すね」
私は黒木くんにスマホを差し出す。
「アーヤしばらく借りておいてよ。俺ら探偵チームkzと砂原の番号が入ってるし」
私は、黒木くんの言葉に甘えてスマホを借りることになった。
そのあと、私は黒木くんにテスト勉強を協力してもらった。
長くなったので、一旦切ります!
4章の続き↓
翌日の学校は、なんだか騒がしかった。
ここは、掲示板の前。
『立花彩は昨日、片山悠飛君と仲よさそうに帰宅していました』
『立花彩は昨日、塾を休んでkzの黒木といっしょにカフェで過ごしていました。立花彩は黒木に勉強を教えてもらっているようでした』
え………掲示板にはそう書かれた紙が張り出されていた。
「うっわ!片山と黒木に二股かよ!この立花って奴〜」
前にもこんなことがあった。それは「学校の影ボスは知っている」の時。
その時は悠飛が守ってくれたけど、昨日私の方から縁を切ったからもう、守ってくれないだろう。
その時だった。
「お前ら全員呪い倒そうか!」
突然の怒声にあたりが静かになった。
その声の主は、忍だ。
「早く自分の教室に戻れ!」
忍が言った途端、生徒たちはぞろぞろと教室に行った。
「立花、お前……裏学校サイトで叩かれてるぞ」
ウソ……裏学校サイトって、前に翼が叩かれてたところ……
「だが、安心しろ。上杉がすぐにどうにかしてくれるはずだ」
そうか、そうだよね。
「彩、手紙よ!雲原さんって人から」
家に帰ると、ママがそう言っていた。
絵里花ちゃんだ!
『立花彩
あなたから悠飛を離したのね。だけど、悠飛はあなたから離れていかないの。
朝の掲示板の件、 他にも色々なところに貼ったのだけど、悠飛がほとんど剥がしてしまったのよ。
あなたと悠飛が「他人」となるまで、私はあなたを攻撃します。
雲原絵里花』
手紙の内容に、私はゾッとした。
私は黒木君に借りたスマホから、悠飛に電話をかけた。
悠飛は、2コールで出た。
「悠飛、一生のお願い!私に二度と関わらないで」
「立花、一生のお願いだ!お前を守らせてくれ」
「私に二度と関わらないことが、私を守ることなの」
私は、電話を切った。
その後、悠飛からであろう不在着信が20回くらい来たけど、無視した。
全然物語進まない……
なんか最後の方語彙力なくなったし。
春休み退屈すぎるので、更新しまーす!
(なんかほぼ自己満足のための小説になってる………)
5 2人の味方(彩目線)
「ハァ」
最近、ため息ばかりついてる。
学校の教室に入るのが、怖い。
絵里花ちゃんは違うクラスだけど、私のクラスには絵里花ちゃんの仲良しグループの木田さん、林野さん、森口さんがいて、私に「いじめ」を仕掛けてくる。
「立花さん!今日放課後、掃除当番でしょう?」
うん……そうだけど。
「立花さん、塾で忙しいだろうから、ウチらが代わりにやってあげるよ!」
いいよ、じぶんでやるから。そう言いたいけど、言わない。だって反論したらどんなことされるかわからないもの。
「変わってくれるの!ありが……」
「待てよ!立花は自分で掃除当番やるよ!」
どこからか声がした。
「塾忙しいって言っても、立花はちゃんとできるよ」
私の後ろには、マリンと忍がいた。
「どーせ、明日にでも先生にこういうんだろ。『立花さんが掃除当番やってないから、代わりに私たちがやりましたぁ〜』ってな。それで立花が怒られることを望んでんだろ」
3人は舌打ちすると、自分の席に戻っていった。
「あの、ありがとう、マリン、忍」
「いいんだよ、立花」
「私と七鬼はお前を決して見捨てたりしない。仲間だからな。いつだって味方する」
「ありがとう!」
暗闇だった毎日に光が差したような気がした。
6 偽物の罪(彩目線)
今、秀明の5教科のテスト中。
忙しかったし、学校でもいじめ(?)みたいなのがあって、大変だったけど、上杉君や黒木君のおかげでたくさん勉強できたんだ。
で、今は私が得意な国語のテスト。
隣には、相変わらず絵里花ちゃんがいる。
テスト終了まであと10分ほどになった頃だった。
「先生」
絵里花ちゃんの声がした。
「どうした?」
先生が絵里花ちゃんの机に寄ってくる。
絵里花ちゃんは先生の耳元でごそごそと言っている。
「立花」
突然、先生が私の右手首を掴んだ。
「退場だ」
え⁉
私は、されるがまま、教室の外に出された。
「立花お前、雲原の答案をカンニングしただろ!」
してないっ!!
