毎日これるか分かりませんが、ちょくちょくお話つくっていきます!よろしくです!🤣🤗
フィクション「最高の最期」というお話。
ゆき うん!
それから、長いラリーが始まった。その勝者は・・・
主審・東中の人 勝者は、青葉中ー!
わーー!
皆が集まってきた。
すごいよー ゆきありがとー! ナイスプレー! さすがゆき〜
真野香 うっうっ、うれじぃ・・・。たった一勝でも喜べるうちら、サイコー!
その日は、お祭り騒ぎに(笑)。
ついに、お別れ。「今日は半日ありがとうございました!」「ありがとうございました!」
そして、帰る用意をしていると、声をかけられた。
太陽 今日の試合、楽しかったです!あんな汗かいた試合、初めてです。 よかったら、メアド交換してください!
ゆき いいよー私も試合楽しかった! ありがとー!
そして、交換した。
できればここまでの話の感想よろしくです!
9:メル メルです!:2018/06/18(月) 19:06 それからというもの、太陽くんとバドミントンの練習をすることが増えた。
毎回会って、距離感がちぢまる。そんな気がした。
ゆき 今日もありがとう、また今度ね。太陽くん。
太陽 うん・・・。 あ、あの!
ゆき 何〜?
太陽 今度、話があります。あさってここにこれる?
ゆき うん!じゃあね。
そして、別れた・・・。
次の日。合流して、カフェに行くことに。
ゆき 話って何〜?
太陽 あの・・・俺とっ・・・。
付き合ってください❗
ゆき ・・・・
太陽 ・・・・?
ダッダッダッダッダッダッ・・・。
太陽 ゆきちゃん!?
ゆき あ・・・こんな走ったらだめだ・・・
ゆき (太陽くん、私のこと意識してたの・・・・?)
そのあと、ラインをして、告白の返事は明日になった。
確かに、太陽くんは優しかった。ちょっとだけ惹かれてたかもしれない。
でも、告白なんて・・・・されると思わなかった。
その日は中々寝れなかった。
アドバイスになりますが、地の文がもっとほしいですね…。
名前 セリフ
ではなく、
「セリフ」
地の文
というように、『いつ、どこで、だれが、なにを、どうした』のか、セリフ以外の文で説明するともっと良くなると思います。
正直なところ、主人公の気持ちばかりが書かれていて読みにくいです。
まつり@ゆずさん、アドバイスありがとうございます。いろんな人の気持ち・だれがどうしているか、気をつけてやります。
14:メル メルです!:2018/06/19(火) 12:15 次の日。
「太陽くん、お待たせ。」
公園で待ち合わせをした。
「あ、で、昨日の返事は・・・・?」
「うん。もう決めた。」そう、私は・・・・。
そのとき、風が強く吹いた。私の髪が舞い上がる。
フュービュウー ←風の音
「・・・・。」
「ゆきちゃん、どうかした?」
なんか、苦しい。息が・・・・。
くらっとした。私の体に何が起こって・・・
「ハアハア、太陽くん・・・救急車・・・。」
バタン、
「ゆきちゃん!?」
その瞬間、目の前が真っ暗になった。
気づいたら、病院で・・・。
16:メル メルです!:2018/06/19(火) 17:35 「ゆき!?よかった!あなた、公園で倒れたのよ。男の子が救急車呼んでくれて・・・。」
お母さんが泣きながら言った。
「ゆき、よかったね。通りすがりの人に助けてもらって。」
「えっ、通りすがり?」
太陽くんが助けてくれたんじゃ・・・?
「だって、ゆき、真野香ちゃんと出かけるって言ってなかった?なのに真野香ちゃんはいないし・・・。」
やばい!お母さんには、真野香と行くって嘘ついてたんだった〜
(男の子と行ったら誤解されると思って・・・・。)
「あ、あの・・・それは・・・。」
「なんか様子おかしいね?あなた、もしかして男と会ってたの?!」
まずい〜!愛沢ゆき、空前絶後のピンチです!
