恋愛小説です!
感想等、お待ちしてます(^_^ゞ
荒らし、成り済まし禁止!
頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧fight!
3:樹音@新一 ◆6Y:2019/07/15(月) 21:26 登場人物紹介
夢原 魔理紗 (ユメハラ マリサ)
ツンデレだけど、優しくてしっかり者。
友達・家族想い。
美人で胸も大きめ。料理部のリーダーで料理が得意。
竜ヶ 平治(リュウガ ヘイジ)
浅黒い肌のせいでヤンキーに見えるけど天然。
超絶イケメン。
スポーツ万能、頭脳明晰。その頭脳は東大入試問題を
パーフェクトで解けるほど。剣道部部長。
喧嘩っ早い一面も持つ。流行に敏感で服を作るのが得意。
真中 愛子(マナカ アイコ)
無口でクールだけど優しい性格。
笑うと可愛い。美人で胸は小さめ。
飼育委員委員長。
竜ヶ 真実(リュウガ シンジ)
兄の平治とは反対に、雪のように白い肌の持ち主。
超絶イケメン。
スポーツ万能、頭脳明晰。その頭脳は東大入試問題を
パーフェクトで解けるほど。女子力高めで鏡を常に
所持している。ちょっと天然。毒舌な面も。
>>2
ありがとうございます!
頑張ります(^_^)v
―魔理紗、平治、愛子、真実は幼馴染で
物心つく前から一緒だった。
だから、まさか恋人になる日が来るなんて
思ってもみなかった…
―魔理紗は目覚まし時計が鳴るのを布団の中で
聞いたことが無いくらい、早起きだった。
目覚まし時計を止め、洗面所へと向かう魔理紗。
顔を洗い、歯を磨く。パパっと朝食を済ませる。
(さぁ、今日もあの馬鹿を起こさなきゃね)
そう言って、玄関へ向かう魔理紗。
またいつもの毎日が始まるのだ。
―魔理紗は隣の家へと向かう。
(相変わらず、大きな家ね。ま、人の事言えないけど)
魔理紗は大きく聳え立つ家を見て、溜め息をついたが
人の事は言えない。魔理紗の家も豪邸なのだ。
ピンポーン。チャイムを鳴らすと真実が出た。
「おはよ、魔理紗!…あの馬鹿兄貴ならまだ熟睡中」
朝の挨拶を済ませると、真実は肩をすくめた。
「そうだろうと思ってたわ。今日も起こしてくるわね」
呆れながらそう言って、魔理紗は平治の部屋に入る。
「―ちょっと‼もう朝よ、起きなさい!」
平治の体を揺さぶり起こそうとするが、起きる気配はない。
(全く。)
心で呟くと、平治は寝言を言った。
「んん、もう食えねぇよ…」
その寝言を聞き、魔理紗は苛立ち、ゴン。
平治の頭を叩いて起こす。
「んだよ、いってぇな‼」
いきなり叩かれて、不機嫌になる平治。
「何、その言い方。わざわざ起こしてあげてるのよ。有り難いと思わなくて?」
フン、と鼻を鳴らし、そっぽを向く。
―これが魔理紗達のいつもの朝だ。
「―おい、そろそろ機嫌直してくれよー」
平治は言うが、魔理紗はそっぽを向いたままだ。
「貴方が悪いんじゃなくて?ていうか、高校生にもなって一人で起きられないなんて。呆れてモノも言えないわ」
