こんにちは!ほのあです!
今日から新しい小説を書いて行きます!
とにかく、明るい系の小説を書きたいなと思っています!
良ければ感想をお願いします!
荒らしや悪口等は辞めてください!
よろしくお願いします!
キャラ紹介
ほのあ…まったり村に越してくる意地汚い村長。下品な事が大好きだが、余計な所で神経質が出る。食いしん坊で大食い。でもお腹は普通。
すずか…運動神経抜群で、運動の事なら誰にも負けない。と言っても勉強は1+1も出来ない程頭が悪い。口が悪く、よくほのあと喧嘩をする。
もも…村一番で個性的なオネェ。と言っても、根は優しい。占いが得意で、その占いもよく当たるとか?化粧濃い。結構ケチ。
れいな…レイレイ煩い語尾野郎。語尾に「レイ」が付く。一度言い出すと、その事を全て聴くまでしつこい。勉強はそれも足し算と引き算だけは一人前。実は酷い神経質で、汚い物を平気で触っているあんこが地上最大の苦手人物。
あんこ…食べ物の事では誰にも負けないくらいの大食いで、語尾には食べ物が付く。テンションが高く、沢山食べてもすぐにお腹が空く。そこら辺で食べ物をくれと言ってくるとしつこいので、無視するか腐ったあんこを投げておくと良い。汚い物が大好きで、悪趣味で汚い物コレクションをやっている。
ここあ…おっとりした目付きで、天然な子。皆からはちやほやされているが、実際はとても腹黒い。ぶりっ娘と言えばぶりっ娘だが、優しい心の持ち主。怖い話が大好きで、怖い話大会だと、皆を驚かせようとしている。
ゆず…元々は幽霊だったが、ある理由が有りももの弟になった。思った事をはっきりと言う。影が薄い。将来の夢は歌手を目指しているが、酷い音痴。影分身の術を使える。
もみじ…よく女の子と間違えられるが、男の子。ドMで、叩かれるのやら攻められるのが大好き。ちょっと変わった性格。リアクションが大きい。
よもぎ…動物や植物を大切にする優しい男の子。まったり村を大切にしようとしている。ほのあの秘書。誰にでもタメ口を使う。落ち着いた性格。
第一話 まったり村で生活しよう!編
ガタガタと揺れる一つの電車。その電車は、まったり村と言う所に向かって行った。人はあまり乗っていないが、勿論乗っている人は居る。
ほのあ「これから新生活が始まるぞー!まったり村、楽しみなのだ!」
一人車両で騒いでいる、小学二年生くらいの少女。だが、顔はあまりよろしくない。名前はほのあ。持ちネタはほのあんぱん。理想のほのあんぱん作りを目指している。手作りのほのあんぱんのを口にしながら、まったり村に着くのを待った。
待つ事三十分後。ほのあは半分残したほのあんぱんをバックにしまい、そのまま寝ていた。しまった後、まったり村に着いてしまったのか、ほのあは電車の呼び掛けで起きる。
「まもなく〜まったり村〜まったり村〜」
ほのあ「ムムム!?寝たばっかりなのにいいぃ!もう着いたのか!早く降りないと!」
横に置いてあったポーチを肩に背負い、慌ただしく電車から降りた。
ほのあ「こーんーにーちーわー!ほのあでーす!今日、この村の村長になりにきまし…」
すずか「うわーあの人じゃんあの人!今日からこの村の村長になるって噂の…」
もも「本当に!?…あら〜、思ったよりもマヌケな顔してるわね…」
もみじ「あの子はドSかな?あの子はほのあって子だっけ?攻められた〜い!」
よもぎ「きょ、今日からほのあさんは村長なのに…し、失礼過ぎる!秘書の僕としても失礼過ぎる!」
駅の前では、四人の男女が待ち構えていた。ほのあが駅から出ると、皆口々にほのあの事を言い出す。
だが、ほのあには人何かよりも、見渡す限りの緑、逞しそうに生えている木。ほのあの目には、人が居るのをお構い無しに、その綺麗な景色を見に前に出た。
ほのあ「うおおおぉぉ!この村、凄い綺麗だよ!此処の村の村長になる何て、最高だ!」
目をキラキラさせて言うほのあ。すずかは、出迎えに来たのを気付かせる様に、無理矢理大きな声を出した。
すずか「あーのー!ほーのーあーさあああぁぁん?聴こえますかあぁー?」
と村全体に聴こえる様な、大きな声でほのあに問い掛けた。だが、問い掛ける言い方もウザったらしい。
ほのあ「…あ、居たの?」
ほのあ以外「いや普通気付くだろ!」
天然なのか、それとも嫌がらせなのか。と四人は思っていた。ももは、とにかく自己紹介をしよう、と場の雰囲気を変えようとする。
もよぎ「それじゃあ自己紹介!はじめまして、僕はもよぎだよ!敬語が使えない者だけど、これでも一応秘書だからね!」
もみじ「はーい!次俺ね!皆からドMドMって言われるもみじだよ!よろしくね〜。」
次々に自己紹介をする住民達。ほのあは、よろしく〜と軽々しく挨拶をした。
ほのあ「で、そこのお二人さんは?」
もも「あぁ!あたし達の事ね、あたしはももよ!それで、此方がすずかよ!」
すずか「よ〜ろしっくね〜?」
ももの自己紹介は良いが、すずかの自己紹介はウザッたらしく感じてしまった。ももの方も、化粧が濃い等と失礼な事ばかり思ってしまう。いつもなら口に出すだろうが、初対面なのだから仕方がない。と表には出さなかった。
よもぎ「それじゃあ、とりあえず…やる事は…家だね!家に行こう!」
もも「あら?もう家決まっているの?」
すずか「もみじが立てたんじゃないか?」
もみじ「俺が立てといたぞ☆しっかりきっくりね!」
ほのあ「おぉ〜凄い!是非見てみたい物だ!」
もみじ「オーケーオーケー!じゃあ連れて行ってあげるよ!実は俺、不動屋やってんだ〜♪」
よもぎ「此処は秘書の僕、おともするよ!」
すずか&もも「私(あたし)も着いて行って良い?」
ほのあ「えぇ…あぁ…うん…」
どうやら、ほのあはこの村の村長として人気者らしい。もみじの説明から聴くと、もみじは不動屋をやっているらしい。ほのあはどんな物なのか見てみたくて、ほのあ達はそのままもみじの跡を着いて行った。
そして、五分くらい立つと、ほのあの家らしき家の前に到着した。それはとても豪華で、しっかりと組み立ててあった。
ほのあ「うわぁ〜!この家!?こんな家に住める何て、最っ高だよ!もみじ!」
もみじ「あ、此処は俺の家だから☆」
すずか「此処、もみじの家だよ!」
ほのあ「えっ?じゃあ、私の家は一体…」
ほのあが家はどれだと聴くと、もみじは歩いて来た方の道の奥を指した。
もみじ「あれだよ!」
よもぎ「こ…これが?」
すずか「よ、予想を遥かに越えるな…」
もも「えっ…これって…どう言う事なの?」
ほのあ「なっ…何じゃゴヤーー!!」
もみじが指した家は、藁で作った様な、ちっぽけな家。外観も悪いし、中も狭そうだ。
もみじ「どう〜?俺が作った家!こんな最っ高に綺麗な家は初めてだろー?なっな?」
ほのあ「おーまーえーとーいーうーやーつーはー!!」
もみじ「ちょっ!?」
ほのあはあんな藁の家で暮らせるか、ふざけるな、と言う思いからもみじに暴力を振ってしまった。
ほのあ「人が期待すれば付き上がって!おらおらおらあぁー!」
もみじ「痛い痛い痛い!でもドM何だ!これもドMなら喜ぶけど痛いいぃー!」
すずか「あーあ、もみじふざけなきゃ良かったのに…」
よもぎ「村長!大丈夫!?今、助けてあげるからねぇ…!でも、どうしよう…!」
もも「はぁ〜…いっつもこうなのよねぇ。もみじって。」
ほのあともみじの喧嘩を見ながら、口々に悪口や思った事を言う。
十分後、ほのあは漸く収まったらしく、スッキリしたと言いながら手をパッパと叩いた。
すずか「うわぁ…酷い傷だなぁ…」
もも「何だか笑えて来るわ…」
よもぎ「村長!大丈夫だった?」
ほのあ「うん!大丈夫だ!そんな事より…もみじ!もっとちゃんとした家を作って出直して来い!」
もみじの体は、傷だらけだった。服はボロボロで、頭にはたんこぶがが有る。ほのあはそれを踏みにじる様に見下ろした。ほのあ達は、もみじを置いて去っていった。
もみじ「は、はあぁ…こ、これもドMの楽しみ所と思えばよろしい…のか…ガクッ…作り直すか。」
そのまま気絶するとでも思いきや、作り直そうと言う正直な気持ちで、家を建て直した。
その頃、ほのあ達は解散してから、ほのあとすずかと一緒に村を見て回る事にした。
すずか「う〜ん…とりあえず、私の知ってる友達を紹介するよ!」
ほのあ「友達?どんな子かな〜?」
少しワクワクしながら、すずかの友達の家へ向かった。
向かう途中も、くだらない話何かをしていた。
ほのあ「ねーねー、パラライカって知ってる?」
すずか「パラライカ♪パララライカ♪…ってやつだっけ?よく分からないけど。」
ほのあ「うんうんうんうんうん!そんな感じ!」
すずか「って言うか何でそんな事聴いたし?」
ほのあ「いや、何となくかな…」
すずか「い、意味分からねぇ…(パラライカ好きなのかな?)」
ほのあ「…やらないか?」
すずか「やらねぇよ?」
ほのあ「うわああぁーん…」
そんな風にくだらない話をしていると、すずかが言っていた友達の家に着いた。
ほのあ「よし!おっじゃまっしま…」
すずか「待って!」
入ろうとすると、いきなりすずかが止めて来た。ほのあはどうしたのかと問い掛けた。
すずか「ここから先は、慎重に行動を取ってね…食べ物語尾で話す人が居ると思うから…」
ほのあ「えー?そんな人居るの?とにかく、この村の村長になるのでお邪魔しまーす!」
すずかの言っている事がまるで分かっていない様に、そのままバタリと勢い良く扉を開けた。
あんこ「れーいっなちゃあぁーん!何処に居るのだんご?あんこが遊びに来たと言うのに失礼だヨーグルト!」
すずか「ほらやっぱり!」
ほのあ「おうぇっ!土足で上がってる!」
すずかが言った通り、食べ物語尾が付き、何とも煩く、騒がしそうな人がうろうろしていた。
あんこ「あっ!貴方達はだぁーレモン?まさかれいなちゃぁん!?変装したって無駄だヨーグルト!早く普段の姿に戻りなさ…」
すずか「あんこ!うるせぇぞ!!」
ほのあ「どっちも騒がしいのだが…」
あんこ「ありゃま?貴方れいなちゃんじゃないの唐揚げ?すずかは知っているけど隣の子は誰なのかナス?」
食べ物語尾のせいか、聞き取りずらいと思ったほのあは、すずかの耳元で小声で言うと、いつもこうだからと言う返事が返って来る。ほのあは、適当にこの村の村長だと自己紹介をする。
あんこ「はじめまシークワーサー!この村の村長とはたまげたの団子!あんこはあんこだヨーグルト!よろしくお願いしまスープ!」
ほのあ「よ、よろしくね…そんで、れいなとか言ってたけど、その子って誰?」
あんこ「あぁ〜!この家に住んでる子がれいなちゃんって言うカレーライス!」
すずか「よく分かんないかもだけど、そーゆー事!」
どうやら此処はあんこの家ではなく、れいなと言う子の家らしい。だが、玄関から廊下は土足で上がっているせいか、足跡の様な土で泥だらけになっている。あんこは用事が有ると良い、逃げる様にその場を去っていった。
すずか「はぁ…また逃げたな。れいなに殴られたりボコボコにされたくないから…って。」
ほのあ「えっ?どう言う事?」
すずか「れいなって子は、よっぽどな神経質何だよ?だけど汚い物が平気なあんこは、土足で入ったり泥をれいなに掛けたりとか…そんな事してるから、それでれいなは激怒!そして、あんこはボコボコにされちゃう…って言う話。まぁいつもの事さ!」
ほのあ「長ったらしい説明ありがとう。」
わざわざ長い説明をしてくれたすずかに感謝し、れいなに会いに行く為、きちんと靴を脱いでから家へと入っていった。家の中は、あんこが土足で歩いた所以外はピカピカで、清潔間が有る。突き当たりの部屋だけ、扉が開いていた。
すずか「れいなの部屋は此処だよ、多分…此処に隠れてたんだと思う…」
ほのあ「何で?」
すずか「れいなはあんこが地上最大の苦手人物何だよ。何せ、さっきも言った通りあんこは清潔間が無いし、土足で上がり混んだりして不潔でしょ?だから不潔な人が苦手だから、れいなはあんこが地上最大の苦手人物…ってワケ!」
ほのあ「長ったらしい説明ありがとう。(本日二回目)」
二回も同じ言葉を使うほのあ。そんな風に話をしながら、扉の開いた部屋に入った。その部屋は、至って普通の部屋だが、よく見るとベットが震えていた。
すずか「れいな?居るー?」
ほのあ「ん…?何だ?ベットから何か聴こえるぞ?」
小さな声だが、ほのあの耳にはベットの中から声が聴こえた。幽霊なのか、それともれいなが居るのか。恐る恐る毛布を開けてみると、そこには小さな少女が居た。
すずか「れーいな!まーたあんこが怖かったのか?」
れいな「そうレイ…怖いレイよ…あの人土足で上がり込むレイよ…恐ろしいにも程が有るレイ…」
ほのあ「この人が、れいな?この人も語尾が有る…」
語尾を言いながらは話すが、顔は真っ青になり、体はガタガタと震えていた。ほのあはれいなを落ち着かせた。すずかは、土足で上がったあんこの足跡を雑巾で拭いていた。
五分くらい立つと、れいなは真っ青になっていた顔も元通りになって来た。
れいな「はぁ〜迷惑掛けちゃってごめんレイ…その人は誰レイ?まさか、この村長さんレイか!?」
ほのあ「うん。そうだよ!ほのあだっよーん!よろぴく〜。」
すずか「中々ナヌケな顔してるよね!ほのあって…」
れいな「言われてみればそうかもレイ…」
ほのあ「おいぃ!失礼だな!」
自己紹介も出来た所で、村を見て回る事にした。
すずか「ん〜、何かお腹空いて来たねぇ…」
ほのあ「確かに…って私は普通だけどね!」
お腹が空いたのだから、何か食べようかと思ったが、食べる物も持ってない。それに、食べ物を買うお金は家のお金を払う為、使う訳にはいかない。そんな時、ほのあはふと思い出した。
ほのあ「…ほのあんぱん?…そうだ!ほのあんぱんが有ったんだ!」
すずか「ほのあんぱん…?あんぱんなら知ってるけど、そんなぱん聴いた事無いよ?」
ほのあ「良いからさ!食べ掛けだけど、食べてよ!美味しいよ!」
そう言って、無理矢理ポーチからほのあんぱんを差し出すほのあ。電車の中で食べて、奥に入れなかったせいか、ポーチに手を突っ込むと直ぐに出て来た。
ほのあ「はい!これあげる!」
すずか「要らないよ!しかも食い掛けだし!」
良いよ良いよとすずかは遠慮するが、ほのあは食べて食べてと無理矢理すずかの口の中にほのあんぱんを入れた。
すずか「うぐぐ、もぐもぐ…」
ほのあ「どう?美味しいでしょ?」
すずか「まず…くない…あんぱんにチョコやクリームを丁度良い甘さに絡み合わせてあり、シルクの様な色のミルクの味もする…食欲が沸いて来る匂い!苺や栗の味もする…美味しーい!」
細かい感想を言い、ほのあはそうだろうと喜んでいた。どうやらこれだけでも空腹が満たされた様だ。
すずか「ごちそうさま!ほんと、美味しかったよ!また食べないんだけど、無いかなぁ?」
ほのあ「おまかせあれ!食べたい時にはいつでも作ってあげるからねん!」
すずか「わ〜いやった〜!」
ほのあの言葉に喜ぶすずか。そんな時、隣から聞き覚えの有る声がした。
「あのー…俺が居るの気付いてる?」
何かと思って横を見ると、半目で二人を見るもみじが居た。
ほのあ「うわわわわ!もみじ、居たんだ!」
すずか「ビックリ仰天って言うのか?とにかくビックリ!」
もみじ「食べ掛けがどうとか言ってる時からだよ!それと!ほのあ、今家が完成したよ!勿論ちゃんと作り直したよ〜藁の家破壊しちゃったけど☆見に来る?住む?だったらお金払ってね?」
ほのあ「いちいちうるせぇよとにかく行くぞ!」
すずか&もみじ「へーい。」
三人はそのままさっきの藁の家が建っていた場所へと向かった。さっき藁が建っていた所に着くと、そこはさっき藁の家が建っていた。
外観はピンクや水色等のラブリーな色で仕上げて有り、家の中も広そうだ。庭の方は立派な噴水やベンチが有り、この家に住むには相当なお金が掛かりそうだ。内装は至って普通だが、新築の家の様に綺麗だった。
ほのあ「も〜みじ〜!こんな家を作ってくれる何て嬉しいよ!これからはもみジジィと呼ばせて貰うよ!」
もみじ「いやそれって褒め言葉じゃないよね?ドMだから良いけどさ♪」
すずか「キモ〜いッ☆」
もみじ「えぇ?」
褒め言葉なのか何なのかは分からないが、ドMだから良いと許してしまうもみじ。ほのあはもみじに家のお金を払ってから、ほのあはこの家に寝転んだ。
ほのあ「うーんやっぱり新築の家は良いねぇ〜!これをあんこに汚されたら死ぬ所じゃないよハッハッハッー!」
すずか「そう言ってフラグを建設しない方が良いよ。布団ふかふか〜♪」
ほのあ「ってドサクサに紛れて居るし!」
すずかは遠慮をしないで、家のベットに寝転がっている。ほのあは汚さないなら良いやとすずかを放置した。
その時、家の扉の叩く音がした。
ドンドン!ドンドン!
ほのあ「何だぁ!?こんなリラックスしてる時に!」
すずか「全くだ!俺は寝てるから行ってこい!」
何かと命令口調なすずかだが、ほのあは何も思わず玄関に行き、扉を開ける。
ほのあ「あ・の・ねぇ!貴方人の家の扉を叩くとか非常識過ぎるよ!?…って誰?」
ゆず「もおぉ、いらっしゃいとおもてなしをしてくれるとでも思えばぁ、文句とは何ですかぁ?失礼ですねぇ!」
ほのあ「あ、すいませんね。」
もも「ごめんなさいね、家のゆずが…」
ほのあ「え?もも?誰?」
いきなりごめんと謝り、ももはほのあに細かく説明をした。どうやら、ゆずはももの弟らしい。ゆずは説明をしている途中も、あーだこーださっきの事を言っていた。
ほのあ「なるへそ!そう言う事かぁ〜。この子がゆずね!はじめまして〜。」
ゆず「人の名前を呼ぶ時はさん付けしたらどうですかぁ?ほのあ。」
ほのあ「お前も呼び付けだろうに!」
もも「ゆず!ほのあに失礼よ。とにかく、こんな弟だけど許してほしいわ…」
ほのあ「うん、分かったよ。」
性格がきつそう。煩い。幽霊みたい等と失礼な事ばかり思ってしまうほのあだが、絶対に口には出さない。そして、ももとゆずはれいなと遊ぶ約束が有るらしく、てくてくと帰って行った。
ほのあ「ふぅ〜、やっと住民全員に会えたよ!」
そう言って背伸びをすると、さっきまて寝ていたすずかがいきなり起きて、ほのあにこう言った。
すずか「え?何言ってるの?まだ一人…居ルンダヨ?貴方ガ知ラナイダケデ…」
ほのあ「あっ、そう!じゃあ会いに行こ♪」
すずか「何とも空気が読めないな…ほのあってさぁ。(此処は怖がってくれと思ったのに。)」
怖がってくれると期待していたが、何も怖がらずがっかりするすずか。ほのあはそれに気付かなかったが、次の瞬間家のピンポンが鳴った。
ピーンポーン♪
ほのあ「あれ?お客さんかな?」
すずか「これってまさか…ここあ?なのか!?」
何も知らないほのあは、そのまま真っ直ぐ玄関に行き、扉を開ける。
ほのあ「こんにちは〜!貴方は扉をドンドン叩かなかったよね!良い性格だよ!良かったら家でお茶でも飲んで行ってよ!…って!貴方知らない人…」
ここあ「はーじめまーして♪ここあです!今日は村長さんがこの村に君臨するらしいから来たんだけど、貴方と会うのが最後になっちゃったねぇ〜☆ごめんなさい!ほのあちゃん、これからもよろしく〜♪」
すずか「ここあ!やっぱりここあ来たのか!」
ほのあ「君臨って…(この人ぶりっ娘そうだけど、大丈夫かな…?ぶりっ娘…痛い、痛いよ!)ま、まぁとにかく会いに来てくれてありがとうな!」
すずか(絶対ほのあここあの事ぶりっ娘だと思ってるよ)
何となくぶりっ娘な感じがして、ここあと付き合うのはあまり良いかなと思い、直ぐに帰って貰った。
ほのあ「はぁ〜もう全員に会ったんだからゆっくり出来るよね…それじゃ、今日はもう寝よっかな〜。」
すずか「ん!?誰か来る気配が…!」
「上から来るぞ!気を付けろ!」
ほのあ「うわっ!?」
ドスンッ!
何と、上から人が乗っかってきた。ほのあの頭の上には、よもぎが乗っかっていた。
ほのあ「ちょっとよもぎ!何するんだよ!」
よもぎ「まぁまぁ細かい事は気にしないで〜」
ほのあ&すずか「いや気にするだろ!」
よもぎ「エヘヘ〜…あっ!そんな事より、大事な話を伝えに来たんだよ!」
相変わらずマイペースな発言をするが、どうやら大事な話を伝えに来たらしい。その大事な話と言うのは、村長には村の皆に挨拶をしなければならない。だが、それも大変だからと決め、村の広場で村の皆に集まって貰い、そこで村長と有って貰うと言う事をしなければならない様だ。
すずか「へぇ〜、ほのあも大変だねぇ…」
ほのあ「ほんとだよ!今日一日大変過ぎィ!ハチャメチャ過ぎィ!」
よもぎ「そろそろ始まるから、広場に来てね〜!じゃあ!」
そう言って、よもぎは広場の方へと走って行った。二人も広場の方へ向かう事にした。
またくだらない話をしながら歩いて行くと、あっという間に広場に着いてしまった。時間が過ぎるのは早いものだな、等とのんびりした様な言葉を発言するほのあ。そして、そんな言葉を発言する間にも、広場には住民達が集まって来ている。
そして、全員広場に住民が集まると、村とは思えない程住民が沢山居た。
よもぎ「それでは村長がこの村に来た事を祝いましょう!」
よもぎがそう言うと、わいわいと騒ぎ出した。この村は村長がこの村に来ると、広場でパーティーをする事になっているらしい。
よもぎ「さぁさぁ、飲んで飲んで〜!」
ほのあ「って!もっと話とかするんじゃないんだ!?しかも、子供なのに村長になるって…とにかく、かんぱーい!ごくごく…オレンジジュースうめー!」
すずか「ぷはー、私はお茶ばっかだったから久し振りにジュースを飲んだよ!おいちい!」
ほのあ達はオレンジジュース等を飲みながら、料理等を食べていた。
と言っても、ほのあ達はまだ子供だ。ビールやお酒は飲めないが、ジュース系の飲み物なら飲めるからと、子供と大人の席が有った。
男子A(子供)「今日はいっぱい食べてパーティーだー!」
女子A(子供)「もう、男の子は食いしん坊ね!」
男子B(子供)「まぁ良いんじゃないかな?」
男性A(大人)「酔っ払いにならない様に気を付けるって〜。ハハハハハ!」
女性A(大人)「もう、既に酔っ払ってるわよ!」
ここあ「いえ〜い♪屋台も有るよ〜!何だかお祭りみたい!」
ほのあ「皆楽しそうだね〜!」
すずか「そりゃそうだ!あっもも居るよ!もーもー!」
もも「あら?ほのあにすずかじゃない!どうしたの?あたしと一緒にパーティーしたいの?」
ほのあ&すずか(いつもより化粧濃いわな…おめかし?おめかしなのか?)
