どうも!えー、友梨です!
これは『普通の生活だったはずなのに………』の続編です!
よく分からない方はhttp://ha10.net/novel/1445163794.htmlを見てみて下さい!
それではスタートです☆
プロローグ
何故捨てたの?
何故離れ離れにしたの?
こんな事をしたくないという気持ちはいくらでもある
でも、せずにはいられない
自分の邪悪な心を操る事ができないんだ
きっと……私を憎んでいるだろう
***************************
何故あなたはこんな事をした?
何故私達を攻撃する?
何も悪い事はしていないはず
あなたはいきなり現れた
まるで私達を待っていたかのように
今は……あなたを倒す事しか考えられない
「莉奈っ!莉奈っ!起きろ!」
私は誰かに揺すられている
誰だ……?
寝ぼけているのか、声の主も分からず、私は目を開けた
うっすらー……っと顔が見える
紫色の髪……相当な美少女……魔法族みたいなマントを来ている……!?
「マカッッ!!!」
私は跳ね起きた
そっか!私は魔法界に来てたんだ!!!
……早くもボケてきたのかと思った……
「莉奈っ良かった〜。もう起きてこないと思ったよ……」
マカは困った顔をした
「いやー、マカー勝手に殺さないでよ〜笑」
「ごめんごめん笑」
もう全くー…
「……此処が魔法界………」
「でも、莉奈達が住んでるところとほとんど変わらないだろ?」
その通りだ
違うところは、ビルやマンションなど、高い建物が無いっというところだけだ
緑がたくさんあり、海もある
向こうの方には大きいお城が見える!
きっと王族が住んでいるのだろう
ところで……
「マカって……会長なんでしょ?その……警察署みたいな建物は??」
そう、肝心なその建物が見当たらないのだ
「あっ……忘れてた!←ちょっと3秒目つぶって…?」
マカにスマイル100%の顔でお願いされると嫌とは言えない
「分かったよー……1……2……3!!もういい?」
「いいよ♪目開けてみて」
言われた通りに目を開けた………すると……
「わっ!!!!」
先ほどまでには無かった大きな建物が町の真ん中にある!!!!
これは……魔法で出したのかな?……
「なんで!なんで!さっきまで無かったのに!?」
「泥棒とか、関係者以外入らないように関係者だけ見えるようになってるんだ〜」
「すごいね!!!」
「だから、関係者以外の人にはあそこが空地としか見えないんだよ」
あっ……だからさっき見えなかったのか……確かに空地としか見えなかった
「…………此処で話すのは悪い気がするんだけど←……優斗どこ?」
キョロキョロしてみても優斗は見当たらない
「それが……私が目を覚ました時にはもういなくって………何処かに飛ばされた可能性があるの!!」
「えぇーーー!!!」
優斗だけが!?あいつ今頃物珍しそうに町の中探検してるんじゃないのか…?
「だから、莉奈を起こして探しに行こうと……」
「え!そうだったの……!?じゃあ早速行こうよ!!」
「あ、あぁ……」
私とマカは魔法界の街中を歩いていた
周りは色々な色の髪の人がいる
赤、青、緑、黄、水色、ピンク……どれも明るい色だ
その中に暗い色の紫色の髪の人物(マカ)と黒色の髪の人物(莉奈)が歩いているのだから、ひときわ目立つ……
私は自分の髪に目をやった
「え!?なんで黒じゃないの!?」
「どうした?」
マカか覗き込んだ
「ねね、私の髪黒じゃなかった?」
するとマカは黙った
「………確かに…此処に来たとき何かおかしいなぁとは思っていた。
でもそんなに気にはしなかったが……?」
私の髪は綺麗な水色になっていたんだ
黒から水色って……どういう変色だよ!!
呆気に取られている私を見て、マカは口を開いた
「この国の名前はルナマリア王国。色々な色の髪を持つ人が多い国だ。
それぞれ属性を持っている。火、水、草木、光等色々だが、莉奈の髪は水色、つまり氷を操る事ができる」
氷……!すごい〜!!
「莉奈、髪を結んだらどうだ?水色の髪でロングだったらちょっと変だ。
私みたいにポニーテールという髪にすればいい」ハイ
「うん!そうだね!」アリガト
私は髪を結んだ
「でも此処には何故黒色や暗い色の髪の人達はいないの?」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
切ります。
「でも此処には何故黒色や暗い色の人達はいないの?」
「………暗い色はこのルナマリア王国とは別の場所、カトレア王国に多いんだ。
暗い色は暗黒、死を感じさせる色、黒魔法を操る等の能力があるため明るい色が多いルナマリア王国にはいないんだ」
え?じ、じゃあ……
「マカの髪は……?」
マカの髪は前にも言った通り、紫色だ
紫は暗い色に入るのではないか?
「今、莉奈には紫色に見えるかもしれないが、この街中を歩いている人は青に見える。
私が魔法をかけているんだ」
マカはそこまで話すと一呼吸置いた
「……私の家は元々カトレア王国にあった。家族も皆紫色だから私も紫色なんだ。
小さい頃、黒魔法を教えられた。そして、何回も親の命令で人を呪い殺した事がある。
でも、人を呪い殺したり、黒魔法を使ったりするのは私には合わないと感じ始めたんだ。
だから160歳の時家出をして、黒魔法じゃない魔法を勉強しに行ったんだ。この王国に。
もう黒魔法なんてほとんど覚えてないし、あのカトレア王国にも戻る事はないと思う。
だから、私の事は信用していいよ。根っから悪い心なんて無いしね」
………マカにそんな過去があったなんて……
「……マカって偉いね。私だったら自分に合わないとは思わないと思う」
マカは驚いた顔をした
「偉い?私は偉くはないよ。黒魔法は自分に合わないって思って此処に来ただけ」
「昔、マカがそう感じて此処に来たからこそ、今のマカがあるんだね」
マカは笑って
「うん、そうかもしれないね。…なんか話が深くなった。早く優斗を探そ」
と言った
私も笑って
「うん、そうだね。ホントに優斗何処だろう」
「今頃、何処かうろついてるんじゃない?」
マカはクスッと笑った
??side
「ねぇねぇ、お姉様。わたくしもついて行ってはダメですの?」
「ダメです。これはわたくしの戦いです」
「お姉様、わたくしにも手伝わせて下さい。リンゼ様のお役に立てるなら」
「ダメと言ったらダメなの。これはリンゼ様からわたくし宛てに届いた命令ですの」
「ぷぅーー。わたくしも敵を殺りたいですわ」
「小さいあなたが殺りたい等と言ってはダメです。例え才能があろうとも」
「さっきからダメダメと。お姉様は過保護なのですわ」
「わたくしはあなたの事を思って言っているのです。とにかく、わたくしは行ってまいります」
「いつか、わたくし宛てにもリンゼ様の命令が届くのでしょうか」
「ええ、きっと届くわ。あなたには才能があるんですもの」
「お姉様、必ず帰ってきて下さい」
「分かってます。敵に殺られるわけにはいけませんもの」
初めての優斗side!
