怪盗レッドのオリジナル小説書いてみます!(6)

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1:未海◆5Y:2016/08/18(木) 16:49 ID:/cQ

もうpart6!
この調子でpart10。。。。(笑)
えっと!ここに入ってない人!気になってる人!大歓迎です!

part1【https://ha10.net/ss/1376879213.html
part2【https://ha10.net/ss/1454405036.html#Z
part3【https://ha10.net/ss/1460021965.html
part4【https://ha10.net/ss/1464774983.html
part5【https://ha10.net/ss/1469091130.html

>>2ルール

それでわスタート!

776:神出鬼没◆A.:2016/09/21(水) 07:46 ID:Qoc

・・・

怪盗ファンタジスタのこと織戸恭也は逃げていた
今回は盗品の関係上、とある屋敷に侵入して盗み出すというものであった
その屋敷はある組織が勝手に盗品の宝石の取引が行われる計画があり
怪盗ファンタジスタは、取引として使われる宝石の回収しに来たのだ

しかし、その組織は予想以上に手荒いやり方で反撃をしてきた
つまり、その組織は完全にタキオンに逆らうことになったのだ
まぁ、タキオンに逆らうということは消される同然のことだが
簡単に消されない自信でもあるらしい

ファンタジスタは、お得意の手品などで攻撃や回避などをしているが
追いかけてくる人数が多く、むしろ時間が掛かり過ぎると判断して逃げる手段に出たのだ

「まったく、しつこいな…」

しばらく走り、角を曲がる
追いかけてくる人達も角を曲がるが…
そこには、怪盗ファンタジスタの姿がなかった

「怪盗ファンタジスタが消えた!?」

「嘘だろ!?さっきまでいたはずなのに…」

「馬鹿野郎!怪盗ファンタジスタは、まだ近くにいるはずだ!!探せ!!」

慌てる部下達を落ち着かせて、また追いかけ始める
そんな様子をファンタジスタは遠くから見ながら、そそくさと歩みを進めた
一時的には追い払えたものの、また鉢合わせする可能性がある
多人数に一人というものは、キツイものがあり、疲労は溜まるのだ
屋敷の敷地を超え、暗い森を進む

気配を消し
そして追いかける気配を察し
歩みを止め、様子を見て
また、進む
それの繰り返し

そんな最中、上から木がきしむ音が聞こえた
すぐさま、振り返りカードを構えたが…
奇襲者の方が圧倒的に早かった

「ーッ」

上から下へと垂直に振り下ろされた変な形をした鈍器がファンタジスタの頭部を狙う
素早く後ろに下るが、疲労の溜まった体は言うことを聞くはずがなかった
鈍い音とともに痛みが生じる
虚ろになっていく意識をなんとか保ちながら、相手を見つめる
奇襲者は、白いウサミミパーカーを着ていた
ウサミミフードを深くかぶっているせいで、顔がわからないが背の高さからして男だろう
そして、ウサミミの片手には薬品の入った試験管が…

この時、恭也は察した
この人…薬品を俺に飲ませるつもりだと
だが、抵抗なんて出来るはずもなくて
口の中に、ドロリと薬品が注がれる
運がいいことに特に味はしなかったが、妙に粘り気があった

恭也の瞳から見える景色が暗くなっていく
ふと、耳にこんな声が聞こえた

ーおい、怪盗ファンタジスタがいたぞ!…って、誰だよ!お前は!

ーしかも、その武器…ふざけているのか?

ーくそ、そこから除く気はないみたいだな…殺れ!!

そして、最後にウサミミらしき声が聞こえた

ーヤッホー!僕はみんなのアイドル…

777:神出鬼没◆A.:2016/09/21(水) 07:48 ID:Qoc

・・・

恭也目線

深く、落ちていた意識が浮上する
俺は、パチリと目を覚ます
周りを見渡せば、見覚えのある景色だ
今、俺がいるところは自分の部屋
そして、俺はベットの上にいる

…確か昨日は、勝手な盗品の宝石の取引があり
俺は、その宝石を盗んで…
そしてウサミミパーカーに薬品を飲まされて気を失ったはずだ

じゃぁ、一体どうやってここに戻ってこれたのか?

そう思いながら立ち上がろうと…

ー…キャウ

すまない、ちょっと整理させてくれ
俺の腕が完全に獣だし、なんか声出したら言葉にならず、変な声が出た…



すぐさまに起き上がり、急いで洗面台に向かう
もちろん、四足歩行で進んでいるのだが何故か慣れ親しんだようで違和感を感じない
鏡を見れば、俺の髪色と同じ瞳を持つ獣の姿が…

というか、服はどうなったんだよ!
鏡を見る限り、服が破けたとかそういうのなさそうだ
毛で隠れているけど、もろ全裸じゃ…深く考えないでおこう

俺の姿は…うん、スピッツという犬に近いかな?
……異常な、大きさを除けばの話だけどさ
世に言う、おすわりという体制で洗面台の鏡を見ているんだけど、目線が今までの目線とまったく変わらないんだよ!

「ファンタジスタ様、起きていますか?」

マサキ…今ここで来るのか…
ダメだ、入らせたら不味い
本当にスピッツだったら、飼犬の振りとかすればいいんだろうと思うけど、この大きさじゃごまかせない
いや、ごまかせる気がしない

「ファンタジスタ様、入りますよ」

まずいまずいまずいっ!!
俺は、急いでベッドの布団にもぐりこんだ
すぐに隠れやすいところはベッドしか思いつかなかったんだ
それに、ベッドの上で丸くなって寝た振りでもすれば、ごまかせる…かな?

「…ファンタジスタ様、大丈夫ですか?もしかして、熱とかあるんですか!?」

熱はない
大丈夫じゃない
いろんな意味で大問題だよ!

「すいません、布団どかしますね」

あ、ちょっとまって!

「やっぱり、元に戻っていませんでしたか」

え?
いやちょっとまて…
マサキ…知っていたのか?

「とりあえずファンタジスタ様、朝ご飯は俺が作りますのでゆっくり休んでください」

そういって、マサキは俺の頭を優しく撫でた
とりあえず、マサキは俺の事も俺の姿も理解していたみたいで安心した
そんな安心感のせいか、俺は再び瞳を閉じた

・・・

薬品名:呪月華獣

効果:疲労が溜まると獣化する
  また、一つの負の感情に傾け過ぎると獣化する

解決方法:披露を回復するか異性の人間とキスすることである

注意:感染する可能性がある


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