わいわいと騒いだパーティーの中、ほのあとすずかもパーティーを楽しんでいる様子。そんな時、ももがうろうろとしていた。それをすずかが見つけたが、いつもより化粧が一段と濃い。おめかしにしては酷すぎる。
ほのあ「えっえっと…ももさん?」
もも「えぇそうよ!何か文句有る?今日は一段と化粧をしてみたのよ!おめかしみたいな感じね!」
ほのあ&すずか(えっ、これってやっぱおめかし…?)
ゆず「ちょっとぉ、僕が居るのに無視とは何ですかぁ?」
ほのあ「わわわっゆず居たのか!」
すずか「影が薄いよ…」
もも「あら!ゆず居たの?アンタ影が薄いから気付かないのよ…ごめんなさいね。」
ゆず「全くぅ、しっかりしてくださいよぉ!」
さっきからももの後ろに居たゆず。だが、気付いて貰えなかったせいか、ゆずは頭に湯気を出して怒っている。何とかゆずを落ち着かせ、ゆずも仲間に入れてあげた。
ほのあ「うわーい!パーティーって嬉しいね!」
すずか「あぁそうだな。君達もそう思うかい?理想のパーティーになったかな…」
もも「そう言う真似は辞めなさい、気持ち悪いから!」
ゆず「同じく同感しますねぇ」
すずか「うわーんえーんえっえっえっ(棒)」
その後、一時間くらいパーティーは続いた。ほのあは、引っ越しをした一日目からハチャメチャな一日になってしまったが、此処で暮らすのも悪くなさそうだ。と言う思い出を日記に書き残し、ゆっくりと睡眠を取った。
第一話 まったり村で生活しよう!編 終わり
次回予告
ほのあ「春が来た〜♪春が来た〜♪何処に来た〜?」
すずか「まだ3月何ですけど!?」
ほのあ「いやね!私の花粉症も酷くなって来てるんですよ!これって春になって来たと思いませんか?」
すずか「どうでも良いけど桜は好き何だZE☆」
次回 第二話 春のまったり村!花粉のまったり村!編
ほのあ「次回も笑って読んでくださいね♪」
こんにちは!
おもしろいね〜!
すずあじゃなくてすずかだ…。w
うちも花粉症酷いです…。
つらさわかりますね…。
寿々亜さん
こんにちは〜!来てくれたんですね!(*^_^*)
ありがとうございます♪
名前、間違えやすいですよね…
私、昨日の夜いきなり花粉症になったので、この事と共に春の事を書こうかなって思ったので書いて行きます!
寿々亜さんも何ですね…お互い頑張って辛さを乗り越えて行きましょう!(´・ω・`;)
第二話 春のまったり村!花粉のまったり村!編
ほのあ「ぶえーっくしょん!」
すずか「おえーっくしょん!」
もも「ちょっと二人共!汚いから辞めなさいよ!あたしの方に向けて!しかも、すずかは完全に嘘のくしゃみ何だから、そう言う事はしないの!」
ほのあ&すずか「ごめんよ〜」
最近は花粉の季節。つまり、春と言っても良いだろう。花粉症のほのあは、春にはとても頭を悩ませている。春は好きだが、花粉症のせいでまともに春を楽しめないのだ。
すずか「ほのあって花粉症なの?」
ほのあ「うん、うわ〜!目が痒くなって来た!」
もも「大変よね〜…春は良いけど、花粉症が悩み所よね。」
すずか「そう言うももは花粉症じゃないからいーのっ!」
もも「貴女だって花粉症じゃないじゃないのよ!」
ほのあ「ハーックション!!」
すずか「つ、唾が飛んだ…」
ごめんごめんと謝り、目を掛きながら言うほのあ。
もも「でも、本当にどうしたら良いのかしらね?もうすぐ桜が満開になるのに、これじゃ花粉のほのあよ!」
ほのあ「ほ〜のあっ☆」
すずか「気持ち悪ッ!」
ほのあ「ええぇっ!?うえーくしょん!」
今度は手で抑えてやったので、すずか達には唾が飛ばなかったが、ほのあの手が汚れてしまった。近くの手荒い場に行って来る事にした。相変わらずバシャバシャとあちらこちらに飛ばす様に洗うほのあ。
ほのあ「よし!こんなもんでいっかな〜?」
そう言って帰ろうとすると、後ろにはもみじが立っていた。だが、いつものもみじではない。目が釣り上がっていて、おっとりとした目付きではなかった。
ほのあ「おう、もみジジィどうかしたのか?」
もみじ「やぁほのあ、今日はよく会うね。初めて会った日から、君とは運命を感じているよ。」
ほのあ(…コイツ頭ダイジョブなのか?イカれてないか?)
いきなり意味不明な事を言い出すもみじ。ほのあはそれを不思議とは思わないが、頭が可笑しいとは思っていた。
ドンッ!
ほのあ(こんな事をして何が楽しいんだ?あ、頭が可笑しいからか!なるほどね〜)
突然の壁ドン。後ろは大きな木が有り、それを壁としたのだろう。
もみじ「それじゃあ、その運命に僕が答えてあげよう…」
ほのあ(うわっもみじの顔が近付いてくる!嫌だ嫌だ、こんな奴とおでこタッチしたくないよ!)
明らかにこれは壁ドンだが、ほのあは壁ドン自体知らない。もみじは怪しい顔でほのあに顔を近づける。
ほのあ(やだやだやだ、こんな奴嫌だーー!)
ドーン!
もみじ「ぎゃああああぁぁーー!!」
ほのあは嫌だ嫌だと言いながら、もみじを突き飛ばした。もみじは腕や足に傷が何個か合った。
もみじ「いてててて〜、何するんだよもう!俺がドMだから良いけど、ドSの人は怒るからね!?」
ほのあ「あっ正気に戻ったね、良かった〜もみジジィ!」
もみじ「もみジジィ言うな!しかも俺はまだ子供だぞ!キッズだぞ!」
さっきとは違い、言葉も目付きも元通りになっていた。一体何だったんだと聴くと、目付きはコンタクトをして、言葉もナルシストっぽくしてみたらしい。壁ドンをした理由は、後で話すと言っていた。そして、二人はすずか達の所に戻った。
キャラが、超超個性的!!
それぞれが生かされていて、一人一人がとてもとても魅力的です!!
応援しています。更新頑張ってください!!
レナさん
ありがとうございます!
そんな事を言ってくれる何て!凄く嬉しいです!
これからも頑張ります!!(´∀`)/
ほのあ「て言うか…コンタクト外れてるね。何でだ?」
もみじ「そりゃ取れるよ!あんないきなりどどんとキックされたらさ〜!」
すずか「あっ!ほのあ戻ってきた!」
ほのあ「うん、丁度もみじと会ってね!それで、ももは何処行ったの?」
二人はすずか達の所に戻ったが、ももが居ない事に気付いた。どうやらももは、ゆずが歌を歌うから聴きに来いと言われ、嫌々行かされたらしい。
ほのあ「ゆずの歌か〜、何か聴きたい!」
すずか「何言ってんの!?ゆずはよっぽどな音痴何だよ!?一応歌手目指してるらしいけど、誰が聴いても地獄の歌声何だよ!」
ほのあ「何か急に聴く気が失せたんだけど」
もみじ「あっそうだ!すずか、ちょっと…」
もみじは、いきなりすずかの耳元で何かを喋っている。ほのあは何を喋っているのかが気になるが、何にも聴こえない。何かと聴こうと思った時には、もみじか耳元で話すのを辞めてしまった。
ほのあ「ねぇねぇ!何話してたの?」
すずか「じゃあやるよ…それーっ!」
ドンッ!
ほのあ「えぇ?」
今度はすずかまで壁ドンをして来た。またもや後ろに木が有り、それを壁としている様子。
ほのあ(何々!?すずかもおでこタッチしたいのか!?)
どんどんすずかの顔が近付いてくる。そして、口を大きく開けている。ほのあには何をしているのかが全く分からない。
すずか「ハ、ハ…」
ほのあ「一体何する気なのか…」
すずか「ハーーックショオオォン!!」
ほのあ「ええええええぇぇぇ!!」
何をするかと思えば、くしゃみをした。ほのあの顔には、唾があちこちに飛んでいた。
すずか「はい!もみじはさっき、ほのあに壁ドンをしてこれをやりたかったらしいよ!」
もみじ「本気ですると思った?ねぇねぇ、本気で壁ドンすると思った?残念☆引っ掛かったな〜♪」
ウザッたらしくほのあに言う二人。ほのあには、もみじの言葉で遂に切れ、すずか達を襲い始めた。
ほのあ「ばーーかもおおおぉぉん!!!」
すずか&もみじ「イヤアアアアァァァ!!」
切れるのも当然だろう。二人にウザッたらしい事を言われ、仕舞いにはくしゃみの唾まで飛んで来たのだから。
ほのあ「人が何も言わないと思うなよ!私だって人間何だぞー!!」
すずか「分かった!分かったよもうすません!もうしないからお許しくださーーい!!」
もみじ「うわわわーんドM何だから喜ぶべきだ!でも痛い事には変わりないよ〜〜!」
ほのあ「おらおらおらぁー!」
頭を殴ったり、腕を叩いたりと次々に二人の身体を傷付けて行く。五分くらい立つと、ほのあは落ち着いていた。
すずか「あへぇ…いたたたた、もう!謝るけど此処までする事は無いだろうが!」
ほのあ「分かったよ、謝るのなら良いよ私もやり過ぎたし!」
すずか「おうそうだな!仲直り、だ!」
ほのあ「うん!」
二人は手を繋ぎ、仲直りをした。それを、もみじが涙を流しながら見ていた。
もみじ「美しき友情…でも、俺はドMだからもっと攻められたかったよ…」
ほのあ「え?何か?」
もみじ「いえいえ、何でもありません!」
すずか(もみじ、相変わらずだなぁ〜)
仲直りをした後、もみじは涙を流すのを止め、ふざけた事を言う。そんな時、向こうからここあの声が聴こえた。
ほのあ「はぁ、すずかの唾で顔が汚れちゃったよ…ぶえーっくしょん!花粉症も酷いよ〜。」
顔に飛んだ唾を、ポーチに入れて有ったティッシュで拭く。拭いたティッシュは、近くに有るゴミ箱に捨てた。
すずか「ごめんごめん!…って!元はと言えばもみじが悪くない!?私にこんな事をさせて置いて!」
もみじ「それをやるすずかもどうかとは思うけどね〜。」
「お〜い!皆〜!」
向こうの方から、ここあの様な声が聴こえた。
ほのあ「あっ!ここあじゃん!」
ここあ「あのねあのねっ!今日皆で遊ばな〜い?」
すずか「まぁ、暇だし遊ぼうよ!」
もみじ「(な、何か嫌な予感が…よし、此処は騙しちゃおーっと☆)うーん…俺はこれから用事が有るから、ちょっと帰らせて貰うわ!ごめんよ〜」
ここあ「そっか?じゃあバ〜イ♪(チッ、逃げたか…まぁ良い。二人には地獄の歌を味わって貰おうか…)」
腹黒い心を見せるここあ。だが、三人にはその腹黒い心は見えない。ほのあ達はもみじと別れ、何も知らない二人はここあに着いて行った。
だが、行く途中にすずかも嫌な予感がしていた。
すずか「ねぇねぇ…何か、嫌な予感がするんだけど…」
ほのあ「えぇ!マジかよ…じゃあ、行くの辞める?」
すずか「今更遅いよ…嫌な予感が…どんどん迫ってくる…!地獄に行く様に…!」
ここあ(フフフッ、今更気付いたって遅いから…)
耳元でごにょごにょと話す二人。ここあはそれに気付くと、バレたか。と腹黒い事を企んでいる。そして、ここあが足を止めると、そこにはゆずのリサイタルと書いてある看板が有り、すずかともみじの嫌な予感が当たっていた。席も有り、そこには一人ぽつんとももが座っていた。
もも「うぅっ…聴きたくないわ…ゆずの歌…」
すずか「ほれ見ろほれ見ろ!予感が当たった…!」
ほのあ「すずか達が言っていた、地獄の歌声…ゆずうううぅぅ!!」
ここあ「えっへへ〜!今日はゆずの歌をワンマンショーだよぉ〜♪今、ゆずが食べ物飲み物買ってくるから、天使の歌声を聴きながら、食べ物食べて、飲み物飲んでって〜!」
すずか「むしろ悪魔の歌声だね…」
ほのあ「聴いた事はないがそんなに酷いのか…」
そうやってざわざわ言っていると、それをみもじが隅っこから見ていた。
もみじ「あー良かった…あんな歌を聴かされたら、たまったものじゃないし…」
「何がたまったものじゃないんですかぁ?」
もみじ「…え?」
何かと思い、後ろを向くとゆずがニッコリ笑ってもみじを見ていた。どうやら食べ物と飲み物を買って来た帰りらしい。
ゆず「影からこっそり見ているならぁ、僕の歌が聴きたい、と言う事ですねぇ?今日は一時間スペシャルですからぁ、どうぞ聴いてくださいぃ!」
もみじ「イヤーーッ!!」
ゆずはもみじの手を引っ張りながらも、もみじはグイグイと逆方向を進んで行く。ゆずが強く引っ張ると、服が破けそうになり、もう駄目だと諦めてしまった。
ほのあ「あれ!?もみじ、用事が有るんじゃなかったの?」
すずか「馬鹿だなぁ、騙したんでしょ?私達より嫌な予感がしたから…」
もも「自分だけ逃げようとするからバチが当たったのよ!はぁ…あたし、ゆずの歌声は悪夢より酷いと思えるわ…」
もみじ「それには全く同感するよ…」
ここあ「ゆずが皆を誘って来いって言うからさぁ〜…ここあだって聴きたくないよ!」
ゆずの歌は、とても評判が良い。と言っても、悪い方の評判だ。そんな時、もみじはふと思い出した。こんな時の為に、耳栓をポケットに四個用意して置いたらしい。ほのあ達は耳栓をする事にした。だが、一つだけ足りなかった。
もみじ「やべぇ…どうしよ、一つ足りねぇ…」
ほのあ「えぇっ!どうするの?」
もみじ「良いや、俺は耳栓無しで…これ使って良いよ!」
ほのあ「ありがとう、もみジジィ!」
もみじ「その言い方辞めて…」
こう言う時には、以外ともみじは優しかった。そして、あれこれやっているうちに、遂にゆずが歌を歌うらしい。ほのあ達はしっかりと体制を整え、気絶しない様にした。歌う歌は、パラライカ。
ほのあさん、え〜?!
水曜日の夜に花粉症なってしまったのですね…
おもしろいなぁ。
パラライカってww
寿々亜さん
そうなんですよー…今も酷くって…
いつも面白いと言ってくれてありがとうございます♪
パラライカは好きな歌何ですよー!YouTubeで探せば出て来ます!
他にも、IMITATIONBLACKや延命治療など…色々聴きますね!(∩´∀`)∩
↑そんな事聞いてない
ゆず「ゆ〜〜らり〜!ゆ〜〜らり〜!ゆ〜〜れているうううぅぅ!!おおおぉぉとめごおおおぉころおおぉぉ!ピーーンチー!」
ほのあ「うぐっ!聴いた通り心にグサッとくる名曲だ…つまり最悪って事…ぐはっ」
すずか「耐えろ…耐えるんだほのあ…約束しただろ…?男と男の約束だって…くっ…!」
ほのあ「いやそんな約束しねぇよ…」
もみじ「俺は耳栓してないから余計グサッと来るぜぇ…ううぅっ!」
ゆず「なあああぁぁにもかもがあああぁぁ!あたら〜〜しいせえええぇぇかい〜〜にいいぃいき〜〜ちゃったわああぁぁ!」
ゆずの歌声は、地獄の歌声と言える程酷かった。音痴を越える歌声だ。こんな歌をよく披露出来るな。花粉症が余計酷くなる。と口々に悪口を言っているが、気持ち良く歌っているゆずには聴こえていない。
ここあ「もう無理ィ…ここあのSANTIは0だよぉ…」
もも「耐えるのよ…すずかも言っていたでしょ?この歌が終われば良いのだから…!」
もみじ「…!皆、気絶した方が身の為だよ…?」
今日のは一時間スペシャル、と言っていたのを思い出したもみじ。そうゆずが言っていたのを思い出し、もみじは身体中に鳥肌が立つ。それをほのあ達に言うと、ほのあはポケットからナイフを差し出し、自分の胸に向けた。
ほのあ「ハハハハハ…こんな歌を一時間聴くくらいなら死んだ方がマシだよ…じゃあね…」
すずか「待て辞めろ!早まるな!たったの一時間だぞ!楽しい事を考えろ…!」
すずかがそう言うと、ほのあはナイフを仕舞った。何の為にそんな物を持ち歩いているんだ。と一同はそんな事を思っていた。
そんなこんなで、三十分が過ぎた。ほのあが現実逃避で皆の方を見ていると、全員目を瞑り、頬に汗が有った。だが、ここあだけそわそわしていた。それを聴くと、どうやらトイレを我慢しているらしい。
我慢出来ない我慢出来ないと煩いから、ほのあがゆずに言い、ここあをトイレに行かせた。
もみじ「ちぇっ、ここあだけズルいぞ〜」
ほのあ「ハーックション!はあぁ…花粉が余計酷くなる一方だ。そう妬まない妬まない…」
すずか「そうだよ、トイレなら直ぐに戻って来るだろうし…」
もみじ「むうぅ…きっと逃げ出したと思うんだけどなぁ。」
ゆずがまた歌を歌い始めた。ほのあ達はお喋りを辞め、口を結んで楽しい事を考えた。歌はゴーストルール。これも歌手の人が歌っているのは聴きたくなるが、ゆずが歌えば聴く気が一気に失せる。
そんな風に楽しい事を考えていると、一時間が立った様だ。ほのあ達は終わって喜んでいた。ゆずは、歌ってスッキリした様で、会場の処理をし、家に帰って行った。ほのあ達も、耳に付けていた耳栓をもみじに返した。
だが、一つ気付いた事が有る。それは、ここあがトイレから帰って来ないと言う事だ。
ほのあ「ムムム、待てよ…何でここあは帰って来なかったんだ?」
すずか「た、確かに…何でだ?お腹でも壊したか?」
もも「まさか逃げたのかしら!?もしそうだったら今すぐにでもぶん殴りに行ってやるわよ!彼奴だけ良い目を見よう何て…そんなの許せないわっ!」
もみじ「もものキャラ崩壊が…まぁ、その可能性は有るな…これは、多分逃げたね。何となくこんな予感がしてたよ…」
もみじがそう言うと、ほのあとももは一斉に怒り出し、ここあの家に向かった。多分、怒りに行ったのだろう。
もみじ「まだそうとは限らないのに…」
すずか「ここあ、仲間を見捨てて逃げる何て酷すぎィ…」
すずかともみじも、二人を追い掛ける様にここあの家へと走った。
その頃、ほのあ達はここあの家で、ここあの事を攻めていた。
ほのあ「仲間を見捨てて逃げるとは何事だ!言っとくけどね、ここあはいつもぶりっ娘何だよぶりぶり野郎!」
もも「そうよそうよ!トイレに行く何て嘘の演技をして、サイッテーよ!」
すずか&もみじ「うわぁ、もうやってるし…」
ここあ「うわ〜ん煩い煩いっ!分かったよ!わかったよ!謝るから許してよ〜!花粉症に良い食べ物教えるから〜っ!」
喧嘩をしていたほのあ達の元に、すずか達がたどり着いた。だが、今の言葉で許す許さないが出た。
花粉症のほのあは、それなら許すと言ったが、花粉症ではなももは許さない。と言っている。ほのあはまぁまぁと落ち着かせ、とにかく花粉症に良い食べ物を聴いた。
ここあ「それはね…ヨーグルト!ヨーグルトを食べれば、花粉症何てへっちゃらさぁ〜♪」
ほのあ「フムフム…ヨーグルトが効くのか!よし、じゃあ明日からヨーグルトを食べてみるよ!」
すずか「頑張れよ〜ほのあっ!」
もも「まぁ、応援してあげなくもないわよ!」
もみじ「俺も応援するぜ!(今然り気無くツンデレ化したよな…)」
そして、ほのあは次の日から、朝と夜だけヨーグルトを食べる事にした。と言っても、ヨーグルトだけ食べるのでは飽きてしまう。ほのあは、そうならない様に色々な果物を入れて食べていた。
ほのあ「バナナヨーグルトー!結構イケる!バナナうんめー!」
そんなこんなで、ほのあがヨーグルト生活をしてから一週間が立った。ほのあの花粉症は、徐々に良くなっていった。だが、ほのあの貯金はとんでもない事になっていた。
すずか「い〜や〜だ〜!こんなにヨーグルト要らない!お金だって、自分で何とかしろよ〜!」
ほのあ「頼むよ〜ヨーグルトの買い過ぎで、家の中がヨーグルトだらけ何だ!ヨーグルト買ってくださ〜い!」
ヨーグルト生活をやる為には、結構なヨーグルトが必要だと思い込み、ほのあは百個以上もヨーグルトを買いだめした。そのおかげで、ほのあのお金が無くなってしまった。何とか友達に買って貰おうとしたが、要らないと言われてしまう。
その後のほのあは、地道にヨーグルト屋を始めたらしい…
第二話 春のまったり村!花粉のまったり村!編 終わり
【短い茶番】おまけ
ほのあside
今日は、すずかの家に遊びに行きます!もみじも来るらしい!
いやぁ、楽しい遊びをするって言っていたけれど、どんな遊びだろう?楽しみだZE☆
ガチャン!
ほのあ「おっ邪魔っしまーす!」
私は、すずかの家に突撃した。すると、奥の部屋から話し声が聴こえる。私は耳を立ててみると…
すずか「あぁ…駄目だよ、そんな所やっちゃ…!ああぁっ…」
もみじ「動かないでって言ったのに…そんなすずかにはお仕置きだぞ☆」
ほのあ「!?」
私はビックリして、直ぐ様すずか達が居る部屋に突入した。
ほのあ「すずか!もみじ!何やってるんだよ!」
すずか「あぁ!ほのあ来たんだね!ほのあもする?耳かき!気持ち良いんだぞ☆」
もみじ「そうそう!でもすずかはよく動くんだよね〜。はっはっはっはっはっ!」
ほのあ「勘違いしちゃったじゃないかーーっ!!」
すずか&もみじ「どゆこと?」
【短い茶番】おまけ 終わり
次回予告
ほのあ「あんこ、大食いでは負けないからな!」
あんこ「あんこだって負けなイカ!食べ物に関しては誰にも負けられないのだからナス!」
すずか「ふ、二人共どうしたの!?」
ほのあ「あぁ!あんこが大食いで勝負しろって言うんだ!だから勝負する事になった!」
あんこ「とにかく負けられないの団子!」
すずか「あわわわ〜…どうしよこれ…」
次回 第三話 ほのあvsあんこ!大食い対決だ!編
ほのあ「次回も笑って読んでくださいね♪」
>>18
ほのあ、そっか…お大事に!花粉症は治るらしいから!
いえいえーでも、マジで面白いんだよ!
ヘェ〜!今度聞いてみよう!
ヨーグルト買いすぎww
考えなきゃねw
あ〜!茶番そういうことか!おもろいのお〜!
