こんにちは。らいみぃです!
『嘘と恋と私』が完結(無理矢理)したので、こちらを書きます。
他のものは更新停止です(ノ´・ω・)ノ
そのかわり、こちらを毎日やります!
それではstart。
>>2 登場人物
>>3 物語start
今は一人になりたかった。友達、仲間を裏切った自分が嫌で嫌で…。
こらえる涙は今にもこぼれそうで。
「話…聞くから。送る」
泣きそうだった私は言われるがまま、おくってもらうことにした。
好きでもない私に、こんなことして…
「なんでやさしくするの…」
嘘つきの私は嫌われてしまえばいいんだ。
そういった途端、空気が凍りついた気がした
しとしとと、雨の音だけが耳に残る。
「優しくしたら、問題ある?」
その言葉はずるい。そんなことするから、好きになっちゃうんだ。
時が過ぎるのは早く、いつのまにか家の前まで来ていた。
「ほら、風邪ひくから家の中入りな」
そういわれて、反射的に遥のうでにしがみつく。
こんなことする予定じゃなかったのに…。
「……いやだ。離れない…」
自分でも分からないくらいにドキドキしている。
遥の顔を見ることができないくらいに…。
「しゃーねーな。ほら、来い」
返ってきたのは意外な言葉だった。
絡まる指先はあったかくて、彼の不器用な優しさが伝わってくる。
だんだんと思いはつもり、きずけばパンパンに膨れ上がっていた。
これからは
少しずつ書きます
何か恋する乙女で可愛い!
50:らいみぃ:2018/02/18(日) 00:41 ちょーっと目線交換♡←き、きも…。
杏side
はぁ、疲れたな…。今日はバレンタインなのに、みんなにチョコ渡し忘れたから花恋を追いかけてきた。ついでに、忘れ物の傘も持って。
ポツリ。
銀色のしずくが一粒降りそそぐ。
傘がない花恋は、その場にうずくまっていた。まるで、何かを抱え込んでいるような仕草で…。
「私が…いかないと」
そう決心し、花恋に近づこうとした。…でも、それは無意味なことだったのかもしれない。
そう、そこには遥が居たから。仲よさそうにする2人が居たから…。
2人が歩いて行くのをついて行く。
尾行するのは嫌だけど…もし、花恋が嘘をついているとしたら?付き合ってるとしたら?と思うと自然と足が動いてしまう。
ごめん!誤字。
花恋→萌
萌、どうして言ってくれなかったの?
私になら言ってくれると思ってたのに…。
萌の家に着いたとき、萌が遥に抱きついているのがみえた。
うまくいってる二人が羨ましい。手をつないで歩く二人が。
「バサッ」
手に力が入らなくて、気が付いたら持っていた袋を落としてしまった。それと同時に萌が振り返る。
「杏…?」
「友達…じゃなかったの…?」
目から涙が零れ落ち、沈黙が続く。
「萌なんて…だいっ嫌い!」
そういうと、くるっと向きを変えて走り出した。
「杏!待って」
そういう声も、聞こえないくらい無我夢中で走る。
ごめん、もう友達にはもどれない…。
この運命、どうしたらもとにもどるのかな。
果9なんて解散だよ
50の誤字。
今日→明日
明日はバレンタイン。です!なんども誤字すみません
萌side
「萌なんてだいっ嫌い!」
そういう杏は、切なそうな顔をしていた。
「杏!待って」
必死に声を張り上げたけど、杏の心に届くはずがない。
遥の家に入り、遥の部屋に行く。
でも…………
『だいっ嫌い』
その言葉だけがグルグルと脳内をめぐり、私の体を縛りつける。
もし、あのことを言っていたら運命は変わったのだろうか?止まりかけの友情は、戻るのだろうか?
ポロッ
泣きたくないのに。遥がいるのに…。
苦しくて、切なくて…。
「話、聞くから」
そういわれたけれど、口が裂けても言えない。これは私自身の問題だから。
「話せないならいい」
「ごめんなさ…………」
解散しないで仲直りして欲しい!
それにしても、遥は萌のこと特別扱いしているからには絶対両想いって期待してしまうんだけど?
次は急展開!
遥と萌の関係がハッキリします。
そしてみんなは………!!?!
