約ネバ二次創作 「NIGHTMARE」

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1:匿名さん:2020/07/31(金) 18:05 ID:kf.

ドン「おい、内通者。俺らを売って、自分だけ助かろうだと?」
レイ「…違う!俺はッ、もうあんなこと…!」
トーマ「俺ら、家族だろ…。信じらんねー。」
レイ「トーマ…、俺はだな…。」
ラニオン「お前の話なんか聞きたくねえよ!」
アンナ「…チッ。」
レイ「ア、アンナ…。」
アンナ「あんたなんか、助けるんじゃなかったわ。この髪も…、あげなきゃよかった!」
レイ「う、うわあぁぁ!」


エマ「…イ!…レイ!」
レイ「…っ!あ、夢か…。」
ノーマン「どうしたの、レイ?すっごい魘されてたよ。誰かと話してるみたいだった。」

ここはGFハウスを鬼と人間が改造し、2つの種族が住みやすくなるためのGS(グレイス シェア)ハウス。今日も鬼と楽しい一日を…、と思っていたが…。

レイ「………。」
ドン「おい、レイ。顔色わりぃぞ?」
レイ「…っ!あ、ああ…さんきゅー。」(ビクッ)
ドン「…?」(レイがビビるなんて珍しいな、なんかあったのか?)
エマ「レイ、どうしたの?具合悪そうだよ?」
レイ「平気平気…、心配すんな。」
エマ「…うん、なんかあったらすぐ言ってよ?」
レイ「ホントに大丈夫だから。」
トーマ「朝ごはんだー!行こうぜ、ラニ!」
ラニオン「おう!あ、ごめんレイ!」どんっ
レイ「うわっ!……っ!」
ラニオン「おい、…だいじょぶか?ごめん。」
レイ「あ、ああ。」



エマ「ここは…、どこ?」
コニー「エマぁ…。」
エマ「ええっ!コニー、なんで…。」
コニー「おむねにね、おはな刺されたの、怖かった。エマ、ノーマン、助けてくれなかった。」
エマ「あれは、…ごめんね!」
コニー「わたしは、怪獣のごはんになっちゃった…。」
エマ「…っ、みんな…。」
コニー「みーんな、エマが大ッキライ。」
コニー「キライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライ!」
エマ「うわあぁぁあぁあぁ!」
コニー「こっちにくるまで、一緒にいてあげる!」

ノーマン「エマ!」
エマ「…、っ!」
ノーマン「…大丈夫?」
エマ「うん…、怖かった…。コニーや出荷されたみんなが私を…、…コニー。」(ガクブル)
レイ「あがっ!…めろ、違うんだって…!」
エマ「れ、レイ!レイ!?」
ノーマン(二人に悪夢が?二人に!?)

レイ「………。」
エマ「………。」
オリバー「二人とも、珍しく元気ねーな。」
ジリアン「どったのどったの?」
ザック「なんかあったのか?」
エマ「なんか、私とレイが悪夢を見たみたいで…。」
ジリアン「悪夢?どんな?」
レイ「俺はドンたち、エマは出荷されていった兄弟たちに罵倒されるって夢だ。」
エマ「うん…、夢の中でコニーは…。」
ジリアン「コニー?」
レイ「6才の女の子だ、家族だった…。」
エマ「うん、コニーやみんなが私を恨んでて、タヒぬまで追い込んでやるって…。」
ジリアン「6歳っしょ?そんなこと言わないよ…。」
エマ「コニーの顔、怖かった…。」
ザック「夢だろ、そんなん気にする必要ねえだろ?」
ナイジェル「ラートリー家の技術を、誰かが使ってるとしたら?」
レイ「ああ、まだこの世界を乗っ取れると思ったってことか?」
ナイジェル「そんで、誰かをスパイに出してる可能性も…。」
レイ「またGFの時と同じ状況か〜。」
ジリアン「GFの時と?」
レイ「俺が第3プラントのスパイだった。」
ジリアン「へぇ〜…、そっか。」
エマ「……。」
シスロ「ん?どしたエマ、…とGP共。」
バーバラ「なんか考え事か?」
ザジ「あうー、あうあー。」
レイ「あ、ラムダ共w」
シスロ バーバラ「うっせぇこのやろー!」
バーバラ「で、なんなんだ?」
レイ「実はな…、」