あれと勘違いしたのねwwわかるよ、。それw
第三話 ほのあvsあんこ!大食い対決だ!編
ほのあ「うりゃあああぁぁーー!!」
あんこ「掛かって来イカーー!」
ドッカン!ドドドドドッ!
すずか「ふ、二人共どうしたの!?」
いつもは平凡なまったり村の公園。だが、今日は平凡ではない。それは、ほのあとすずかが居るからだ。どうやら何かで喧嘩をしているらしい。それを見つけたすずかは、直ぐに理由を聴いた。
その喧嘩の理由は、食べ物だ。ほのあとあんこは相当な大食いで、それでも太らないと言う、何ともズルい体質。そして、二人はどちらが多く食べれるかで喧嘩をしていたらしい。
すずか「ぶっ…あーっはっはっはっはっはーっ!何それ!食べ物ごときで大げさやなぁ〜(笑)」
身体をジタバタさせて笑っている。それに怒った二人は、すずかに向かってこう言った。
ほのあ&あんこ「あぁ?何だってぇ?(何だっ天丼?)」
すずか「ヒイイイイィィッ!!」
二人が怒れば、すずかはボコボコにされる。それに免じて、頭を下げて謝った。ほのあとあんこはそれを完全無視し、また喧嘩を始めた。すずかも落ち着かせようとしたが、二人には叶わず、止めようとしても無駄だった。
ほのあ「よし…そんな風に言うのなら、明後日一緒に大食い対決だ!」
あんこ「望む所だヨーグルト!あんこはあんこで頑張るカレー!」
すずか「何だか大変な事になりそうです…」
ゴクリと唾を飲み込み、どうなるのかが気になっていた。その後、その事をもも達に言った。ほのあとあんこは、顔も合わせなくなった。だが、それがもっと酷くなって行った。
二人が喧嘩してから、次の日になった。ほのあはすずかの家で、お泊まり会をする事になった。そこでの食事は、ほのあの大好きなオムライスだった。
すずか「ほらほら!私が作ったんだよこのオムライス!いっぱい食べてね〜♪」
ほのあ「ごめん、今日は要らないや…ジュルリ」
すずか「えぇっ!せっかく作ったのに…オムライス、好きだよね?(ハッ!もしや…あんことの大食い対決まで食べないとか!?)」
すずかが思った予想は、ほのあが考えていた事に怖い程当たっていた。勝負の日までずっと食べず、勝負の時に一気に食べると言う作戦だ。
その頃、あんこも人の家に泊まっていた。ももとゆずの家だ。あんこは、ほのあとは違い、食べ物をバクバクと食べている。
もも「あんこ、随分食べるわね…お腹は大丈夫なの?」
ゆず「もう三皿も食べてますよぉ。今日のカレーがそんなに美味しいんですかぁ?」
あんこ「あんこは勝負何て関係無イカ…!どうせほのあ何て一皿でお腹いっぱいに違いないカレー…!完全にあんこが勝利するに違いないシークワーサー…!あんこは気にせず食べるの団子…!ゲホッゴホゴホ!気管に詰まっタコ…ゴホッゲホ!」
もも「な、なるほどね…どちらを応援するか捨て難いわね…」
ゆず「全くぅ、お腹壊したって知りませんからぁ。」
あんこは食べる事に関して、ほのあなど余裕のよっちゃんらしい。ほのあは今も、お腹が空っぽのままだ。
寿々亜
いつも感想書いてくれてありがとう!
そうなんだ〜!今度聴いてみてね(^^)ノ
確かに第二話の私はどうかしてるwこれが本当だったら大変だよ!
うん!茶番を入れてみたら良いかな〜って思って!
あんな会話してたらアッチ系と勘違いするよw(耳かきで良かった〜)
ほのあ「あーイラつく!むしょーにイラつく!あぁーイラつく!うわああぁぁ!」
すずか「煩いなぁ…何だってーのさ?こんな真夜中の二時まで起きてて…」
あれからほのあは、お腹は空いているが一度も食事をしていない。もう真夜中の二時過ぎだ。そのせいで、ほのあはイライラしている様子だ。イライラを消そうと、今夜は寝ずにゲームをやっているが、寝ていたすずかはゲームの音と光。そしてほのあの声で、煩くて寝られないらしい。
ほのあ「くうぅっ…!ご飯…!食べ物…!誰か恵んでくれえぇ…!おおぉそこの若いの、何でもええから食べ物をおぉ…」
すずか「はぁ〜だったらさっきオムライス食べれば良かったのに〜…」
ほのあ「いーや駄目だ!明日までは絶対食べないんだから!うわあぁっ、ゲームオーバーだー!」
すずか「今日は明日ですから…(もう二時だよ…)」
すずかに言われても、オムライスを食べないほのあ。そしてイライラして貰っても困る。すずかは、この後もずっと寝られていなかった。
翌日、いよいよほのあとあんこが大食い対決をする日になった。ほのあのお腹は何も入っていない。あんこのお腹は、まだ昨日の食べた物が少しだけ入っている状態だ。ほのあ達は、寝ていないせいか目に隈が出来ていた。そして、驚く事にあんこも寝ていない様だった。
ほのあ&すずか「えぇっ!あんこも寝てないって!?」
あんこ「そう団子!何か文句有林檎なのカレーライス?昨日はももとゆずの家に泊まったけれど…」
それは今日の真夜中の事。あんこはほのあ達と同じく、一回も睡眠していないらしい。あんこはその事を話し始めた。
ゆず「やぁっ!はぁっ!影分身の術ー!」
もも「ちょっと煩いわよゆず!こんな時に影分身の術何てやるんじゃないわよもう!」
あんこ「煩いヨーグルト…あんこは煩いの苦手だから静かにしてクレープ…」
ももの家は、真夜中に毎日ゆずが影分身の術を練習しているらしい。ももとあんこは、それで煩くて眠れなかったと言う事だ。
ほのあ「な、なるほど…それは大変だったなぁ。」
すずか「此方も酷かったですよ…」
あんこ「それはそうと!今からは大食い対決なのり巻き!早く大食い対決、始めるの団子!」
ほのあ「おう!望む所だぜ!すずか、料理はすずかが作って!」
すずか「えっ、ええぇっ!勝手に決めないでよ…」
ほのあ「作るの得意でしょ!さぁさぁ!」
すずか「ううぅ…しょうがないなぁ!」
ほのあ達は、誰も寝れてないのが分かった所で、大食い対決をする事になった。料理を作るのは、料理が得意なすずかに無理矢理頼む事にした。すずかは直ぐに戻って、料理の方を作る事にした。
家に戻ったのは良いが、困った事に作る材料が無かった。仕方なく、昨日ほのあが食べなかったオムライスが、まだ二つ有った。すずかはそれを暖めて、公園まで大急ぎで持っていった。
何とか公園に着くと、そこには公園の人々が皆ほのあとあんこの事を何だと思って見ていた。何せ、豪華なテーブルに豪華なフォークやスプーン、ナイフ等がばっちり準備され、堂々と座っている、ほのあとあんこが居るのだから。
すずか「はいはい!持ってきましたよ〜っと!」
ほのあ&あんこ「ご苦労、控えよ!(控えヨーグルト!)」
すずか「急に命令口調になったーー!?て言うかこのテーブルとか椅子どうしたんだよ!?」
よもぎ「それは僕が用意したの!以外と僕の家、お金持ちなのだよね〜。」
遠回しに自慢をしている様なよもぎと、急に命令口調になった大食い対決の主役達。すずかは嫌な感じをしながら、テーブルに一皿オムライスを置いた。
そして、遂に大食い対決が始まった。今日挑戦する最初の食べ物はオムライス。それもかなり大きい。ほのあとあんこは、勝負が始まると一斉に食べ出した。
ほのあは到って上品に食べて行く。それも一口が大きい。流石大食いと言うものだ。その様子を見ている人々は、勝負だと言うのに上品に食べるほのあにゾッとする。
もう一人の大食い、あんこはバクバクと下品に食べる。口の回りには、ケチャップが沢山付いていた。あんこは、直ぐにでもオムライスを食べ尽くしてしまいそうな勢いだ。
よもぎ「すずか!あんこはもう直ぐ食べ終わりそうだよ!早く次の料理持ってきて!」
すずか「えぇっ!またぁ…?(そういえば冷蔵庫にでっかい月見バーガーが合ったっけ…でも…あれ賞味期限切れてた気が…まぁ良いや、早く持って来ないと!)」
あんこは、まだ三分しか立っていないと言うのに、もうオムライスの半分の二を食べていた。後一口で食べてしまいそうな勢い。すずかは直ぐに家に帰って、月見バーガーを暖めて持ってきた。
ほのあ「やっぱこのオムライス、うめぇやぁ〜!」
よもぎ「えぇっ!?ほのあ、まだ半分しか食べてないの!?あんこもう全部食べちゃいそうだよ!?」
あんこ「やっぱりあんこの勝利だねるねるねるね!」
一方、ほのあの方は半分しか食べていない。それを見て、あんこは相当な余裕を持っている。ほのあはそれにはあまり悔しくないが、少し急ぎ目に食べている様子。
あんこ「完食だヨーグルトー!次の食べ物は何団子?」
すずか「はいはい暖めて来たからね!次は月見バーガーだよ!どうぞどうぞ!」
どうやら家から暖めて来たらしく、すずかは直ぐにあんこのテーブルに置こうとした途端、どうやらほのあも食べ終わったらしく、あんこからほのあに月見バーガーを置いた。二人のオムライスを食べた皿を、よもぎが持ち、近くの手荒い場でその皿を洗った。どうらその皿はよもぎの皿だったらしい。ほのあとあんこに貸してしまったが、よもぎは全く気にしていない。むしろ、よもぎは女性の食べた皿を洗うのは好きだ。と言う、少し変態な心が有ったからだ。
そして、よもぎは皿を地面に置いて、ほのあの皿から洗おうとすると思えば、ほのあとあんこが食べていた皿を舐め回した。
すずか「な、何やってんの!?」
よもぎ「グフフ、グフフフフ!女の食べた皿を舐め回すのも良いもんだね〜、ベロベロベロッ、ああぁっ美味しい!」
すずか「オロロロロ!気持ち悪い!変態!(もうキャラ崩壊や…うぅっ!吐き気するぅっ…!)」
すずかの言葉は気にせず、気持ち悪く皿を舐め回す。ほのあ達の勝負を見ていた人の一部も、ドン引きをしてよもぎの事を見ていた。すずかも見ない振りをして、ほのあ達の勝負を見ている事にした。だが、勝負の方も予想外の展開になっていた。
何と、ほのあは二口でハンバーガーを食べているのだ。一口で半分、二口で半分。ほのあは直ぐに月見バーガーを完食してしまった。
ほのあ「完食!美味しかったよ〜、次の料理は何かな?」
あんこ「クソッ!何であんなに早いのカマンベールチーズ!?あんこだって負けな芋ーッ!」
すずか「どうしよう…簡単にほのあんぱんでも作るか!」
よもぎ「ほのあたんあんこたんハァハァ…」
あんこも負けていられないと、大急ぎで月見バーガーを大食いする。公園はさっきよりも人が多く、まったり村の村長とあんこの大食い対決が開催されているかの様に、村の住民達が集まっていた。
すずかは家に行ったり来たりが大変になって来たが、ほのあとあんこの勝負が気になって気になって仕方が無い。そして、すずかはほのあんぱんを作り、これで食べ物を作るのは最後だ、と皿を舐めまくり興奮しているよもぎに言った。
よもぎ「皆ー!よく聴いて!ほのあんぱんで食べ物は最後!どちらが勝つのか、皆さんしっかり見といてくださいねっ!あんこたんhshs♪」
よもぎがそう言うと、一斉にほのあ達の対決を目の前で見る人が増える。あんこはもう食えないが、頑張って食べている。ほのあはまだ余裕らしく、何とほのあんぱんを一口で口に入れてしまった。
ほのあ「んっ、ゴクッ!ぷはー、完食だよ!」
すずか「ええぇーー!!ま、まさかあれを一口で…!?」
ざわざわと騒ぎ出す住民達。あんこは一口しかほのあんぱんを食べれていない。これにより、ほのあが大食い対決の勝利となった。ほのあ達はテーブル等、細かいのを片した。それが終わる頃には、もう夕日が出ていた。そして、ほのあとあんこだけになった。
ほのあ「ねぇ、あんこ。結構あんこ、やるじゃないか!負けたけど、あんなに食べれる何て凄いよ!」
あんこ「そ、そうか夏みかん…?あんこ的には負けて悔しいけれど、これも自分へのご褒美だと思っている納豆!」
ほのあ「ご褒美?アハハッ!あんこも面白い事言うね。今日は私の家に泊まらない?あんこが良ければだけど…」
あんこ「あんこは良いの団子!迷惑掛けない様にするジェラート!」
ほのあ「うん!じゃあさんせーい!」
こうして、ほのあとあんこはもっと仲良しになった。そして、あんこはほのあの家に泊まる事になった。二人は、今日でまた『友情』と言う物を学んだ…
そしてその夜、予想外の出来事が起きた。何と、二人は夜お腹を壊してしまったのだ。トイレに引きこもり、お腹がギュルギュルと鳴っている。
あんこ「うぅ〜っ!早く出てヨーグルト!あんこもう我慢出来なイチゴ!」
ほのあ「待って〜!ううぅ〜っ、痛いよ〜!」
どうしてお腹が可笑しくなるのか。それは、大食い対決の時に食べた料理がいけなかったのではないか、と二人は思っていた。
その頃、料理を出したすずかは、こんな事を思っていた。
すずか(大丈夫かなぁ、今日出したオムライス、卵が腐ってたよ…昨日私は食べた時、何か味が変だと思ってたけど…おかげで私も下痢ピーだよ。それに、月見バーガーも賞味期限切れてた気がするし…ほのあんぱんは安全だけと…大丈夫かな?あの二人。)
ほのあ&あんこ「誰か助けて〜!!助け天丼〜!!)」
その夜、二人は朝までトイレに引きこもったと言う…
第三話 ほのあvsあんこ!大食い対決だ!編 終わり
【短い茶番】おまけ
すずかside
いやぁ!昨日は耳かき楽しかったなぁ〜。今日はすずかの家に遊びに行くんだよね!何かドッキリとか無きゃ良いけど、まぁ…無いよね?
すずか「お邪魔しまーす!やっぱり、ほのあの家は綺麗だなぁ〜。」
そんな風に独り言を言っていると、中から声が聴こえる。何話してるんだろう?よく分からない。盗み聞きをする様に聴いてみると…
もみじ「さぁほのあ、早く金を出せ!さもないと、お前の命は無いぞ!」
ほのあ「キャーー!助けてえぇー!」
これも何かのドッキリなのか!?と最初は思ったが、私はビックリして扉を開けた。
ほのあ「…って演技!どう?」
もみじ「いや〜ただの演技としても、結構良かったよ!よし、もういっちょやるか?」
すずか「ただの演技だったのかーーいっ!!」
ほのあ&もみじ「もしかして本気だと思ったワケ…?」
※これは第二話のと似ていますが、ほのあがすずかの方になっただけです。
次回予告
あんこ「あんこ、こう見えても実はコレクションをやっているの団子!」
ほのあ「へぇ〜、そうなんだ〜。」
すずか「何のコレクションやってるの?」
あんこ「それは汚い物コレクション!汚い物だけを集めて飾っている部屋が有るんだヨーグルト!その部屋を見せてあげるねるねるねるね!」
ほのあ&すずか「うわぁ…悪趣味なコレクションだな。」
次回 第四話 あんこの汚い物コレクション!?編
ほのあ「次回も笑って読んでくださいね♪」
第四話 あんこの汚い物コレクション!?編
特に予定も無い、平和な日。たまにはこう言う日も有って良いだろう。そんなほのあは、ゲームやおもちゃで散らかっている部屋でのんびりとゲームをしていた。だが女性がやるとは思えない、男性がやる様なアドベンチャーゲームをやっていた。よくその事を言われるほのあだが、本人は全く気にしていない。
と言っても、ほのあはゲームが下手なのか、さっきっから何度も何度もゲームオーバーになっている。ゲームの画面には、何ともボスの様な存在感を放っている、荒々しいボスが居た。何せ身体中は全て黒、目は赤く光っているのだから。ほのあはイラッと来たのか、電源をそのままぶち切ってしまった。電源をぶち切りするのも無理無い。もう二十回以上、このボスと戦って敗北をしているのだから。
ほのあ「あ〜イラっと来る!あのボス強すぎるだろ〜!もう!ドーナツでも持ってこよ〜っと。」
ピーンポーン♪
そう立ち上がった時、家のピンポンが家中に煩く鳴り響いた。せっかくドーナツを食べようと思ったのに、一体誰何だと玄関の方へと向かう。だが、部屋が散らかっているせいか、足が物に引っ掛かり転んでしまった。
ほのあ「いてててて…もう!誰だよピンポンした奴は!」
さっきよりも不機嫌になりながら玄関に向かう。そしてわざとやったとしか思えない様に、扉をバンと叩く様に開けた。
ほのあ「だーれー!?玄関に行く途中、転んじゃったじゃないかぁ!もう…って!すずか?」
すずか「よう!すずか!…じゃねぇ!ほのあ!やっほー、どうしたの?頭にたんこぶ何て乗っけて」
ほのあ「お前のせいだぞ!!」
すずか「はぁ〜!?」
ほのあは狂った様に短期を起こす。すずかはあまり怒らないが、ほのあは何?と怒った声ですずかに聴く。すずかの用事は、どうやらほのあを遊びに誘ったらしい。あんこの家に遊びに行く、との事。その事を言うと、急に態度が変わり、怒りが静まり一緒に遊ぼうと言う。
全く調子が良いな。と思いながらも、すずかはほのあをあんこの家まで案内しようとした。その前に、ほのあはしっかりと家に鍵を掛け、あんこの家に案内した。
そして、何分かすずかと喋りながら道を歩いて行くと、あんこの家に着いたらしい。家の外観は、あんこらしい外観で、黄色やオレンジを贅沢に扱っている家だ。
すずか「どんな家なのかが楽しみだね!」
ほのあ「うん!…って!?すずかもあんこの家初めてなワケ?」
すずか「うん。そうだよ!入った事ないから…とにかく、入ろう!」
何も考えず、普通の家なのかと思っていた二人。だが、その明るい外観からは考えられない様な、絶叫するくらいの恐ろしい光景が、二人を待ち構えていた…
何も知らない二人は、ガチャリ、ゆっくりと扉を開ける。そして家の中に目が行く。そこには、とんでもない事になっていた。
ほのあ「えっ…?な、何これ…!!」
すずか「こ、此処ってあんこの家じゃ…ない…よね?早く出よう!臭い臭い!」
その光景はとても酷かった。まず、玄関には蜘蛛の巣、ほこりだらけ。棚にはゴキブリの死体がいくつもぐちゃぐちゃになった物が綺麗に飾ってある。そして部屋に行くまでの廊下。暗くて良くは見えないが、そこは玄関より酷く、生きているゴキブリがうろうろし、天井には小さな穴が空いた所が何ヵ所も有り、今日は天気が良いと言うのに水が垂れていた。然り気無くゴキブリホイホイ何かも置いて有るが、ゴキブリは一匹も罠に掛かっていない様子。こんなのれいなが見たら、死んでしまうだろう。
すずか「ア、ハハハハハハ…もうこんな所に居たら精神が可笑しくなりそう…」
「あの〜…誰?」
ほのあ&すずか「うわっ!?」
まるで幽霊に話し掛けられた様に怖がる二人。だが、その声は幽霊ではなくもみじだった。鳥肌が立ったが、その鳥肌も、相手がもみじと分かれば鳥肌が直ぐに無くなった。すずかはこの光景を見て、本当に此処はあんこの家なのか?そうなのか?としつこく聴いている。ほのあはゴキブリの死体を見て、ガクガクと震えている。
もみじ「此処…ほんとにあんこの家だよ?」
ほのあ&すずか「えっ!?あんこがこんな家に住んでいるの!?」
もみじ「うん…考えられないでしょ?あんな綺麗な外観からはね…僕、れいたと一緒にあんこの家に遊びに来たらこうなっててさ…とりあえず、一つだけ綺麗な部屋を見つけたんだ。そこにれいなも居る筈だよ、着いて来て!」
いつもより低い声で話すもみじ。きっと、この家が酷すぎるから、テンションも低いのだろう。片手に懐中電灯を持ち、足元に気を付けながら、あんこの家に上がる。
しかし何時見ても酷い。まるで化け物でも出そな雰囲気。ほのあは何処からともなく視線を感じ、怯えながら奥に進んで行く。そしてとてつもなく暑い。まだ三月の後半なのに、真夏の様な暑さ。一言で言えばこれだが、詳しく言えばゴキブリがイキイキと生きているのが分かるくらいだ。三人揃って、頬には汗を水の様に掛いていた。
ほのあとすずかはもみじの跡に着いて行く。だが、どうやらもみじの言っていた綺麗な部屋と言うのは正反対で、犬のフンやゴキブリの家が有るダイニングに着いてしまった。
すずか「馬鹿野郎!何が綺麗な部屋だ、その正反対じゃないか!」
もみじ「落ち着いてよすずか!間違えたんだよ…」
すずか「でも…」
ほのあ「ほらほら、早く綺麗な部屋行くよ!こんなダイニング…嫌だよ!」
ほのあの意見を仕方なく聞き入れて、間違った事を認める事にした。だが、ダイニングも相当酷い。この家の主のあんこは居ないし、ほのあはすずかと一緒に遊ぶと賛成したのが間違った選択に思えて来る。そしてもみじの言っていた部屋に行く為、三人でその部屋に向かう。
だが、ダイニングを出る時、ついほのあはほダイニングの方に目を向けてしまった。テーブルに置いてある割れた皿をゴキブリが食べているのを見て、家は暑い筈なのに、背筋が凍る様な風が吹いた気がした。
茶番いいね!
うちの、片思いの君へっていう小説も読んでくれるとうれしいな…。
む、虫…。うちだったらそんな家入ったとき、
「ぎゃーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」って叫ぶねww
あ、名前にかだけど寿々亜だから。
32:ほのあ◆1o:2016/03/28(月) 20:52 ID:jqQ 寿々亜
ありがとう!虫…ゴキブリ…私も苦手w
あんこはよく平気だなぁ…汚い物コレクションまでしてるしw
小説書いてるんだ〜、見てみるね!(・。<)分かった!