…………………
「ん〜……もう食べれない……ん?……此処……何処だ?」
俺が目を覚ましたところは見たこともない風景が広がっていた
「あ、そっか……俺、莉奈とマカと一緒に魔法界に来たんだ……っつーことは……此処は魔法界!?」
俺達が住んでる世界とは違い、緑がたくさんあり、ビルもほとんど建っていなかった
ん?……何か忘れてるよーな……
「あぁ!!!莉奈とマカがいない!!!!」
〜〜。。。肝心な事忘れてたーーー
「もう……あいつら何処行ったんだー?探すか」
俺は立ち上がって街中を歩き出した
・・・。
「いない……」
あれから10分くらい探してるだろうか
莉奈とマカは見つからない
ていうか、周りに色々な髪の色をした人達がたくさんいるんだが←
俺達の世界じゃあ、おかしいって思われるな
赤、青、緑、黄、水色、ピンク……
ちょっと気味悪い……
さすが魔法界は雰囲気が違うな
この中だったら茶色の髪の俺は目立つn………
「……え」
「なんで俺の髪、緑なんだ!?!?」
俺は売店と思われる店にあった鏡を見て叫んだ
周りの視線が俺に集中する
「………あはは〜すいません〜」
めっちゃ恥っず!!!笑
落ち着け落ち着け……何故俺の髪は緑になったん……だ!!
これは魔法界に来たときに起こる突然変色というものなのか?←
これが起こるという事は、莉奈の髪も黒から別の色に変色していると考えていいに違いない
(優斗にしては察しがいいなwww by作者)
マカの髪は変わっているのだろうか
そう考えていいに違いない
つまり、探すのが困難になってくる
だからこれだけ探しても見つからなかったのか!!!
はぁ……こんなのゲームみたいだ……
あーーーーーもう嫌だーーー!!!
再び莉奈side!
あれから10分
優斗は全然見つからない
此処に来ているはずだけどなー……
「あっ!もしかして!ゲートを通るとき、私の黒髪に反応して水色に変わったのかな?」
「んーーー、そうじゃないのかな?」
マカは頷いた
「ホントにそうなんだ〜。っていうか優斗見つからなくない?」
ちょっと心配になってきた
「ホントにどーしたものかなー。優斗の事だから何処かにふらついてると思ったのに笑」
「やっぱそう思ったよねー笑」
うーん……どうして見つからないかな……
別の場所にいるとか?
そうだったら今までの時間は何だったのだろうか
ドンッ
私は誰かにぶつかった
「あっ、ごめんなさi………」
「あ、すいませn……」
私は立ち止まった
隣にいたマカも
「どうした?」
と言って立ち止まった
だってそこにいたのは髪が緑色になった優斗だったからだ!!!
「「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?!?」」
(驚き過ぎて何と言葉を発しているのか分かりませんwww by作者)
「莉奈っ!優斗っ!私に掴まれ!」
マカは焦って言った
「「え?」」
私達がぎもんの言葉を言った時には知らない場所に来ていた
「いいぞ、此処なら思う存分叫んで」
マカはニッコリ笑った
では………
「何で優斗の髪緑色になってんの〜〜!?!?!?」
「何で莉奈の髪水色になってんだよ!!!!?!?」
「こりゃ見つからないわけだ……笑」
マカは呆れたように手を振った
四人「「「「皆さーーん!あけましておめでとうございまーす!」」」」
莉奈「物語を一時中断致しまして超番外編に入りたいと思いまーす!」
友梨「いや〜年を越す時にこれが描けなくてすいませんね〜」
優斗「俺はその時年越しそば食べてたぜ!」
マカ「年越しの時には年越しうどんだろ?」
莉奈・優斗「……!?」
友梨「だよね〜。年越しといえばうどん!私も年越しうどん食べましたよ〜」
マカ「ですよね〜!後、ガキ使っていうものと、紅白っていうもの見ました?」
莉奈「あ!見た見た!私はガキ使を見たよ〜紅白は途中途中で見てたけど…」
優斗「俺もガキ使見たぜ!めっちゃ笑ったけどな!」
マカ「ガキ使というものは超面白かった!あれで笑ったらシバかれるなんて逆におかしい笑」
友梨「やっぱ皆さんガキ使ですか!実は私もです笑」
優斗「紅白は珍しく紅組が優勝したんだよな!」
莉奈「司会が嵐じゃなかったからじゃ?笑笑」
友梨「それだけで!?笑」
マカ「嵐?嵐というものはなんだ?」
莉奈「そっか、マカは魔法界出身だから知らないのか〜。ジャニーズのアイドルグループだよ!」
マカ「?」
優斗「もうマカの脳内ヤバいんじゃ?ここの世界の事知りすぎて」
友梨「皆さん初詣行きました?」
莉奈「行きましたよ!三人で!えーっと、南界神社に……」
優斗「俺、中吉だった!」
マカ「私は大吉だ」
友梨「私は小吉だったなー…」
莉奈「私は吉だった」
友梨「珍しく凶はいないんですね〜笑」
莉奈「それにしてもマカが大吉なんて!!すごい!」
マカ「魔法界にはおみくじとなるものが無いからな。初めて引いたが、あれで今年の運勢が決まるとはすごい」
優斗「俺学問なんて書いてあったと思う?『勉強はときどきするものではない。毎日せよ』だってさ!」
莉奈「何それ!優斗にピッタリじゃん!!!爆笑」
マカ「優斗すごいな」
友梨「全くピッタリだよね〜」
優斗「これ見た瞬間ドキッとしたぜ笑」
莉奈「笑…さてと!皆さん!今年も!」
四人「よろしくお願い致しまーーす!!」
友梨さん小説とっても面白いです!