バーバラ「はっはっはー!そんなことかよ!」
シスロ「俺らに比べたら、そんなことちっこいもんだぜ!」
レイ「うっせぇこのやろー。」
シスロ「ああわりいわりい、ふざけ過ぎた。」
ノーマン「やあシスロ、バーバラ、ザジ。」
シスロ バーバラ「ボスっ!」
ザジ「あうあー!」
ノーマン「二人の相談に乗ってたの?」
シスロ「お、おう!」
バーバラ「しっかり話を聞いてやったぜ!」
ジリアン「うそつけ。」(びしっ)
ノーマン「嘘はだめだよ〜、二人とも。」
シスロ「チッ…、GPが…!」
ジリアン「私達が、なによ。」(銃を向けて)
ノーマン「二人ともやめなよ〜。」
シスロ「分かったよ、ボス…。」

2:匿名さん:2020/07/31(金) 21:41 ID:kf.

シスロ「ほんわかしてるボスも…。」
バーバラ「すげえいいなぁ、可愛いしw」
ザジ「あうあー、うあー。」
ノーマン「3人とも、二人の悪夢、どうしたらいいと思う?」
シスロ「いや、ただの夢なんだろ。妄想にすぎねーよ。」
ノーマン「しかし、同じ夢を二人もだぞ?」
バーバラ「このシェアハウスに、悪夢を見させる機械があるわけないだろw鳥鬼がいつも見張ってっしよ。」
ノーマン「バーバラ、変わったね。あんなに鬼を憎んでたのに、なんで?」
バーバラ「いや、アウラとマウラって名乗る鬼のガキがいてな。こっち側の幸せを願ってくれる奴もいるんだなって思って。そりゃ、最初は信用できなかったけど、そいつらの純粋な目を見て、こいつらは本物の心持ってんだなって確信したよ。んで、こーゆーわけ。」
ノーマン「よかったぁ、バーバラの気迫には少し驚いていたからねw」
シスロ「さあさあ、そんなことよりエマたちの悪夢についてだろ。俺らが気づいてないだけで、どっかに隠してっかもしんねえし、今夜子供たちが寝た後探そうぜ。」
ノーマン「うん、もう二人には苦しんでほしくないしね。」
ザジ「あうー、あうあー!」
バーバラ「どうしたザジ、いくよ!」
ザジ「あうーっ!ああーーっ!」
バーバラ「いいから来な!ったく…。」
ノーマン(バーバラ…、もうすっかりザジのお姉さんだな。)
ザジ「………。」


ジェミマ「悪夢?」
レイ「ああ、」
エマ「そうなんだー、へへ…。」
ドン「レイ、俺たちは別にそんな風には思ってねえから安心しろよ?」
アンナ「そうよ、レイ。大丈夫だから、気にしないでね。
レイ「ああ、さんきゅな。」
ギルダ「エマ、後悔してる?…コニーのこと。」
エマ「う、うん…。何でもっと早く気づけなかったんだろうって、そしたら今も…。」
ムジカ「エマ、大丈夫?」
エマ「ムジカ…。」
ムジカ「…エマ、無理しちゃだめよ?ギルダたちから聞いてるの、エマは家族のためなら命も惜しまないかのように無茶をするって、命を捨てる覚悟で戦うって…。」
ムジカ「私たちは、人間と鬼の最初の友達で家族なのよ?失いたくないの、だから…ね?」
エマ「ありがと…、少し気が楽になったよ。ねえ、仮面とってくれない?顔を見てみたいの。」
ムジカ「いや、恥ずかしい…///」
エマ「ふふっ。」
ムジカ「…?」
エマ「ムジカって、可愛いなあ。」
ムジカ「エマも可愛いわよw」
ノーマン「エマ、僕たち今夜、このハウスを調べてみる。機械が仕掛けられてないか、探してみる。」
エマ「ありがとう、ノーマン!」
シスロ「俺たちに任しとけ、しょんべんたれ!」
エマ「たっ!たれてないもん!たれるわけ、ないじゃん!」
バーバラ「どうだかーw」
エマ「もーっ、二人の意地悪!」
ノーマン(ああエマ…、なんてかわいいんだぁ///)