すずか「ねぇ…何であんこの家ってこんなに暑いし寒いの?」
もみじ「意味分からん質問するなよ…俺だって暑いのか寒いのか混乱してるんだし…あれ?此方だっけ?」
ほのあ「おいおい…まさか道に迷ったとか、言うんじゃないよな?」
もみじ「ごめん迷っちゃった」
ほのあ&すずか「ええええぇーー!!」
暑いのはあんこの家が真夏みたいに暑いから。寒いのは家が廃墟の家みたいと言う事からの寒さ。と言って置こう。余裕を咬まして言うもみじだが、迷った事を後悔している。思ったよりも、あんこの家は広い。まるで豪邸の様だが、中は廃墟の家だ。もみじは落ち着きながら奥に進んで行く。
そして、どんどん進んで行くとトイレが有った。天井には薄いペンキでW.Cと書いてある看板が有った。もみじは来た時から二時間以上立っているが、一度もトイレに行っていなかった。今はそんなに行きたくはないが、丁度良いし少しトイレに行ってくる、と二人に伝えて、もみじはトイレに入った。すると、そこもゴキブリや茶バネが何匹か居た。もみじは少し嫌だったが、そう言った虫系は気にしないタイプなので、気にせずトイレに入った。良い所を上げれば、個室のトイレが五個有ると言う事。学校に有る様なトイレ、と言っても良い。
もみじ「はぁ〜…っつーか、れいな何処行ったんだよ…俺が一つだけしか見つけた超清潔感有る部屋なのに、れいな今もあそこで待ってるのか?二時間も?うーん…今は何処かに移動してるかな…」
そんな風に用を足しながら独り言を呟いていると、奥の個室から泣き声が聴こえた。
もみじ「ん…何だ?泣き声が聴こえる…」
「うっ…ううぅっ…もう嫌レイ…怖…い…レ…イ…!」
もゆじ「ま…まさか…れいな!?」
小さい声で泣いているから、良くは聴こえない。だが、その声はれいなそっくりだった。もみじは驚いて個室から出ると、一番奥の扉からその声が聴こえる。れいなかどうかは分からないが、とにかくその扉を開けた。すると、そこには今にも死にそうなくらいの青い顔をしているれいなが居た。
もみじ「れいな!どうしてこんな所に!?」
れいな「怖いレイよ…さっきあの部屋に居たら…トイレに行きたくなったレイ…れいなのれは霊感のれ…れいなのいは居ないのい…れいなのなは何もかもが無くなるのな…」
もみじ「変な言葉繋ぎ辞めい!ほらほら、ほのあ達も居るんだから、早く行くぞ!」
とんでもなくネガティブになっている。れいなはネガティブなままだが、それも直ぐに直った。ほのあ達と再開し、れいなも加わりながらもあんこを探しがてらもみじが見つけた綺麗な部屋を探す事にした。だが、れいながまた我が儘を言った。
れいな「レイ…私こんな所歩きたくないレイ…誰かおぶってくれるレイ?」
ほのあ「我が儘言って〜」
すずか「私無理だよ〜運動神経抜群だし身体柔らかいけどれいなはおぶってあげられないなぁ〜…」
れいな「じゃあ…どうすれば良いレイ?」
もみじ「じゃあ、俺がおぶるよ!捕まってー。」
れいな「もみじ、ありがとレイ!(もみじの癖に結構優しいレイね!)」
これでも気を使っているもみじだが、れいなは優しいとしか思わず、もみじには興味を持たない。
そうだ。これも全て、もみじのモテる作戦だ。女性に優しさを見せ、自分に気を引かせると言う作戦だ。そしてやがては自分を好きになり、告白をされる。だがそう簡単には告白は行かず、振られてしまうと言う運命…そんな汚い妄想をしているのだ。だが、そう簡単には上手く行かず、れいな優しいとしか思わない、と言う事。特にこれと言ったメンバーではないが、四人揃ってまた奥に進んで言った。
しかし、その奥に待っていたのは、四人を驚かせる大きな出来事が有った。
もみじ「あれ?何で…?此処、さっきのダイニング…」
ほのあ&すずか「えっ!さっき来たのに…!」
れいな「どうしたレイ?」
もみじ「此処さ、さっき玄関から直ぐ行った所にダイニングが有ったよねぇ…?てか、れいな重っ!」
れいな「レイ!?やっぱこの家変レイ!怖いレイ!」
何と、最初に見つけたダイニングに戻ってきてしまったのだ。どうしてだかは分からないが、この家はヤバいんじゃないかと全員は重い、引き返す事にしたが、目の前には毒々しい扉が有った。それは、さっきもみじが見つけた綺麗な部屋の扉と同じ扉だった。もみじは引き返す前に、扉を開けようと三人に言い、ゆっくりと扉を開けようとする。
しかし、もみじは開ける時にこう考えた。この扉は、もしかして『偽物の扉』じゃないのか?と目を疑った。それは何故か。さっきから可笑しな事ばかりだからだ。入った時最初に有ったダイニングが、奥の方に有ったのだから。もしかすると、この家には二つもダイニングが有るのか?とは思ったが、あんこはそんなに大金持ちではない。しかもダイニングをチラッと見てみると、さっきと同じ風景が移っているのだから。
テーブルにはゴキブリが割れた皿をもぐもぐと食べ、ダイニングがめちゃくちゃなのも、皆同じだ。こんな事は絶対に有り得ない。
もみじは混乱していたが、扉の先に何が有るのかを覚悟し、もみじはれいなをおぶっているせいか、開けるのが辛いがゆっくりと扉を開けた。
もみじ「よい…しょっと!」
そこに見えたのは、さっきもみじとれいなが見た、清潔間の有る部屋だった。
ほのあ「わぁ〜!此処がもみじが言ってた部屋か!凄いキレ〜イ!」
すずか「さっきの廃墟みたいな部屋とは大違いだね!」
れいな「ううぅ…怖かったレイ〜…ゃぱこの部屋が一番落ち着くレイ…」
この部屋が一番落ち着く。さっきの廃墟の様な廊下やダイニングとは大違いだ。と皆は言っている。れいなは安心したのか、もみじの背中から落っこちた。
もみじ「(ふぅ…やっと重さが無くなった〜。)て言うか、最後まであんこは見つからなかったなぁ…」
ともみじが言った時、天井からクラッカーの様なヒラヒラとした紙が落ちて来た。
あんこ「おめでトマトー!無事にこの部屋に辿り着けたのは勝者のあ・か・シーウワーサー!あんこの家から脱出おめでとうなぎ〜〜!」
あんこ以外「えええぇぇ〜〜!!」
何だ何だと思う四人。天井には『脱出おめでとう!ほのすず!もみれい!』とふざけた様な旗を挙げていた。ほのすずはほのあとすずか。もみれいはほみじとれいな、だ。そして、ダイニングがいくつも有ったのは、それもサプライズだと言う。
実はあんこの家は、自由に改造出来るのだ。例えば一つしかダイニングをリビングと入れ換えたり出来る事だ。ダイニングが二つと言うのは、正にその事。しかも、あんこは今までの四人の様子をずっと見ていたのだ。
れいな「ううぅっ…でも汚いのは嫌レイ。どうして掃除していなかったのレイ…?」
あんこ「それは汚い物コレクションをやっているからの団子!毎日ゴキちゃんや茶バネちゃんを見たりするのが楽しみなのだヨーグルト!皆にも楽しんで頂けました唐揚げ?これはただのドッキ林檎!」
ほのあ「いやでも次回予告で家中じゃなくて一つの部屋だけって言ってた気が?」
すずか&もみじ「それメタいから言わないで!」
そう言って騒いでいると、ほのあはもう一つ疑問に思った事が有った。この部屋まで来るまでに、あんな汚い道を進んで行くのは嫌じゃないのか?と言う事。ほのあはそれを聴こうとしたが、またまた予想外の言葉が返ってきた。
あんこ「あぁ〜!その事だねるねるねるね!それは玄関に置いてあるゴキちゃんの死んだ姿を食べて行きたい部屋にワープリン!と言えばこの部屋にだって行ける飲み物!皆はもっと早くにゴキちゃんの死んだ姿を食べれば良かったのにナス〜!でもでも口で言うだけでもワープ出来るの団子!」
あんこ以外「そんなの食えるかーー!!口だけのワープで良いわー!!」
相変わらずあんこらしい言葉だが、ゴキブリの死体を食べる、と言うのは流石に不味いんじゃないかとあんこ以外の四人は思っていた。
すずか「でもそんなの食べれるの?とう考えても不味いでしょ…」
あんこ「大丈夫なのだヨーグルト!その後は直ぐに吐き出してるから問題無し無シークワーサー!」
れいな「きったないレイ…だから私はあんこが苦手なのレイ…」
何もともかく、あんこの汚い物コレクションは嫌だが、ダイニングか二つ有ったりするのはドッキリで良かった。と四人は安心している。
その後、さっき言っていた口だけのワープを使い、玄関に戻った。また玄関に居たゴキブリの死体がさよならをする様にほのあの方を向いており寒気がした。
だが、以外に楽しかったほのあとすずか。その後は、今日の疲れをゆっくりとお風呂で回復をした。
第四話 あんこの汚い物コレクション!? 終わり
【短い茶番】おまけ
よもぎside
ふんふ〜ん♪今日は久々にデパートにお買い物に行くよ〜。と言っても服を買うだけだけどね!でも絶対にチャイナは買わないよ!何せブランド物しか買わないのだし…
その理由はいつもひとーつ!金持ちがチャイナを持っていたら恥ずかしいだろ?だからブランド物を買うのだ!まぁチャイナ着てる人も居るだろうけど、僕は絶対着ないからね!(フラグラノーラ)
僕は一人だけ、目移りしながらブランド物の服しか置いていないコーナーを見ている。
よもぎ「えーっと…どうしようかな(おっ!これ良いかも!これにしよ〜っと。)」
此処はチャイナが一つも置いていないコーナーだが、きちんとチャイナじゃない!と言う細かい所も確認してから、その服を買った。
翌日、僕は昨日買った服を着ながらお出掛けに行った。いつも来ている服はブランド物だからね〜、落ち着いた僕でもお金には興奮するよ…
いつもの公園で遊んでいると、村長が来て、僕にこう言った。
ほのあ「あれ?よもぎ、何でよもぎがチャイナの服何て着てるの?お金無いの?」
よもぎ「えっ!?」
そう言われて、急いで家に戻って他の服を着た。チャイナとは書かれていない筈なのに…ほのあって目悪いのかな?
その時、丁度ピンポンが鳴った。こんな時に何だ、と少し不機嫌に扉を出た。
よもぎ「何?今不機嫌何ですけ…」
デパートの人「申し訳有りません!お客様が買ったお洋服、実のあの服、チャイナでして…きっと置く所を間違えたんです!本当にすみませんでした…!」
僕はその言葉を聴いて、そのまま固まった。
【短い茶番】おまけ 終わり
次回予告
もみじ「彼女が欲しいいいいぃぃ!!」
ほのあ「どうしたんだもみジジィ」
もみじ「彼女が欲しい!ああぁ彼女が欲しすぎる!俺を分かってくれる彼女!カモオオオオォォーーン!!」
ほのあ「マジでもみジジィ煩すぎる。喋るゴミだね!」
もみじ「もう嫌だ!そこら辺のにははあははおほほしてる奴見ると腹が立つよ!俺は女の子とイチャイチャしたい!」
ほのあ「もう黙れ」
次回 第五話 バレンタインデーとホワイトデーの後の恋愛イベント?編
ほのあ「次回も笑って読んでくださいね♪」
第五話 バレンタインデーとホワイトデーの恋愛イベント?編
もみじ「あいつら…またやってる…」
何もかもが虚しい。今は春休みだと言うのに、もう少しポジティブになりなければと思っても、ネガティブになる。そんな時、ふと近くに居た隣同士のカップルを見つめる。もみじはそれを細い目付きで見て、心の中ではリア充爆発しろと言っているのであった。
そんなカップルを見るのも嫌になり、風より早い足で走り家に帰った。
もみじ「ただいまー…」
ただいま、と返しても、独り暮らしだから誰からの返事も返って来ない。肩に掛けていたポーチを廊下に投げ捨て、自分の部屋へと走った。部屋もいつも通り、誰も居ない。ただ、空っぽのお菓子袋が一つ、絨毯にぽつんと置いてあるだけで、宿題をやる気力も無い。
今は春休み。成績の方はオール3だが、宿題をしなければオール2に下がり、成績がもっと駄目になる。鬱苦しい宿題をやるのも嫌で、少し休んでからやろう、とソファに腰掛けた。
もみじ「はぁ〜…あっ駄目だ、溜め息を付くと幸せが逃げるんだって、昨日ももに聴いたんだっけ…はぁ…うぅ、どうしても溜め息を付いてしまう…」
溜め息を付くのは、もみじがネガティブだからだろう。学校で出る宿題はどんと有る。国語の音読、分数の割り算…もうすぐ春休みも終わりそうになるが、まだ春休みは終わらない。そしてもうすぐ四月になる。つまり、青春の季節と言うのか。
バレンタインデーもホワイトデーも、もみじにとってはただのイライラする日にしか思えない。何故ならもみじは彼女が居ないからだ。小さい時から恋人等に憧れているが、告白された事は0回。そして告白したのも0回。もみじには、バレンタインデー等と言う日は無くなってほしいとしか願っていなかった。今年のバレンタインデーはチョコを貰える、と期待していたのが馬鹿みたいだ。
もみじ「チョコ…好きだけど…貰えないし…ん…チョコ、貰えたのか?何か冷蔵庫にチョコが有る気がして来た。」
そんな時、ふと思い出した。冷蔵庫の奥に、チョコが有ると言う事を。何が何だか分からないが、もみじは冷蔵庫の奥を漁っていた。自分でも何をしているか、分からない。
カサ、カサカサ、と何かが手に触れた。それを奥から引っ張る様に出すと、それはチョコだった。しかし、こんなチョコは買った覚えが無い。しかも、どうしてこんな奥に絞まったのかも分からないが、とりあえず小腹が空いたし食べる事にしよう。もみじは冷蔵庫を絞め、そのチョコを部屋に持っていった。
もみじ「何か、これカビてない?…うーん、相当前に買った物みたいだ…食べるの、辞めようかな…いや、でも何故か捨てられないのだが…とにかく食べよっと。」
何年か前に買った物なら、それも奥に入っているだろう。そのチョコは、少しカビているがラッピングをされていて、結構甘くて美味しかった。カビている所も間違えて食べてしまい、そこだけは少し苦かった。
身体に悪い所を食べてしまったが、その他は普通に美味しかった。ただ、気になるのは何年も前のチョコだと言う事、そして昔食べた事の有る様な味だと言う事。それだけだ。
もみじ「甘かった〜。でも、何処かで食べた気がするなぁ…うぅん、よく分かんないし…」
そうブツブツ独り言を呟いているもみじ。その後は特にやる事も無いので、気晴らしにほのあの家に遊びに行く事にした。ソファから立ち、廊下に投げ捨てて有ったポーチを背負い、ほのあの家は隣の家だから、たったの五秒くらいで着いた。
もみじ「こんにちはー、ほーのーあー!居るー?」
叫ぶ様に大きな声を出す。そう叫んだ後、はーいと言う返事が返って来た直後、扉が開いた。
ほのあ「あっもみジジィじゃないか!」
もみじ「うん、もうもみジジィで良いですよ…ちょっと暇だから遊びに来たよ〜。入るよ!」
ほのあ「ちょいちょい、勝手に上がるなよー!まぁ、丁度私も暇こいてたしね!良いよ〜どうぞどうぞ!」
ほのあはもみじを大きく家に入れた。花粉症だからか、ほのあは鼻が水っ鼻になっていた。もみじは遠慮をしようとも思わず、ズカズカと無遠慮にほのあの家に入っていく。
ほのあの部屋らしい部屋に入る。と言っても、もみじは入るのが初めてと言う訳ではない。相変わらず、ほのあの部屋は散らかっていた。おもちゃの熊や、近頃の男子が遊ぶ様なアドベンチャーゲーム、そしてバイオハザードと言う怖いゲームまでも有る。何とも女子がやる様なゲームじゃないゲームが散乱しているが、女子がやる様なゲームも少しは有り、少しだけ安心した。
もみじ「それにしても…よくこんなに男子がやる様なゲームばっかり有るね?ほのあ女子なのに男子力有るかもね!」
ほのあ「よく言われるけど気にしな〜い気にしな〜い♪因みに女子力は0%だけど男子力は30%くらい有りますね!」
もみじ「自慢して言える事なの!?それ」
全然自慢して言える事じゃない、むしろ恥ずかしい。との返事が返ってくる。それもそうだ。ほのあは男子じゃないのだから。そんな風に言っているのにも関わらず、この間あんこの家に行く前にやっていたアドベンチャーゲームを起動させ、ほのあが何回も苦戦しているあのボスに立ち向かった。
ほのあ「あー、この場面スキップ出来ないのか…これ長くていつも迷惑してるんだよねぇ…」
もみじ「そこBボタンでスキップ出来るよー。」
ほのあ「ほんと?…あっほんとだ!ありがとー!」
もみじ(ほんとほんと言ってるけど信じてなかったの?)
少しだけアドバイスをしてあげるもみじ。その後も、あの身体中は黒。目は赤色のボスと戦った。ほのあはまたやられそうになり、また敗北してしまった。
ほのあ「うわあああぁぁもう敗北って言う字は見たくないいぃ!!」
もみじ「まぁまぁ落ち着け!じゃあ…ルイージマンション2でもやるか?ほのあ、あれなら得意っしょ!」
ほのあ「あー、あのスポスポ吸い込むやつね!いーよーやろー!」
もみじがオススメしたのは、ほのあが器用なルイージマンション2をやれば良いと提案した。そのカセットを3DSに入れ、もみじは偶然ポーチの中に有った3DSでやる事にした。偶然にも程が有るが、もみじもそのカセットを入れていた。そして、二人で通信した。
※此処からゲームのネタバレ有りです。注意して閲覧をお願いします。
そのソフトは、いわゆるアドベンチャーゲーム。オバケを吸い込んだり、仕掛けを動かしたりするゲームだ。二人はマルチプレイで、ローカルプレイを選んだ。
ほのあ「私グルーフ作るけど、どんなグループにしたい?」
もみじ「んー…じゃ、俺そんな慣れて無いからハンタータワーのフロワ数五階で、ノーマルプレイでお願いしやす…」
ほのあ「え、そんなのしか出来ないのか…まぁ、もみじはやり始めたばっかりだし、良いよね!」
ほのあはグループを作り、もみじはそのグループに入ろうとする。だが、ほのあと書かれたグループが無かった。ダウンロードプレイか、インターネップレイかで間違えているんじゃないかと言い、もみじはインターネットプレイの方で間違えていたらしい。
そんな風にもめている時間も終わり、ローカルプレイが始まった。ほのあはオバケの居る場所を直ぐに探し出し、もみじはそこら辺の消えている家具をダークライトで元に戻している。
ほのあ「ねーねー!こっちオバケ居るんだけど、来てー!」
もみじ「あーはいはい分かりました!此方に鍵有るから取ってから行くー!」
そう言って操作をして鍵を取り、ほのあの方に向かう。そんなプレイがちゃくちゃくと続いて行った。
そして、漸くそのゲームが終わった。最後まで頑張った、褒めてやろうともみじの頭を撫でるが、何だか自分が犬みたいじゃないかと思っていた。
その後は、二人でくだらない会話をしていた。ゲームでほのあがいつも倒せていないボスの倒し方や、この前のあんこの家は逆の意味で凄かった、等と色々と会話を話して行く内に、もみじはふと思い出した事が有った。さっきのチョコの話だ。丁度話題が途切れて来た所で、その話題を振った。
ほのあ「え?冷蔵庫の中に、何年前ものチョコが有ったって?」
もみじ「うん。そうなんだよ!何かね〜、俺が幼稚園くらいの歳に貰ったチョコ!それも何回か食べた事が有る味何だよ……俺は不器用だしチョコ作れないから多分自分で作ったんじゃなく、誰かに貰ったと思うんだけどその子誰だか分かるか?いきなり長い話すまない。」
ほのあ「話なげーな!しかも……そんなの全然知らないし……昔誰かっつーか最初に『も』が付く奴にチョコをあげた事は有るが……両方合わせりゃ『ホモ』だね!ホモホモ!」
もみじ「やっぱそうだよね……はぁ〜、チョコ貰った子の名前さえ覚えてればなぁ……って言うかホモホモふざけんなや!」
ほのあ「すいやせーん(笑)」
大きな声を出し喧嘩をしている様な二人だが、本当は違う。そして、今もみじが発言した最後の言葉でほのあがその子の名前を探そう!ともみじに言った。その理由は、その子の名前で分かるから。と言う事。
ほのあ「でっ!その子の名前の手掛かりを探そう!」
もみじ「うーん……多分、最初に『ほ』って付く子だと思うよ!そんな気がする!」
ほのあ「へぇー、私も名前の最初に『ほ』が付きますな〜でも!もみじにはあげた形跡が有りませんのでパスパス!これからもあげるつもりは無いよ〜ん」
もみじ「何気に酷い事を言うけどドMだからうれPー♪」
こんな時にまでドMキャラを続けるのも凄いな、とほのあは心の底で呟く。もみじは、まずは親から聴いてみようと言い、スマホをポーチから取り出して電話を掛けた。この歳でスマホを持つのも凄いなぁとほのあはもみじに問い掛ける。少しズルいなぁとは思ったが、ほのあだってこんなにゲームを持っているのだから良いじゃないかと言い返され、何も言えなくなった。
『あーもしもし。もみじ?』
もみじ「母ちゃん!久し振り〜☆元気にしてた?」
『うん。それで、わざわざ電話掛けて来て何だい?今料理作ってて火付けっぱなし何だけど……』
もみじ「えーそりゃ駄目だよ!何でそんな状態で電話に出ちゃったの!早く消して来て!』
ほのあ「しゃりしゃりしゃりしゃり、林檎ちゃん(林檎のコンポート)おいし〜い♪」
色々とバタバタしているが、もみじの母は火を付けっぱなしで電話に出たらしく、もみじはそれを注意した。母は火を消すと、もう一回電話に出る。ほのあは、その時どさくさに紛れて冷蔵庫から林檎のコンポートを持ってきて食べていた。
『火消してきたよ。そいで、何だってんだい?』
もみじ「ふぅ〜良かった〜……火事にならないか心配だったよ。それでね!用事と言うのは何ですが、幼稚園の頃俺にチョコくれた女の子の名前って何?」
『チョコ……?あぁ、そういや貰ってたね、あんた幼稚園の頃は、バレンタインデーでも無いのに二週間ごとにチョコ貰ってて喜んで食べてた思い出が有るねぇ。』
もみじ「肝心な所聴きます!その子の名前は何?」
ほのあ「林檎のコンポートほんと美味いなぁ……」
『名前?名前は……よく覚えてないけれど、ほのあって子だよ。』
ぶしつけながら目についた点のアドバイスをさせてください。
・キャラの台詞と文章の行の間に間隔を空けましょう。(文がとても見づらくなります)
・台詞にそのキャラの名前を加えるのは避けた方が良いです。(名前を加えると、”小説”というより”脚本
”になってしまいます。小説としての面白さに欠けてしまいます。読解力が普通程度にあれば名前が無くて
も読めてしまいます。
以上の事を気をつけて書けば素晴らしい作品がさらに輝きます。これからも活動頑張って下さい!
