ノンフィクション小説を描きます。
私の経験などをもとにした小説です。
感想待ってます!
ー神様。もしも、生まれ変わりがあるのなら
優しいお母さんと優しいお父さんに恵まれた、幸せな人生を
歩めるようにしてください。
私は、今日もお母さんに「死,ね」と言われた。
何もしてないのに。……いや、厳密に言えば、お皿を割って
しまっただけなのに。勿論わざとじゃない。それなのに………
私は自分の部屋に駆け込んだ。声も上げずに、泣いた。
苦しくて、悲しくて、憎らしくて仕方がなかった。
実の娘に平気でそんなことを言える親が。
こんな親の元に生まれた、自分の運命が。
そして、こんな運命を産んだ、神様が。
どうして、子供は親を選べないのだろう。
もしも親を選べるならば、もっと趣味に理解があって、賢くて、
何より、優しい親を選んだのに。
もう少しだけ、私の趣味に理解を示してくれたなら。
もっと私の気持ちに、心に、寄り添ってくれたなら。
いじめられた時、「あんたより辛い人はいっぱいいる」なんて
言わずに、「辛かったね、大丈夫だよ」って頭を撫でて
くれたなら。約束を守ってくれたなら。母親は、いつも
私との約束を平気で破る。そんな経験から、私は
約束を破る人間を物凄く嫌いになった。
そこまで考えて、はぁと大きな溜め息をついた。
「無い物ねだり」という言葉が頭に浮かんだ。
私の癖だ。無い物ねだりをして、虚しくなって、また涙を
流してしまう。憂鬱だ。「親 嫌い」で検索をしたこともある。
親が嫌い。真実だ。でも。そんなことを考えてしまう自分が
一番大嫌い。
ーこんな人生、いつまで続くのだろう。
いつまでメソメソ泣いていなきゃいけないのだろう。
明日、朝起きたらパッと人生が変わっていたら良いのに。
毎日そんなことを考えて、眠りにつく。でも、そんなこと
起きっこない。現実って何にも良いことない。
鬱で、どうしようもなくやる気も起きなくて。
苦しくて、もどかしくて、嫌で。
そんな時に観た映画が『アラジン』だった。
アラジンに憧れた。盗みを働かないと生きていけないくらい
貧しい環境にありながら、世界を憎んだり、自分の人生を
悲観したりせず、「いつまでもこのままじゃない」
「いつかこんな暮らしを変えてみせる」という野望まで
抱いており、無邪気な笑顔が眩しい彼。
私もアラジンのようになりたいと思った。その瞬間から
私はアラジンを好きになった。私もアラジンのように
強い想いと野望を抱ける人間になりたいと思った。
ーそう思っていた矢先。またいじめられた。
理科で、同じ班になった女子二人。彼女達は実験の
道具を私一人だけに持ってこさせて、記録係として
ひたすらに記録をさせ、その癖、実験の様子を隠したり
する。アラジンの筆箱を持っていたら、
「アラジンとかダサww」「きもw」と言ってくる。
大好きなアラジンを否定されて、自分まで否定されたような
気分になった。泣きたくても学校だから泣けなかった。
死んでくれたら良いのに。キモい。いなくなれ。
学校来んな。ウザい。
たたみかけるような暴言の嵐。極み付けはー
『ちょっと頭良いからって調子のんな』
可愛くない。性格良い訳でもない。そんな私が学校で
上手くやっていく為には。勉強しかなかった。
それなのに。発表すればするほど、クラスからどんどん
浮いていった。友達なんて一人もいない。
どうして?どうして誰も、私の手を取ってくれないの?
