フェアリーテイル グレルー、ナツルー オリキャラ小説

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1:みかん姫:2016/01/16(土) 22:58 ID:BUI

こんにちは、みかん姫です。フェアリーテイルナツルーグレルー小説のパクリと思われるかもしれませんが、少し(?)違います。
ルールは
・オリキャラを必ず入れること。
・最後、またはナツルー、グレルー要素が入っていれば良い。
例…ナツとリサーナが結ばれても、心ではナツとルーシィが想いあっていればOK。
・荒らしは基本的に無視。しつこい場合は、アク禁願いスレの方まで。
・みんな仲良く。

じゃあ、宜しく!

2:みかん姫:2016/01/16(土) 23:40 ID:BUI

誰一人来なくても、僕は更新を続けます。

設定〜
ルーシィ・ハートソウル 元キャラ:ルーシィ・ハートフィリア
星霊魔導士。金の鍵12本を全て所持。仲間との信頼、絆も強い。金の鍵を全て所持する者だけに与えられる魔力、“星の滅竜、滅神、滅悪魔法”を使える。星霊界での二つ名は“星霊姫”、“星の女神”。戦闘力はかなり高い。ハートソウルという名の伝説の女神族の血を引く。綺麗系美少女。
所属ギルド:巫女の涙(ディアドロップ)。闇ギルド、幹部。
服装:金髪、茶色の目。露出度の高い服。(服装は大体アニメ、漫画と一緒です)
覚醒:感情が荒んだときに覚醒。能力が格段に上がり、瞳が虚ろになる。
相棒:プルー・ニコラス(見た目は普通のプルー。しかし、“アイサイト”という相手を眠らせる力を持った。)


レイアロ・クルーガル オリキャラ (♀)
繁殖妖精使い。魔法陣から繁殖妖精を呼び出して戦う。戦闘力は上の方。ルーシィとチームを組む。クルーガル家は。ハートソウル家との関わりが深い。そのため、ルーシィと小さい頃から遊んでいる。
所属ギルド:巫女の涙。幹部。
服装:黄色くて長い髪の毛をおろしている。大体、膝上くらい。(たまにポニーテール。)年齢も幼く、ウェンディと同じくらい。洋服は、黒いローブの前を開けて着ている。ローブの下は少し緩めのワンピース。左目(前から見て右目)を包帯で巻いて隠している。目の色は朱。可愛い系美少女。
相棒:アルシア(肩に乗る黒猫。エクシードではない。人の言葉が喋れる。)


イミテイシア・ハートソウル 元キャラ:イミテイシア
悪魔との契約によって“敵に毒を加える呪法”と“全てを操る呪法”を手に入れた。(アニメでの能力はありません)。他にも少し魔力を持っている。戦闘力は上の方。ルーシィの側近として小さい頃からそばに居る。堅いのが嫌いなルーシィと一緒に過ごしていたので、側近でも気軽に話せている。ルーシィ、レイアロとチームを組んでいる。見た目は綺麗、中身は少し怖い(?)系美少女。
所属ギルド:巫女の涙。幹部。
服装:イミテイシア時の服装。(髪の毛は普通におろされれいる)(アニメのオリジナルストーリー、星空の鍵編です。)右目(前から見て左目)には薔薇と茨で出来た眼帯をつけている。服も薔薇、蔓などで出来た服。露出度の高め。目は緑。
相棒:カーバラ。(薔薇の守護精)


