書き方が、多少似たりするかも(恐らく)。
prologue
誰かを助けたい!
それが、私の夢。
その夢を叶えるため、今日もがんばるの!
みぃ、ありがとうっ!
111:リリカ@恋歌◆JA:2017/08/16(水) 19:48 3,偽物の友達
珠希が入ってくれて、超嬉しい!
そんな事を思いながら、4限。
理科は私の得意教科。
実験も好きだし、観察とかも得意だ!
4限も終わって。
トイレ、行こうっと。
トイレの個室に入ったとき。
「美波なんて〜、ちょっと仲良くすればすぐ調子にのって、マジウザだよねぇ!」
「ホントホント、里緒菜、天使すぎ〜」
「私だったら、マジ無理〜!」
えっ、と・・・。
これって、悪口だよね?
推測だけど、悪口言われてるのは、中野美波。
5年の時、同じクラスで仲良かったんだよね!
しかも、話し方で分かったけど、この人たち、藤原里緒菜の取り巻きじゃないっ?
藤原里緒菜と同じクラスになった事あるけど、私的に、里緒菜は好まない。
なんていうか・・・取り巻きに持ち上げられないと、無理って感じの。
「でもさぁ、仕方ないよね。里緒菜が、美波と仲良くしてって言ってるもんね」
「はむかって、ウチらがヤバい事になるのも、イヤだしね〜」
この人たち・・・・・。
美波の偽物の、友達だ。
見かけだけの。
美波ちゃんかわいそう。
お願い、七瀬ちゃん、美波ちゃんを救ってあげて!
縫おおおおお!
サンシャイン様わなぁと思いましたと言われたときの写真を撮るのは初めての方が良いんだよねって言われると思いますが画像解説が載っていますが画像解説します綱が切れているの無がおとめはありませんが炊き上げている苗字の方が良いのかと思ったらそういう意味ですかと初めての経験します砂氏によるので
>>112 みぃ、ありがとうっ!
>>113 ・・・・・?荒らしでしたら、お止めください。
4,思わぬ訪問者
トイレを出た後も、美波の悪口を言っていた人の事を、悶々と思い出す。
絶対あの調子だと、里緒菜は何か企んでる。
そう思った矢先だった。
「七瀬チャン、ちょっと来て」
えっ!
里緒菜はにっこりと、私に笑いかける。
そして言った。
「七瀬チャン、美波と仲良かったよね?でも、もう美波と仲良くしなくて良いよ。寧ろ、シカトしてほしいんだぁ」
嘘・・・!?
里緒菜は、美波をシカトするつもり!?
許せない。
私は少し気持ちを落ち着けて、聞いた。
「なんで?」
里緒菜は、ピクッと頬を動かして、笑った。
嫌な笑いだった。
「和子がねぇ、美波、私の悪口言ってるって言ってたもの。だから、シカトして当然よ」
アン、ッタねぇ!
私は怒鳴りつけようかと思った。
でも、ここで大騒ぎになったら、女子は全員里緒菜の見方にまわる。
私はため息を吐いてから、
「・・・分かった」
里緒菜は、満足そうにその場を去っていった。
里緒菜・・・。
『七瀬ちゃん、里緒菜ちゃんはいい子だよ』
美波はそう言ってた。
たとえ、美波が知ってる里緒菜がいい子でも、私は到底里緒菜を信じることはできない。
5,相談者
里緒菜のせいで、とても気分が悪い。
胸がムカムカして、里緒菜と話すことすら嫌悪感を抱いてしまう。
はぁ!
最悪。
私はソッとため息を吐いて、気持ちを切り替える。
それより、今日は相談者来るかな〜?
