恋愛要素多め?
学園ものです。
なりすましや、暴言などはやめてください。
感想や、アドバイスなどがあれば書き込んでくれると嬉しいです。
部活や、部活の大会があったりと色々忙しかったりするので更新はバラバラです。
>>8続き
謝ったもののすぐさまイヤホンを耳にさし教室へ入ってしまった。
「…本谷か。相も変わらず冷たいな。」
やすがポツリと呟く。
「?どした?」
そのつぶやきは聞こえてなかったようで聞き返すが何でもないと首を振るだけだった。
とりあえず昇降口でこのまま話を続けると、また注意を受けるからと教室に入った。
教室に入るとともにチャイムが鳴り結局やすの独り言だったのか何なのか。
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〜放課後〜
結局、行こうとしてた図書室も休みのたびに呼び出されるわ、絡まれるわで行けなかった。
この後も生徒会の仕事があり、生徒会室に…
「はぁー。」
「どうしたんですか?会長。」
「いや、なんでも。」
「珍しいですね。」
「なにが?」
「全然仕事に集中できてないですよ。」
そういって終わらせたはずの書類をピラっと差し出す。
そんなことないと言いかけて言葉を止める。いつもならしないようなミスをしまくっていた。
「……。」
「………。」
「はぁー。」
「ため息いつくと幸せ逃げちゃいますよ?」
「もう知らん。」
隣で作業していたはずの小林が笑いをこらえようと肩を震わせていた。
「あ、やばい。腹痛い。くくく…。」
「何がおかしい。」
「いや、だって…。」
「もういい。黙っとけ。あーっと、小林これの確認よろしく。」
「は、は〜い。」
家に帰っても
「お兄ちゃん、今日おかしい。」
「今日、航いつもよりほわほわしてないか?」
と、かなだけでなく母と父にも言われた。
でも、なんかいつもより楽しいかもしれない。
それが何なのか、それに気づくまでに何日、何週間、何か月かかることやら…
2.平穏な日常?
「「はぁ〜」」
「どうしたの?二人して。」
「「なんでもない。」」
「そこまで息ぴったり。アハハハ。」
母は特に深く聞きこんでくることなく笑いながらキッチンへ消えていった。
「珍しいな。ヒロがため息つくとか。」
「兄貴こそ。好きなやつでもできたのか?」
ニヤニヤして聞いてくるヒロに対して飲んでいた麦茶を吹きかけて、腹を抱えて笑う。
「ブッ!アハハハハ!はー、おもしろ。」
「何がそんなにおかしいのさ!」
「だ、だって。アハハハハ。ヒロこそ気になる奴いるんだろ?」
「なっ!///そんなのいないし!」
「ほらほら〜。わたるんの妹、かなちゃんだろ?顔真っ赤。」
「…ちげーし…。」
弱々しくしょんぼりした様子でつぶやいたような声はインターホンの音でかき消された。
「ちょっと、今、母さん手離せないからやす出てくれない?」
「はーい。」
玄関を開け相手を見て驚愕した。
学校で会う時と雰囲気が打って変わってふんわりとした服装で、航の後ろに隠れるようにしている叶優がいた。
「よっ。」
「来るんだったら連絡ぐらいしろよ。」
「だってー。かn「黙って。お兄ちゃん。」
余計なことを言わせる前に口をふさぐ。
「兄貴ー。誰〜?」
訪問客が気になったのか、しびれを切らせてヒロが玄関へ来る。
【たまに名前変えてます。酉バレしない限りはこのトリップで書きます。】
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〜ヒロSide〜
俺は玄関先にいた訪問客にびっくりした。
え?
わたるん、いや、航先輩と呼ぶべきか。の妹、さん?
え、と。初めまして、じゃない、よな。
「お前何してんの?」
航先輩に声をかけられ何のことかわからず数秒硬直していると、兄貴が俺に気づき
「かなちゃん、これが弟ね。」と大雑把に紹介してくれた。
無言でペコっとお辞儀され、首をつかまれている状態でお辞儀とは言えないお辞儀をすると、何やら航先輩に耳打ちしているようだ。
たまにちらっとこっちを伺いながら。
話が終わったらしく、いきなり兄貴から「着替えてこい。」と玄関から追い払われ、渋々着替えてもう一度戻ると、そこに2人の姿はなかった。
「兄貴、わたるん、あ、航先輩と妹さん、どこ行ったん?」
「航先輩w妹さんww」
言い方につぼったのか腹を抱えて笑い始める。その態度にムッとして「だーかーらー!!どこ行ったんってば!!」と怒鳴ると耳を抑えて
「そんな耳元で怒鳴るな。鼓膜破れる。ついでにこれから勉強会するから。」
と勉強道具やらなんやらをカバンに入れながら返された。
「は?どこで?」
「あそこの図書館。3時集合ね。」
兄貴はそういうと先に家を出た。
3時集合って、もう(2時)50分じゃん!
トリップ変わってますが彩響◆KY と同一人物です!
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〜ヒロSide〜
「はぁ…はぁ…」
やっと…ついた。今から勉強とかやってられねーよ。
ってか、兄貴どこだよ!
うぇーい。いたし。しかもわたるせんぱ、わたるんの兄妹と一緒にかよ。
「あ、来た。遅かったね〜。」
「のほほんとしてんじゃねえよ。どれだけ飛ばしてきたかわかってんのか!?」
汗をぬぐいながら声を抑え気味に怒鳴る。
「お前、ここ図書館。静かにしないと追い出されるよ。」
「わかってるよ。」
静かに席に着くとそれから一言もしゃべることなく7時ごろまで全員机に向かっていた。