「親御さんを呼んで、塾長と話し合って、お前の処分をどうするか決める」
1時間半に及ぶ話し合いの末、私は秀明に残ることになった。ママにはこっぴどく叱られたけど。
でも、私はカンニングなんかしてない。これもきっと、絵里花ちゃんの企みだ。
翌日、学校帰りに絵里花ちゃんに呼ばれた。
「彩、私の答案カンニングしたでしょう⁉」
「して……ない」
「したわよね!だから退場になったんでしょう!」
「うん……」
「このカンニングのこと、誰にも言わないであげる。だけど条件があるわ」
カンニングのこと、誰にも言わないでほしいっ!
「私、今欲しいバッグがあるんだけど、それ15万するのよ。さすがにお小遣いじゃ買えないから、彩、万引きしてきてよ」
ま、万引きしてきてよ……?
「え、それは犯罪だし、カンニングよりも罪は重いよ!」
「万引きしてるところ、見つからなければいいのよ」
絵里花ちゃんのもが銀色に光った。
「わ、わかった」
さっき絵里花ちゃんに教えてもらった商品をこのお店で取ってくればいいんだ。
ここはとあるショッピングモール。高級そうなものがたくさん売ってるお店で、指定されたピンクのバッグを探す。
「あった」
私は、学校のスクールバッグで商品を隠すようにして、お店を出た。
その時だった。
「君、万引きしただろ!!!!!」
40歳くらいの警官に怒鳴られた。
あぁ、私の人生終わりだ。
「親を呼ぶ。番号は!」
ほんっとうに春休み中暇すぎるので、またまた更新します!
7 絶望の学校(彩目線)
「彩、いってらっしゃい」
「いってきます」
朝、私が出かける先は、浜田中学じゃない。
この前の万引き騒動の時、ママと警察が話し合って、秀明は退塾、中学も私立ではなく公立に通うことになった。若武が通っている一中だ。
私が万引きをしたことは、探偵チームkzのみんなが知っているだろう。
中学校で、若武にあっても無視されてしまう。
一度、声をかけて見たんだけど、「あぁ、立花か。最近この学校に来たやつだろ」って言って、まるで知らないふり。
最悪だ……
8 かすかな希望(悠飛目線)
今日、立花が万引きをしたと、朝のHRで知らされた。
俺は、正直、びっくりした。
そして、立花が万引きなんてするはずがないって思ったよ。
そう思ったのは俺だけじゃないみたいで、昼休みに、立花と同じクラスの七鬼と佐田が、
「お前も、立花はやってないと思うだろ!」
って突進してきた。
3人で話し合った結論は『立花は絶対万引きをしていない。誰かにやらされたんだ。3人で犯人を突き止める』だ。
七鬼曰く、探偵チームで立花を疑っているのは、若武、上杉だけらしい。
この時、佐田に探偵チームkzの存在を教えた。
それで、残りの黒木、小塚、美門にも協力してもらうことになった。
調査の最初は、店の防犯カメラを見ることだった。
どうやってみるんだよ、って思ったけど、美門の「すみません、僕たち、学校で、お店の一週間を調べるという宿題が出たので、防犯カメラを見させていただきたいのですが」という言葉であっさりカメラを入手。
立花が万引きをした日の映像を確かめた。
9 知らされた事実(若武目線)
ありえない、アーヤが万引きしたなんて。
最初はそう思っていたけど、一中に転校してきて、あぁアーヤは本当に万引きしたんだなってわかった。実は、俺たち探偵チームkzのメンバーは、アーヤがカンニングしたことも知っている。俺の中のアーヤは、そんなに悪い子じゃなかった。でも、それはあくまでも俺の想像。アーヤは悪い子だったんだ。
俺は、アーヤの姿を見るのが怖かった。自分が思ってたアーヤに、会えないのだから。
その日は1人、トボトボと学校から家に向かっていた。
「若武くん」
誰かに呼ばれたけど、返事をする気分じゃなかった。
「若武くん!」
一瞬、アーヤかなって思ったけど、アーヤは「若武くん」なんて呼ばない。
とりあえず振り返ってみると、そこには武田菜穂ー俺の初恋相手がいた。
「もう!気づいたらちゃんと振り返ってよぉ!人違いしたかと思って、チョー恥ずかしかったんだからね!」
「悪りぃ」
俺と菜穂ちゃんは、近くの公園のベンチに座った。
「ちょっと、まってて」
そういうと、菜穂ちゃんはどこかへ行ってしまった。
そういや、この子も浜田なんだっけ?