もみじ「えっ……えっえええええぇぇぇ!!!」
ほのあ「んぐっ!?ゴクリ!」
あまりの驚きに大声を出し、スマホをそのまま落としてしまった。もみじの母は、何だ何だと怒って、電話を切ってしまった。仕舞いにはほのあが食べていた林檎のコンポートまでも喉にゴクリと入れ混んでしまう様。
ほのあ「何て声出してくれるんだ!林檎ちゃんを味わっていたのに、一口で飲み込んじゃたじゃないか!!」
もみじ「大変だよ!ほのあがほのあがーー!!」
ほのあ「あぁ!?俺!……じゃない!私がどうしたんだ!?くだらない事だったらぶっ飛ばす!」
もみじ「ほのあが……俺にチョコ……くれたってさ……そう言ってたよ…母ちゃんが……」
ほのあ「はああああぁぁぁ!?」
もみじから聴いた言葉で驚き、もみじよりはリアクションが薄いが大声を出す。まさかもみじにあげた何て有り得ない。きっともみじのお母さんが間違っている。と認めてくれない。
ほのあ「そうだ!きっともみじじゃなくてももにあげたんだよ!きっとそうだ!もみじのお母さんの間違ってるんだよ!HAHAHAHAHAHA!」
もみじ「とにかく落ち着こう!」
ほのあ「落ち着いた」
もみじ「落ち着くの早っ!……それでさぁ、多分ほのあにチョコを貰った!と俺は思います。ほのあの過去を思い出してください!」
ほのあ「過去?うーん……私って幼稚園に入る頃は……ハッ!思い出した!やっぱもみじ、前に会った事が有るんだよ私と!」
もみじ「ええぇっ!!何で!?」
ほのあ「そう……あれは私が幼稚園の頃だった。」
ほのあは昔の事を思い出し、もみじに話す事にした。何処となく劇を演じている様に話すが、そこはあえて気にしなかった。
ほのあが話すのは、幼稚園の時。ほのあともみじが初めて言葉を交わしたのは、幼稚園が終わって外に居る時の事。
ほのあ「うーん、今日も暇だなあぁー……」
そう空を見ながら歩いていると、身体が誰かとぶつかり、転んでしまった。
ほのあ「うわぁ!ビックリした!ごめんね!ボーッとしてたらぶつかっちゃったよ!」
もみじ「いーのいーの!オイラもうろちょろしてて、前見てなかったしね!」
これが二人が初めて言葉を交わした会話。単なるぶつかっただけだと思う人も居たが、これがもみじの生活を一気に変える出来事なのだった。もみじは今とは違い、自称がオイラだった。
ほのあ「私はほのあだよーって同じクラスだし知ってるかな?良かったら私の家においでよー!」
もみじ「知ってるよ〜!オイラはもみじって言うの!家か〜、楽しそう!じゃあ、家まで行こーう!」
二人はこの時から元気だったが、もみじはまだドMにはなっていなかった。むしろドSの方だ。ほのあはもみじの家に招き入れ、今のほのあの家とは違い、少しだけ広かった。
ほのあ「どうぞー!お母さんも居るよ!」
ほのあの母「いらっしゃい。ゆっくりして行ってね!」
もみじ「うん!お邪魔しまーす♪」
人の家に入るのは初めてだ。家は自分の家より広かったからか、何だか羨ましいと思っているもみじ。ほのあの部屋は、玄関から直ぐ右側に有る部屋。中はラブリーな部屋で、ピンクや可愛い小物が沢山置いてある部屋。角には幼稚園の鞄等が置いてあった。ポスターは食べ物のポスターや幼女向けアニメのポスターが貼ってあった。
熊さん
ありがとうございます!
改行ですか……改行を付けるのは難しいですが、やってみようと思います。
会話の前に名前を書かない方が良いんですね、分かりました!これは出来そうなのでやってみようと思います!
「わぁ〜!この部屋、可愛いね!」
「そう?ありがと〜!丁度おやつだし、持ってくるね!持ってくるまではそこに置いて有るゲームで遊んでて!」
お世辞でも無く、正直にほのあを褒め称える。ありがとう。ともみじに笑顔を見せ、丁度おやつの時間だったのか、おやつを取りに部屋を出て言った。ほのあが言っていた通り、部屋の床に置いてある3DSが置いて有った。ゲームのカセットは幼女向けアニメでも有る、プリキュアだった。
3DSを起動させると、もみじが持っていないからか初めての3DSと言う事になる。やった事無いから面白そうで、とにかく色々な所を押してみる。すると、カメラの画面になった。何も知らないもみじは、内側のカメラの所をタッチした。すると、いきなり自分の顔が画面に映り驚いた。
「うわあああぁぁーー!!何でこのカメラ、オイラが映ってるの?怖いよーー!」
「おやつ持ってきたよ〜♪もみじ君ったら、大きな声出しちゃ駄目だよ!カメラも見ちゃダメダメ!」
「だってだって!オイラが押したら画面にオイラが映ったんだもん!」
リアクションが大きいのはこの頃からだった様で、大声を出しているからか、ほのあはおやつを持ってきたと共に何が有ったのかを見に来た。見に来たら、ただの内側カメラの事で騒いでいただけで良かった。とホッとした。もみじがほのあにしつこくどうして映ったのかを聴くと、内側カメラの事を話すと、もみじは怖かったのが怖くなくなったと言っていた。
その後は、一緒におやつを食べながらゲームをしたりお喋りをした。今日のおやつはほのあが作ったチョコだ。形はハート型で、カラフルなトッピングもされており、見れば見る程食欲が湧いてくる見た目。幼稚園くらいの歳でチョコを作れるのは凄いなぁ、と少しだけほのあに惹かれる。味は甘いが、甘過ぎない程度で美味しかった。
「このチョコレートみたいなの、ほのあちゃんが作ったんだ!凄いおいしーよ!」
「わーい!初めて作ったから心配だったけど、そう言って貰えると自信が湧いて来るな〜。……そうだ!今日から二週間に一回は私の家においでよ!このチョコ作ってあげるから!」
これで初めて作ったとは思えない程美味しかった。これもお世辞と冗談は抜きの方。つまり本当の事らしい。そして、ほのあが言ったもみじにチョコをあげ始めたのは、この日からだったのだ。
その日からもみじは、二週間に一回だけだが、ほのあの家に言ってチョコを食べるのが楽しみに思えて来て、幼稚園でも生活が一気に楽しくなって行った。一緒に遊んだり話したり……とほのあと居るのが、楽しみになって来て、だんだんほのあの事も『友達』から『彼女』になりたい。に変わってきたのだ。だがもみじは告白する勇気も無く、しかも幼稚園で彼女になろうだ何て早すぎる。と言う事から、『友達』のままで居ようと我慢していたのだ。
そして、ほのあ達が幼稚園を卒業しようと言う時にも、二人は一緒だった。もみじは、卒業式の前の日にほのあにこう言った。
「ねぇねぇ!オイラ学校でもほのあと一緒に遊んだり勉強したいんだけど、ほのあは何処の学校に行くの?」
「……え?あぁ、うん……」
「どうしたの?元気無いけど……」
その時のほのあは、いつもとは違った。顔もいつもの様に笑顔ではないし、もみじから声を掛けて来ても何も言ってくれなかった。何かが可笑しい。と思い、ほのあにずっとどうしたのかを聴いたが、何も言ってくれなかった。
その夜、もみじはほのあに何か有ったのかが心配で、あまり眠れなく寝不足になってしまった。そして、少ししか寝れていないがそんな事は太陽は聴く耳を持たず、太陽がギラギラと光り輝く朝になった。
「ほのあ……何か喋ってよ。昨日から元気無いよ?」
「うん……知ってる。でも今、もみじにこの事を言うのは嫌だ……」
「悩みでも有るんだったら、オイラが聴くよ!」
「……気持ちは嬉しいけど、言ったらもみじが傷付くから……」
昨日と同じく、ほのあは何も喋ってくれない。何かもみじに言いたそうだが、言えば傷付いてしまうと言って何にも言ってくれなかった。
ますます心配になり、卒業式が終わった後ほのあの家に行き、ほのあの母にその事を聴きに行った。そうすれば、何か分かるかもしれないからだ。ほのあの家の前には、引っ越しする時の車が止まっていた。きっと、誰かが引っ越しをするんだなぁ、と思っていた。
__だが、それはもみじのとんだ間違えだった。
「あの!ほのあのお母さんですか?」
「あぁ…もみじ君ね。どうしたの?」
「昨日からほのあが何にも喋ってくれないんです……何か分かりますか?」
「!!……やっぱり、もみじ君には言っていないのね……良いわ、私が変わりに言うわ……」
さっきのほのあの様に悲しい顔をして、もみじの顔を見て、一言こう言った____
『……実は、他の村に引っ越すの。』
ほのあの母が言った言葉に、もみじは心に刃物を刺された様に傷付いた。ほのあの言っていた通りだ。心には大きくぽっかり穴が空いてしまった。
これは、聴かなければ良かったのだろうか____それとも、聴いた方が良かったのだろうか___
「嘘……どうして……」
「そんな泣かないで……またいつか、会えるのだから。」
オレンジ色の美しい目から溢れる涙。その涙は、怖いの涙でもない。嬉しいの涙でも無い……悲しみの涙だった。ほのあの母の言葉に励まされる。ほのあの家の中から引っ越しの人が荷物を運んでいるのが目に見える。それと共に、意識を失った。
「……ん、んんん……」
失った意識が戻った。目には白い天井が見える。どうやら、あの時のショックで、意識を失ってしまったらしい。ゆっくりと起き上がる。すると、隣にはもみじの母と父が居た。
「もみじ!あんたって奴は……いきなり気絶したって聴くから驚いたじゃないかい!……でも良かった……気絶した日から二日間も起きなかったから、ほんとに死んじゃったかと思ったよ……」
「パパもママも心配していたんだぞ……それと、これはほのあちゃんからの手紙だ。隣に置いておくから、読んでおくんだぞ。」
「あの時、気絶しちゃったんだ……うん、心配掛けてごめんなさい……」
どうやら親の権利も有り、心配していたらしい。二日間も寝ていたと言う事には驚きを隠せなかったが、それくらいショックを受けたと言う事だろう。
そして父は、ほのあからの手紙を持ってきてくれて、もみじは後で読もう。と手紙を優しく隣に置いた。
これからの話を聴くと、まだショックで寝込んでしまいそうだからと明日には家に帰れるらしい。それまでは病院生活、と言った所だろうか。もみじは病院はなるべく来たくはなかったが、こうなってしまえば仕方がない。と母と父が病室から出ると、嫌々ベットに潜り込んだ。
「はぁ〜……今日の夜は、この部屋で寝るのか……嫌だなぁ。」
そう一人しか居ない部屋で呟くもみじ。ふと隣に置いてあったほのあの手紙を見て、少し気分を和らげ様とした。
もみじへ
こんにちは。元気ですか?……って言っても、元気じゃない……よね。ごめん。ほんとにごめんね!私か引っ越す事言ってなくって……
ただでさえ病院嫌なのに、私のせいで行かせちゃってごめんね……ってさっきっから謝り過ぎだよね。
引っ越すって言っても、パパの会社の都合で引っ越す事になっちゃったんだ……でも、また会えると思うんだ!その時には独り暮らしするから……
その時会ったら、また私と一緒に遊ぼうね!お話ししたり、その時には小学生だろうから勉強したり……勉強は初めてだけど、何か楽しそうだよね♪
最後に……今まで遊んでくれてありがとう。お詫びに……私が二週間に一回作っていたチョコも入れておくね。こんなお詫びでごめんね……
でも!きっとまた会えるんだし、落ち込まないでね。私も頑張るから!
それでは、さようなら。ほのあより
その手紙を見た途端、もみじは目から涙が溢れた。その涙は手紙に溢れ、手紙にこう呟いた。
「うん……ほのあ、また会おうね……!」
その時もみじが溢した涙は、嬉しい時の涙だった___
お久し振りです。最近更新してなくてすみませんでした……
改行開けて書くのは無理なので、新しくスレを建てて書いたのですが、やっぱり頑張って改行を開ける事にしました。
自分勝手ですみません。これからは此方のスレで更新して行きたいと思います。
良ければこれからも見てください!
……と言う事が有ったらしい。二人は、昔に会った事が有ると言うのに、どうして気付かなかったのだろうか?
「途中からもみじsideになってるんですけど……でも、どうして会った事会ったんだろう?俺達!……いや、私達!」
「ほのあの事、前は好きだったけれど今は性格変わっちゃったな……」
「はぁー!?何それー!」
「ほのあが性格変わっちゃったからでしょ!?意地汚いし!」
「ムッカー!サイテーだなもみジジィは!もみじこそ子供の時より性格が____」
この事でまた口喧嘩になりそうになるが、過去に会った事は本当らしい。だが、この口喧嘩をした後、ほのあは仲直りの印に、過去に作ったチョコレートを作り、もみじに手渡ししたらしい。少し遅れたが、もみじはバレンタインデーが良い日だなぁ……と初めて思っていたのだ。
そして……もみじのポーチの奥には、ほのあが小さい頃に書いた手紙が、何時までも残されていたのだった。
第五話 バレンタインデーとホワイトデーの恋愛イベント?編 終わり
第六話 ここあの呪いのぬいぐるみ…!?編 につづく
第六話 ここあの呪いのぬいぐるみ…!?編
※ホラー要素有り
夕日が沈むまったり村。今は六時過ぎの夕方。もうすぐ春から夏になりそうな頃だからか、暗くなるのが遅い。それと共に、ここあのぬいぐるみも復活する時間帯が遅くなる。ここあは、黒いローブに黒いタイツ。髪の毛も目も、全身を黒にして……自分の家の屋根に立っていた。
「___夕日が沈んで行く……それと共に、私のぬいぐるみも復活する……アハハッ、アハハハハッ!」
ここあは屋根から落ちそうもない。何か練習をしているのか?とも思えるくらいだ。夕日はゆっくりと西に沈んで行く光景を見ながら、一人で高笑いをするここあ。何時ものここあらしくはない。何故こんな事をしているのかは、それは彼女にしか分からない事だった。
とそんな時、ここあの家の前を通り掛かったほのあ。腕に買い物のバッグやスーパーの袋を持ち歩いて下り、とても重そうだ。ほのあは、その想い荷物を持ちながら、ゆっくりと自分の家の方向へと歩いて行った。こんな重い荷物を持っている理由は、ここあには直ぐに分かった。まったり村で一番人気を保っているデパート。其処は今日、買い物をする人々の楽園とも言って良いであろう。そう、今日はデパートのバーゲンセールだ。ほのあは酷い地獄耳。それを耳にするのは当たり前だ。それだから、色々な物を買いだめし、あんな重い荷物を持っているのだろう。と分かった。
「ああぁ……重い〜……ってあれ?ここあ?」
ふと上を向くと、ここあが居たのが気付いたらしい。ここあは一瞬、ギクッ!と驚いたが、直ぐに屋根から降りて、ほのあの方に向かって行った。ほのあは重い荷物を道端に置いた。神経質だが、こう言ったのは気にしないのだろうか。
「ここあ?にしては、何時もよりダークな感じだね〜。何か有ったの?」
「ほのあかぁ〜……うぅん、何でもないんだ〜♪あっ!それよりね〜、夜のここあの家は危ないから、近付かない方が良いよぉ〜?」
「えっ!?どうして?」
ほのあはどうしてそんな事を言ったのかが分からなかった。ここあは、今のほのあの言葉を聴いて置いて聴かない振りをしたかの様だ。ここあは家に帰らないといけない、家に帰って、とほのあをここあの家の前から遠くに行ってほしい様子だった。
「何時もと違うここあだったなー……うっ、荷物重い……買いすぎちゃったかな?」
ここあの事を考えるよりも自分を優先させ、荷物をぐっと持ちながら家に帰るが、途中からは荷物を引き摺りながら持って帰っていた。お陰でバッグはゴミが付き、袋は破れている所も有った。其処からは、買った物が見え隠れしている。
「あっちゃー、これクローゼットに入るのかぁ……?とりま、ただいまー!」
と心配になって来た。もみじと同じく、家には一人暮らしなので誰からの返事も返って来ない。クローゼットに入るのかは心配だが、やってみなければ分からない。自信は無いが、入れてみる事にした。
三十分後。漸く買ってきた物の片付けが終わった。クローゼットはパンパンになってしまったが、全て入った。
「はぁ〜、良かった〜……さて!ご飯食べて、お風呂入っちゃおう!」
今日のご飯は、冷凍庫の奥に有った冷凍のミートパスタにする事にした。ほのあは水よりお茶派。水は味がしない!と煩いと自分で言ってしまっているくらいのお茶派だ。何時も何時もお茶を作り、水はお茶が無い時しか飲まない。子供の癖に、ジュース等よりお茶派なのは、普通に珍しい。冷蔵庫に入っていたお茶を取りだし、コップに注いだ。
冷凍のミートパスタを取り出して、電子レンジで適当に温める。待っている間は、ほのあのお気に入りの歌、きゅんっ!ヴァンパイアガールの鼻歌を歌っていた。
「いただきまーす!」
自分専用のフォークで、ズルズルと口の中にミートパスタを入れる。口の中には、ミートパスタの味が口いっぱいに広がる。だが、ほのあは”冷凍だからイマイチだけど、私が作ればもっと美味しいんだ!“と心の中では自画自賛をしていた。
「ごちそうさまでしたー!」
その後は夕飯の片付けをしてから、買い物に行く前に沸かして置いた風呂にダイブした。買い物に行く前に沸かして居るのは、ほのあの家には自動的に止めてくれる機械が付いているからだ。流石新築の家と言った所だ。
「ふぅ〜……やっぱり良い湯じゃの〜♪」
ついお爺さんの様な口調になってしまう。片手にスマホを持ちながら、薔薇の香りのした入浴を楽しんでいた。スマホは、お風呂に入りながらスマホを楽しめる、と言うパッケージが書いてあるカバーをしているから、水の中でやっていても感電はしない。
そろそろ上がろうか、と言う時間になって来た頃、ゆっくりと湯船から立ち上がろうとすると、スマホがピロロロロン♪と音を鳴らしながら電話が掛かってきた。その電話の相手はすずかだった。何だろう、と思いながら電話に出た。
「もしもーし?」
『ほのあー?聴こえるー?』
「いや聴こえるよ!耳つんぼじゃないんだからさ!そんな事より……用件は何?」
その事を聞いてみようとすると、どうやら勉強で分からない問題が有るから聞きに電話を掛けて来たらしい。すずかは1+1も分からないが、たまには努力もするんだな、と感心する。何時もははっちゃけたやんちゃな性格で、録に勉強も出来ないすずかが……と、ほのあは馬鹿みたいに感心する。ほのあはすずかに答えを教えようと言い、すずかに問題を教えて貰った。答えを言うのは流石に不味いが、一問くらい良いだろう……教えてしまえ!と言う、変な誘惑に負けてしまい、答えを言う事にした。(そもそも、これは誘惑と言うのかが不明だったが……)
『1+1って……11だよね?』
その言葉を聴いた瞬間に、“はぁ?”と声を出しそうになる。普通に2だと言うのに、どうして11になるのだろうか。1+1から、どうして11になるのだろうか。きっと、すずかの事だから、1+1の1と1を合わせて11にした、と言って来そうだ。何処までも呆れる性格だった。
「……切るね。バイバイ」
『えっ!?ちょ、まっ……』
すずかの言葉は途中で途切れ、ほのあはスマホの電源をプツリと切った。
「……はぁー、出るか〜」
一つ溜息を付き、浴槽から出ると共に、お湯も一緒に出る。お湯はそのままにして、スマホを片手にお風呂を出た。シャワーより浴槽に入るのが好きなほのあは、最近は浴槽にしか入っていなかった。
「ふぅ、サッパリスッキリ〜♪」
そう独り言を呟き、自分の部屋のベッドで横になった。ベッドはほのあが赤ちゃんの頃から愛着している真っ白なタオルと、花柄のふかふかな毛布。それらに寝転がるのは、ほのあにとって幸せなのだった。
この時間帯になると、何時も通り3DSをして夜更かしをしようとするが、どうしても自分専用のベッドに横になると眠くなってしまう。3DSの光を見ていても、だ。
眠くなるのは仕方ない。と寝る事にした。部屋の電気を消して、ぐっすりと眠ってしまった。不眠症に悩まされていたが、今日は何だか直ぐに寝れた。だが3DSは付けっぱなしだ。画面には、どうやら自作のプレイヤーを作ってプレイするゲームなのか、ほのあらしきプレイヤーが立ったまま放置されていた。
___この後、とんでもない事件が起こるとも知らずに。
「……ん?」
時計は二時過ぎを指した時、ほのあはハッと目が覚めた。たまによくあるのだが、こう言う時間に起きると困る。それは、ほのあは一度起きると中々寝られないのだ。さっきは偶然寝られたのかもしれないが……今はどうせ寝られないだろう。
もう一度寝ようとするが、嫌な予感がして眠れなくなってしまった。少し起きて居よう、と真っ暗な部屋に灯を付ける。寝られないのはどうしようもないので、家の外に出て空気を吸って来る事にした。
外は真っ暗だ。灯は外灯しか付いていない。空には一つの月が半分になって輝いている。暗いのが嫌いなほのあだが、寝れないのなら外に出る。とこの村に住んでからは決めていたものだから、嫌でも外に出なければならない。いちいち服に着替えるのは面倒臭いので、パジャマ姿で外に出る事にした。
「ふわあぁー……眠いけど寝れない!やっぱり不眠症かなー……でも、今日は何だかイヤーな予感がするんだよね〜……」
まだ眠い目を擦りながらも、外灯で照らされている道を歩く。道には誰も居ない。ほのあ一人だ。そう考えると、何だか不気味だ。ほのあは一人でも気にせず、真夜中の散歩をしていた。
とろとろと歩いている内に、いつの間にかここあの家の前に立っていた。此処は人通りが少ないので、ここあの家はとても静か……な筈だった。
(あれ?何だか今日のここあの家……イヤーな雰囲気を放っている様な……じゃなくて!ここあの家、何時もと違うよね!?あっ!そういえば……夕方、夜のここあの家は危ないって言っていたけれど……何なんだろう?)
静かな筈のここあの家だ。だが、今日のここあの家は何かが違った。何か毒々しい雰囲気を放っている。ほのあには分かった。今日、ここあの家では大変な事が起こる、と。
もしかしたらここあが殺されるかもしれない。と怖くなり、ここあの家に入る事にした。
ただほのあが勝手に思っている予感なのか……
それとも、本当にここあがピンチなのか……
インターホンを押そうとしたが、それよりも目に止まった物が有った。ここあの家には窓が開いている所が有り、ほのあには其処が目に止まったのだ。
変な所に目を付けてしまったが、ほのあは其処から入る事にした。庭から入って、窓の中に入った。
「うわっ!?」
窓から中に入ると、其処はトイレの真下だったらしい。幸い、トイレの蓋は閉まっていたので便器の中にダイブする事は無かったが……
「いてててて……便器が閉まってて良かったよ。ダイブしたらたまったものじゃないか……」
「ほ、ほのあァ!?」
「え、ええぇ!?」
ほのあ〜 ヾ(・ω´・*)ocチワー
みるきー神ですわ(・ω・)ノ 小説面白いね !
文才力 分けて m(゚- ゚ )カミサマ!
ということで 読ませて貰うね〜☺️
みるき
あ、こんにちは〜!みるき〜
面白いかな?ありがと〜!
