想い唄

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1:若葉@詩人(キュピーン ◆4DCs:2013/12/09(月) 21:05

色々言いますよ。

 ルール
・飛び入りok
・荒らしぬき
・喧嘩もぬき

92:若葉◆l.:2014/08/26(火) 19:00

【ギゼンコール】

僕は君が怖いんだ なぜかって言うと
僕をその鎖で縛るからだ だからとは言っても
君のことが大好きなんだ だから今日も僕は
怯えるふりして 君に溺れるんだ

偽善者は 世の中にいっぱいいるだろう

でも今 暗闇の中にいるのは 悪の君と僕だけだ
偽善なんていう言葉は この場所には永遠にないんだ
だから僕は今 偽善がないこの中で コールしてみる

僕は君が大好きだ 君に束縛されるなんて
僕は とても とても 幸せだ
次見えたのは 釜を振り下ろしそうな君

不思議と君の目は 僕と同じ目をしてた
愛に飢えて 愛が欲しくて 誰かに愛されたい
愛されない自分に腹が立ってる そんな目だったんだ

でも君は 釜を僕の脳天に振り下ろす寸前で止めた
釜を床に置き 泣きながら 縛られてる僕を抱き締めた
だから僕は なされるがままに 君に抱き締められていた

93:若葉◆l.:2014/08/27(水) 15:11

【雪色】

会いたいと私は想いを募らせた
会えるかな なんて思ってるんだ
いつもの場所で 息を白く染めて待つと
私にどうやら 君は気がついたみたいで

無邪気に手を振る 君がいた
思わず 駆け寄ってみると また君は笑みを溢した

ああ 明日もまた 手を繋いで
明後日 明明後日のことを 君と語るんだ

明日も 明後日も 明明後日も 来年も
君とずっと居られますようにって
私は 私は この雪の下で願ったんだ

94:若葉◆l.:2014/08/30(土) 01:38

【掴めなかった夕日】

ああ 良くわかんないな
何でだろう 夕暮れ時の空を見上げてしまう
いつも思うんだ 少し前は君と手を繋いで帰ってた

細いはずのこの道が 広々と感じてしまった
どうしたんだろ 右手がすっかすかなんだ
やっぱり どうしても 寂しいんだ

今日もまた 君を思い描いて 忘れようとしたって
思い出しちゃうんだ あの日言った言葉覚えてる?

「大好き」

あの日呟いた言葉を もう一回 もう一回
叫んでやろうじゃないか

95:若葉◆l.:2014/09/03(水) 19:42

【愛想笑い】

もう一度告げよう 第二回目の告白を
告げる言葉に迷って眠れず 愛想笑いも出来てるんだろうか?
そして 合図の風が吹いた

勇気振り絞って告げようって 私は校庭を駆け抜ける
嗚呼 涙で君が見えない
遠くなる 遠くなる 大好きな君の姿が
嗚呼やっと見つけたよ 君の瞳が見えた

「先輩。私やっぱ、大好きなんです!」

笑った君の顔やっぱりその姿格好いいんだよ
だなんて 言えやしないよ
夏の日差し 炎天下の中 ちゃんと言えたかな?

ちょっと鈍い君が言った ありがとうって
そういう意味じゃない 嗚呼憎いな
でも 好きになったんだ しょうがないな
君に惚れた理由 只今 記憶辿っています

96:若葉◆l.:2014/09/15(月) 13:52


【夕焼けの涙】

笑って 笑って その笑顔私にも見せてよ
なんでだろう 私の目が歪むんだ
走ったあとのあの笑顔 あの幸せそうな笑顔
私が消えさっても きっと 笑えてるんだろうな

嗚呼 私は その程度の後輩なんだって
気付くのが遅かったようで ごめんなさい
どうしようか こんな無駄な恋心
捨ててしまいたいんだ

赤く染まった 夕焼けに 恋心が溶けてしまった
もう貴方の眩しい笑顔も 夕焼けと共に暮れてしまった
今もう見えるのは 瞬く星
恋の夜明けはいつなんだろうか 失恋から立ち上がりたいよ

97:にっきー:2014/09/20(土) 22:50

やっぱり若葉は詩が上手^ - ^
小説の方はどうなったの?!

あと最近雑談スレ来ないから心配したよー!