「はい!これ」
帰ってきた菜穂ちゃんの手には、缶のオレンジジュースが握られていた。
「ありがと」
そう言ったけど、飲む気分になれない。
最近、ずっとこんな感じだ。
「若武くんに言いたいことがあるんだ」
「何だよ」
「あの……立花の、ことなんだけど」
立花⁉
立花と聞いて、俺は目を見開いた。
「若武くんって、立花と知り合いなんでしょ。だったら力になってあげて」
「だけど、あいつ万引き……」
「そのことなんだけど、立花は自分の意志で万引きしたんじゃないんだよ」
へ⁉どういうことだよ!ってかなんで菜穂ちゃんが知ってるんだ⁉
「私、見たの。同じ学校の雲原絵里花って子に立花が脅されていて、万引きをさせられていたとこ……」
「そうか……」
俺の知っているアーヤは、やっぱりいい子なんだ。
「だから、立花を助けてやってよ」
「分かった。ジュースありがと、何円?120円くらいあればいい?」
「それは私のおごり!」
「でもおごられる理由ないし、男が女におごってもらうって、かっこ悪りぃじゃんかよ」
「いいのよ、だって……若武くん、元気なさそうだったから……」
菜穂ちゃん、俺のこと考えてくれてたんだ。
「ありがとう!」
俺は帰り道、自分の体温で生ぬるくなったオレンジジュースを飲みながら、アーヤのことを考えた。
おーーーーー!
結構進んだー!
今回書いてて結構楽しかった♩
このペアも好き❤
あ………やべ……若武に惚れそう……
KZD(KZUでもKZでもいいけど)で、若武目線欲しいっ!!!
おぉおもしろくなってきた。早く続きを!!!!!!!!!!!!
16:ノノ:2019/04/04(木) 19:45 ID:WZE ねぇ舞香、私とリレーで
小説書かない?
ノノさんすみません……他のスレでいいのならリレー小説書きます。
ここのスレは私1人で小説を書くスレにしたいので……
スレたてすぎてて草
19:北城舞香:2019/04/04(木) 20:44 ID:Eq2 10 真実に近づいて……(美門目線)
アーヤが万引きをする直前、誰かと話している映像が映し出された。これは防犯カメラの映像。
話しているというよりは、脅されている、といったほうが正しいのか。
アーヤの話し相手は女子で浜田の制服を着ている。
「俺、こいつ知ってる!」
そう叫んだのは、片山だった。
「雲原絵里花だ!俺と同じクラスの!」
雲原……この女がアーヤを陥れたのか。
その時、ズボンのポケットが震えた。ポケットからスマホを取り出すと、どうやら若武から電話がかかってきたようだ。
「若武、どうしたの」
「突然だが、アーヤは万引きはしていない」
「あぁ、そのこと。俺たちもその事実にたどり着いたよ。お店の防犯カメラを見て、ね」
「くっそ!先越された!俺は現場を見たっていう菜穂ちゃんに聞いたんだ」
誰だ……菜穂って。まぁいいや。
「あとは雲原絵里花に接近し、アーヤに万引きをさせた理由を聞くだけだ」
そう言って、電話を切った。
「で、雲原絵里花に接近して聞き出す役目、誰がやる?」
「俺やるよ、クラスも部活も一緒だし。俺が雲原に1番近いだろうから」
そう言ったのは片山だった。
「じゃあ、片山よろしく!あとで報告頼む」
く〜〜〜〜〜〜!はやくも10章!