「あ、それはね!」
「偶然道聞かれてる途中に倒れたから、真野香ショックで腰抜けて、真野香は帰って男の子が搬送してくれたんだよ!真野香がメールで言ってたよ!」
「そ、そう。やだ、お母さんったら。ゆき、ごめんね!」
恥ずかしそうに、お母さんは病室を出てった。
数分後、太陽くんが入ってきた。
「大丈夫?倒れるなんて、どうした?」
そうだ。説明しなきゃ、病気のこと。
「あのね、私、心臓病を患ってるの・・・。」
「そう、なんだ。」
気まずい気まずい気まずい気まずい気まずい気まずい気まずい気まずい気まずい気まずい気まずい気まずい・・・・。
必死で話題をさがす。
「そうだ、告白・・・・。」
返事は・・・・?って感じの顔してる。私はくちびるをかみしめる。そしてこう言った。
「ごめんなさい、付き合えない。いつか、絶対私のせいであなたが悲しむから。そんな顔は天国からみたくない。」
「どういう事?」
ちょっとためらって、つぶやく。
「私は、そんなにもう長くない。心臓病が進んでて、いつ死んでもおかしくない。だからこそ、付き合わない。ごめん。」
何分間、沈黙が続いたか・・・。
無言で、太陽くんは病室をあとにした。
ホントは好きだ。大好きだよ。でも、こうするしかない。
そのあと、静かに、私は泣いていた。
次の日。
もう、太陽くんはこない。寂しい。大好きだった人と会えないなんて、予想外に辛いよ。
そのとき。
「ゆーき。おひさ〜」
真野香だった。
「真野香・・・。久しぶり。」
いつもの元気、出せない・・・・
「ゆき、どうした?元気ないよー?」
真野香だと、何でも見破られる。
「うっうっ、真野香ぁ〜」
私は真野香に抱きついた。
「だいたい予想つくよ、太陽ってひと?と、なんかあったでしょ。」
私は、真野香に全てを話した。
不思議。真野香には、なんでもかんでも話せちゃう。正直に、完全に心を開ける相手は真野香だけ・・・・。
「・・・・ってわけなの。」
「そうなんだ・・・。それにしても、切ない別れ方したねー」
「うん。一回だけでいいから、3人でバドミントンしたいな・・・・。」
一回だけ・・・・一回だけでいいから、会いたい。最後の思い出をつくりたい。
「いいよ、やろう。外出許可もらお、車いすでやろう。最後の一回だからこそ、最高の思い出にしよう!」
「ありがとう、真野香」
あなたに出会えてよかった・・・・。
そして、バドミントンする日。病院の広場で、やることになった。
22:メル メルです!:2018/06/19(火) 18:35 そして、向こうには人影が。
真野香と、太陽くん!
ドキドキする。あんな別れ方したから、余計にドキドキする。
「ゆきちゃん、久しぶり!」
よかった。元気そう・・・・。
「じゃあ、始めますか!」
真野香の合図と共に、バドミントンをし始めた。
ラケットにシャトルが命中しないのは、どうしてかな。この感覚、初心者に戻ったみたい。
一時間だけすると約束していたから、あっという間に時が流れた。
ー楽しかったー
病院の中に戻り、太陽くんと話した。
話が弾んで、いっぱい太陽くんを知ることができた。
今さらだけどね。
「ゆきちゃん、じゃあね。元気で、明日も会おう。」
うんって答えたかった。なのに、苦しくて・・・・。
「ゆきちゃん、大丈夫?苦しそう・・・・!」
「ナースコール・・・・押してっ・・・」
別れの時くるの、早いよ・・・。
私の周りには、両親・真野香・太陽くん・看護師さん。
「頑張って、ゆき!」
「ゆきちゃん、がんば!」
いやだ。死にたくない。太陽くんと、もっと話したかった。ありがとうって言いたい!