うつむいて言ったその時。
遥に強く抱きしめられた。
「…いっそ俺とずっと一緒に居ればいいのに」
「え…?」
なぜだろう。ぼそりと呟いた遥の声は、切なそうで…。
胸がキュンと苦しくなる。
「好きだ、萌。俺と付き合ってほしい」
嘘……。
ありえないと思ってたことが、不意に現実になった。
もちろん答えは決まってる。
「私も…遥のことが好き」
ずっと心の奥底にあったもやが、すぅっと消えてゆく。
遥の胸に顔をうずめて、今までの嫌なことを忘れようとした。
せめて今だけ…甘えたいから。
1分くらいしてから遥の胸から顔を離し、ぐいっと遥に近づく。
「お前のこと、手放さないから」
あの時より、そっと唇と唇がふれる。
それはまるで、野いちごのような甘くて…でもちょっぴり酸っぱい不思議な味がした。
この関係が続くなら、もう何も求めない…。
『果9以外は』
次回
最後の言葉の意味は一体?
両思いで嬉しいはずなのに、どうも気分が上がらない萌。みんなとの関係はどんどん崩れていって…?
杏、驚きの過去。本当のこと、ただそれだけを求めてまた果9は集まる。
果9はどうなるの?
それに萌は遥とどうするの!?
恋愛か、仲間か…。究極の選択を今、選ぶ…。
遥の言葉に胸キュンな切なさで、恋も崩れないで誰かに本音をぶち当たって欲しい!
61:らいみぃ:2018/02/20(火) 16:36 数日後。
今日は、果9が集まる日。今日で解散してしまうのか、この関係が続くのか…。知りたくて仕方なくて、うずうずしていた。
「えーっと、今日は事実を確認するために集まってもらったんだ。皆、本当のことを話してほしい」
未来は、私と杏の顔を交互に見るとそう言った。杏は案の定、私と目を合わせてくれない。でも、ここで言わなかったら解散してしまう。
どうなるの?
恋も友情も失わないで欲しいよ!
ここでなんとっ!なんとーーー!真理が一気に口出しするよ。次回は、萌と真理のデットヒート(・Д・)
今日中に書くね
でも、言いたくないから。これだけは絶対。
「いう必要性、ある?」
すると、大人しくしていた真理がドカッと立ち上がって、怒鳴る。
「萌!!最近変だよ!?何、私達に不満でもある!?嫌なこととかあったからって、そんなこと言わなくてもいいでしょ!?」
不満なんてあるわけない。嫌なこと…ならひとつだけあった。昨日、あの後遥の元カノが来たこと。でも、こんなことは絶対言わない。言いたくない。胸の傷をえぐってまで、そんなことしたくないから。
「萌…。嫌なことがあったなら、べつに言わなくていい。でも、これだけは聞かせて。本当に解散してもいいの?」
未来が優しくかけてくれた言葉は、傷を覆い隠してくれるような気がした。私だって、解散したくない。みんなとの思い出、たくさん作りたい。
だから…私は
『解散なんてさせない』
これは固い固い、鋼鉄のような強い意志。
絶対に曲げることはできない。
何があっても。
「やっぱそうだよねっ!よし、じゃあみんなの恋バナ聞いちゃおうかなぁ」
ズキン。
心臓が大きく鼓動を立てる。今その話はしたくない。でも…言えば少しは楽になるかな?あの憧れの女優さんみたいに、普通のフリをする演技なんてできないから。
遥の元カノって杏だったの!!?
67:らいみぃ:2018/02/21(水) 22:05 「私から。あのね、私の元カレは遥なの」
杏が言った途端、みんなの視線が私に向けられる。本当はいわないで欲しかった。聞かれたくなかった…。だって友達の元カレと付き合うだなんて、私が悪いことをしたみたいだから…。
「知ってるよー?私も言うね。実は遥と付き合うことになりました〜!」
さらっとさっきのことはなかったかのようにスルーして、この前のことを言う。
でも、あまり乗り気じゃないのも心の隅にあるのも事実だ。
「マジかよ!いいねぇ、ほんと」
「うんうん、羨ましい」
未来と真理がそう言う中、杏だけは敵意を感じさせる鋭い目つきをしていた。目があい、ニヤッと不敵な笑みを浮かべる。
「萌には遥は渡さないよ?奪い返すから」
どういうこと…?もう2人は別れたはず。もうなんとも思ってないはずで、湊斗のことが好きって言ってた。じゃあ、それはカモフラージュだったってことなの…?
「じゃ、果9は続行!今日はかいさーん。みんなの恋、応援してるよ」
杏はそれだけ吐き捨てるかのようにいうと、さっさと帰っていった。でも、最後の言葉だけトーンが低い。今の私の恋は盲目です……。
私はなんと言っても萌と遥の恋を邪魔させたくないって思う。
もしも遥が杏に乗り換えてより戻したら、本当にチャラいって思う。
遥は萌のこと一筋で一途にずっと好きでいて欲しい
ふふ、次回は湊斗登場ーーー!のはず…。
残り少しでキッパリとけじめがつくよ。
お楽しみに!