これからも頑張ってください。
にゃむs)ありがとうございます!
頑張りますね(-^〇^-)
本編に戻ろうか……ww
「何で緑色なんだよー!ありえないでしょー!」
私は叫んだ
「知らねぇよー!莉奈だってなんで水色なんだよー!普通俺だろー?!」
優斗も叫んだ
「まさか優斗此処に来たら緑色だったの?」
「そうだよっ。それにしても水色ズルいー!」
優斗はムスッとした顔をした
そんなに水色が好きだったんだー……笑
「まぁまぁ、落ち着いてー」
それまで呆れて見ていたマカが口を開いた
「そうだよー優斗落ち着こうよー」
「お前もだっ!」
「それにしても此処何処ー?」
マカに尋ねた
結構大きな豪邸が建っており、噴水があり、庭が広く、いわば漫画にあるお嬢様が住んでいる家のようだ
「結構大きな家だよなー」
優斗も感心して見上げている
「あぁー此処ー?私の家だよー?」
マカがけろりとした顔で言う
「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」」
はい。私と優斗は叫びました←
「さ、さすが会長……金持ちだ……」
「次元が違うぞ……」
私達は後ずさりした
「ちょ、ちょっと!後ずさりしないでよ!笑」
マカが慌てた
が、笑っている
「家に入らせてもらうぞ!」
優斗は玄関へダッシュ!!した!
「あっ!優斗待てっ!!!」
マカが叫んだ時にはもう遅かった
バチィィィ!!!
「ギャーーー!!!!!!!!!!」
すごい音が聞こえたかと思うと優斗は倒れた!!!
「だから待てって言ったのに……むやみに私の家に触るな……」
マカは優斗を起こした
優斗はまだ失神しているらしい
「マカ、優斗に何が起こったの?……」
「私の家には防電システムがあってな……私の記録システムに入ってない人が触ると感電するようになってるんだ……だから優斗は感電した。死なないけどな笑」
すごすぎるよ……マカの家の防電システム……
「まぁ、記録アプリに入れとけば大丈夫だがな」ポチポチ
そう言ってマカは操作し始めた
「それにしても、こんな防犯装置をつけるなんてすごいよー。家の中には防犯カメラもあるんだよね?」
「あぁ、あるぞ。怪しい行為をしたらすぐに私に通報するよう設定してある。一度泥棒に入られたんだ、感電装置をつける前に」
やっぱお金持ちだから泥棒に入られたのか……
「入られたってどんな感じに?」
「私が捜査している間に窓ガラスが割られ、侵入された。もちろんすぐに連絡が来た。しかも相手がかなりの魔法の使い手で、逃げられてしまったんだ。それからどんなところにも感電装置をつけることになったんだ」
マカが泥棒を逃がしてしまうなんて……マカらしくないなぁ……
「そんなことがあったんだ……っていうか、優斗寝てる?」
「ん?……寝てるな…家に入ろう」
「そうだね」
マカは魔法で優斗を浮かび上がらせ、ドアを開けた
「ただいま。今戻ったぞ」
ん?誰に言ってるのかな?
マカだけが住んでるはずだけど……
「ニャン!」
は?
猫の鳴き声が聞こえたと思った時、目の前に巨大な猫がいた……
黒猫?
とても大きい……
立ったら3m以上ありそうだ……
「稀羅々、よくお留守番できたね」ヨシヨシ
キララ?この猫……マカの飼い猫なんだ……!!
とっても大きい猫飼ってるなぁ……(驚)
「莉奈、紹介する。飼い猫の稀羅々、それと同時に私の世話役だ。つまり…」
マカがそこまで言った瞬間、キララという猫が空中で飛び上がり……
「人間ですニャ!よろしくなのニャ!」
と、衝撃的発言をした
「えぇーーーーーーーーーーー!?!?」
「に、人間が猫?猫が人間で……この人はマカの世話役、飼い猫……」
あぁ……頭がぐわんぐわんしてきた……
「あれ?マカ様、ひょっとして普通の喋り方で宜しかったですか?」
メイドの格好をしたキララが言った
できればそうしてもらいたいんだけどー……
「ん、普通でいいが……」
マカが腕組みをした
「了解致しました!」
メイドの格好をした猫兼世話役は、どこかへ行ってしまった
これからどうなるんだ……?!
あっ、ちなみにキララの人間の姿が想像できない方はこちらを……。
http://ha10.net/up/data/img/5809.jpg
適当にパーッと描いたし、メイド服は初めて描いたので…下手です。
一応、キララはマカの元部下設定でマカを慕ってます。
結構な魔法の使い手です。。。
改めて見ると、マカの部屋ってすごいなぁ……天井には大きなシャンデリア
無数の宝石が付いているようだ
大きなソファー、大きなテーブル、高そうな食器が並べられている棚
ホントにお嬢様だよ……
「あ、ここはリビングだから私の部屋は別にあるぞ」
「えっ、そうなの!?」
別にあるんだ……どんな部屋なのかな!ワクワク
「…別にあるって言っても、魔法の本とか参考書ばかりだぞ?」
「いいよ!見てみたい!!」
「う、うぅ〜……」
声がしたと思ったら、隣にいた優斗が目を覚ました
「あ、優斗!大丈夫?」
優斗は顔をしかめた
「大丈夫なわけあるか……。まだ体中が痺れてる…」
マカ……やっぱ感電装置すごいよ…
「ってここどこだ!?」
優斗は目を見開いた
「ここ?マカの家だよー?」
「はぁ!?マカの家!?豪華過ぎだろ!」
優斗は物珍しそうに周りを見回した
「あら、マカ様。そちらの方は?」
あ、マカのメイド、稀羅々が戻ってきたようだ
紅茶が入っているティーカップを運んで
「ひっ!だ、誰!?」
「マカ様の友達ですか?わたくしはマカ様のメイドである稀羅々と申します。それと……飼い猫でもあります」
「か、飼い猫?……」
優斗は疑っているらしい笑
キララは空中で飛び上がり、巨大黒猫の姿になって
「ニャーーーン」
一声鳴いた
「……優斗……こういう事だ」ニヤッ
マカはニヤッと笑った
「うーーーーーー……」
「優斗っ!?」
優斗は目を回して倒れた
「……莉奈ぁ、これは夢かぁ?俺、おかしくなったんじゃないかなー…」
「いや、おかしくなってないから!笑」
「ニャ?」
マカは優斗にこの家の管理システム、それと私に話した>>4と>>5を優斗にそのまま話した
これからどうなるのかなぁ……((
すいません。前作の途中から莉奈の妹『結衣』の名前が『結菜』になっていました((
気をつけますm(__)m
結衣side
うっ……何これ!