「たい・・・・よ・・・・くっ・・・・。あり・・・・。」
「ゆきちゃん、言いたいこと、分かるよ。俺こそ、ありがとう。ゆきちゃんに会えてよかった!」
うれしい。ホントにありがとう。太陽くんが大好きだよ・・・。
「じゃあ・・・ね・・・。」
「ゆきちゃん!」
「ゆき!真野香もう、ゆきがいなくなったらどうすればいいの・・・・?」
大丈夫。真野香のこと、忘れないよ。
みんな、ありがとう・・・・。
そうして、15年間の人生は幕を閉じました・・・・。
一年後
「ついに一回忌(いっかいき)か。早いね。」
「ゆきちゃんが亡くなって一年。とうとう俺も高1かー」
そうして一回忌が終わり、ゆきのお母さんに呼び出された。
「二人でみてほしいんだけど。 遺書っぽいのが見つかったのよ、ゆきの部屋に残ってたの。」
「遺書・・・。」
手紙を手渡された。そこには、こう書いてあった。
太陽くん&真野香へ
この手紙を読むときにはもうすでに、私はいないだろうね。
この手紙で、思いを明かします。
まず、太陽くん。 私は、告白されてフったけど、ホントは嫌いじゃなかったよ。
あとちょっとしかない命。そのことを考えたら、付き合えないの。
なので、ここでハッキリ言わせてもらいます。 ホントは大好きです。
太陽くんにとって大切な人になりたかった。1番そばにいる、そんな人に。
だからこそ、私のことを引きずらず、太陽くんにとって、大切な人を見つけてね。
太陽くんの幸せを1番に願ってるよ。いつもいつも天国からみています。
そして、真野香。
真野香には、いつも世話になってたね。
仲良くしてくれて嬉しくて。感謝の気持ちでいっぱい!
ザ・腐れ縁(笑)。
いつまでも大好きだよ!死んだイツメンとしてこれからもよろしく(言い方変だね)!
二人とも、私に「最高の最期」をありがとう。
忘れないよ
愛沢ゆき
横で太陽が泣いてる。ゆきと太陽に幸あれ、だね。
29:メル メルです!:2018/06/20(水) 18:41おわり
30:メル メルです!:2018/06/20(水) 18:42>>26から、真野香が主人公でした。
31:メル メルです!:2018/06/22(金) 17:57 続いてのお話
「虹がはいつか訪れるから。」
登場人物
高橋・真央(たかはし・まお)
滝沢・唯斗(たきざわ・ゆいと)
港崎・優花(みなとざき・ゆうか)
南・綾香(みなみ・あやか)
蒼井・太一(あおい・たいち)
虹がはって打ってました!すいません💦
33:メル メルです!:2018/06/22(金) 18:00「虹はいつか訪れるから。」←修正
34:メル メルです!:2018/06/22(金) 18:34 青春。
それはあっという間に過ぎてしまう。だからこそ、虹のように美しい・・・・。
私・高橋真央は、今日から中学生。今日は初めての授業。
友達ができるのか不安だけど、それまでがんばろう!
教室に入った瞬間、ん?
なんか異様な景色。
机はひとつだけひっくり返ってて、ラクガキされてる。まさか私の?
急いで確認。「よかった〜違った。」←小声
「ちょっと、ブスが学校きていいと思ってんの?」
「は・・・・?」
違う。私のことじゃなかった。
「へ?」
「ダーカーラー!言ってることわかんない?ブスは学校こないでよ。以上。」
ハハハッ やるー 「以上」ってうける‼
アイツら、いじめのとりまき?
すると、トントンと肩をたたかれた。
クラスの女の子だ。
「あの子、南・綾香っていうの。私と同じ小学校で、同クラにはなったことないけど、
いじめっ子で有名だったよ。かわいい子にヤキモチ妬いて、よくいじめんの。モテたいからやってるんだろうね。」
確かに、さっきいろいろ言われてた子も、かわいくはないと言えんばかりの顔立ち。
あの子は、港崎・優香というらしい。
さて、あの子はクラスに馴染めるのだろうか・・・。
そして、今日は部活見学もある。
私はバドミントンか、料理に入ろうと思う。
考え事をしていると、つまずいて転んでしまった。
「イテテ・・・。」 やばい!血が! 保健室に行こうか、でも、部活見学に遅れる。
「大丈夫?バンドエイドかすよ。」
顔を上げると、男の子が立ってた。それも、カッコイイ男の子で。
バンドエイドなんて、女子?
ま、もらっとこう。
「ありがと・・・。」
「僕、唯斗です。名前覚えてくれるとうれしいです。」
自己紹介なんて、フレンドリー!
今日はその子が頭に残ってた。
次の日。教室の前に、綾香達がいた。
「何でしょーか?」勇気を出して聞いてみる。
「港崎ってやつを待ってんのよ。あんたはいきな。」
ザッと、道があく。いじめてない人には優しー・・・のかな?