98:若葉◆l.:2014/09/21(日) 09:16

>>97:夏空はねーw

あれちょっと保留気味w
今日また更新できたらしてみる

99:若葉◆l.:2014/09/23(火) 21:47

【アオソラ】


アオいソラの下で 今 君が走る
トップバッター 最初の攻撃
もう君から逃れられない 君と僕でかけっこだ

恋のバトン いつ終わるんだろうか
アオソラが僕らを無限に走らせる
こんな無限ループならアリかもね?

さてさて まだ見えない
最終走者に 僕はバトンを投げたんだ

君の独走で 一位をぶんどって来い

アオソラリレーの恋のバトン アンカーの手に渡ったんだ

100:若葉◆l.:2014/09/27(土) 22:31

【想い唄】

たった 一瞬のことなんです
たった 一秒前までは 何とも思わなかった
なのに 私は恋に落ちてしまったようなんです

少しでも近づきたい 少しでも話しかけたい
少しでも話しかけられたいよ
そう思って 君を探しては 見つめるだけの日々
目が合った どうせ私じゃないと 目を逸らしたんだ
真っ直ぐな瞳が 私を突き刺した

もう二度と恋愛はしないと決めていた
でも君の笑顔に惹かれてた
訳がわからないよ 2年差の壁だって打ち壊すよ
先輩 私 先輩が大好きなんです

101:若葉◆l.:2014/09/28(日) 19:15


恋は盲目 というけれど
私は反対に 恋をすると 何もかもが見える
度が入ったレンズのように 透き通って
私の頭が冴えて 眼鏡を通すと冷静に君を見れる気がする

君の癖 君の顔 裸眼だとぼやけて見えない世界が
私のこの茜色の眼鏡で良く見える

あの子に恋をしてる 君の心も見えるよ

102:若葉◆l.:2014/09/28(日) 19:16

上記のタイトル【眼鏡】

103:若葉◆l.:2014/09/30(火) 20:14

【スピカ】

僕らはこの地の球で生きていて
僕らは球状の中で星を見つけた

今日も あの無数の星が落ちそうだと君は笑う
ねえねえ 今はもう君は隣にいないけど

離れててもあのスピカの様に 一緒だよね?
球状プラネタリウム 天象儀
僕は一人プラネタリウムで 星になった君を思い出す

104:若葉◆l.:2014/10/03(金) 21:02

【文学少年】

嗚呼 星が綺麗だ 嗚呼月が綺麗だ
君と僕で この風景を見れたことが幸せなんだ
星が綺麗だ 想いにも気づかないで君は 君は

「星は見えないけれど月が綺麗だよ」

と言い笑ったんだ 意味を教えたいけれど
それは それは また明日にしようかな
明日想いを伝えるため言葉を絞ろう
そう思って僕は 目を閉じた

105:若葉◆l.:2014/10/03(金) 22:19

気がつけば>>100行ってました。
自分、100おめでとう!←

個人的には>>100からの作風が気に入ってます。
なんというか。落ち着きのある方が自分的には合いますね。
悲しくはないけどしっとりした感じ。

>>100で大まかな自分の好みを把握できたので
>>1000には反対に明るい方も好みにしたいですね

106:若葉◆l.:2014/10/04(土) 20:39

【花弁唄】

ひらひらと 舞い降りた
君の笑顔と 僕の恋
さあ鬼ごっこをしようか 私が鬼だよと
無邪気に笑った 遠くなる思い出話

会いたいよ 逢いたいよ 会えないよ
だから僕は 金木犀の香りを乗せた秋風に
想いを託してみようか 君は今遠くで微笑んでるのかな

好きだよという前に君は去ってしまった
最後の言葉は 掠れた声で 大好きだったよありがとう
僕の言葉は無視をして 君は離れて行った

大好きだよ いや違うよ僕は愛してるよ
あと数十年後に向こうに行くよ

107:若葉◆l.:2014/10/05(日) 23:26

【泣き虫マシン】

錆びそうだ 涙で この身体が
朽ちていくのを感じて ただ笑っていた
君と最後を過ごしたかった これはただの僕の我が儘

ただただ流れていく時の中に 君の笑顔が浮かぶよ
錆びた足を引きずって会いにいくよ

もう居ないのにただ歩いてって
君と遊んだ海で涙流して 耳を澄ますと
大丈夫 大丈夫 大丈夫 私がいる
そんな 明るい君の声が聞こえるんだ

君の声色が あの時のまんまで
一番成長してないのは 僕なんだと
改めて実感した だけどそれでも
またあの声が聞けるんじゃないかと思っていて

そして時は来て 僕の寿命がタイムリミットだと
心臓が告げた どんどん暗くなる視界に
安心感を覚えてしまった
これでやっと君に会えるんだと 大好きだって言えるんだと
次は機械に生まれずに 君と恋に落ちたい
そんな僕が 最後の瞬間だけは格好つけようと

