こんにちは、リリアンです!
ここでは私の考えたkzの小説を書いていきます!
みなさんは、雑談&小説は書かないようにお願いいたします。(書くなら、私の立てたスレ「kzファン大集合!」でお願いします)
感想はじゃんじゃん書いてください。
いつものkzや現実社会との違い、誤字脱字あるかもしれませんがよろしくお願いします!
4 赤色
「ブリティッシュコロンビア大学の博士が、色の心理効果を調べた。青は集中力UP、黄色は発想力UP、オレンジは社交性UP、紫は潜在能力を引き出す力があるらしい。赤の心理効果は何だと思う?」
さあ…
「赤は警戒心を上げる力があるんだって。だから、標識とか、テストの採点のペンの色が赤が多いんじゃないかな。俺たちは、テスト前の見直しに赤いペン使ったら重要なところは覚えやすくなると思う」
よし!テスト前は赤ペン使いまくるぞー!
「だけどデメリットもある」
え、デメリットあるの?
「ロチェスター大学の心理学者、エリオット博士がこんな実験をした。問題内容が全く同じで、表紙の色が白、緑、赤、黒と異なる冊子を解かせたら、赤い表紙の人が、他の表紙の人よりも20パーセントも成績が悪かったんだって」
頼む!次のテストの表紙が赤じゃありませんように!
「その辺の分野に俺は興味持ってる」
へー!
私たちが感激していた時、
「塾生が倒れたぞー!」
という叫ぶ声がカフェテリア中に響き渡った。
4章終了です!
5 どこが事件なの?
声のする方に、若武たちは走っていく。
私も若武たちの後を追いかける。
「何があったんだよ」
「救急車呼んだ方がよくね?」
「もう職員が呼んだらしいよ」
あたりは騒然!
私は人だかりの中から倒れた人の顔を見たんだ。
倒れていたのは、男子だった。
しばらくして救急隊が来て、倒れた男子を担架に乗せて行った。
その後、私たち探偵チームkzは人だかりの中で合流できた。
「何で倒れたんだろ?」
さぁ………とにかく、何でもないといいね。
「その理由、分かる気がする」
そう言ったのは翼だった。
「これは事件だ」
長いので一旦切ります!
あぁ、中間テスト中の午後って暇だぁ…!
続き↓
「どういうことだよ?」
若武が詰め寄る。
「多分あいつ、タバコ吸ってる。そんな臭いがした」
へ⁉
「あいつは中3だ。タバコを吸える年齢じゃない」
なんであの人が中3だって分かるの⁉
「あいつの制服の胸ポケットに生徒手帳入ってたから見た。潮溜高校附属中学(しおだめこうこうふぞくちゅうがく)3年の高原令だ」
その高原令って人がさっき倒れたのね。
「でもさぁ」
上杉くんが口を開く。
「あいつがタバコ吸ってるって証拠ねぇじゃん。臭いがするって言っても、家の人が吸ってるから付着しただけかもよ」
「いや、家の人が吸ってるって言ってもあんなには臭わない。あいつ、自らが吸ってるよ」
翼の主張に私たちは、そうだね、とも、違うと思うよ、とも言えない。
それは翼の嗅覚でしか分からないから。
「でも、どこが事件なの?」
私の発した一言に、みんなが目を丸くする。
「中3がタバコ吸ってるっていうのが事件だ」
あ、そういうこと。
「黒木、明日までに高原令がタバコを本当に吸っているか調べられるか?」
若武の声に黒木くんが反応する。
「やってみるよ」
「よし!明日のこの時間にここ集合だ!解散っ!」
5章終了です!
6 救いたいんだ
私はいつも通りの時間に秀明に来たんだ。
入ろうとした時、私は見つけてしまった、上杉くんの姿を。
「あ、立花か」
向こうも気づいたらしく、声をかけてくる。
周囲の視線がこちらに向く。
私は気づかないふりをして通り過ぎようとしたけれど、無駄だった。
「逃げるなよ」
上杉くんに睨まれ、思わず立ち止まる。
「今日のカフェテリアの招集の件だけど、中止になった」
え⁉なんでっ!
「黒木がしっかりした情報を掴みきれてないんだって」
そっかぁ。
私は上杉くんに聞いてみた。
「タバコってどれくらい危険なの?」
「喫煙による年間死亡者数は約12万人」
わわ!多い!
