あなたを好きに、なるものですか!

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧キーワード▼下へ
1:若桜&◆5A:2019/08/08(木) 14:41

♪キャラクター♪
華江 優奈(はなえ ゆうな)
ツンデレ  毒舌 根は優しい 美人でモテる 
成績 よし 運動神経 よし

神瀬 友翔(かんせ ゆう)
優しい イケメンでモテる 甘えん坊なところも…!? 優奈が好き
成績 よし 運動神経 よし

石井 美海(いしい みか)
優しい 優等生 美人 優奈の友達
成績 よし 運動神経 普通

朝栄 陸翔(あさえ りくと)
根は優しい やんちゃ イケメンでモテる
成績 普通 運動神経 よし

28:若桜☆郁里◆ME:2019/09/03(火) 21:07


「朝比奈 美咲です!よろしくお願いします!」
あさひな みく…か。みくは、真面目っぽいメガネの女の子だった。
「じゃ、朝比奈さんはそこに座って。先生職員室いるから自習なー」
そう言って先生が教室から出た瞬間。

「っっしゃあ!」
と言って、朔が立ち上がる。
「朝比奈さんに自己紹介してこーぜ!」
そう言うことね。しかし、みくは首を横に振った。

「いいよ。自己紹介なんかしんでも。自分で覚えたいしさ。ありがとう」
……なんかなまってない?
気のせいかな、みんな気にしてないし。
「ねえ、みくってどんな漢字?」
フレンドリーな美海が早速質問する。
「美しいって字に、咲くやで」
やっぱなまってる!関西弁?

みんなも気づいた様子で、絶句。
しかし、昭江 陽光(あきえ ようひ)と言うクラスのお調子者は…惚れてる…
ギャップ…萌え…だな。

「わ、私なんかした?」
シーンとする教室に、戸惑った美咲の声が響いた。

29:若桜☆郁里◆ME:2019/09/03(火) 21:33

>>27
今年3人目でした…

あと、読んでくれている方がいたら、どんなキャラが登場してほしい・好きか教えてください!
小説に出そうと思います!

30:若桜☆郁里◆ME 主関西弁ー美咲書くの楽ー←:2019/09/04(水) 18:42

>>29
いたらの話wです

「別に……」
「何でも…」
みんなは戸惑った声で沈黙を破った。
美咲はほっとした様子だ。

にしても、どこ出身だろう。やっぱ近畿辺りかな?
ここは千葉県。だいたいの人は標準語。

「どこ出身?」
またもや美海が質問する。て言うかナイスー!
「大阪生まれ、京都育ちだよー!」
思いっきり近畿やん!あ…私まで…

とにかく!私は質問なんてするよりも!読書したい!
そう思って本を取り出そうとすると、誰かに腕を引っ張られていた。
美咲…?て言うかなぜに私⁉

「あ、あの?」
「…」
何も言わないなら腕引っ張るな!うざっ!
「私はあなたと友達になりたいのです!」
私……?うそぉ〜!