私の両腕両足は何かよくわからない光っているもので固定されていた
「(ガシャン!ガシャン!)はずれないよ……」
「あら、目覚ましたの?」
この声は!
「出たな!おねーちゃんのニセモノ!」
「あらあら、ニセモノなんてひどいわね」
この人はおねーちゃんにとてもそっくりだ
私はこの人に眠らされたんだ……
「うるさい!ここはどこだ!ここから出せ!」
「小3のくせに生意気な……目上の人に対しての言葉はないのかしら」
「分かった。お前悪いやつだな!」
私はそう断言した
「小3のくせに頭が働くわね…ねぇ、知ってる?あなたのお姉ちゃんは魔法使いなのよ」
え?
「何言ってるの?この世界に魔法なんてないっておねーちゃんが……」
「あら、それは嘘よ。あなたのお母さんもお姉ちゃんも、それによく遊んでた優斗お兄ちゃんだって魔法使いなのよ?」
おかーさんも優斗おにーちゃんも魔法使い……?
「お前の言ってる事が嘘だ!おかーさんもおにーちゃんも魔法使いじゃないもん!」
「それならこうしたら信じるのかしら?」キラキラキラキラ……
ん?何か光が……
「あなたの姿を見てみなさい」
いつのまにか目の前には鏡が……
「え、これ私?」
そこには小さい私は映っていなくて代わりに背の高い大人っぽい女の人が映っていた
「そうよ。あなたよ」
「すごいっ!ホントに魔法ってあったんだ!」
「えぇ、私の言う通りだったでしょ?」
「うん!おねーちゃんって悪い人じゃないんだね!」
「信じてもらえて嬉しいわ。ちょっとこれを持ってみて」
そう言っておねーちゃんのそっくりさんが差し出したのは魔法使いがよく持つ棒(ステッキ)だった
「分かった」
持った瞬間気を失った
夢の中でそっくりさんがこう言ったのだけは覚えてる
『私はリンゼ。あなたはこれから莉奈の仲間を討伐するため、私に力を貸しなさい。私の命令だけを聞くように』
「はい。リンゼ様」
「キララはリンゼの事について何か知ってる?」
キララは首を傾げた
「リンゼ?リンゼって、マイーシュ・リンゼの事かしら?」
ビンゴ!
「えっ!稀羅々ってリンゼの事知ってたのか!?」
これにはマカもびっくりだ
「えぇ、そうですが……」
「「「どんな人物なのか教えてくれ!」」」
「え、あ、はい…」
キララは話し出した
「リンゼは魔法学校の私の後輩でした。
今思えば莉奈様にとてもそっくりで、うり二つです。
とにかく魔力が強く、学校でも一目置かれていました。
ですが、いつのころか黒魔法に手をのばすようになったのです。
そしてあのカトレア王国に行ってしまいました。
今はどこでどうしてるのかは分かりませんが……。
私の知っている事はこれだけです…」
そうだったんだ……リンゼってマカと逆なんだ……
「何か人間界の事を話してたりはしなかったか?」
マカが尋ねた
「?あぁ、ちょっとだけ話していましたよ。
『いつか人間界に行って支配してみたいっ!』って……」
なるほど……だから人間界に魔物を召喚したりしてたのか……
「でもリンゼがどうかしたんですか?」
「あぁ、実はな……」
マカはリンゼが人間界に大型の魔物や新種の魔物を召喚していること等を話した
「あのリンゼがっ!?嘘……」
「だから私達はリンゼを倒すためにここに来たの。人間界にいては人間に迷惑をかけるしね……」
「そうだったんですか……納得です」
キララは強い眼差しを向けた
>>友梨(主様)
前作から読ませていただいています、まりまりです。とても面白いです!前作の初めは「あー、恋愛ものか…(残念)」何て勝手に思っていましたが、とても面白い内容で、ずっと笑いながら読ませていただいています。莉奈と優斗のお母様方がまさか英雄だったなんて(゚Д゚)そしてマカさんが一人で戦っているときはとてもヒヤヒヤしてました(゚o゚;;
マカさんの飼い猫(世話役)のキララには本当に驚かされました!大きな猫ちゃんにして、人間にもなれる!まさに神!さすが女神マカ様の飼い猫‼︎
…はい、まとめると、とても楽しく面白く読ませていただいていますと言うことです。これからも頑張って下さい!
まりまりs)来てみたら長文のコメがっ!ありがとうございますっ!
こんな素晴らしい感想をもらえて嬉しいです!
中1の文なのでグダグダになるかも(なってるかも)しれませんが、今後も読んでくださるとありがたいです!(-^〇^-)頑張ります!!
ネットできる〜!ということで更新。
「あ、そういえばマカ様。王様から招待状が届いていますよ?」
キララがマカに封筒を渡した
鷲の紋章が描かれている……
「なんで王様から招待状なんだ?」モグモグ
優斗がキララが出したケーキを食べながら言った
「人間界に大型の魔物が出入りしているだろう?それの調査報告をしに行かなければならない。
レオ国王は私がここに帰ってきたのを察して、招待状を送ってきたんだろうな」
「王様とは何回も会っているんだよね?」
「あぁ、もちろんだ。それに私と国王の娘であるレイネシア姫とは大の仲良しだ」
姫様と大の仲良しっ!?