3:匿名さん:2020/08/01(土) 10:29 ID:fT6



ノーマン「よし、みんな寝たね。早速どこから調べる?」
シスロ「まずは、エマとレイが寝てる部屋から調べようぜ。」
バーバラ「そうだな、ほかのガキどもは悪夢ってのは見てねーみたいだし。」
ザジ「あうあー。」
ノーマン「そうだね、じゃあいこうか。」
ノーマン「シスロ、大丈夫なの?…足。」
シスロ「いや、あれはボスを守るためだしあたりめーよ!義足を3Dプリンターっての?を使って作ってもらって、こうして歩けてるから少しでも恩返ししなきゃなって。だから心配するなよ、ボス。」
ノーマン「ありがとう、シスロ。」
バーバラ「二人とも何してんだー、早くいくぞ!」
ノーマン「ごめんごめん、待って待って~。」


エマ「Zzz…。」
レイ「ZzzZzzz…。」
ノーマン「みんな静かにね、何か見つけたらすぐに言うんだ。」
シスロ バーバラ「了解!」
ザジ「あうあー…。」

ノーマン「ここにはなかったね、次は廊下を見てみよう。」


ノーマン「廊下にもないか…、じゃあカメラを確認だ。モニタールームに行こう。今日の当番は…、ポーラ?さんか。」


モニタールーム

コンコンッ
ポーラ「…だれ?」
ノーマン「こんばんは、ノーマンです。実はですね…。」

ポーラ「へえ、エマとレイが同じ悪夢を…。分かったわ、ここ一週間の夜の映像を見てみましょう。」
ノーマン「ご協力感謝します。」


エマ「そろそろ寝よう、みんな!」
みんな「はぁい!」
レイ「歯磨き忘れんなよー。」
みんな「はーい!」

ポーラ「二人ともすごいわ、鬼の子供の世話までしてる。」
ノーマン「そうですね、鬼の子供も人間を受け入れてくれている…。素晴らしいことですね。」


ポーラ「あまり目立つところは見当たらなかったね、至って普通だった。」
ノーマン「うーん、なんだろう…。」
バーバラ「ボス、二人の様子を見に行ってみたらどうかな?」
ノーマン「そうだね、人間は夢を何度も見ると言われている。今も見ているかもしれない。」
ザジ「あうー…、うぅぅ…。」
シスロ「いくぞ、ザジ。」
ザジ「あうあー。」


寝室

レイ「エマ⁉エマ!」
ドン「なんだよレイ、こんな夜中に…。」
レイ「ドン、…エマが悪夢を見始めた。」
ドン「へっ?」
エマは目を大きく見開き、きょろきょろと動かしている。しだいに体が痙攣していく。
ドン「うわっ、そんな感じするな…。」
アンナ「え、悪夢を見てるって?」
ノーマン「みんな!耳を澄ませてみて、何か聞こえないか?」
みんな「………。」
ドン「何も聞こえないぞ?」
レイ「…っ、聞こえる。ノーマン、エマをベッドから降ろせ!」
ノーマン「わかった、よいしょ!」
レイ「バーバラ、でっかい刃物持ってこい!」
バーバラ「お、おう?わかったよ!」

バーバラ「持ってきた、エマは?」
ドン「ずっと痙攣したままだぜ。」
レイ「包丁か…、よし!」びりっ(包丁でエマとレイのベッドを切り裂き)
レイ「…何かある、なんだこれ。」
シスロ「なんかの発信機か?」
ノーマン「多分、電波を出してトラウマや後悔していることを、夢の中で呼び戻しているんだ。」
レイ「バーバラ、壊せるか?」
バーバラ「よっしゃ!やってみる!おらぁ、砕けろこのやろっ!」
バーバラ「ダメだな、かってー!」
ヴァイオレット「おいおいなんだようっせーな、みんなが眠れないぜ。」
レイ「おいヴィンセント、アダムを連れてこい!」
ヴァイオレット「…は?」
レイ「いいから早く!」
ヴァイオレット「…ったく、わあったよ!」

ヴァイオレット「連れてきたぞ、つまんねーことじゃ怒るからな。」
アダム「63194…、22194…、81194…。」
レイ「アダム、これを踏みつぶせ!」
アダム「・・・?ふんっ!」ビキビキッ
ノーマン「もう少し!」
アダム「…うぅ~、ふんっ!ふんっ!ふんんんんっ!!!」バキッ!
レイ「やっと一個壊せたか、もう一つ頼むアダム!」
アダム「ふんっ!ふんっ!ふんんんんっ!!!」バキバキバキィ!」
ノーマン「壊せた、…協力感謝するよ。」
ヴァイオレット「おいおい、状況が読み込めねーよ。エマが今どーなってんだ?」