昼休み
児童会室に向かう。
行くがてらに、こばとの教室を覗くと。
こばとの姿はないから、児童会室行ったっぽい。
児童会室のドアを開けると。
「七瀬・・・!?」
「美波・・・!?」
児童会室のイスに座ってたのは、美波だったんだ。
こばとも、珠希も視線を私に向けて、ニコッと笑う。
「七瀬!待ってたよ〜〜」
こばとが言った途端、美波が私につかみかかる。
「七瀬!里緒菜ちゃんになにか言われたよね!?」
「う、ん」
美波は勢いを失って、弱々しく言った。
「里緒菜ちゃんの言う事に、はむかわなくて良いよ・・・・」
「なんで!?私、美波の事・・・」
私の言葉を遮って、美波は、
「お願い。そしたら、相談言うから」
私は仕方なく、うなずいた。
ほんとは全然、納得してない。
美波は安心したらしく、切り出す。
「私・・・里緒菜ちゃんに嫌われてるみたいなの」
こばとと珠希は、目を見開く。
でも私は違う。
里緒菜がシカトしてって言うのは、もう嫌ったからだよね・・・。
6,友達なんか
美波によると、里緒菜は昔はよく笑う、明るく優しい子だったと言う。
けれど・・・。
「七瀬も覚えてるよね?えこひいき先生の事」
私だって、鮮明に覚えてる。
えこひいき先生と言うのは、鹿山真由先生の事で、鹿山先生は勉強のデキる、宿題を忘れない子だけをひいきしていて、私たちの中では悪い意味で有名だった。
「でね、里緒菜ちゃんが鹿山先生のクラスになったとき・・・」
事件は起こったんだ。
「鹿山先生がひいきしていた、奈津山さんって、子と、トラブルになったんだ。普通、先生とか、公平に解決するでしょ?なのに・・・」
今も、鹿山先生の事を考えると、ムカムカする。
「里緒菜ちゃんだけが悪いって、判断したの。里緒菜ちゃん、鹿山先生の事リスペクトしてたから、相当傷付いたらしくて・・・。それから、友達とか、鹿山先生の事、信頼しなくなったの。鹿山先生が提案するときことごとく、批判するようになったんだ」
その事件を聞いて、私は里緒菜に同情したけど。
里緒菜はすっかり変わって・・・。
「わざと、奈津山さんをいじめ始めたの」
悲劇は鹿山先生が判断したときから、始まってたんだ。
「そんな時に、里緒菜ちゃんが私に親友って、言ってくれたんだ」
美波はつらそうに、顔を歪めた。
こばとと珠希は、悲しそうな顔になった。
「私、その事件知らなかった」
うん。
こばとや珠希のクラスと、離れてたから知ってるのは、鹿山先生のクラスと交流のあった一部の人だけが、知ってるんだ。
「でも、里緒菜が美波をシカトするのは、違うと思う」
こばとがキッパリと言い切る。
私もそう思う・・・けど・・。
7,ケンカ
「七瀬。お悩み相談委員会は、第三者として見極めなきゃいけないんだよ。変に、里緒菜に同情たらダメ」
こばとの言う事は、正論だ。
でも、なにか違う気がする。
「私は、里緒菜の言い分も聞いてから、判断した方が良いと思う」
「七瀬!それ、変だよ!」
こばとが否定する。
途端に、私はカッチーンと頭にきた。
「なによ、こばと!私は、里緒菜も可哀想だから、里緒菜の事も考えてあげたら・・・」
フイッと、こばとは私に背を向ける。
ああ、最悪!
こばとが私の意見、聞いてくれないなんて!
珠希はオロオロと、私とこばとを見る。
「七瀬、頭冷やしたら分かると思うけど。今回は里緒菜が悪いの。鹿山先生の事とは、関係ないよ」
私の意見を聞いてくれない、こばとに私は何も言わない。
私は悪くないんだから。
意見を曲げる必要はない。
キーンコーンカーンコーン
沈黙した空間に、チャイムが鳴った。
8,璃子
「私、教室戻る」
こばとと珠希、美波に言って、私は静かな児童会室を出た。
否定されると、なんだか腹が立つ。
自分が間違ってるような気がするし。
だとしても、あんなに言わなくったって!
教室に戻ると、璃子が来た。
璃子は私の親友。
「どうしたの、七瀬。元気ないね?」
こばとと違って、私の事を気にかけてくれるくらい優しい。
「大丈夫。それより、席替え、楽しみだよっ!」
璃子はそれでも、心配そうに私を見る。
席替え、璃子の隣になりたい。
国木田先生が、言う。
「順番に、席の番号が書かれた紙を引いてください」
男子や、女子がいっせいに並ぶ。
私ももちろん並ぶ。
しばらく、委員会に出ない方が良いのかなぁ・・・。
そんな事を考えながら、紙を引く。
番号は・・・。
『24』
窓側の列の、一番後ろ!
めっちゃいい席じゃん!
隣は、誰!?
「では、移動してください」
言われなくとも!
私は机を持って、窓側の列の一番後ろに行く。
と・・・・。
「七瀬」
「璃子ぉぉおぉ〜!」
なんと、隣は璃子だった!
