わたしの性癖パックです。 0円です。
『生意気な弟×姉』 わたしには弟がいる。 といっても、血の繋がりはない。 彼はわたしがまだ幼い頃、お父さんに連れられてこの屋敷へやってきた。言葉を紡ぐことさえままならない小さな小さな男の子。それに愛着を覚えるのに時間などかからなっただろう。 いい姉であるように。常に弟の先を行って導いてあげられるように。毎日努力してきたつもりだった。けれどわたしは気づかなかったのだ。──弟の狡猾さに。