ママから始まるいじめのお話♪
蘭さん♪
おっけーです♪
出て行くまで、おいつめましょう♪
【これ】がはじまったのは、5月。
私の娘、凛空(りあ)が中学校に入学して間もないころだった。
私は蘭。川越蘭。26歳。
あまり目立つ方ではなく、いつも目立つ子の後ろにいる存在。
けど凛空は明るくて、クラスのムードメーカーらしい。
友達も多くて、いじめなんて考えられないほど、クラスの中も良かった。
あの時まで、私は凛空の本性を見抜けなかった。
1 疑惑
プルルルルル…
蘭「はい、川越です」
先生「もしもし娘さんの担任の狭間ですが」
蘭「先生!いつも娘が…」
先生「今すぐ学校にお越しいただけますか」
なんだか嫌な気がする。
蘭「娘が何か問題を起こしたのでしょうか?」
先生「実は、クラス内でいじめがあったようなんです。そして
娘さんが首謀格だと言っておりまして…」
蘭「?!今すぐ行きます!」
先生「よろしくお願いします」
鞄を取り、すぐに家を出た。
凛空がいじめなんて…。
でも、よく考えればわかることだったかもしれない。
凛空はクラスの中心だったのだ。
もしその凛空がいじめをやりだしたら…。
クラス全員が協力するに違いない。
私は泣きながら学校へと向かった。
今更ながら自己紹介。
name 華咲
年齢 小学生
途中で終わらせた作品は数知れず…
コメント大歓迎です。(基本タメで)
ちなみに、題名は斉藤さんゲームのリズムです。
一応覚えておいてください〜(*^^*)
凛空side
チッ。
なんでこんな暑苦しい校長室に呼び出されんだよ。
いじめもバレちゃったし……。
お母さん、まさか私をいい子だなんて思ってないよね?
私ほどの悪い奴なんていないと思うけど。
ドタドタドタ
慌てて走る音が、下校時刻後の校舎に響く。
「すみませんっ…ハアハア」
お母さんは髪も乱れていた。
「うちの子がしたこと、すべて教えて下さい」
+character
香宮 亜蘭 カミヤアラン