まったり村のハチャメチャ日常

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1:ほのあ◆1o:2016/03/21(月) 20:46 ID:vBw

こんにちは!ほのあです!
今日から新しい小説を書いて行きます!
とにかく、明るい系の小説を書きたいなと思っています!
良ければ感想をお願いします!
荒らしや悪口等は辞めてください!
よろしくお願いします!

101:にか◆Pk:2016/05/06(金) 21:06 ID:nJE

ゆず年下なの?!
えらいわ…。
年上のあいつら何やってるのよ…。

お世辞じゃないよ!!!本当におもしろいよ!
弟と同い年なのにこんな小説書けるなんて…。
すごい!

102:にか◆Pk:2016/05/06(金) 21:07 ID:nJE

すんなり100取ってしまった…すまん。

103:ほのあんぱん◆1o:2016/05/06(金) 22:29 ID:SuA


にか
分かった!いつも感想ありがとう!
yahho登録してるの?私は、yahhoも占いツクールも登録してないよ……(汗)
入ったら見ても良いよ!って言うか無料で入れるよ!
面白いって言ってくれてありがとう!
お世辞じゃないの?もっとありがとう!←何回言ってるの!?
弟さんは、もっと凄いのが書けそうだ……
大丈夫だよ!100取っても!

104:ほのあんぱん◆1o:2016/05/07(土) 12:07 ID:Egc


ももside

そんなこんなで、ほのあの家はお泊まりに来る人が沢山来て……
もみじよもぎ、ゆずまで来たの。ゆずったら、お昼によもぎに引っ張られて居たけれど……何だったのかしらね。
後はここあやれいなやらあんこやら……沢山来たわよ。えぇ。ほのあの家だけじゃ寝れない数くらいに。

寝る部屋は二つに分けて、一つの部屋では『ほのあ、すずか、もも、もみじ。よもぎ』の部屋になったわ。ゆずが居ないのがちょっと寂しいけど……ね。
後の一つの部屋は、『れいな、あんこ、ここあ、ピンク、ゆず』

と言う結果になったわ。
ここあに関しては、ピンクちゃんも連れて来たのね。良い子だこと。

そして、あたし達は夜、ほのあの家でお泊まり会のパーティーをすることになったの。
パーティー会場は、ほのあの家で一番広い家で、二階にあるパーティー部屋。
こんな時の為に用意していたらしいけれど……こういうのも良いわよね!
あたし、パーティーは嫌いじゃないの!

飾付けは既にして有って、部屋の隅には風船が立ってある。その近くには、大きな窓。
景色を一望出来て、もう最高の気分!みたいな感じね。

部屋の真ん中に置いてある大きなテーブルには、沢山の料理と沢山のデザート!
美味しそうだわ〜。あたしはどれから食べようかしら?

後から聴いた話だけど、ほのあはゴールデンウィークの為にこのパーティーをやったらしいわ。
ふふふ、たまにはほのあも役に立つわね?

「それでは、ゴールデンウィークと言う事で〜!パーティーを祝いましょーう!かんぱーい!」
『かんぱーい!!』

ほのあが言った合図で、皆は盛大に料理を食べる。
直ぐに無くなってしまいそうなくらい。
流石大食いのほのあ&あんこね。
始まって五秒も立っていないのに、もうハンバーグを半分食べてしまっているわ。
さぁーて、あたしも食べなきゃ勿体ない!今夜は沢山食べましょ!

「レイ…私、猫舌だからあんまり食べれないレイ。」
「なら先にデザートを食べたら?なんなら僕の食べ掛けのステーキを……」
「要らないレイ!いただきまーすレイー!」
「ううぅ……」

よもぎはがっかりした様にステーキを頬張る。
れいなは冷たい態度を取ったが、熱くないデザートを食べ尽くす様に食べる。
ふふふ、ツンデレね〜。
あたしも食い時張って、チーズハンバーグ(ミニ)を二個食ってやったわ!

「はい、ピンク!あーんしてね〜♪」
「あーん?」
「違う違う!言うだけじゃなくて口を開けるの!はい、あーん♪」
「あーん……モゴモゴ……」

ここあはピンクちゃんに小さく切ったハンバーグを、ピンクちゃんの口に運ぶ。
微笑ましいわね……ピンクちゃんってピンクピンクしてて可愛いわ!さっきの”あーん”も可愛い〜!

「ほ〜の〜あ〜!このショートケーキ食べるぅ〜?」

すずかはほのあの口元にケーキを持っていく。
だが、ほのあは即答で拒否る。

「要らない!すずか食え!」
「えぇっ!何でぇ〜?」

いつもなら“食べる食べる〜!“と食いついて行く筈なのに、どうしてなのかしらねぇ……

「だって、それに変な薬入れたでしょ!」
「バレたか……(便秘薬を入れたのに〜!)」

しゅーんと落ち込むすずか。
……あたし、そんなに落ち込むことじゃないと思うけど?
って言うか、後から気付いたわ。
気遣ってあげたのよね、ほのあのこと……

だって、ほのあはいつも便秘してるから……
すずかも優しい所有るわね。ふふっ。

105:ほのあんぱん◆1o:2016/05/07(土) 14:05 ID:Egc


ゆずside

あの後の夜ご飯は、三十分もパーティーを続けた。
はぁ〜……美味しかったぁ〜。
特に生サラダやキュウリが美味しかったですよぉ。
前にもよもぎにサラダ系の物を食べさせられて、もう幸せですよぉ。

そのご飯が終わった後のパーティー会場は、食べた跡でいっぱいだった。
酷い有り様だなぁ〜、このパーティーの片付けは、僕達がやる事になったけれどぉ……

でも、ほんとに美味しかったなぁ。
片付けが終わったこの後はお風呂。
ほのあの家のお風呂は、とっても広いと聴いているからねぇ。

「ふぁ〜……やっと片付けが終わった〜。」

目を瞑って背伸びをして、疲れを取っている様子。ほのあ、やっぱり疲れたのかなぁ?

「この後はお風呂だよ!ほのあんぱんはむはむ……」

すずかはほのあが作ったほのあんぱんをかぶりつく様に食べている。
それをドン引きする様に、ももお姉さんは”まだ食べてたのね……”と言う。

「とりあえず、女子の方が多いし……女子から入って来まーす!レイ〜♪」
「良いね!それ賛成!」

れいなとほのあが勝手に決め、女子から入る事になってしまった。
まぁ、僕達は後でも良いですけどねぇ。

そして、女子達は着替えてお風呂に入って行った。
僕は、よもぎに『ゆずが一人になるから、僕達の方においでよ!』と言われたので、今はもみじ達の居る部屋に居る。

「ゆ〜ず〜♪ちょっとこの本読んでみない〜?」
「えっ?何の本ですかぁ?」

よもぎが僕にその本の表紙を見せてくる。
……こ、これって……










『”エロ本”じゃねえかあああぁぁ!!』

え、何?覗き駄目だからってエロ本?
変態卒業したんじゃなかったのぉ?え?

「グフフ……覗きは駄目だけど、こういう本を読むなら良いでしょー?」
「はっ……!?」
「ゆずは、いつも覗きを駄目って言うけど……本を読むのは良いよね!」

な、何なんだこいつら……
もうこうなったら手段は無い。
僕は……もう知らないですからぁ!!

そして、お泊まり会は終わっても、僕が駄目だと言っても、影分身の術をやって暴力を振っても……
二人が変態を卒業する事は無かった……

◆良い子の皆は見ないでね!

第九話 ゴールデンウィークだし…お泊まり会しようや!編 終わり

第十話 ほのあがこの村に来た理由 に続く

106:キャンディ◆ok:2016/05/07(土) 14:31 ID:En6

影分身のところ、ビックリした…www
ゆずは忍者だったのか…w

なんか、ゆずがかわいそうに見えてきたwww

107:にか◆Pk:2016/05/07(土) 15:17 ID:nJE

いえいえ!
あ、無料で作れるんだ!!!
作ってみよっと!
だって本当に面白いじゃん!
そうかな…低能バカちゃんだよwww
よかった!

108:ほのあんぱん◆1o:2016/05/07(土) 15:54 ID:Egc



キャンディ
忍者じゃないけれど、影分身の術を使えるんだ〜
↑忍者じゃないの!?
第三話でも、影分身の術を使っていたし……

にか
ごめん!前のゆずの感想の返信を見逃してた……
ゆずはももの弟だから、年下何だよ!
検定とか小説作れるよ〜!今度やってみてね!
面白いって言ってくれてありがとう!!×9億←そんなに言ってたら一ヶ月も掛かっちゃうよ!
低脳バカじゃないよ〜だって姉のにかもしっかり者だし!

