こんな夢を見た、わけではない。紛れもない現実世界における話だ。
全ては摩訶不思議な夏のせいだ、とそう叫んでやりたかったが、砂漠気候と熱帯気候を足して2で割って自乗したくらい暑いこの部屋でそんな気など起こるわけがなかった。ただ静かに、汗がつつ、と頬をなぞる。
そんな様子の私を見、「 泣いているの? 」と彼女は澄ました顔で言った。不思議そうにこちらを見つめる瞳は青と赤が混ざったような、でも紫ではないような、とにかく奇妙な色をしていた。汗ばんだ素振りは一切見せない。いや、実際、何も汗ばんでなどいないのだろう。本人が言ったとおり、本当に彼女は宇宙人なのだろうか。そんなことを考えてみるのだが、何せ、暑さにやられて全く頭が回らない。扇風機がぶうんと空しく首を振る。扇風機が忌々しく見えてくる。嗚呼、この部屋に冷房があれば扇風機など必要なかった。こんなことにさえならなかっただろう。 / >>2-5
( / 初回投下ありがとうございます〜🙌 これからよろしくお願いします🙏✨ )
洗濯物取り込みしてくれるなんて珍しいな … わ、風が強い
( バイト帰り、汗をつつ、と額に流しながらがちゃ、と玄関のドアを開け、ただいまとぼそりと零す。1Kだし、廊下の先のリビングで居候の彼女が洗濯物の小山を作ってくれたのが見えて、少し目を見開く。今日初めてのラッキーだ。と、生ぬるい風が一気に玄関から廊下、開いている窓へと一気に風が吹き抜けて、後ろでばん!と大きな音を立てて戸が閉まり、ちっと小さく舌打ち一つ。ぺた、居間へと踏み込むと、開いている窓に気づいてちら、と目をやり、む、と眉根を寄せ。扇風機もついているようだ。洗濯物取り込んでくれたし、これくらいはやってあげないとな、と小さな立方体の冷蔵庫を開けて、かちかちの保冷剤2つを出すと、1個はぽんと相手の方に投げ、もう一方は自分の首筋に当て。指と首の一部分は凍りそうだけど、蒸し暑い部屋の空調は変わらずじまい )
洗濯物入れてくれたし、これをあげよう これでも額に押し付けて静かにしておけば幾分か暑さはましになる … 、筈だ
>>13 : トロポ
( / 初回投下ありがとうございます! こちらもミナくんと螢子と螢子のお財布の会話が楽しみです♡ 改めてよろしくお願い致します~ )
あー! わたしのポテトチップスが … 今月最後のコンソメが ……
( ミナくんが来てから3日目につけ始めた家計簿とレシートと通帳とお財布をダイニングの机で広げて、それらとじぃっと睨めっこ。頭を抱えて机に突っ伏して悶々とこの小さな1Kの財政について思考を巡らして。テレビを見ても受信料は変わらないけど、電気代は増える。ギャァァ、とテレビの中の男性が叫んだと同時、あ〜〜、とだらんとした呻き声を上げて。と、テレビを眺めていた彼が、ポテチの油分でつやつやになった口を開いた。え、と目を大きく見開いたかと思うと、はあ、とやりきれない気持ちを乗せて溜息を。ぷくぷくとハリセンボンのように頬膨らましてはお叱りモードに突入 )
もうポテチはないよう、あと勝手に食べちゃだめでしょう
>>15 : ミナくん … 、
( / 前レスに安価の付け忘れがありまして…、すみませんでした🙇🙇 )
* * *
__ッエ、!?
( 先程までぽけーっとポテチを摘まんでいた表情から一転、突然の螢子サンの叫び声にびくりとすると、ちょっと飛び上がり驚いた表情を見せ。と、言っても言っていた内容はあまり聞いて居なかった為、そのまま良く判らずあわあわしながら相手をちらりとすがるように見つめて。 / ポテチについて怒り始めた彼女に、やっと状況を呑み込むとしゅんとして項垂れ、視線床の上を右往左往させて一度きゅっと口結ぶと、おずおずと開いて頭ぺこりと下げながら慌てて謝って。しかし、もう一度さっきの螢子サンの発言を思い返してみると、衝撃的な言葉が頭に浮かんだ。先程までの慌てようは嘘だったのではないかというくらい、慌てに慌てまくり直ぐ様バッと顔を上げて叫ぶように悲痛な声で訊ね )
んぅ……ご、ごめんなさいっ…。 _って、無いのデスか!?
>>17 螢子サン