「喫煙者は非喫煙者に比べて男性では4、5倍、女性だと2、3倍、肺がんで死亡するリスクが高い!」
わわわ!
「がん死亡者数の約20~27パーセントは喫煙が原因であり、喫煙していなければ防げていたケースが多い」
そうなんだ。
「だから黒木も必死に高原令について調べてるんだよ」
へ?
「もしもこの間高原令が倒れたのが喫煙によるものだったとしたら、命を落としかねない。だから、救いたいんだよ」
そう言った上杉くんは凛々しい顔をしていた。
「ほら、もうすぐ授業始まるぞ。急ご」
6章終了です!
7 真夜中の電話
その日の夜、小塚くんから電話がかかってきたんだ。
「アーヤ、もうこんなに遅いのに、電話しちゃってごめんね」
ん、大丈夫。
「ついさっき若武から連絡が来たんだけど、黒木がすごい情報を入手したんだって」
そうなの⁉
「明日は土曜日だけど秀明が職員会議で休みだから、午後に若武の家に集合だって」
やった!
若武の家の書斎に久しぶりに行けるんだ!
「オッケー」
そう言って電話を切った時、気づいてしまったんだ。
ママが横に立っていたことに。
「もう遅いんだから、早く寝なさいっ!!!!!」
ひぃぃ!
7章終了です!
注意!これは小説の内容に関係ないです。
ハンネ変えました~!
北城舞香→北城舞香@KZ姫(きたしろまいか@かずき)
です!呼び方は今まで通りでいいです!
ごめん。部活で忙しくて来れなかった!大会近くて先生が怖い・・
へぇ~喫煙ってそんなに危ないんだ!20歳すぎたら気をつけよーと!
勉強になる!!
KZ姫ってなんか好き(((o(*゚▽゚*)o)))
190:りんね◆c6:2019/05/29(水) 20:42 ID:Vxc お久しぶりです。
KZの特装版驚異の2000円超え!😱
>>189 KZ姫すき?ありがと!
>>190 知ってる知ってる!半年くらい前の付録アンケートのやつがつくのかな?楽しみ!
ここからお詫びと訂正です。
>>55 にミスがありました。『百人一首かるたは知っている』の3章です。
死語→私語
です。
今更すみません。
ミスに気づかずごめんなさい。
う〜んそれだけではお高いような気が………………
193:北城舞香@KZ姫◆mqA:2019/05/31(金) 20:47 ID:RQs 8 未成年者の喫煙
私は学校が終わった瞬間、急いで荷物を鞄に詰め込んだ。
若武の家にみんなで集まれることが嬉しかったんだ。
だから、急いで学校を出て駅へ猛ダッシュ!
そうしたら、いつも乗っている電車より二本早い電車に乗れそうなことに気づいた。
やったぁ!
電車が来て、車内に入ろうとした時、誰かに二の腕を掴まれた。
そのまま電車から引きずり降ろされたんだ。
「ちょっと!何すんですか!」
そう怒鳴りながら、私を電車から引きずり下ろした人の顔を見て、びっくりした。
だってそれは、翼だったんだもの!
しばらく翼は笑っていた。
翼が笑っている時間が長すぎて、電車はもう出発してしまった。
「もう!何すんの?電車行っちゃったじゃない」
私は翼にきちんと叱ってやろうと思った。
「アーヤ、」
何よ。
「今乗ろうとしてた電車、特急だよ。俺たちの降りる駅、通り過ぎちゃうよ」
え!え!ええ⁉
私は、時刻表のある看板まで確認しに行った。
けれど、翼の言う通りだったんだ。
「翼!ありがと!」
私がそう言うと、笑いを押し殺しながら翼は言った。
「アーヤ、ものすごい勢いで教室を出て行ったから、もしかしたら今の電車に間に合っちゃって乗っちゃうんじゃないかって心配になって、追いかけてきたんだよ」
え!そうなの⁉
翼、ほんとにごめん!そしてありがとう!
この章、すごーく長くなりそうなので一旦切ります!
