もうpart6!
この調子でpart10。。。。(笑)
えっと!ここに入ってない人!気になってる人!大歓迎です!
part1【https://ha10.net/ss/1376879213.html】
part2【https://ha10.net/ss/1454405036.html#Z】
part3【https://ha10.net/ss/1460021965.html】
part4【https://ha10.net/ss/1464774983.html】
part5【https://ha10.net/ss/1469091130.html】
>>2ルール
それでわスタート!
…ここは…?
確か響や警察に追われて…。
「……っ!」
分かった、この見た目。
時々ドラマで目にする、この風景。
「牢屋…?」
「よく分かったね、怪盗レッド。君は捕まったんだよ」
「響…」
鉄格子の向こうには、いつものような恰好をした響がいる。
白いジャケットを羽織った、響が…。
「響、私はなぜ、捕まったの!?どうして!」
「捕まった理由?簡単じゃないですか。あなたは罪を犯している。
窃盗罪ね。博物館や美術館から展示品を__」
「ちょっと待って、私が盗んでいる…のは盗品だけよ!ちゃんと
持ち主に返しているわ!」
自分のものにしたことなんて、一度もない。
悪いことをしたなんて、ちっとも思ってない。
むしろ、いいことばかりしていると思う。
「あとは、君の正体を暴くこと、そして__」
「そ、そして…?」
「君の相棒を捕まえることの2つが残っていますね」
私の正体がばれること、ケイが捕まること。
どっちにしても大変だ。
あぁ、どうしよう!
私、頭悪いから解決法なんて思い浮かばないよ!
とりあえず、この場で正体がばれることは避けたいな…。
「さて、スカーフを取ってください。正体を明かすのです」
「無理!」
「じゃあ、力ずくで取らせていただきますね」
言い方は丁寧だけど、こいつ大分ひどいことを言ってるな…。
響と戦ったことはないけど、たぶん響は強い。
ケガさせたらだめだから発頸とかは使えないし…。
どうしよう…。
誰か助けてっ!
そう思った時。
響の後ろから見回りの人…なんて言うんだっけ…。
そうだ!警備員さんが来た。
「警備員さんも来て、もう終わりかぁ…」
「じゃ、怪盗レッド。無駄な抵抗は控えてくださいね」
響は懐から鍵を取り出し、ここの牢のカギを開けようとする。
その前に警備員さんを見て、確認を…って、え!?
「警備員…さん…!?」
響、顎を殴られて気絶してるんデスケドー。
仲間割れってやつ?
「そいつは俺の獲物だっ!」みたいな!?
てか、この警備員さん、なんだろう、なんか、凄い、安心する顔を
している気が…。
気のせい…だよね…?
「待たせたな、アスカ」
「!?」
「なんだ、もう俺の声を忘れてしまったのか?」
ケイだ…。
この警備員さん、レッドの時のケイだ…!
そういえばケイ、変装ができるんだっけ?
「ケイ…!」
「そうだ。警備員に変装して、見回りっぽくやってみた。で、顎を1発
やらせてもらった。心配はいらない、気絶してるだけで死んでは
いない」
「あ、死んでないんだ。よかった…」
「響が気絶しているすきに、逃げるぞ!」
うん!
ケイはカギを開けてくれた。
石でできた廊下っぽいところを走って、入った出入り口に向かう。
「これからは捕まるような真似はしないでくれよ」
「うん!ごめんね、私の不注意で」
「大丈夫だ。ちゃんとナビしなかったこっちも悪いからな」
「ケイは悪くないよ」
そう言ったら、ケイは少しだけ微笑んだ気がした。
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