調子になんか、乗っていない。謂れのないことを
言われて、叩かれて。孤立して。
苦しくて、悲しくて、人を恨み、憎むだけの人生。
神様なんて、いない。いつからか、そう思うように
なっていった。いじめられていくのと比例するようにして
私は、笑顔が苦手になった。笑う、という何でもない
行為が、ぎこちなくなっていった。ちょっと久しぶりに
笑ったりすると、表情筋が痛くなることさえある。
そう。アイツらが私から笑顔を奪ったのだ。
学校はおろか、家にすら居場所がない。
何十回、何百回、死にたい、消えたいと思ったことか。
死んだら楽になれるんじゃないか、なんて考えてしまう
自分が嫌いで、どうしようもなくて。
いつかこんな人生が変わる……そんな夢物語を心に
想い描いて。涙を流すのだ。
私は、寂しさを埋めるかの如く、小学三年生から
ネットを始めた。私と同じ思いを抱く人、趣味が似ている人。
たくさんいた。私はそれらの存在に勇気づけられた。
やっと、居場所を見つけた。そう感じた。
私がスマホを持っていなくて良かったこと。
それは。ネット依存にならないことだ。私がスマホを
持っていたら、ネット依存症になっていただろう。
**
そんな日々を送っていた、小学四年生の冬。
私に、生まれて初めての友達……親友が出来た。
まるで姉妹のように趣味も性格も似ていた。毎日のように
一緒に遊んだ。私が感じたことのない感情が沸いた。
名前は、仮に亜依としよう。亜依の他に、友達も出来た。
毎日が薔薇色で、世界が輝いてみえた。
亜依と出会ってから、世界の全てが違って見えた。
ー小学五年生までは。
小学五年生、私は亜依と同じ部活に入り、部活動に真剣に
取り組み、遊び、楽しい日々を過ごした。
もう涙を流したり、苦しい思いもしなくなった。
初めて、神様の存在を信じた。
だけど………
「私、転校するんだ。でも、転校してもずっと友達だよ!」
初めて出来た親友と呼べる存在から告げられた
ショッキングな言葉。私は目の前が真っ白になるのを
感じた。その日、私は久しぶりに泣いた。
本当に、亜依は引っ越してしまった。
お別れ会の日。私は泣けなかった。実感が沸かなくて。
亜依がいなくなっちゃうだなんて、信じたくもなかった。
そう思うと、泣けなかった。みんな泣いていたのに。
いつもは、どうしようもないことで、簡単にメソメソ
泣けちゃう癖に。号泣しているクラスメイト。その横で
私だけ、無表情のまま、突っ立っていた。
**
小学六年生。本当に、今日から亜依はいないのだろうか。
学校に着くまで、信じられなかった。
だけど、学校に着いて、それが真実だと分かった。
もう亜依がいない。いじめられた時、庇ってくれたのは
亜依だけだった。
「アルちゃんをいじめないで!どうしてそんなことするの?」
「私もアイツ、嫌いだよ。酷いよね」
「ずっと親友だよ!」
「アルちゃんに出会えて良かった‼️」
そう言ってくれたのは、この世界で亜依だけだった。
亜依になら、何でも話せた。
本音を言えた。必死で自分を取り繕うこともなかった。
その、亜依が、いない。もう簡単には会えない。
喪失感と虚しさに駈られつつ、私は亜依以外の友達と
遊ぶようになった。亜依の代わりが欲しかったのかもしれない。
寂しさを埋めたかったのかもしれない。
だけど。
その友達に、いじめられた。
「亜依のいないあんたに、何の価値もない」
そう言われた。それから、私は拒食症になった。
ご飯を食べることさえ、ままならない日々。
それでも、親には必死で隠した。迷惑をかけたくなかったから。
学校の帰り道、家で泣けない分、泣いた。
帰りたくなかった。学校にも行きたくないと思った。
悲しみに憎しみ、そのままの気持ちを全部表現出来ていて凄いと思います。
…全ての気持ちをそのままを表現するのは、なかなか難しい事だと思います。これからも、頑張って下さい!
返事遅れて、本当にすみません😣💦⤵️
>>14
そう言っていただき、光栄です!
わざわざ、本当にありがとうございます!励みになります!