すみません。作者です。
諸事情によりこれからハンネをコロコロ変えていきます。
ご了承ください。
続き↓
「いらっしゃいませ」
私と翼は、一緒に若武の家に向かった。
すると、島崎さんが出迎えてくれたんだ。
「本日はお昼ご飯はもうお食べになりましたか?」
翼が、いいえ、と答えると、島崎さんは私たちを書斎へ通す。
「ただいま、オムライスをお持ちいたします」
ありがとうございます、と一言言うと、私たちは書斎の戸を開けた。
「アーヤと美門が来たよ」
中には、若武、上杉くん、黒木くんに小塚くんがいた。
旧KZのメンバーで懐かしい気がした。
「あれ、忍は?まだ来てないの?」
私がそう聞くと、若武はかけていたソファから体を起こして言った。
「七鬼、まだ来てないんだ。もうすぐくると思うけど」
あ、そうなの。
しばらくすると、島崎さんがオムライスを持ってきてくれた。
「七鬼、遅いぜ!」
若武が叫ぶ。
「ちょっと俺、七鬼に電話かけてくる」
そう言って黒木くんが書斎から出て行った。
それから1分くらいすると黒木くんが戻ってくる。
「七鬼、いま帰ってきたところなんだって」
え、遅くない?
「今から向かうから、先に始めてていいって」
「じゃ、黒木、高原令についてわかったことを言ってくれ」
長いので一旦切ります!
続き↓
「高原令についてだが…」
ゴックン。
「喫煙してるね」
やっぱり!
「この前秀明で倒れたのも肺炎だ。喫煙が原因だと思う。で、高原令と一緒に喫煙している仲間がいないか調べたんだけど、結構いたよ。名前上げると、町田圭、大場三成、森島健介、飯田隼人、高岡みつる、栗林瑛斗、そして高原令だ」
わ!いっぱいいるっ!
「この7人はクラスメイト。それで俺、タバコの入手経路を調べたんだけど」
うんうん。
「なんと、グループのリーダー格の町田圭自らが、コンビニで、タバコを買っていたんだ」
え⁉
その時だった。
書斎の戸が開き、忍が入って来たんだ。
「七鬼、遅いぞ」
若武が怒りながら忍に言った。
「ごめんごめん。なんかよくわかんないけど、帰り道の反対方面の電車に乗っちゃってさ、帰ってきたらこんな時間」
その場にいたみんなが笑った。
中でも翼は盛大に爆笑していたんだ。
「アーヤはね、今日、危うく特急に乗って、降りる駅を通り過ぎるところだったんだよ」
わわ!それ言わないで!
それを聞いたみんなはもっと笑った。
「乗る前に電車確かめろよ」
「普通は変なとこ行く電車には乗らないだろ」
ハイ、スミマセン。
「話を戻すぞ、アーヤ、遅れてきた七鬼のためにも状況を整理して伝えてくれ」
私は一通り説明する。
「で、町田圭がコンビニでタバコを買っていた時、不審な光景があったんだ」
不審な光景?
「細かいお金で会計を済まそうとしていたんだ」
あぁ!
「それなら私も見たかも!」
私は声を上げる。
「秀明の近くのコンビニで見たんだ。もしかしたらこの中にも見た人はいるかもとは、思ってたけど」
あの人が、タバコを買ってたって言うこと?
でも、私は少し、引っかかることがあった。
「未成年なのに、なぜタバコを買えたの?」
黒木くんが1つ、ため息をつく。
「それが………、俺も遠くで見てたからさ」
長い睫毛を伏せる。
「わからないんだ。ただわかるのは、何かカード状のものを店員に見せていたっていうことだけ」
そっかぁ。
「じゃ、黒木は引き続き調査を!潮溜中はここから割と近いから、周辺で不審な生徒を見つけたら即教えろよ。解散!」
8章終了です!
だらだらと長くてすみません!
入ってもいいですか?
198:花◆mqA:2019/06/02(日) 16:06 ID:MVQ 9 3人の病人
それは、月曜日の朝だった。
学校に行こうとしたら駅の構内でアナウンスが流れていたんだ。
「ただいま当駅で人身事故が発生しました。お客様には大変ご迷惑をおかけしております。バスやタクシーなど他の公共機関をご利用ください。繰り返します…」
どうしよう。
そう思っていたら、翼と忍に合流できたんだ。
「アーヤ、大変だ」
へ?
「ホームから転落した人がいるんだけど」
あ、人身事故ね。
「その人、大場三成っていうんだ」
ん?どこかで聞いたことのあるような?
「あぁ!」
それって、高原令たちと一緒にタバコを吸っていた人の1人だぁ!
「若武には言っておく。学校に遅刻するから、バスを使おう」
オッケー!