今更気づいたけど、上杉&小塚の出番少ないね。
もうそろそろ、『消えた記憶は知っている』、山場に突入しまーす!
ここまではアーヤの葛藤(ちょこっとだけ若武の葛藤も)が見られた(?)けど、今後あの人の葛藤が見られるかも⁉
あと、よく分かんないけど、アーヤよりも男子目線で書いたほうが書きやすい……
忍(もしかしてノノさん?)さん、私スレ立て過ぎですか〜?
最近スレ立てのやりかたしって、たてまくりました!
それは、それは
22:ノノ:2019/04/04(木) 20:50 ID:WZE 私の二重人格の忍が
暴れ出した
ウォォォォォ!
24:忍:2019/04/04(木) 20:58 ID:WZE なぜ俺とノノが同一人物
と分かった!
IDです!
26:北城舞香:2019/04/05(金) 07:55 ID:Eq2 11 消えた記憶と彩の言葉(悠飛目線)
俺は翌朝、雲原が学校に来るのを、校門で待ち伏せていた。
雲原は、数人の女子を引き連れて登校してきた。
「雲原、ちょっとこいよ」
俺は、すかさず声をかける。
すると、取り巻きの女子たちが一斉に声をあげた。
「きゃー!エリ、告白されるの⁉」
「さっすが絵里花!」
あーあ、めんどくせ。
俺は、こいつらに反論するのが面倒だったんで、雲原の手首を掴んで、体育館裏に連れて行った。
「ねぇ〜!悠飛!やっとやっと!や〜っと!私に告白してくれんの〜!」
雲原の一言で、俺の怒りは爆発した。
「ちげーよ!お前、教えろよ!なんで立花に万引きなんかさせた!もっと言えば、塾の国語のテストで、立花がカンニングしたって嘘の情報を流したそうじゃないか!お前、そんなことまでして、立花を陥れたいのか!」
俺は、雲原に迫った勢いで、雲原の襟を掴んだ。
「そうよ。私は彩を陥れたかったのよ!」
「どういうことだ!理由を全部吐け!」
「これはあなたの……悠飛のせいよ!」
どういうことだ……。俺の頭に、鈍器で殴られたような衝撃が走った。
「悠飛、あなたはどうかしてる!」
一旦切ります!
あ………悠飛様はやっぱりカッコいい……!
悠飛は、強くて、美しくて、麗しい……!
じゃ、続き↓
俺がどうかしてるって、どういう意味だ……?
「悠飛、どこから覚えてないの?」
覚えてない?何を?
「まぁいいわ。最初から最後まで全て話すから。悠飛と私は同小で、小6の時同じクラスだったのよ。苗字も、片山と雲原だから、席が近かった」
そんな……!俺と雲原は浜田で始めて一緒になったと思ってた。
でも、雲原の言っていることが嘘だとは思えない。
俺、実は、小学校の頃の記憶があんまり残ってないんだ。クラスメイトや先生の名前もはっきりとは覚えていない。
「で、悠飛は私に言ったの。絵里花のことが好きだ、って」
そういうことか。なぜ、以前に雲原呼びに驚いたのか、その理由は、俺が小学校時代、雲原のことを「絵里花」と呼んでいたからだ。
「悠飛、今の悠飛にとって私は彩に万引きさせた卑怯な人間に見えるかもしれない。だけど、悠飛が私のことを忘れて、彩に目移りして、悲しかったの。彩を最低な人間にすれば、悠飛も彩のこと、嫌いになってくれると思った。彩は、悠飛から手を引いてくれた。けれど、あなたは彩を決して離さなかった。きっと、彩に言われたはずよ。私に近づかないで、って」
そう、なの、か……立花が、俺にさよならを告げた意味が……俺が、いっそのこと立花を切り捨てれば、立花は苦しまずに済んだのかもしれない………。
「だからって、そんな卑怯なことしていいとでも、思ってるのかよっ!」
どこからか声がした。
「七鬼っ!」
七鬼が俺と雲原のそばに来た。
「確かに君は、小学校時代、とても優しい女の子だったかもしれない。だけど、片山を独り占めするために、立花に万引きをさせた。そんなやつ、片山は好きなんかならない!」
七鬼、お前、変人だと思ってたけど、やるときはやる、かっこいいやつなんだな。
「今度、立花に会わせてやる。立花と、立花の親に謝れ!」
「わ、わかった……」
は〜〜〜〜〜〜!!!!!
