Nice to meet you!
下手ですが見てもらえたら光栄です。
⇔レスくれると喜びます!笑
☆¨:‐☆¨:‐☆¨:‐
私、雪奈。
冬っぽい名前でしょ?
でも冬生まれじゃないの。真逆でね、夏生まれ。
みんなからは『ゆき』って呼ばれてる。
一応こーこー1ねん。
頭の中しょーろくー。
でも頭いいよ。定期テストなんて200人中150〜155位以内。
ばかって思うでしょ?
それ違うよ。県内で2番目に賢い学校なの。
だからその高校に入れたってことで頭いいってこと。
リア充なんて消えればいい。
なんていつも思ってる。
非リアさん気持ちわかるよ。◎
付き合ったって別れるだけだもんね。
まずちゃんとした恋愛なんてしたことないですし。
でもこれでも高校に入ってから5人と付き合ったよ。
全て向こうから告白、向こうの片思い、私から振るっていうのがお決まりだったけど。
もう恋愛なんてしないよ。
したくもない((o(・ω・。)o))
**
高校入学して、2ヶ月くらいが経った。
校則ちょー厳しい。
頭いい子多いけど、真面目な子は少なめ。
髪の色黒とか守るわけないないないない。
あと30秒…。
う!終わったあ。
退屈の授業。
「さやちーゃん」
沙耶は1番の親友。
沙耶らぶ。
「ゆきちーゃん」
「どうしてちゃん付け」
「だって雪が…」
わわ。沙耶可愛すぎ。
だから彼氏いるんだね。
いつも、リア充消えろ。とか思ってるけど沙耶だけはいいの。とくべつ。
「さや」
あの男の声。
彼は沙耶の彼氏の陽太。
奴は私の最強のライバル。
毎回毎回沙耶のこと取ってくもん。
「雪ごめん!」
「いいの、いいの。らぶらぶしてきな」
「ありがとね」
「授業には間に合うようにね」
「おっけぃ」
あーあー。沙耶行っちゃった。
沙耶が行っちゃってからは近くのガーデンのベンチでぼっち。ぽつん。
ポーチからiPod出して、音楽聴く。
今日は何聴こうかなあ。
ポーチはいつも持ち歩いてるの。
ピンクと黒のポーチ。この色大好き。
中には、iPod、チロル、コロン、ハンカチ、沙耶と撮ったぷりくら1枚。
宝物入ってるよよよ。
ひーまー。
音楽聴きすぎて頭じんじんする。
「あ」
誰か来た。嘘、悠人。
「雪奈」
「おぉ」
こいつだけ雪奈って呼びやがる。雪って呼べって言ったのに。
ぼっちしてる時にたまたま悠人が通ってそれからお友だちになってやった。
「またぼっちしてやる」
「だって沙耶取られちゃったんだもん」
「かわいそ」
「思ってないくせして」
「ばれた?」
「うん」
「てか何聴いてんの?」
「ひーみーつー」
「は?」
「うわッ」
思いっきし片方のイヤホンとられて、悠人の耳に私のイヤホン入ってる。
きしょい。
「ね、早く返して」
「洋楽もいいねぇ」
完ぺきはまったみたい。洋楽に。
ノリノリで聴いてる。
「はい」
「なに」
チロルもらった。
なにこいつ、チロル好きってなんでわかった?
「お礼」
「ありがてぇ」
「うける」
「貸す」
「ん?」
「これからも貸す」
「そりゃさんきゅ」
チロル貰えるならいつでも貸します。
こいつ嫌いじゃない。
頭の中小6で県内有数の高校に入れる主人公ある意味すごい……
4:ぽち:2015/03/07(土) 20:20 ID:DDs
>>3
あ、あの。
テストの点数はいいけど、考えることは幼いってことです!笑
それとレスありがとうです☆
**
ゆっくり教室へ戻った。
「雪、ギリギリですよー」
「すいまそん」
「きおつけな。担任怒っちゃうから」
「あぃ」
沙耶よりも遅くなっちゃったなんて。
気にしてないけれど。
チロル食ーべよっとっと。
あーもんど入りのだ!
うま。
「ゆきー。匂うよ、チョコ」
「え。だいぞーぶ」
「担任来たよ」
「先生、私に優しいから」
ほんとに優しいの。
しかもうちのクラスだけは、女子担任。
可愛い先生だよ。
目ぱっちぱち。女の子からも男の子からも人気。
「本田さん」
あ、言うの忘れてたけど、
私、本田雪奈さんね。
「はい!」
「いい子ね」
「え?」
「チョコ食べましたって顔に書いてあるよ」
自分の顔触ってみて確かめてみる。
わかるはずないけど。
「本田さんは正直だから、バレバレ」
「えへへ」
「いやいや、怒ってるよ」
「以後きおつけます」
「次見つけたら罰与える」
「はい」
意外とこわーい。もっと優しいって思ってた。
男子担任よりは全く怖くないけど。
怒られたから授業受けたくないな。
ガーデンのベンチ行ってゆっくりしよ。
ポーチ持って、iPhone胸ポケットに入れて、準備完了。
後はどうやってこの教室から抜け出すかだ。
仮病!!!
