嘘吐きフレンド。 

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1:亜依@恋歌*恋せよ新選組◆Wk:2018/08/23(木) 16:27

「親友だからね!」

嘘吐きだったよね、君は。
結局私をいじめた、浅はかな人。

でもね、私はあなたには負けないからね。            

2:匿名:2018/08/23(木) 16:29

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3:亜依@恋歌*恋せよ新選組◆Wk:2018/08/23(木) 16:30

伊藤陽奈
*主人公
*彩葉の幼なじみ
*穏和で大人しいが泣き虫

八坂彩葉
*陽奈の幼なじみ
*派手な性格で、毎年「親友」が違っている
*オシャレ大好き


今川美里
*陽奈の親友で彩葉の友達
*明るく優しい
                           

4:亜依@恋歌*恋せよ新選組◆Wk:2018/08/23(木) 16:34

1

「陽奈!ずっと一緒だよ!」

私の腕に抱きついてきたのは、八坂彩葉。
ふわふわのポニーテールが揺れる。
私は、やんわりと彼女を剥がす。
桜が美しく咲き誇っている。
中学の入学式にピッタリだ。

「陽奈は何組?」

私は、にこっと笑顔を作り、

「1-4」

と答えた。
途端に、彩葉が笑顔になり、

「やった!ウチと一緒!」

と叫んだ。
私はぼんやりと彩葉を見ながら、どんな一年間になるのか思いを馳せた。                 

5:萌夏:2018/08/23(木) 17:01

面白そう頑張ってください

6:亜依@恋歌*恋せよ新選組◆Wk:2018/08/23(木) 18:22

>>5
ありがとうございます(○´∀`○)

7:亜依@恋歌*恋せよ新選組◆Wk:2018/08/23(木) 18:41

「担任の伊坂薫、24歳でーす!よろしくね」

入学式が滞りなく終わり、教室に戻り、自己紹介タイムが始まった。
担任の伊坂先生は快活そうな女の先生。
直感で男勝りだな、と思う。

「じゃあ、出席番号順に自己紹介お願いね。名前と何小出身か、あとは‥好きな物を言ってね」

先生はにっこり微笑み、そう告げた。
私の前の安藤さんが自己紹介を始める。

「安藤由実です。藤川小出身で、好きな物は友達からもらったペンダントです」

パラパラと拍手が起こった。
うぅ、緊張するなぁ‥。
私は、立ち上がって、

「伊藤陽奈です!鈴川小出身です、好きな物は‥」

んっと、えぇ〜??
好きな物なんて思いつかないよ‥。
と、彩葉がメモに何かを書いて、私のもとへと投げた。
えっと、何々?
メモには、丸字で、

【プリクラ(プリ)はどう?】

なるほど。
私は、メモを畳んでから、

「好きな物はプリです」

と言って、椅子に座った。
良かった、彩葉の機転で救われたよ‥。
その後も次々と自己紹介は終わり、あっと言う間に帰る時間に。

「今日の宿題は教科書に名前を書いてくること!明日の持ち物は連絡帳ね」

私は、配られた教科書を鞄にしまった。
先生は嬉しそうに微笑んでから、

「起立」

と声をかけた。
みんなが立ち上がり、礼をする。

「さようなら!」

先生の声に続き、みんなで声をそろえ、

「「さようなら!」」

と叫んだ。
私と彩葉は視線を交わらせて、すぐに教室を出た。                                                
                                     
        

8:亜依@恋歌*恋せよ新選組◆Wk:2018/08/24(金) 09:47

学校から帰り、彩葉の家へ。
彩葉と机で向かい合いながら他愛もないおしゃべり。

「今度、駅前のファンタジーストアに行かない?で、2人でプリ撮ろうよ♪」

プリ‥。
私、誰かと撮ったことなんてないしなぁ、と苦笑いすると。

「大丈夫、ウチの言うとおりにすればいいから♪」

彩葉が胸を張る。
少し不安だけど、今週の土曜日、ファンタジーストアでプリを撮ることになった。
                                     

9:綾桜里里乃 hoge:2018/08/24(金) 10:55

とある夏の日に



いつも通りの教室で、いつも通りの友達と会い、いつも通りの日々を送る。でも、ひとつだけ違うことがある。それは、片思いしていた彼に、彼女ができたこと。幼馴染で、引っ込み思案だった私を日なたへと連れ出してくれたのが、君だった。何をしてもいい結果が得られない私のそばで、いつも貴方は私を慰め、励ましてくれた。それがどれほど嬉しかったか、今でも覚えてるよ?暖かな日差しの中、貴方を見つめる私と、私じゃない別の誰かを見つめる貴方。そして、私を見つめる別の影。

これは、引っ込み思案な私を中心に起こる、もしものお話…

10:亜依@恋歌*恋せよ新選組◆Wk:2018/08/24(金) 13:22

>>9
すいません。
ここは私の小説スレです。
私の小説スレで小説を書くのは控えてください。     

11:亜依@恋歌*恋せよ新選組◆Wk:2018/08/24(金) 13:43

彩葉とプリを撮るのが楽しみすぎて一週間はあっと言う間。
ファンタジーストアの前で待ち合わせし、さっそくプリへ。
 
「可愛い感じがいいよね〜」

彩葉がウキウキとお金を入れて、私をプリ機の中へ招く。

「最初のポーズは猫みたいに片手をあげるのにしようよ」

私は、彩葉が言うとおりのポーズをとって、写真を撮り終えた。
あとはデコるだけ…。

「ウチが3枚するし、陽奈も3枚ね」

私は彩葉の言葉にこくっとうなずいた。
デコも終わり、プリがプリントされた。
彩葉がデコったプリはわちゃわちゃしていて、可愛かった。

「陽奈、フードコートいこう!」

彩葉に誘われ、フードコートに行き、それぞれ昼食をとる。
彩葉はハンバーガー、私はうどん。

「ぶっちゃけ、陽奈は好きな男子いる?」

彩葉の質問に、思わず私は、

「ふぁっ!?」

とむせてしまった。
彩葉の瞳がキラキラしている。
これは嘘は吐けないと観念し、

「いるよ」

と答えた。
彩葉が笑顔で、

「誰々?」

と訊いた。
私は、頬が赤くなるのを感じながら答えた。

「立川蒼空‥」

彩葉が驚いたように、

「えっ、付き合ってるんじゃないの!?」

と息をのむ。
失礼な。
私なんかが付き合えるわけない。
               
                                                                                  

12:亜依@恋歌*恋せよ新選組◆Wk:2018/08/24(金) 21:28

2

彩葉といると毎日が楽しい。
恋バナしたり、勉強会したり。
テストが難しくて2人で泣きそうになったり。
そんな5月の半ば。

「ダンス部入ろうよ♪」

突然、彩葉がそう言ってきた。 
ダンス部?
私は帰宅部のつもりだったのに。
しかし、彩葉の煌めいている瞳を前にすると、否定できなかった。

「う、うん」

彩葉に誘われ、私はダンス部に入部することになってしまった。







今、思えば。
これが「地獄」の始まりだった。     
                     


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