こんな感じです。

3:みかん姫:2016/01/17(日) 00:19 ID:BUI



「ルーシィ、なんか最近正規ギルド増えてないですかー?」

「確かにね。まあ、その分闇ギルドも増えてるみたいよ?」

洞窟の奥深く。街が一個入りそうなほど広い空間にポツリと建物が立っている。

その和風な建物の中で三人が椅子に座って何やら話している。

「幹部も暇じゃないですねー。」

一人の少女は机に突っ伏し、一人の少女は何か地図に書き込んでいる。

もう一人は突っ伏す少女の話し相手。この三人以外の人は見当たらない。

「幹部って…まぁ、そうだけど。私たち以外にいないじゃない」

「もー、幹部でいいじゃないですかー。ねーね、ルーシィ。次はどこ狙う?」

突っ伏す少女は地図を書き込む少女--ルーシィに声をかける。

すると、ルーシィは顔を上げて少し悩む。

「うーん、独立ギルドだから人も少ない…っていうか三人しかいないし…」

そうして頭で悩みながら地図を見た。地図にはこれから正規ギルドが向かう仕事現場などが書かれている。

「あ、そうだ。これから妖精の尻尾が仕事に行くのよね。だからそこを狙おうかしら。」

ルーシィはまだ18歳。それなのに頭が賢く、作戦もルーシィが考えれば成功率は100%に近い。

そして突っ伏す少女ことレイアロが15歳、話し相手のイミテイシアが19歳。

「ルーシィ、そろそろ出ないと間に合わないわ。」

「あ、そうね。よし、行くわよ!」

ルーシィは立ち上がって洞窟の入り口へと走っていった。

「わわっ、ルーシィ〜〜!」
「ちょっ、姉さん!」

それに続くようにイミテイシアとレイアロが慌てて駆けていった。



「うーん、結構疲れたね、ジェット、ドロイ。」

妖精の尻尾、レビィは背伸びをしながら後ろを歩く二人に声をかける。

ちょうどさっき、仕事が終わったところだ。

「そ、そうか?俺は別にこんぐらい…」
「俺だって…!」

そう言って二人は睨み合う。こんな二人でも、仲はいい。

「あ、いたいた!おぉ〜い、そこの三人さ〜ん!」

のんびりと歩く三人に掛かってきたと思われる可愛い声。

レビィ達が声のした方へ振り返ると、手を振りながら歩く少女を先頭に、三人組が歩いてくる。

「やっほー、それじゃ、遊ぼっかぁ!」

レビィ達はぽかんとする。…そりゃあ、無理もない。

初対面の人に『遊ぼう』なんて言われているんだ。誰でもびっくりするだろう。

「----誰ですかーーー。」

そう聞こうとした次の瞬間、身体に何かが潜り込むような感覚。

それと同時に襲いかかる吐き気。三人は「かはっ…」と少量の血を吐いた。

ここは妖精の尻尾、ギルドの前。助けを呼べばすぐに来てくれるが、そんな力、三人には残されていない。

「よし、とりあえず目的は達成でいいのよね?じゃ、ノックしてくるわ」

そう言いながらドアの方へ歩くルーシィにレビィは手を伸ばす。

助けて欲しいのだろう。初対面ではあるが、彼女の心は澄みきっていると感じた。

瞳が、心の美しい人の持つ瞳がだったからだ。

「ま、待って……」
「待ってくれぇ……」
「おい、待てよ、っ…」

か細い声で助けを求める三人に目もくれず、ルーシィはドアの方へ歩いていていく。

そしてドアをコンコン、と二回だけノックすると、背中に羽が生え、空へと飛び立った。

他の二人も、いつの間にか消えていたーーーーーー

4:みかん姫:2016/01/17(日) 01:26 ID:BUI

ーーーー妖精の尻尾ーー

賑わう建物内に、コンコンと、木の弾む音が二回響く。

いつもは聞こえないその音に、騒がしかった部屋が静まり返る。

誰が来たのか、とじっとしているが、ドアは一向に開かない。

そんな空気に痺れを切らしたナツがドアを思いっきり開ける。

「おい!誰だよ、早く入れっつーの!……っ!レビィ、ジェット、ドロイ!」

バーンとドアを開けたナツは、外で倒れるレビィ達に気がつく。