109:ほのあんぱん◆1o:2016/05/07(土) 15:56 ID:Egc


追記
何か変に改行開けてました……すみません。

110:ほのあ◆1o:2016/05/08(日) 13:20 ID:tXI


第十話 ほのあがこの村に来た理由?編

すずかside

ゴールデンウィークも終わった。
今日は皆の嫌がる学校の日。
でも、今は学校が終わってのびのび出来る時間だ。
……宿題?変な事思い出させないでよ!

う〜ん、今日もまったり村は良い天気。
天気予報が嘘を付いていたら駄目だけど、嘘じゃなければ今日は一日中の晴れ!気分もアゲアゲだよ。

……それでも、私は家に引き込もってプリパラの一学期を見ている。
隣には、この前買ってきたお饅頭が、白いお皿に二つ。お茶の入っているコップが一つ。

あ、一つは私が食べて、ちょっと掛けてるけどね……

「ふふふ、あはははは!むぐむぐ……」

相変わらずギャグとキャラの個性が出ていているプリパラ。
それを見つつ、あっはっはと笑いながらお饅頭を口に入れて行きながら見る。

「美味しいなぁ〜。やっぱり甘いもんは最高だぁ!!」

そう叫んだ時、”ピーンポーン♪”とインターホンが家中に鳴り響いた。
誰だろ?絶対の予想はほのあかももだろう。
とりま、プリパラは消して置こう。
きっと当たってる筈だ。私が恋しくなったのだろう。とかそんな事を思いながら、玄関に向かう。

玄関の靴を穿いて、ガチャ!と扉を開ける。
其処には、普段着通りのほのあとももが立っていた。

「はーい!……あ、ほのあ&ももやねん!」

あぁ、やっぱり予想通りだ。

「すずか〜!暇だから来てやったぜ〜!ももとか言う奴も居るよ!」
「失礼ね!ももとか言う奴は無いでしょ?」
「す、すみません……」

こくり、と頭を下げてももに謝る素振りをする。
ははーん、どうせこれも心の中では”ちっ!”とか思ってるんだろ。
分かるんだよ、ほのあ&ももの事は。


……何でだろうね?


私、ももとは元々仲良くなかったんだけど……
ほのあがこの村に来てからは、友達以上の関係になっちゃったね。
それに、ほのあ達と居ると、昔を思い出す……………
ん?何言ってるんだ。私は。

ま、いっか!せっかくほのあ達も来てくれたんだし、お茶でも用意しなくっちゃ!
ほのあ達は私の部屋に座らせて置いて、私はダイニングにお茶を取りに行こうとすると……

「あー!すずか、お饅頭食べてたのー?」

し、しまった!お饅頭を出したままだった!
このままじゃ、図々しいほのあ達に取られちゃう!

ダイニングに後一歩の所だったが、急いでほのあ達が居る部屋に戻った。

「ま、待って!そのお饅頭、食べないでーー!!」

でも、その時はもう遅かった。
お饅頭は、二人に美味しく食されている。

「このお饅頭、美味しいわ〜!」
「あー、すずかおかえりー!お茶持ってきたぁー?」
「そ、そんなぁ……」

せっかく買ってきたのに……
許せん!お饅頭を返せ!

「ほのあ!もも!お饅頭返せ!」
「お饅頭旨い……え、どゆこと?」
「はぁ?何がよ。あたし達、此処に置いて有ったお饅頭は食べてないわよ?」




『えーーーーっ!?』

ど、どう言う事?
だって……確かにお饅頭を食べて居た筈じゃあ……

「勘違いするなよすずか!私達は、ももに貰ったお饅頭を食べていたんだよ!」
「えっ……?」
「あたしがお饅頭を持ってきて食べてたのよ。
でも、すずかの家にもお饅頭が有ったから驚いちゃってねぇ……
すずかにもお饅頭、あげるわよ!」
「あっ!私からもチョコレートあげるわ!」

ももは、そう言って私の手にお饅頭を投げて来た。
それに、ほのあまでチョコレートを私の手にくれた。

そう言う事だったんだ……
私が誤解してただけ何だね。
ごめんね、ほのあ。もも。
私は、心の中でも口でも、何度も謝った。

111:ほのあ◆1o:2016/05/09(月) 20:19 ID:pT.


ほのあside

「……ごめん」

涙目の様な目(嘘)で私達の方を見ながら、『ごめん……ごめん……』と何度も呟く。
もー!さっきからそればっかり!って言いたくなる。
だけど、こんなに謝ってるんじゃ言えないよ……

「もう!さっきから謝りすぎよ!人間、そう簡単に謝る者じゃないでしょ!」
「言った!?」

相変わらず、ももは言う勇気が有るなぁ……
でも、『人間、そう簡単に謝る者じゃないでしょ!』は笑いそうになったよ……ぐははっ

「ごめんごめん!とりあえず、お饅頭にチョコレート、ありがとう♪」
「ドラいたしまして♪」
「分かれば良いのよ分かれば!(ドラいたしましたって、”どういたしまして”よね……?)

ちょっとボケてみた。
きっとすずかはBAKAだから気付かないだろうけど、ももは鋭いから気付いてるでしょ。

その後は、すずかが最近やっているマジックをやってみたり、三人でプリパラを見たり。

やっぱり、すずか達と居ると楽しい!
会話も途切れること無く続けられるし、嫌なことも忘れられるし……!
……あれ、どうしてこんなこと思ってるんだろう。
ま、良いよね!そんな堅苦しい考えなくっても!

と、そんな風に楽しくして居ると、ももがこんな事を言ってきた。

『ねぇ、皆の好きな人って誰なの?』
「す、好きな人ォ!?」

ももがゲスい顔をしてそれを言うだけで、私達はビクッとする。
私は、イマイチ好きな人とか居ないから良いけど。

「あら〜?ほのあ、誰か好きな人居るのかしらぁ〜?」

そう言って、さっきとおんなじゲスい顔で私の顔を覗き混む。
いや、ちょっ……近いって……!

「まさかのもみじとか?いやいや、よもぎとか……」
「すずかまで乗るなよ気持ち悪い」
「隠したって無駄よ!きっちり教えてくれるまで、放さないわっ!」

二人は私を囲む様にくっ付いてくる。
うわぁ、何だかめんどい展開になって来たぁ……
それに、私は好きな人とか居ないし!マジで居ないし!
とりあえず、めんどいことは苦手だし……私の___と__を教えてやろう。

「分かったよ!教えるよ!」
「あら?やっと教えてくれるのかしらぁ?」
「教えるよ。……但し!好きな人ではない!それは___」

112:ほのあ◆1o:2016/05/11(水) 13:15 ID:uK2


『秘密と過去だ!!』

ついに言ってしまった。
私の秘密と過去を聴き、友達を辞めてしまうかもしれないと言うのに。
それなら好きな人をテキトーに言って置いた方が良かった。
あぁ、言ってしまったものは仕方が無い。きちんと言わなければ……

「秘密と……過去?」
「うん……でも、これを聴いてから私と絶好しないでよ?」
「……刺激が強いのかしらね?」
「強くねーよ!」

ちょっとツッコミを入れてみる。
でも、これを聴いて絶好をしてしまうのならば仕方が無い。
これからも、ぼっちぼっちで生きて行くしか無いのだ。

「それじゃあ……言うね。本当に、絶好しないでね?」
「する訳無いじゃない!早く聞かせてチョーダイ!」
「んぐ……ごく……ぷはぁー!ソーダソーダー!」

ソーダーを飲み干してから言うすずかと、真剣な顔をするもも。
それじゃあ、もう覚悟を決めて話してしまおうか。



あれは、私が生まれる前冬だった。
その日は元旦で、病院の分娩室では、ママが私を生もうと頑張っていた。

私の母はエレナ。父はシキ。
私にとって、二人はとても優しい親だ。

シキside

あぁ……もう待ちきれん。
どうしようどうしよう、赤ちゃんが気になって仕方がない……

今日は一月一日。つまり元旦。
そんな日、今僕らの赤ちゃんが生まれる日なのだ。
元旦って、ちょっと特別な日に生まれる。

それで、今僕は分娩室の外で、赤ちゃんはどんな子だろう。エレナは痛くないかなぁ。
とかで、うろちょろと落ち着きが無い雰囲気を出している……と言うワケ。

「どんな子何だろう、赤ちゃん……」

一人でぽつんと呟く僕。
そうだ、僕の理想の赤ちゃんは……
元気で、優しくて、頭が良くて、皆から愛されて……ハハハ、そんな贅沢は言っちゃいかんな。
そう簡単に、これが全て当てはまるわけ無いじゃないか。