嬉しい!
「これから、よろしくね」
「もっちろん!」
席替えで璃子と隣!
神様ありがとぉぉおぉ!
9,仲直りの糸口
終わりの会も終わって、私は教室を出ようとすると。
「七瀬、帰ろー」
璃子が話しかけてきた。
うん!
そう答えると、璃子はニッコリ笑った。
廊下に出て、6ー1の前を通り過ぎる。
たまたま、こばとと目が合う。
こばとはすぐ目をそらす。
ガーン!
マンガだったら、背景にでかでかとガーン!って書かれてるくらいの衝撃!
こばと・・・・・。
なんだか泣いてしまいそう・・・。
「七瀬、大丈夫?」
璃子が心配そうに、私の顔をのぞき込む。
璃子に心配かけられない。
「大丈夫・・・」
こばとは、私の事嫌いになったのかな?
こんなのじゃ、仲直りできない。
お悩みも、解決できない。
最悪だよ・・・。
「ねえ璃子。ケンカしたときって、どっちから謝る?」
璃子は驚いたように、私の顔を見る。
そんなに驚く、事?
「私は、自分に非があると思うから、私から謝るよ。でも大抵、2人一緒に謝るけどね」
璃子も、ケンカした事あるんだね。
いや、あるよね。
私は安堵して、璃子と他愛ない話をし始めた。
と・・・。
「玉井さん」
誰かが、私を呼んだ。
振り向くと・・・。
10,姫小路さん
姫小路柚乃華が立っていた。
げっ・・・・!
絡まれたら、ヤバいって噂の!
姫小路柚乃華に絡まれた!
どうしよっ!
姫小路柚乃華は、ふふふと微笑んで、
「高橋さんとケンカ中なんでしょ。だったらもう、お悩み相談委員会なんか無理なんじゃない?」
ムッ!
姫小路柚乃華は微笑みを崩さず、
「私や薄井さんに、任せたら。玉井さんたちより、上手くできるわ」
お悩み相談委員会を、任せる・・・。
姫小路柚乃華はまた笑って、
「薄井さん───もとい、明日菜と私はタッグ組んでるの。そしてね、真白お姉さんのお悩み相談委員会を引き継ぐの。
真白お姉さんからも、認められてるんだからね」
明日菜ちゃんと!?
姫小路柚乃華は、軽蔑したように笑う。
「まぁ、真白お姉さんすら知らないわよね」
「知ってるよ」
姫小路柚乃華は、ピクッと頬を震わせて、言った。
「へぇー。本当?」
「前、私、薄井真白さんと同じ掃除場になった事あるもん。ソレに、私も真白さんに言われたもの」
『私のお悩み相談委員会を、継いで』ってね。
だから私は、真白さんの言ったとおりに、お悩み相談委員会を引き継いでいるんだ。
「ッ!あっ、そう!今日は取り敢えず、引き上げるけど、あなたと高橋さんがお悩み相談委員会を止めるように布石を打っておくからね」
宣戦布告!?
そんなの言われたら!
「私、負けないから!」
お悩み相談委員会は私が、継ぐんだから!
七瀬ちゃん、どうなるの⁉
あ、短編の方も読んだよ!
真白さん。。。なんか不思議な感じ!
薫+*Mio+*ありがとう!
真白さんはこれからもカギを握る人物として、登場するよ!
短編も読んでくれたんだ!
ありがとう!
姫小路柚乃華はまだ笑っている。
さも面白いコントでも、見ているかのように。
「玉井さん、高橋さんとケンカしてるのよね?うふふふっ・・・そんなので、真白お姉さんのお悩み相談委員会を継げるのかしらね。
やっぱり、私と明日菜に託した方が、良いと思うけど」
この人・・・!
悔しい・・・。
この人が言ってる事は、正論だ。
今のようにケンカしてたら、お悩み相談どころじゃない。
自分たちが悩んでるもの。
姫小路柚乃華は、不気味な笑みを浮かべて、
「じゃあね、玉井さん。私たちにお悩み相談委員会譲る話、考えてね」
クルッと後ろを向いて、去っていった。
そっか〜楽しみ!
あ、うつの大変だろうから薫でいいよ!
>>128 薫ありがとう!じゃあ、薫ね!