長いので一旦切ります!
あと、言い忘れていましたが、このお話の時系列は「消えた黒猫は知っている」より前の話となります。(書いているうちに矛盾していることがわかりました)
すみませんでした!
>>197 美月さんよろしくお願いします!作者です!私はハンネを諸事情によりコロコロ変えていきます。ご了承ください。
>>1 にある通り、美月さんはこのスレに小説は書かないでください。書くなら、私の立てたスレ「KZファン大集合!」でお願いします。(ハンネ違います)感想ください!
>>198
わかりました!
>>197
美月さんよろしく! 呼びタメokですか?私はOKです!
続きがきになる!!いつも楽しみに見てるよ!
中々来れなかったけど大会が昨日終わったからこれからは来れると思う!
あと名前なんて呼べばいい?
>>200
もちろんオッケーです!
私なんかが言うのは烏滸がましいけどかるたの話良かったよ!
私かるた部で、百人一首大好きだから。
その上で言わせてもらうと有名な人は得意じゃなくても一字決まりはすごく速くて
「め」でもう取っちゃうんだ。
私みたいなB級選手でも遅くても「めぐ」で取れるから初心者?のアーヤが取れる確率は1%くらいだよ!
そこが気になっただけだから!あとは最高だった。
蜃気楼のも頑張って!
ps.私は「こぬ」、「この」、「もも」、「もろ」、「ひさ」が得意札です!
>>200ですがちょっと文がおかしいところがあるので訂正します。
あと名前なんて呼べばいい?→これは舞香に言っててハンネがコロコロ変わるって言ってるのでなんてよべばいい?
ということです!ごめん!!
皆様にお知らせです。
ちょっとした事情があり、しばらくはこの掲示板で、小説を書く頻度が激減すると思います。
絶対に書かないというわけではありません。一ヶ月に一回か二回くらいは更新できたらいいな、と思っています。
この間のハンネの件といい、今回の件いい、ご迷惑をおかけしてすみません。
>>203 呼び方はねー、ハンネ変えるごとに変えてもらって結構だよー!もしもミスで前のハンネで呼んでしまっても一回か二回くらいなら許す!呼び捨ては続行でいいよ~!
>>204
わかった!花の小説更新されるの気長に待ってる!
久しぶりです
207:理恵子◆P2:2019/06/23(日) 11:37 ID:EEQ実はずっと見てます!
208:りんね◆c6:2019/06/30(日) 16:21 ID:TOw >>204
りよ。ってか超久しぶりだよね、このスレ。
ゴメンね。なかなかコメント出来なくて………
あっ!でもちゃんと読んでるよ!花のペースがゆっくりになるのなら、わたしもなるべく感想書くわ。
ねぇ、まいってさ、編集会議行く?
8月10日の池袋のヤツ
>>207 はじめまして!ありがとうございます!投稿頻度低くてすみません!
>>209 行くよ!行く行く行く!予約した!
あれ?上の名前花になってる。
千草です。結構前にハンネ変えました。ややこしくてすみません。
私も第1回なんだ!会えるね!ヤッター🥳
って言いたいんだけど………………私もしかしたら用事できるかもしれなくて………近くにならないと分からないんだ😓まだ先のことだから………。
でも!行けたら絶対会おうね!😊
今から楽しみにしてる!
会えたら会おうね!ってか、りんね、ツイッターまたはインスタやってる?
214:千草◆qA:2019/07/15(月) 21:19 ID:ay. 続き↓
帰り道。私は翼と忍と一緒に電車に乗り込んだ。
翼と忍は、ずっとスマートフォンを操作している。
私もスマホ、欲しいなぁ…
そう思いながら二人を見つめていると、二人同時にあっと声をあげた。あまりにもシンクロしていたので、私は驚く。
「黒木からLINE来たんだけど、高岡みつるが道路で倒れたんだって。後からわかった情報だと、高岡みつるは肺炎。大場三成も肺炎だって。黒木曰く、高原令とその二人の共通点が喫煙だから、それが原因で肺炎になったと思われるって」
三人も倒れたぁ!
「で、kz会議を明日の秀明の休み時間に開くって。なんかヤバイ情報が手に入りそうらしい」
私は、その言葉に息を飲む。
ヤバイ情報って、なんだろ。
9章終了です!
1ヶ月以上小説を更新していなくてすみません!