急いで駆け寄ってみれば、荒い呼吸が聞こえる。

すぐ後、ナツの声に反応した他のみんなも来るが、突然の出来事に軽く放心する。

三人をすぐに医務室へ運び、ナツ、エルザ、グレイ、ウェンディとシャルル、ハッピーがその場に残った。

「どうだ、匂いで犯人は掴めそうか?」

……どうやら、犯人の匂いを追っているらしい。ウェンディとナツは鼻をくんくんと働かせる。

しかし、どんなに鼻を働かせても匂いがつかめない。

あるのはここにいる四人と二匹の匂い。


ーーーー後、ポーリュシカによると、実在していない病だと。症状からは毒に近いそうだ。



「ふぁ、姫紅の洞窟ってここまでの道のりが長いから疲れる〜」

「それもそうよね。ワープとか設置する?」

「…もう姉さん。それってこの奥に何かありますよ、って言ってるようなものです」

「え〜、欲しいです〜」

姫紅(キコウ)の洞窟は、名前にある“紅”の通り、綺麗に光る紅色の宝石が散りばめられている。

三人は笑いながら建物、“巫女の涙”の拠点へと入っていく。

独立ギルドである巫女の涙は、どの闇ギルドの傘下にも入っていない。

「それにしても、イミテイシアの毒ってやっぱり凄いよね。」

「そうかしら?」

「そうですよ〜。もう、相手も一発でしたよね〜」

ルーシィが玉露(茶)と和菓子(茶菓子)を持ってくると、三人で仲良くお茶会をし始めた。

自分の好きな本とか、何が欲しいとか。仲良く話している。

「そうだ、依頼が来てたんですよ〜。」

「依頼、ですか?」

「そうですよ〜」

雑談していると、最中(もなか)を取りながらレイアロが仕事の話を引っ張ってきた。

「…どんな内容なの?」

「う〜んと、たしか…何かを買ってきて欲しい、っていうやつです。なんか、お店に出入り禁止にされた〜とかで」

「……本当なんですか?」

確かに、怪しい。お店が出入り禁止になったとは言え、なぜ闇ギルドの依頼掲示板に貼ったのか。

正規ギルドに頼まない辺り、裏の世界の関係者か何かだろう。

「……あくまでも、上辺ってことね。」

「…?どういうことです?」

ちょん、と膝の上に乗ってきたアルシアを撫でながらレイアロはルーシィを見つめる。

イミテイシアも、さっきまで寝ていたカーバラの髪を梳かしながら話を聞いている。

「だから、何かを買ってきて欲しいのと別に、もう一個依頼があるってこと。」

「例えば、どんなのです?」

「……、暗殺、とかってことですね。」

見事ルーシィの考えを当てたイミテイシアはカーバラの髪を梳かしていた手を止める。

「あ、なるほど。だから闇ギルドにお願いしたんですか。」

それにしても…とレイアロはつづける。

「この依頼、報酬がとにかく凄いんですよ。『1億万ジュエル』ですよ?」

この詐欺らしい価格にルーシィもイミテイシアも吃驚する。

「…胡散臭いですね」

「そうねー……一応行ってみるだけ行ってみよっか。」

ルーシィは立ち上がると、依頼主へ連絡をしに行ったーー

5:みかん姫:2016/01/17(日) 21:18 ID:BUI


「ここですかー?なんかオシャレなカフェですね〜。」

……翌日、依頼を正式に受理した三人は相棒と共に依頼主のいる建物にやってきた。

…しかし、はしゃぐレイアロとイミテイシアとは対照的に、ルーシィは何か気ががりなよう。

(何か、おかしい。大通りに面するお店なのに人も少ない。仮に人が居ても、昼、他の人がいるところで闇ギルドに依頼…?)

ショーウィンドウを見ていたレイアロは早く早く、と二人の腕を引きながらお店へと駆けていった。

(…っ、分かった!これは……罠だ!)

気づいたときには遅い。周りは正規ギルドと思われる魔導士に囲まれている。

『ね、ねぇ。何これ。ね、姉さん…!』
『うっわぁ、暑苦しいですね〜』
『多分、何者かが闇ギルドの依頼掲示板の情報を漏らしたんだと思う。それで、闇ギルドを潰すために偽の依頼書を作った…大体こんなところね。』

