巻き込まれたってことは、助けを求められてるってことなんじゃない?
なら、何度でも救ってみせる!
面白い!頭と上の数字めっちゃ気になる!続き待ってます!
32:ろむ:2023/03/04(土) 12:11 >>31
ありごとうございます!嬉しいです!
あ、>>30自分です。
https://i.imgur.com/rMo65Fc.png 俺(優)
https://i.imgur.com/tgXavOs.png 椿
https://i.imgur.com/qCNGuqf.png あの子(心)
視界がパァッと明るくなる。
目の前にはいつもの教室がある。
そして、近くの人の頭上の数字もある。
一体…これは何の数字?なんなんだ。なんなんだろう。
何がどうなって…?
いつから見えた?
今日の、朝。?
朝だ。
時計を見る。
もうすぐ2時間目だ。
椿の頭の上には、88と表示されている。
「ねぇ、椿、88ってどんな数字?」と椿に聞く。
しかし、「8が2個並んだ数字」としか返ってこない。そんなことは知ってる。舐めてんのか。
「あーっ、ねー{親友}〜」
親友の「あの子」が来た。
「あの子」に、「88ってどんな数字?」
んー…、とあの子が考え始める。
「何で?」
…え?
「だから、何でそんなこと聞くの?って」
うー…ん…。まぁ、信用出来るし教えてやろうか。
絶対に椿以外の誰にも言うなよ、と最初に言って話し始める。
__________
「__ってこと」
約10秒間の沈黙。
そして___
「え…ぇえぇぇええっッッ⁉︎⁇⁈」
う、うるさい、…
そうなると思ったよ!
焦って唇に人差し指を当てる。
「あの子」が小さな声で言った。
「え、、っ、えっと、それって怪奇現象みたい」
「あ、そういえばこいつは怪奇現象とか都市伝説とか好きだったな」と思い出す。
「ねーねー!!じゃあうちの頭の数字は?!」
「だから静かにしろって!えー…92」
「92!はぁ〜〜100になんないかなぁぁ〜」
のんきに「あの子」が言う。
そのワクワクしてるような声やめろ。
そして、椿と視線が合う。
椿もワクワクしてる顔…あーもう!
真面目な奴はいないのか!
そして椿が言った。
「じゃあまず、この数字は何を表してるかについて解いてみよう!わっふぉい〜っ!」
「わっふぉい〜〜!」
「わ、わっふぉい…」
3人で拳を上げる、2時間目の1分前。
2人が協力してくれることになった。
…協力してくれるっていっても。
椿と「親友」の2人、それに俺とで3人のチームになる。
まぁ、そんなに心配する必要もないかなぁ?(うるさくなるけど)
俺たちは今、学校の図書室にいる。
小学生である期間も、あと少しなので、ここにある読みたかった本を全部読んでしまおうと思ったから。
そして、俺と心が並んで座り、向かい側に椿という配置。
本を読んでいる最中なんだけど……。
さっきから、チラッチラッと視線を感じるんだよなぁ〜。
なんだろう?と思って顔を上げると、何故か椿と目が合う。
でも、またすぐ逸らされるし…。
「ねぇ、{親友}」
突然、隣に座っていた「親友」に話しかけられた。
「ん?」
「さっきから、椿がこっちを見ている気がするんだけど……」
どうやら、「親友」も同じことを感じていたらしい。
でも、どうして? まさか、本当に見られているのか? そう思って辺りをキョロキョロしていると、ふとあることに気がついた。……椿は俺たちを見ているわけじゃない。
いや、俺たちの頭か…笑
頭の上に表示される数字が、自分にも見えるのかと確認したかったのだろうか…。
残念ながら、俺にしか頭上の数字は見えない。
その数字が何を表しているかは分からないけど。でも、それを見たくて仕方がないみたい…。
「椿?」
名前を呼ぶと、すぐに返事をしてくれた。
「あのさ、色んな人の数字を教えてくれると、数字は何を表すのかの謎について、解決に一歩近づくと思うんだ」
珍しく真面目なこと言うじゃん、って言おうとしたけどそれを言ったら怒られるので言わなかった。
ん〜…じゃあまずその作戦から始めるか。
俺は図書室を出て色んな人とわざとすれ違う。
…みんな大体50くらい、かな。
うん。何故に椿たちはこんなにも高いのだろうか、
「…!」
あれ、頭上に数字が表示されてない人がいる…⁈
まさか、いやそんなはずは…
もう一度見る。いや…表示されていない!本当に!
気になって、その子の後をついていってしまった。
その子は、俺よりだいぶ身長が低い。
下級生か。下級生の男の子。
コロン
「あ」
鉛筆が転がる音。
俺は、それを拾ってあげた。
お礼を言って立ち去ろうとする男の子。
「…!」
その瞬間、男の子の頭の上に、数値が表示されるようになったのだ。
【8】
「どうしたの?」
男の子に聞かれる。
「いや、なんでもないよ」
そういって作り笑いを返した。
「{親友}!もうすぐ掃除始まっちゃうよーっ!」
時計をみる。
この学校では、昼休みのあとに掃除、とういうスケジュールがある。
「あ、あと2分で昼休み終わるじゃん。萎えた…あ、君も急いで!」
そういって、男の子と別れた。
別れる直前、男の子の数値が【8】から【10】に変わった。
「え……」
「どしたの?」
椿たちに心配される。
「いや、ちょっとぼーっとしちゃっただけ。ごめん」
教室に戻ってからも、ずっと考えていた。