ヴァイオレット「ふーん、二人が悪夢見て、その元凶がこれってか…。」
レイ「そうゆうことだ。」
ヴァイオレット「でも夜中にやることねーだろ。」
ノーマン「ごめん、僕らだけで対処するつもりでね…。」
エマ「…っ!ぶはっ!はあっはあっ!」
みんな「エマ!」

4:匿名さん:2020/08/01(土) 12:14 ID:fT6

エマ「……っ!………。」(レイになにか伝えようとして、口をパクパクさせて)
レイ「ん?なんだエマ?」
エマ「……がっ、…はぁっ、はぁっ。………。」
レイ「…わかんね。」
ヴァイオレット「そりゃそうだろ、なんか悪夢ってより病気に近い気がするぜ?あの機械が、病気を起こしてたかもしれない。」
ノーマン「だったら、エマとレイ二人を隔離したほうがいいね。今は出てないけど、こういう発作がレイに出るかもしれない。そして、明日からこの機械を分析してみる。」
レイ「そうだな、…それまで俺がエマの世話をする。」
シスロ「じゃあ、この変な機械は取り外したし休むか。」
ノーマン「そうだね。レイ、君はエマと一緒にソファで寝てくれる?毛布は持ってくるよ。」
レイ「お、おう…。分かった、任せろ!」(エマと…、2人っきり…///)
バーバラ「じゃあ解散!」
シスロ「おつかれー!おっと!」(転びそうになり、咄嗟にバーバラの髪を引っ張り起き上がり)
バーバラ「痛え!いてーなこのやろーー!」
バーバラ「シスロ、まだ慣れてないのか?義足…。」
シスロ「へーきへーき!」
バーバラ「嘘つけ、下手くそ。しゃーねーな、支えてやるよ。」
シスロ「すまん…。」


レイ「さ、いくぞ。エマ!」
エマ「…………。」(ガクガク)
レイ「…チッ。ほら、おぶってやる///早く乗れよ、見られるだろ!」
エマ「……///」

レイ「あの機械はないな?」
ノーマン「平気だよ、安心して寝て。」
レイ「ありがとな、さあ寝ようエマ。」(エマに優しく毛布をかけて)

5:匿名さん:2020/08/01(土) 15:01 ID:fT6

翌朝

ジリアン「ふふふ…、お二人さん♡朝ですよー!」
レイ「…っ!あ、いやこれは/////エマが昨日、痙攣起こして…そんで俺がこいつの面倒見なきゃいけなくなって…///そーゆーんじゃねーかんな!」
ジリアン「かーわーいーいー!もぉ〜、かわいすぎー!」
レイ「からかうなっ///」
ジリアン「はいはいごめんなさ〜い。朝ごはん行こう、エマも起こして、レイ。」
レイ「…先行ってろ、すぐ行く。」(赤面しつつも、エマの体を揺らし)
ジリアン「はいは〜い!みんなも起きようー!」(子供たちを起こしに行き)
レイ「ほらエマ、お前も起きろ。」
エマ「う…、うう。ふわぁぁあ…、おはよーレイ。」
レイ「朝めし行こーぜ。」
エマ「うん。」

ノーマン「あ、おはよーエマ!」
ドン「エマ、治ったのか?痙攣…。」
レイ「ああ、今んとこ収まってる。」
アウラ マウラ「おにーさん、おねーさん!」
ジリアン「かわいいーっ、名前はなあに?」(小さい鬼の子に目線を合わせて)
アウラ「ぼくアウラ!」
マウラ「わたしマウラ!」
ジリアン「わたしはジリアン!」
レイ「俺はレイ、こいつはエマ。」
ドン「ドンだ。」
アウラ「これ、なに?」(ベッドに入っていた機械を持って)
レイ「!? どこで見つけた!」
マウラ「みんな寝相が悪くて、爪とかでベッド引っ掻いちゃうんだけど…。」
アウラ「今朝、友達がベッド引っ掻いてこれがはみ出てたんだ。」
レイ「…まじか、全員に見させる気なのか…。」
アウラ「え?なに?」
レイ「俺とエマが悪夢を、家族にひどいこと言われる夢見たんだよ。で原因は何だろうって友達が昨夜探してたら、ベッドからこれが出てきた。」
レイ「お前たちは、夜中になにかあったりしたか?」
アウラ「友達の寝言がうるさいなーって思ってた。」
マウラ「悪夢を見てたんだ…、その友達は身体からガタガタして目がギョロギョロしてたの。」
ドン「エマと同じ症状…!」
レイ「すぐにノーマンのところに行こう!」