ーいじめのリーダーは、亜依がいた頃、私と、亜依と
三人とで、遊んでいた『友達』だった。名前は、美亜。
美亜は、明るくてちょっとお馬鹿な所も憎めない、クラスの
中心にいるような子だった。最初の方は、美亜と私の
二人でよく遊んでいた。だけど、突然、何の前触れもなく
いじめてくるようになったのだ。……いや、前触れは無いとは
言いきれないかもしれない。遊ぶ約束をしていたのに、
美亜はその約束を破った。私は、以前言ったように
約束を破る人間が大嫌いだ。母親がそういう人間だからである。
そのため、私は美亜に約束を守らなかった訳を聞いた。
するとー
「は?約束なんか、してないし」
美亜は驚くべき言葉を、私に返してきた。は?と言いたいのは
こちらの方だ。それでも私は負けなかった。
「意味分かんない!遊ぼうって、言ったじゃん!?」
それでも、美亜は肩をすくめるだけだ。私はもうこれ以上
話すことは出来ないと思ったのと、怒りの感情に身を任せて
その場から逃げ出した。
その翌日から、私はいじめを受けた。
異変を感じたのは朝のことだった。
話しかけても返事がなかった。その代わりに
中指を立てられたのだった。私は目の前が真っ白に
なるのを覚えた。どうして………?何がどうなってるの?
友達って、言ったじゃん。それは嘘?
色々な感情が、私の胸を渦巻く。吐きたくなった。
そんな想いのまま、一時間目の授業が始まった。
私は授業に集中出来ずにいた。その時。美亜が消しゴムを
わざとらしく落とした。拾っている振りをしながら
私の方を振り返り、中指を立てた。唖然とする私の
顔を見ながら、邪悪な笑みを浮かべた。
ー美亜はもはや、私と友達だった頃の、いや、亜依が
いた頃の美亜ではなくなっていた。
邪悪な笑みを浮かべる美亜から、自身の机へと、私は
視線を戻した。それから、ほどなくし、休み時間に
突入した。私の席の近くの窓際に、美亜が立っている。
美亜と視線が合い、私はしまったと思った。
「アルって、ウザいよね〜」
私の悪口だ。意地の悪い、彼女の友達と、話していたのだ。
だが、言っているのはほぼ美亜だ。
「死んでくれれば良いのに。マジで」
私は泣きたくなった。どうして、どうして?
どうして、そんなことを言うの……?
トイレに駆け込み、私は声を上げることもせず、泣いた。
苦しい。息が、苦しい。私は、私って、何で………
何で生きているのだろう。
私が戻ると、まだ美亜は窓際にいた。
はぁ、と露骨に溜め息をついてしまうのだ。
そして、また口を開いた。
「地獄に落ちろ」
「誰かがころしてくれれば良いのに」
その瞬間、私の中の何かが壊れたような気がした。
私は二時間目の授業の準備をする。国語なら、私の
得意分野だ。
チャイムが鳴り、美亜はやっと戻る。
私は胸を撫で下ろした。
ー二時間目の授業は、私の得意な科目の国語だった。
よし、頑張ろう!見返してやる、という気持ちにも
なった。私は、手を上げて発表した。
「正解!いつもながら、凄いね」
感心したように先生が言った。私は、今日初めて
自分を誇りに思うことが出来たのだった。
美亜が、睨むようにこっちを見ているのに、気付いた。
私はあえて、気付いていない振りをした。
休み時間。またも美亜は、窓際に立っていた。
私は気を紛らわすために趣味であるイラストを描く。
大好きな漫画やアニメのヒロインを描いていると
心が落ち着いた。その時。また美亜が口を開いた。
「ちょっと頭が良いくらいで、調子のんな。ぶす」
……何言ってるの?ぶすだから勉強を頑張るんじゃん。
何もない、性格が良い訳でもない、そういう人間には
勉強しかない。可愛ければ、ちやほやされる。だけど
私は、違う。だから、勉強をするのだ。
ーー私の、血の滲むような努力を、知らない癖に。
私は苛立ちと悲しみを感じながら、自由帳を閉じて
トイレに向かった。
トイレから戻ると、そこには衝撃的な光景が
広がっていた。
私の自由帳がぐちゃぐちゃになっていた。
自由帳の表紙には、足跡がついており、踏まれた痕跡が
ある。中を開くと破られていたり、描いた絵の上から
マジックで落書きがされていた。「下手」の文字もある。
私は泣きたくなった。しんどくて、辛くて、悲しくて、
そこから消えたくなった。