三人はこそこそと話す。周りを囲む人には妖精の尻尾の紋章。

『えっ、仕返しですかぁ?』
『いや、違うでしょう』
『…きっとあの三人も気絶状態でしょ。だから……評議員に頼まれたとか?』

ちょっと呑気に話していると、三人に絶望が襲ったーーーー


「アルシアー!」
「プルー…!」
「カーバラ!」

三人の大事なパートナーが妖精の尻尾・最強チーム---エルザに捕らえられた。

「てめぇら、闇ギルドだな?」

「……アルシアを返せ。」

妖精の尻尾のナツはニヤニヤと笑う。

「てめぇらが闇ギルドなんざ、ヤルのが悪りぃんだろ。」

「……………アルシアを返せ。」

ルーシィとイミテイシアは俯き、悔しさに涙を流す。

「………アルシアを返せって言ってるでしょーーーっ!!」

____ついに、レイアロが壊れた。

ルーシィとイミテイシアは止めに入らない。自分達もそうしたい気分だからだ。

三人で顔を見合い、頷いた。そして、三人で背中を合わせて、口をそろえる。



「「「さぁ、仲間を返してもらおうか」」」


「…昨日の三人はどうなった?ねぇ、死んじゃったの、死んじゃったとかーー?あはははっ!」

レイアロはナツと。イミテイシアはエルザと。ルーシィはグレイと戦う。

巫女の涙の二人と三匹は知っているが、レイアロは戦闘となると人が変わる。

-----特に、仲間……アルシアが関わるとなると、実力も相当なため、全てを壊し尽くす。

「…はぁ…弱いよ、弱いね。そんなんでフィオーレ1か…」

レイアロはナツの鉄拳を交わしながらぴょんぴょん跳ねる。

「…もう、待てない……っ!!アルシアを、返せぇぇーー!!」

最後のとどめ。…トドメというほど攻撃はしていないが。

「いくよ、妖精の剣、妖精王を、宿せ…!」

レイアロのてから剣が現れる。その剣はレイアロの言葉に比例するように虹光を宿していく。

「…見えたっ!虹精奥義、貫通樹!」

虹色の剣がナツの左肩を貫く。魔法剣ではなく、物理剣のため、ナツの左肩から血が溢れ出す。

「ぐわぁぁっ!」

レイアロが剣を引き抜くと、ナツは床に倒れこむ。

ナツが力尽きて倒れると、周りで見守っていた魔導士が襲いかかる。

「…ナツに何したのよーー!」
「リ、リサーナッ!」

銀髪の少女がテイクオーバーでライオンのような格好になると、爪でレイアロを引っ掻く。

……一方レイアロは、邪魔な物を見るような目でリサーナを見る。

実際に、邪魔なのだ。早くアルシアを助けたいレイアロにとっては早々に潰したい存在である。

「…邪魔だよ、邪魔。……自分は彼を助けるいい子ちゃんって?ほんと、引いちゃいますよー?」

そう言って引っ掻きにかかるリサーナの足を伸ばした爪で貫く。

「はい、排除完了♪…まだ来るの?面倒くさいなぁ。ま、いいよ。潰してあげる…♪あはっ、ふふっ」


次回、イミテイシアVSエルザ。

6:みかん姫:2016/01/19(火) 20:01 ID:BUI


「き、貴様らっ、何者だ!」

「……何者?評議員なら知っているでしょう、世界の姫を。女神族の血を引く、紅姫。」

……ルーシィ、イミテイシア、レイアロとそのパートナー達は評議会会議場に来ている。

それは、ある目的を果たすため。

「この、初代紅姫である私、ルーシィ・ハートソウルが命じます。」

ルーシィは床にへばりつき、怯える評議員の下っ端を見下ろす。

「…近日、正規闇ギルドを作ること。そして、正規光ギルドと正規闇ギルドの戦闘する機会を作ること」

表情を変えないまま、冷たい瞳のまま、桜色の唇で言葉を続ける。

「…そ、それは、いくら、な、な、なんでも…」

「…その戦闘で闇ギルドが負ければ、闇ギルドの勢力は落ちる。それは、国民にとっての幸せだと考えるわ」

ルーシィは、「…必ず、お願いね」とだけ伝えると、少し離れた場所で待つ二人の場所へ歩いていった。



ーーーー翌日、フェアリーテイルーーーー

「…皆の者、よく聞け!」

しんみりとする空気の中、マスター・マカロフの声が目立つ。

「近々、正規闇ギルドが出来るらしいのじゃが…わし等は正規光ギルドじゃ。その闇ギルドと光ギルド同士で……」

ーーー昨日、ルーシィの名により、評議会の緊急会議が行われた。

それの内容が、この正規闇ギルドと正規ギルド同士の戦い。

「正規、闇ギルド…?」

リサーナは困惑したような表情でマカロフに尋ねる。

「…そうじゃ。…しかし、その正規闇ギルドの管理者は、巫女の涙だそうじゃ」

マカロフは悲しそうに目を伏せた。

「…とりあえず、一ヶ月先の魔導闇光バトルに専念じゃ!」


全ての者が、苦しむ心を噛み締め、マスターに続くように雄叫びを上げた。


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