肩をすくめ、溜め息をつく。魔理紗は一度機嫌を悪くすると
なかなか機嫌の直らない性格だ。
「おーっと、お二人さん、朝から夫婦喧嘩?妬けちゃうな♪」
真実が喧嘩をしている二人をからかう。
魔理紗は更に機嫌を悪くし、
「これが夫婦喧嘩に見えて?貴方の兄は本当に出来損ないよ。よくこんなのに、剣道部の部長が務まってるわね。そのうち廃部になるんじゃなくて?」
皮肉たっぷりに魔理紗は返した。
真実が苦笑いしていると、道路の角から愛子が現れた。
「おはよ、みんな…」
真顔で手を振り、三人に近寄る。
「あら、愛子。おはよ」
魔理紗は一瞬微笑み、手を振り返した。
「ねぇ、聞いてよー愛子‼この二人、また夫婦喧嘩してたんだから♪」
真実は他人事だからと、楽しそうに朝の出来事を話した。
「あらあら、またなの?懲りないわねぇ」
愛子はフフ、と笑うと魔理紗と平治を覗きこむように見る。
「夫婦喧嘩じゃなくてよ。全部この馬鹿が悪いんだから」
愛子は無言で先を歩む。心で゛早く結婚すれば? ゛と
思いながら。
それから程なくし、学校に着いた。
四人は全員、同じクラス。ちなみに小・中・高と
一緒である。小さい頃から馴染んだ顔。幼馴染なのだ。
「おはよう魔理紗!今日もラブラブ登校?」
元気いっぱい、話しかけるのは関 茜。クラスメイトだ。
茜は魔理紗のクラスメイトで仲が良い。
中学生から一緒で、真実や平治の性格もよく知っている。
「おはよ、今日も朝から疲れたわ。あと、何度言わせたら分かるの?!ラブラブじゃなくってよ‼」
魔理紗は自分の机に鞄を無造作に置くと溜め息をつく。
(何でみんな、ラブラブ扱いするのかしら。私達はそんな可愛いモノじゃないわ。なのに―)
魔理紗には、みんながラブラブという理由が分からない。
そんな美しいモノじゃないわ。どうして?という思いが
消えない。
頑張れー!
11:樹音@新一 ◆6Y:2019/07/18(木) 21:12 ありがとー!
頑張るね(^_^ゞ
「どーしたのよ。何悩んでるの?」
愛子が魔理紗の席に近付き、心配そうに
声をかけた。魔理紗はパッと顔を上げて愛子を見た。
「な、何も悩んでなくてよ!」
意地っぱりな魔理紗はついつい嘘を付いてしまう。
だが、そんな嘘など見抜いていた。
「嘘を付いても分かるわよ。貴方の顔見たら」
そう言って、愛子は悪戯っぽく微笑む。
「…絶対笑わないって約束出来て?」
キッと睨み、魔理紗は怪訝そうに愛子を見た。
愛子は「勿論」とだけ答えた。
「何でみんな私達をラブラブ扱いするの?って思って…そんな可愛らしい関係じゃないわ。なのに…」
魔理紗はモジモジして指を揉みながら相談した。
「あらあら、可愛いこと」
フフッと笑い、愛子は人差し指を立てる。
「?何よ」再び愛子を怪訝そうに見つめる魔理紗。
「ズバリ、恋よ。貴方は、平治君が好き。違うかしら?」
ピッと立てた人差し指を戻し、代りに両手で
ハートを作る。
魔理紗は愛子の言う意味がイマイチ分からなかった―
(恋、ですって――?)