とにかく……社会で役立つ人間になってほしい。
そして、少しでも皆を笑顔にしてほしい。
それが、僕の願いだ。

そんな風に考えていた、その時。

「おぎゃー!おぎゃー!」

エレナの居た分娩室から、赤ちゃんが泣く音が聴こえた。
まさか……赤ちゃんが生まれたのか!?
僕は耳を疑ったが、どう考えても赤ちゃんの泣き声が聴こえる。

その瞬間、僕は慌てて分娩室に入ろうとする。
でも、今はまだ生まれたばかりだし、看護婦さんが良いと言うまで待っていよう……

「どんな子だろう。きっと可愛いんだろうなぁ……ふふふっ!」

ちょっと気持ち悪い笑顔を浮かべる。
その時、丁度近くに親ずれの子供が居たもんで、こう言った会話をされてしまった。

「ママー!あの人、無意識に笑顔してて怖いー!」
「こら!見ちゃいけません!」

って会話をされてしまい、ちょっと恥ずかしかった。
しょうがないじゃないか!
赤ちゃんが生まれて興奮気味?にしていたもんだから……

そして、興奮気味?にしていながら五分か十分くらい立った頃。
分娩室からは、エレナと一緒に居た看護婦さんが出てきた。

「シキさん、赤ちゃんが生まれましたよ!入って、見てくださいね!」
「あっ!はい!分かりました!!」

いつもより大きな声を出してしまったけれど、そんなことは気にしない。
直ぐ様分娩室に入って、赤ちゃんの所にダッシュした。

「おぉ!エレナによく似ていて、可愛いなぁ。」

と赤ちゃんの顔を覗き込む。
……にしては、身体が大きいな。

「貴方!私だって!赤ちゃんは隣よ。」
「えっ!?……あ、そっか!」

なーんだ、それなら身体も大きいことだ。
さぁ、ついに赤ちゃんを見るぞぉ!

そーっとそーっと、赤ちゃんの方に近づくと、そこには天使みたいに可愛い赤ちゃんが寝ていた。

「わああぁ!これが赤ちゃんかぁ!やっぱりエレナと僕の子供だし、可愛いなぁ〜♪」
「興奮し過ぎよ貴方。あっ!もしかして、分娩室の外でも、何かやらかしたんじゃない?」
「えっ!?な、何もやらかしてない……よ?」

あぁ、図星を当てられた。
さっきの親と子供に変な目で見られたのを思い出す。
あれは恥ずかしかった……
でも、エレナは何でもお見通し何だねぇ!凄い凄い。

113:ほのあ◆1o:2016/05/12(木) 11:58 ID:Ec6


「それはともかく……貴方、名前は決めて無いの?私達で考えたのなら、アレが一番だと思うんだけど……」

名前か〜……
実は、昨日の夜にエレナと一緒に考えたんだ。名前。
でも、中々良い名前が思い付かなくて……でも、今は決めて有る!

”これだ!”って言う名前をね……

「うん。決めてるよ。それは___」





『悪咲 ほのあ』

そう、ほのあ。
可愛い名前だろう?
中々思い付かない時、二人で悩んでいる時、ふとほのあって言う名前が思い付いたんだ。二人でね。

「やっぱり、貴方もその名前にしたいの?」
「あぁ。何か、ほのあって元気に育ってくれそうだし。」
「……それもそうね!元気に育ってほしいわ。」

特に意味は……無い。
でも、”ほのあ”って名前なら、この先上手くやって行ける気がする。



でも、それは違った。
後から看護婦さんから聴いたのだが、この子は特殊な能力を持っている……との事。

例えば、人より多く食べ物を食べたり、頭の回転が早かったり、この世では信じられない魔法を使えたり。
即ち、普通の子供とは”何か”が違うのだ。
普通の人間だが、何か特殊な能力を持っている。



その変な能力を持っているからか、ほのあは虐められて来た。


ほのあは幼稚園に入った時は、まだ友達や幼稚園児だったから”凄い!”と思われては来た。
ほのあにとって、その時は特に影響は無かった。


……が、それも束の間、小学校に転校してからは虐められ三昧。


『気持ち悪い』

『そんな能力持ってるとか変』

『障害者』

と言う理由から、ほのあは虐められて来た。
僕達も流石にパニックになり、ほのあは一時不登校になった。


『ほのあ、学校は……』
『煩い!学校何て言葉大っ嫌いだ!』

”リスカ”等と言う事はほのあはやっていなかったが、ほのあも相当パニックになっていた。
だが、とても苦しそうなので、何処かほのあを分かってくれる所に引っ越しをする事にしたのだ。

『ねぇ、エレナ。新聞で見たんだけど……子供でも独り暮らしをさせられる村が出来たみたいだよ。但し小学生から。
前の『まったり町』ではなく、村に変えたんだって。
”貴方を笑顔で受け入れます”って……』
『そう……なら、独り暮らしをさせたら?この子もパニックだろうし。』
『とりあえず、そこに住んで貰うには記憶を消さないと。
まったり村にも学校は有る。そこでも不登校になれば、今と同じ状況になるからな。
……そうならない為には、ちょっとその村の重大な役目を持って貰わないと。』
『……えぇ、そうね。』

そして、ほのあは虐められた記憶だけ、一生懸命機械を作って……記憶を消させた。


もう誰も、ほのあを傷付けさせない様にする。


まったり村で、ほのあには村長をする役目にする。
理由は簡単。その特殊な能力で、まったり村を守ってくれるかもしれないからだ。

その事は、秘書のよもぎさんに言って置こう。


そうすれば、誰もほのあの能力を馬鹿にしない。



誰も……傷付けない。


さて、僕とエレナも記憶を消そう。



『ほのあが不登校になった記憶をね……』

114:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/05/12(木) 14:07 ID:Ec6

トリップを長くする方法が分かったので、変えてみました。
名前は、ほのあになったりほのあんぱんになったりする時が有ります。紛らわしいですがスレ主です。
ですが、トリップもたまーに戻ったりします。(ほのあ◆1oに)

115:ほのあ◆1o:2016/05/12(木) 14:46 ID:Ec6


ほのあside

「えっ……マジ?そんな事有ったの?」
「うん……そうなんだよ。パパ、私を幸せにする為にやった事なのかな、って。」

幸せかぁ……
今は幸せだけれど、いくら何でもこんな事……

「そんな……主人公の癖に、そんなシリアスな過去が有っただ何て……」
『それメタいって!!』

相変わらず、ももはK.Yな奴だ。(空気が読めない)
でも、私はどうしてこんな能力を持っていたのだろう……それが不思議でしょうがない。

そんなどんよりとした空気の中、ももは一言こう呟いた。

「あれ……何か可笑しくないかしら?」
『えっ?』

どうゆうこと?
もも、何か気付いたの?どうしたの?
私達は、ももの一言で急に真剣な顔になる。

「だってシキさんはほのあに記憶を消させたんでしょ?
何なら何故記憶を取り戻しているの?そして、何故自分が産まれた日まで知っているの?」
『た、確かに……』

ももの言った言葉で、背筋が凍る様に怖くなる。
私には、ももの言った言葉が分かった。どうして記憶を取り戻しているんだ……?
今だって、話した時にはすらすらと過去が甦って来たんだ……
どうして?何で?

私にだって、全然分かんないよ……

「でも……よもぎも可笑しいよ。こんな過去を聴いて、私の村長をOKする何て……
あんこの大食い対決の時も、能力だったのかな……それなら、はっきり言ってズルだよね……アハハ……」

薄暗い顔をして、私は呟く。
それを聴いたのか、すずかとももは私に反対して来た。

「ほのあ、何言ってんの?」
「え……?」

「ほのあは、虐められていた記憶を消された。
でも、私達と居る内に楽しくなって来て、嫌な事も忘れた。
でも、それだけじゃ抑えきれなかったんだよ。ほのあの頭ん中は。」
「あたし達と遊んだ記憶を、ほのあは頭の中で全て記録しようとした。日記にも記録してね。
けれど、有りすぎて頭の中でごちゃまぜになってしまったのよ。
だから、前の記憶も戻って来てしまったの。」

そんな事が私の頭で有ったのかと思うと、何だか頭の中がこんがらがって来た。
でも、すずか達はどうして知っているの……?