6:匿名さん:2020/08/01(土) 18:11 ID:fT6

ノーマン「ダメだねー、データが取れない…。」
ヴィンセント「ああ、自動ロックが何重もかかっている。」
ノーマン「鬼が作ったのか…?」
ヴィンセント「なら解析できないのも無理ないかもな、ボス。」
レイ「鬼でもなさそうだぜ?」
ノーマン「レイ…、何か分かったの?」
レイ「ああ、鬼の子供にも影響が出ているぜ。」
ノーマン「鬼の子供にも?」
レイ「ああ、偶然子供が寝相悪くて、爪でベッド引っ掻いて見つけてくれたみてーだ。」
ヴィンセント「そうか…、鬼が…。」
ノーマン「ヴィンセント?まだ、…信用できてない?」
ヴィンセント「そうなんだ、…いい鬼もいると、分かっているのに…だ。」
ノーマン「そっか、…まあ慣れてくしかないよ!」
ヴィンセント「ありがとう、ボス。」
レイ「まあそういうことは置いといて、どうする。隔離すべきか?」
ノーマン「隔離すべきではないね、ウイルス型ではないみたいだし。」
レイ「分かったのは、それだけか?」
ノーマン「お恥ずかしながら…、えへへ。」
ドン「レイ!ノーマン!」
ノーマン「ドン…、エマに何かあったの?」
ドン「エマが急に歩き出して、どこかに行っちまった!」
レイ「見失ったのか!」
ドン「ああ、でもあんな状態じゃここを出るわけないと思う。」
ノーマン「どっちにしろ、早く行ったほうがいいのは確かだ!」
レイ「エマに誰かついていってるか?」
ドン「一応、アンナとギルダがついてる。」
ノーマン「二人がついているなら、そんなに遠くには行けないはずだ!」
レイ「よし、早く行こうぜ!」


エマ「あは~、私ぃ~コニーをぉ~裏切ったぁ~わ~る~い~や~つぅ~あはははははは!」
ギルダ「エマ!」
アンナ「気をしっかり持って!」
エマ「あはははははははははははははははは!」
ノーマン「エマ!エマーーー!」
レイ「アンナ!エマは大丈夫か!」
アンナ「レイ!エマがシュレッダー室に行こうとしてる!」
レイ「はあっ!?一回眠らして、お前に診てもらったほうが…。」
ノーマン「よし、じゃあ彼を呼ぼう!ハヤトーーー!」
ハヤト「ボスー!今行きまーす!来ましたボス!」
みんな(耳良っ!ハヤト耳良っ!)
ハヤト「ボス、何でしょうか!」
ノーマン「エマが機械でおかしくなっちゃって…。」
ハヤト「ええーーっ!どゆことっすかーーー!」
ノーマン「カクカクシカジカだから、医務室・改から麻酔持ってきて!」
ハヤト「了解っすーーー!待ってくださいエマさーーーーん!」
ノーマン「エマに打ちやすいように、横にならせよう。」
ハヤト「そうっすね、麻酔持ってきたっす!」
ノーマン「わぁっ!速いよハヤト!」
エマ「こにぃぃぃぃ、うえへへへへははははは!」
ハヤト「エマさん、すみません!」ぷすっ
エマ「はははは…、………。」バタッ
アンナ「エマ…、エマぁ…。」
ノーマン「アンナ、エマは必ず助けるよ。」

7:匿名さん:2020/08/01(土) 19:09 ID:fT6

数時間後

エマ「う、うぅ…。ここは?」
ノーマン「医務室・改だよ、おはようエマ。」
エマ「わざわざ改つける?」
ノーマン「まあまあwエマとレイのベッドには、この機械が仕掛けられていてね、それで癲癇させて悪夢を見せてたんだ。」
エマ「悪夢…。」
ノーマン「ああごめんね、思い出させちゃって…。」
エマ「ノーマン…、これで良かったのかな。」
ノーマン「ん?なに、エマ?」
エマ「もっと早くハウスのこと、知っていたらコニーもここにいたかも知れない…。」
ノーマン「エマ。」
エマ「私がノーマンみたいに頭良くて…、何でも分かってたら、こんなことには…。コニー、みんなここで生きていたかもしれない。そう考えると、震えが止まらない。」
ノーマン「エマ、落ち着こう。しっかりして、エマ。」
エマ「私が無知なせいで、みんな…。」
エマ「みんなを守らなきゃ、いけなかったのに…!」