杏side
なによ…。萌ばっかりずるい。べつに、遥に振られてからよりを戻そうと思ったことはなかった。それに、今は湊斗のことが好きだから…。なのに、こんなことしちゃった。
こんな私を必要とする人って、いるのかな?
「杏?どーしたの?」
湊斗が、険しい顔をしていた私に近づく。
私は湊斗なんかに…助けられないから。
そんなかよわくなんて…ない。
「泣きそーな顔してるよ?ちゃんと言って」
「言わない」
言いたくない。萌がそうだったように、私も言いたくない。すると、トーンを落とした湊斗の張り上げた声がする。
「言えよ!!」
そう言う彼の目は、切なさであふれていた。渋々一部始終を話すと、なるほどと言う顔をしてから私の耳元で囁く。
「じゃあ、謝ろう?俺、杏のそんな顔見たくない」
そう言う彼の声は、私を落ち着かせてくれる。
いつも甘えてくるくせに…湊斗のくせに。
でも…そのことにも一理あるかな。
『萌に謝りたい』
謝った後に、伝えたい。
湊斗が好きです…と。
遥も湊斗みたいに張り上げて言ったら,萌は言ってくれたのかな?
それにしても湊斗のギャップが萌えるんだけど!!
駄作者がギャップ好きで。。。by湊斗
え!?湊斗、ほんとのこというna…w
次回は遥と萌もりだくさん!
3、一人ひとりの恋心
萌side
「ごめんなさいっ」
杏にそういわれたのは、ついさっきのこと。
よくわかった。ひとつの恋が、人を狂わせる…と。
だから今遥の家に来ている。
「杏を振ったのはどうして?」
聞きたかったのはこのこと。あのとき、杏は苦しそうな顔をしていたから。私への気持ちは、偽りなのかどうかを確かめたい。
でも返ってきたのは、意外な言葉だった。
「無理矢理付き合わされたから。それに、俺は萌のことが好きだったから」
「ほんとに…?」
「ん、あたりまえ」
そのことを聞いた途端、胸が張り裂けそうなくらい嬉しい気持ちで溢れた。
ごめん、勘違いして…。
気持ちが通じた今
ここからが恋の始まり。
萌は遥が好きって伝わって、そして遥も萌が好きって伝わったから良かった。
ここからが二人の恋が始まって行くってことだね
杏side
やっと、謝れた…。
許してくれないと思ったけど許してくれた。
やっぱり…萌はすごい。私も勇気を出さないといけない。
湊斗に告白するために、少し遅いバレンタインのチョコを持って、家に向かった。
「杏〜!どうしたの?」
う……いざいうとなると言えない。
恥ずかしくて、持っていたチョコを後ろに隠す。
「え…と…その」
ドキンドキンと、動揺する心が激しく音をたてる。
俯くと、頭上でため息が聞こえた。それと同時に、顎をクイっと持ち上げられる。
「なに持ってんの??顔、見せろよ」
隠すことができなくて、持っていたチョコを差し出す。
「これ…遅いけど。湊斗のことが…好きです」
沈黙が走り、逃げようと後ろを向いた。
でも腕をつかまれて払いのけられない。
「俺も好きだけど…。今はごめん、あのことがあるから…」
好きって言われたのは嬉しい。あのことのせいで断られるのは、薄々気づいていた。
「そうだよね。ごめん、変なこと言って!じゃあね」
湊斗が見えなくなっても、走って走って、走り続けた。
やっぱりあのことの罰がくだったんだ。
ごめんね……湊斗。
萌side
「杏、あのことで振られた」
久しぶりに聞こえた風の声。
え、振られたの…?
あのこと…ってまさか!!!!
そう。私は知っている。
それは2年前、杏がいじめられていたときのこと。
沙羅って子をリーダーとするいじめグループに、毎日殴られてた。
私は、何もできなかった。それは、怖かったからだ。
でも、湊斗だけは助けようとした。
「次は湊斗がターゲット」
そういわれて、湊斗がいじめにあった。
でも女子を殴らないのが湊斗。
だから、殴られ続けていた。
それだけならまだよかったのかもしれない。
あの日は、カッターで脅されていた。
「なんであいつなんだよ!!!!」
沙羅はそういうと、湊斗の綺麗な頬を切りつけた。
血が一筋流れ、あたりはキャーという叫び声があがる。
そして沙羅は次の日転校した。
このことのせいか、湊斗は鬱っぽくなってしまった。
今、たまにリスカをしていて、そのあとはうっすらと残っているそうだ。
杏をかばったせいでこうなったから、また杏が何か言われるのを恐れているのかもしれない。
もし、そうなのであれば杏の恋は…叶わない。
杏、湊斗。過去にとらわれないで……!
