――――――貴女は今でも、私の太陽です。
>>2
1.
「おっはよー夕美ちゃん!」
校門をくぐる直前に、ぎゅーと誰かに抱き付かれた。
まあ、[誰か]と言ったって、もうわかってるけど。
「おはようございます、会長」
まだぎゅーと抱き付いている生徒会長、坂下莉愛に私は挨拶を返す。
えへへと笑っている莉愛は、客観的に見てもとても可愛い。
「ねぇ、宿題見せてよ」
「え〜。そんなこと言って、終わってるんでしょ」
バレたか、と舌を出す莉愛。
かまってちゃんで、奔放な彼女だけど、実はとても成績が良い。
学年1位を譲ったことがないほど。
「ねぇ、今日の生徒会、めんどいね」
と、会長自らが言うので、滑稽だ。
思わず吹いてしまい、むすーっと会長が膨れる。
「まあ、頑張りましょ。私は、会長と一緒でなら頑張れますから」
莉愛の言動が可愛くて、癒されるから私は頑張れるのだけど。
莉愛は何故かちょっと赤くなり、
「もーう、夕美ちゃんたら。頑張るしかなくなったじゃん」
と、にっこり笑った。