そう思った途端、視界が酔いそうになった。目眩だ。何だか吐き気もする。
駄目だ、吐きそうになる……
それに、目が回って気持ち悪い……

「うっ……何だ……か……調子が……

「ほのあ?」

その一言を言い終わると共に、バタッ……と床に倒れた。

「ほのあ!ほのあ!?」
「ちょっと!起きなさいよ!ほのあ!ほのあ____!」

視界が薄れて行く。
すずか達の声が途中で途切れ、そこからは気を失った。

116:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/05/12(木) 15:16 ID:EYA


「……ん〜……ん?」

あれ……私、何してたんだっけ?
確か、家にすずかとももが来ていて……あれれ〜?

「あっ!目が覚めた!ほのあ!大丈夫?」
「うーん……」

茶色の天井が見える。回りを見渡すと、そこはもみじの居た部屋。
目の前に居たのは、もみじだった。

「わっ!も、もみじ……どうしたの?」
「”どうしたの?”じゃないよ!此方こそどうしたの?だよ!
皆に心配掛けて!ここ一週間は寝てたぜ!」

い、一週間!?どっどんだけ……
でも……それほど私の頭が可笑しい、って事なのかな。

とりあえず、話を簡単に説明すると、あの後私が倒れてから、それを悟った様にもみじが来たんだ。
だから、すずか達にはもみじにも手伝って貰って、救急車を呼んだんだって。
病院に連れて行くと、どうやら病気や熱ではなく、相当なショックで倒れたから……病院に連れて行っても、無駄だったらしい。
でも、そこを責任を持ってもみじが家に連れて来たらしい。
それで、私はもみじの家に一週間も居て、看病して貰いながら此処で寝ていた……と言う。

きっと、これはもみじの想いが伝わったから起きたんだ。
ありがとう、もみじ”ジジィ!”

「もみじ、色々とありがとネ!」
「良いって事よ♪お陰で一緒に寝れたし……」




は?

「何それ……つまり、やらしい事してたんでしょーー!?」
「ギクッ!?そ、そんな事して無いってばーー!!」

ドタバタドタバタ、と私はもみじを追いかけ回す。
もー!ほんとに嫌らしいんだから!もみじキライ!

でも、私が倒れたのも、何か意味が有るのかもしれない。
今度……いや、ずっと先になるとは思うけれど、調べてみる価値は有りそうだ。

第十話 ほのあがこの村に来た理由?編 終わり

第十一話 とある真夜中、子供達の雑談!?編 に続く

117:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/05/12(木) 22:05 ID:EYA


第十一話 とある真夜中、子供達の雑談!?編

ほのあside

「あー寝れねー……」

今は真夜中。午前一時。
そんなもの凄い真夜中、私は寝られていない。

はあぁ……昨日の夜、何時もより早く寝過ぎたからだっけ。
確か六時に寝たんだと思う……多分。

とりあえず、寝れないと分かっちゃ暇で暇で仕方無い。
最近すずか達とやり始めた掲示板でもするか……
パソコンとルーターを付けて……準備完了!後はパスワードを入れて……っと。

「あぁ、私の愛する殺せんせー♪」

って変な事を言う。
言えない……
ホームメニューを殺せんせーにしているだ何て、絶対言えない!

とりあえず、お気に入りからそのスレに入って、私達の専用スレで書き込みしよう。
私が使っている掲示板は、専用スレを立てても良い所何だ〜。
私、すずか、もも、もみじ、よもぎ専用何だけどね〜。

カタカタ、とパソコンが鳴る。
それは、もの凄く速かった。
何せ、私はパソコンオタクなのでローマ字入力何て朝飯前なのですッ!

因みに、私達の掲示板での名前は……

私(ほのあ)=キララ
すずか=ルララ
もも=アルファ
もみじ=ドM
よもぎ=雪だるま

と言った感じかな。
色々とツッコミ処有るけど、気にしないであげて!

最後に返信して有るのは、雪だるま(よもぎ)。

67:雪だるま◆Kds:2016/5/12(木) 20:34 lD:YrS
そろそろ寝るわ!お休みかん食べてから寝る!

68:キララ◆..u.mYXEa0j1o:2016/5/13(金) 1:23 lD:Akc
真夜中にやっほーこんにちわ〜♪……ではなく、こんばんは。
誰か居るー?今寝られなくて困ってる……(汗)
明日学校なのになぁ〜……

と、少し困った様なレスをする。
あぁ〜……寝られない。
打ってる時も、レスお目目パッチリよ。

あ、lDが変わってる!
”lD:Tdh”だったんだけど、私はルーターをよく切るせいかコロコロ変わってしまい……
まぁ対した事じゃないし、いーけど。

あ、言い忘れてたけど……
この掲示板の名前はね___




葉っぱ天国。

118:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/05/13(金) 13:22 ID:Cyo


んで、その”交流・仲良し”でスレを立てたんだ〜。
スレを立てた日は、一ヶ月前くらいかなぁ?

それだから、60くらいまでしか進んでいないと言うね……

暫くしていると、誰かがスレに書き込んだ跡が有った。
(68)から(69)になってる。
……でも、誰だろ?こんな時間に、私以外起きてるかどうか……

69:ルララ◆3U:2016/5/13(金) 1:36 lD:LpY
居るよーん☆
が!私も寝られないのだ……(;∀;)

レスしてくれた人は、ルララ(すずか)だった。
なーんだ、すずかも寝てなかったのかぁ……
でも、明日の学校で寝坊しないかなぁ……心配だ。
とりま、返信を返そうか。

70:キララ◆..u.mYXEa0j1o:2016/5/13(金) 1:39 lD:Akc
ルララも寝られてなかったの?
でも、明日は不吉の日だから、早く寝た方が良いのかも……

と返した。
不吉の日、と言うのは……
5/13(金)はジェイソンが出る日だって言うからだよ。


……と言うよりも!!
明日は今日だよ!もう午前になってるんだから!

そう思うと、何だか寒気がして怖くなって来たので……部屋の電気をONにしました。
……つまり、臆病者のオイラは電気を付けたんです。

「うわ、明るい!目が!目があぁ!」

ふざけてムスカの真似する。
此処にすずかが居てくれたら、一緒にボケてくれたり、ツッコミとかくれたんだろ〜なぁ〜……

71:ルララ◆3U:2016/5/13(金) 1:42 lD:LpY
それ。
早く寝ないと……ニュルフフフ……←キモいよ!
私、怖いからそろそろ落ちるね〜。
それに学校のティーチャーも怖いし……(宿題やってないんだよおぉ!)
おやすみ〜(・。<)

一人でツッコミしてるし……私の真似かよ!
まぁそんな事はどうでも良いとして……

私だって寝れらないのに、すずかが寝たら私一人になっちゃう!
そんなのヤダヤダー!
でもすずかの眠りを邪魔しちゃ駄目だし……

仕方が無い……睡眠用BGMを聴いて寝ようか。
お休み!皆が良い夢を見る事を願っている……

そう思いながら、私はパソコンとルーターを消して、ふかふかの布団の中に入った。

119:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/05/13(金) 15:20 ID:Cyo

間違えました…
”そう思いながら、パソコンをYouTubeにして睡眠用のBGMを掛け、ふかふかの布団の中に入った。”
でした。すみません!

120:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/05/13(金) 22:36 ID:eec


もみじside

「うわ……熱下がらない……」

今、俺は風邪を引いている。
この前のほのあの看病したせいで疲れたのか、それとも病院で誰かに風邪を貰ったか……
それに、そのせいで寝付けないし。

熱を計ってはみたが、3.87°と言う結構高い熱。
何なのこれ、マジヤベェじゃん……
最初計った時は3.76°だったのに、もっと悪化して来た。

きっと熱を無視して遊びまくったからだろう。
しかも、今日はここあとピンクと俺の三人でカラオケに行ったから、余計だったんだ。

おでこに冷えピタを張り、今はベッドで睡眠を取ろうとしているが……

俺が風邪を引く事は滅多に無い。それに、こんなに酷いんだったら学校も休める。
それに対し、”ネットで遊んでやろう!”と誘惑の様な想いに負けた俺は、直ぐ様スマホで掲示板を開いた。

全く、俺って奴は誘惑には負けるよ。
とかそんな事を思いつつ、スマホをいじっていたら画面は掲示板になっていた。

レスを書き込もうかな、と思ったが、ちょっと前のレスを見返してみよう。
とも思ったので、50くらいのレスを読み返してみた。

50:アルファ◆dw:2016/5/7(土) 18:48 lD:UGm
そう言えば、一昨日は子供の日(ゴーンデンウィーク)だったわね!