その時、唯斗君が来た。
その瞬間、「ゆーいーとーくんっ」って・・・態度変わりすぎー!
綾香の好きな人って、唯斗君だ、絶対そう。
かっこいい上に、スタイルバツグンだしね。
性格もいいから、港崎さんみたいな落ち着いた人と付き合えばいいのに。
確かに、綾香もかわいいっちゃかわいい。性格がよければ完璧なのに。
すると、唯斗君がこっちに来た。
「高橋って部活なに入る?」
話しかけてきたー!
「私は、りょ、料理に入ろうと思うよ。唯斗君は?」
「俺も。同じだ。がんばろう!」
「うん。」
すると、誰かの視線・・・。綾香だ。
綾香にあとでやられる・・・
予想は的中。綾香にトイレに呼び出された。
40:メル メルです!:2018/06/22(金) 22:12 ドン!
「あんた、憎たらしいのよ!」
「っ・・・は?」
確かに、妬きたくなるかもだけどね。こうするのは、どうかと思うな。
「あの・・・私は好きじゃないから、そんなに気にすることないと思うな〜」
反応が怖い・・・
「あっ、そう。
あ、ああ〜〜」
ごまかすな〜‼
「悪かったわね」
そう言ってトイレを出てった。
好きじゃなかったらいいんだ。相変わらず自己中!
そして、部活が始まった。みんな緊張したり、楽しみだったりしてる。
私は唯斗君と一緒の料理部で、ちょっと心強い。
料理部は、私と同クラの人が私含めて唯斗君しかいないから。
44:メル メルです!:2018/06/23(土) 16:45 料理部の顧問は1−3(私のクラス)の副担任の先生・2-5の担任の先生・そして、音楽の先生。いっぱいいる。包丁が危ないから?
でも、綾香はなぜ入部しなかったのだろう?いつも唯斗君についていくのに・・・・ よーく考える。
綾香は陸上部、港崎さんも、陸上部・・・。
きっと、恋愛よりいじめを優先したんだろう、きっと部活内でいじめをしてるんだ。港崎さんも反発するから、何か大きなことにならないといいんだけど・・・。
そんな考え事してると、いつの間にか調理が始まってた。
「真央ちゃん、頭だけ働かせてどうすんの。手も、同時に働かせてほしいんだけど・・・。」
先輩に指摘された。気をつけないと。
今日の課題は、ミニカップケーキ!焼き加減が重要なんだとか。
生地を焼いて、上にホイップをのせて、完成!
っていう、分担すれば簡単な作り方なんだけど、うちの班は手こづっちゃって。
結局食べるのが最後に・・・。
でも、味は美味しい。こんなん食べたら太っちゃいそう。おまけにニキビも。
完食して、部活終了。
今日は友達できなかったな。我ながら悲しい・・・。
と、陸上部の顧問の声が聞こえた。
「南!だれがネイルを付けていいと言った!」
こっわ・・・。南さん目立ってるな、唯斗君がいないし余計か。
「連帯責任として、もう3周トラック走ってこい!」
「えーーーー!」
ゾロゾロ・・・・みんな下を向いて走ってた。
その中に、なぜかアザだらけの港崎さんを見つけた・・・・。
次の日。私は昨日の港崎さんの格好に、疑問を抱いていた。
なんでアザだらけなのか、もう答えは出てる。南さんが原因だ。でも、顧問は何もその事を心配していない。気づいてもいない。
ネイルみたいにささいなことよりも、ケガのことを心配した方がいいと思うんだけど・・・。
アザはところどころにあって、痛そう。南さんが殴ったり、叩いたりしたのだろう。真っ赤に腫れ上がってるとこもあったから。
教室に入るのに緊張感を持ちながら、学校に向かった。
走りながら行ってたから、こけそうになることもあった。
そして、階段で転げ落ちそうになった!やばい!
そしたら、手を誰かに差し伸べられた気がした・・・。
気がつくと、私は倒れていた。
そして、隣にいたのは・・・・唯斗君!