31:若桜☆郁里◆ME:2019/09/04(水) 19:38


「何で私⁉」
「かわいいと思ったから…?」

かわいい…ねえ。よく言われるけどどこがかさっぱりわかんない。
そんな理由で友達になりたいと思うんだね。
私にはよくわからん。

「別に、良いけどさ」
「ホント⁉ありがとう!名前は…?」

知らんのかいっ!
「華江 優奈」

「優奈ちゃん…!よろしくね!」

「はい。よろしく。美咲」

「テンション低くね?」

「陽光のツッコミはいい」

「ひでぇ」

そんなこんなで二時間はあっという間に過ぎていった。

32:若桜☆郁里◆ME:2019/09/06(金) 19:02


「ねえ。私ね好きな人出来たんや!」
放課後。私は早速美咲と帰ることになった。

「…誰…?」
友翔だったりしないよね、と思っているからか、低い声が出る。

案の定、美咲は気にしていない。
「陽光君‼」
よ、陽光〜⁉意外だわ…まあほっとした(?)けども。

「優奈ちゃんはいるん?好きな人」
「特に…」

まだ友翔への好意を認めた訳じゃない。あんなやつ、私のタイプと思ったけど性格引く…


私、素直じゃないのかな…

思わずそう思っているうちに、はっとして美咲を見る。
私が考え事をしていたことさえわかってなさそう。

にぶい……!
「友翔君って前彼女いたんよね?」
友翔の話がいきなり出てきてびっくりする。その上唐突。ていうか何で知ってるの、その情報…

しかし、ここは美咲も何か勘づいたみたい。
「さーてーは、友翔君好き?」
「…」
何でここは気づくの?

美咲って


猫みたい。

33:若桜☆郁里◆ME:2019/09/06(金) 21:55




現在18:20。私はリラックスタイム。ポテトチップスを食べていたら。

「優奈!いい加減やめて!」

ってお姉ちゃんに言われた。私にはお姉ちゃんがいる。大学生の21歳。一人暮らしだけど、たまに家に帰ってくる。

「お菓子禁止」

とかってよく言うんだ。私は、毎回どう言い返そうか、と考える。
今回はやっぱり…

「元野菜」

ちょっと理屈があれだけども。

でも、お姉ちゃんはすぐにウケる。私にはよくわかんないことでも。これでも。
今回ももちろんウケる。っしゃあ!


私は宿題を終え、ベットの上で美咲に教えてもらったグループラインを開く。

『ねえ、グループラインしよう!』

美咲がそう言ったのだ。別に嫌じゃないし、どうやら美海も入ってるみたいだ。
それはいいんだけど、小池さんがいるんだよな〜。

今度の遊園地もくるんだっけ?

楽しみ…って訳じゃないけど気が引けるな。いっそ断っちゃおうか。
でも、今断っても美海は聞かないだろうし、友翔に言ったら大騒動に巻き込まれそう。


………選択肢は一つ。行くしかない‼よし、行こう‼


そして、ラインを見る。美咲が転校してきて一日もたってないのにグループってすごいな…
私は美海がいなければ一生のぼっちでもおかしくないくらいだったのに。

『ねえ!優奈ちゃん誘っといた!』
『ありがとー』

そんな感じの他愛のない会話だった。でも、疑うような小池さんのメッセージが履歴にあった。

『ありがとー!私、友達になりたかったの!』

嘘だああああ!なら最初から言えよ。←

34:若桜☆郁里◆ME:2019/09/07(土) 08:11



金曜日の朝。美海が私の元へ駆けてきた。

「ねえ!遊園地の約束覚えてる?」

「え?うん」

きっと日付、きまったのだろう。
ようやくだよ。

「今週の日曜日〜!」

日曜日⁉私用事ある…

「私用事が…」

「じゃーねー!」

もちろん、美海が聞くはずもなく。さいごまできけや←
結局いかないことになった…

実は結構楽しみに…

35:若桜☆郁里◆ME:2019/09/07(土) 09:07



「華江さん!遊園地…来るんですか?」

1時限目が終わったとき、友翔が振り返ってきた。
1時限目の席替えで私の前の席になっちゃった。

めんどくせー←

「用事あるから無理」

「じゃ俺もやめとく‼」

「え"!?」

「いいじゃん」

「まじでかい」

友翔もやめるのかい!
とそこへ、美海が来た。

「ねえ、二人とも。日曜日よろしく〜!」

「ごめんだけどいかない」

「俺も」

「…そっか。私もいかない」

えええ?どういうこと?

「だって陸翔君…いかないんだって」

陸翔が、か。来週くらいなら行けると思ってたメンバーだね。

って言うことは!wどころか小池さん&朔のデート…

ある意味いい気もするけど、恐ろしい…

36:若桜☆郁里◆ME:2019/09/07(土) 15:09



「ただいま〜」

私は玄関の扉をそっと開ける。

そして、自分の部屋に一直線!