51:ルララ◆3U:2016/5/7(土) 18:50 lD:pDX
子供の日楽しかったね〜!
キララの家でパーティーもしたし……

52:ドM◆Gs:2016/5/7(土) 19:21 lD:L.g
確か雪だるまとショートケーキを早食いした記憶がww

こんなレスが残されていた。
アルファ(もも)は此処でも変な言葉使いをするのか……と苦笑いをしそうになる。

「んー……俺も書き込もっかな。」

下の方へスライドして、”書き込む”と言う所をタッチする。
そして、スマホで文字を打ちながら書き込んだ。
スマホは慣れて居ないからかな、打つのが遅いよ……

打ってる時も、顔が熱いのが分かる。
冷えピタしてるのに……汗が凄い事になってる。こりゃ大熱だな。

でもスマホやれるくらいだもん。
対した事は無さそうだ。

72:ドM◆Gs:2016/5/13(金) 2:00 lD:rKd
やっほー!(*^^*)自分で言うのも何だけど、ドMだよー!
こんな夜遅くにだけど……誰か居るー?

ふざけた様な返信を返してみる。
あ、でも丁度二時ぴったしやん!

そんな事は置いて置いて……
とりあえず、誰かに攻められたい虐められたいんだよ……俺は!

……まぁ誰も居ないだろうし、呟き板で呟いてるか!
俺は、書き込んだ掲示板のホームメニューに行き、”呟き板”を選んだ。

121:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/05/14(土) 19:37 ID:uBA

最近更新程度が遅いので、短い茶番(?)的な物をやってみます。
台本書きで読みにくいので、見なくてもOKです。
暇潰しにでも見てください。

【もものパソコン】
ほのあ「今、ももから借りたパソコンがブブーってなったんだけど……」
すずか「お使いのPCは正常です」
もも「ウイルスには気を付けてね?あたしのパソコン何だから……」
ほのあ「あ、変なサイト開いたらウイルス掛かった」
もも「」

【もみじはどんだけ攻められたい?】
ゆず「男で皆から可愛いって言われるのが好きな人はM何ですかぁ?」
もみじ「お金払うので攻めてください!」
ゆず「もみじはストレス解消に使えそうだな」
もみじ「殴ってください!殴らないと殴ってやる!」
ゆず「意味不快なドMは来ないでください」

【実はピンクはSだった】
ここあ「ピンク、今日も一緒にお風呂入ろうねぇ〜♪」
ピンク「その変わり攻めさせてね」
ここあ「ピンクってSだったんだぁ……(-"-;A ...」
ピンク「攻めるの大好き」

【不審者】
すずか「れいな、ちょっとこっち来なよ。お菓子あげるからさ!」
れいな「嫌レイ」
すずか「何で!?」
れいな「変なおじさんには着いて行っちゃ駄目だって、ママに言われてるからレイ!それと、ゆずのリサイタルチケット要るレイ?( ・´ー・`)」
すずか「わーやだしー要らないしーおじさんじゃないしー……ちっ!ほのあから貰ったゆずのリサイタルチケットをやろうとしたのに……」
れいな「余計行かないレイしかも持ってるレイ」

【もみじが嘘の告白されたら…】
すずか「好きです、付き合ってください(棒)」
もみじ「じゃあ攻めてください!お金払うんで♪(≧▽≦)」
すずか「キモッ」
もみじ「(´;ω;`)ウゥゥ」

122:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/05/14(土) 20:40 ID:uBA


昨日から放置していたせいか、スレは少し下がっていた。
そのスレを上げる様に、”書き込む”と言う所を押して、文字を打って書き込みをした。

全て書いて返信ボタンを押すと、その内容が正しくスレに書かれた。
書いた内容は、俺の呟きと雪だるまへの返信。

672:雪だるま◆Kds:2016/5/11(水) 19:44
相変わらずカオスな呟き……(´・ω・`)

673:ドM◆Gs:2016/5/13(金) 2:05
実は俺の友達には大食いが二人居る←

雪だるま【返信】
うん。俺自身も(スレ主)カオス過ぎて何言ってるのかよく分からん。

雪だるま(よもぎ)にも返信を返した。
因みに、大食い二人と言うのは……
言わなくても分かるよね?ほのあ&あんこだよ。

その後は、また交流・仲良し板に戻って書き込みが無いかを確認。
ん……何か喉乾いてきたなぁ。水を持ってくるかって言う事も有りません!

何故なら、オレンジジュースの入った魔法瓶が隣に有りますから!

「ごくごく……はぁー、美味しい!」

甘い。
けど、甘すぎなくて酸っぱい感じもする飲み物が、サーッと喉を通り抜ける。

やっぱり飲み物と言ったらオレンジっしょ!
ってくらいオレンジジュースが好きな俺にはたまらない。

「次どうしよっかなー。」

こんな時間には誰も居ない……だろうけど、それでもスレを見てみよう。
……うん、きっと誰も書き込んでないだろうって書き込んでる!誰?

73:キララ◆..u.mYXEa0j1o:2016/5/13(金) 2:06 lD:Akc
居るよ〜んッ☆
あれから睡眠用BGMを聴きながら寝ようとしたんだけど、やっぱ寝られんわ……w
どうしようね?この不眠症……

追記
大丈夫〜?風邪。

あぁ、何だキララ(ほのあ)か……
然り気無く風邪を心配してくれている。
やっぱり、友達って良いなぁ〜♪

123:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/05/15(日) 22:26 ID:T6A


74:ドM◆Gs:2016/5/13(金) 2:10 lD:Vxl
キララ居たんだ!
ありがとー気使ってくれて!

テキトーな返信を、キララ(ほのあ)に返した。
風邪を心配してくれるのは、マジで俺にとって嬉しい事。
何せ、滅多に引かないんだもん。

今計ってみると、3.84°だった。
あー良かった。ちょっとだけど下がってる……
まぁ、明日の学校はお預けかな。アハハ……
実を言えば、嬉しいです!



何やかんやで翌日。
昨日は朝くらいまで起きて居たから、もう午後の一時になってもぐーすか寝ている。
熱もちょっとは下がってきただろうに。

真夜中の子供達の雑談……にしては短かったけれど、楽しかったな〜!
特に、ほのあが追記して風邪を心配してくれたのが嬉しかったですね♪

でも、俺が寝ている間、学校ではほのあ達がこっぴどく叱られていた。

「こら!ほのあさん!すずかさん!
夜中まで掲示板をやって遅刻とは何ですか!廊下に立っていなさい!」
『は、はいぃ!』
(相変わらずだわ/だね……ほのあ達。)

ももとよもぎは、それをふーん、と垂れ流す様な目で見ている。
ほのあ達は、凄く反省している様だ。

その後のほのあ達は、放課後まで廊下に立たされたらしい……


俺は予告した通り風邪で休んだから、ラッキーだったのかも……?
でも、この熱は治りそうにないです。

第十一話 とある真夜中、子供達の雑談!?編 終わり
第十二話 ドMのもみじが大熱を出した?編

124:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/05/16(月) 07:14 ID:H3Q


第11話 ドMのもみじが大熱を出した!?編

もみじside

「うぅ〜……熱い……喉乾いた……」
「ほら、そろそろ風邪薬の時間で〜すよ〜!」

昨日、ほのあ達が叱られてから、2日くらい立った今。
俺は、今も熱は下がっていない……
実を言えば、また熱が有ると言うのに家の中で歌ってしまったからだ。

どうやら一日に一回は歌う癖が付いちゃったらしいです……

それで、もっと熱が悪化し……
病院の風邪薬も聴かないし、
独り暮らしだから看病してくれる人も居ないし……

結局、ほのあ達に来て看病して貰う事になったんだ。メンバーは……ほのあと、すずかと、もも。全員女の子。
だけれど、慣れて居るから全く緊張はしないものだ。
……うん。これ凄く本当。

「はい、口開けて!」
「う、うん……あぐぐぐぐ……」

それで、今俺はベッドでぐったり。
ほのあが風邪薬を持ってきて、それを強引に飲まされた。
苦くて粉みたいな感じの薬。

相変わらずの苦さ。
これが嫌何だよなぁ……
うえぇっ!にげぇっ!って感じがして。
まぁ、甘過ぎるのも嫌やけどね。
水が有っても何だか嫌なの。
……どっちも嫌だよ!薬大っ嫌い!

でも、女の子に飲まされるのなら……って変なモーソーはヤメヤメ!
そろそろ変態を卒業するべきだろうか……

「うぅ……何か頭痛い……」
「もみじ、頭大丈夫?」
「いやそれふざけて言ってない!?」
「失礼だなぁ!ふざけて言ってるワケじゃないじゃないかぁ!!」
「うっ……うん……すみません……!」

ふざけて言っているのかと思い込み、失礼な事を言ってしまった。
それにすずかは顔を真っ赤にして怒っている様。
すずか、ごめんなさい!すみません!悪気が有って言った訳じゃないんだ!

