私とマカは魔法界の街中を歩いていた
周りは色々な色の髪の人がいる
赤、青、緑、黄、水色、ピンク……どれも明るい色だ
その中に暗い色の紫色の髪の人物(マカ)と黒色の髪の人物(莉奈)が歩いているのだから、ひときわ目立つ……
私は自分の髪に目をやった
「え!?なんで黒じゃないの!?」
「どうした?」
マカか覗き込んだ
「ねね、私の髪黒じゃなかった?」
するとマカは黙った
「………確かに…此処に来たとき何かおかしいなぁとは思っていた。
でもそんなに気にはしなかったが……?」
私の髪は綺麗な水色になっていたんだ
黒から水色って……どういう変色だよ!!
呆気に取られている私を見て、マカは口を開いた
「この国の名前はルナマリア王国。色々な色の髪を持つ人が多い国だ。
それぞれ属性を持っている。火、水、草木、光等色々だが、莉奈の髪は水色、つまり氷を操る事ができる」
氷……!すごい〜!!
「莉奈、髪を結んだらどうだ?水色の髪でロングだったらちょっと変だ。
私みたいにポニーテールという髪にすればいい」ハイ
「うん!そうだね!」アリガト
私は髪を結んだ
「でも此処には何故黒色や暗い色の髪の人達はいないの?」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
切ります。
改めて見ると、マカの部屋ってすごいなぁ……天井には大きなシャンデリア
無数の宝石が付いているようだ
大きなソファー、大きなテーブル、高そうな食器が並べられている棚
ホントにお嬢様だよ……
「あ、ここはリビングだから私の部屋は別にあるぞ」
「えっ、そうなの!?」
別にあるんだ……どんな部屋なのかな!ワクワク
「…別にあるって言っても、魔法の本とか参考書ばかりだぞ?」
「いいよ!見てみたい!!」
「う、うぅ〜……」
声がしたと思ったら、隣にいた優斗が目を覚ました
「あ、優斗!大丈夫?」
優斗は顔をしかめた
「大丈夫なわけあるか……。まだ体中が痺れてる…」
マカ……やっぱ感電装置すごいよ…
「ってここどこだ!?」
優斗は目を見開いた
「ここ?マカの家だよー?」
「はぁ!?マカの家!?豪華過ぎだろ!」
優斗は物珍しそうに周りを見回した
「あら、マカ様。そちらの方は?」
あ、マカのメイド、稀羅々が戻ってきたようだ
紅茶が入っているティーカップを運んで
「ひっ!だ、誰!?」
「マカ様の友達ですか?わたくしはマカ様のメイドである稀羅々と申します。それと……飼い猫でもあります」
「か、飼い猫?……」
優斗は疑っているらしい笑
キララは空中で飛び上がり、巨大黒猫の姿になって
「ニャーーーン」
一声鳴いた
「……優斗……こういう事だ」ニヤッ
マカはニヤッと笑った
「うーーーーーー……」
「優斗っ!?」
優斗は目を回して倒れた
「……莉奈ぁ、これは夢かぁ?俺、おかしくなったんじゃないかなー…」
「いや、おかしくなってないから!笑」
「ニャ?」
マカは優斗にこの家の管理システム、それと私に話した>>4と>>5を優斗にそのまま話した
これからどうなるのかなぁ……((