「大好きだった」

と最後の言葉を残した

108:若葉◆l.:2014/10/10(金) 23:56

【paint】

絵の具が飛び散った 赤い赤い赤い 絵の具が
君の赤と僕の青で 何かが変わっていく
そんなそんな 一生混じりやしない願いさえ
僕は 月に 願ってしまった

もし君がいなかったら僕は誰と 色を作るのか
分からない 理解できない 理解不能なんだ
頭抱えて 悩む日々 にまた頭を抱えていくんだ

積もりに積もった悩みが 君が視界に入ることで
弾けてしまいそうだ ああ 青色の絵の具が飛び散った
ついに 弾けてしまったんだ ほんの少しの羨みが

109:にっきー:2014/10/27(月) 18:57

久しぶりー!

108番の詩個人的に好きだわ!
最近小説書いてないよね?

夏恋?だっけ?
続きが気になるよーw

たまにはフリートークにも来てね!
ではでは、頑張ってください!

110:若葉◆l.:2014/11/29(土) 10:28

【器楽少女】

好き 嫌い 好き 嫌い
like love そんなのは面倒臭くって
放り投げた 真冬のとある日

嫌い 嫌い 嫌い 大嫌い
でも 好きなんだ
言ってること 食い違うけど
それでもやっぱ 嫌いですきなんだ

嗚呼 大嫌いな愛しの君へ
僕は ギターをかき鳴らし 今
君に 伝えるよ

僕は悩んでいた挙句の果て
結論出ちゃいました

君を愛してるよ

111:こひな親衛隊◆9Q:2014/11/29(土) 21:00

私が今死のうと世界は廻る
貴方が今死のうと世界は廻る
誰かが死のうが
世界は廻る
今えらい人
何かを成し遂げた人
その人達が今死のうがやはり世界は廻りつづける
でもその人達が死んだら偉人として残されるかもしれない
語り継がれるかもしれない
だが誰もがそうなるとは限らない
なら貴方はどうする

112:若葉◆l.:2014/11/30(日) 21:20

【笑った顔】

目の前を通り過ぎる 笑った顔の君がいた
だけどなんでか少し寂しくて その理由が
たった今 分かりました
それは 君の笑顔が 自分に向いてないからで
どうしようもない 嫉妬心を三年間隠してました

ねえ 今君は 何を想い 笑い 泣いたのかな
二年の差が 苦しくて 可愛い後輩だなんて
友達だなんて 辛すぎるよ
ねえ 今君は 私のことを 覚えてくれてるかな
私は 君を 一日たりとも 忘れないよ
ありがとう 愛しの君へ
この恋は もう諦めて さようならを告げるよ

でも 最後に言わせて 私は今でも君の笑った顔
どうしても 忘れられないんだ

113:若葉◆l.:2014/12/01(月) 00:14

【辛】

君に会いたくて 階段をかけ降りた
好きと今日も言えなかった
独り言 言わせてください

「君が今笑ってることが幸せです」と

空を見上げてみればあの日見た夕焼けと
とても とても 似ていて
だからなのかな 君の笑顔が 辛くて苦しいんだ
もう 君を忘れようとしてたのにね

ねえ 今君は 私のことを覚えていますか

114:若葉◆l.:2014/12/03(水) 00:16

【1+1=0】

僕は 何かを得てしまうと すぐ壊れるんだ
人間関係も 玩具だって 君のことも
手に入れようと藻掻いてしまうと
全部消えて0になる

幼い頃 先生は言ったんだ
1に1を足すと2になるって
なのに僕は 同じ式でも答えが全部0なんだ
何故なんだ ねえ先生 ねえ先生
人生は そこまで 甘くないって言うんですか?

