罪を受け止め現実を見よ

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1:サヤ◆7A:2016/05/17(火) 12:09 ID:hhs

はじめまして!サヤと申します!
今回は小説を書いていきたいと思います!
まだまだ未熟なところがあるのでアドバイスもじゃんじゃん受け付けてます!

14:サヤ:2016/05/24(火) 12:05 ID:GdI

【ちょっとしたネタ切れ】

15:サヤ:2016/05/24(火) 18:39 ID:Exo

【書きダメ作ってきます。やっぱ貯めとかないとダメだ】

16:サヤ:2016/05/29(日) 18:18 ID:0n2

【ストーリーはできたのに…タイトル思いつかない】

17:サヤ:2016/05/31(火) 12:14 ID:.ys

第4章「恋心」
「はわわわわ〜!遅刻遅刻〜!」
ベタな台詞。とてもベタで、ベタベタで。まるでキャラメルのようだ!
いや、飴でもいいな。それともチューイングキャンディー?まあなんでもいいけど。
そこまでベッタベタな台詞を吐きながら学校へ向かう。
ここであの人が立っていて…私がぶつかってしまって…!
「きゃっ…!」
「っあ!ご、ごめんね!君が可愛すぎて…見とれてしまっていたよ!」
「えっ…?」(トゥンク)
なんてことになったりして…!
えへへへへへへ……‼

18:匿名:2016/05/31(火) 22:24 ID:lRA

なんだろ、話はいい。
効果音を漫画とかみたいに()で表現しないで、文章で表現すると綺麗になる

19:サハ:2016/06/01(水) 11:48 ID:ljc

>>18アドバイスありがとうございます!
効果音、文章で表現するの頑張ってみます!

20:匿名:2016/06/01(水) 18:30 ID:gus

今までとまるっきり書き方が変わりましたね

私は前の方が好きだったのですが…小説っぽくて

21:サヤ:2016/06/04(土) 15:57 ID:dYc

>>20前のほうが好きでしたか?ごめんなさい…
1章の子の視点に戻ったらまたあのような書き方になります。

22:サハ:2016/06/05(日) 15:03 ID:Esc

……なーんて。そんな夢のような心ときめくことが起こるはずもなく…無事に学校に着いてしまうのです。
それはそうでしょう。私の愛しのあの人は、この前起こった事件……いや、世間では事故と言われている騒動で亡くなってしまったのですから。
かと言って、犯人を亡き者にしてやる…!とか仇を討ってやる…!とかいうバカみたいな発想にはならないわけで。
まず、あの人がそんなことを望んでると思うのか。望んでいるなら、私は仇でもなんでもうちに行くけど…あの人はそんなこと言わない。そんなこと思わない、優しい人だから。
まあ、犯人は許せないけど。

23:サヤ:2016/06/09(木) 16:44 ID:x0.

学校では事件を起こした張本人の少女…森岡優子が椅子に座っていた。
変わらず女子と話し、変わらず勉強を黙々と進める姿は、私の親友を苛立たせるのに十分だったようだ。

「おい、森岡優子。貴様、反省しているのか?」
…休み時間中に私の親友、林野 アイカがあいつのところへ行った。
………あーあ、考えを行動に移すなって毎日言ってたのに。やっちゃった。
森岡はきょとんとした顔で親友を見ている。まるで、自分が起こした事件のことなど忘れ去っているかのように。
「…何がですか?」
実際にあいつはそう言っている。反省なんてしてないと受け取ったらしい親友は、眉間にしわを寄せながらあいつを睨みつけている。

24:サヤ:2016/06/16(木) 18:47 ID:9Fs

あー……なんか、面倒なことになりそう…退散しようかな?みんなもそうしてるし…?
「おい、泡三。お前もそう思うだろう?」
…げっ。話振られちゃった。何を言われたのかわからないが、相当間に触ることを言われたのだろう。血管が浮いてる。
あーあ…怒っちゃったかな?面倒なことになるぞぉ………でも返事しないとさらに怒っちゃうし…
「え、う、うーん…私もそう、思う…よ?」
すこししどろもどろになりながらも言った。言った。言ったんだ!
親友は満足げな顔をしてあいつの方に向き直った。
「ほら、お前の言う第三者もそう言っているじゃないか。」
得意げな顔で言い放つ親友。だけどあいつはまるで余裕綽々、とでもいいそうな顔で親友を見ている。…あいつって感情ないのかな。