そこへ、スマホが震えた。電話だった。

誰だろう…

「はい?」

『優奈。俺だよ、俺』

おれおれ詐欺⁉切らないと…
でも…


⎯⎯「対応した返事をする事!」

そう言った先生の言葉を思い出す。何か言わないと。

「誰」

『へ?拓也!久しぶり!』

拓也…ホントに……?

「なんだおれおれ詐欺かと思った。紛らわしい」


『詐欺なんてしねえよ。今さらかもだけどさ、もう一回。もう一回だけチャンスをくれ‼』

チャンス…?

「なんのよ」

『オレと付き合ってくれ‼』

……どうしよう…

私は、断るべきなのかな。それとも、もう一度拓也と付き合うべきなのかな。

そして、私は10秒だけ考えてこう言った。

「確かに、私は拓也が好き。でも、私…好きかよくわからない好きな人がいるんだ」

この返事も、自分で理解できなかった。でも、胸がいっぱいで、それどころじゃなかった。

『…?よくわからないけど。振られたってことだな……』

「なんかごめん…」

『ううん。でもさ、明日。会おうぜ。行けるだろ?』

「え?用事はないけど」

いきなり会うなんて…
しかも私、拓也のこと振ったんだよ!おかしい神経してるな…←

37:若桜☆郁里◆ME:2019/09/08(日) 06:45


「行ってきます…」

実際の所いくきはない。二人っきりってなんかまずくない?

とりあえず、待ち合わせ場所の駅まで来た。

「はっや。て言うかどこ行くの?」

既に拓也は来ていた。もし来てなかったら、ラインでもして断るのに…

「へ?別にどこでも」

めんどくせー!友翔よりめんどくせー!

はあ、とため息をつく。

「帰りたい…」

「じゃ優奈の家行こうぜ!」

へえ⁉私の家⁉何でそうなるの…

「親いるし…」

「知ってるだろ、行くぞ」

そう言って私の腕を引っ張った。

「ちょっと!もう付き合ってなんかいないんだから!やめてよ!」

「え〜!別れ話切り出したの俺なんだけど〜」

めんどくさっ!別れ話切り出した人が付き合ってなんておかしい!


家の前まで来ると、見慣れた後ろ姿が。

「みんな?」

そう、遊園地に行くメンバーだった。

ヤバイ…昨日拓也に好き(?)な人言っちゃったんだよね。

「優奈!その人は?」

「ああ、この人は前の学校で同じクラスだった…」

「俺、如月 拓也。優奈の元カレ〜」

無駄なこというなああああ!