(―恋?嫌よ、認めたくないわ)
魔理紗は首をブンブンと振る。チラ、と廊下を
見やると、廊下で仕事をしていた平治と目が合った。
(駄目、意識してしまいそう…)
ドッドッドッと心臓の音が響く。魔理紗はどうにか
なってしまいそうだ。
「どう?少しは彼の事意識した?」
愛子が何だか大人っぽく見える。ズルいわ。
「あ、貴女も恋、してるの?」
魔理紗は愛子の瞳をジッと見つめる。
「こ、恋?してないわよ、私は!」
愛子はあからさまに動揺した。ふーん。成る程。
魔理紗は愛子が恋をしていると悟ったのだった。
「恋の相手は…そうねぇ、真実とかかしら?」
ドキッ。愛子の眉がピクリと動くのが分かった。
「やっぱり真実なんだ。成る程。お似合いだとおもうわよ、私は。応援してるわ」
「―なっ、ち、違うわよ!」
思いきり照れてる。図星のようね。
「ま、お互い頑張るって事で。私も恋を自覚するわ」
魔理紗は愛子に手を差し出した。握手をする。
すると、戻ってきた真実が席に着く。
真実は愛子の隣の席だ。
「やっほー!何々、女子トーク?!僕も混ぜて♪」
相変わらずハイテンションの真実に呆れた表情を
するのは魔理紗。一方、愛子は少し照れたような
表情をしているのだ。魔理紗はフフッと笑う。
「アンタは女子じゃないでしょ?」
魔理紗はギッと真実を睨む。真実はエヘヘと笑い、
「だって―僕、女子と仲良いし?女子の裏側知ってるよん?」
油断も隙もない男だ。そう、女子と仲良くしている為
女子の裏側―誰が誰を好きだ、等の情報も持っている。
(彼には、私の好きな人絶対教えないんだから。そうよ、死んでも教えるモンですか)
「ね、そういえばさ―魔理紗の旦那は?まだ帰ってこないの?」
真実がキョロキョロしながら、自身の兄である
平治を探す。魔理紗は思わず赤面しつつ、慌てて
否定する。「だ、旦那じゃなくてよ、あんなアホ!」
魔理紗が再び不機嫌になるのを見て、真実は
ニヤリと笑う。人をからかうのが大好きな
小学生男子のような性格をしている。
(全く、こんな男が女子にモテるなら世も末ね)
魔理紗が心の中でそう言ったのとほぼ同時に
平治が席に着いた。戻ってきたのだ。
「よぉ、何の話してんだ?」
平治はニコニコ笑い、暢気に聞いてくる。
魔理紗は意識してしまいそうになるのを堪え
思いきりツンと澄まして答えた。
「別に、アンタには関係なくてよ」と。
平治はそんな魔理紗の言葉にカチンときてしまい
「あ?!んだとテメー‼オレに喧嘩売ってんのか?!」
と怒鳴る。魔理紗は耳を塞ぎ
「うるっさいわね。少しは静かに出来なくて?!」
と怒鳴りかえす。そこから二人の恒例行事
゛夫婦喧嘩 ゛が始まった。そんな二人に呆れた
真実は「あーあ、また夫婦喧嘩が始まったよ」と
言ったのだった。
何とか二人の喧嘩が収まると一限目が始まった。
担任の先生がいきなりこんな事を言った。
「―では皆さん。本来なら、国語の授業をやる時間ですが今日はちょっと違う事をやりたいと思います」
担任の先生のほんわかとした声が響く。
クラスのお調子者の一人が
「先生、違う事って何ですか?」と聞いた。
先生はフフっと笑いながら
「ちょっと違う事と言うのは、ですね。皆さんの将来の夢を作文にしてまとめてほしいんです」
クラスにいた全員が面食らう。将来の夢。
将来の夢を作文にしてまとめる等と言うのは
小学校の卒業文集、さもなくば国語の授業でもう
とっくに取り扱っている筈だ。
そんな生徒の反応を見た先生は
「高校生だからこそ、現実的な将来の夢が描けると思うんです。小学生なら゛サッカー選手になりたい ゛でも満点だけど、高校生ならそれじゃあ、ちょっと足りないよね?サッカー選手になりたい。それならそのために、何が出来るか。そんな風にして、現実的な将来の夢を描いてほしいの。」
と生徒に教えた。皆は成る程、といった反応を示した。
―将来の夢。魔理紗はもう、決まっていた。
先生が作文用紙を配る。魔理紗はスラスラと
描いて行く。真実は後ろを振り向いて
「魔理紗の将来の夢は平治のお嫁さんでしょ♪」と
またしてもからかってくる。
「そんな訳無いでしょう?私の将来の夢はパティシエになる事よ」と答えた。
まんま魔理沙は結構な具合でたまげるからやめろ
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