「おーい、萌?おーい、聞いてる?」
いけない。また空想モードに入っちゃってた!
どうやら、遥が何回も呼んでいたようだ。
「あ、聞いてなかった…」
今はやっぱり、遥との話よりも杏と話したい。
いや、果9で話したい!
私ばっかり抜け駆けはしたくなから。
みんな幸せになれるように…。
思いついた!!!
「ごめん!ホントごめん!急用思い出したから帰るね。あ、これ食べて」
ぶっきらぼうにチョコを手渡し、部屋を飛び出した。
そう。行くところは決まっている。
『果9メンバーの家』
杏と湊斗がスッキリする様になって欲しい
81:らいみぃ:2018/02/25(日) 21:01 最初に来たのは未来の家。
いなかったらどうしようと思いつつ、インターホンを押す。
「はい」
「未来?萌だよ。今すぐ来て!!」
すると、玄関の向こうでドタバタとあわてているような音がする。
1分くらいして、家から未来が飛び出してきた。
「どうした!?」
どうやって説明しようかな…。
下手に動いたら状況は悪くなるだけ。
杏を傷つけないよう、告白のこと以外をはなした。
「なるほど…。心理系は真理に聞くのが一番だけど、真理は習い事だから…。」
そうか。鬱って心理だった…。
ん?心理?
「もしかしたら、杏のキャラがつかえるんじゃない?心許した人だけにできる、苦しみを包み込むような…優しさ」
話し合いの結果、杏の家にいくことになった。
真理、会いたいな…。
次回予告
杏の家に向かった未来と萌。
再び動き出す、湊斗と杏の恋。
嬉しさで溢れていた3人だったが、
真理が交通事故にあったと連絡が入る。
どうやら意識不明の重体らしい。
まとまってきた果9の未来はどうなるの!?
みんなの運命はいかに…。
そして、それぞれの恋がまた動き出す…!
はあ…はあ…はあ…。
杏の家まで、自転車を走らせてきた。
ピンポーン。
「はーい」
インターホンを押しただけで、杏が出てきた。
急いでいたからちょうどいい。
これが終わったら、真理の家に行くつもりなのだから。
「杏…。過去にとらわれないで。あなたの優しさが湊斗を助け、恋を叶える鍵となるから」
そう。鍵は自分で作るもの。
それが一人ひとりの愛の形………。
「ありがとう!2人とも。私、行くね」
走っていく杏の背中を見ながら、ちいさく「がんばれ」とつぶやいた。
プルルル。プルルル。
ん?
なんだろう。スマホがなっている。
真理のママからだ。スピーカーフォンにして話す。
「もしもし」
「萌ちゃん!?真理が事故にあって…。意識がないの。花咲中央病院まで来てくれる!?」
そう聞いた途端、頭の中が真っ白になった。
言葉が震える中、必死に話す。
「今すぐ行きます!」
真理…!!!!今すぐ行くから…!
なんで、真理がこんなことに…。
運命は変わらないの?
真理どうなるの
85:らいみぃ:2018/02/27(火) 21:41 すみません、今日からまた毎日レスします!
今からかくので…
病室に入ると、そこには呼吸器をつけてねむる真理の姿があった。
「真理……」
隣で泣き崩れる未来。ポジティブバカの未来も、さすがにこれはつらいのだろう。
私だって、泣きたい。
ベットに近寄り、そっと真理の手を握った。
「…真理。聞こえる?みんな、真理のこと待ってるよ…」
聞こえるわけないのに、自然と言葉が出できてしまう。
変わるはずのない、真理の表情が一瞬緩んだような気がした。
「萌…」
バンッ!!!