レイネシア姫って誰だ……?(知らなくて当然だw by作者)
「レイネシア姫様はとてもお美しい方で気品溢れるお方です…!とても綺麗な水色の髪をしております…!」
キララがうっとりとした顔をした
「よし、じゃあ今から行くか。莉奈と優斗も来るだろう?」
「え、来ていいなら……」
「俺はいいぜー」モグモグ
「じゃあ決まりだな!」
……話の展開早すぎじゃない!?
「わたくしは留守番をしておきますので。いってらっしゃいませ」
キララが深々とお辞儀をした
「ちょっと待って、国王に念話しないと……」
マカはそう言って手を耳に当てた
「あーもしもし?お久しぶりです、レオ国王。……はい……調査は行ったんですが………はい……今からそちらに向かおうと思うんですが、よろしいでしょうか?………あ、後、私の連れを連れて来ても………分かりました。すぐに参ります……」
「いいってさ。快くオーケーしてくれたよ」
マジすか!
「おお〜!早速王宮に入るのか!!楽しみだなぁ〜!」
優斗は目をキラキラさせてる
「失礼のないようにするんだよっ?」
「わーかってるって〜」
・・
一応!注意したけど大丈夫かなぁ〜?
「じゃあ私に捕まれ」
「「分かった!!」」
「楽しんできてくだs……」
瞬間移動をしたから、キララの声は掻き消されてしまった
だるーい。でも更新。(゚∀゚)
クプラにハマる。←←←
「「…………………………」」
「?どうしたんだ?固まって……?」
マカが不思議そうに私達を見た
「固まって……?じゃないよ!王宮に来るの人生で一度もないんだよ!?ビックリだよ!」
「ま、まさかこnなに大きiとは思ってなかっt……」
優斗は言葉を濁した
だってだって!あの!漫画によく出てくるお城って感じのやつなんだよ!?←(意味不)
しかも超デカイし!
「まぁまぁ、落ち着いて……」
マカが宥めた
「マカっ!来てくれたのですねっ!」
いきなり声が聞こえたと思ったらマカに何かがぶつかった
というよりは抱きついたに等しい
「レイネシア姫!?」
……………………
「「えー!!!!!!!」」
「この人がお姫様!?」
「そういわれてみればそうだな……」
私は驚き、優斗は納得した
「あら、こちらはマカのお連れ様?
ごきげんよう。そして、お初お目にかかります。
ルナマリア王国第2令嬢、レイネシア・リザル・ルナマリアと申します。
以後お見知りおきを」
レイネシア姫は丁寧にお辞儀をした
そして顔を上げてニコッとした
確かに可愛い
水色のサラサラとした髪はとても美しい
「はじめまして、レイネシア姫。
人間界から来た真壁莉奈と申します。(カタックルシイ)
これからよろしくお願い致します」
ぎゃーーー!!!こういうの苦手なんだけどな…
「え、えっと……。莉奈と同じで人間界から来た……佐々木優斗と申しま……す……?
よ、よろしく。。。」
優斗……緊張し過ぎっっっ!!!
「マカベリナさんと、ササキユウトさんですね(ニコニコ)
よろしくお願いします」
またまたレイネシア姫は深々とお辞儀をした
「それにしてもこの人可愛いですね」
レイネシア姫は優斗に近づいた
しかも顔まで!!!!!
「………!?」
これには優斗もビックリだ。。。
「わたくしが姫だからと言って緊張なさらなくてもいいのに…」クスッ
ちょ、ちょっと!!!!!優斗に近づかないでよーーーー!!!!
優斗は私の方に目を向けて 助けて と涙目で合図した………というように見えた
私の気持ちを察したのか、マカが口をはさんだ
「レ、レイネシア姫……!?レ、レオ国王はいらっしゃらないのですかっ??」(焦&汗)
レイネシア姫はすぐに顔を上げて
「お父様?奥の居間にいらっしゃいますわよ?案内致しますわ」
「あ、後、わたくしの事はレイネシアでよろしいですわよ」
!?お姫様に呼び捨て!?
「そ、それは……」
マカは言葉を濁した
それもそうだ
いくら仲が良くったって、お姫様を呼び捨て等出来ない
するとレイネシア姫は機嫌が悪くなったのか
「??マカ?わたくしの事、呼び捨てに出来ないのかしら?これはわたくしの命令ですのよ?」
………ニコニコ顔で言った
でもそれは明らかに(失礼だけど)暗い笑顔だ
マカも察して
「は、はい……」
仕方なく返事をした
長い廊下を歩いている間………(全て小声)
優斗「(なぁ、あれホントにお姫様か??さっきの笑顔ハンパなかったぞ?)」
マカ「(あんなこと言われたのは初めてだ……)」
莉奈「(さっきの笑顔……黒かった……)」
マカ「(呼び捨てにしていいなんて言われたの初めてだぞ!?)」
優斗「(ちょっとさっきのはキツかったんだけど……)」
マカ「(レイネシア姫は優斗を気に入った様子だな)」
莉奈・優斗「「(それ困る!!)」」
優斗「(俺、莉奈に合図したんだけど!?)」
莉奈「(マカが止めてくれたんだからいいじゃん。でもモヤモヤってした)」
マカ「(嫉妬だな)」
優斗「(え、何?莉奈、姫様に嫉妬してたのか?笑)」
莉奈「(……もう知らないし!)」
というような会話をした…
レイネシア姫に気付かれなければいいけど……
「どうぞ。奥でお父様がお待ちです」
レイネシア姫がニコニコ顔で言った
黒い……
んー。更新Now
ギィィィィィィ
大きなドアが開いた
そこにいたのは……
「レオ国王!お久しぶりです!」
マカが敬礼をした
警察じゃん……笑(いや、警察だけどね!笑)
「おお、マカレット。久しぶりだな。調査は順調なのか?」
白いひげを生やしたいかにも王様らしい人が立っていた
「あ、はい…」
マカは自信がなさそうに返事をした
「そちらが連れかね?」
国王が私達の方に目を向けた
私達はレイネシア姫にしたように自己紹介をした
「おお、はるばる人間界から……。では、余も。
余はレオ・クリスタル・ルナマリアという。この国の国王をしておる。
はるばる人間界から来たのだからゆっくり休むといい」
「はい…」
ヤッバい緊張する!!
