怪盗レッドのオリジナル小説書いてみます!(6)

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1:未海◆5Y:2016/08/18(木) 16:49 ID:/cQ

もうpart6!
この調子でpart10。。。。(笑)
えっと!ここに入ってない人!気になってる人!大歓迎です!

part1【https://ha10.net/ss/1376879213.html
part2【https://ha10.net/ss/1454405036.html#Z
part3【https://ha10.net/ss/1460021965.html
part4【https://ha10.net/ss/1464774983.html
part5【https://ha10.net/ss/1469091130.html

>>2ルール

それでわスタート!

959:龍威◆l.6 前編です:2016/09/28(水) 19:46 ID:8Fw

…ここは…?
確か響や警察に追われて…。

「……っ!」

分かった、この見た目。
時々ドラマで目にする、この風景。

「牢屋…?」
「よく分かったね、怪盗レッド。君は捕まったんだよ」
「響…」

鉄格子の向こうには、いつものような恰好をした響がいる。
白いジャケットを羽織った、響が…。

「響、私はなぜ、捕まったの!?どうして!」
「捕まった理由?簡単じゃないですか。あなたは罪を犯している。
窃盗罪ね。博物館や美術館から展示品を__」
「ちょっと待って、私が盗んでいる…のは盗品だけよ!ちゃんと
持ち主に返しているわ!」

自分のものにしたことなんて、一度もない。
悪いことをしたなんて、ちっとも思ってない。
むしろ、いいことばかりしていると思う。

「あとは、君の正体を暴くこと、そして__」
「そ、そして…?」
「君の相棒を捕まえることの2つが残っていますね」

私の正体がばれること、ケイが捕まること。
どっちにしても大変だ。

あぁ、どうしよう!
私、頭悪いから解決法なんて思い浮かばないよ!
とりあえず、この場で正体がばれることは避けたいな…。

「さて、スカーフを取ってください。正体を明かすのです」
「無理!」
「じゃあ、力ずくで取らせていただきますね」

言い方は丁寧だけど、こいつ大分ひどいことを言ってるな…。
響と戦ったことはないけど、たぶん響は強い。
ケガさせたらだめだから発頸とかは使えないし…。

どうしよう…。
誰か助けてっ!

960:龍威◆l.6 後編です:2016/09/28(水) 19:47 ID:8Fw

そう思った時。
響の後ろから見回りの人…なんて言うんだっけ…。
そうだ!警備員さんが来た。

「警備員さんも来て、もう終わりかぁ…」
「じゃ、怪盗レッド。無駄な抵抗は控えてくださいね」

響は懐から鍵を取り出し、ここの牢のカギを開けようとする。
その前に警備員さんを見て、確認を…って、え!?

「警備員…さん…!?」

響、顎を殴られて気絶してるんデスケドー。
仲間割れってやつ?
「そいつは俺の獲物だっ!」みたいな!?

てか、この警備員さん、なんだろう、なんか、凄い、安心する顔を
している気が…。
気のせい…だよね…?

「待たせたな、アスカ」
「!?」
「なんだ、もう俺の声を忘れてしまったのか?」

ケイだ…。
この警備員さん、レッドの時のケイだ…!
そういえばケイ、変装ができるんだっけ?

「ケイ…!」
「そうだ。警備員に変装して、見回りっぽくやってみた。で、顎を1発
やらせてもらった。心配はいらない、気絶してるだけで死んでは
いない」
「あ、死んでないんだ。よかった…」
「響が気絶しているすきに、逃げるぞ!」

うん!
ケイはカギを開けてくれた。
石でできた廊下っぽいところを走って、入った出入り口に向かう。

「これからは捕まるような真似はしないでくれよ」
「うん!ごめんね、私の不注意で」
「大丈夫だ。ちゃんとナビしなかったこっちも悪いからな」
「ケイは悪くないよ」

そう言ったら、ケイは少しだけ微笑んだ気がした。

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