「杏…?」
開いたドアの向こうに、凛と輝く瞳があった。
何かを成し遂げて、新しいものをみつけたかのように…。
「話がある。…真理も聞いてね」
あたりが静まりかえるなか、杏は話を始めた。
「今はまだ難しいけど…やっぱり私、湊斗と付き合いたい。…萌が言ってくれたよね、昔。恋を叶える鍵は自分でつくるって。だから、私も諦めないで恋を叶える!絶対。あのことだって…忘れられなくても私が支えていきたい。それに…真理…。私たち待ってるから!ずっと…ずっと…」
気づけば杏の目から涙が溢れていた。
それでも懸命に笑顔をつくり、真理を励ます杏が眩しく見えた。
そうだ…。こんな歌詞があったよね。
いつまでも、どこまでもずっとずっと
トモダチの在り方は変わらない
この歌詞の通り、私たちも…ずっとずっと___!
永遠のトモダチ…最高の仲間だから!
永遠って良い感じの言葉だね
89:らいみぃ:2018/03/01(木) 20:14また病んでいるのでちょっと話つくまでお休みします
90:らいみぃ:2018/03/02(金) 22:15 真理side
…ここは、どこだろうか。
車にはねられて…救急車で……。
そっか。私、死んだんだ。
自分自身を抱きしめて、ふと声を漏らす。
「萌…未来…杏…会いたいよ」
そう強く願ったときだった。
何もなかった空間に、二つの扉が現れたのは…。
右は未来への扉。
左は過去への扉。
昔聞いたことがある。
過去は変えられないけど、未来は変えられる…と。
だから私が選ぶのはただひとつ。
『未来への扉』
萌side
真理が意識を失ってから、1ヶ月が経った。
心拍とかは問題ないけど、目を覚まさないらしい。
ほんと…お寝坊さんなんだから……っ!
毎日毎日行っても見えるのは杏の寝顔だけ。
今日だって…今だってそうだ。
ポロっポロっ
私にできることなんて、何もなくて。
泣いてばっかで…。
ガラッ
「…よっ」
もしかしたら杏はめざめるかもしれない。
だって…悠真が来たから。
真理の大切な人。私たちが応援している恋。
「悠真…。真理になんか話してて。私、飲み物買ってくる」
これが最後の望み。
真理……恋を叶える鍵をみつけてね。
そんなことを考えながら、中庭にでた。
草木や空が綺麗に整った私のお気に入りの場所。
病院の中で、ここだけは素直になれる気がした。
ベンチに腰掛け、ふと本音が出る。
「はぁ…疲れたなぁ。最近遥に会えてないし…!寝不足で、オシャレだってできてないもん。遥に会いたいなぁ…」
そう。ここ最近、私は憂鬱でいつもと真逆の性格になってしまっていた。
でも…不意に望みは実現するもの。
「呼んだ?」
この声、いたずらっぽそうな笑みは紛れもなく遥だ。
そう思っていたら、心の中に溜まっていた何かが突然に溢れ出してくる。
「は…るか…会いたかった…」
気がつけば、自分が自分じゃないような不思議な感覚になっていた。
本当の自分を封じ込めていたこと、真理を心配していること。
自分でも分からないくらいに溜まり込んでいたのだ。
「…俺もに決まってんだろ。そんなの。それよりも、真理が目を覚ましたそうだぞ?ついさっき、悠真から聞いたんだ」
嘘…。
真理が起きた?
私でもできなかったのに?
未来への扉を開いたの…!?
「…行こう!!!」
力強く言い放ち、遥の手を引いて真理の病室に向かう。
一瞬時が止まったかのような気がした中庭の空で、すぅっと雲は流れ続けていた。
『真理っ!!!!!』
荒々しく開けたドアの向こうに、笑みを浮かべる真理が居た。
杏も、未来も、悠真もいる。
「萌。遅くなってごめんね。待っててくれてありがとう」
そう。ここにいる真理は、紛れもなく私が知っている真理だ。
嬉しさで、笑顔でいた顔の頬に涙が流れる。
「真理…っ…大好き」
久しぶりに抱きついた感触は、昔と変わらなくて。
ほんとうに…よかった。
でも、今回のことで決めたことがある。
〈何があっても、みんなのことは忘れない〉
「…ぶはっ!萌ったら、そんなのわかってるって」
あ…やっぱり気付かれていたか。
でも、今笑いあえている時間が楽しい。
こんな幸せのひとときは、あっという間に過ぎて行った。
次の日の朝。
「んー…あれ、朝…」
時計を見ると、針は12時を指していた。
待って。
真理の病院に行く時間じゃん!!
そう思い、急いで未来に連絡する。
「未来!真理はまだ眠ってる!?」
「どうしたの…?萌。昨日、目を覚ましたじゃない」
どういうこと…?
昨日目を覚ましたって?
わからないよ。
「覚えて…ない?」
嘘だ。絶対なにかの間違いだ。
なんで…記憶が消えてるの?