「お父様!これからマカと会議ですよね?この方達と遊んでいてもよろしいでしょうか?」
ニコニコ笑顔を私と優斗に向けた
私と優斗は目を合わせた
「(いい?絶対失礼な言葉を言っちゃいけないよ)」
「(あぁ、分かってる…)」
小声でコソッと話した
幸いレイネシア姫には気付かれてないようだ
「あぁ、いいぞ。遊んでくるといい」
レオ国王は快くオーケーしてくれた
そしてマカと話ながら奥へ行ってしまった
取り残された私と優斗とレイネシア姫は顔を合わせた
「さぁ!わたくしの部屋で遊びましょう!」
レイネシア姫にそう言われ、手を掴まれた
「「うわっ!?」」
またもや廊下にさしかかった時、後ろから声をかけられた
かけられたのはレイネシア姫だが……
「レイネシア姫!探しましたよ?何処に行っておられたのですか!」
振り向くと茶色の髪の侍女らしき人が怒って立っていた
「それに隣の方々は誰なのですか?」
「リーゼ……この方々はマカの友達でお客様です。
それに、わたくしの頼んでおいたものはあったのですか?」
リーゼと呼ばれた人はビックリして
「マカ様のお友達様ですか!これは失礼致しました」
「……いえいえ。真壁莉奈と申します。人間界から参りました」
「同じく佐々木優斗。よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願い致します。レイネシア姫、これですよね?」
そう言ってリーゼさんが出したのは……
ん?ステッキ?
「そうそう!これよ!流石リーゼ!よく探したわね!」
レイネシア姫はステッキを奪うように取った
「いきなりこれを探してって言われて困りましたけど……。
で、これから何処へ?」
「わたくしの部屋で遊ぶのですわ。リーゼ、邪魔しないでよねっ!」
レイネシア姫は私達の腕を掴んだまま走り出した
「ちょ、ちょっと!?レイネシア姫!?」
リーゼさんが後ろから大声を出したがレイネシア姫は見向きもしなかった
「わたくしの言葉を聞かないなんて……レイネシア姫何か変ですわ……」
リーゼさんのそんな声が私には聞こえた
暇DAKARA更新ね。
「さぁ!ここがわたくしの部屋ですわ!!」
さぁ!が多いな……まぁいっか←
「めっちゃ可愛いんだけど!!」
豪華なレース付きベッド
いくつものクマや、ネコのぬいぐるみ
大きなピアノ
可愛いピンクの壁紙に、キラキラとしたシャンデリア
「莉奈さんどうもありがとう♪ここにいると落ち着きますわ」
「で、何するんだ?」
優斗が周りを見渡した
「あの!聞きたいのですが、莉奈さんと優斗さんって恋人ーではありませんか?」
ドキッ!!!
「何故それを!!」
「あ、いや、見た瞬間分かりましたわ」
「それを知っててあの行動をね〜」
「わたくしこう見えても恋の話等大好きなのですわ」
そ、そうなんだ……それで私に嫉妬させようとあの行動を……?
頭いいな……←
「それより、ピアノがあるって事は何か弾けるんだよな?」
優斗が話題を変えた
確かに……ピアノがあるのなら弾けるはずだよね……
「ええ、おっしゃる通りですわ。一曲弾いてみせましょう」
おお〜!!
楽しみ!
レイネシア姫はイスに座ると楽譜を広げた
「弾きますね」
〜♪〜♪〜♪
この曲は!!!!
「「幻想即興曲!?!?」」
何で?この曲はショパンが作った曲なのに!!
「この曲はご存知ですよね?これは元々この魔法界の作曲家が作った曲なのです←(設定)
それが人間界に渡り、ショパンという名の作曲家がアレンジし、また魔法界に行き渡り、この曲になったのです」
へぇ〜!そうだったんだー!
「初耳だな」
「そうだね!」
〜♪……
レイネシア姫は弾き終わるとお辞儀をした
パチパチパチパチパチパチパチパチ
「すごい!!上手いです!」
「あら、ありがとう。感謝致しますわ」
「スッゴく上手いな!」
「優斗さんもありがとう♪」
レイネシア姫はベッドに腰掛けた
「莉奈さんは綺麗な水色の髪ですわね」
レイネシア姫はうっとりとした顔を向けた
「あ、いえ、レイネシア………も綺麗な髪だと思います」
私がそう言うとレイネシア姫は高笑いをした
「敬語じゃなくて良くってよ。全然気軽に話していいわ」
「あ、はい…」
「もちろん優斗さんもね」
急に振られてビックリした優斗はただ頷いた
「でもこの髪は正直慣れません……笑」
私はこの言葉を発した時、レイネシア姫は
『あら、どうして?』
と言うと思ってた
だが、返ってきた返事は
「そうですよね。莉奈さんは前黒色だったものね」
だった
私はその場に立ち上がった
「どうして?何故その事を知ってるの?私が黒色だった事は数少ない人しか知らないはず!
それに私がレイネシアと出会った時は水色だったはず!
貴女はレイネシア姫ではないのではありませんか?!!?」
そこまで言った後、優斗もハッとした
「確かに!!!」
すると、レイネシア姫は笑い出した
「ふふっ、わたくしの負けだわ。まさか口が滑っちゃうなんてね。
レイネシア姫に化けたのが間違いだったかしら」
やっぱり違う人だったか!!!!!
声も別人に変わっていた
顔はレイネシア姫だが、あの可愛らしさはもう無い
無表情に等しい
一体化けてるのは誰なんだ!?!?
失礼します( ̄^ ̄)ゞまりまりです!
レイネシアちゃん別人だったの!?まさか⁉︎……驚きです!その発想はなかったです‼︎口がすべっちゃうなんてね、とかめっちゃ可愛かった!!なのに別人⁉︎……誰⁉︎本当に誰だ!はい、なんかムキになっちゃいました。本当に誰なんでしょうね?見ていて「うおおおおお!レイネシアちゃあああああああああぁぁぁぁぁあああん!」ってなってました←
なんかめちゃくちゃになっちゃいましたが、これからも頑張ってくださいね(*^^*)
まりまりs)うわっ!またまた長文感想ありがとうございます!
