親愛なるa嬢への素敵な贈り物。

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1:とうふどおなつ:2018/07/06(金) 17:39

小説書きます。



とても不定期に!

2:とうふどおなつ:2018/07/06(金) 17:47

登場人物

a嬢こと、
黛 アルフ(まゆずみ あるふ)

専属執事
染井野 新
(そめいの あらた)
ナマイキメイド
赤野 つぐみ
(あかの つぐみ)
アルフの父
黛 瓶子
(まゆずみ へいし)

では、start...

3:とうふどおなつ:2018/07/06(金) 17:48

ちなみにコメント大好物です……。質問等あれば……。
労いの言葉も美味しいです……(о´∀`о)

4:とうふどおなつ:2018/07/06(金) 17:56

アルフは今日も見ていた。
家の封筒受けを。
勿論、封筒受けには封筒や葉書が入るわけで……。
それも沢山。沢山。
なにしろここは、世界でも名が知られている、大企業、Mayuzumiの社長の自宅なのだから。
毎日会社の資料や、遠い遠い親戚からお手紙が来るわけで。
アルフはお父さん宛の手紙の他に、なにかないなと探す。すると一つだけ。
一つだけあった。お父さん宛ではない手紙。
宛先は誰かって?
アルフではない。
なまいきなメイドの赤野つぐみ宛だ。
田舎の母からか?
こっそり見るわけにもいかないから、
いいこのいいこのアルフは、メイドでもないのに、メイドのような仕事をすることにした。
手紙をもって、二回に上がる。二回の右のかどを曲がって、一番奥の部屋にはいる。

5:とうふどおなつ:2018/07/06(金) 18:02

そこは、小さな小さな6畳の部屋で
なまいきなメイドの部屋。
小さな折り畳める机の上に、手紙を置く。
アルフはもう一度、玄関へ戻って、郵便受けを見る。やっぱり、全て父宛。
ため息をつく。
今日ぐらい、手紙の一本や二本、くれたっていいじゃないか。
年賀状だってくれない。
あなたは、教えてくれた。
年賀状は、生存確認。生きているかを確かめるもの。
なのに、いまはどうだろう?
あなたは一通もよこしてこない。
アルフはまた二回へ上がり、今度は左のかどを曲がり、一番手前のドアをあけた。
きらきらのシャンデリア。
沢山フリルの付いたベッド。
やっぱり落ち着く。

6:とうふどおなつ:2018/07/06(金) 18:15

そこは、アルフの自室だった。
欲しい物は、ない。
いわなくても生まれたときからなんでも望み通り。パパは魔法使いのように、なんでも出してくれたから。
でも欲しい者はいる。
一通も手紙をよこしてこないお母さん。
誕生日だというのに連絡も全くいれないお母さん。
ほしい。
今すぐほしい。
苦い。心が苦い。

どうして、どうしてここに来ないのお母さん。
どうして男のひとと出ていくの?
あんな若い人、しらないよー……。

コンコン

扉の向こうから、ノックしてくる。
「誰……?」
アルフは聞いた。
一瞬、頭を過った。あの人が。
「もしかして、お母さん!?」
こっちから扉を開ける。
そこにたっていたのはアルフ専属執事の染井野新だった。
「お嬢様。17のお誕生日、おめでとうございます。
誕生日パーティーは6時開催でよろしいでしょうか?」
真顔で聞いてくる新に、イラだった。
「新、お嬢様っていわはらんといて。年一個しか違わへんやないの。
それに、



幼なじみですやろ!!??」

7:とうふどおなつ:2018/07/06(金) 18:25

目を赤くしながらも、怒るアルフに、新は言った。

「相当切羽詰まっとるんか?」

「……は?」
なにいってんの?と、言わんばかりに、新に向かって、首をかしげる。

「先程は、言葉が乱れ、失礼いたしました。
……、でも、これからも失礼を承知の上、お話を続けます。
お嬢様は、大変なとき、故郷の方言が出る癖がありまして……。」
新は、アルフの目を真剣に、見つめながら喋った。

アルフは、母の話を、新にした。
新は、旦那様なら、奥さまとの、連絡がつくのでは?とアルフに言った。

アルフは、早速、父、黛瓶子の元へいくことにした。

8:とうふどおなつ:2018/07/07(土) 15:35

コンコン
父の部屋をノックする。
三回の部屋。一番広い部屋。

「アルフか?新か?赤野か?誰でもいいが後にしろ。打ち合わせ中だ。
…………もしもし?
すまない、それで……」

父は余所行きの声で、電話で打ち合わせをしていた。本当はいますぐ打ち合わせなんか止めて、話を聞いてほしかった。
だけど、
そりゃぁ、大企業の社長だから、忙しいのはあたり前。打ち合わせは大切。
そう自分に言い聞かせ、自室に戻ることにした。

空気が生ぬるい。
換気をしよう。
窓を開けた。
すると……

9:とうふどおなつ:2018/07/07(土) 15:56

鳥が飛んできた。
とりの足には、なにかが巻きつけてある。
手紙だ。
紙をとり、なかを開けてみる。
すると、紙にこうかいている。

「親愛なるaへの素敵な贈り物」

「a?」
アルフは、首をかしげた。
aってなんだろ……?
てゆかこの字体……。

「お母さんの字……。」
アルフは、そう呟いたが、ふるふると首をふった。
でも、もしお母さんなら……。


もう一度、アルフは手紙をみた。
手紙には、鍵がついていた。鍵を開けたところで、なにもならないのに。
手紙の後ろに、鍵が。
紙だから、鍵なんてなくても開けれるのに。

「?」
疑問ばっかりだ。一応、鍵は机の上においておくことにした。
aって誰?ていうかこの家にaって……。
「3人もいる……」
メイドの赤野と
執事の新
そして、私、アルフ

10:とうふどおなつ:2018/07/10(火) 08:47

やっぱり向いてないみたい。 ごめんなさい。
止めます……。


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