25:サヤ:2016/06/29(水) 17:50

【しばらく更新できません。】

26:サヤ:2016/07/02(土) 14:13

「でも、あの方…恋さんでしたっけ?は本当にそう思っているのでしょうか…私はそうは思いませんが。あなたのお顔が怖いから思ってもいないことを言っているのではないですか?」

あいつはクスクスと笑いながら目を伏せていった。
自身のコンプレックスを刺激されたのかはわからないが、親友は眉を少し下げ、目に涙を浮かべている。
ここで退散かと思われたが、涙をぬぐいきっとあいつを睨んで言い放つ。

「いいや、恋は私の親友であり、幼なじみだ。昔から私の顔は見慣れている。私の顔を見たくらいで怯えるわけがないだろう!」

親友はあいつを指さしていった。…本当にそろそろ、退散、かな。

27:サヤ:2016/07/24(日) 23:25

第5章「笑顔」

さあ、どうしたことでしょう。あの人は私のことを嫌っているみたいです。さしずめ異端者、ということでしょうか。まあ、私の計画にはなんら問題はありませんでしたが。
なぜ私を嫌うのでしょう?なぜ故意的にと言うのでしょう?故意的ではありません。あれはれっきとした事故です。
なのにあの人は自己とは呼ばす故意的と言う。まさか、私が犯罪を起こすとでも思っていたのでしょうか。残念です。
あの人はきっとあの方に好意を抱いていたのでしょう。でもその人が亡くなってしまったから私にストレスを、難癖をつけて私を批判するのでしょう。ええ、きっと、いえ、絶対にそうです。たって私は正義、あの人は悪なのですから。

28:サヤ:2016/07/30(土) 23:18

さて、本題に入りますが。その前に言っておきたいことがあります。あの女がいては私は動けません。あの女は強い権力を振りかざし、好き勝手している絶対悪。そんな女はいらないとは思いませんか?少なくとも、私や世間は思っています。あの女にストレスを感じている人は少なくなく、私に救いを求める人もいます。私は、みんなに平等に接しているので誰か1人に救いの手を差し伸べたりはしませんが。
さて、ここからが本題です。あの女を排除するにはどうしたらいいでしょう?ころす、なんてことは悪ですからできません。なにか運悪く、あの女になにか起こってくれれば……いいのですが。

29:匿名:2016/08/11(木) 05:19

あげ

30:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/30(火) 16:24

第六章「名前」
…なんということだろう。あの忌々しい男が死に、私はようやく自由に、母に愛されると思っていた。…思っていたのだ。だが、それは浅はかな考えだと私はようやく知ることになる。母の弟への異常なほどの執着は、幻覚を見るまでに至った。何も無い空間に何かがいるように話しかける母の世話は私がした。食事、風呂、トイレ…心底疲れきっていた。死にたいとも思っていた。私は母の面倒を見るだけのロボットなのか?そう思い、何度もカッターナイフで手首を切り、自身の手首から流れる鮮やかな赤い血を電気にすかして見たりして、私は生きていると実感し、泣きたくなる。壊れてしまった母や死んだ弟、ろくに帰ってこない父に腹が立ち、昔まだ平和だった頃に母が買ってくれた可愛らしいピンク色のカッターナイフで余計に手首を切ってしまう。
私の泣け叫ぶ声は母には届かない。ひとり虚しく手首に包帯を巻き、また母の夜ご飯を作る。
そんな悲しく、虚しく、残酷な毎日。