11,気楽な謝り方
私は、姫小路柚乃華の去っていった方向を見てから、璃子の方に向き直る。
なんと、璃子は固まっていた。
まぁ、分からなくもない。
姫小路柚乃華の勢いに圧されるもんね。
「七瀬、あの・・・姫小路さんと仲良いの?」
璃子は震えながら、聞く。
「そんなワケ、ないよっ!」
大体、姫小路柚乃華と仲良くなりたい女子なんて、ほとんどいないと思う。
いるとしても、取り入りたいだけでしょ。
璃子は目を丸くして、
「姫小路さん、噂の通りスゴいよね・・・」
うん、確かにヤバい意味でスゴい。
「姫小路さん、不良のお兄さんいるって、噂もあるけど・・・ホントかも」
絶対だよね、あんなドスの利いた言い方、不良を知らずに言えるワケ、ない。
うん、薫で!
七瀬ちゃん、こばとちゃんと仲直りできるといいね!
>>130 ありがとう!
璃子は声を潜めるようにして、
「姫小路さんに、なんか言われたら、私に言って。いつでも、七瀬の味方だから」
ありがとう、璃子。
璃子の言葉に、ホッとした。
でも頭から離れないのは、こばとの事!
どういう風に言えば・・・・。
家に帰り、美矢子さんに相談すると。
「ええっ、七瀬がケンカしたの!?・・・初めてじゃない?」
美矢子さん、驚きすぎだよー。
「アドバイスだけどね・・・こばとちゃんなんでしょ?ケンカした相手。だったら、」
美矢子さんは言葉をきって、微笑む。
「そんなに深く、考えなくても良いんじゃない?気楽に謝れば、『私こそ』ってなって、溝もなくなると思うわ」
なるほど〜〜!
美矢子さんのおかげで、悩みがなくなったー!
美矢子さん、ありがとう!
私って、誰かとケンカした事って、あったっけ?
特定の人とは、してないよね。
美矢子さんがふと思い出したように、
「七瀬がケンカしたのって・・・愛美ちゃんぐらいだっわよね」
愛美ちゃん・・・??
美矢子さんは慌てて、口をつぐむ。
どうしたんだろう。
美矢子さんは話を変えるように、
「そうだっ。今度の週末、私のお母さん───七瀬から見れば、おばあちゃんの所に行くわ」
おばあちゃん!?
私、おばあちゃんにあったこと、ない!
「そん時、聖名子もいたら良いんだけど・・」
聖名子さん?
美矢子さんは微笑んで、
「聖名子は私の、妹。七瀬の叔母さん」
私、美矢子さんの家族について、そんなに知らないから、週末が楽しみ!
12,告白のお悩み
翌日!
学校に行き、6ー3に入る。
と・・・。
「玉井!俺の悩み、解決してくんね!?」
横須くん!?
横須あすかくんは、イケメンで優しい、勉強デキるからかなりモテる。
まぁ、女の子っぽい名前なのがコンプレックスらしいけど。
「良いけど・・・」
横須くんは、白い歯をキラリと輝かせて、
「サンキュ!」
うわぁ!
イケメンはこれだから、スゴいし怖い。
「で、誰が好きなの?」
単刀直入に聞くと、微かに横須くんは赤くなる。
「玉井・・・はっきり言い過ぎ・・・中野美波」
ええっ!?
美波!?
「なんで?」
「なんかさぁ・・・笑顔が可愛いしさ、優しいから」
そっかぁ・・・。
私は内心、ガッツポーズ!
横須くんと美波のお悩み、同時解決するかもっ!
「分かったよ、横須くん!」
横須くんに言って、児童会室に。
ドアを開けると、こばとが居心地悪そうに、私をみる。
「ごめん、こばと。あんなに言って」
私が謝ると、こばとの顔がパアッと輝いて、
「私こそ、ごめん。七瀬の意見、聞かなくて」
よかった!
仲直りできてっ!
・・・それよりも。
「私、横須くんから相談受けたんだけどっ、横須くん、美波の事が好きなんだって!」
私が言うと、こばとはピキンッと固まる。
そして次の瞬間。
「アホかぁぁあーーっ!」
こばとの怒鳴り声が、児童会室に響く。
えっ、なんで?
「お悩み聞いてないでしょっ、それ、冷やかしよっ!」
うわぁーーーん!
ホントだ!
こばとは怒ってるけど、目は笑ってる。
「お悩み、聞いてきてっ」
「ハイッ!」
私は、こばとに敬礼して、児童会室を飛び出す。
横須くんーー!