そういう風に読んで下さってとても嬉しいです!!!
次回の更新をお楽しみに!w頑張ります(`▽´ゞ
平日ネット禁止はツライ。ということで更新。
「やっぱり別人なんだね。本物のレイネシア姫はどこ!?」
私は偽物のレイネシア姫に問い掛けた
「本物?わたくしを倒せば分かるかもね」ニヤッ
偽物のレイネシア姫がニヤッと笑った瞬間、窓がガタッと乱暴に開いて、台風並の風が吹き始めた
チラッと窓の外を見ると、さっきまで雲一つ無い青空だったのに、薄気味悪い曇り空が広がっていた
思わず顔を手で覆った
とてつもなく強い風が吹いてきたからだ
風が止んで目を開けた時、もうそこにはレイネシア姫の姿は無く、別の人が立っていた
おそらく、リンゼの刺客だろう
黒のマントに赤紫色の髪
赤紫色の鋭い目が私達を見ている
年齢は私達と同じくらいか年下か
「誰?」
「わたくしはカトレア王国伯爵令嬢、マリサ・スウィーツァ。
リンゼ様の元に仕える者。またの名を『赤紫の変化師』(レッドパープルチェンジアーティスト)
お前達を倒すようにと、リンゼ様から命令された」
赤紫の変化師……?
変化が得意ってこと?それに伯爵令嬢がこんな悪者なんて……
「お前そんなふうに呼ばれるくらい変化得意なのか?」
優斗は……興味津々!?!?敵だよ!?
「ふん。ナメるな。だったらコイツになってやる」
私を指指した!!!
「やってみろよ」
優斗はもう喧嘩腰だ
「はい、完成」
サッとマリサの方を見ると……私だ…
「おまっ、お前いつ変化したんだよ!?」
優斗はビックリしている
もちろん私もだ
「私の変化スピードはマッハいく。だから、ナメるなって言ったんだ」
マリサはすぐに元に戻った
「リンゼからの刺客……マカに連絡してくるっ!!」
私がそう言ってドアに手をかけた時、邪悪な黒い魔法がマリサの手から解き放たれた
「ぃつぁ!!!!」
手が……痺れる……
私はその場にしゃがみ込んだ
「莉奈っ!?」
優斗が叫んだ
「どうしよう……どうやってマカに連絡しよう……」
マリサの方を見ると余裕の表情で腕組みしていた
「今度の相手も楽勝かなぁ……?」ニヤッ
最近よくゲーマーと言われる……。何故だ……。ということで更新。
「どうしよう……」
ぽつりと呟いた
「ん〜まだ戦ってないけど、もしかして余裕かな?」ニコニコ
マリサは余裕の表情だ
シュッッ
私は剣を出した
この前は光っててよく分からなかったが、綺麗な水色の剣だ
使うのは2回目……
やっぱり、この剣を出した時、魔力が溢れ出てくるのが分かる
「へぇ〜〜、それがウワサの……!」
マリサは待っていましたとばかりにニヤッと笑った
「莉奈……コントロールできるようになったのか……!」
優斗は驚いている
「優斗、私とマリサが戦ってるうちにマカに連絡……!」コソッ
私は優斗に耳打ちした
優斗は頷いた
「何を話したのかは知らないけど、わたくしに勝てるのかな?
……優斗君さぁ……魔法、まだ使えないんだって?じゃあ……まずはっ」
マリサは手首のところから紫色の剣を出して優斗に襲い掛かってくる……!!
危ないっ!!優斗……!!
そう思うと勝手に体が動いた
ザシュュュゥゥ…
「っ!!……」
何とか間に合った……
「優斗に手出しはさせない。優斗っ!今のうちに!!」
「莉奈っ!ありがとう!!分かった」
優斗はドアに手をかけた
「させるかっ!!」
すかさずマリサが魔法を解き放つ
キィィィィィィン………
「私がいるのを忘れてない……?」ニコ
優斗は既に外へ出たようだ
「っ!……ふふっ、まぁいいわ。それにしてもわたくしの攻撃を見切るなんて……流石伝説の英雄の子供ね」
私の事も調べ済みか……
でももうすぐ、マカが来る……!!
スプラトゥーンを買ってとっても舞い上がっているんだが。
楽しくてしょうがない。ということで更新。
久しぶりのマカsideでいきますか。。。
マカside
「……で、リンゼという者が大型魔物を人間界に侵入させていると思ってたところです」
「……なるほど……リンゼという奴はカトレア王国の出身かもしれないのか……」
流石国王は察しがいい……
「私はそう感じております」
「よし、分かった。人間界に余の兵士達を手配させよう」
「助かります…」
ヒューーーーーゴロゴロ…
なんだか外が騒がしいな……
「優斗様っ!?」
ん?優斗?
ガチャ
「大変だ!!マカ!レイネシア姫は……リンゼの手下が変化してた!!!」
ドタッ
「はぁ!?!?」
金曜日まで更新できないから今日最後の更新。
スプラのフェス負けちゃったな…。
マカside
優斗は息を切らしながらドアから出てきた
しかも第一声がレイネシア姫が偽物だったという
「一体どういう事だ……?」
「レイネシア姫は俺らに会うのは初めてだったのに、莉奈が黒髪だった事を知ってたんだ…それで偽物って分かった」
今日、レイネシア姫の調子がおかしかったのは偽物だったからか…
「本物のレイネシアは何処におるのだ!?」
国王が慌てている…!
どうにかしないと……!!
「その偽物は誰なんだ?」
「マリサっていうカトレア王国出身の変化師ってさ!!今莉奈がレイネシア姫の部屋で何とかしてると思う……」
「じゃあ急いで行かなければ!!国王はここに待っていて下さい!!」
「あ、ああ、マカ頼んだぞ」
バンッ
タタタタタ……
私と優斗は走り出した
リンゼの手下なら相当強いはずだ
しかも変化師…逃がせばまた人に変化して、私達の目の前に現れるだろう
そうなったらいつも人を警戒しなければならない
「マカっ!ここだ!」
バンッ
勢いよくドアを開けた
「莉奈っ!」
「あぁ、マカ……この人…強いよ…」
莉奈は結構ボロボロになっていた
「あーあ、分が悪いわ。会長様がお出でとは。ここは一時退却といきますか」
マリサだろう
嫌そうな顔をした
そして窓から飛び降りようとした
「逃がすか!!!」
パシッ
気付けばマリサの足を掴んでいた
「っ!離せっ!元カトレア王国出身、裏切り者のマカレット!!」
ドクン…
裏切り者……?