罪悪感が物凄く大きい。
はぁ、こう言った風邪の時は”大丈夫”と返しておいた方が良かったかな。

「大丈夫かしら?こんな時は、オシャレ大百科事典を持ってくれば良かったのに……」
(うわぁ……あの本嫌だぁ……)

何せ、あのオシャレ大百科事典は10000(一万)ページも有って、とてもじゃ読みきれないよ……
ももは毎日100ページは読むらしいけれど……うーん、そう考えると目眩がして来たよ。

「ほのあ、すずか!ちょっとあたし、オシャレ大百科事典を持ってくるわね!
もみじが退屈しているらしいから、持ってきてあげるわ!」
『あ、はーい!』

ちょ、待って!もも待って!
あんなの読まされたらたまったもんじゃない!

「い、いやいや!大丈夫だよ!それに、汚しちゃったら悪いだろうし……」
「あら?大丈夫よ!そんな心配要らないわ。毎日大量生産しているからよ!
それじゃあ、ちょっと行ってくるわね!」

やだああぁ〜!どんだけえぇ〜!?
もう、ももには諦めました……
良いよ、もう好きに何でもかんでも持ってきて下さい……

ついでに……



攻めてください……

125:ほのあ◆1o:2016/05/17(火) 13:05 ID:HOE


れいなside

最近、小説に出れてなくて寂しいレイ……
どーせ、私何て出番すくな……
ってメタ発言しちゃったレイ!ごめんなさいレイ!

「ふぅ〜、でも気持ち良いレイ♪」

今、実はお風呂入ってるレイ!
湯船気持ち良いレイ〜!
私の浸かっている湯船には、ゆずから貰った柚の入浴剤を入れている。
……ダジャレじゃないレイよ?

因みに、湯船と浴槽の違いは知ってるレイ?
れいなが語尾抜けで話すレイ。

浴槽は、何も入ってない。
湯船は、お湯が入っている。
……と言うことレイ〜!分かったレイッ?

「この後は、もう一回シャワーするレイ!ふんふんふん♪ふんふ〜ん♪」

つい鼻唄を歌ってしまう。
私は、絶対絶命の綺麗好きだからお風呂に入らない日は絶っ対に無いレイ!
例え、地球最後の日でもお風呂は入るレイ!
しかも、指を舐めたことが無いレイよ!これって凄くない?レイ?
あっ!も、勿論赤ちゃんの時も……レイ………



___さて、そろそろ出るレイ!
湯船から出ると、お湯が一緒に出てくる。
あれから一時間くらい浸かっていたレイ。
これからシャワーを浴びようとは思ったけれど……今日は良いレイね!
湯船に入る前、五回もシャワーをしたから、もう良いレイね!

お風呂から出る前に、綺麗になった身体にタオルを掛ける。
髪の毛のゴムを持って……と。
……よし!これでOKレイね。スッキリしたレイ〜♪

着替える所に行って、新しい服に着替える。
実は、これ新品の服。もふもふでパジャマみたいなの。
まぁ、安かったから着心地はまぁまぁレイよ。


早き換えが得意だから、私は着替えるのはたったの三十秒で出来る。
身体に掛けて有ったタオルはお風呂の前の洗濯バサミに掛けて置いて、髪型をお団子ヘアにした。
ふぅ……サッパリしたし、牛乳でも飲むレイ。

台所に行って、冷蔵庫を開けると、中には牛乳の入ったコップが有った。
それをごくごくと飲み干す。
……鼻の下に、髭が付かない様に気を付けてるレイよ。

「ぷはぁー、美味しいレイ!学校の牛乳は温いから、此方の方が旨いレイ!」

コップの中に入っていた牛乳は、全て私の体内に入って行く。
これも栄養になってくれると嬉しいレイ!

牛乳を飲み干した後は、コップを洗って片した。
そして、自分の部屋に戻ってゲームをする事に。
やるのは“とびだせどうぶつの森”レイ!

「これは売るレイ。……あっ!これは売らないレイ!大事な物レイ!」

こんな風に独り言を言いながら、ゲームをピコピコやっていると、ピーンポーン♪と言うインターホンが鳴った。
もう、誰レイ?まぁ、暇してたし遊んでやっても良いレイけど。

「はーい、誰レーイ?」

ガチャ、と扉を開けると、顔が赤く染まり、雨でびしょ濡れのもみじが座り込んでいた。

「ちょっ!?もみじ!?レイ!?」
「れいな……お願いします……匿ってください……」


そうか、今日は土砂降りの雨の日だから濡れていたのか。
でも、どうして傘を持ってきてないのだろう?それが不思議でしょうがないレイ。

私はさっきの身体を掛けていたタオルを持ってきて、もみじを優しく拭いてあげた。
私、雨は嫌いじゃないレイ。……むしろ、好きレイ!

どうやら、もみじの話によると、風邪を引いているからほのあ達に家に来てもらったけれど、
ももがあのオシャレ大百科の本を無理矢理読ませようとしたから逃げて来たんだって。
……説明長くてすまないレイ。理解出来たレイ?
ももが持っているあの本は、一週間見てても読めないやつレイよ……

全く、ももがオシャレに厳しすぎる。
とかそんな事を思いながら、もみじをベッドに寝かせて熱を計らせた。

「多分、熱上がってるかなぁ……だって、熱も有るのに雨に濡れて走ってきたんだもん。」
「それは大変レイね……あっ、今鳴ったレイ……見てみ……る……レイ!?」
「ど、どうしたの……!?」

126:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/05/17(火) 17:23 ID:HOE

続きを書くのが結構難しいので、上げつつも茶番みたいなのやります。
(内容は特に決めてませんでしたので……)

【もみじ様は世界一の美少女】
もみじ「……このタイトルなんやて?」
よもぎ「美少女と言ったらあんこくらいか」
もみじ「いや俺が思うににこの小説に美少女とか居ねぇよ!」
ゆず「それを言っちゃお終いですねぇ」
よもぎ「確かに!」
女子たち「」

【れいなの出番ってさ】
れいな「>>125でもメタ発言して言ったけれど、最近私の出番少ないレイ。駄作者早く出すレイよ」
作者「ごめん、あんま出してないね……あんこばっか出してて」
れいな「今度から変態馬鹿駄作者って呼んでやるレイ」
作者「コンボ…(´・ω・`)」

【ももとか言う奴はなんなんだ】
もも「このタイトル、完全にあたしに喧嘩売ってるわね?」
ほのあ「喧嘩上等!」
すずか「やんのか?オラァ!」

【もしも作者が熱を出したら】
作者「どうやら私、昨日から熱が有るらしくって……」
ほのあ「ざまぁ」
すずか「同じくざまぁ」
もも「以下同文」
れいな「ばーーーか」
あんこ「そのまま風邪を拗らせてください」
ここあ「気持ち悪いので話し掛けないでください」
ゆず「死んでください」
もみじ「俺の真似すんな」
よもぎ「お前のかーちゃんでべそ!HAHA!(壊れた)」
作者「 ひ ど す ぎ る 」

【ほのあ達が地震の事を知っている未来人とお話するようです】
ほのあ「私の未来を知っているのか!?」
未来人「知ってる、貴方は病気を拗らせて死にます」
ほのあ「……Σ(゚д゚lll)」
すずか「私は?私は?」
未来人「貴方は事故に巻き込まれて死にます」
すずか「……(´・ω`・)」
もも「あたしはどうなのよ?教えなさいこのインチキ野郎!(キャラ崩壊)」
未来人「暴言言ったけど女だから教える。貴方は事件にあって殺されます」
三人「SI☆NE」

127:◆..u.mYXEa0j1o ほのあんぱん:2016/05/18(水) 15:04 ID:4P.


3.92°って……どゆことレイ?
一回、目を擦らせて体温計を見てみたが、映っていたのは__



何も変わっていない、”3.92°”だった。

「え……嘘だろ?こんな高いはずがない!」

もみじにそれを見せつけると、顔を真っ青にして強ばった声をする。
私にも分からない。けど、こんなに高いんだったら病院に行かないと!
それか救急車か……!

「もみじ!今すぐ病院に行くレイ!救急車呼ぶレイよ!!ほら、早くしろレイ!!」
「えぇっ!?あぁ、うん!」

私は、もみじを引っ張って病院まで連れて行こうとしたが、救急車を呼ぶしかない。
とりあえず、スマホで救急車を呼ばないとレイ……!