楽しみにしてくれていた方、本当にすみませんでしたー!
実際私自身も話の展開を忘れかけているところがありますので、矛盾等が発生しやすくなっております。
ご了承ください。
ゴメン!やっとらん………………
あ!そうそう今度整理番号だけ教えてくんない?
何もかも教えると個人特定されるかもだから
↑語彙力………………
217:柚子:2019/07/21(日) 22:36 ID:uFg おぉー!!小説!!
楽しみにしてたよ♪ やっぱ千草は小説の天才!
これからもガンバ☆
>>215 返信遅くなってごめんね!整理番号は「10」だった!もしかしたら入り口で整理券回収されちゃう可能性あるからさ、一応スマホかカメラで整理券の写真撮っておいてもらってもいい?
>>217 ありがとー!これからも頑張るね!でも、私は天才じゃないよ……
あと、みなさん!小説全然更新できていなくてごめんなさい!
う………絶賛発熱中………………🤒
明日行けないかも。もし行けなかったら、友達のしほねこ(整理番号「10」の子だよ。)っていう子から手紙受け取って貰えないかな?ゴメンね。
ゴメン………………熱にうなされながら投稿したから普通に整理番号間違えた………………。
221:りんね◆c6:2019/08/13(火) 18:58 ID:vCw さらに友達が手紙を渡し忘れてしまったそうです………………。
ゴメンなさい。
千草ぁ~~いい話だね‼️
こんにちは!みなさん!千草のリア友のすずでーす!
これからよろしくお願いします!一応中一です!千草と学校は違いますが小学校が一緒でした!推しは…天使!翼と忍ぶです!!!!
間違えました!忍です!
224:千草◆qA 雑談:2019/08/20(火) 14:50 ID:JL6 すずは友達!大親友☆
みんな、よろしくね!
10 タバコの入手経路
私は翌日、休み時間になった途端、カフェテリアに驀地!
カフェテリアには、黒木君以外のみんなが揃っていた。
「黒木君は?」
黒木君が情報を持ってきてくれるって言うから集まったのに……
私が聞くと、若武が口を開く。
「黒木、まだしっかり掴みきっていないところがあるんだって。でも少しはわかるところがあるらしいから、遅れてくるらしい」
は、はあ……
「とにかく座りなよ」
翼に催促されて、私は席に着く。
「でもさ、どうやって町田圭はタバコを入手したんだ?しかも自ら購入したんだろ?」
おかしくね、と上杉君が首をかしげる。
「誰かの免許証とか見せたんじゃない?」
「それは無理だろ。顔が違う」
私が発言すると若武が言った。
う~ん。
この捜査、行き詰まるっ!
その時だった。
「今のは半分くらい正解だね」
驚いて振り向くと、そこには黒木君がいた。
遅くなってごめん、と言いながら黒木君は席に着く。
「町田圭がどうやってタバコを入手しているのかわかったよ、それはね……」
ゴックン!
長いので一旦切ります!
小説更新遅くてごめんなさいっ!
ハンネ変えました!
千草→ぴいなっつです!
続き↓
「まず、町田圭の家庭について調べた。母、父、大学4年生の兄である健(けん)、本人の4人暮らしだね。近所の人によると、誰もが見て憧れるような裕福な家庭だったらしい。圭と健も礼儀がよく、優しく成績も優秀だとのこと」
へえ!じゃあ、何で町田圭は未成年にも関わらずタバコを吸うような悪事を行っているの?
「だが、健が1年ほど前に癌になり入院」
わ!
「両親は病気になった健に付きっきりで圭はほとんどほったらかし状態」
わわ!
「来月の3日に手術が確定したが、費用が膨大で圭に私お小遣いは月300円ほど」
わわわ!
少ない……月300円なんて、学用品の補充ができるかできないかくらいじゃん!
「で、町田圭は誰もいない家にいるのが辛くなり、仲間を集めてタバコを吸い始めたらしい。そのタバコの入手経路だが……」
ゴックン!
「町田圭は家に置いてあった健の車の運転免許証を自分のものだと偽って店員に見せ、タバコを購入している」
え!
私は黒木君が言ったことを簡単にまとめ、ノートに記した。
10章終了です!
