クウソウセカイ

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1:鈴◆ac 元しろくま:2018/04/28(土) 21:27

不定期更新です!
ないように気を付けますが、誤字や脱字、または文がおかしい時があるかもしれません。
その時は知らせてくれると嬉しいです!

71:ひなた ヒナ丸:2018/05/05(土) 23:51

>>70

なるずら…←

72:鈴色キャンディー◆ac hoge:2018/09/17(月) 16:31

「ほら、急ぐぞ!」
暁紗凪、12歳。異世界に行くために猫の姿で道路を全力疾走しています。
…何で⁉
「何でこんなことしなくちゃならないんだあ!」
「やかましい!口動かす暇があったら速く走れ鈍足!」
前からメルの怒鳴り声が飛んでくる。
何でそんな怒ってるの…⁉
「ちょ、メル…まだ着かないの?」
私は前で走っているメルに声をかけた。
すると、メルはだんだんスピードを落とし、行き止まりの道にあるマンホールの前に止まった。
「よし、着いたぞ。間に合った…」
「え?どこに?」
どう見てもそこは想像の異世界の入り口とは程遠く、私は思わず聞き返してしまった。
「別世界の入り口以外に何処がある?」
「…え?え⁉こんな薄汚い場所が⁉」
思わずそんなことを言ってしまう。するとメルは呆れた顔をしてこう言った。
「あのなあ、いかにもキラキラしてそうなものとかは大体薄汚いようなところにあるんだよ。現実見ろよー…」
「いや、この歳はまだ夢見る少女でもいいと思うよ⁉というか何処に入ればいいの?」
私がそう聞き返すと、メルはマンホールの蓋を器用に開けた。随分軽いようだ。
そして、マンホールを指差して言った。
「入れ」
…え?
「いや、私まだご臨終してあの世に行きたくはないからね?あれだよ?マンホールって結構臭いんだよ?犬のフンとか鳥のフンとか…」
「糞糞糞糞うるせえ!早く入れ!」
メルはそう言うと、私の背中を思いっきり蹴った。私はその弾みでマンホールの中に落ちてしまう。
_______ああ、私、死ぬのか…最後にお菓子をお腹一杯食べたかったな…
そんなくだらないことを考えながら、私の意識は闇に落ちた。


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