「彼氏いたんだあああああ!」

「今は違うってばあ!」

みんなすぐに誤解を招く上に、全然聞かないし…


正直、前の友達の方が楽。これはこれで楽しいと感じているかもしれないけど。

前の友達の中でも、一番仲良しだったのは雪(せつ)。よく話すんだけど、人の話もよく聞く。

口癖は分からないくらい、色々違う言葉を使っている。


雪がいたらな〜

「一人ひとり自己紹介しいひん?」

その時、美咲が提案する。みんなはいいね!と賛成。

……私はしなくていいよね。

「私、石井 美海。みかりんとか美海って呼ばれてるよ〜」

みかりんって陸翔だけだよね?キモッ。

「私、朝比奈 美咲!つい最近転校してきたんやけどよろしく!」

「俺は朝栄 陸翔。俺も転校生。よろしくな」

「俺は、神瀬 友翔。よろしく」

良かった。拓也気づいてないみたい。

「僕、赤田 朔でーす!菜穂と付き合ってまーす!」

……やはりヤバイなこいつ

「小池 菜穂です。学級委員です。よろしくお願いします」

と言うことで、一通りの自己紹介は終わった。

「ね。何で私の家の前に?」

「遊園地今日にしようって!」

今日⁉いきなりだな。拓也もいくのかな、やっぱ。

「俺も行く‼」

やっぱり……大混乱になる予感…

38:若桜☆郁里◆ME:2019/09/08(日) 11:24



「ついたZ!」

「騒ぐな‼」

「まあまあ入ろー!」

拓也と私が言い合ってると、美咲が割り込んできた。

拓也はさっきから騒ぎすぎなくらいハイテンション。

まーためんどくせーやつだ。




「ジェットコースターだろ!」

「観覧車でしょ!」

「いやメリーゴーランド!」

みんなは何に乗るか騒ぎ始めた。

私は何でもいいと思っている。せめてジェットコースターかも。

「乗りたいのでいいじゃん」

「それな」

私が同意したのは小池さん。

学級委員ならピシッと言えや‼←


とりあえず、美咲、友翔、拓也、私はジェットコースター。

美海、陸翔はメリーゴーランド。

小池さん、朔は観覧車になった。


うわ……友翔いるのか。でもこのグループが一番無難かな。

て言うか、ジェットコースターって横二人のだったから…



「もう、何で友翔と隣なの〜!」

そう、予想的中で友翔と隣に。せめて美咲とが良かった。


「いいじゃん」

「ホント〜」

まあいっか。ベルトは個別だし、20cm位離れてるし。

でも20cm⁉近いわ…


「そろそろ出発しまーす!いってらっしゃーい!」

アナウンスと共に動き出す。幸いジェットコースターは全然大丈夫なんだよね。


実は、小学3年生の時に乗って一度吐いたから嫌ってた。

だけど、小学5年生の時に乗ってみると全然大丈夫で、5回以上乗った。


私はちらっと横を見る。友翔も大丈夫なのかなあ…

すごく平気な顔をしている……のは一瞬だけだった。

下に降りた瞬間、顔が青ざめてきていた。


ジェットコースター、ダメすぎなんじゃないの…?

39:若桜☆郁里◆ME:2019/09/08(日) 21:11



「うえええ…酔った…」

「大丈夫かよ」

真ん中の広場にみんなが集まった。

友翔はもちろん、美咲も弱かったみたい。


「大丈夫……じゃないわ……」


もうずっとこんな感じ。


なぜだーー!なぜそんなに酔うのだーー!←


それはともかく、美海の姿が見当たらない。

「美海は?」

「なんかみんなの飲み物買ってくるって。……一人で行けんのかよ」

無理だろ。だって8人分でしょ。手伝おうか…


「ちょっと手伝ってくる」

そう言って、私は見るからに美海と分かる人物の方へ。


その時、腕を捕まれた。

「なあなあ、俺と遊ぼうよ」

へ⁉なななナンパ⁉キモッ←


「やめてください……」

そう抵抗しても腕を掴まれ、離そうともしない。


「華江さんっっ!」

男がこけるのと同時に、聞きなれた声がした。


声がしたほうをみると立っていたのは、


友翔だった。


力強っっ!

「なんでここに……?」

「さすがに二人でも無理だろ」

カッコつけてない?まあいいや。友翔のおかげで助かったし……


「ありが……」


「友翔君、優奈!来てきて!無理だった‼」

私がお礼をいいかけたとき、美海が駆け寄ってきた。


結局お礼、一度も言ってないや。

だとしても、友翔は既に美海からジュースを3つとっていたので、私も美海の方に行った。

40:匿名:2019/09/08(日) 22:16

https://i.imgur.com/Lsex7F9.jpg

どう思いますか?

41:紅蓮◆jk hoge:2019/09/08(日) 22:59

若桜さん、ごめんなさい。
つぶやきで葉っぱの小説について呟いていたのですが、葉っぱの小説の大半が
書き方は小説として成り立っていないと書こうとして、
赤い糸やあなたを、好きになるものですかを見ていて
特に小説なのかという疑問点を抱き
例じゃないですが、貴女の小説を挙げてしまった次第です。
そして、それを見た匿名さんがこのスレに私のレスを書き込みました。
小説名を挙げてしまい、申し訳ありません。

42:若桜☆郁里◆ME:2019/09/09(月) 18:19

>>41
いえ、大丈夫です。最近は自己満のために書いてましたのでぐだぐだでして……
アドバイスになりました‼ありがとうございます!そして、読んでくださってありがとうございます!
今週は何故か調子が良いので読者様のことを考えて書きたいと思います。
現実(?)は弱いけどネットは強いので大丈夫です!