通話を終えると、いそいでパソコンをたちあげた。
昨日のことを覚えていない、で検索。
さらっとみたところには、
『記憶障害』
という文字があった。
う…そでしょ。
動揺を隠せないまま、近くの病院にお母さんといき、検査をした。
「萌さんは、記憶障害です」
なんで私なの?
遥のことも、みんなのことも
いつか忘れる?
嫌だ、そんなの、ひどい…。
隣ではお母さんが泣いていた………。
だって、そうだ。
何一つずば抜けたことがなくて、
平凡に過ごしていただけの私が、こんな罰を受けるなんて。
「…どうした?」
なんとなくした電話に出たのは遥だった。
「…ごめん。なんでもないや」
急いで電話を切って、家を出る。
むかうのは……誰よりも私のことを知っている幼馴染の家。
そう、秀哉の元に。
4.友達と恋人と幼馴染
次回予告
秀哉の元へやってきた萌。
でも、それを未来に誤解されてみんなから距離を置かれてしまう。
そんな中消えていく記憶のカケラ。
遥にも、言えないこの事実。
ねぇ、神様どうして私なの?
友達と恋人と幼馴染のけじめなんて…今はつけられないよ。
〜家の中で〜
「秀、うちどうしたらええのかわからん…」
秀哉といると、言葉が変わる癖がある。
それに呼び方も変わる。
だからいつもは無視。
「萌は俺のとこより、遥のとこ行ってこい」
あっさり言われた言葉は、心に深く突き刺さった。
やっぱり、秀でもダメなんだね。
「……忘れないようにするから」
一言つぶやくと、逃げるように走り去った。
憎い。嫌だ。
こんな自分が。
前なんか気にせずに、全力疾走する。
曲がり角に来た時のことだ。
『ドンッ!!』
誰かと正面衝突して弾き飛ばされた。
でも、おかまいなしに立ち上がって走り続けた。
「萌…!?」
そう声が聞こえたのは気のせいかな。
がんばってね
101:らいみぃ:2018/03/16(金) 22:17 その日の夜、私は沢山考えた。
なぜ、私がこんな目にあうのか。
何かの間違いなのではないのか?
大切な人達を忘れるって、どうな気持ちだろう。
いつか忘れるなら…終わりにしてしまえばいい。
終われば、何かが始まるから。
だって、そうだよ。
苦しくて、切なくて、虚しくて…。
こんな毎日送るくらいなら…絶対に。
だから、私はみんなともう関わらない。
私自身のため、そしてみんなのためにも。
何日も何日も、一人ぼっちで過ごした。
もちろん遥とも話さないで。
でも、今日あの服のことを忘れちゃった。
『どうしたの?』
みんなにそう言われて…。
「萌!出て来てよ!いるんでしょ!?」
来ないでほしい。家まできたって、未来たちと話すことなんて…無い。
「遥とどうする気なの!?」
は…る…か?
その言葉を聞いて、体がビクッとする。
その反動で答えてしまった。
「みんなに何がわかるの!?」
あたりが静まり返って、みんなの私を見る目が違っていて…。
罪悪感に押し殺されそうな思いが私に降りかかる。
「帰って」
「嫌だ」
これでも帰らないのなら、とムキになっていう。
「帰れよ!」
そういうと渋々帰って行くみんなの姿が、私の目に映った。
でも、それは違う。
「ねぇ」
声がしたその先には
未来だけが…いた。
続きが気になるぅ〜(ノ)・ω・(ヾ)
106: :2018/03/18(日) 12:11 「ねぇ。なんで昨日秀哉の家にいたの?」
なぜ未来がそのことを知っているのだろうか。
昨日、知っている人なんて1人もいなかった……。
ちがう。
一人いた。
「もしかして、あの時ぶつかったのは…未来なの?」
『萌!!!』そう聞こえたのは未来が私のことを呼んだから。
………誤解されてるの?
「そうだよ。萌、遥がいるのにどうして……」
「違う、そんなんじゃ…!」
慌てて言ったけど、無意味だった。
未来の瞳は、悲しさとせつなさを帯びていて…。
次回予告
萌、究極の選択。
天使を名乗るもの、悪魔を名乗るものが出てきて
運命の道を選ぶことになる。
このままの生活をしたって、居場所がない。
だけど、みんなのことを忘れたくない。
ずっと一緒に居たい。
生死の境に立っても…
なにかを捨てても
守り切りたいものがある。
止められなかった。
未来の信用を失ってしまった。
やっぱり、私ひとりじゃ無理なのかな?