「先生。頭痛いんで休んできます」
「とくべつね」
「ありがとう」
「お大事に」
「はい」
やっぱし優しかった。
顔は引きずって見えたけど。気のせい?
じゃあね〜。
ふぅ。
ここが1番落ち着く。
今度は沙耶も連れてこよ。
__ブルブル
胸ポケットに入れといたiPhoneが鳴った。
なんか、えろい。((((
【沙耶:大丈夫?】
いやあ。沙耶からのLINEだあ。嬉しい。らぶ。
【大丈夫っちゃ!】
【沙耶:よかった(¨*)】
【沙耶、授業がんば!】
【沙耶:嫌だ】
【ばーかぁ】
【沙耶:おめぇしゃんに言われたきゃないわ笑】
【ふふ。じゃーね】
【沙耶:お大事に。】
可愛い。会いたい。
iPhoneのロック画面ね沙耶とのぷりくら。
ふたりともへんがお。
これで我慢する。
「サボり?」
え?悠人?
悠人もさぼりかよ。
**
「ゆーうーとー」
「うぃす」
「ここで何してんの?」
「休憩。雪奈は?」
「さーぼり」
いひひ。さぼり。
仮病。 1人がよかったな。
「つか。俺の学年知ってるわけ?」
「にねん」
風のうわさ。名前もそっから聞いたの。
「ならタメとか呼び捨てとかやめろよ」
「やだ」
「あ゙?」
こわいこわい。
顔笑ってないよ。おふざけだったのに。
「悠人先輩」
「………」
なに。耳赤ーい。
自分で言ったのに。
「ねえねえ、悠人先輩ッ」
「………チッ」
言わしといて舌打ち?!
うざ。ありえんわわわ。
「舌打ちとか…」
「なに」
「言わしたくせして」
「はいはい」
「なにそれ」
「許せ」
「むり」
「おい」
「チロル」
「チロル?なに」
めんどくさい。
次笑ってやがるよ、こいつ。
イマイチ性格つかめん。
「ちょーだい」
「やだ」
「じゃあ許さな〜い」
「調子のんな」
「なら早くちょーだい」
「うざい」
って言いつつもくれた。
2個も。
さすが。こーゆーとこ好きだよ、先輩。
「ありがと、ゆーと」
「お、おう」
照れてる。
意外と照れ屋さんだね。
「私好きだよ。」
「は?」
「あね、優しいとこ好き」
「うざすぎ」
「褒めたよ」
「ムカつかせんな」
「えー。」
「移動する」
「なになに」
手引っ張られてる。
校内入ってってるよ。
まさか………。
やっぱり、ね。
まいるーむ。教室の前。
これ授業受けろってことだよね。
「入れ」
「やっぱ嫌い」
「な?!」
「いじわる」
「頑張ってこい」
「嫌だねーっだ」
悠人にべーッてした。
そしたら悠人帰ってった。
頑張ってこいよ、ばか。
___ガラガラ
私がドアを開けると、みんなこっち注目。
ちゃんと授業聞かないと置いてかれちゃうよ。
「本田さん大丈夫?」
**
先生まで。
嘘って知ってるでしょ?
「大丈夫」
「なら席ついて」
「はーい」
言われなくても着きますけど。立ってるなんて無理。
うわ。
沙耶みてる。
照れる。照れる。そんな見んといて。
『さ、や』
あまりにもずっと真顔で見てくるから口パクで沙耶を呼んでみた。
『』
よくわかんない答えが返ってきた。
授業集中しなきゃ。
知らない奴(男の子)が机に手紙を置いてきた。
らぶれたー!?
今どき古いね。
どきどきしながら手紙を開いてみた。
【愛しの雪ちゃん♪
さぼりちゃんだなあ。全く。何してたか話してもらうからね笑 心配させたから帰りドーナツ屋さん連れてってよね(*´`) 沙耶】
沙耶からだぁ。
わぁーい。だいすき。
愛しの雪ちゃん、とかとか。
萌える。
【さやえんどうちゃん☆
らぶれたー嬉しい!だいすき。連れてってやる。ばかばか。愛してるよ。 雪】
さやえんどうちゃん。
ウィンクあげーるっ。
帰り一緒に帰ろうね。
___
やっと学校終わったよ。
沙耶とでーと。
早く行きたいなあ。
「さーやえんどう」
「さやえんどうじゃないし」
「まぁいいからいいから」
「ばか」
「行こー」
「うん」
手繋ぎたい。
やばい完ぺき沙耶に惚れちゃってるよ。
「沙耶」
「なに」
「手繋ごーよー」
「甘えんぼうだなあ」
「ねえねえ」
「ドーナツ食べてからね」
「けーち」
「お話し聞いてないからさ」
沙耶、あいつに似てる。
悠人に似てる。
いじわるなとこ。
「ドーナツ何にする?」