無理矢理作った 愛想笑いさえ
もう今では 苦笑いしか浮かべない
難しい式なんて 解かなきゃいいんだよ
手に入れようとして君を失うなら

君が 僕を 求めてよ

115:若葉◆l.:2014/12/04(木) 20:49

【告白系謝罪】


ずっと前から好きでした
って言葉を飲み込もうとした でもつい溢れたんだ
返事は期待してないけれど 少し期待してしまった
彼の答えは 四文字の平仮名で終わったんだ

ごめんねだなんて 君らしくないよね
あの頃の笑顔は何処に消えてしまったのかな
生温い君の優しささえ 頬が熱くなってしまうんだ
どうせなら 熱いか冷たいか はっきりして欲しいけどね

その生温ささえ もう無くなってしまったんだ

ねえ ごめんねが忘れられないんだよ

あの日から早一年経ってしまった
百六十少ししかない背丈が 随分と 変わったようで
あどけない笑顔は 今でも変わらないね

ねえ 今でも好きだよ

116:若葉◆l.:2014/12/04(木) 20:57

【待たせた君へ】

ごめんねなんて 嘘なんかついてさ
気まずくて本当は 話し掛けたかった
告白は どうも 苦手なようで 今でも僕は
逃げ出してしまうんだ

だから一年間僕に自分を磨く時間をくれないかな

って言ったら君は泣いて何処かへ言ってしまった
真冬の今 僕は約束を覚えてるよ

今日は君に想いを告げるんだ

そう誓って 見かけた君は いつにも増して可愛くて
ごめんね 待たせちゃったね 不器用な話しかけ方に
疑問を持つ彼女に僕は 勇気を振り絞っていったんだ

ずっと前から好きでした 一年も待たせたけど
僕と付き合って下さい

やっと言えた言葉は 返事が恐くて
恐る恐る 君の顔を覗いたんだ

泣きながら君は 待ってたよ 好きだから と
僕にはにかんで 告げたんだ

117:若葉◆l.:2014/12/06(土) 22:28

【地球】


今 私がこうやって泣いているとき
世界のどこかでどこかの 少年少女が恋に落ちたのかもしれない
あるいは 私が 笑っているとき
地球の端っこで 最期を迎える人がいるかもしれない
目まぐるしく回る この世が 私は息苦しくてしょうがないの

どこかで 私と同じ曲を 同じタイミングで口ずさむ
人がいるかもしれない
人種を超えて 性別を超えて 国境も超えて

今泣いている人の裏には笑っている人がいる
私が泣いているときは誰かが笑い
誰かが泣いているときは 私が笑っている

嗚呼 目眩がするよ あまりにも激しく
この世界が回るのだから

118:若葉◆l.:2014/12/15(月) 21:46

【クローバー日記】

風がそよぐ 春の中
真っ白なノートに 羽で文字を綴っていた
染み込むインクを 感じながら
今君は何してんだろうと 思ったりするんだ

君から 私の誕生日でもらった
四つ葉のクローバーの栞
眺めていると 溢れる思い出
どうやら まだ私の中で時が止まっている

いつまた君に 会えるのかなと
気にして目を凝らしてみても
影すらも 見えないんだよ

ねえ 聞こえてますか くせ毛の少年 私はまだ
君のこと 想っているんだよ

119:にっきー:2014/12/15(月) 22:09

117>この詩すごい好き

うちもたまにこう思う時がある
若葉の詩って本当に上手だよね

見習い

120:若葉◆l.:2014/12/23(火) 15:11

【泡散る海】


青く暗い海底で 薄ら差し込む 陽の光

「手を伸ばしても届かない」

嗚呼 この思い何度目だ 僕はそう泡を吐いた

美しく 輝いている 泡を吐いた

121:若葉◆l.:2014/12/24(水) 22:36

【零】

家族の頑張れが嫌いでした。
君の頑張ったねが好きでした

0点を褒めた君が好きでした
「努力の0点だって僕には涙のあとで分かるよ」
家族にも分かってもらえない感情を
分かってくれる君が好きでした

好きでした

今は大好きです

122:若葉◆l.:2014/12/30(火) 00:03

【表裏】


君は泣いた 僕の知らない 影で
声を押し殺して 一人で背負っていた
僕は笑っていた 君の知らない場所で
僕は君を探した 君と一緒に笑おうと
走って 走って 息を切らすほど走った

君は見つかった 僕のこの目に
泣いた痕が見えるよ ねえ気付いているんだよ
ごめんね 気付いていたのに 放っておいて

君はまた泣いた 大声で
辛かったと僕に打ち明けた
ごめんね また僕は謝った
これからは 僕のそばで泣いていて欲しいんだ
影で 泣くよりかは 良いでしょ?
その時は 僕が笑わせてみせるよ