だが、ある日の夕方。母が行動を起こした。

31:サヤ◆gi4N93xk8Q ハァァァーーーーーンwwwwww:2016/08/30(火) 17:03

シリアス物は難しいのぉ…

32:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/08/31(水) 00:23

「…きくーん?あいきくんどこにいるの…?!ねえ、ねえ、ねえええええ!!」

母の叫び声で目を覚ます。…最悪の目覚めだ。気持ち悪く弟の名を呼ぶ母は部屋中を汚しては別の部屋へ。後片付けをしながら母の姿を追い、止める。だが母は私のことなんて気にもとめず、また歩く。歩き続ける。
何度言っても聞かず、何を言っても聞かず。何をしても私を褒めることなんてない母。弟が消えた家。
_私の中で、何かが切れる音がした。

「ねえ、やめてってば!」

私が母の肩を強く叩き大声を出すと、母は足を止めた。ゆっくりと目に光が戻っていき…母が元に戻るんじゃないか。私を褒めてくれるんじゃないかと少しの期待。だが…

「…あらやだ。あいきくん、ここにいたのね…」

母が、私の頬を触り、そんなことを言い出す。私が、あいつ?私が、弟…?

「や、やだ。ふざけないでよ…私は…」

弟じゃ、無い。言葉を紡ごうとした瞬間、母に口を手でふさがれた。
…ああ、もうダメだ。今まで、ずっとやっていけた、けど…もう…

「大丈夫よ。あいきくんのお姉ちゃんは死んじゃったけど…お母さんは、いるもの。」

こんな純粋な目で、自分が生きていることを、存在を否定されて…

「…わかったよ。ママ。……ママは、いなくならないでね。」
(さよなら、私。)

これからは、弟として生きねばならない。…それが私の運命だから…………

33:サヤ◆gi4N93xk8Q ほのぼのしたのが書きたい:2016/09/02(金) 16:41

なんか精神的に辛くなってきたから番外編

「…あー。寒くなってきたねぇ。」

私の顔をのぞき込みながら、ピンク色のツインテールをなびかせて友人が言う。寒がりの友人は首にマフラーをかけ、手袋をし、ニットをかぶり、ベージュのコートを来てカイロを持っているが、鼻を赤くし、まだ寒そうだった。

「…ああ。そうだな。」

厚着をし、跳ねるように歩く姿はまるでウサギのようで、なんだか少し笑えてくる。

「…!ほら、向こうにコンビニあるよ!何か買おうよ!」

友人は何かを思いついたというように手袋をはめた手をぽんと叩くと、コンビニの方を向いた。

「ああ、そうだな…何か暖かい物を買おうか。」

何がいいかな、ココアとか?とはしゃぎながらコンビニへ走って向かう友人がこけそうで少しハラハラするが、無事にコンビニについたことにほっと息をつく。
私もすぐにコンビニへ向かい、中に入ると、暖かい空気が全身を包み込んだ。

「やっぱりコンビニって温かい…あ、そうだー!肉まんにしようよ!小腹も空いちゃったしさ!」

へらりと笑いながら肉まんのケースを見、学校のカバンから財布を取り出す友人は、金が足りるかの心配をし、店員の元へ駆け寄る。
私も金があったかな、と財布を除くと、肉まんが1個くらいは買える額の金が入っていた。

(ん、丁度いいな…私はあんまんにしよう。)

レジへ行くと、友人は肉まんを買い、嬉しそうに肉まんを受け取っていた。

「ねえ、私は肉まんにしたけど…何にするの?」

友人が私に問う。

「ああ、私はあんまんにするよ。」

私が答えると、友人は少し目を輝かせる。

「そうなんだ!じゃあさ、じゃあさ、半分こにしよ?」

そして、友人が提案する。半分こ、肉まんを…

「そうだな。そうしようか。」

微笑み、友人に言う。友人は嬉しそうに笑うと、決まり!と言って先に外に出た。
あんまんを買い、外に出ると、友人は綺麗に肉まんを半分にし、少しわくわくしながら待っていた。

「来たぞ、ほら。」

予め半分にしておいたあんまんを手渡し、肉まんを貰う。それを2人で食べながら、家路につく。なんだか寒いな…と少し呟いてみると、友人は少し余っていたマフラーを私の首に巻き、右手の手袋を私の手をつけ、手袋をしてない方の手をつなぐ…と、してきた。

「これで寒くないでしょ!」

唖然としている私に、イタズラが成功したような顔を見せる友人は、とても優しい幼馴染み。
こんな幸せな日々がいつまでも続けばいいな、と思いながら、そうだなと呟いた。


あの事故まで後2日。

34:匿名:2016/09/09(金) 02:03

あげ

35:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/09/13(火) 11:45

落ちは決まっているのに書けないという無能っぷりを発揮している私

36:風華:2016/09/13(火) 16:53

シリアスな物語がお上手ですね〜!!