今度は忍に惚れそう❤
>>24
IDも分からないなんて…
アホな忍
ノノさんって、忍大好きですか?私もkzメンバーの中でも結構好きですよ❤
よぉし!続き、行っちゃおう↓
12 消えた原因と後悔(悠飛目線)
その日、俺は授業に集中できず、離席した。
保健室に行くにしても、保健の先生に迷惑だろうから、行かなかった。
だとしたら、どこに行けばいいんだ。
気がつけば、俺の足は屋上に向いていた。
そこには新鮮な空気があふれていた。
「立花。今どこで、何を考えているんだ」
もしかしたら、俺を憎んでるかもしれない。
それでも仕方がないと思う。
俺はお前を守れなかったのだから。
でも、どうして俺は雲原のことを覚えていなかったのだろう。
なんとなく、心当たりがある。
それは、「危ない誕生日ブルーは知っている」の中で頭を打ったこと。
もしかしたらそれで記憶がなくなっていたのかもしれない。
俺は、立花を守りたかった。
けど、それが、立花を苦しめていたんだ。
もっと早く、雲原の野望に気づいていたら。
立花はこんなことにならずに済んだかもしれないのに。
俺のせいだ。
俺のせいで、立花を傷つけさせてしまった。
雲原、お前の気持ちにも早く気づいてやるべきだった。
俺はこれから、どうすればいいのだ。
俺は……!俺は……!
息が苦しい。空気は新鮮なはずなのに、酸素がまるでない。
その時、「片山!片山顔色悪い。どうした?」
という声が聞こえたけど、誰の声か分からない。
途端、天と地がひっくり返るような気がした。
俺は、地面に倒れ込んだ。
あーーーーーー!
ヤベーーー!
悠飛ぃーーーーーーーーー!
誰の声か分からない声の主に、私がなりたーい!
大好きな悠飛(自称私の彼氏!)を病ませるとか、かわいそうだけど、胸キュンっ!
ぎゃーぁ!
悠飛のせいで、私壊れるぅぅ〜!
>>11 にミスがありました。
も→目です。
すみません。
あとID いつもと違うけど気にしないでください。
半日以上更新してなくて、これ以上長引くと悠飛がかわいそうだから進めます!
今回はストーリーにあってもなくてもあんまり変わらないので、特別編扱いにします。
12.5 行動開始 (美門目線)
「美門、浜田からの書類で足りないものがいくつかある。急ぎのものもあるので、取りに行ってもらえないか」
今日、俺は担任に言われ、学校を欠席し、浜田に向かった。
「おお、美門か。ちょうどいいところに来てくれた。開成に送ろうと思ってた書類があるんだ。持って行ってくれる?」
俺はいくつかの書類を受け取り、浜田の職員室を出た。
このまま帰ってもよかったんだけど、さすがにもうここには来ないのだな、と思うと寂しくなった。
それで、学校を軽く、見て回ることにしたんだ。
それで、見歩いてたら、片山の姿を見つけた。
まだ授業中だぞ?何してるんだ、あいつ。
なぜか片山は屋上の方に向かっていた。俺は追いかける。
あまり近づきすぎるとバレてしまうので、少し離れたところから見張っている。(別に、バレてはいけない理由はないが)
俺は、屋上の戸を開ける。
「片山!片山顔色悪い。どうした?」
片山は、肩で息をしながら、立っていた。
立っているのがやっとなのか、ふらふらとしていていつ倒れてもおかしくない状態だ。
駆け寄った途端、片山はその場に崩れ落ちた。
「片山っ!しっかりしろ」
いくら呼びかけても、応答がない。
俺は、片山を担ぎ上げて、保健室へと向かった。
あ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
もうやばい、死ぬ……
悠飛好きすぎるけど、翼もかっこいい!
最後、担ぎ上げるかお姫様かめっちゃ迷った!……ケド、悠飛の自尊心が傷つくかもしれないから担ぎにした!(←ここで製造秘話明かしてどうするw)
ガァ゛〜〜〜〜〜〜!
ってか、しばらく彩目線なかったね。