123:柳葉◆l.:2015/01/27(火) 21:42

【桜咲く】


君の“泣かないで”が最後の言葉
もう 何も 何も 聞こえないさ
君がいないことも 慰めがないことも
全て 知っていたんだよ

ただ 余りにも 時間が来るのが
早かったんだ
言えなかった 恋はもう ゴミ箱へ
捨てられてしまったよ

桜が また舞い降りた
“笑って欲しいな”なんて無理だよ
好きだから 泣きたくないんだよ
醜い泣き顔も 頑張って作った笑顔も
いらない こんな 情けない自分は

君がまた言うんだ“君はとってもいい人”だと
ごめんね 私は 弱虫なんだ

桜が咲いている この季節に
思い切って 伝えるよ
“頑張ってね”

124:柳葉◆l.:2015/01/28(水) 18:08

【青春サイダー】

ただただ 弾けた
この心に染みる泡も 全て流し込もうか
いや 全て 吐き出そうか
今日も 右には 気取らない君がいて

生温い風が 焦れったくて
気の抜けた 炭酸なんていらないんだ

僕は 弾けている君が好き
例えるなら 君はサイダーで
僕は注がれている グラス

125:柳葉◆l.:2015/02/05(木) 19:16

【明日へ続く道】

君は 道を歩いた
僕はまだ取り残されて

君は 振り返り言うんだろう
「泣かないで」
僕は 君の姿を追っかけているんだ

絵の具の赤を使う度 思い出す
君が良く似合う 赤い色

でも もう 遅いんだね
君が好きだってことを認めるまで
明日へ続く道 桜並木が取り囲む

僕はまだ 歩まなきゃいけない
僕はまた 進まなきゃいけない

「卒業おめでとうございます」

素直に 笑って 言えれたら良いのに

126:柳葉◆l.:2015/02/17(火) 20:04

【ひとり】

一人は嫌いだ 三人も嫌だ
どうせ僕が一人になるから
二人なら僕と話してくれるから

でも どうしてだろうね

二人なら 二人なら大丈夫って思ったのにさ
君は別のところに 言ってしまうんだ

ねえ 嫌いですか 僕のこと
ねえ 嫌いですか 私のことを

ねえ 好きな人っているんですか
まだ 返事を一つも聞けてないや

127:柳葉◆l.:2015/02/21(土) 16:19

【平行世界】

ねえもしも もう一つ地球があるとするなら
向こうの私は 何をしてるだろうか
それはやっぱり 向こうも
向こうの君に恋してるんだろうか

もしもこっちの私が可愛ければ こっちの君も振り返るのだろうか
もしもあっちの私が可愛ければ あっちの君も振り返るのだろうか

考えた結果 やっと見つかった 私の答え
結局 何をしても君と結ばれはしない
最初から分かっていた 結末を
私はどうして 避けていたんだろうか

128:柳葉◆l.:2015/02/25(水) 21:29

【過ぎ去る春】

君は どうしているのかな
君は 何を思ってるんだろうか

私は 君に恋して一年が経ちました

もしも 隠れた恋心が君に芽生えたのなら
僕は 身を退くよ

襟足が跳ねている君が好きだった
大好きだ って言えなかった
いつかの春 もう二度と伝えれない

だって 君は 私のこと
心の隅にも置いていやしないんだから

129:柳葉◆l.:2015/02/25(水) 21:33

【メトロノーム】

カチカチと時計がなった
ドキドキと胸が高鳴った
一センチ と一秒前 私は恋をしました

君の指に 触れた時から 何でか
一定の距離が 保てなくて
どうしてか 今でも 話しかけれない
もしも 話しかけたら 嫌われてしまうのかな

そう思って 君を避けるフリをしていた
後悔するのが 今更過ぎて
冷たい態度が こんな形で突き刺さるなんて

君の笑顔が 知らない女の子に向かれてたんだ

悔しいな おかしいな どうしてだろ
前が見えない

130:柳葉◆l.:2015/02/27(金) 21:23

【対義】

別に好きじゃないよ ただ憧れだったんだ
別に恋に溺れてたわけじゃないよ
ただ スキを作られて 入られただけだから

別に 第二ボタンだって 憧れてなんてしてないよ
別に 君のが欲しいなんて 言わないよ
ただ 少しだけ 話すキッカケが欲しくて

別に ただ 君の笑顔が印象的だっただけなんだ
別に ちょっと格好良いって思っただけなんだ
ちょっと 憧れていて 目が眩んだんだ

君は お人好しだから 私のことを覚えているけど
私は そんなんじゃないから 忘れさせて
君にとっては どうでもいい存在なんだろうけど
君からの 君からの 褒め言葉が