私には到底書けない文章です。

更新、楽しみにしています(*´ω`*)

37:サヤ◆gi4N93xk8Q hoge:2016/09/13(火) 21:03

あああありがとうございます… (´;ω;`)

また頑張ろうと思いました…

38:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/09/21(水) 18:55

「…ちょっとあんた。何ぼけっとしてんのよ。このあたしが話しかけてんのよ?!」

いつも通り窓際の席に座り、昨日母に買ってもらった小説の続きを読んでいると、突如隣からそんな怒鳴り声が聞こえ、机が激しく揺れる。『僕』が座っていた椅子も共に揺れる。宙に体が浮くのがわかる。目の前には茶色い木の板と赤い靴。あ、と声を出し、受身をとろうとするが、先程までスローモーションだった光景が途端に早くなり、床にバタンと大きな音を立て倒れる。
一瞬痛みは感じなかったが、すぐに顔全体が痛み出す。

「っ…なん、ですか…っ」

痛みによる涙をぬぐい、椅子を蹴った女の方を睨みつける。女は少し怯んだが、すぐににやりと怪しく笑い、腕を胸の下で組み、僕を睨み返し、ヒステリックに叫ぶ。

「あんた、前とは違うようになったわよね。あんたの弟と同じ話し方して、同じ行動して。キモイのよ、あんたが何考えてるのかは知らないけどさ、死んだの。あんたの弟は、死んだのよ!!」

脳に響く。キンキンと、うるさい声。いつも男に媚びるために出している甘ったるい声とは違う。頭に響く。頭痛。眩暈。吐き気。

「毎日毎日弟の教室に来て、何でもない顔で授業を受けて…あんた何なの?クラスメイトでもないくせに…!」

うるさい

「キモイ、キモイ、キモイ…馬鹿じゃないの?あんたの弟は、あきえくんは…死んだの。消えたの。もういないの。死んじゃったの。なのにあんたは…!」

黙れ

「あんたの弟は死んだの!もういないの、あんたはあきえくんの姉よ、あんたは弟じゃないの!!」

「黙れ!!」

考えるよりも先に言葉が出た。怒りで腸が煮えくり返るような思いをする。気持ちが悪い。普段から馬鹿だと思っていたがここまで馬鹿だったとは…
弟は、いや、僕は生きている。死んだのは姉の方で、弟の僕は生きている。なのにあいつは何を言っているんだ?
いらない。いらない。あんな奴。言いがかりをつけ、暴言を吐くあんなやつ…消えちまえ

39:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/09/22(木) 23:45

まとめ

一章女子→長野 優子(元:森岡 優子)
二章女子→柿山 愛奈
三章女子→青根 紺野
四章女子→心空 恋

40:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/01(土) 02:36

【少しの残酷描写、流血表現注意】

「……ひっ…ぁ?」

ぽたり、教室の床に赤い雫が…いや、血が滴り落ちる。さっきまで僕に暴言を吐いていた口からはうめき声が少し出て、そして…

「うっ…ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」

…ただ、単語を叫ぶ。ふふ、と少し笑いが漏れる。僕の手は彼女の横腹にあった。いつも間にか刃が出ていたカッターナイフが彼女の腹に埋まっている。楽しいな、楽しいな。あの子が叫んでるのは。僕をこんな目に遭わしたあいつが苦しんでいるのは。楽しい…

「きゃあああああああああああああああ!!な、なな…何してんの?!」

叫び声が聞こえる。女の声…うるさい。黙れ。黙れよ…イライラする。なんだか胸がいっぱいだ。でも、私は…私?あれ?どうして…なんで私?僕は男のはず。男…なら、なんでこれがある。なんで胸なんてある?男のはずなのに。男だったら無いのに。女?私?私、僕、私、は………………女?

41:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/01(土) 02:48

「ふっ…あ……な、んで…?」

声が漏れる。なんで?いつから?いつから私はあいつになってた?あいつに、弟に、おぞましきあいつに。なんで?私は私を消して、私を消してまでもあいつになっていた。それもすべて母に気に入られたいがため。母に愛されたいがため。なのに…

「…ふふっ…あはは…あっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」

バカみたい。私、なんてことしたんだろ…母に気に入られたいから弟になりすまして、私を叱咤してくれた女子生徒を傷つけて……?
こんなことになるなんて。こんな事実、受け止められない。受け止められない、から…このこと知ってるこのクラスの子たち、みんな殺しちゃおう。

「ふふ、ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ…逃げないで、あはは、きゃはははははははは…」

ゆらり、ゆらりとあの子達に近づく。足元がふらつく。うまくあるけない。

「いやっ…こっちに来ないで!」

ひとりの女子生徒がわたしを拒ぜつする。私からめを背けないで?

「うっ…ぐっ…」

声を我慢する男子生徒

「逃げて!早く!!」

クラスメイトを逃がそうとする委員長

「何をしているんだ貴様!」

たまたま通りかかった先生

皆皆、いらない。

42:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/01(土) 02:54

【今日中に柿山の話を完結させたい】

43:新雨◆/o:2016/10/01(土) 10:22

>>42

頑張ってください〜!

44:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/01(土) 12:56

>>43 ありがとうございます〜!!

45:サヤ◆gi4N93xk8Q hoge:2016/10/01(土) 22:39

【これ絶対に今日中には無理なタイプや…】

46:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/12(水) 04:34

…今まで築いてきた絆が私の一つの凶器で壊れていきます。ガラガラと崩れ去る音がして、感情が、黒い感情が透明な色になっていきます。
校舎内を歩き回ります。人質を確保しなければなりません。誰にしよう。気弱そうな子にしましょう。あいつにしようか。そうしよう。
誰かの悲鳴と誰かの叫び声が混じって頭の中で響き渡ります。…ああ、うるさいな。あなたも私を私だと認識してくれないのか…まあいい。私は捕まらないようにすればいいだけだ。
そっと人質の首にカッターを当てる。すっと切れ目が入り血がプツプツと出てくる。痛そうに涙を流しながらうう、とくぐもった声をあげる彼女を少し可哀想だと思う。でもこれは私のためだから。我慢してね。

47:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/22(土) 01:04

我慢して我慢して行き着く先は地獄だろうけど。大声で怒鳴ってみたら黙りました。いいこいいこ。頭を撫でてあげましょう。
何回もこちらの要求を言いますが、あいつらは乗り込んでくる気のようです。ああ、なんて残酷。多数の犠牲を防ぐために少数の犠牲を出す。そうやって社会は成り立っている。クソみたいな話。クソみたいな社会でクソみたいなあほ面してクソみたいな会話している私たちもクソ。社会のルールに縛られて暗黙の了解とかいうバカみたいなことを守って生きている。それが社会だなんて偉い人たちは言って、それに逆らう者達は悪人で粛清されるべきなんて誰が決めたのか。日本の偉い人がそう思っても他の国のえらい人はそう思ってないかもしれない。外国の人が日本のルールを破ったから逮捕なんてそんなルールなんて知らない外国の人にとっては意味不明なんじゃないの?
…なんてことを思ってたら、警察の人かは知らないけど多数の人が階段を上ってくる音がしました。…ああ、登ってきちゃった。じゃあこの女の子の人生はもうおしまいだね。さようならだね。まだ生きたかっただろうに…私には関係ないけど。