七瀬ちゃんらしすぎる!
こばとちゃんとも仲直りできてよかったね!
ありがとう!確かに、七瀬らしいよね!
137:リリカ@恋歌◆JA 『スキナノカナ』大好き!:2017/08/25(金) 19:07 教室に飛び込んだら、横須くんがビックリしたように、こっちを見ていた。
「あのっ、横須くんのお悩みは!?」
驚いたように、横須くんは、
「中野美波にコクりたい、だけど」
美波にコクりたい、ね!
オッケー!
「ありがとうっ!」
児童会室に戻って、こばとに伝える。
珠希もいた!
良かった!
「あのね、横須くんのお悩みだけどっ!美波にコクりたい、だよっ!」
こばとの顔が、驚いたように私を凝視する。
珠希は微笑んでいたけど、流石に驚いたようだ。
いいなー
お悩み相談委員会!楽しそう、入ってみたいなー
頑張って下さい!
>>138 ありがとうございます!頑張ります!
13,告白の極意とは
放課後
私は、こばとと珠希、横須くんとこばとの家へ。
なんでかって?
それは・・・文乃さんに告白の極意を教わる事に!
こばとの発言で、なんだけど・・・。
こばとがポツリと、
「私のお姉ちゃんに、告白の極意、教わる?」
そう言った瞬間、横須くんがこばとの言葉に飛びつく。
「いいのか!?」
こばとはうなずく。
かく言う事で、私たちは文乃さんの元へレッツ☆ゴー!
今は、文乃さんに部屋にいるんだ。
「女子の部屋って、落ち着かねー」
ソワソワと、横須くんがあたりを見回す。
それがフツーの反応だよね。
と・・・。
「・・・ん、斗真、それでいいよ♡デート集合場所は・・・えっ!?」
電話しながら入ってきた、文乃さんが私たちを見て固まる。
「ん、なんでもないよ・・・」
電話を切って、文乃さんがこばとに詰め寄る。
「こばと・・・?なぁに、私の部屋に友だち入れてるのよ・・・?」
怒気を孕んだ声に、私も珠希も横須くんも飛び上がる!
姉妹喧嘩、始まる!
♡☆♪♭♯○□◇▽**@!?
141:月川ルナ◆3es イラストリクエストプリーズ!:2017/08/26(土) 22:33 リリカ、乱入してごめん。
>>140
リリカに迷惑がかかるのでやめてください
うん!ルナの言うとおり!
私の友達のスレ荒らさないで!
大丈夫ですか?
146:リリカ@恋歌◆JA 『スキナノカナ』大好き!:2017/08/27(日) 18:43 >>145 大丈夫です!
ルナ、薫、ありがとう!
>>140 匿名さん、荒らさないでください。荒らし目的で来たのなら、おやめください。
固く禁じてるので。
また荒らすのでしたら、アク禁出します。
「こばと!簡単に、部屋に入れないでよ!」
「お姉ちゃん、そんなの言ってないじゃない!」
「言ったわ!」
「言ってない!」
・・・・・無用な姉妹喧嘩だなぁ。
私は、だんだん生暖かい目になっていくのを感じた。
横須くんも、珠希も生暖かい目になっている。
こばともそれを感じたのか、
「兎も角!告白の極意、教えてよ」
文乃さんは、やっとニヤリと笑って、私たちを見る。
「それって・・・七瀬ちゃん?」
「違いますよぉぉ!この、横須くんですっ!」
文乃さんは横須くんを見て、
「男前じゃない、やるわね、こばと」
こばとを何故か冷やかしてから、真面目な顔になった。
今の文乃さんはマジモード。
ヘンな答えを言うもんなら、半殺しにされる。
「で、誰に告白するの?まずその子のデータは?可愛い系、清楚系?」
早口でまくし立てるもんだから、横須くんは唖然。
仕方ないよね。
私もこの間、地獄の尋問を受けたばっかりだもの。
横須くんはポカーンと開けていた口を動かして、
「えっと・・・中野美波って言って、うーん、清楚系・・・です」
「ふむふむ」
文乃さんは真剣な目で、横須くんを見る。
こういう時の、文乃さんカッコいいよなぁ・・・。
こばとが私と珠希に、
「姉ちゃん、どうしてモテるか、分かるよね」
納得!
うなずきあう私たちを余所に、文乃さんと横須くんは真剣そうに話し合ってる。
しばらくして。
「ありがとうございました、師匠!」
し、師匠!?