43:紅蓮◆jk hoge:2019/09/09(月) 18:24

>>42 はい、ありがとうございます。これからも執筆頑張ってください!
こちらも発言には気をつけていきますので、若桜さんの小説は人気ありますので頑張ってください!

44:若桜☆郁里◆ME:2019/09/09(月) 18:32

人気あるんですか?ありがとうございます!
正直なアドバイスは欲しかったのでありがとうございました‼

45:若桜☆郁里◆ME:2019/09/10(火) 06:19



「ただいま〜」

結局午後になったら帰ることに。その上ジェットコースターしか乗ってない。

悲し‼

「お帰り〜」

家に帰って早速スマホを見る。特にすることはないけど。

ひまだな……

元々夕方に帰るつもりだったんだけどみんなすごく酔っちゃったから。

宿題も終わらせたよね。ゲームもあんまりしないし。別にやってもいいんだけど。

ということで袋に積めてあるゲーム機を引っ張り出す。

3D○だな。

電源ボタンを押してみる。……つかない?

うああ!充電しなきゃ!

結局なにもできずに午後は過ぎた。

46:若桜☆郁里◆ME 9日はやってません:2019/09/11(水) 20:14



私も、そろそろ友翔への好意みたいなの、恋って分からなきゃいけないのかなあ……

外は雨がザーザー降りという全くロマンチックじゃない昼休み。

そんなことどうでもいいんだけど。


そもそも恋なのか⁉ていうか友翔って彼女さんいたっけ?


そこに友翔が近づいてきた。

「華江さーん!今日席替えらしいですよー!」

「知ってるよ」

「く、くじ引きらしいですよ」

「そう」

「あ、あのぅ……」

何が言いたいんだろ……

友翔はしばらくおどおどしていたけど、「隣になれたらいいです……ね」とだけ言って教室から出ていった。


なにこの雰囲気……

席替えってあったのか。ホントは知らなかったんですけど。

47:若桜☆郁里◆ME:2019/09/11(水) 20:15

メモはミスです

48:若桜☆郁里◆ME:2019/09/15(日) 21:52



「ねえ、友翔……」

放課後。クラス全員が帰って、静まり返った教室で、友翔と私だけ残っていた。

結局、くじで友翔と隣になった。美海達とは正反対の位置だったけど。

そこで、私はもう言っちゃおうって決めた。


友翔のことが………好きだって。

結構な勇気がいるんだって分かった。やっぱり友翔の勇気すごいや。
ただ遠回しに繋げたいんだよね。そこで思い付いたのは、

『好きな人当てる作戦‼』

「?華江さん?」
「私の……好きな人って、誰だと思う……?」

こうやってあててもらう。上手くいくか分からないけど……
「えっ?当てる系?ヒントくらい教えてよ」
何言えばいいの?ヒントって……

「同じクラス……」
「……名字の初めは?」

これって、答えだよね。
かから始まる人で男子って、友翔だけじゃん。

心臓が速いのがわかる。顔に出ちゃったり、してないかな。

「か……?」

私にしては小さい声だって思う。

「えっ?俺……?」

ばれた。
いや、ばれる前提で言ったことだけど。
とにかく、こういうときに無反応は誤解を招くから。
私は首をゆっくりたてに振った。

手足に力を込めないと、絶対倒れるよ……

「……付き合って………下さい」

思ったよりも大きい声が出て、静かな教室に響き渡った。

49:若桜☆郁里◆ME:2019/09/16(月) 11:04



そこまで言ってから、後悔した。

友翔って彼女いたんだっけ?
私が傷つくだけじゃん。

「あ、ごめん、今のは無視していいよ」

とりあえず笑顔で答えた。

「えっ?」
「えっ?」
「何で?」
「何でって」

笑えるくらい同じ言葉を友翔と私が繰り返す。

「………言ってなかったっけ?実里とは別れたって」

えっ?別れた……?そんなの言ってたっけ?