11 ひったくり
その後すぐチャイムがなり、KZ会議は散会になった。
今は、数学の時間。私の苦手な科目だから一文字も聞き漏らさないように必死に聞いていたんだ。
それはあと5分ほどで授業が終わるという時だった。
「KZだ!」
「若武だ!この前の試合かっこよかったよな」
「上杉がいるっ!私上杉好きなんだよね~」
「え⁉まじ?私黒木」
「小塚もいるよ!」
「七鬼も!」
というコソコソとした声が聞こえて、廊下の方を見た。
何と!そこには若武たちが立っていた!
若武と私の目ががっちり合うと若武はウィンクをしてみせた。
教室内は騒然!!
「今、私にウィンクしたぁ!」
「違うよ!私だよ、絶対!」
「若武のウィンクとか最っ高!」
先生がなだめても、その歓喜は収まらなかった。
授業が終わった途端、教室にいたみんなは若武たちの元へ一直線!お祭りのように騒いでいた。
まだ授業をやっていたクラスの先生が
「静かにしろ!早く帰りなさい!」
と言ってようやく人もまばらになり、騒ぎも収集がついたようだった。
私が廊下に出た時、若武に軽く舌打ちされた。
「お前、おせーぞ。いつまで待たすんだよ」
私待ちだったの?
「俺らのクラス、先生が出張で早く授業が終わったんだ」
そうなの。
「一緒に帰ろうぜ」
は、はぁ……
とっても長くなりそうなので一旦切ります!
続き↓
私はkzのみんなと夜道を並んで歩いていた。
その時!
後ろから走るような足音が聞こえてきた。
そして、その足音の主は一番道路側を歩いていた若武に体当たり!
軸を失って倒れかけた若武を黒木君が抱きとめる。
「……テメェ」
そう言い放った足音の主は男の人の声だ。
男は若武の持っていた鞄に手を伸ばす。
取られる!って思った時には若武は体勢を立て直し、男の手をかわした。
すっかり空中に泳いだ男の手は上杉君に掴まれ、振り払われる。
ええ!どうしよう!何が起きてるの⁉
そう思った時、私の手首は小塚君に掴まれ、近くにあった角まで連れていかれた。
「ひとまず身を潜めよう」
小塚君の声に私は頷く。
しばらくはみんなの攻防戦が繰り広げられていた。
「警察、呼んだ方がいいのかな……?」
と思った時、
「君たち、ここで何をやっているんだ?」
という男性の声がした。
辺りを見渡すと、そこには男性のような姿があった。
若武たちと戦っていた男はその姿を捉えた途端、どこかへ走り去っていった。
男性の影はこちらへ向かって来て、やがて40代ほどの男性の形になる。
「何をしていたんだ?どう見ても遊びではないだろう。君たち、どこの誰だ」
うぅ!迫られてるっ!
私と小塚君がオドオドと見守っていると、黒木君が口を開く。
「僕たちは秀明ゼミナールとハイスペック精鋭ゼミナールに通う者です。ただ今、男の人にこいつの鞄がひったくられそうになって止めていたところなんです」
黒木君の説明に、男性は表情を緩める。
「そうか。僕は教師をやっていてな、うちの学校で最近金銭関係のものがなくなる事件が多く発生しているんだ。お金やポイントカードとかだな。だから、君たちも気をつけろよ。必要があれば僕から警察に連絡しておくが、」
「いいえ、大丈夫です。何も取られていません、警察にも僕たちが連絡しておきます」
黒木君が礼をすると、男性は片手を上げてこう言った。
「僕は、この付近の潮溜高校附属中学3年の学年主任、広尾だ。じゃあな、少年たち」
そう言い残すと、広尾と名乗った男は立ち去ってしまった。
11章終了です!
>>222
こちらこそヨロシクね😊
12 ヤバイ情報って?
あの後、私と小塚君は若武たちと合流した。
「っていうか、あのひったくり野郎、許せないよな」
歩きながら若武が呟く。
「俺、あいつとっちめてえ!」
怖い!
「倍返ししてやる!」
ひい!
「だから黒木、あいつについて調べろ」
若武が黒木君の方を向いた時、黒木君は一つため息をついた。
「さっきの男については大体わかっているよ」
え!知り合いなの!
「みんなも知ってると思う」
私たちも知ってる⁉
「町田圭だ。潮溜高校附属中学3年」
ええ!