首からカッターを外すと、女の子はほっとしたような顔をした。解放されると思ったのかな、残念。
思いっきりカッターを振り上げて、女の子の胸にグサリ。肉を貫く感触。

48:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/22(土) 04:24

…結果を先にいうと、逮捕されました。まだ中学2年くらいだから少年院だけど。私この少年院もどうかと思う。犯罪者なら犯罪者で素直に逮捕しておけばいいものの、未成年だからといって少年院に入れる。ダメじゃないの?それって。普通に刑務所に入れろーブーブーとブーイングを言ってみたけど、聞く耳なし。少しは聞いてくれたっていい。無視されたら悲しいのは誰だって一緒でしょう?無視するなー!
と、さっきの少しシリアスな気持ちとは絶対的に違う明るい心境でお送りしております。檻は冷たいし中は薄暗いけど、少年院自体は広い。この中に一枚どれ位の人がいるんだろう。私と同じ年の人はいるのかな?と少しワクワクしているのも事実で、いじめられないかな、怖い人とかたくさん居そうと怯えているのも事実。感情って難しいね!
なんだろう、気持ちとは裏腹にって言うのか?心底怯えてるけど顔は明るいニコニコ笑顔。私のチャームポイントだよ。
私がここから出られるのは当分先かもしれない。今お母さんはどうしているんだろう?…ああ、そういえば。私は私だと気が付きました。にっくき弟の真似をするなんて…どうかしてたよ。

まあ、もういろいろ考えるのも面倒くさい。私は学校の人のこ家族のこと、弟死んだ原因になったあいつのことを考えよう。そして寝よう。さようなら、おやすみなさい。


───2章女子視点終了───

49:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/22(土) 04:25

【少し無理やりでしたが、2章の女子視点無事終了しました。本当はもっと早くにする予定でしたが…次からもこんな会話文のほとんどない文で書いていきます。もしもお読みになってくださっている方がいらっしゃいましたら、これからもどうぞよろしくお願い致します。】

50:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/22(土) 04:38

第7章「謝罪」

…また、あいつのせいで一人の少女が罪を犯してしまった。2016年4月28日、私の通っている学校で大量殺人事件が起きた。ある一人の少女による犯行だったらしい。名はなんと言ったか。忘れてしまったが、そうだな。奴が殺した男の姉らしいからシンプルに男の姉でいいだろう。
その男の姉は、なんとだが事件を起こす前日までその弟の真似をしていたらしいのだ。やはり弟のことが忘れられないからああやって現実逃避をしていたのか。その男の姉が口を開かないからわからないらしいが、私は勝手にそう思っている。こういっては悪いが、少し頭がイってしまっていたのだろう。可哀想に。これも全て男の姉を殺した奴のせいだ。憎むべき女のせいだ。奴こそ捕まるべきなのに。奴こそ、奴こそ…なのに、奴ではなく奴のせいで狂ってしまった女が捕まった。納得はいくが納得いかない。早く奴も捕まればいいのに。奴も同じような目に合えばいいのに。そうして罪を償えばいいのに…毎日そんなことばかり考えて勉強も手につかない。人の声は私の頭をすり抜けていく。何故奴は捕まらない、何故奴は反省しない、何故奴は咎められない…

【3章女子視点開始】

51:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/22(土) 19:40

訴えかけようか、警察に。…いや、忘れていたな。前も訴えたではないか。警察に。子供の戯言だと鼻で笑われ、家に返されたが。事故で処理されてしまった事件に口出しをするな、俺たちの仕事が増えると言われたような気もする。まあいい。その話はいい。…いや良くないのか?まあいいんだろう。それよりも気になることはあいつの心情だ。きっと、いや絶対にあいつは反省なんてしてない。態度でわかる。前は教師を呼ばれてしまいうやむやにされてしまったが、今度こそは絶対にあいつの心情を暴いて見せよう。

52:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/23(日) 00:52

あいつの家に来た。ああ。あいつの家にだ。今は学校が終わった日。あいつをストーカーしていたからわかる。ここはあいつの家だ。
インターホンを押す。ピンポーン、と音が鳴る。その音と共にあいつが出てきた。
私を見て一瞬驚いたようにしたがすぐに笑を作る。私はこのわざとらしい媚びた笑みが大っ嫌いだ。またイラッとしたが、すぐに要件を言った。先日の件だと言うと、あいつはニコリと笑って私を家にあげる。そして部屋へ案内した。

53:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/23(日) 04:42

あいつの部屋の中に入ると、一番に目に飛び込んできたのはベッドだ。人がひとり寝るには大きすぎるベッドに、勉強机。異常な程に物の少ないその部屋は、まるで私が来るのを見越していたかのように静かだった。
あいつは丸い机を取り出して、前に座る。そしてにこやかに私にも座るように言ってきた。…人の好意を無下にしたくはない。と、思い私は座った。あいつと対面している。あいつの顔が良く見える。気味の悪い笑みだ。本当に気持ちの悪い。あいつの方がしねば良かったのではないか?…考えていても仕方が無い。それよりもこいつとのかいわにうつろう。本題に入るのだ。それが先だろう。

54:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/23(日) 04:50

「…私がお前の家に来た理由はわかっているな。」

静寂を打ち破ったのは私の声だった。無駄に広いこの部屋では私の声がよく響く。あいつは少しぴくりとしたが、やはり動じなかった。私を嫌っているのかは知らないが、それとも好いてはいないだろう。それは確信できる。あいつは口を開いた。口を開いてこう言い放った。それは私の感情に火をつける合図だった。私は立ち上がり、怒鳴った。あいつに怒鳴って怒鳴って怒鳴り続けた。家の人も知らない。近所迷惑なんて知らない。あいつが悪い。あいつが私を怒らせた。あいつの言葉が私の感に触った。神経を逆撫でするようなあいつの言葉は私を暴れさせるのに十分なモノだった。…ああ、充分だった。充分すぎたのだ。私はあいつの頬を気づいたら打っていた。パチン、と爽快な音が耳に入った。それでも足りなかった。殴った。蹴った。叩いた。私の思いつく限りのことをやった。でもこれくらいじゃあの人の、あの男の痛みには到底足りない。男の姉の心の方が痛いだろう。私は悪くない。あいつが悪い。私は悪くない………!
絶対に悪くない。私は悪くない。私を怒らせたあいつが悪い。私の神経を逆撫でしたあいつが悪い。無神経なあいつが悪い。だから私は悪くない。あいつが悪い、あいつが…!

ばっと、後ろから手首を掴まれた
痛い。誰だ。私を邪魔する者は誰だ
許さない。ようやくあいつを、こいつを制裁できるチャンスだったのに
離せ、離せ、離せ!そう喚いてもこいつら一向に手を離さない。
あいつがむくりと起き上がって、私の背後の誰かに言った。


「よくできました。」

55:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/24(月) 23:42

目を覚ました。目の前の暗闇と脳みそには何かが蠢いているような感覚。きっとそれも嘘なんだろう。幻覚?幻痛?まあいいそれよりも気になるのはここがどこかだ。
目の前には暗闇。何も見えない。目を閉じた時の目を開けた時の区別がつかない。暗い。怖くはない。これから何をされるんだろう。なんなんだろう。わけわがわからない。怖くはない。怖くない。怖くない。怖いわけがない。怖くないから怖くないんだ。暗い。目の前は何色だ?黒だ。暗い。嫌だ。暗い。怖くない。嫌だ。パチン。電気がつく。眩しい。暗くない。眩しい。あいつがいる。立っている。

「お目覚めですか?」

56:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/25(火) 22:43

カンに触る声だ。ニヤニヤと笑っている。…いや、目は笑っていない。笑えよ、いっそのこと笑ってほしい。でも笑ってくれない。

「…なんだ?何が目的だ?」

そう問うてみる。でもあいつは何も答えない。少しも口を動かさない。…いや、僅かに、少し開いた。そして聞こえた。確実に。細く、小さく。

「…貴女は、最近私のことを疑っているようですね…私が悪だと。そう思っているようですね。」

聞こえる。当たり前のことを言っている。…また、あの少し甲高い声を低くして言っている。

「…そういう人、邪魔。」

あいつがそう呟いて扉の近くにあった机を思いっきり叩いた。だん!という音がしたと共に、机の上の瓶が倒れる。そのまま奇跡のようにコンボが繋がる。そして私の上のなにかがおちてきたかんじでなんだろうこれは…………