「本当?」
「うん」
「現実?」
「うん」
「本当に本当?」
「不毛だな……この会話」

どうやら本当らしい

50:若桜☆郁里◆ME:2019/09/18(水) 19:46




私が告白してからの翌日。
結局、「じゃあね」とだけ言って別れた。

友翔、オッケーしてくれるかな……

めんどくさい性格だけど、しらないうちに好きになっていた。
もともと認めてなかったけど。

「じゃあプールなので着替えてきてくださーい!」

えっ、プール⁉着替え持ってきて……なかった。

「せんせー着替え忘れたんで見学してまーす」

「はーい気を付けるのよー」

先生にそう言うと、表情を変えなかった。

どうやらうちのクラスの先生はプールが好きらしい。
すぐにテンションが上がる。


そして、プールが始まった。
とりあえず自由時間だ、と先生が言う。
適当な授業だな。

「華江さん………」

「ゆ、友翔⁉」

自由時間が始まって間もなく、友翔があがって来た。
プールに浸かっていないみたいで、シャワーの水が少し乾いていた。

「お、溺れ、ました……」

溺れたって⁉まさか!

「何でプールに浸かってもないのに溺れるのよ!」

私がそう言うと、友翔は一瞬目を丸くしたが、ニヤリと笑った。

「華江さんも鈍感ですね」

へ?鈍感?何で私が⁉

51:若桜☆郁里◆ME:2019/09/18(水) 20:11




その後、友翔はプールに戻っていった。
そして、私は美海と教室に向かっている。

「ねえ、なんか友翔に溺れましたって言われたんだけど」

「ほえええええええ⁉それ告白じゃない?」

告白…?あれでいいの⁉
「今流行り(?)のロマンチック告白ってやつ?」

月が綺麗ですねとか、君の魅力に溺れましたみたいなのは知ってるけど。
ってことは、友翔は省略したんだね!何でなのかな…

「そ、そ、それー!私されたーい!」

ここから、美海の妄想を延々と聞かされた。

52:樹音@新一 ◆6Y:2019/09/18(水) 20:21

優奈可愛い…同じツンデレキャラ描いてる
同志やな笑 わかちゃんのが1000by上手いけど。

53:匿名:2019/09/18(水) 20:29

可愛く無いだろ笑
作者の文才無いし

54:玲織 hoge:2019/09/18(水) 21:27

>>53
普通そんなこと言います?
作者さんの文才が無いと思うのなら、せめて改善点などを書いた方が良いのでは?
それではただの荒らしに入るんじゃないですか。

55:玲織:2019/09/18(水) 21:31

若ちゃん、突然入っちゃってごめんね!
知り合う前から読ませてもらってたけど、すごく面白い!これからも頑張れ!

56:若桜☆郁里◆ME:2019/09/18(水) 22:05

ありがとう!

57:匿名:2019/09/18(水) 22:08

地の文が適当。まるで自由帳の落書き
展開もありきたり。キャラの心情も良く伝わって来ないし、行間もスカスカ
なんでこれを小説って言うのか分からんね。基礎から出直して来い

