【黄昏の国、月の下で】

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1:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/08(木) 23:02

自身の何かを 何処かに残しておきたくて…


スレタイは某アニメ挿入歌
in the land of twilght,under the moon の和訳から。

参考(曲のみ。画像はスレには関係無し)
http://www.youtube.com/watch?v=7CXb8YQjjIo
http://www.youtube.com/watch?v=WpRm0ORa9wY】LIVE版

その時ゞに思い付く言葉、イメージを形に出来たなら…

2:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/09(金) 23:05

ごめん・・・
キミとの約束を果たすには こんな形しか取れなくて

わたしには これくらいしか出来なかった

出来得る事ならば 何も無かったあの頃へ戻りたい
無邪気に笑えていた あの頃へ戻りたい

楽しそうなあの輪の中で 一緒に居たかった


ごめん・・・

3:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/09(金) 23:29

蝋燭の灯火は消え 花は風と共に散り
クールレモンの月明かりが 辺りを照らし出す

ひっそりと 誰にも知られる事無く 誰にも気付かれる事無く
誰にも覚えられる事無く 誰にも語られる事無く…


やがて闇夜の涼風に乗って キミへの想いも記憶も薄れていく事だろう

4:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/10(土) 18:52

皮肉なものだね

輝いている時には 美しい言葉も音楽も頭の中には浮かばない


───独りで───

こう在りたいと 美しい理想を思い浮かべると
自然と輝かしい言葉が湧き出す
まるで 辺りが暗い宵闇に包まれた時
煌星が 何処からともなく現れ
夜空を隙間なく埋め尽くすが如く

5:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/11(日) 20:12

空に続く 輝く星の階段
幾つ数え歩いたら 至上(そら)に辿り着く?
横を見れば 共にある大きな月の瞳
まるで逃がさぬように 見張っているよう…

漆黒とアイスブルー
二色のコントラストの心の狭間で
押し潰されそうなわたしは ただそこに佇む

マドラスで二色をかき混ぜても 決して溶け合わない心
沈んだ漆黒の心を 月の瞳は見逃さない

6:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/11(日) 20:16

漆黒の心は やがて精神を蝕み始める

【月蝕】

手に触れそうな所に 暖かい世界は広がっているのに
みんなの集う 楽しい輪があるのに
遠ざかり 横目で見る事が 精一杯…


それで良い


きっとわたしは キミを蝕んでしまうから・・・

7:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/12(月) 10:49

よく晴れた空
冷たい風に抱かれる事はあっても
温かな陽射しに抱かれる事は許されない

神無月の到来に 暁星(あけぼし)も去ってしまう
降り積もる優しさの代わりに 凍てつく雪が降り積もる

8:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/12(月) 10:58

キミは太陽の住民
わたしは月の住民

──ただ それだけ…


陽の終わりは惜しまれはするけれど
月が消える時を 誰が惜しむだろう

──ただ それだけ…

9:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/12(月) 11:24

はるかなる故郷
http://www.rinku.zaq.ne.jp/bkbgi700/chakumelo/m/haruka_40.mmf


本当に懐かしい…

10:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/12(月) 16:46

自ら輝く事すら出来ぬ衛星
生命を育む事も出来ぬ衛星

いくら在り続けようとも
昼の明るさに 霞んでしまう


半月が どちらを向いていようと…
一体 誰が気に留めるだろう?
何が 変わるだろう?

11:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/12(月) 22:57

【勿忘草】

楽しかった時を忘れない。

たとえ キミが忘れてしまっても。

12:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/12(月) 23:03

一年草のわたしには 冬を越すには 厳し過ぎる

覚えてくれていたならば
一握りの花の種を そこらにバラまいて欲しい

13:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/14(水) 12:44

自ら輝く事すら出来ぬ衛星
生命を育む事も出来ぬ衛星

けれど 太陽の光を反射する事は出来る


弱々しい光ではあるけれど

14:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/15(木) 13:28

──本当に美しい物は 絶対に手に入らないよ

満月を迎えられない月
いつもどこかが欠けている月

欠片を探して 夜空を駆けずり回っても
決して見つからないよ



──今宵も欠けた半身を求めて 夜空を彷徨う…

15:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/15(木) 21:28

どんなに追いかけようとも キミには手が届かない
虹を追いかけるように 水面の姿を掴むように

どんなに逃れようとも 追いかけて来る罪悪感
赤い月の血走った目から 背後の影から隠れるように


何時からこうなった? 何故にこうなった?

16:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/15(木) 22:08

どうも恐ろしいものばかり、
醜いものばかり溢れて来てしまっていかんね・・・。

気分転換。

http://www.youtube.com/watch?v=5SNkvDiWMeE
http://www.youtube.com/watch?v=wDfWzlxzgv0

元気出せ、自分。
醜いものを美しいものに転じる事も出来る筈・・・。

楽しい事だって沢山あった筈・・・。

17:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/15(木) 22:22

思い出せ 楽しい事を…
見出せ 喜びを…

嬉しかった事 笑えた事 忘れているだけ
悪い事ばかりだった訳じゃない
辛い事ばかりだった訳じゃない

ただ忘れているだけ

もっと出来る筈 まだ頑張れる筈

18:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/24(土) 09:58

【二藍】

ヴィオリートの瞳に映るパルピスの姿
パルピスの瞳に映るヴィオリートの姿


二つの愛に染められた 二人の想いは同じ色
いつだって想い合う二人は同じ色

19:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/24(土) 14:09

水面(みなも)に クルクル踊る 水の民
天の民 是れに胸ときめかせ
遠く想いを寄せる

頭上に 天輪煌めく 天の民
水の民 是れに瞳輝かせ
遠く想いを馳せる


水を抱きしめ 藍で包む

恋は水色 愛は藍色(インディゴ)

20:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/24(土) 17:21

いつもの坂道 いつもの曲がり角 いつもの麦畑
同じ陽が昇り 同じ陽が落ちようとも

「昔の今は 戻らない」

黄金(きん)の風が
僕の耳に囁きかけるんだ
───分かってる
懐かしがっても帰れない事くらい

でも… あんなに楽しかった日々は どんなに忘れようとしても
忘れる事ができないんだ・・・

21:月讀 ◆YOMI hoge:2009/10/25(日) 20:28

暗闇の中 アスファルトの海を突き進む
飛沫(しぶき)上げて 出航する
夜の向こうの 明るい世界 希望を抱(いだ)いて

ざわめく樹々(きぎ)の音に合わせて
空目指し 天高く舞い上がる

星々に別れを告げ 白く溶けた月を越えて
彼誰時(かわたれどき)の空を過ぎて・・・

22:月讀 ◆YOMI hoge:2009/11/10(火) 13:14

キミと僕は分かり合えない
それは悲しい事なんかじゃない
キミと僕は 別な個体なのだから

こんなにも沢山の砂粒だって
どれ一つ同じ物は無い


人で賑わう ここは人砂漠

23:月讀 ◆YOMI hoge:2009/11/17(火) 13:34

どんなに姿を変えても キミ達を待っていたかったんだ
キミ達の名を連ねる事で あの頃に戻れるような気がしたんだ

・・・。

ドライアイには 潤いが一番と言うではないか
わたしは酷いドライアイだからね
自ら潤しているのだよ

24:月讀 ◆YOMI hoge:2009/11/26(木) 01:05

楽しいキミとの日々は 共にある時には思い出せず
キミのいない今 鮮明に思い出せるよ

これが本当であって欲しいと願っても
朝焼けの花弁が開くと 全てが白んで消えてゆくよ・・・

25:月讀 ◆YOMI hoge:2010/01/13(水) 20:34

【ストレリチア】

キミには見せられない 本当のわたし
きっと本当のわたしを見たら 離れる事だろう
刹那の楽しみを求め 嫌われるのを恐れ 偽りの笑顔を作る

そうしてでも わたしはキミと居たい
何があっても キミを失いたくないから



‡気取った恋‡

26:月讀 ◆YOMI hoge:2010/01/22(金) 22:36

【グズマニア】

キミと出会ってから わたしはうつむいてばかり
何をしていても どこに居ても キミは誰からも愛され
いつの間にか わたしの中にキミとの距離と壁が出来てしまった

大好きなのに なぜか憎らしく そんな自分が悔しい
優しいキミは それすらも全て受け入れ 微笑む事だろう
わたしには勿体ない程のキミ
けれどキミを独り占めしたいんだ



‡あなたは完璧‡

27:月讀 ◆YOMI hoge:2010/01/26(火) 09:11

【びわ】

あの頃から ずっとキミだけを見ていた
只々 キミだけを見つめ キミだけを思い・・・

目が合うで頬を赤らめ 小さな幸せに浸る毎日
今日もひっそり キミを想う


‡内気‡

28:月讀 ◆YOMI hoge:2010/01/28(木) 19:56

>>27

誤)目が合うで頬を赤らめ・・・

正)目が合うだけで頬を赤らめ・・・

29:月讀 ◆YOMI hoge:2010/01/28(木) 20:06

【オキザリス】

鉛色の毎日に 色を着けてくれたキミ
もしもキミに出逢わなかったら きっとわたしは死んでいた

何も感じない 鉛色一色の世界

キミと共に在りたい
ただそれだけで 生きて行ける


‡輝く心‡

30:月讀 ◆YOMI hoge:2010/01/28(木) 21:04

【黄バラ】

いつだってキミは 誰にでも優しい
上品で気高く 美しく愛らしいキミ

わたしの中に 閉じ込めてしまいたい
その微笑みは わたしだけのもの


‡嫉妬‡

31:月讀 ◆YOMI hoge:2010/01/28(木) 21:39

【ボローニア】

わたしが迷う時 陰からそっと助けてくれるキミ

普段はどこにいるのか見当も付かないキミなのに
いつの間にか現れて わたしの迷いを笑いにすり替えて消える

キミは不思議な風
いい加減なのに いつも正しい


‡的確‡

32:月讀 ◆YOMI hoge:2010/02/02(火) 00:37

【せつぶん草】

まるで人目を避けているようだね
恥ずかしいのかい?
キミは小さく隠れるようにして
孤高の美しさを教えてくれた

スプリング・エフェメラル
白く凛々しいキミ
間もなく眠りに就くでしょう
来年また この時期まで


‡気品‡

33:月讀 ◆YOMI hoge:2010/02/10(水) 20:19

わたしは忘れない

キミがどんな姿になっても キミはキミであるのだから

月は欠けて 一時期姿を隠しても
時間をかけて ゆっくりと満ちてゆくから
それは厳しい冬に 地中で眠る花の種のように
暖かな春に ゆっくりと溶ける 氷のように

月の 欠けた暗い陰で泣いても
満月の明るい夜には 笑顔でいられるから

どうか 自分から手を振り払わないで

34:月讀 ◆YOMI hoge:2010/03/03(水) 13:31

静かにキミを待つ 今のわたしは蕾
美しい花から花へ 舞い移るキミは蝶

楽しそうにクルクル花と踊るキミを うつむきがちに見つめる
きっとまだ わたしはキミとは舞えない

だから待って・・・

この蕾が開くまで
この花弁が散るまで

35:月讀 ◆YOMI hoge:2010/03/26(金) 22:42

一人では あるけれど
独りでは ないよ

個では あるけれど
孤では ないんだ


一滴一滴の落ちた涙が 点々と繋がって一つになると 良いね


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