ヴァイオレット「マジでただの悪夢じゃなさそうだな。」
オリバー「そうだな、次はレイ、そしてどんどんみんながおかしくなっていくんだ。たぶん、エマの発作もまた起きるぞ。」
ジリアン「ここにユウゴや、ルーカスがいたら…。」
オリバー「やめろジリアン、お前もエマみたいになってるじゃねーか。」
ジリアン「ごめん、なんか今朝からおかしいんだよね…。」
ナイジェル「発作だ、エマと同じ…。」
ザック「五段階…。」
みんな「へ?」
ザック「エマを見ていて分かった、この発作は五段階ある。」
オリバー「三段階?」
ザック「1つ、トラウマ、後悔の類の悪夢を見せて不安にさせ、免疫を下げる。2つ、周りの景色と夢がごっちゃになる、それで対象を追い詰める。3つ、過去の出来事を脳から引っ張り出してきて、思い出させる。4つ、後悔させる、そしてその後悔を償いたくなる。5つ、ジサツをする。」
ジリアン「それじゃ、私は…。」
ザック「3段階目…。」
オリバー「五段階目まで近いじゃねーか、対処法は!?」
ザック「分かんねえ…、ノーマンのおかげでエマは助かったけど一時的だし、次いつ起こるか…。」
ヴァイオレット「分かんねえじゃねえよ、早く探すんだよ!早くしねーとみんな氏んじまうぞ!」
オリバー「…じゃあ、いやだけど鬼の力を借りよう。」
ヴァイオレット「ジリアン、歩けるのか?」
ジリアン「少しふらふらするけど、平気。」
ヴァイオレット「そうやって大丈夫と思っているほど、あぶねーんだよ。」

8:匿名さん:2020/08/01(土) 22:15 ID:fT6

鬼 大人部屋

オリバー「あそこに、邪血が…鬼がいるのか…。」
ヴァイオレット「やっぱ少し気が引けるな…。」
ジリアン「でも行かなきゃ!」
コンコンッ
ソンジュ「あ?」
ジリアン「失礼します…。」
ソンジュ「…何しに来た。」
レウウィス「まあまあ、ソンジュ。君たち、入って来給え。茶でも飲んでいけ。」
オリバー「あ、ありがとう…。」
ムジカ「あなたはこっち座って。」
ジリアン「え…、私?」
ムジカ「ええ、私とじゃ嫌ならいいけど。」
ジリアン「ううん、ご一緒します。私はジリアンといいます。」(かわいいこの子!友達になりたい、うんなろう!)
ムジカ「ムジカよ、ため口でいいわ。」
ソンジュ「んで、用件はなんだ。」
GP(ゾオッ)
ムジカ「ソンジュ、ラムダの子たちじゃないんだから…。ごめんね?ソンジュ、まだあなたたちを信じ切れてないみたい。エマたちしか信じれないみたいで…。」
ヴァイオレット「そう、そのえまっちについて話しに来たんだ。」
ムジカ「え?エマに何かあったの?」
ヴァイオレット「…氏にそうになった。」
ムジカ「どういうことなの?」
オリバー「このハウス全体が危ないんだ!みんなのベッドに、これが入ってた。」
ソンジュ「…これは?」(不思議そうに、手に取り)
ポーラ「おそらくそれから電波を発して、悪夢を見させていると推測しています。」
ザック「電波を浴びると、発作が出ます。発作は五段階。内容は…、」