58:匿名:2019/09/18(水) 23:04

>>57
そんなの、この小説にだけ言えることじゃないじゃないよね?
葉っぱ小説ほとんどじゃん

59:玲織:2019/09/18(水) 23:16

>>57
貴方の小説を読んでみたいのですが。
人の小説にそこまで言うんなら、貴方の小説は相当な傑作なんでしょうね。

60:匿名:2019/09/18(水) 23:31

>>59
書いてるけど言うわけねーじゃん笑
自分の意思で皆に公開してるのに、その感想を素直に言ったら叩かれるって意味が分からんね

61:匿名:2019/09/18(水) 23:38

言い方に気をつけたらいかがでしょうか
思ったことを言うだけなら子供にもできます

62:匿名:2019/09/18(水) 23:41

いやこれでも大分押さえてんだけどね…

もうそろそろ寝るからバイバイ

63:玲織:2019/09/18(水) 23:52

それじゃ相当口が悪いということで。
若ちゃん、ごめんね。以下続きどうぞ。

64:匿名:2019/09/19(木) 00:11

なんにも成長する気無いならそれはそれで良いけどね
ほんとにお休み

65:新見川 すみれ◆96 hoge:2019/09/19(木) 15:59


批評を依頼されたというコトで、僭越ながら批評させて頂きたいと思うッス。

先ずは良いところから、
小説を読んでみて最初に分かった長所は、「キャラクター性が実に分かり易い」というコトッスね。「ツンデレ」や「クール」等のキャラとしてのコンセプトが予め決まっているので、目的/目標の迷走感やブレを感じずに読むコトが出来るのは良いトコロだと思うッス!
次に感じたのは「不要な殺伐とした展開がない」というコトッス。ドロドロとした展開が余りないのが世界観と見事にマッチしていると思うッス!ラブコメ物としても読み易く、ほんわかとした恋愛物を読みたい時にピッタリだと思うッス!

次に改善点ッスけど、
全体的に地の文が少ないので、内容の濃さが余り充実してない様に見えちゃうッス!センス自体は良いモノを持っていると思いますので、非常に残念なトコロッス。後は空白を開け過ぎているせいで内容が分かり難く、すっからかんに見えてしまうッス。読者としては例え文字数が短くとも読んでいて愉しい文を求めているので、ニーズ的に考えても空白を開け過ぎるのはお勧め出来ないッス!最後に、地味に()の中に?や!を入れているのも目に付くッス。この様な表現をする場合は!や?だけにした方が分かり易いと思うッス。

アレコレ書きましたが、私的には好みの小説でございまする!コレからも読者に小説を御届けしてくれると嬉しいッス!という訳でそろそろドロンッ!させて頂きます!

66:若桜☆郁里◆ME 猫田のことが気になって仕方ないが気になって仕方ない:2019/09/20(金) 18:04

>>65
丁寧にありがとうございます!参考にさせていただきます‼

67:若桜☆郁里◆ME 猫田のことが気になって仕方ないが気になって仕方ない:2019/09/20(金) 19:17


そして、時間はあっという間に過ぎ、放課後。
友翔に話があると言われたから、残っていた。
やっぱり、あの話なんだろうかと予想はしてるけど。

クラス全員が帰っていったとき、友翔が口を開いた。
「華江さん……付き合って下さい!」
「あ……え……」
友翔はそれだけ言うと、鞄を持って教室から出ていった。

どゆこと?返事は先に聞かないタイプってこと、か。
まあいいや。明日聞こっと。

翌日。私は早速、人通りの少ない四階の踊り場に友翔を呼び出した。
「昨日の、なんなの?」
「え、鈍感過ぎじゃね?」
鈍感って、私がそんな訳がない。
勘違いしている友翔に、必死に説明する。

「違う、そう言う意味じゃなくって、その……」
「別に付き合えばいいんじゃないの」
「え………」

なんだ。友翔は分かってたんだ。
私は、この時初めて学校で涙を流した。

「やっぱり鈍感。泣いてるの初めて見た」
「別にいいじゃん、泣いたって」

そうして、私達は付き合うことになった。

68:若桜☆郁里◆ME 猫田のことが気になって仕方ないが気になって仕方ない:2019/09/21(土) 18:40


私が友翔と付き合い始めてから、約2年。今は冬。
私は中3になった。もちろん(?)今でも友翔と付き合っている。

「優奈〜!」
「あ、美海」
美海とは同じクラスで、美咲とも同じだ。
ただ、美咲は最近受験勉強があるとかいってすぐに帰っていく。
まあ、私もしなきゃだけどね。

「私先生に呼ばれてるから行くね!」
「ほーい」

にしても、すごく寒い。もう12月だからか。雪も増えてきたし。
私は昇降口に向かった。その時、見慣れた後ろ姿が。

「友翔!」
私がそう言うと、後ろを振り向いた。最近私は身長が164cmで止まったけど、友翔は178cmでまだ伸びている。
いや、いつ見ても高い。
「1組遅くね?」
「そ?」
私と友翔は、1年以来一度も同じクラスになっていない。
ある意味寂しいんだけど。その上高校も違うし。

