はい!掛け持ち3作目の元薫、薫+*Mio+*です!
これも『わじラジ部!』と同じで『解決事務所』シリーズが終わり、またまた『わじ小ラジオ部ON AIR!』シリーズが終わってから本格的に執筆します。
長い道のり。。。
始めのうちは気まぐれ〜に更新します。
荒らし、なりすましナシで!
『解決事務所 パワフル☆ピース』
『わじ小ラジオ部ON AIR!』
もぜひ読んでください。(どちらも小説板連載中です!)
ではでは、物語のはじまり!
>>2 フワピリガールズッ!メンバー紹介
>>3 ピカリjk❇メンバー紹介
>>4 同級生の友達、家族紹介
>>5 あらすじ
です。>>5までレス禁(書き込みNG)でお願いします。
【あらすじ】
あたし、佐倉めぐ。
名前がコンプレックスで、アニメ声をいつもからかわれる中3!
受験生なのにやりたいことが見つからない……というのが悩み。
そんなある日、いきなり転校することになっちゃった!
ま、別にいいんだけど。
その転校先の学校をこっそり見に行ったら、バンドをしている部活があったの!
その名も『軽音部』
すっかり心奪われたあたしは、ネットの掲示板で知り合った、『名前がコンプレックス』という共通点を持つ友達に声をかけたの。
そうしたらまさかの軽音部員⁉
初めてやりたいことが見付かった………!
だけど両親にはバンドを反対され、友達からはしつこくされるし……トラブルだらけ!
あたしの部活、友情、青春物語、start‼
すみません、訂正です!
古小路つつじ
小学5年生の妹がいる
ではなく、
小学3年生の妹がいる
です!
すみません!
薫ちゃん、応援してるよ!
8:薫+*Mio+* ◆v.:2017/08/22(火) 18:57 みぃありがと〜
なんか、ほったらかしになりそうだけど。。
1.脱走大作戦!
後ろを見ずに、ひたすら走った。
ごく普通の主婦だよ、お母さんは。
でも普通で取り柄がない人って、変なところで怖い。
引っ越しの片付け、手伝わなくていいって喜んでたら、これだ。
勉強がなんだ、受験生がなんだ!
なーにが受験競争だ‼
長くはない脚を必死に動かして、ひたすら走る。
暑い。なんで。暑い。
まだGW(ゴールデンウィーク)だよ。5月だよ。
なんで暑いんだよ!
「ヤバい……ちょっ、マジで暑い。死ぬ」
ポロッと言葉がこぼれた。
その時、建物を見つけた。
普通に入りやすそうな、学校ぽいの。
「あそこ……どうかあそこまで!」
渾身の力で、ラストスパートをかけた。
どうにかして中学校に入り込むと、昇降口の手前で止まる。
ここまで来れば、大丈夫なはず。
お母さんが追ってくることはないと思う。
ただ、『誰も追ってこない』と自分で自分を安心させたかった。
ここはH市立些原中学校。さはらちゅうがっこう、という読みで合っていると思う。
偶然見つけた中学校だが、あたしの転校先の学校だ。
場所は、明日確認すると言っていた。
お父さんによると3q以上あるということだから、結構な距離を走ってきたことになる。
ここで1度、持ち物を確認。
ポケットに入っているのは小銭と、音楽プレイヤー。
イヤホンを突っ込んだ耳には、人気のバーチャルアイドル、初世ミラちゃんの歌声が響いている。
「ヤバ……スマホない。帰り道分からんじゃん」
帰りには人の力を頼らないといけないのか…。
そんなことを考えつつ、靴を脱いだ。
転校先の全く知らない学校に入り込むのにはワクワクする。
《※訂正》
誤・人の力を頼らないといけない
正・人の力を借りないといけない
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制服を着ていないから、先生方に見付かったら面倒なことになりそうだ。
人と会わないように気を付けながら、廊下を少しずつ進む。
部活動は行われているようで、微かに人の声や物音が聞こえた。
家庭科室からは、微かに甘い匂い。
体育館からは、ボールの音。
多目的室では、演劇の練習をしているようだ。
階段を上って、また歩く。
その時には、疲労感を覚えた。
3kmも休憩せずに走ってきたんだから、当然なのかもしれないけれど。
「あーあ、マジで暑っ…」
マジ卍ってヤツだ。サイテー。
あたしは心の中で悪態をつきながら、さらに歩く。
休憩出来そうな、人の少ない場所がないかどうか、探して。
身体中が熱く、脚は筋肉痛になっている。
歩くのさえが辛くて、すぐにでも崩れ落ちそうな脚に鞭を入れ、どうにか歩き続ける。
「はぁっ、ヤバ……!!」
上の階に行くことは断念して、階段を下りることにした。
フラフラと一歩ずつ下りて、
「もうダメだ…死ぬ…ヤバい…」
崩れ落ちそうになった、その時。
一瞬で目が覚めた――