グシャッ☆

「あまり私を疑うのはよしたほうがいいですよ。」

57:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/25(火) 22:50

【これもむりやり気味ですが、3章女子目線終了しました。最後は瓶が倒れていってピタゴラスイッチみたいになって、三章女子の頭の上に設置されていたピアノが頭の上に落ちたって感じです。まあ簡単に言えば三章女子は死にました。
多分もう少しで終わります。】

58:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/25(火) 23:03

…何日もたった。いろいろあった。…私のクラスの人が事件を起こした。
それは学校全体を巻き込んだものだった。その犯人の女の子は、前に死んだ生徒の姉だったらしく、よく死んだ弟…私の好きな人、思い人のクラスで授業を受けていたらしい。…そして、そのクラスの女子に注意されて気が触れてしまった、とかなんとか。
そしてもう1件。…私の親友が、死んだ。昨夜の夜に遺体で発見されたそうだ。顔は潰れていてわからなかったが、幸い指紋は残っていたので身元が特定できたようだった。
今犯人を探している警察は、犯人の検討もつかないらしい。

59:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/25(火) 23:10

【四章女子目線開始】

無能とは言わない。警察だって人間だから、出来ることは限られている。…だが、やはり犯人がわからないのは悔しいもので。復讐したい、とかそんな事ではなく、親友に謝らせたいだけ。謝らせれば、少しは親友もいい気で天国に行けるだろう。そう思って。
親友の葬儀はひっそりと身内だけで行われた。本来は家族だけなのだが、私は親友の幼なじみでもあるため出席させてもらえた。
親友の顔は悲惨なものだった。…もう、ないと言ってもいいくらいのものだ。彼女の綺麗だった顔はぐちゃぐちゃにされ、親友の体の横にあった。生きていても助からなく、死ぬまで地獄を見るだろう。という事だったので、1回でしねた方が良かったんだな、と思った。
運がいいのかはわからないが、きっと悪いんだろう。親友は一体何をしたんだろうか。何故私の周りの人は全員亡くなっていくのだろうか。あの愛しい人も亡くなった。親友も亡くなった。
この時に関わっている人は誰だろうか。…それは、私と、あいつだけ……


最終章「終焉」

60:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/25(火) 23:23

…会いに、行こうか?…怖いけど、体が震えるけど、まだ死にたくないけど。あいつに会いに行くのもいいかもしれない。もしかしたらあのふたりの死の真相が知られるかもしれない。…知られないで死んだら…不吉な考えだけど、ありえる。だってあいつに関わったあの子達が死んでいるのだから。
…会いに行ってみるか。行かないか。…行こう。

61:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/29(土) 12:11

最終章とエピローグの違いがわかんない…(∩゚∀゚)∩age

62:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/10/31(月) 16:55

☆番☆外☆編☆

(長=一章女子 恋=四章女子 三=二章女子 青=三章女子)

恋「ハッピーハロウィーン!」

三「トリックオアトリート」

青「トリックオアトリック。お菓子をくれても悪戯するぞ」

長「…は?」

恋さんと三野さんと青谷さんが扉の前に立っている。何故かそれぞれ仮装をして。…待て、これはいったいどういうことなんでしょう。この人たちの気持ちがわかりません。さっきもクラスの方々がトリックオアトリート?と言ってきました。トリックオアトリート…イタズラかお菓子か?ということでしょうか。…今日はなんの日?ハロウィンだ!とでも聞こえてきそうですね。

さて、言葉の真意がわかったところで。恋さんと三野さんの言っていることはわかります。青谷さん、貴女は何を言っている。お菓子をくれても悪戯するぞ?そんなものイタズラされるしか選択肢がないじゃないですか。トリックオアトリックってなんですか。お菓子要らないってことですか。

三「…お菓子無いの?ならイタズラ…」

長「いえあります!ありますから少し待っててください!」

三野さんは待つことが出来ないらしい。たしか戸棚の中にクッキーがあったはず。それを渡しましょう。

恋「ハッピーハロウィン!私の分もね!」

恋さんが後から叫んで言いました。ええ、もちろん差し上げますよ。だから少し待っていてください…!



続く

63:サヤ◆gi4N93xk8Q:2016/11/09(水) 01:40

【続かない】


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