何故私の事を知っている……?
「マカ!!!!」
ハッ
優斗の声で我に返った
上を見上げるとマリサはもうそこにはいなかった
……油断した…
私とした事が…
そういえば……
「莉奈っ!無事か?!」
莉奈の側に駆け寄った
「マカ…あの人、私達の事は調べ済みだよ…それに…黒魔法がとても強い」
逃がしてしまった…
さっき警戒したばかりなのに…
…………………………
「マカ?」
「何でも無いよ莉奈。レイネシア姫を探さないと…」
「うん……?」
あ"〜〜後1日…
後1日で更新できる…
ものすごくゲームがしたい…明日までお待ちを…
(以上友梨でした…)
ネット禁止は辛すぎるよ…ミバやりたい…。
「レイネシア姫ーー!!!何処ですかぁー!!!」
今、私達はお城の中でレイネシア姫を探している
侍女も騎士も魔法捜査官の人達も……
うーん…いないのかなぁ?
マリサは『私を倒せば分かる』って言ってたけど…ホントかも…
不意に顔を上げると遠くにマカがいるのが見える
「違う!お前達は向こうを探せ!私はこっちを探す!」
すごい…ちゃんと指揮をとってる…!
「マァカァー!!」
大声で叫ぶとマカが私に気づいた!
「あぁ莉奈。まだレイネシア姫は見つからない…」
「もしかしたら此処にはいないんじゃない?」
周りを見渡した
侍女はずっと叫んで探している
魔法捜査官達は何やらそわそわしていて落ち着きがない笑
新米か……?笑
そう思っていたら、一人の魔法捜査官が駆け込んできた
「会長!レイネシア姫が見つかりました!」
「「え!」」
「そっそれは何処だ!?」
「それが……迷いの森でして……」
迷いの森 という言葉を聞いた瞬間、マカの顔が強張った
「迷いの……森!?…」
どういうこと……?
今更だけどポケモン20周年おめでとう!(*^▽^)/
嬉しい〜!ということで更新。(どういうことだよ)
「…迷いの森?…マカ、何処なの…?」
マカの顔が強張ったのが気になって聞いてみた
「おーーーい!レイネシア姫が見つかったってー?」
すると優斗が向こうの廊下から走ってきた
「迷いの森だって」
「?迷いの森?何処だ?」
私と同じ質問だ…
「迷いの森……このルナマリア王国にある暗い森だよ。
複雑な迷路みたいな道のり、今にも何か出てきそうな雰囲気、昼間に行ってもまるで夜みたいな明るさ、何人もの人がその森に行き、行方不明になったことからこの名前がついた…。
でも何故そこに…?」
マカは頭をかかえた
「行方不明になる…!?そんな森に行くのヤダー!」
「でも助けないと」
うぅ…優斗の言う通りだ…
「じゃあ飛びますか…」ハァ
マカはため息をついて私と優斗の方に手を置いた
シュンッ
「あれ!?もう着いた!」
「暗いな…」
周りを見渡した
確かに暗い…
今にもお化けとか出てきそう……!!
ギャァァァヤダー!
「うらめしや〜」
「ギャァァァァ!!!」
「嘘嘘(笑)俺だよ(笑)それにしても莉奈やっぱ面白いな(笑)」
ゆっ、優斗!!!
「優斗ー!!!驚かせないでよー!」ギュウ
優斗の耳をつねった
「痛っっ!!!」
優斗は悲鳴を上げた
「イチャついてるところ申し訳無いんだが「「はぁ!?!?」」そろそろ奥に行きたいと思う」
そ、そうか…
「誰かぁ!誰かいないのー?」
森の奥から大きな声が聞こえてきた
「この声……!レイネシア姫っ!!」
「や、やっぱり!!!!」
熱出してました((
Influenzaじゃないといいけど…まだ病院行ってませんw
「レイネシア姫っ!?何処ですか?!」
マカが迷いの森に向かって叫んだ
「その声は……!マカですの?!来てくれたのですね!」
レイネシア姫と思われる人は嬉しそうに声を弾ませていた
姿は見えないが……
「よし!森に入るぞ!」
優斗はズシズシと歩き出した
「ちょっと待て。此処で単独行動は無しだ。此処は迷いの森、行方不明になるかもしれないんだぞ?」
マカが優斗を止めた
「…それに念のために…」
マカは腰の横にある小さなポケットから何かを取り出した
紫色の液体が入っている……瓶?
「……マカ、これは何?」
「これは『神々薬』というもので、いざという時何かが起こる薬だ。例では敵からバリアで守ったり、魔法攻撃力がアップしたり等、実用例は様々だ。勿論何かに変身したりもする。危険な薬でも無いし、怪しくも無いから大丈夫だ」
…………………………
めちゃくちゃ怪しいんですけど!?
「何かが起こるって最初から分かんねぇのか?((震」
優斗も怪しそうに見ている
「いや、分からない」←
マカはキッパリと言った
「あ、でもー…」
「「ん?」」
「何かを思い浮かべながらだったらできなくも無いな」
「えっ…それってどういう…「まだですのー?!」
レイネシア姫の叫び声が私の声を遮った
「「「あ……」」」
「まぁいいからこれ飲んで」
「「……」」
なんだろうと思いながらもマカが差し出した瓶を取った
ゴクッ
「……何も変化は無い…」
特に力が溢れてくるとか、何かが変化するというのも無い…
「『神々薬』はそういうものだ」
マカは頷いた
「あ、そうそう…優斗、もしかしたら魔法に目覚めるかもしれないぞ」
「え!マジ?よっしゃぁ!やるぜ!」
なんだこのいつも通りの単純さは……((呆
「よし、じゃあ入るか」
マカがそう言って、私達は歩き出した