いやいや!文章力はそんなに無いよ〜(^^;)
でもアドバイスをくれた人達のお陰で、少しは良くなった気がするなぁ〜
うん!読んでくれてありがとう!\(^^)/
其処に居たのは、ここあがダークな格好のまま、頬に汗を掛きながらしゃがみこんでいた。どうしてこんな時間にトイレにしゃがみこんでいるのか?それが、ほのあには不思議に感じた。
「ほ、ほのあ……どうして此処に来たの?今日のここあの家は危ないんだよぉ……直ぐに出て行って!」
「そ、そんなぁ……い、いや!僕は出て行かないぞ!嫌な予感が的中したら……っ!」
嫌な予感が当たってしまえば、ここあが殺されてしまう。そんな事があれば大変な事になる。ぶりっ娘でズル賢い性格のここあだが、それでもここあを失えば友達が一人減るのと同じだ。友達を一つ失うのは、どんなに悲しい事なのか……ほのあにはそれが分かっていた。そんな事が有ってはならない、と焦ってしまったせいか、自称が”僕”になってしまう。
それに続いて、ここあは焦った様にこう言った。
「い、嫌な予感って……!!」
「……やっぱり、何か隠してるんだよね?ここあ。」
真剣な顔で問い掛ける。ここあは絶対に何かを隠している様子だった。
そして、ここあは遂にそれを暴露した。こんなダークな格好をしている事、夕方演技をしている事……そして、こんな真夜中にトイレに隠れる様に居た事を。
「___そうよ……ここあ、隠してるの……」
「えっ……」
何を隠しているのか。勿論、ほのあには何を隠しているのかは分からなかった。ここあは、その事を話し始めた。
実は、ここあは昔、ぬいぐるみ(兎)を殺してしまった事が有るらしい。それも、何も無条件で殺してしまった訳ではない。
そう__それはここあが幼稚園だった頃の話だ。ここあは、その頃は大人しく、あまり喋らない子供だった。今の様にぶりっ娘ではない。進んで友達に喋り掛ける事もなく、必要以上に人と話す事はなかった。友達もあまり居なく、特別人気者でもなかった。ここあからも、自分から他人には喋りかけなかった。いわゆる『コミュ症』だったのだ。それだから、友達も少なかったのだろう。
だが、ここあは友達が出来ない理由を知っている。それは、ここあは二重人格なのだ。家の中では、よく喋り、明るい性格だが、外に出ると人が変わった様に大人しくなる。家族や親には馴れているから話せるが、外ではコミュ症のせいで話せなかったのだ。それは、クラス中の皆が知っていたから友達も出来なかったのだろう。
とある日、ここあの父と母が作ったぬいぐるみ(兎)をプレゼントした。色は薄いピンク、耳の所は白い。ここあが喜びそうなぬいぐるみだった。
「わぁ!可愛い!これ、貰っても良いの?」
「あぁ良いよ。今日は4月の23日……特に意味は無いが、仲良くしてくれると嬉しい。」
「うふふっ、これはお父さんとママで作ったぬいぐるみなのよ。まぁ……お父さんの方が上手何だけどね♪」
「へぇー、そうなんだ!ありがとう!ママ!パパ!」
そして、ここあは父と母に貰ったぬいぐるみを、身体がピンクだから”ピンク”と名付ける事にした。そのまんまだが、ここあはとてもお気に入りの様だ。
そのピンクと言うぬいぐるみがここあの家に来てからは、ここあは毎日の様に遊んでいた。ここあが持っているおままごとセットで遊んだり、お医者さんごっこをしたり……と、ピンクが居る事で、ここあは幸せな日々を送っていた。ピンクが居たせいなのか、幼稚園の友達とも馴染める様になって来ていた。友達が出来ても、ピンクとは毎日遊んでいる。よっぽど楽しいのだろうか。
そして……ピンクがここあの家に来てから一年が立った。ここあは二重人格ではなくなり、外に出ても家の様に明るい性格になっていた。ここあは、友達か増えて、ピンクは要らない様な存在だった。
そして、ピンクはここあとの想いが伝わったのか、いつの間にか話せる様になっていた。ぬいぐるみが話せると知ったら、勿論大ニュースになってしまうであろう。ここあは、その事はここあと家族の秘密にしていた。
だが、ここあには一つだけ怖い事が有った。それは『死』だ。いつの間にか”死ぬ”と言う言葉を覚えてしまい、それが怖くなってしまったのだ。死にたくない。その事を、毎日ピンクに話していたのだ。
「ただいまー!」
何時も通り幼稚園から帰って来た時、ここあは自分の部屋に行ってピンクと遊ぶ事にした。
「よーし、今日もピンクと遊ぼう!……って、あれれ?」
ふとピンクの方を見ると、ピンクの顔に何かが書かれた紙、そして目の前には銀色に光る刃物が置いて有った。
その紙には、ここあ宛への手紙だった。
”ここあさんへ
こんにちは。いつも私と遊んでくれて、ありがとうございます。
ここあさん、一年前よりも大人っぽくなりましたね。ここあさんには、もう私は要りませんね。
確か……ここあさんは死ぬことが怖いんでしたよね。なので、貴女を不老不死にしてあげましょう。
不老不死とは、永遠に生き続けると言う事です。
勿論絶対に死にません。なので、その変わりに私を刃物で刺してください。そうすれば不老不死になれます。
これが、私からの最後のお願いです。
それではまた何処かで会いましょう。さようなら……”
と言う内容の手紙だった。ここあには、幼稚園児だと言うのに平仮名と漢字は一人前なので、すらすらと読めた。
だが、ここあにはそんな事は絶対に出来なかった。ピンクと遊んでいた日々を全て思い出す。確かに友達は出来て、ピンクと遊ぶ時間は少なくなったが、何も殺す事は絶対に出来ない。
だが、これがピンクの最後のお願いなら……とピンクの目の前に有った刃物で指す事にした……
「ごめんね……ピンク……」
※此処からはグロ要素有りです。注意して閲覧をお願いします。
グサッ……と残酷そうな音がした。それは、ピンクの腹に刃物を突き刺した音だった。中から出てくるのは綿の筈なのに、出てきたのは人間の”赤い血”だったのだ。
刃物にも血がドロドロに付いている。ぬいぐるみの座っていた床は、赤い血で埋もれて行った。
「ごめんね……ピンク……ごめんね……ピンク……」
ここあはその言葉を、何回も繰り返し呟いていた____
「……そんな事が有ったの?」
「うん……だからここあが悪いんだよ。今日はそれから四年立ったんだ……私が殺しちゃったからかは分からないけれど……毎年そのピンクが襲ってきて……だからこの日は何時もこうしてトイレに隠れているんだ……夕方、ほのあにあぁ言ったのは、私の事なのに巻き込ませたくなかったから。それと、演技っぽいのをしていたのはふざけて……いや、ほのあは知らないかな。黒い格好をしているのは、ピンクは黒が苦手だから……ここあは今も不老不死だよ。」
「そっか……じゃあ、私も手伝うよ!出来る限りの事はするよ!」
「でも……危険だよ!だってピンクは、私のお母さんもお父さんも殺しちゃったんだ……!!」
透明の涙を流しながらネガティブに嘆くここあ。トイレに鍵は掛けて有るが、此処も絶対に来る。と言う事ばかり言っている。その直後、ほのあが大きな声でこう言った。
「……馬鹿ッ!!」
「っ……!?」
「ただ嘆いているだけじゃ駄目だよ!こう思わない?もう一度、ピンクと一緒に居たいって思わないの?もう一度、ピンクと一緒に遊びたいって思わないの?ピンクを殺しちゃったのは、その時のここあがまだ小さかったから!自分を優先したから!馬鹿だよ!ここあは馬鹿だよ!死ぬ何てさ……皆死ぬんだよ。生きていれば死ぬんだよ。分かるでしょ?確かに死ぬのは皆怖いよ!でも仕方ないんだよ……!それを不老不死で生きよう何て、ズルい手だよ!」
「っ……ほのあ……」
「ねぇ、もう一度さ……ピンクと一緒に暮らそうよ、ここあ。」
ほのあの言葉が心に染みる。ここあは、ほのあの言った事に共感した。嘆くのは駄目だ。まずは実行する事が大事だ、とここあは考え直した。
「うん……ありがとう、ほのあ!私、目が覚めたよ!ピンク……私の事、恨んでいるかもしれないけれど……私の力で生き返らせてみせるよ!」
「そうだよ、分かれば良いんだよ!」
とその時、ドンドン!ドンドン!とトイレの扉を叩く音が聴こえた。きっとここあのぬいぐるみのピンクだろう。ここあは、扉を開けてピンクに説得する事にした。
バンッ!と大きく扉を開けると、其処には血の付いた刃物を持ったピンクが立っていた。そのピンクは、ゆっくりとここあの方に向かって来る。
「ピンク!」
「ココア……オ前、今日コソハ殺シテヤル。アノ時、私ヨリ自分ヲ優先シタ事……後悔サセテヤル。」
「ここあ!」
「うん……ピンク、ちょっと聴いてほしい事があるんだ。」
「何ガダ!ドウセ今年モクダラナイ話ヲ聴クノハ勘弁ダ!今日ハ獲物ヲ連レテ来タンダナ。フフフ……オ前モ地獄行キダ!!」
どうやら、ここあは何度か話を聴いてほしくて話そうとしていたらしい。ピンクは二人の方に遠慮無く近付いて行く。ここあは、奥の方へ、奥の方へと下がって行くが、トイレは小さいので直ぐに殺されてしまいそうだ。
「ピンク……聴いて!私、不老不死になった事……凄く後悔してる。あの時は私が悪かった。だからお願い!ピンク、元に戻って!」
「少女漫画ミタイナ事ヲ言ッテモ無駄ダ!オ喋リモ此処マデダ。私ヲ殺シテ地獄ニ行カセタ事……後悔シローーーーッ!!」
ピンクは目が赤く光り、どうにもこうにも話し合いでは解決しなさそうだ。ピンクは二人が怪我するのも気にせずに、小さな弓で二人を撃ってくる。
「ここあ危ない!」
「きゃあー!ピンク、辞めてーー!!」
弓は二人には当たらないが、次々に弓を撃ってくるので避けるのも辛い。ピンクは、相当悲しい思いをしたのだろうか。ピンクの目は、赤く光っているが涙目になっているのが、ここあには見えた。
「ピンク……もう辞めて!!ピンクはこんなんじゃなかった筈だよ……!」
「ここあ?」
「ッ……(ナ、何ダカ悲シイ気持チニナル……コンナ小娘ニ負ケタクナイノニ……!)」
ピンクの目からは、気付かぬ間に涙が出ていた。それも、普通の人間の涙。
「お願い!戻って!全て私のせいにして良い。貴女は何も悪くない……悪くないから!だから、もう何もしないで。一緒に暮らそう?ここあもほのあに言われて分かったんだ……だから……もう一度……私と……」
”友達になってください!!”
ここあの声がピンクの心に響く。ほのあは、気持ちが届いた……?と驚いた顔で言った。それと共に、ピンクは涙を流した。
「ココア……ズット……会イタカッタ。デモ殺サレチャッタ……ソレニ、私モココアノ家族殺シチャッタ。ココアモ殺ソウトシタ。私何テ、要ラナイヨネ……?」
「そんな事無いよ!確かに家族を失ったのは許せないけれど……家族の為にも、生きよう!命を大事にしよう……?」
「ココア……アリガ……とう。ありがとう……ここあ!」
「おめでとう!二人の気持ちが繋がったんだ!」
「ほのあ……良い人!ここあ……また会えて嬉しい!」
喋りも強ばった声だったのが、普通の声に戻っていた。ほのあは、拍手をしながら泣いていた。きっと、嬉しい時の涙だろう。
こうして、二人は仲直りをする事にしたのだ。これからは、二人で普通の暮らしをする事にした。何時までも仲良しで居よう、とここあとピンクは誓ったのだった。
※ピンクは、これから小説に登場する事になります。
第六話 ここあの呪いのぬいぐるみ…!?編 終わり
第七話 よもぎの未練な恋?編 につづく
第七話 よもぎの未練な恋?編
人間。それは、物に弱い生き物だと考えても良いだろう。そうでない人間も居ると判断されるが、大体はそうだ。例えば、相手の好きな物を出せば食い付いてくるのとおんなじだ。そう、人間は物に弱いのだ。好きな物をあげれば、どんな事でもする……即ち命令をする事が出来るのだ。(それに食い付いて行かない人間も居るが……)
今回は、それを食べ物で表してみよう。今日、よもぎの家では食べ物パーティーの様な物をやっているのだ。それた釣られてやって来たのは、ほのあ、すずか、あんこ、ゆずの四人だ。それも、来た人の大好物だらけだ。
「これっ……全部……!!」
「食べて良いんだよね……!?」
「待ちきれなイチゴ……食べられるのなら早く食べさせてほしいようかん……!!」
「ももお姉さん……こんな美味しい物を食べれない何て、可哀想でならないですぅ……!!」
「良いよ〜。思う存分食べて行ってね〜。」
ほのあにはハンバーグ、ステーキ……と肉系が揃っている。すずかにはショートケーキ、モンブラン……と甘い物が揃っている。あんこにはカレー、シチュー……と言うルーが掛かった物が揃っている。ゆずには生キュウリ、生レタス……とほのあとは正反対の野菜系の物が揃っている。どれも一人一人が大好物な物だった。
「ほらほら、見とれてないで食べなよ!皆の大好物でしょ?フフフ……」
「それじゃあ……いただきまーす!」
何か不気味な笑みを浮かべるが、ほのあ達には気付かれていない。バクバクともの凄い勢いで食べ物に食い付いて行くほのあ達。食べ物は、上の方からどんどん口の中に入れて行く。どうも味わって食べて居るとは思えないが、それほど美味しい、と言う事なのだろうか……
そして十分後。ほのあ達は食べ物を全て完食し終えており、お腹が大層膨れていた。今にもはち切れそうなくらいだ。
「ふぅー……食ったでぶ食ったでぶっ」
「お腹いっぱ〜い♪幸せー☆」
「これじゃあまた太っちゃうなぎ……あ、あんこは太らないんだったヨーグルト!」
「それって自慢にしか聴こえませんよぉ……げぷっ」
「お疲れ様ー。皆、良く食べたねー!それで……お礼と言っては何だけどサァ……」
ほのあは食べ過ぎると語尾に「でぶ」が付く。それほど食べたのだろう。よもぎは、お疲れ様ーと優しく声を掛ける。だが、次に“お礼”と言う言葉が出る。ほのあ達は、何と幸せな時間で、ついそれをOKしてしまった。よもぎは、絶対に何かを企んでいるが、それはほのあ達には分からない事だった。
「そいで〜?お礼って何をすれば良いの……?」
「えー、コホン!……発表します。お礼と言うのは……」
(ゴクリ…)
「僕の恋を手伝ってほしいんです!」
「……え?」
すみません!やっぱり改行を開けて書くのは難しいです……><
>>3の様な文章の方が慣れているので、そっちの方にします。何回も変わってしまってごめんなさい。
せっかくアドバイスしてくれたのにすみません!
僕の恋を手伝ってほしい、と言うのはきっとよもぎが誰かに恋をしたのだろう。誰なのか?いやよもぎはホモだしもみじとかじゃね?よもぎって恋するの?等と一斉に騒ぎ出すほのあ達。
よもぎ「それは…この中の誰かに居るよ!」
よもぎ以外「えっ…えっえええぇぇ!!」
そのよもぎの言葉で、四人はもっと驚いた。この中に居ると言う事は、よもぎは誰かに恋をしているらしいが、この中に居ると言うのは本当なのか。だが、ほのあとすずかでも、あんこもゆずでもなさそうだ。誰なのか分からないならば、応援するのも不可能だ。とよもぎ以外の全員は帰ってしまった。よもぎの家は、よもぎ一人になり寂しい気持ちになった。
よもぎ「ちょ、ちょっとちょっと!…はぁ、もう嫌だ…そうだ!明日、手伝ってほしい人達を呼ぼう!あれだけ食べ物をあげたんだから…きっとノッてくれる筈だ!クククッ…」
よもぎはまた不気味な笑みを浮かべる。こんな笑みを浮かべてばかりでは、相手も嫌に感じるだろうが、よもぎは全くと言って良い程気にしていなかった。
翌日、よもぎは昨日のメンバーの一人を抜いて自分の家へと連れて来た。すずかと勿論、あんことゆずではない。そうすれば、ほのあとすずかのどちらかになる。
ゆず「ねぇ、よもぎはほのあとすずか、どっちを呼んだのぉ?」
あんこ「あんこも気になるヨーグルト!誰にも言わないから教えてくれる唐揚げ?」
よもぎ「フッフッフッ…じゃあ特別に教えるよ!___の方が好き何だ。」
よもぎ「フッフッフッ…じゃあ特別に教えるよ!ほのあの方が好き何だ!」
あんこ&ゆず「えっえええぇぇーー!!ほのあがーーーー!?」
よもぎ「うん。顔はイマイチ…いや、全然可愛くないけど、何か優しいから!…それに、村長と秘書って言ったら付き合うイメージ有るでしょ?」
どうやらほのあと言うのには驚いた。無論、ほのあは残念な性格だったと言うが、それも好み何だろうか。
ガチャリ、と扉を開けて入ってきたのは、赤い薔薇の花束を持って笑顔でやって来たすずかだった。
すずか「やっほー!皆来てたんだ!ほらよもぎ、約束通り薔薇の花束だよ!あ、お金は気にしないで〜☆」
よもぎ「うん、ありがとね!あんことゆずも、何か持ってきた?」
あんこ&ゆず「えっ!?それはねるねるねるねるね…(それはぁ…)」
二人の焦り方は、どうやら何も持って来て居ない様子だ。全く駄目だなぁ。とよもぎに言われ、あんことゆずは何かを買いに言って来いと言われ、近くのデパートに行き何かを買う事にしたらしい。
ゆず「うーん、何を買いましょうかねぇ…あんこ、何か良い物って有る?」
あんこ「有るヨーグルト!ちょっと高いけれドリアン…」
ゆず「へぇ、それって何ですかぁ?」
あんこ「婚約指輪だようかん!」
ゆず「はいはい子供は買えませんからぁ〜。」
あんこに聴いた僕が間違えだった。と言って居るが、あんこも真剣に考えている。デパートに行く道はかなり遠いので、行きも帰りも大変になる。だが、昨日食べ物を食べてしまえば仕方がない。もしも買えなかったら、”じゃあ食べた物全部返して!”等と言われたらたまったものじゃない。二人はデパートに行く途中、一生懸命考えた。
ゆず「はあぁ〜…どうしましょうねぇ、全然思い付かないですねぇ。」
あんこ「どうしたら良いのかナス?あんこ、頭悪いから全然思い付かないのり巻き…あっ!ももだようかんー!」
ゆず「あっ、ももお姉さん!」
もも「あら、ゆずにあんこじゃない!どうしたのかしら?」
行く途中に考えていると、偶然ももに会った。どうやらももの話だと、デパートへ買い物に行って来たらしい。買って来た物は、女子力の有りそうな物ばかり。メイクをする小物を沢山買っていた。ももはオシャレだけには気を使う様だ。
ゆず「そうだ!ももお姉さん、何か好きな人にあげる物って、有るかなぁ?」
もも「そうねぇ〜…やっぱり気持ちが籠っていれば何でも良いんじゃない?でも、好きな物ならもっと好感度がアップよ!」
あんこ「なるほドーナツ!ももありがとうまいぼう〜!さっそく買いに行くヨーグルト!」
ももに聴いてみた所、気持ちが籠っていれば何でも良いが、好きな物ならもっと好感度が上がる。と言う事らしい。誰でも自分の好きな物を貰えれば嬉しいだろう。
そして二十分くらい寄り道をせずに歩いて行くと、あんことゆずが言っていたデパートに着いた。ちょっと前はバーゲンセールをやっていたらしく、ほのあが買ってきたバーゲンセールのデパートは此処だ。バーゲンセールをやっていなくても、まったり村で大人気のデパート。人は沢山来ている。
ゆず「今日はバーゲンセールやってないですねぇ。って言うかぁ!どさくさに紛れてももお姉さんまでぇ…!」
もも「恋の事なら任せてって言ってるわよね?」
ゆず「はぁ…」
あんこ「とにかくとにかくとりあえずほのあの好きな物を思い浮かべてみてようかん〜!何か思い付くかもしれないのり巻き!」
とりあえずはほのあの好きな物を探す事にした。と言っても、ほのあの好きな物何て高い物ばかりだ。例えば、一番欲しい物を思い出してみよう。ほっぺちゃん、まほコレ…と全て3DSのゲームカセットだ。勿論そんな高い物を買えるお金は持っていない。三人のお小遣いを集めても無理だった。
それから、何を買おうか探しまくって、やっとほのあが好きそうな物を見つけた。これなら三人も買える…と言う物だった。
だが、その物を見たよもぎは絶対にお断りするだろう、との品だった。
三人「ただいまー!買ってきたわよー!(買ってきましたよぉ?/買ってきたヨーグルト!)」
すずか「皆、乙カレー☆」
よもぎ「あぁ!皆乙カレー…さ…ま…?え?もも居るの?着いてきちゃったの?”恋の事なら任せて”とか言って来ちゃったの?」
もも「良いじゃない!あたしも買ってきたんだし…話は聞いてるわよ。」
よもぎ「…なら良いですケド。」
と驚いている様子。よもぎの言っている事は、もの凄く当たっていたが、敢えて言わない事にした。
その後、言わば買ってきた物の発表をする事にした。ももはアイスクリームのシール。あんこは小さな熊のストラップ。ゆずはキラキラと光るノート手帳だった。(シールも貼れる)
よもぎ「って!皆ダメダメ!こんな物貰っても、僕だったら喜ばないよ!」
すずか「そりゃ、あんたは男ですからね…」
もも「犯人は女よ女!」
ゆず「何も事件じゃないんですからぁ…」
よもぎは納得しない様子だったが、買ってきてしまった物はしょうがないな…と仕方なく受け入れる事にした。
そして、このプレゼントを持って告白をする事にした。驚いた事に、もうゲストは来ている。つまりほのあはもう来ていると言う事だ。隣の部屋で待っているらしい。
よもぎ「それじゃあ…告白しにイッて来ます!」
もも「頑張るのよ!ももは恋を応援するキューピットなのよ!」
ゆず「恋のキューピットじゃないですけどぉ、頑張ってくださいねぇ?まぁ、失恋しても僕は知りませんがぁ。」
すずか「誰も”イッて来ます”の漢字については触れないのか…あっ、えーっと…応援してるぜベイビー!」
そして、遂によもぎは告白の道へと踏み出した。胸が高鳴る。告白するのは初めてで、ほのあも告白される側としてでも初めてだろう。
そう考えると余計緊張して来たが、扉の向こうには、お花畑の様な部屋だった。此処は室内ではなく外の様な雰囲気を放っている。そして、其処に座り込んでいるほのあが居た。
ほのあ「あっ!やっと来たのかベイビー!遅いぜベイビー!」
よもぎ「それ流行ってるの?すずかも言っていたけれど…」
ほのあ「それで…気持ち悪く子汚い話って何?」
よもぎ「いや誰もそんな事言ってねーよ!大事な話だよ覚えてろよ!」
ほのあのボケで緊張が溶けた感覚がする。ついツッコミにノッてしまったが、よもぎはまた胸が高鳴り始めた。思わず口が滑ってしまいそうになる。
よもぎ「え、えーと…ほ、のあ…」
ほのあ(いちいち切って喋るなよ…聞き取りずらい!)
