「親友だからね!」
嘘吐きだったよね、君は。
結局私をいじめた、浅はかな人。
でもね、私はあなたには負けないからね。
>>9
すいません。
ここは私の小説スレです。
私の小説スレで小説を書くのは控えてください。
彩葉とプリを撮るのが楽しみすぎて一週間はあっと言う間。
ファンタジーストアの前で待ち合わせし、さっそくプリへ。
「可愛い感じがいいよね〜」
彩葉がウキウキとお金を入れて、私をプリ機の中へ招く。
「最初のポーズは猫みたいに片手をあげるのにしようよ」
私は、彩葉が言うとおりのポーズをとって、写真を撮り終えた。
あとはデコるだけ…。
「ウチが3枚するし、陽奈も3枚ね」
私は彩葉の言葉にこくっとうなずいた。
デコも終わり、プリがプリントされた。
彩葉がデコったプリはわちゃわちゃしていて、可愛かった。
「陽奈、フードコートいこう!」
彩葉に誘われ、フードコートに行き、それぞれ昼食をとる。
彩葉はハンバーガー、私はうどん。
「ぶっちゃけ、陽奈は好きな男子いる?」
彩葉の質問に、思わず私は、
「ふぁっ!?」
とむせてしまった。
彩葉の瞳がキラキラしている。
これは嘘は吐けないと観念し、
「いるよ」
と答えた。
彩葉が笑顔で、
「誰々?」
と訊いた。
私は、頬が赤くなるのを感じながら答えた。
「立川蒼空‥」
彩葉が驚いたように、
「えっ、付き合ってるんじゃないの!?」
と息をのむ。
失礼な。
私なんかが付き合えるわけない。
2
彩葉といると毎日が楽しい。
恋バナしたり、勉強会したり。
テストが難しくて2人で泣きそうになったり。
そんな5月の半ば。
「ダンス部入ろうよ♪」
突然、彩葉がそう言ってきた。
ダンス部?
私は帰宅部のつもりだったのに。
しかし、彩葉の煌めいている瞳を前にすると、否定できなかった。
「う、うん」
彩葉に誘われ、私はダンス部に入部することになってしまった。
今、思えば。
これが「地獄」の始まりだった。