襲われる心配もなく外出できて、友達と会えて、腹いっぱいにご飯も食べられて、YouTubeを見て寝て次の日を迎える。 何の変哲もない、当たり前の日常だろう。 そんな安穏を、手に入れたくても手に入れられない人がいる。 流れ星に願っても、サンタに頼んでも、七夕の短冊に書いても、初詣で祈っても、手に入れられない人がいる。 今でこそ平凡な生活を送れている僕だが、あの時の血と泥の味を忘れられずに生きている。