早く早く、と言う思いから、おでこから汗がだらだら出てくる。
そのせいで、スマホを落としてしまいそうだ。


「___もしもし!?救急車さんレイ!?」
『どっ、どうしたんですか!?』



何とか救急車さんとの電話が終わった後。
もみじの顔は、熱で赤いのか、こんなにも熱が有るのかが怖くて青くなっているのかで、混乱している顔。

「大丈夫レイ?もうすぐ、救急車さん来るレイよ!」
「う、うん。ありがとっれいな……(何で、れいなはこんなに優しくしてくれるのか……?)」

そうだ。とりあえずほのあ達にも連絡を取って置かないと……
またスマホで電話を掛ける。まずはほのあに掛けよう。

「もしもし!ほのあレイ?ちょっと、今もみじが大変なのレイ!」
『えぇ!?も、もみじが大熱を出したってぇッ!?』
『どうしたのよッ!?ほのあ!』
『何々!?もみじがどうしたの!?』

ほのあに電話を掛けたはずが、すずか達の声も電話の向こうから聴こえる。
何とも慌ただしい声。
まるで事件が起こったように、緊張でいっぱいになったような。


……あぁ、そうだった。
もみじは”逃げて来た”のだ。
ほのあ達に看病をされていたから、もみじの家にまだ居たのだろう。




___ピーポーピーポー、と救急車の音。
あれからたっぷり三分は立った。
全く、取り返しが付かなくなったらどうするレイ。

でも、来てくれて良かった。
私は、小さくて些細な心の中で思っている。

「もみじ、ほら救急車に乗るレイよ!」
「……うん……分かった。」

どことなく、弱った声。
風邪声を更に酷くしたような感じな声で、君___もみじは言う。


__外は大雨。
ジメジメしていて、ボタボタと地面に雨が落ちる音。
”これだから雨は嫌い”
と言う人も居るだろうけれど、私は好きレイ。

でも、一つだけ嫌な所が有る。
……それは何かって?




決まってるレイよ。



”もみじを、大熱にさせたからレイ。”

128:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/05/19(木) 15:17 ID:aSQ


……1つ、と言ったけれど、実はまだ有るレイ。

それは、皆に風邪を引かせること。
最後は、皆をびしょぬれにすること。

これさえ無ければ、私は雨が大好きになるレイ。
雨は、悪戯っ子レイね?


「もみじ!大丈夫!?」
「電話で呼ばれたから来たわよ!どうしたのなのよ!?」
「もも、落ち着いて……」

傘を持って、救急車に乗ろうとして外に出ると、救急車と一緒にほのあ達が来ていた。
レイ……!?ほのあだけ、傘を持ってないレイ。びしょぬれレイ……どうしてレイ?

「うん……大丈夫だけど……ほのあは良いの?傘とか持ってこないで。」
「んなもんどーでもいーよ!早く救急車乗って乗って!」
「この子が3.92°の熱を出して……?」
「はい、そうレイ……原因は___」

もみじの背中をグイグイと押しながら、救急車の中に入る。
その間、私は来てくれた人とお話中

相変わらず、雨は降り続く。
一行に病んでくれない。

___救急車の中は、何だか独特の匂いがする。
少し固そうなソファに、私達はドカッと座る。
もみじは真ん中のベッドに寝込む。
顔は赤くなり、手は震え……とても辛そうだった。

「ちょっと待っててくださいね。今、病院を探しますから。」
「……レイ」

レイ、と言うのは”はい“って言うこと。
これ、伝わってるのかは分からないけれど……まぁ良いレイ。

救急車の人は、優しそうな女性、気が強そうな男性、あまり喋らなそうな男性。とでも言って置こう。


もみじside

「もみじ、大丈夫レイ?雨に打たれて風邪が余計悪くなったレイよ……」
「あたしが悪いのかしら……だって、あの本を持ってくるって言ったら逃げ出しちゃったのだから……」
「ももは悪くないよ!とすると、これは……この私、すずか!私の責任……?」
「……うーん、まぁこれは皆の責任!私も悪いれいなも悪いッ!」
「えー、私何もしていないのにレイ……」

女子達は、ソファに座って静かに小話をしている。
俺はそれを耳にしながら、ベッドで寝ていた。





こうなったのも、全部俺のせい。俺のせい。
俺が居なければ、三人もこうなることは無かったのに___。

でも、ももが悪いんだよ!
あの時、逃げなきゃ良かったの?
素直に、ももに読まないって言えば良かったの?
でも、ももは聴いてくれなさそうだったからこうなったんだよ。



__やっぱり、


もものせいじゃない。
悪いのは皆じゃない。
俺のせい俺のせい。



みんな、俺が悪い。


そう思った途端、すずかが俺に声を掛けてきた。

「もみじ、今病院見つかったよ!思ったより早く病院に行けるよ!」
「……あ、分かった……」

あれから十分くらい立った。
すずかは半笑いをしている。
いつものすずかは、もっと笑顔なのに、半笑いなのは俺が熱だから、なのかな?
ちょっと遅いけれど、早い方なのかなぁ……

そんなことを思っていると、救急車が動き始めた。
ビーポーピーポーって鳴らし始めるから、何だか煩い。
__いやいや!救急車に乗ってるんだから、これくらいは当たり前当たり前。

病院に行く途中、何度か熱を計った結果。
出たのは、3.93°と3.92°で、さっきとあまり変わらなかった。
ちょっとでも良いから、下がってくれよ……辛いんだよ……

「うわー、ほのあ結構濡れちゃってるね……誰かタオル持ってる?」
「これじゃぐしょぐしょマンなのだが……すずか、どーするよ?」

ぐしょぐしょマン、にちょっと笑いそうになる。
ほのあの頭や服は、プールにそのまま飛び込んだか?と思えるくらい濡れていた。
んー……俺はタオル持ってなかったと思うし、どうしようかな……
ふと手を握り締めると、何かが手に触れた気がした。

思いきって手を目の前に持ってきてみると、俺が雨に濡れてびしょ濡れだった時に拭いたタオル。
そうか!さっき、れいなの家から持ってきちゃったんだ……

……にしても、このタオルはれいなの匂いがするのだが……気のせいか?
とりあえず、ほのあに渡してみよう。

129:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/06/06(月) 11:01 ID:4Lw


久し振りです。ほのあです!スレ主です!
長らく小説をサボッて、すみませんでした……m(__)m
お詫びをしたいけれど、何したら良いんだか……

どうして休んでいたかと、言い訳すると……

・小説の感想、ちょっとのことで冷たく言われて落ち込んでしまった。
・喉が痛いし痒い。薬飲んでも治らない(今も)。しかも、喘息酷いし蚊に刺されて目元が重症に腫れてしまった(今も)。
・掛け持ちしちゃって色々大変!どれから書いたら良いのか分からない。
・小説のオチが考えずらい。スランプになりかけ状態。
・文才が無さすぎて、自分でも草生える。良い表現が見つからない。

たったの5つで休んでたんです。
「こんなので休むとか……バカじゃん!」と思う人もいると思いますが、大変でした。

でも、これだけは完結したいので、頑張って書いていこうと思います。
っていうか、アニメ化したいくらいの自信s((は?お前の作る作品は全部駄作だわ!クズだろ!
これからもよろしくお願いします!

130:ほのあ◆..u.mYXEa0j1o:2016/06/06(月) 11:37 ID:GdQ


「おーい、ほのあ!なんかタオルあったから、やるよ!」
「ん?あぁ、タオル?ありがと、もみジジィ!」

こんな時までふざけるほのあ。タオルを手渡しする俺。
目の前に見えるのは、雨でびしょ濡れのほのあ。
すずかとももは、どうやら俺のことを話している。なに喋ってんだろ、もみじって聞こえた。

と、そんな時___

「あーーっ!!それ、れいなのレイ!返すレイー!」
「ヴァッ!?ビ、ビックリするじゃん……」

な、なんだ……?このタオル、れいなのだったのか……?
奇妙なことに、ほのあだけ一瞬目が飛び出ていた気がした。……気のせい?

「じゃあ、拭いたら返すからさ!ね!あ、もうすぐ病院着くよー」
「ね!じゃないレイ。早く返すレイよー!」

ほのあは身体を拭きながらベラベラと喋る。
……そうか!あの時、れいなの香りがしたのはれいなだったからか……
しかもお風呂出たあとに、れいなの身体を拭いたタオル!これはレアなタオル……じゃない!
俺、いい加減にしろよ!こんな時までざけんなバカ野郎!!