驚いたのは私だけではなかったみたいで、若武と忍が同時に大きな声を上げた。
「静かに!」
2人の口を、上杉君と翼が塞ぐ。
「つまりあいつがタバコ吸ってるやつらのリーダーってわけか」
「で、広尾が言っていた金銭がなくなる事件の犯人は町田たち?」
黒木君は「おそらくね」と言って頷く。
「そう言えば!」
私は思い出す。
「黒木君が言っていたヤバイ情報って何?」
私が聞くと黒木君は目を伏せる。
「今のことだよ。町田がこの付近でひったくりをしているっていうね」
わわ!
「しかも襲う人は自分より小さい子や高齢者が多い」
わわ!
「つまりチビの若武が狙われたっていうわけか」
上杉君が笑う。
「どうしてもひったくれない場合は相手をボコボコにしてるらしい」
わわわ!
「でもさぁ」
若武が空を仰いで呟く。
「町田はどうしてそこまでしてひったくりたいわけ?」
翼が口を開く。
「それは簡単でしょ。自分の持っているお小遣いじゃ、タバコを買えなくなったからだ。たぶん、貯金とかも使い切って手持ちがほぼ0円に等しくなったから」
そうかも!
「とにかく!各自、この事件についてわかることは調べるように。明日、休み時間に会議を開くつもり」
12章終了です!
>>33 にミスがありました。消えた記憶は知っているです。
「なら良かったら」→「なら良かった」
です!今更気づいてすみません!ほかに誤字脱字ありましたらご指摘お願いします。
13 もっとヤバイ情報
翌日の放課後。私は、ホームルームが終わった途端、翼に呼び止められた。
「アーヤ、若武からLINE来たんだけど、今日のKZ会議はなしだって」
ええ⁉なんでっ⁉
「黒木が町田を追跡してるみたいなんだけど、こないだよりもっとヤバイ情報が手に入るかもしれないんだって」
もっとヤバイ情報?
「で、黒木がいないと捜査進まないだろ?だから、集まっても意味ないから中止だって」
え……
そう思った時、翼に顔を覗き込まれる。
「アーヤ、悲しいの?」
ん、まあね。私はKZが生きがいだもんっ!
「悲しまないでよ、そんなに。俺も悲しくなっちゃう」
翼……
「じゃ、俺も悲しくなるな」
背後から声がして、驚いて振り向くとそこには忍がいた。
「ってかなんで二人して悲しんでんだ?」
忍が首をかしげる。
「秘密」
翼がそう言うと、忍があっさり言い放つ。
「へえ。お前らそういう関係だったの」
違うから!
早いけど、13章終了です!
皆さんこんにちは、すずです!私も新しいスレたてました!
「探偵チームkzとeyesたちでコラボしてほしいねん!」て言うのをたてたので是非来てください!もちろんナッツも来るんだよ!
お願いします!!!
>>233 行ったよー‼
そして皆さん!ちょっと細かい設定を決めてるので、小説更新遅くてすみません‼(以前よりは早い方)
多分ID 違うと思いますがスレ主です!
14 消えた薬品と町田の目的
私は翌日、秀明の休み時間になった途端、カフェテリアへ驀地!
みんなに会って、事件を解決するのが楽しみなんだ!
私の生きがいなの!
カフェテリアの重い扉を開けると、いつもの場所にはみんなが集まっていた。
私が一番最後だったんだ。
「遅れてごめんね」
と言って、私は席に着く。
「黒木からの報告だ」
若武に催促されると、黒木君は口を開く。
「まず、昨日のことから。昨日の放課後、町田が学校を出たのを見て追跡したんだ。普通に家に帰ったよ。それで30分ほど家にこもっていたと思ったら、突然自転車で家を出てったんだ。その後、どこに行ったと思う?」
さぁ……
「近くのドラッグストアだ。町田はドラッグストアで消毒液とマニュキュア落としを万引きして行った」
わわ!
「多分、買う金がなかったので万引きしたんだろう」
「でもさぁ、」と若武が口を挟む。
「男がマニュキュア落としなんて必要か?」
確かに。私は男性でマニュキュアしている人を見ないかも。
黒木君は「まあ、聞いてなよ」と言って、話の続きを始める。
「その後、町田はドラッグストアを出て薬局へ向かった」
そういえば、ドラッグストアと薬局って似てるようで違うんだよね……
「その薬局では何も盗らず、何も買わずに出てきた」
え!なんで⁉
「その後また違う薬局へ向かった。そこでも何も盗まず買わなかった」
どーしてっ⁉
「で、次に向かった薬局では何やら注文をしていた」
何を注文していたの⁉
「注文していたのは、硫酸だ」
硫酸っ⁉
その時、小塚君が口を開いた。
「硫酸って、薬局に必ず在庫があるとは限らないんだ。劇薬だから、注文しないと大体は入手できない。町田はきっと、急いでいて、硫酸の在庫のある薬局を探していたんだと思う。けれど、3件回ってなかったから諦めて注文したんじゃないかな?」
なるほど!