文乃さんも笑顔で、横須くんの肩を叩く。
これで横須くんと美波のお悩み、解決するといいなっ☆
14,思わぬ電話
夜になり、私は美矢子さんとハヤシライスを食べていた。
プルルル
電話?
美矢子さんが電話に出て、私の方を向く。
「美波ちゃんって子から、電話よ」
美波から?
驚きながら、電話に出る。
「あっ、七瀬?あのねっ・・・里緒菜ちゃんの事だけどっ・・今度ね、」
何があったんだろう?
首を傾げながら、美波の話に耳を澄ます。
「里緒菜ちゃん家の、リゾートに呼ばれたの。そのとき、何あるか分からないから、七瀬も着てくれないかな?お悩み相談委員会の人も」
ええっ!?
リゾート!?
「行く行くっ!・・美矢子さんに聞いてから、だけど。里緒菜は良いって、言ってるの?」
「うん。良いよって言ってるから、来て。委員会の人にも、聞いておいてくれない?」
「良いよ!おやすみ」
美波との電話を切って、気持ちを落ち着かせる。
でも里緒菜の家って・・・流石金持ち!
15,音楽好き、こばと
プルルル
私は、こばとの家に電話をかける。
こばとか文乃さん、出たら良いなぁ。
『ハーイ』
こばとだ!
「こんばんわー、七瀬だよっ。こばと、里緒菜のリゾート行かない?」
『・・・・・七瀬の国語の成績がCなのがよぉく分かった』
失礼な!
私、国語得意だよ?
私は、事の顛末をこばとに伝える。
受話器の向こうから、激しい溜め息。
『・・・七瀬。お悩み相談解決できると、思う?』
「できるよっ☆」
私には、ある作戦が!
それされ成功すれば、横須くんと美波の悩み解決できるからっ!
『ならいいけど。それより、最近良い音楽見つけたんだ!【片想い☆tin】。見れたら、YouTubeで見たらいいと思う』
こばと、音楽好きなんだね!
私は残念ながら音痴。
聞くのは好きだけどね?
『珠希にも言っておくね』
「サンキュ!おやすみ!」
ガチャッ
電話を切って、ソファに座る。
うーん!
里緒菜のリゾートかぁ・・・。
16,美矢子さんの心配
「美矢子さん、里緒菜のリゾートに行こうって、誘われたんだけど。行っていい?」
美矢子さんの洗い物をしていた手が止まった。
美矢子さん・・・??
約0.2秒後。
「ダメッ!」
ええっ!?
でも、当たり前の反応だよね。
「どうしてっ?」
美矢子さんは顔をしかめて、
「その里緒菜ちゃんに会ったことがないし、信用できるか分からないもの。そんな易々と七瀬を任せられないし、なにかあったら怖いもの」
むむむーっ!
確かに・・・納得。
美矢子さんの心配も一理あるし、今回はムリかなぁ?
と・・・。
プルルル
あれ?
電話?
「ハーイ、玉井です」
「七瀬?私、こばと。なんかさあ、親が心配って言って、今回リゾート行けないって」
こばとのところもなの!?
「今、姉ちゃんが説得してくれてるんだけど、たぶん・・・ムリだと思う。今、珠希からも連絡があって、ムリだって」
「私も、美矢子さんがダメッ!て」
私とこばとは、電話越しに溜め息。
今回のお悩み解決、まさかのムリかも・・・なんて、私にはあるわけないっ!
別の方法考えなきゃ・・・。
17,無理やり作戦!
良いのが思いついた!
二人は、自分の考えをぶつけてないから、こうなったんじゃない!?
だったら・・・。
「考えをぶつけたら、仲が修復できるかも!」
我ながらいい考え。
お悩み相談ノート作ろっかな・・・。
自分の考えを書き留めてと。
読書板で読んだ本の感想を書いているのですが、リリカ@恋歌さんのお悩み相談委員会!を掲載してもよろしいですか?
155:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/13(水) 20:41良いですよ!むしろ、お願いします!
156:__☆ユニコーン☆__:2017/09/14(木) 15:10 >>155
ご協力ありがとうございます。
これからも小説書くの頑張って下さい。応援しています。
>>156
ありがとうございます!
読んだよ!
悩みを聞いて、相談するって何でも解決案を出すってことでしょ?
そうだよー(笑)
読んでくれて(*'▽'*)