ここは、探偵チームkz事件ノートが好きな人が集まる場所です!
恋やファンタジーなどなど・・・どんなジャンルでもokです!雑談もokですよ!
「ルール」
・荒らしが来たら無視をしてくださいね。
・なりすましが来たらIDをチェックします。IDが、違った時点でなりすましと思いますのでご了承ください。
・皆が楽しめるようにしましょう!
一応スレ主ですが、1週間に1回くらいしか来れないので、来てくれた皆さんは、勝手入ってくれていいです!
それでわ、スタート!
>>304うまくないよー、この世界、私よりたくさんうまい人が…(-_-;)
そうだよ、これから若武劇場が開幕しまーす
い、今なら書けそうな気がする!!(笑)
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〜星空は知っている〜
【上杉side】
ピーンポーン
中から足音が聞こえる。
ドアが開いたかと思うと、腹が出てる中年が現れた。
騙すってわかってても、こいつがアーヤを、アーヤを…。
自分で方が震えてるのはわかるけどおさめられない。
「落ち着け上杉」
「…黒木。お前は落ち着いてられんのか?」
黒木は首を横に振る。
でも、顔は笑っていた。
「許せないから、今から俺たちが脅すんだろ?」
「そうだな」
肩の震えが止まる。
ここでいかっちゃだめだ、アーヤを見つけるまでは冷静に、冷静に…。
「何なんだね、君たち」
『作戦はこうだ』
あの後、若武は胸を張りながら言った。
噛みついてやりてーって思ったけど、こういうのを考えるのは詐欺師の方が似合ってるって考えたら自然に治った。
『俺たちは善良な市民、子供になりすます。で、ボランティア活動をするんだ』
『じゃあ、そのポジションはまず若武だろあと…』
『俺やる』
砂原が手を上げた。
確かにここは、俺と若武の相性は最悪だし、黒木はサポートの方がいい。
小塚は、ビビったら言葉でねーし…。
『俺賛成』
この言葉が合図のように次々とみんなも賛成をした。
『うん、まず募金をお願いするんだ。無理だっていったら、ドアの隙間に足を入れて一気に奴落とす』
こんな感じだったかな?
「あの、俺たち今募金活動やってるんです」
若武劇場の開幕か?
「へー、それはえらいな。だが、俺もあんまり金がないもんでなー」
髪をかきながら笑って答える。
アーヤ…大丈夫か、こんなやつのところにいて。
「そ、そこは何とかお願いできませんか?」
「そういわれてもねー…」
若武が気弱な学生っぽいのを演じている。
さ、砂原はどう出るんだ。
「そのお金は、子供のために使われるんです。彼とかその例です」
そう言って砂原をさす。
二人きりで打ち合わせしてたのはこういうことか。
「…彼は親がもう死んでいて、一人なんです。こういう子供がたくさんいる施設にお金を送るんです」
「お願いします!!」
二人が説得をしようとする。
だが山井は「ごめんね」と言ってドアを閉めようとした瞬間その隙間に若武が足を入れ、砂原がドアを強引に開けた。
「な、なんなんだね君たちは?!警察を呼ばせてもらうぞ」
「いいんですか?」
「なんだと…?」
「今、警察が来たらこの家を捜索しますよ?」
その瞬間明らかに空気が変わった。
動揺している。
俺たちも加わって中に入った。
「ま、別に俺たちはいい子ちゃんじゃないんで、警察に突き出そうなんて思ってないんです」
「な、なんだ」
「フェアな取引をしましょうよ」