ちょっと ちょっと 嬉しかっただけなんだ

別に 恋なんてしてないよ
こんなのは 恋じゃないよ
こんなのは 私自身が 認めないよ

別に 泣いていないよ フラれたからって
最初から 結末なんか分かっていたさ
でも 少しぐらい夢を見るわけで
夢ぐらい 見たっていいじゃないか 長い夢でもいいじゃないか
だから 少しぐらいは いい思いさせてよ

別に 好きじゃないよ 別に 嫌いでもないよ
ただ ただ スキマに入られちゃったんだ
情けないよね

131:柳葉◆l.:2015/02/27(金) 21:25

130行きました。。。

>>130は現在進行形の私自身の恋です。
情けないよね。

132:柳葉◆l.:2015/03/01(日) 17:39

【第二ボタン】

ねえ 教えてよ
恋する 楽しみを その君の制服の
第二ボタンで

少し 気合を入れて 髪を結ってみた
いつもより 制服を整えて
いつもより 唇を潤わせてみた

まあ そんなことをしても 意味が無いんだけどね

少しぐらい 夢を抱いたっていいじゃないか
少しぐらい 妄想したっていいじゃないか
第二ボタン なんて貰えないって知っていても

夢見るくらい自由でしょ 桜吹雪散る中で
君の背中を見つけてしまった

133:柳葉◆l.:2015/03/01(日) 21:29

【指先】

空の向こうまで 想いが届くなら
どんなに 苦労しないんだろう
「最近の世の中は進化してる」なんてテレビでは言うけれど
そんなものなんかじゃ まだまだなんだ

こんな世界に もう飽きたよ
色味を感じることもないまま また呟くのかな
「大好きだよ」
もう届かないと思うけど せめて 言わせてよ
そうじゃないと 心臓が破裂してしまいそうなんだ

季節を感じないや あの日からどれくらい経っただろうか
あの日は確か 小春日和で 君は駆け抜けた
太陽で 白く見える あの校庭を

頑張って追いつきたいけど2≠フ差は大きくて
何でだろう まだ届かないや
指が後少しで届きそうなのにさ

視界が歪むんだ ぐじゃぐじゃになってさ
悔しいよ 何でだろう まだまだ溝が埋めきれない
劣等感が邪魔するんだ 意味が分からないや

キミの指先に触れられるのなら
どんなに幸せなのかな
そう思ってまた 泣いた

134:柳葉◆l.:2015/03/05(木) 20:39

【赤き糸】
一直線に伸びる赤い糸
君に 一生届かない赤い糸
分かっているのに

日々 伸びていく

今日はどうやら 曇のようで
天気予報士は 雨が降るでしょうと
言っていたな と思う頃には
既に 降っていて
「どうしようもないな 濡れてしまえ」

鞄を頭に乗せて駆け込む瞬間
「待ってよ濡れちゃうよ 風邪引くでしょ
ほら これを使いなよ」
赤い糸が また伸びていく
永遠に 届きやしないのに
また 期待が膨らんでいくの

「君も風邪引くでしょ 一緒に帰ろう」

勇気振り絞って言った 微かな言葉
君に聞こえたかな

そう思った のは束の間で
傘に入ってくれる君がいた

135:柳葉◆l.:2015/03/05(木) 20:45

【春の憂鬱】

よく 世間は言いました
「春は出会いと別れの季節」
そんなもの 要らないよ

第二ボタンをください そんなこと言えないな
分かってますよ どうせ断るんでしょ
知ってたよ 迷惑かけてごめんね

春が来ることを じっと待ってた日があった
そんなのはもう 遠い昔のお話
春が来ることを 今じゃ恨んでいるんだ
桜吹雪と共に 君が散っていくような気がしてね

まだ 一年ある なんて余裕ぶってた日々を
後悔するなんて バカバカしくて
また 泣くんだよ 君を取られるのが怖くてね

被害妄想なんていつものことで
君に嫌われてるって思い込んだまま
今年の春を迎えてしまった
もう戻れないのかな

136:柳葉◆l.:2015/03/05(木) 22:42

【苦手】

甘ったるい恋は苦手で よく恋愛の仕方がわからなかった
気になる異性がいても 話そうと思った瞬間に
運悪く他人と重なってしまう
動いて恥ずかしい思いをするぐらいなら 何もしないほうがマシだ