「ゆゆゆ唯斗君!」
「大丈夫?こけかけてたから、腕をつかんだんだけど、間に合わなかったね。ケガは?」
私のことを心配してくれるなんて、優しー!そこらの気配りNOの男子とは違う。
「私は大丈夫!唯斗君は大丈夫!?」
「大丈夫。転げ落ちなくてよかったね!高橋さん、落ちそうなときにピョンって階段とんだから、助かったよ。」
そんなとこまで見られてたの〜
すいません、綾香って呼んでたのにいきなり南さんに変わってました!
引き続き綾香と呼ばせていただきます。
あのあと、唯斗君と別れ、急いで学校に向かった。
一緒に行くなんて、恥ずかしい!
このとき、この気持ちが、なんだか分からなかった。まさか私の心には、恋心が芽生えていたなんて・・・・
教室に入ると、何やら騒がしい。どうしたんだろう。
すると、クラスの子が、「港崎さん知らない?」と聞いてきた。
「知らないよ。」何かあったのだろうか・・・・
「そっかぁ〜学校に来てるはずなの、バックはあるし。港崎さん、どっかにいないかなー。もーすぐ予鈴なるし。」
港崎さん、どうしたんだろう・・・。
一応綾香にも聞こう。
「港崎さん、知らない?」
「さぁ、ね。あいつなら、教室に入った瞬間、うちらが怖くて荷物置いて逃げ帰ったんじゃないの?」
キャハハッと笑う綾香の顔は、うそっぽい顔してる。
どこかにいるはず、綾香がどっかに閉じ込めたのかも。
閉じ込めたのが体育館倉庫だったら、それはやばい!
あそこは、まるで監禁されたような人がいそうな倉庫。
よく、生徒がいじめで使う場所って、噂で聞いたことある。
あと、マスクつけてなきゃむせるから、マスクなしは、きついと思う。
職員室に、鍵を取りに行く。鍵は・・・
ない!!
綾香が閉じ込めたの!?まさか・・・。
今すぐ助けに行かなきゃ!
予鈴なんて関係ない!今は港崎さんが大事!
鍵を、急いでて荒く開けた。
その中に、マスクなしで入った。ホコリをたくさん吸っちゃって、苦しい。
その中に、港崎さんがいたー!!!!!
「港崎さん!大丈夫!?ケホッ、ゴホホホッ!」
「高橋さん!何で居場所が分かったの?」
「そんなことはいいから、早く出て!!」
そして、無事港崎さんは脱出した。
その後、いじめのことを先生に話すと、先生は深くため息をついて、「ごめんな。気づいてやれなかった。」と謝り、
「綾香のグループ、ちょっと来い。」と言って校長室に連れ出した。
案の定、綾香達は母親と港崎さんに謝っていた。
どのような処分になるかは分からないけど、いじめ問題解決ってことで、いいのかな。
そして、次の日。
たまたま港崎さんと掃除場所が一緒になった。
何となく気まずい・・・。
いじめのことで助けたのを、どう思ってるんだろう・・・・。
「ねえ、何で私を助けたの?」
港崎さんが言った。
「えっ?」
何でそんなこと聞くんだろう。謎だなー
「えと、変な意味じゃないの。恨んでるとかじゃなくて、理由を聞きたくて・・・。ただそれだけ。
今まで助けてくれた人なんて、いなかったから。 ・・・・私、小学校でもいじめにあってたの。」
小学校も・・・・。
「誰にいじめられてたの?」
「綾香。小学校も一緒だったの。みんな、見て見ぬふりをするんだ。だから、早く卒業したかった。念願の卒業をしたのに、
まさか中学校も同じだったとはね。」
だから、初めての授業の日からいじめをしてたんだ。初めましての人に、あんなことする人なんてそうそういない。
「で、なんで私を助けたの?」
質問終わってなかったーーーー!
「えっと・・・。教室に荷物あんのに、いないから、おかしーなって。あと、体育館倉庫はいじめられっ子を閉じ込める場所っていう噂
があるから、もしかしてって思って。」
数秒間の沈黙。私の言ってること、おかしかったかな。
「うっうっ・・・。うれじい〜!」
そう言って、港崎さんが飛びついてきた。
「今までそんなことしてくれる子いなかったの。グスッ、 勇気を出してくれて、ありがとう。」
助けてよかった。あの時助けてなかったら、きっと大変なことになってたかもしれない。
泣きじゃくる港崎さんを、優しく抱きしめた。