皆に見捨てられて…恥かいて。
風の声も聞こえない。
「何…友情って」
そう呟いたときだった。
「じゃあ、こっちおいでよ」
目の前に現れたのは、真っ黒のゴスロリを着た私と同じくらいの女の子。
どういうことだろうか。
それに、この子は一体誰なんだろう?
「だめだよ。こっちに来て!」
そう声がした方には、真っ白のロリータを着た私と同じくらいの女の子がいた。
この2人は知り合いなのかな?
それに、正反対の瞳と服装だ。
鋭さと、柔らかさがふたりにそれぞれある。
一体なにを…?
幼なじみの秀より、遥が一番好きって 言って欲しい
萌は遥一途だよね?
萌は一途だよ!
でも、こればかりは譲れないかも…?
次回わかります
「一体何を?ふっ…。そんなの決まってるじゃない。あなたをらくにしてあげに来たの」
私の思っていたことを、まるっきりいったゴスロリ少女は答えてくれた。
何故私の気持ちが読めるの?
わからない。
こんな思いするなら、らくになった方がいいの?
「らくになるって、どういうこと?辛い思いしなくていいの?」
「そんな選択したらダメ!あなたは幸せになれるの。また、みんなと一緒に…!」
次に言ったのは、ロリータ少女。
幸せに?
また、あの日みたいに…。
遥と、未来達と…??
「「どちらか選びなさい」」
そりゃ、もちろん…
遥に会いたい。
ずっと、ずうっと一緒にいたい。
でもいつか記憶はなくなる。
「どちらを選んでも、忘れてしまうの?」
らくになったら、今まで通り接することができる。
でも、遥とはやりなおせないかもしれない。
みんなのことを覚えてなかったら、意味がない。
秀…昔言ったよね。
『自分の道は、自分の手で切り開け』
ってね。
だから…私も…!!!
ゴスロリ少女sibe
くそ。
萌が、私を選べば…心を選べば交代できたのに。
ずっと一人で暗闇にいて…。
萌の「もう一人の姿」が私だって
いつ気が付くのだろう。
萌ばっか楽しんで、ずるい。
「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
いつものように、私は叫び続けるだけだった…。
永井心
萌のもう一人の姿。
一人ぼっちでさみしいのが嫌で
萌を記憶障害にした。
でも、なおす方法はわからなくて…。
記憶障害治って欲しい
117:☆みっちゃん☆ 元みあ、みか:2018/03/25(日) 09:59たしかにー
118:らいみぃ 影薄い:2018/03/25(日) 19:00 萌sibe
白い光がパッと走り、目が覚めた。
私が選らんのは、ロリータ少女のほう。
でも
ここはどこだろう?
お花畑が広がって、いい香りが漂っている。
遥がお花畑に立っていたりしていると面白そう🎵
120:らいみぃ:2018/03/25(日) 22:45 「萌…萌…!」
そう聞こえて、私は声のする方に惹きつけられた。
でも。
言った途端、息を飲んだ。
「は…るか?」
遥と萌の恋応援しているよ
122:みっちゃん◆Nk 元みあorみか:2018/03/26(月) 19:00頑張れー!
123:らいみぃ:2018/03/26(月) 21:32 久しぶりにみた遥の姿は、少し大人っぽく見えた。
私が凄く子供だな、と思える。
「久しぶり、だな。ていうか、ここどこなんだ?」
確かに
このお花畑は見覚えのない場所だ。
「わかんない!」
昔のように、「なんだよ、それ」といいながら笑いあった。
あぁ、やっぱりこの時間が欲しくてこっちを選んだんだなとつくづく思う。
「お取り込み中ごめんね〜!」
そう言って近づいてきたのは、あのロリータ少女だった。
もう、用はないはずなのにどうしてくるのかな??
「まず、今いる場所とゴスロリ少女のことを話すわ」
遥は最初、ポカンと間抜けな顔をしていたけど、ロリータ少女の真剣な顔を見て、キリッとした表情になった。
私はごくんと唾を飲む。
ロリータ少女は、ふぅっと息を吐いてから話を始めた。
「ゴスロリ少女の名前は、永井心。もう1人のあなた。この場所は心の思い出の場所。記憶障害を起こしたのも…心よ」
もう一人の萌ってこと!!?
遥が大人びていたの
簡単に言えば、もう1人の萌が遥に憑依していた、ということかな
128:らいみぃ:2018/03/30(金) 17:31 その話を聞いて、遥は青ざめていた。
ん?でも何かが変……?