「身長止まっちゃった」
「俺まだ伸びてる〜!」
「ずるっっ」
「何がだよ」

そう話してるうちに、私の家の前に着いた。
「じゃあね!」
「おう」

きっと、今の私にとってこの時間が一番楽しい。

69:若桜☆郁里◆ME 猫田のことが気になって仕方ないが気になって仕方ない:2019/09/21(土) 19:43

 あなたを好きに、なるものですか!は、これで完結です
番外編も出すかもしれませんが、読んでいただきありがとうございました‼
番外編のリクエストがあった場合は必ず書きます

70:若桜☆郁里ひよねこ◆ME 猫田のことが気になって仕方ないが気になって仕方ない:2019/09/22(日) 18:45

 番外編  友翔視点

第1話あたりです!

71:美桜◆YE:2019/09/25(水) 12:41

終わっちゃうの寂しい😔
すごく面白い作品だった!
描写も上手いし優奈ちゃんがかわいい!
番外編も頑張って👍

72:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/09/26(木) 17:40

ありがとー!

73:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/09/26(木) 21:11

 
「友翔!今日こそは学校行きなさいよ……」
「はいはい」
俺は、基本引きこもり状態。学校に行っても意味ないくらい勉強簡単だし、正直面倒。
たまに、今日みたいに母に家を追い出されるけど。そのときはだいたい遅刻魔になる。

「おー!友翔来たぜ!」
「うっさいな」
教室のドアを開けた瞬間、クラスメートが集まってくる。
そんなに騒ぐほどじゃないと思うが…

「こら!神瀬君!席つきなさい!」
いつのまにか先生が教室のドアを開けて入ってきていた。

74:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/09/27(金) 16:22


「はーい」
「気を付けるのよ」
面倒臭いということを見せつけるように返事をする。
でもいつもなら遅刻してくること超怒るのに、今日は穏やか。
一体何があったのか気になるじゃないか!

「じゃあ、入ってきてください。皆さん、転校生を紹介します!」
なんだ、転校生か。どんな子なのかはすごく気になるけど、一番気になるのは、俺の隣に机が置かれているということ。
男女で隣になるから、女子ってことか。

その時、転校生が入ってきた。やはり、女子のようだ。
「華江 優奈です。よろしく」
て言うかめちゃくちゃ美人。クラス中が盛大な拍手に包まれる。
いやでも、目線が痛いんだけど。そのせいか、拍手が次第に小さくなって行く。

なんか、強そうな女子。

75:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/09/29(日) 12:45


翌日。また母に押されて家を出た。
と言っても、全く抵抗しなかった。
あの転校生が気になる……!

「はよ」
「友翔珍しく早いじゃん」
「一言多いわ」

その後、席についてうつ伏せぎみで華江さんをじっと見る。
…何で気になるんだろ、ていうか、今日は学校これたな…
華江さんに何か魅力があるのかな

そのまた翌日。
今度は自ら学校に向かった。
華江さんが来てからと言うもの、学校に行くようになった。
華江さんの魅力ってすごいのかも。

オレが恋だと気がついたのは、その翌日だった。

76:若桜☆郁里ひよねこ◆ME:2019/09/29(日) 12:46

ここまでが番外編です、ストーリーとしてはここまでしか考えてないので

77:るる ◆ds:2020/05/26(火) 16:16

全部読ませていただきました!!とても面白くて私は、この作品好きです!


新着レス 全部 <<前 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新