よもぎ『ほのあに貸した三百円、返してよ!』
ほのあ「…は?」
よもぎ「…あっ」
さっきので緊張が溶けたと思ったら、また緊張してしまい、つい変な事を口箸ってしまった。三百円貸したのは本当だが、それは”すずかに”貸したのだった。
ほのあ「何も!そんなもん!借りて!ねーよ!」
よもぎ「痛い痛い痛い!口が滑ったの!ごめんなさい!こ、こーゆー事は…も、もみじに…やって…く…ださい…ガクッ」
言葉に”!”が付く度に、よもぎのほっぺたを手でビンタしている。しかも、大の大人に叩かれる様に痛い。子供の力とは思えない程痛かった。
そして、ほのあが落ち着いたのは二十分後の事。ほのあの手とよもぎのほっぺたは、腫れた様に赤くなっていた。
ほのあ「いってー!よもぎのほっぺた叩いてたら痛くなった!気晴らしにお風呂入りに行ってくる!良い?」
よもぎ「アー…もう勝手にして…って、え?お風呂!?」
”お風呂”と言う言葉だけで、倒れていたよもぎは直ぐ様起き上がる。何か変な事でも考えたのだろうか。よもぎは直ぐに皆の方へ行き、その事を話した。
どうやら、皆はほのあへの告白は失敗し、ビンタをされていたのは知っていたらしい。何故なら、ビンタをしている音が此方の部屋まで聴こえていたらしいからだ。それだけで分かる何て凄い。と心の底で思ったよもぎ。お風呂の事については、女子達も一緒に入ると言い、お風呂の方へと行ってしまった。が、最後にすずかが残り、一言こう言った。
すずか『…覗くなよ?』
よもぎ「いやいや!覗かないよ?」
ゆず「そもそもぉ、僕は覗きとかに興味有りませんからぁ。」
すずか「そっか!なら良いんだ!じゃね〜♪」
そうやって出ていったすずか。部屋には、よもぎとゆず、二人だけになり、しーんと静かになった。
ゆず「よもぎぃ、まさか覗き何てしませんよねぇ?」
よもぎ「まっさか〜!する訳無いじゃん!あっ…ちょっとトイレ行こ!行きたくなった!」
ゆず「ええぇ!?僕したくないのにぃ〜!」
強引にトイレに連れて行かせる。だが、よもぎの家は豪邸の様に広く、トイレに行く道も分からなくなりそうで心配なゆず。トイレは、お風呂の隣に有る。この部屋からトイレは結構近く、以外と直ぐに着いた。男子トイレと女子トイレに別れて下り、まるで旅館の様だ。
だが、男子トイレの奥には下に続く様な階段が有った。どう見ても不自然としか思えない。
ゆず「ねぇ、あれは何なんですかぁ?」
よもぎ「えっ?…あれに目を付けるとは中々やるな!良いよ、着いてくれば分かるさ!こっちこっち〜!」
ゆず「誰でも目に止まると思いますよぉ…?」
その先には、一体何が有るのか。ゆずは、少しワクワクしていた。地下への秘密基地への階段なのか。それとも、ただ単に掃除用具が置いて有る所なのか。と想像力が広がるが、何故トイレに有るのかが疑問だった。だが、後々分かるだろう。と其処には気に触れず、そのまま暗い階段に降りて行った。
それにしても暗い。少し入るくらいならトイレの電気で大丈夫だが、階段には松明等も付いておらず、とても暗い階段だった。
よもぎ「暗いから気を付けてね〜?」
ゆず「はいはい、分かりましたよぉ。」
そして、だんだん下に行くと、騒ぎ声が聴こえた。そして、バシャバシャと言う水の音までも聴こえる。階段が終わって上を見ると、其処はほのあ達がお風呂に入っている様子ががら空きで見えていた。
※此処からは少しエロい要素有るので注意です。
上を見ると、其処には硝子風呂からほのあ達がお風呂で遊んでいる光景が見えた。しかも全裸で。ほのあとすずかはタオルでお腹を隠しているが、それ以外はデリケートゾーンが丸見えだ。
ゆず「ちょっ…!?」
よもぎ「アーハハハハハ!これぞ男子トイレの地下に作るべきだろうとの覗き部屋…僕は名付けて盗撮部屋と呼んでいる!此処からなら覗きを存分に楽しめるだろう!しかも!ほのあ達からは、この盗撮部屋は見えない!ゆず、お前も一緒に覗こうではないか!盗撮シーンはこれだけではない!まだ女の風呂シーンは沢山有る!そして、この映像は今もカメラに映して有るのだからな!ほのあ…今日、ほっぺたをギタギタにされた仕返しだ!存分にお前を見てやろうではないか!フーハハハハハ!」
ゆず「駄目だこいつ、早く何とかしないと…でも、こんな所からなら直ぐにバレますよぉ!良いんですかぁ?皆さんに言い付けますよぉ?」
よもぎ「ゆずは興味は無いんだ…だったら此処に用は無い筈だよ?出て行きな!」
ゆず「はあぁ…?」
いきなり此処に来させて、何を言い出すかと思えば逆ギレ。どうやらよもぎな相当な変態な様だ。何時もは落ち着いている性格なのに…とゆずは気持ち悪く思える。そう言えば、ほのあとあんこの大食い対決の時も皿を舐め回していたのをももから聴き、またよもぎかわ気色悪く思えた。
しかも、此処はどんな大声を出しても、お風呂に入っているほのあ達には聴こえない。そして、ほのあ達からも硝子風呂の下は白何も見えて居ないが、よもぎ達の方からは丸見えだと言う。何ともズルい手だ。
その後、お風呂から出たほのあ達にこの事を伝え、よもぎはまたギタギタにされたらしい。今度は女子達全員に、だ。しかも、盗撮部屋に入られて今までのよもぎの盗撮シーンの映像を、全て消去してしまったのだ。
その後、よもぎは盗撮部屋で大泣きしたらしい…
ほのあ「良い子の皆は真似しないでね!」
ゆず「よもぎみたいになっても、自業自得ですからぁ!」
第七話 よもぎの未練な恋? 終わり
次回予告
ほのあ「やばやばやっばー!ネタが無いー!」
すずか「メタいからやめい!そう言えば…いきなりだけど、歌手になりたいって思った事、有るカッ?」
ほのあ「何故にかっちゃんの話し方?…まぁ、有るけど?」
すずか「その歌手になれるって言う所が有るんだって!」
ほのあ「おぉ!それは良いね!言ってみるカッ?」
すずか「但し一週間だけなのカッ!」
ほのあ「そうなのカッ?」
次回 第八話 一週間だけ歌手になろう!編
ほのあ「次回も笑って読んでくださいね♪」
第八話 一週間だけ歌手になろう!編
もう少しすれば春も終わり。まだ夏にはならないが、もうすぐ子供の日になる。梅雨や夏はまだ先の先の季節だ。ほのあは毎日の様にすずかを家に呼び、一緒に怠けているのだった。
漫画をペラペラと捲りながら読んで行く。笑い声が部屋に響く。相変わらず部屋の中は散らかっており、絨毯にはお菓子の袋等が沢山散らばっている。窓から光が片付けをしろ、と言わんばかりに光を当て続ける中、二人はゴロゴロとクッチャネしていた。
ほのあ「ふわああぁぁ〜〜…暇だなぁ…何か幸運来ないかな〜…ゲームも飽きちゃったよ…あっ、リズムゲームしっぱ〜い…」
すずか「煩いよ〜あくびのほのあ…確かに暇だけどさ…ほのあの家は、何時でも怠けられるなぁ…」
大きなあくびをするほのあ。目には隈が出来ている。それは、一昨日から夜更かしをしているからだ。一昨日は午前の四時に睡眠して午後の一時に起きる。そして、昨日は午前の三時に睡眠して、午後の十時に起きる。そんな夜更かしをしているせいで、目に隈が出来てしまったのだ。すずかに至っては隈は出来て居ないが、眠そうな目をしていた。
何かビッグニュースでも起こらないかなぁ。等と二人でゲームをしながら寝転がっていた。ふと置いて有ったテレビのリモコンをすずかが踏んづけてしまい、テレビが付いてしまった。
「えー、次のニュースをお伝えします。まったり村で、一週間だけ歌手になれる、と言う建物がオープンしました。三歳以上のお子様でもデビュー出来ますので、特に年齢制限は無い様です。プロデューサーの…」
と、男のアナウンサーが話していた。その話を、二人はポカーンとしながら聴いていた。話が終わった所で、電源ボタンで切った。
ほのあ&すずか「ねぇ!一緒に歌手になろうよ!」
二人は、言う事は一緒だった。流石似た物同士だ。ゲームを手放し、その歌手になれる所まで走った。
ほのあ&すずか「うわぁ〜、凄い!」
ほのあの家から三十分、と結構遠いが、足の早いほのあとすずかが走れば二倍も早く着く。つまり、たったの十分で着いてしまう。と言う事だ。だが、着いた時はとてつもなく疲れる。頬に汗を掛きながら、どうにかその建物の前に着いた。建物、と言うよりライブ会場だ。子供と大人に別れており、ほのあ達は子供の方に入って行った。緊張してしまい、足がすくみそうになる。
すずか「おはようございます!…じゃなくて、はじめまして!(あれぇー!?こうなのカァ…!?よく”おはようございます”って言うけどサァ…!)」
ほのあ「あ…えっと?(どうしようこれ何て言えば良いの?)」
店員の人「はじめまして!来てくれてありがとう。貴女達でデビューするの?」
ほのあ「…えと…(何て言えば良いの?)」
すずか「はい!そうですよ!ニュースでやっていたので、来たんですよ!凄い楽しそうだったので!これって、歌手の体験版みたいなものですよね!グフフ…」
すずかは不気味な笑みを浮かべる。ほのあは、何と言えば良いのか分からず、ほのあは下を向いていた。店員の人は、綺麗な女の人だった。待っている所の席には、子供達が座っていた。さっきのニュースを見て駆け付けたのだろうか。
その時、店員の人はほのあの方を見てこう言った。
店員の人「…ほのあ?」
ほのあ&すずか「…え?」
どうして名を名乗って居ないのに、店員の人はほのあの事をやっているのだろうか。それが二人には謎だったが、ほのあがその店員の人の顔を見ると、”ママ…?”と言った。
すずか「ん…?この人、ほのあのお母さん…?」
ほのあ「うん!ママだよ!マ〜マ〜!」
甘えた様に、母の方に行く。すずかは、その光景を見て”羨ましいな…”と呟いたが、二人には聴こえていない。
エレナ「えぇ!ほのあ久しぶりね。私の名前…エレナよ。忘れちゃった?」
ほのあ「いやいや!忘れて何て居ないよ〜。…あぁ、そんでこの子はすずか!この村に引っ越してきて、今は友達で一番の仲良し〜♪」
と言い、ほのあは笑顔ですずかに抱き付いた。その拍子に、ほのあのポニーテールが大きく揺れる。
すずか「あっはっはっ!まぁそんな所です!腐れ縁だね!」
ほのあ「腐れ縁って言うなぁ!」
エレナ「そう?ほのあと仲良くしてくれてありがとう!」
どうやらほのあの母の名前は、エレナと言うらしい。だが、何故此処に来たのか謎だった。その事を聴いてみると、どうやら、一般人にも”歌手”を体験してほしいと思ったからだ。ほのあの母は…いや、エレナと呼んだ方が良いのだろうか。エレナは、シキと一緒にライブ会場を作ったらしい。因みに、シキとはエレナの夫。つまり、ほのあの父と言う事だ。もう一つの理由を言えば、ほのあに一人暮らしをさせようとはしたが、心配になり此処に来て、こう言った施設を立てたと言う。
二人は再開をした後、これから一週間二人の担当をするマネージャーの人の名刺を差し出した。それには、優しそうな女性の顔が映っていた。そして、一番重要な名前を見るが、ほのあ達には名前が読めなかった。名前には”琉菜”と漢字で書いた名前が書いてあった。
ほのあ「えーと…これって誰?」
エレナ「あぁ…これはルナって言うの。普通なら読めるのに…ほのあは頭が悪いわね!」
ほのあ「うるさいな!たまたまだよ!たまたま!」
すずか(私も読めなかったんだけどね…)
そんなこんなで、そのマネージャーの人に会った。だが、名刺とは全然違い、厳しそうで怖そうなマネージャーだった。
ルナ「はじめまして。これから貴女達をビシバシ鍛えて行くから、よろしく!」
ほのあ&すずか「は、はい…よ、よろしくです…!」
エレナ(偶然怖い人に当たっちゃったかな?まぁ…ほのあとすずかちゃんなら大丈夫!)
怖い人だと緊張し、ルナの前だと身体が動かなくなってしまいそうだ。すずかは名刺とは全然違うと思い、その事をエレナに言った。
すずか『あの…どうして名刺と顔が全然違うんですか?』
とエレナの耳元で言う。すずかはヒソヒソ話が上手なので、ほのあとルナは気付いて居ない。
エレナ「それはね…ルナさん、名刺の写真に乗っていたのは化粧をしていたからなの。今は化粧をしていないから、怖い先生に見えるのよ…」
すずか「ええぇっ…!?化粧してるのとしてないのが全然違うぅ…!」
すずかは驚いた。何せ、化粧をしている時は別人の様に顔が違うのだから。化粧は怖い。とエレナは心の底で思った。
ルナ「それじゃあ、今日から一週間は寮で暮らして貰うわ。此方に来て!」
ほのあ,すずか「は、はいっ!」
エレナ(二人共、厳しいから緊張してる…)
心の中でエレナは苦笑いをしている。そして、ほのあ達はライブ会場の裏に有る寮に行った。エレナは、そのまま受付の所に戻った。
寮の中は至って普通で、住む部屋が沢山有る。だが、部屋の中はあまり広いとは言えず狭いとも言えず、旅館の様な空間だった。ほのあが言うには、田舎のお婆ちゃんの匂いだと言う。レッスン室も有り、其処で歌とダンスの練習が出来る。
ほのあ「わぁ!此処がこれから私達の家になるのか〜!」
すずか「たったの一週間しか此処に住めない…正に旅館気分〜♪」
そう二人が喜んで居ると、ルナが言った言葉でがっかりした。
ルナ「気に入ってくれたみたいで良かったわ…あ、それと私も此処に住むからね。」
ほのあ,すずか「…えええぇぇーー!?」
ルナ「えぇーじゃない!さぁ!今からレッスンするわよ!」
ほのあ,すずか「…うぅ(あぁ…地獄だ…)」
二人ががっかりした理由…それは、ルナが厳しいからだろう。レッスンをやれ、と言われ休む時間も無くなる…そんな事が予想出来るからだ。すずかは旅館気分が台無しだ…と言っているが、此処は旅館ではない。寮だ。
ルナ「それじゃあ、まずは歌のレッスンよ!はい、貴女達が歌うのは…”Call of tha Dungon”と言う曲。歌詞は結構短いわよ。」
ほのあ「あっ!それ知ってますよ!ちっぽけな〜♪扉の向こうに〜♪ってやつですよね!後は硝子の小鳥の声♪キャンディーに変えて〜♪君にあげるから〜♪…ですよね?」
ルナ「そうよ。よく分かったわね!」
い歌だが結構な人気有る”Call of Dungon"と言う歌。この文を読んで居て、知っている人も居れば、知らない人も居るであろう。
すずか「へぇ〜、そうなんだ!何か良い曲みたいd…」
すずかが何かを口走った時、隣の部屋から凄い歌が聴こえた。
「覚めない夢のおおぉ〜〜!!火照らったああぁぁ微熱の中〜〜!呆れるくらいいいぃぃ!全力で今日をおおぉぉ足掻くううぅぅ!!」
突然地獄の様な歌が、隣の部屋から響いて来たのだ。だが、ほのあとすずかには何処かで聴いた様な歌声と歌い方だった。
ルナ「うっ…!?何よ、この酷い歌声…!」
耳を塞いで言うルナ。だが、その言葉も歌声でかき消された。
ほのあ,すずか「っ!この声って…まさか!」
「い歌だが結構人気が有る」の所
その”暗”だけが向けていました。すみません!
そう。この歌い方で察しが付いた方も居ただろう。酷い歌、と言えば___だ。二人は、___だろう。と、隣の部屋に走った。だが、ルナは酷い歌に絶えられず。そのま耳を塞いで倒れてしまった。
酷い歌声が鳴り響く中、バンッ!と隣の部屋の扉を開けると、その歌声が余計に耳を刺激する。其処には、目を閉じて気持ち良さそうに歌っている”ゆず”と、そのマネージャーらしき男性。そしてゆずの姉”もも”までも、ゆずの近くで気絶していた。
ゆず「僕らをおおおおぉぉ待つううぅぅ!!次いいぃぃの場所までええぇぇ!!心重ねてええぇぇ!!」
ほのあ&すずか「ゆず!歌を辞めろーーっ!!」
と、二人はゆずの歌よりも大声を出して叫んだ。それがゆずには聴こえた様で、曲が掛かっていないまま歌を歌っていたゆずは、ほのあ達の方に向かって愚痴を溢した。
ゆず「何ですかぁ?せっかく気持ち良く歌っていたのにぃ!」
すずか「『何ですかぁ?』じゃないだろ!歌詞の途中で”覚めない夢の 火照らった微熱の中 僕ら”って歌詞なのに、”僕ら”が抜けて居るじゃないか!!」
ほのあ「そこぉ!?酷い歌じゃなくてそこぉ!?」
そう雑談をしていると、”うるさいなぁ…”と言いながら、他のマネージャー達が苦情を言いに来る。ほのあ達は全員に謝り、直ぐに帰って貰った。
すずか「はぁ…もうめちゃくちゃだよ。って言うか…ゆずも来てたんだね!驚いたよ!(あぁ…ゆずが隣の部屋とか、ガチ&マジで迷惑やわぁー…)」
ほのあ(うわぁ…すずか、これ絶対迷惑だって思ってるね。)
口ではそう言っているが、心の中では腹黒い心をほのあに見せびらかしている様だ。ほのあには、何故かそれが分かったのだ。
ゆず「えぇ?歌と言えばぁ、この僕が定番ですよねぇ?それにしても…どうして皆さんは此処に来たのでしょうかぁ?」
床に座り込み、首をかしげるゆず。そんなゆずに、ほのあは一言こう言った。
ほのあ『正直に言うと、ゆずの歌が酷すぎるからだと思うよ!』
そう言った途端、ボコッ!とゆず達の部屋に響いた。それは、ゆずがほのあの頭を殴った音。きっと今の言葉でムカついたのだろう。(誰でも怒るだろうが…)ほのあの頭には、一個のアイスクリームが出来上がっていた。すずかは、それを身体中に鳥肌を立てながら見ていた。
とその時、ももとゆず達のマネージャーらしき二人が起きた。きっと、ゆずの歌を間近で聴いたせいで気絶してしまったのだろう。
「可哀想に…」
とすずかは思っているが、それも声には出していない。心の声、だ。もし声に出して言ったら、ゆずに殴られるだろう、と悟っていたからだ。
どうやら話を聴くと、歌を歌う時にももとゆずが”NEXTAGE”と言う歌を歌う事になり、まずは歌詞を覚えた。そして覚えた後、まずはゆずから歌う事になった。だが、ももはその事を知っていたので止めようとしたが、その時にはもう遅かった。ゆずはサビから歌い始め…今に至ると言う訳だ。
もも&ゆずのマネージャー「本当に驚いたよ。まさかあんな歌を聞かされる何てね…はははっ」
ゆず「全くぅ、僕の歌が凄すぎて気絶する何てぇ…貴方もまだまだですねぇ?」
もも&ゆずのマネージャー「あぁ…そう言う事にして置くよ。」
ほのあ&もも(可哀想に…その間逆なのに…(なのにねぇ…)
とすずかと同じ様な事を思っていた。
そして、その後ほのあとすずかは自分の部屋に戻った。其処には、ルナが床に座り込み、ビデオカメラでこれから練習するであろう、ダンスの練習をする姿を見ていた。
ほのあ&すずか「ただいまですー!」
ルナ「あぁ、おかえりなさい。…それで、さっきの歌について何だけど…」
すずか「あぁ…その事ですね。聞かない方が良いですy…」
ルナ「最初は嫌だったけれど、何だか良い歌声ね!よくよく聴いてみればとても才能が有るわ!その歌っていた子の名前、教えてくれる?」
ほのあ&すずか「…えぇ?」
お知らせ
こんばんは。ほのあです。
ちょっと伝えたい事が有りますので、伝えさせてもらいます。
まずは、名前の事から。名前は、ほのあからほのあんぱんに改名しました。
これは、小説にも小ネタで出てきましたね。元ほのあです。(トリップを見れば分かるとは思いますが……)
そして、もう一つは小説の書き方についてです。
やはり、台本書きだと「読みにくい」と言う事なので、小説書きにしようと思います。(第六話の様にする、と言うことです。)
ちょこちょこ意見が変わってしまい、申し訳ありません。
因みに、この小説は「一日一回は更新したい!」と言う目標で書いたのですが、全然書けて居ませんね…すみません。
こんな文才も無い小学三年生が書く駄作ですが、良ければ宜しくお願いします。m(__)m
とっても可愛いお話ですね!
こういうほのぼの系好きです!
キャンディさん
ありがとうございます!
私も、ほのぼのしているのは好きなので書いてみました♪
そう言って貰えて嬉しいです!(*´ω`*)
どういたしまして!
あなたも、ほのぼの系が好きなんですか!気が合いますね!←いきなり!?
これからも頑張ってください!
キャンディさん
そうなんですかー!確かに、気が合いますね♪
ありがとうございます!頑張ります!(・ω・)ノ
その言葉を聞いた瞬間、ほのあ達は一瞬ポカーンと口を開け、“えええぇぇ!?”と叫ぶ様に驚いた声を出した。どうしてあんな歌が良いのか?と二人は口に出して何度も問い詰めた。
それに耳障りだったのか、ルナは大声を出して
「うるさいわよ!!大体、人それぞれに好みが有るでしょ!?」
と、ゆずよりは酷くないが隣の部屋まで聴こえるくらいの大声で言う。ほのあ達は、それもそうだな。と納得はするが、ゆずの歌を良いと言う人は初めて見た。と当たり前では無いように、目を罰にして話した。
「な、なるほどね……でも、私には良い歌に聴こえたのよ。どうしてかしら……?」
「まぁ、ルナさんが言った様に好みが有りますからなぁ〜……」
「きっと、貴方の耳が可笑しいんですよ!(あ、やべつい言っちゃった……)」
「はぁ?今、何て言ったの?」
「い、いや何も……っ!(危うくバレる所だったぁ……!)」
くだらない会話をしつつも、この話題は終わりにして、レッスンをする事にした。まずは、二人が歌う曲を覚えて貰う事からだ。ほのあは覚えてる居るので良いとは言ったが、”厳しいルナはしっかり覚えないと駄目”と言い、ほのあも一緒に覚える事にした。
ルナは二人に歌詞の表を配った。それには、1番しか歌わない事になっているので、結構短い。ルナに言われ、すずかは、DVDプレイヤーにCDを入れ、その曲を掛けた。
「まずは、歌詞を見て歌ってみて!はい、私の後に続いて〜……ちっぽけな〜扉の向こうに〜」
「ちっぽけな〜……扉の向こうに〜……」
「ダメダメ!もっと元気を出して!隠された〜不思議世界〜」
「(き、厳しいな……)隠された〜!不思議世界〜!」
二人は、ルナの言う通りにして、歌詞を見ながら歌を歌うレッスンをした。最初は厳しいと思っていたが、だんだんレッスンをしている内に、”それが楽しいのだろう。”と思う様になって来ていた。
その夜、寝る前に二人は夜更かしをしようと、持ってきていた3DSをやって遊ぼうとしていた。
「イエーイ!今日は夜更かしだぜーい!」
「ほのあと一緒に3DSだー!イエイエイエーイ!」
夜の十時になり、そう騒いでいると、バンッ!と扉が開いた。それは、パジャマ姿をしたルナだった。そして、”静かにしなさーい!!”と竜が鳴く様に二人に言った。二人はその言葉がギッシリ来たのか、”はーい……”とさっきまでの元気が一気に消えた様な声で返事を返した。きっと、寮では人の迷惑になるから駄目なのだろう。
その後、二人は無理矢理寝させられる事になり、二人はダブルベッドで寝る事になった。だが、二人は何時も夜更かしをしていたせいなのと、何時もと違う布団だからなのか、中々寝付けなかった。
「んー……やっぱり寝られん〜……」
「仕方ないよ、此処は一軒家じゃないんだからさぁ……マンションみたいな物だよ。」
「はぁ〜、これじゃあ寝付けないし……ルナも酷すぎだよな〜!」
すずかはほのあに向けての愚痴を言っているが、それは自分とほのあにしか聴こえてない。本人のルナには聴こえて居ない。すずかは、愚痴を言っていても仕方がない。と言い、”おやすみー”と少し怒った様な声を出し、寝る事にした。
「……うーん……」
あれから一時間後。すずかは、ほのあに冷たい態度を取って寝ようとした。……が、ちっとも寝れていない。ほのあは、十分くらいでぐっすりと寝ている。その間逆で、すずかは目がパッチリだ。
「ぐぅ……ぐぅ……すずかはおデブ〜ほのあは美少女〜……がああぁぁ……」
「酷い寝言だな……」
さっき、冷たい態度を取った仕返しの様に思える寝言。ずっと布団に入っていたからか、おでこには汗がダラダラだ。トイレに行ってから、また寝てみよう。と言い、トイレまで行った。
「ふぅ〜、サッパリスッキリ☆」
出す物は出した。トイレから出て、部屋に戻ろうとする。布団から出たらからか、おでこからの汗は少し消えて居た。
ベッドルームに帰ろうとする途中、ルナの部屋から物音が聴こえた。物音、と言うよりもルナの歌う歌声と足音だ。すずかは何をしているのかが気になり、部屋の扉を少し開ける。覗きの様だが、ただ気になるだけだ。
「la……偽物が笑うよ〜……la……本物が泣いてても〜……」
『ル、ルナ……さん!?』
其処には、二人がデビューライブをする時に歌うCall of Dungeonの歌を音楽を掛けずに、小さな声で歌っていた。そして、ダンスも振り付け通りに踊っていた。その声は、耳の良いすずかにも小さい声であまり聴こえない。だが、少しは聴こえた。
「月鏡〜……嘘付きだ〜……っきゃあ!」
『ル、ルナさん……!?だ、大丈夫なのか……!?』
バタン!と倒れてしまう。それと共に、床にルナが叩き付けられる音が聴こえる。その音は、部屋中に響く。誰かが耳を澄まさなければ、他の部屋には聴こえない。
だが、ルナはそれに負けずに立ち上がった__
「もっと……頑張らないと。ほのあ達のお手本にならないと……いたっ……!」
『っ……ルナさん……』
ルナの足には、小さな傷が出来ていた。幸い血は出ていないが、ルナになってみれば痛そうだ。
それでも、ルナは立ち上がった。何度も何度も。転んでも倒れても。夜更かしをしてでも。ほのあ達に見えない所で、迷惑を掛けずに___マネージャーとして、もっと努力をしなければ……と言う心が有るからこそ、ルナはほのあ達の為に練習……いや、“努力”をしているのだ。
その光景を、すずかはルナが眠るまで……静かに見守っていた。
___ピピピ、と小鳥が電柱に乗りながら鳴き始める。今はもう朝の八時。ルナは、ほのあ達を起こしに行った。
「起きて、ほのあ!すずか!」
「ん……うーん……あ、おはようございます……ルナさん……」
最初に起きたのは、ルナを静かに見守っていたすずか。目をグイグイと擦りながら、ベッドから起き上がる。ほのあの方は、昨日のレッスンで疲れたのか、まだ寝ている。
「はぁ〜、全くしょうがない子ね……」
ルナは、困った時の溜息を付く。
「……あの、ルナさん……」
「ん?何?」
「昨日……見てたんです。ルナさんが……私達の為に練習する所。」
「えっ?」
すずかは、昨日見ていた事を正直に話した。ルナの足には、まだ傷が残っていた。傷は昨日よりも酷くなり、血が出ていた。そして、偶然ほのあのポケットからはみ出ていた絆創膏。勝手に使ってしまって悪いが、すずかは絆創膏を優しくルナの足に張ってあげた。
「ありがとう、すずか。お陰で痛みが治りそうよ。」
「いえいえ!良いんですよ。ほのあのを勝手に使っちゃいましたけれど……」
「そうね……でも、すずかが見守ってくれたの、知ってるわよ?」
「えぇっ!?知ってたんですか?」
「えぇ。分かるのよ。特に昔っからの付き合いとか……そう言うのは無い。だけど……ほのあ達は、”私の大切な”人”よ。」
そのルナが発言した言葉で、一瞬すずかは涙が出そうになる。その目を抑えると、涙目になってしまう。すずかの目元には、少しの涙が出てきていた。
「ルナさん!ごめんなさい!私……ルナさんの事、厳しいし大声出して注意するから、嫌な人何だって思ってたんです。でも……本当は優しい人だったんですね……うわああぁぁ!泣きそう〜〜!」
「ちょ、ちょっと!……ふふ、仕方ないわねぇ……もう泣いてるわよ?ほら、ハンカチ。」
涙を抑えていた筈なのに、すずかは涙がポロポロと水の様に流れて来る。くずかはルナに抱き付く。ルナはすずかの目元にハンカチを優しく乗せた。
その後、すずかが泣き止んだ頃の事だっただろうか。それを悟った様に、ほのあがパチッと目が覚めた。すずかは、ルナが努力をしていた事をしっかり話すと、ほのあは笑って
”へぇ〜、良い人じゃないか!”
