きっと暗い
2:感謝:2021/02/23(火) 02:40 心じゃなくて頭に穴が開く
隙間ができてカラカラ鳴る
指じゃなくて舌でなぞる
目と鼻の先で転がされる
傷付いたその瞬間は
感動で何も見えない
才能を見た時に似てる
心じゃなくて頭を強く打つ
感情のような血が溢れだす
足を使わずにステップを踏めば
カラカラ隙間を天使が通っていく
あなたじゃ無いの私が穴だらけ
心じゃなくて頭にまた今日も。
貴方を殺して僕も死ぬとか
言えたら格好良いものを
この身が尽きても許さないとか
言えたらスッと するものを
朝
電気が言います「付けないで」
布団が言います「剥がないで」
窓が言います「開けないで」
寝巻きが言います「脱がないで」
ミルクが泣きます「飲まないで」
卵も言います「剥かないで」
バターが言います「塗らないで」
鞄が言います「今日くらい」
帽子が乞います「ゆっくりと」
靴を履きます「休みましょう」
時計が言います「どうか見ないで」
傘が言います「外は雨」
ドアに手をかけ「行かないで」
ドアに鍵かけ「戻っておいで」
石のタイルが「まだおそくない」
枯れた苦瓜「ずっと待ってる」
朝は言います「私のせいで」
朝日は言います「私のせいで」
この王国はひっくり返る。
びっくりしすぎでひっくり返る。
民は死ぬ
この王国は涙を流す。
映画の予告で涙を流す。
民は死ぬ
この王国は空へ羽ばたく。
夢を抱いて空へ羽ばたく。
民は死ぬ
あなたはまるで太陽だ。
あなたがそばにいるせいで、
ぼくの心は枯れ果てて、
雨のひとつも降りゃしない。
あなたはまるで太陽だ。
あなたが笑んでいるせいで、
ぼくの心は焦がされて、
新芽のひとつも 生えやしない。
先生
私は先生が嫌いです
先生が嫌いというか先生が嫌いです
先生は先生のくせに弱いです。
先生は話を聞かずに
人に言うことを聞かせます
先生はいじめっ子なのに
いじめられたら傷付きます
先生こそが嘘つきなのに
騙されることを怖がります
気も融通も効かない代わりに
幅を利かせて怠けています
誰も だあれもついてこない 1人の国の王様です
先生の中の先生です
先生は犬も食いません 先生は泥棒の終わりです
先生は
生きてて何か 楽しいですか
大人になったら幸せに
二十歳を過ぎたら良い人に
なれるでしょうか幸せに
なれるでしょうかなれますね
春が来た来た四面楚歌
おいぼれ桜が咲き狂い
なれるでしょうか良い人に
なれるでしょうかなれますね
どうかどうしてどうしたら
これ以上何を求めるの
そうだそうしてそうすれば
みえない みえない
見ない
もしも願いが叶うなら
韋駄天になって追い越して
もしも願いが叶うなら
空の真ん中に空と書き
もしも願いが叶うなら
憎き野郎の足を切り
もしも願いが叶うなら
もしも叶うなら
何かをしてもしなくても
出会う誰もに許されて
褒められもせず叱られず
そこにいるだけで愛されて
それでも悪口なんか言いながらただ風の音を
風の音だけを
窓が固くて開かなかったよ。
蟻の群れを見たよ
ペンを失くしたけど
栞を見つけたよ。
エビフライの尻尾を食べたよ
雷の音に怯えたよ
眠れないから本を読んだよ
難しすぎて参ったよ
足音が聞こえたよ
本当に聞いたよ
黄緑の色は赤だったよ
まな板で壁を殴ったよ
襖 外したよ
いろはにほへとを叫んだよ
牛乳撒いてわらったよ
ベッドの中で手を噛んだよ
蜘蛛とケイドロで遊んだよ
窓が固くて開かなかったよ。
窓が固くて開かなかったよ。
窓が固くて開かなかったよ。
明日は良い日だ
いつかは来ると言ったって
いつ 来るのかはわからない。
だけどいつかは やって来るから
私はかたく 目をつぶる。
なにかが起きると言ったって
なにが 起きるかはお楽しみ。
かならずなにか 降りかかるから
私はかたく 目をつむる。
終わりだよみんな
余す所なく誰も彼もが
声を枯らして叫んだから
今日は拍手が響くんだ
終わりだよみんな
1人残らず誰も彼もが
血反吐を吐いて踊ったから
今日は涙が出ないんだ
おしまいの拍手
はじまりの拍手
なかほどの拍手
かみさまの拍手
叩きすぎて 私の手は
腫れ上がって 少しかたい
終わりだよ お疲れさま
よかったね ありがとね
終わりだよ 楽しかった
さようなら わたしたち
イヤイヤしたってヤダヤダしたって世界は回る
強くなれる 優しくなれるってそだねありがとう
たのしいね
あなたたちだってわたしたちだって神さえも死ぬ
分かる?分かってくれる?
ほんとありがとう
しね
「毎日が最終回」(OPの歌詞調です)
タクシー!雀追っかけて!新しい朝がはじまるよ
セミロング寝癖は気にしない 今日も変な顔!
永遠に続くのかもって。怖くなる日があっても…
(ウォウウォウウォウウォウ)
終わりは来るよ大丈夫さ!良くも悪くも!
(だから!きみと!あそびたい!)
毎日が最終回だね 目が合うたびに第一話だね
オープニングエンディング
うさぎ跳びを続けるグラウンド!
毎日が最終回だね 毎秒ほら再出発だよね
手を見せて?(私の目を見て)
お願いします!このまま眠らせて…
足を鳴らしてるからしあわせ?(黙ってるから嫌がってないの…?)
そんなこと無い!そんなことあっても、無くても、
しねば 骨!!(ぱぱぱぱぱぱぱ)
そう
今この時が最終回だね 次回予告ならこの先にあるよ
はじまりを始めよう 奇跡を起こせよもう一度!
毎日ほら最高潮でさ 毎秒ほら再出発だから
停滞も寝たきりもないよ 君は君は君は君は
友達だよ!はじめまして
(変なことやってすみません)
とめどなく溢れる光が
より集まって やがて狐になる
自己の固まった老人は
誰のいうことも聞かないけど
正義の味方はそれでも戦った
赤ちゃん達はそれでも地を這った
真っすぐな物干し竿 ようやく見つけたのさ
日に当たり反射するえげつねえたわむれ
騙されたこちらとて悪い気もしねえな
滴った水滴 やがて狐になる
自分を探す旅の中で何度死んでもさ
進まないといけないから
悪の組織はそれでも企んだ
みんなズタボロの全身タイツを着て
酸っぱいぶどうは意外と甘かった
手に入れたこちらとて嬉しくもねえな
可能性無限大なのは
ひとりぼっちの人
ちゃっかりキープしつつ
気取るだけ気取るしか
こんこんと湧きでる怒りが
巡り巡って そして狐になる
日本の未来は
明るい
空想は 真実
幻想は 誠実。
それなりに わるいひと
あるていど いいこ。
夢から覚めたとたん
現実は始まって
夢想家と 理想家の
あるていど いいこ。