「あなた、心でしょ」
思いがけないことが口から出る。
操られているかのような感覚だ。
「ふふっ…。ちょっと遥君の体をかりただけよ。私はこっちに来れないから」
やっぱり。
遥が大人びて見えたのも、心が憑依していたから。
どうりでおかしいはずだ。
「じゃあ、記憶障害なおして!」
ひとつの希望が見えたとき
その希望はあっという間に消えた。
「ごめんね…。やり方わからない」
騙されましたな、でも続きが気になる展開だよね
130:らいみぃ YABAI:2018/04/01(日) 20:06次回は明日書くので、、
131:らいみぃ:2018/04/02(月) 12:35 嘘…でしょ?
心ならできると思ったのに。
また…またあの日みたいに過ごせると思ったのに。
つらすぎて、息をのむ。
「いいえ、ちがうわ」
ロリータ少女はいつも意外なことを言う。
でも、これは本当なの?
「あなた達二人の魂は、交わって存在してるの。でもべースは萌だから、心の存在は知られていない。その心の悲しみが記憶障害を起こした。だから、二人それぞれの肉体をもてば昔みたいになれる」
難しい話だ…。
私みたいな人間にそんなことできるだろうか。
「心………。私やるだけやってみるから」
だから、えっ混乱するけど、気になる
133:らいみぃ:2018/04/04(水) 10:37 「じゃ、元の世界にもどすわ」
「うん」
すると、不思議な光に身がつつまれ、自然と暖かい気持ちになった。
「がんばれ………」
ん……。
目を開けると、自分の部屋にいた。
なんだったんだろ、さっきの。
でも、ここが新しい人生を作る
スタートライン
まだ頭の中が混乱している。
最後の一行はいらない!!
ミスです
遥との今までの関係はどうなるの!??
136:らいみぃ:2018/04/06(金) 21:32 遥side
なんだよ…アイツ。
最近、萌の様子がおかしい。
いつもは近づいてくるくせに、全く話しかけてこない。
「もしかして、別れた?」
クラスでそう言う噂が出始めたし、本当にあいつはなにがしたいんだよ…!
遥は萌のおかしい態度に苛ついているってこと?
萌は遥に隠し事とかしないで欲しいし,遥が好きなら頼って守って意見とかをちゃんと言って欲しい
そんなときだ。
俺があることを、聞いたのは。
その日は、図書室に来ていた。
「ねぇ、あなた萌ちゃんの彼氏??」
本を読んでいた俺に声をかけて来たのは、同い年くらいの女の子。
でも、普通の子とは違った。
それは、ロリータの服を着ていたと言うこと。
「そうですけど…って、ここは部外者立ち入り禁止ですよ?」
そういうと、ロリータ少女ははっとした顔をして、指を鳴らした。
パチッ。
とうい音とともに、あたりがお花畑になる。
「うふふ。驚いたー?」
「…。そんなことより、あんたは何者だ?」
こいつ、何かがおかしい。
それに、ここはどこだ?
なんで、萌のこと知ってるんだ?
これから遥Sideをやるの?
私はやって欲しい
これからはしばらく遥sideだよ!
141:らいみぃ:2018/04/08(日) 19:51 「私はあなたと、萌ちゃんがまたいつもみたいにいられるようにするために来たのよ。萌ちゃんは今いろんなことで悩んでる。それはこのお花畑が知ってるからここに連れて来たのよ」
…は?
こいつ、何いってるか訳わかんねー。
でも、悪い人ではないのだろう。
「お花畑が知ってる?」
「えぇ。耳をすまして聞いてみなさい。萌ちゃんの思いを」
俺はいわれるがままに、花たちに耳を澄ました。
そのときだった。
俺の頭の中に声が響いたのは…
萌の声?
143:らいみぃ:2018/04/09(月) 02:25 「記憶障害、かぁ…。なんで私なんだろう」
聞こえてきたのは、紛れもなく萌の声だ。
なんでこんなことがおこるんだ?
すこし疑問に思ったけど、
俺は話の続きに耳を傾けた。
「肉体がなんちゃらかんちゃらって、難しいよ…」
「遥に会いたい…でも迷惑かけたくない」
「忘れたくない」
立て続けに流れてくる、萌の苦しみの声。
俺には共有できなかった。
くそっ。
なんであいつの彼氏なのに、何もしてやれなかったんだ?
最後の言葉が忘れられない。
忘れたくない
萌の思いは、そんなに強いのか?
萌と遥の記憶障害の試練は、乗り越えられるのか心配……
二人の試練応援するよ