いまいち 挨拶も苦手で
周りの女子のように明るくおはようが言えない
石ころを蹴りながら また後悔をするんだ

後悔ばかりしているけども 嬉しいこともあった
髪型変えただけで 君が褒めてくれたこと

あの時世界に色がついたようで
周りの景色が綺麗に見えた
眼鏡を通して見るよりも 景色がずっと綺麗だった

手を繋いで帰ることも 笑って喋ることも
皆が普通にこなす全てのことが 羨ましかった

137:柳葉◆l.:2015/03/07(土) 17:37

【明るい日】

君の明日は どんな日なんだろうか
そう 眠る前に考え込んだ
きっと 明日の漢字のように明るい日なんだろうな
いいや そう あって欲しい

髪が短い君も 運動が出来る君も
誰にでも優しい君も 好きなんだ

でも 挨拶とか分かんなくて
迷惑 とかかかってしまいそうで
いつも 避けていた 君を
いつも 横目で見ていた

少しくらい 一緒に笑ってほしかった
一方的だと 辛くて見てられないんだ

そんな弱い自分の 明日の理想像
それは 君と 一緒に笑うこと

138:柳葉◆l.:2015/04/15(水) 21:58

【四月馬鹿】

恋に落ちた とある 春の日
ターゲットは どうやら 四月馬鹿なようです

その人は随分が嘘がお上手でとても“理想”な人だった
女はその上っ面を見て騒いでいるけど
私は少しだけ見えた 嘘ではない部分に恋をした
気がつけば 敵が増えていて いつの間にか
もう引くにも引けない

弾ける程の桜吹雪が 私と君を取り囲んだ
風に任せて叫んだ この言葉を

好きです 私と付き合って下さい

答えを聞く前に耳をふさいだ

139:酸素◆O2:2015/04/18(土) 22:51

【コキュウ】

都会の中心で息を吸う
鼓動なんて 聞こえやしない 雑音まみれの舞台だから
今日の空は随分と 灰色で 色味のない空だった
無駄にそびえ立つ ビルの隙間から見えたその空は
孤独すら吸ってしまいそうなんだ

見えない 聞こえない 匂いもない
手すら動いてるのか分かりやしない
ただ霞んでいく この世界 私は案外嫌いでもない

澄んだ君の声が頭に木霊した
そしてその声と同時に 腕を初めて引っ張られたんだ
もっとこの風景を 切り裂いて グチャグチャにして
そうだ全部無かった事にして 色がある世界に塗り替えて
そうしたら 君の顔を見つめるんだ

140:酸素◆O2:2015/06/12(金) 19:58

【短くて儚くて落ちていく】

髪ははらはらと儚く落ちていく
切り落とされる度に短くなっていく髪を私は見つめる
鋏が入って 淡々と落ちていく

落ちるだけじゃなくて 戻ったものもあった
少しだけ気持ちが 戻ったような 気がした

気がした

私は君を見失ったから つまらない
ただ 恋に恋をしたのかもしれない
笑いとかときめきとか もう 手遅れだ

見失った もうどこにいけばいいの
目印すら 見えない視界の中で
手探りで バラバラになった君の思い出を拾い集めたんだ

短くて儚くて落ちていく 記憶を
掻き集めて 繋げようとしていた
何とも 言えないや
ただ つまらない私の心の隙間を埋めて欲しいんだ

141:酸素◆O2:2015/06/13(土) 16:43

【麦を踏む】

強く生きていけ
麦のように
強く 強く 踏まれてもたちあがれ
あの雑草のように

祖母の口癖は「強く」だった

弱い 自分には 強さがわからなくて
強さではなく我慢を覚えていた
どんなに 辛くても どんなに苦しくても
抱え込むことが強さだと 曲がった考えだった

君は涙を流す私を見てどう思ったんだろう
私は弱い人だ漏らせば うんと答えて抱きしめる君
ああ 温もりが恋しい 君がもういないから


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