「はい、着きましたよー」
「さ、もみじ!早く降りよう!」
「あたしがおぶってやるわよ!あたしが悪いんだから……」

あれから5分くらい立った今。
俺たちは、病院に着いた。
すずかは俺の手を優しく引っ張り、ももは自分が悪いと言いながら、俺をおぶる。
意外だなぁ、すずかとももってこんな優しかったっけ?ほのあも、すずかも、ドSなのにな〜……

ほのあside


「____それじゃあ、私はもみじを見張ってるレイ。ほのあは、ここで待っててレイ!」
「えー……待ってるの?なにか手伝いたいよ」

と、二人はトイレの前でなにかを話している。
そこは女子トイレ。れいなが、トイレに行こうと誘ってきたのだ。

「……でも、私だけもみじの側に居るレイ。ほのあたちは来なくて良いレイよ」
「な、なんで?私も一緒に居れば良いじゃん!!元はと言えば、私が___」
「うるさいレイ!とにかく、ほのあはすずか達と一緒に待ってるレイよ!」
「…………」

その冷たい言葉が、私の心に突き刺さった。
なんでそこまで、もみじと一緒に居たいわけ……?意味が分からん。

そのあと、文字通りれいなはもみじと一緒に居ることになった。
もみじはベッドで寝ており、それをれいなが見張り。
そして、お医者さんは原因を調べている。

私は、その間れいなのことを話した。

「そんなことが有ったの!?あたしが考えるに、それって、まさか____」
「そうそう!れいなって、たまーに意味不明だよね〜……」
「うんうん……」

すずかの大声で、ももの言葉は途中でかき消された。
なに言いかけたんだろう?このあと話しかけても、赤い顔をしてうふうふと笑っているだけだった。



もみじside

「大丈夫レイ?辛いレイ……?」
「うーん……分かんない。『なんか、れいなだけじゃ心配だなって……』」
「!気持ち悪いレイ?」
「あっ……いや、そうじゃなくて……」

気にかけてくれるのは嬉しいけど……れいなだと心配なんだよね。なんか。
出来ればほのあたちも、一緒に居てほしかったよ。


でも、こんなことでは済まされなかった。
だって……お医者さんから言われた。
俺は……最悪の場合…………




死ぬかも。

131: ほのあ ◆1o:2016/07/24(日) 23:43


 こんにちは、ほのあです。 
 ずっと更新していなくてごめんなさい……!! 書きたい気持ちはあるんですけれど、続きが考えられなくて…… それで新しくスレを立てちゃったんですけれども、やっぱりこのスレでやっていこうと思います。 自分勝手でごめんなさい。 

 それと、またまた勝手ながら第11話の連載をやめさせていただきます…… 
 理由は、どうしても続きが思い付かなくて、このままにしていたらまた更新出来ずに…… という感じになってしまうからです。 
 なので、新しく第11話を作りたいと思います。 楽しみにしてくれていた方、 ( 多分いないとは思うけど ) ごめんなさい…… m(__)m 

 こんな自己中生意気な作者の作品ですが、これからも見ていただけると幸いです……! 
 よろしくお願い致します。 

132: ほのあ ◆1o:2016/07/25(月) 00:13


 第11話 れいなたちの居残り掃除!? 編 

 れいなside 

 「 ___さ! ___いなさん! 」 



 「 れいなさんっ!! 」
 「 ふぎぃっ!? 」 

 不意に誰かに呼ばれる気がして、私はびっくりして目が覚めた。 
 あれ……ここ、学校? 私、授業中に寝ちゃってたレイ…… 

 そう思って顔を上げると、そこには怒ったような、困ったような先生がれいなを見つめていた。 ……いや、怒っているような感じだった。 
 ……えっ!? 私、なにか悪いことしたレイ……? 最近したことと言えば、綺麗好きのくせに指を舐めてしまったこと…… 
 あぁ〜! 今思い出すだけでも後悔したレイ…… あんなことしたなんて…… 

 「 れいなさん! 最近寝てばっかりですよ! 夜更かしでもしているんですか? 」 
 「 レイ!? いっ、いや〜その〜…… 」 

 図星を当てられた。 言えない……最近、ニコニコ動画ばっかり見ていて、夜更かしをしているだなんて…… 
 罰として、なにかされるのレイ? 今日もニコニコ動画見ようと思ったのにレイ…… 

 厳しい罰だったら、もっと嫌レイ…… とかそんなことを思っていると、 





 「 はぁ……まったく! 罰として、れいなさんは今日い残りです! 放課後教室を掃除をやってくださいね! 」 
 「 _____え? 」 


 その言葉を聞いた瞬間、私は身体中に寒気がした。 
 それはなぜか。 綺麗好きな私にとって、掃除はご褒美のようなもの。 それなのに、罰って……先生、怖いレイよ! 絶対なんかあるレイよ…… 
 と、私は放課後になるまでこのことを疑っていましたとさ。 




 そして、放課後…… 
 私は居残りなので、帰りの用意だけをして、そのまま机に置いておくことにした。 
 掃除が終わったあとはそのまま学校にいるわけにもいかないし、そもそもいたくないので、早めに帰れるよう準備しておくのだ。 


 「 れいな〜っ! 今日一緒に帰ろぉ〜っ? 」 

 そんな風に準備をしていると、私の幼馴染み ( 友達 ) のここあが、水色のランドセルを背負いながら、私に勧誘してきた。 
 相変わらず、ぶりっ娘なのは変わりないレイね…… 
 でも、いつもならあんこが私に来るはずなのに……ここあが来るとは珍しいな。 とかそんなことを思いつつも、私は返事を返す。 

 「 珍しいレイね、いつもはあんこが私に飛び付いてくるはずなのにレイ…… 」 
 「 あんこ、最近塾に通い始めたんだってねぇ〜っ! だから、今日はれいなと一緒に帰らなかったんじゃないかな〜っ……? 」 
 「 じゅっ、塾行ってるのレイ!? 全く知らなかったレイ…… 」 
 「 れいなもまだまだだねっ? 」 
 「 うるさいレイ! 」 

 驚いたレイ…… あの落ち着きのないあんこが、自分から塾に通うなんて。 
 そんな驚きを隠せないが、私はここあの勧誘を断らなければならないことが頭に浮かんだ。 私はこれから居残り掃除なのレイ…… だから、ここあとは帰れないレイ…… 

133: ほのあ ◆1o:2016/07/25(月) 00:20


 すみません! 誤字がありました。 

 「 はぁ……まったく! 罰として、れいなさんは今日い残りです! 放課後教室を掃除をやってくださいね! 」 ではなく 
 「 はぁ……まったく! 罰として、れいなさんは今日居残りです! 放課後、教室の掃除当番をやってくださいね! あと整理整頓も! 」 

 でした。 ミスばっかりですみません!

134: ほのあ ◆1o:2016/07/25(月) 23:56


 「 でも、ごめんレイ…… 誘ってくれたのは嬉しいけれど、今日はこれから居残り掃除があるのレイ…… 」 

 ぺこり、と頭を下げて、私はここあに謝った。 せっかく誘ってくれたのに、れいなはなんて奴レイ…… と、心の中で自分を追い詰める。 

 が、私には予想外の言葉がここあからは返ってきた。 


 「 うんっ! だから〜……居残り掃除終わったら一緒に帰ろっ! ね? 」 

 と言い、私の方を向いて、太陽のように明るい笑顔をして、ウィンクをバッチリ決めた。 ぶりっ娘のここあだが、単純な男子がこれを見たら一瞬でここあに落ちるだろう。 そんな笑顔だ。 
 しかし、戸惑いつつもここあにこう返す。 

 「 ……え? え? いやでも、私が居残り掃除終わるまで待ってたら、時間かかっちゃ…… 」 
 「 だから〜っ! 分かんないのぉ? 居残り掃除、私も参戦するってことっ! 」 
 「 ……!! 」 

 私が話している途中、いきなりここあが割り込みして話してきて、私は黙り込んでしまった。 
 ここあはまたさっきのようにウィンクをする。 最近はウィンクをやるのがブームなのだろうか。 

 「 い、居残り掃除に参戦するって……つまり、ここあと一緒に掃除をするってことレイ? 」 
 「 そっ! これで分かった? 」 
 「 レイレイレイ! そんな、悪いレイよ…… ここあにまで手伝わせてもらうなんて…… これは、 “れいなだけ” が罰を受けたんだから、るいなだけでやるレイ! だから、大丈夫レイよ……! 」 

 そう言って、私は落ち込んだ時のように下を向く。
 ここあは笑顔で行ってきてくれるけれど……やっぱり悪いレイ…… 


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