と、ほのあはすずかを優しい目で見た。すずか達は、厳しくても優しい人は居るんだ。と言う事を、学んだのであった……
それから、ほのあ達はライブに出るまで、精一杯努力を重ねた。何度転んでも、つまづいても……三人で協力し、”最高のチームワークを作ろう!”と誓ったのだ。
そして、いよいよライブをする日がやって来た。ライブは、二つの選択肢が有る。テレビに出ずに、此処に来た人だけに見れるライブ。そして、テレビに出て世界中の人に見て貰うライブ。二人は、勿論『世界中の人に見て貰うライブ』を選択した。
「すずか!すずか!いよいよ次が私達の番だよ!」
「うん!私は勝ち負けもどうでも良いよ!皆に届く様に、歌って踊ろっ!」
「……そうだね!すずかもたまには良い事言うじゃんか!」
”たまにはは余計だー!”とほっぺたをフグの様に膨らませて言う。そんなこんなで、二人が歌う出番になった。ライブ会場は、ハートやリボンが壁になっている、ラブリーで女性が憧れる雰囲気と、スターやニコニコマークが壁になっている、ポップで弾けそうな雰囲気を放っているライブ会場だった。
「次は、ほのあ&すずかの”Call of Dungeon!”どんなライブを見せてくれるのか、楽しみですね!それでは、どうぞー!」
司会の男性がそう言った途端、ステージの床からほのあ達が出てきた。今こそ、努力を積み重ねた二人の力を発揮する時。音楽が流れる。それと共に、ほのあ達はダンスをし始める。歌を歌う時になると、二人は音楽に合わせて歌を歌い始めた。ライブ会場の人々は、ピンクと水色に光るステッキを左右に振りながら、ほのあ達のライブを目に焼き付けている。
「硝子の小鳥の声、キャンディーに変えて……君にあげるから〜」
最後の歌詞を歌った。後はダンスだけだ。と思った直後、緊張がして足がくすみそうになる。
それが終わった直後、二人はおでこに頬には汗が沢山有った。緊張していたのか、それとも暑かったのか。恐らくどちらもだろう。
「やったぁ!ライブ、成功したよ!」
「皆、見てくれてありがとーー!!」
ほのあが会場に響く様な声で言うと、会場の人々はキャーキャーと騒ぎ出す。ルナも、それを見て”やっぱり、努力をした貝が合ったわね!ふふふっ……”と、微笑みながらほのあ達を見ていた。
観客も騒いでいた、その時。一瞬会場が真っ暗になった。
「えっ!何!?すずか!すずか?」
「暗いの怖ーい!キャー!」
と言う叫び声も聞こえる。五秒くらいすると、その真っ暗になっていたのは消え、ほのあとすずかの二人に紛れ混む様に、”ももとゆず”が出てきた。ライブ会場は、二人にぴったりなイメージの、カラフルなステージに早変わりしている。
「えぇー、皆ー!今日は僕達の為に集まってくれてありがとぉー!」
「ゆ、ゆず!?それにももまで……!?」
「今回はあたしも歌うわよ!私とゆず、思いっきり見て楽しみなさいよーー!!」
二人がそう言うと、観客の人々はキャーキャーと騒ぎ出す。ほのあ達は、ゆずの歌は嫌だが、ももが居るなら大丈夫だろう。と観客から見えない所から見守っていた。歌う歌は、前ゆずが歌っていた”NEXTAGE”だ。音楽が流れ始め、ゆず達は踊り出す。そして、歌い出した__
「あああぁぁ〜〜すをおおぉぉぉ!!まだ信じてるならああぁぁ〜〜!!心をつううぅぅなぎいぃ!!今を生きるううぅぅ!!」
「うっ!?ももが居るから良いと思ったが……ももはっ……まさか……っ!?」
「ちょっと!皆に耳栓を配って来るよ!あうっ……!」
”ももが居るから安心”そう考えて居たのは、間違いだったのだろうか。
ゆずだけでも辛いのに、何とももまでもゆずと同じ歌声を持っていた。姉妹だからなのだろうか。そんな風にほのあは思っていたが、今はそんな場合ではない。会場の人々は、ギャーギャーと叫ぶ声が聴こえる。と言っても、耳を塞いで居るのだから、会場の人々も嫌がっているのだろう。こうなる事にならない様に、既に耳栓をしている人も、居ないとは言えなかった。
そして、後日のニュースで、この事がニュースに載せられていた。そうだ。これは全てテレビに放送されていた。ゆず達が出たのは『世界中の人に見て貰うライブ』だ。勿論、テレビに出て居るだろう。
それを見て怒ったのか、ゆず達は
「これも全部、ほのあとすずかのせいだわ!(ですよぉ!)」
「えええぇぇ〜〜!?り、理不尽だあぁ〜〜!」
「日本中の恥にしたお返しですよぉーー!」
「貴女達に罪は無いけれど、八つ当たりしてやるわ!ドMなもみじにやっても面白く無いわね!」
と言う理不尽な暴力を振られそうになり、そのまま二人は一ヶ月くらいもも達からは逃げ回ったらしい……
第八話 一週間だけ歌手になろう!編 終わり
次回予告
ほのあ「もうすぐゴールデンウィークですね!」
すずか「そうレイね!子供の日も近付いて来ているレイ!何かやるつもりレイ?」
ほのあ「特にやるつもりは無いけど……お泊まり会しようとしてるんだ!」
すずか「へぇ〜……じゃあ私もお泊まり会したいレイ!」
ほのあ「OK!……それより、れいなの真似辞めろやーー!!」
次回 第九話 ゴールデンウィークだし…お泊まり会しようや!編
ほのあ「次回も笑って読んでくださいね♪」
第九話 ゴールデンウィークだし…お泊まり会しようや!編
ゴーンデンウィーク。それは、四月が終わると共に始まる三連休。特に子供には、”子供の日”と言う物も与えられ、鯉のぼりを挙げている家も有る。
「あぁー……暇だ……暇で暇でしょうがない……ほんと、何したら良いんだろ。平和な日々。平和なまったり村……村作りをするにも、何を作りゃ良いか分かんないし……ゴホッゴホ!」
喘息のほのあは、口からは苦しそうな咳を出している。この前ライブ会場に入ってから、一週間はとっくに過ぎている。また始まったのだ。ほのあの退屈な日々が。だが、何時もは物が散乱しているほのあの部屋は、しっかりと片付いていた。ほのあの目の前には、付けっぱなしのノートパソコンが一つ有るだけ。窓からの太陽の光は、やれば出来るじゃないか。と褒めて来る様に、暖かい光をほのあの部屋に当て続ける。
最近ハマッた暗殺教室でも見よう。まだ続きが有った筈だ……と暗かったパソコンを付け、YouTubeでその続きを見ようとする。
「……あっ!」
その時、ほのあは思い付いた。暇ならば、皆を集めてお泊まり会をすれば良いじゃないか、と。そうすれば、少しは暇も潰せるし、家も賑やかになるだろう。
思い付いたら直ぐに実行する。それがほのあのポリシーと言う物なのだろうか。またパソコンを付けっぱなしにしたまま、村の掲示板にその事を書きに、走って家を飛び出して行った。パソコンは、そのまま暗殺教室の映像が流れて居た。
「はぁ、はあぁっ……ゲホッゲホゲホ!」
走って、走って。漸く掲示板に辿り着いた。と言っても、二分くらいで辿り着いた。ほのあは喘息を持っている。今日は特に酷いので、走るのにも一苦労だ。ほのあは、掲示板の所に置いて有ったマッキーペンを持って、真っ白な紙にこの事を書いた。
「……よし!書けた!」
内容は、特にこれと言った乞った内容ではなく、普通のシンプルな内容。
”皆さんへ!
こんにちは〜!この村の村長事、ほのあで〜す♪
今日は、皆さんとお泊まり会をしたいと思います!村長と一緒にプリパラとかドラえもんとか暗殺教室見れるチャンスですよ!←お前と何て見ねぇよ
もし暇だったら、来てくれると嬉しいです!(*´ω`*)
それではバーイ!
村長の村長、ほのあより”
と言った内容。時には顔文字何かも使ったり、一人でツッコミをしている所は、ほのあらしい感じを放っている書き込みだ。ほのあはそれを掲示板に貼り付けた。だが、ほのあはYouTubeを付けっぱなしにしていたのを思い出し、そのまま家へとダッシュした。
「ただいまー、ゲホゲホ!うわああぁ……目まで痒くなって来たよ!とりあえず、付けっぱなしのやつ消さなきゃだー!」
咳をしながらも独り言を言う。玄関から部屋はそう遠く無いからか、パソコンの音が聴こえて来る。ほのあは喘息であろうとも気にせずに、部屋まで走ってパソコンを最初に戻した。
「はぁー、もう半分まで進んでたよ……あーあ、電気勿体無ーい!」
そのまま暗殺教室を見ようとしたが、ほのあは電気の無駄だからと、シャットダウンを押してしまった。さっき、ほのあがパソコンを付けた意味は有ったのだろうか……
だが、それには懲りずに、今度は3DS何かを始めた。勿論、学校の宿題何かは忘れているに違いは無い。3DSからは、何時もの様に白い光をほのあの目に当て続ける。ほのあは、きっと目が悪くなるであろうと悟っていたほのあだが、やる事が無いのだから仕方が無い。と言い訳を心の中で決めて有る様子。やる事が無いので有れば、勉強をすれば良いじゃないか。と言いたいくらいだ。
※此処から先は、ゲームのネタバレ有りです。
「全クリしてるけど、たまにはストーリーモードでもやるか〜!」
ほのあが今カセットの中に入れている物は、アドベンチャーゲーム……ではない。”プリパラ めざせ!アイドル☆グランプリ No1!”と言うゲームのカセットでプレイをしようとしているのだ。何時もは”今すぐプリパラ”でやっているが、たまには”グランプリストーリー”の”アイドルと仲良しストーリー”をやる事にした。そこを押すと、プリパラのキャラが真ん丸になって、沢山居る下画面になった。
『テビッ!』
「よし!今日はあろまに決めたじぇー!デビデビー♪」
あろまを選び、”あろま と 遊ぶ・1”を押した。今日は、どうやら1から4まで有る物を、1から遊ぶつもりだ。(とは言え、全てクリアしているが……)少し長くなるが、暇を潰せるし、お泊まり会に来る人々を待つのにも出来る。そして、何にせよほのあはあろまが一番の推しキャラなのだから。
ほのあは、そのままあろまとの仲良しストーリーを進めて行った。しかも、会話文もわーわーぎゃーぎゃーと大声で音読しているから、良い近所迷惑にもなりそうだ。時には途中からバナナをキッチンから持って来たり、夜ご飯を作る為にご飯を炊いたりと……その他諸々、様々な事をこなしていたのだった。
『あーはっはっはっ!ほのあではないか!』
画面には、あろまが言った様にそう映る。今は、”あろま と 遊ぶ・3”をやっている。
「あろま〜!何時見ても可愛い〜♪ゲホッゲホゲホ!」
笑顔で画面を見つめるほのあ。これが男性だったら変態の様だが、ほのあに対して悪く言えばレズになる。さっき、バナナを持って来て食べたからか、3DSはバナナでベトベト。だが、ほのあは全く気にしていない。神経質な癖に、食べ物に関しては平気なのだろうか。これは、神経質と言わないとも言えそうだ。
「よし!次はランウェイだぜー!」
画面の中のマイキャラ(ほのあ)は、本物のランウェイを歩いている。ほのあは、それを平然とボタンをポチポチと押し、”こんなの楽勝だ!”と自慢出来るくらいに上手にやっている。一番良い”メチャ×3いいね♪”を全て取って終わりにする様子だ。……と言っても、これは一番簡単なモードなのだが。
その後、ほのあはそのままあろまと戯れていた。だが、途中でトイレに行ったり、冷蔵庫の中のプリンを取りに行ったりと、部屋から出たり入ったり落ち着きが無かった。
「”あろま と 遊ぶ・4”も終わっちゃった!はて、これからどうしようかなーあープリンうめー」
全て終わってしまった時に、一口サイズのプリンを食べながら、ふと時計の方を見る。今は午後の一時。窓からの光は、さっきまでは片付けを褒めて居た様に思えるが、今度は宿題をしろと言わんばかりに光を当て続けている様に思える。だが、逆にその光を浴びると、ほのあには眠気が襲ってくる。
「う、うーん……眠くなって来た。あー、目痒い……」
眠気と花粉症がほのあを襲う。鼻は垂れて来ないが、目はとてつもなく痒い。そこら辺に落ちていた枕を頭の下に置く。空っぽのプリンカップを目の前にして、目を瞑る。そんな内に、直ぐに眠りに着いた。
その間、よもぎの家では、もみじ、よもぎ、ゆずの三人の男子達が、盗撮部屋に集まって居た。
「そいで〜?大事な用事って何?」
口に中はバニラ、見た目はチョコのアイスクリームを口に加えて、よもぎに問い掛けた。
「って言うかぁ!また女の人がお風呂を入っているのを見せつけるんでしょお!?僕知ってますよぉ!と言うよりぃ!僕まで無理矢理連れて来ないでくださいよぉ!」
「煩い!早まるな!……良い?これはこの前女子達にぶち壊されたカメラとデータから、二週間も掛けて無理矢理復元出来た貴重でもの凄い映像何だぞ!」
どうやら、よもぎはこれをもみじ達と一緒に見る為に、二週間も掛けてデータを復元していた様だ。よもぎは落ち着いている割に、変態の極みを超えた変態だ。
「またくだらない事をぉ!」
「そんな事よりアイス食べたい!あっ!でもね、盗撮って良いよね!女の子のあーんな所やこーんな所は……グフフフフ……」
アイスクリームを口に加えながら、汚い妄想をする。アイスクリームも溶け始め、床にバニラが垂れて来ている。
「いや今食ってるだろうが!……でもまぁ、やっぱりそうだよね!覗きサイコーってね!アッハッハ!」
「もうお前ら”変態の極み”って呼んでやるわぁ!!」
二人に関して、一人だけ真面目なゆずは相当怒っている様子。もみじの口に加えていたアイスクリームは、全て溶けてしまい、今もみじの口に加えている物は、ただのハズレの棒だけ。垂れたアイスクリームは、ゆずが仕方なく拭き、近くのゴミ箱に捨てた。
「それじゃあ、今からやるからね……思いっきり妄想の世界を楽しむと良いよ!」
一人で持ってくるには重たそうな大型薄テレビ。よもぎは重い物を持つのは苦手だが、こう言う事になると力が入るらしい。正に”悪じえだけは働く”だ。
※此処からはエロい要素が有ります。また、この前よりもエロいので注意してください。
「グフフ……俺はほのあかすずかとあんこをよく見てみよう!あれ?これって全員?あ、ももとか言う奴も居たか!ももは……うーん、あんまり良いかな……」
「きっもおぉ!僕は絶対見ませんからぁ!」
プイッとテレビの方からそっぽ向く。ゆずは二人の様に”見たい!”と言う気持ちは無い。女性に嫌われたい訳でもない。ただ興味が無いのだ。その事で、よく特殊だと言われるが、興味が無いのだから仕方が無いだろう。
寿々亜です(*^^*)たまに、これになってるかも。
男子たち変態…よもぎやばいわ…
女子軍がんばー!ボッコボコに頼む!ww
ほのあって小3だったのね…。あれ?小3ってまえ聞いたっけ…まいっか。
寿々亜
わぁ!来てくれてありがとう!ヾ(≧▽≦)ノ
このスレで一番来てくれているのは寿々亜だね!凄くありがとうございます!
うん、よもぎは落ち着いた性格だけど…変態何だよw(それに賛成するもみじも、少し変態心が有りますなぁ…)
真面目なのはゆずだけだねwΣ(・□・;)
女子軍かぁー!……って、前にもボコボコにされていた記憶が……懲りないねぇ……
↑全部お前が書いてるんだろ
前は小2だったけど、今年で小3だからだよー!
ゆずside
ピッ……とビデオが付く音がする。僕以外の二人は、ビデオの方を向いてはぁはぁと息が荒くなっている。……気持ち悪い。僕は純粋にそう思っているだけで、決して口には出さなかった。そのまま僕はビデオの逆方面を向き、手を組んで目を瞑っていた。はあぁ……本当に変態の極みと呼んでやろうかぁ。僕は冗談抜きでそう思っている。
『ふぅ〜……やっぱり風呂は良いや!よもぎの事も忘れそうだ……』
『さっきのよもぎ、ほのあに告白でもしようとしてたんじゃない?』
『そんな筈は無いぞ!ってか、私は既にルノーマたんと殺せんせーとひびき君と……』
よくよく聴いてみれば、全てほのあの好きなアニメのキャラばかりだ。流石ほのあ。二次元に恋するとは……キモいな。あっ、でも此処も二次元か。……僕とした事が、少しメタ発言をしてしまった。
『相変わらず欲張りな奴ね!』
『これで食べ物が有ったらサイコーなのにナス……でも気持ち良いから許スイカ!』
バシャバシャと言う水(お湯)の音までもする。本当に撮って居たのかぁ……よもぎは最低な奴だ。女の体を見るとか、これ立派な犯罪何ですけどねぇ?まぁ、此処で愚痴を溢しても仕方が無いが。
よもぎside
ビデオには、ほのあにすずか、そしてももにあんこまでのお風呂に入っているシーンが映っていた。ほのあとすずかだけはお腹を隠しているが……甘いよ、甘すぎる。胸を隠しきれてないだろうに……僕は非常に落ち着いている。自然や緑を大切にする……が、お金と女性の裸には興奮する者だ、と覚えて置くと良いだろう。
「もみじ、どう?妄想の世界、広がった?」
「はぁはぁ……あっ、うん。お陰で最高の妄想になったよ。ありがとう!マジで感謝する!」
と口から涎を垂らしながら、もみじは僕に抱き付いてくる。……ふふふ、これだから楽しい。”盗撮”と言う物は……女性の裸も見れる。友達からも感謝される。こんな良い事が有るのに、どうして女性は恥ずかしがるのだろう?僕にはそれが分からない。もしくは、頭が悪くなったのだろうか……?
そんな風に考え込んでいる内にも、ほのあ達は特に話題も決めずに雑談しながら、お風呂に入っている。相変わらずももの胸はでかいなぁ。……えと、皆はドン引きすると思うけど、僕の狙いは”あの子”だ。あの子は僕の好きな人でもある。胸はももには叶わないし、性格もはっちゃけてる。……勿論、あの子の事は秘密何だけど……今回は特別に教えるね。僕の狙いで、好きな子は_____
.
.
.
あんこだよ。
『そもそも、あんこは一番好きな食べ物何て有るのかしら?』
『有りすぎて有りすぎて、一つに絞れなイチゴ!』
『はぁ〜……やっぱりねぇ。あんこ、そう言う時はね___』
「ゆず、お前も見ないと損するぞ!」
「はあぁ!?いきなり連れて来てお前呼ばわり!サイテーな人ですねぇ!」
「ももって……以外と胸大きいんだね。この中じゃ一番でかいかも。グフフ……やっぱりももが一番可愛いや!」
芸術が分からないゆずと、さっきまでももの事を馬鹿にしていた癖に、胸が大きいからと興味が沸いてくるもみじ。全く、もみじは気分屋だしゆずは芸術が分からないし……男ってのは変態じゃないといけないんだよ!って言いたくなった。
……因みに、どうして僕があんこなのかって言うと、ただ単にあんこが好きだからだよ。……ほのあ?そんな奴知らないね。僕の頬っぺたを傷付けたから、ほのあは無理無理。ただの友達としてなら好きだけど、恋愛の方で好きになる事は絶対に無いね。僕の彼女……いや、好みじゃなくなったよ。
そんなこんなで、ビデオは終了した。今回も良い物を見させて貰ったよ。(実は前から盗撮を続けていた)特に、あんこが窓の外を覗き込んで居るのが可愛かったなぁ……でも、ゆずだけはスネた様にずーーっと向こうを向いていた。……僕達と、正直に見れば良いのに。
「もうこれで俺は大満足!ありがとう、よもぎ!」
今にも床に付きそうなくらいの涎を垂らしながら、ニッコリ笑って僕に握手をした。僕は片手を離し、ハンカチをもみじの口に当てて
「いやいや!これからも僕は盗撮を続けるよ。」
と、僕は不気味な笑みを浮かべた。これからも、女性の裸を見たり、友達から”ありがとう”と言われ続けよう……と決心した。