「それに、18歳未満は購入できないからお兄さんの身分証明書とハンコを持っていったんじゃないかなって思うんだけど……」
小塚君の説明に、黒木君が付け加える。
「あぁ、町田はお兄さんの身分証明書とハンコを持って行っていたよ」
やっぱり!
長~いので一旦切ります!
続き↓
「で、今日俺は広尾に接触した。そこで、町田について聞いたんだ。町田は成績も優秀、運動もできて優しい生徒だったらしい。しかし、」
しかし?
「少し前から広尾は町田たちが喫煙しているのを目撃していた。広尾からしては、我が校の優秀な生徒の名誉に傷をつけるわけには、と躊躇い、注意ができなかった。そんな中、町田が若武の鞄をひったくろうとしていたところを見て、他校の生徒を巻き込んでしまったと後悔し、昨日町田に喫煙のことやひったくりのこと、自分が見た全てを広尾は話したらしい。そしたら、町田はキレて喧嘩になったらしい。その場はどうにかなったものの、町田も広尾のことをかなり信頼していたから、仲が悪くなった。そして今日、潮溜中学で謎の事件が起きた」
ゴックン!
「理科準備室から、薬品が消えた」
わ!
「詳しく説明すると、今日の5時間目、中1のクラスが塩酸を使った実験をしようとしたところ、塩酸が跡形もなく消えていたんだ。それで理科準備室を調べたら、硝酸もなくなっていた」
わわ!
「でも、」と翼が口を開く。
「普通の理科準備室とかって鍵がかかってるものじゃないの?」
確かに!危ない薬品とかもいっぱいあるし!
「それが、潮溜中学の理科準備室の鍵は数ヶ月前から壊れていたんだ。でもこれは故意的なものじゃないよ。で、潮溜中学は生徒を信頼して次の長期休みまでは業者を呼ばないことにした。で、昨日の段階で教師が見たときはきちんと薬品はあった。けれど、今日の5時間目にはなかった。それで、今日理科室を使ったクラスを調べたんだ。今日理科室を使ったのはたった1クラス、中3のB組……町田がいるクラスだった。しかも4時間目だからその後すぐに人が来ることはない。それに加え町田は今日、日直で理科室の戸締りを任されていた。だから最後まで残り、誰にも見つからずに薬品を持ち出すことは可能だよ」
わわわ!
「俺の予想だと町田が塩酸と硝酸を持ち出した。そして昨日盗んだ消毒液とマニュキュア落とし、薬局で頼んだ硫酸で、」
そこまで言ったとき、上杉君突然叫んだ。
「TATPだ!!!」
その声はカフェテリア中に轟いた。
カフェテリアにいた塾生は「え……TATP?ヤバくない?」と理解している人もいたし、「何?そのTAナントカって?」とてんで分かっていない人もいた。私はもちろん後者の方!
でも私と若武を除くKZのみんなは前者のようだった。
「分かってない人が2人いるみたいだね、上杉先生。説明してあげて」
黒木君に促され、上杉君が口を開く。
「TATPって、一言で言えば爆弾だよ」
爆弾っ⁉
「過去にはTATPでテロが起こったこともある」
テロ⁉
「TATPの正式名称は過酸化アトセン。町田が昨日から今日にかけて入手したもので作ろうと思えば作ることも可能だ」
わわ!
「多分町田はTATPを作って何かを爆発させることが目的なんだ。だけど町田はまだ硫酸を持っていない。硫酸を持っていないうちに止めないと」
だね!
14章終了です!
絶対、町田の真似はしちゃダメだよ!!絶対!!だよ!!遊び半分でも町田の真似はしちゃダメ!!
>>226 にミスがありました。
費用が膨大で圭に私お小遣いは月……
というところの私はミスです‼
正しくは「渡す」です!
今さらすみません‼
最近全然乗せてなくてすみません!
中間終わったら載せると思います!!