レウウィス「なるほどね、しかしそんなに巧妙なもの作れる者がいるのだろうかねぇ?」
レウウィス「こんなもの、貴族の私でも見たことないね。」
ジリアン(そうだ、こいつ貴族だったか!)
レウウィス「でも、下のものに頼めば何とかなるんじゃないか?そう思わないか、ソンジュ?」
ソンジュ「そうかもしれない、…だが信憑性がないな。」
ザック「鬼の子供にも影響が出ているんだ、とりあえず信じてくれないか?」
レウウィス「分かった、じゃあそのレイとやらをこちらに引き渡してくれ給え。調べてみよう、その機械はまだ動いているね?」
ぺぺ「ああ、一応な。」
レウウィス「実験室で、これをレイ君に使って影響を見たい。さすれば、これが解析できると思う。」
ムジカ「え、実験…。」
レウウィス「ん?まさかだが、『かわいそう』という実に滑稽な情が、私の言葉を引き留めているのかね?」
ナイジェル「そうだろが!レイは俺らにとって、大切な…!」
レウウィス「家族、かね…?少しの犠牲も払わなければ、この事態は解決できないのだよ?」
ムジカ「滑稽って…、あなたね、この子たちの気持ちも知らずに!」
レウウィス「そりゃ他人だもの、知ることはできないさ。」
ポーラ「ふざけるのもいい加減に…!」
ジリアン「…分かりました、お願いします。」
ヴァイオレット「はあっ⁉おいジリアン!」
ムジカ「ジリアン!?いいの!?」
ジリアン「たっ、…大公の言うことも、ごもっともですし…。」
レウウィス「ほお、物分かりがいいコで良かった。話が早く進む。」
ムジカ「…っ!」(ムッカァア!)
ジリアン「………。」
レウウィス「用はこれだけかね?」
ジリアン「…はい、ありがとうございました。」


ジリアン「…。」
ムジカ「ジリアン、待って!」
ジリアン「ムジカ…。」
ムジカ「あなた、本当は納得してないんでしょ?なのに、どうして…?」
ヴァイオレット「そうだ、なんで言わなかった。」
ジリアン「怖かった…、レイが苦しむこと…。でも、彼には逆らえなかった…。」
ヴァイオレット「GPでの勢いはどこいったんだよ、納得できてねえなら…!」
ムジカ「…ジリアン?」
ジリアン「…ああ言うしか、出来なかった。私は、家族を…、レイを…。」
ムジカ「でも、レイは…。」
ジリアン「うっ、うあああああああああああああああああ!」

9:匿名さん:2020/08/02(日) 09:39 ID:fT6

レイ「あ、オリバー達だ。…?どうした、そんな暗い顔して。」
オリバー「レイ、この事態がどういうものか分かった。」
ザック「この機械が電波で俺たちを狂わせる。それを…、まあ発作と呼ぼう。発作は全部で五段階あるんだ。内容は…。」


レイ「エマに当てはまる症状だな、でも何で俺に?ノーマンに言えば…、ジリアン?」
ジリアン「レイ、ごめんなさい。レウウィスがあなたを使って、この機械の実験したがってる。それで、私はレウウィスに逆らえなくて…、承諾してしまった。」
レイ「………。」
オリバー「ごめんな、協力してくれないか?」
ヴァイオレット「嫌なら嫌だと言ってくれて構わない、勝手なことして悪ぃな…。」
レイ「…分かった、実験体になってやる。これで、みんな助かるんだな?」
ぺぺ「確証はない、だが奴ならやってくれるだろう。」
レイ「そうか、…いつでもいいぜ。」
ザック「ホントにすまん…。」
レイ「…ジリアン、気にすんな。」
ジリアン「………。」
レイ「ジリアン、おい!」
ジリアン「…っ!…ごめん。」
レイ「………。」
ヴァイオレット「ジリアンも発症してる、対策はあるか?」
レイ「このハウスの全機械は取り除いた、だがまだ安全かわからないから、床に何か敷いて寝てもらうしかねえ。」
レイ「お前らは、ジリアンから目を離すな。絶対に一人で歩かせるな。」
ヴァイオレット「…分かった。」
レイ「ジリアン、もう一度言うぞ。…気にするな、償おうと思うな!そうお前が思うことが、俺は悲しいから。」
ジリアン「…ありがとう。」


エマ「…え?レイが実験体に…?」
レイ「ああ、みんなを救うために必要だってよ。」
エマ「でもレイは苦しんでしょ?なら私は嫌だ!」
ノーマン「そうだよ、僕らも全力を尽くすから、今からでも断るんだ!」
レイ「やだ。」
エマ ノーマン(!?)
レイ「ふふっ、エマはこうやってみんなに抵抗してきたんだぜw」
レイ「とにかく、実験は断らない。俺らでもこの症状は抑えられてる、レウウィスなら解決策を探してくれる。心配すんな!」
エマ「レイ、あの時のノーマンみたいになってる。みんなのために、自分が苦しみを背負う。」
レイ「お前もだろ、俺ら三人は同じようなもんだ。この気持ち、わかるだろ?」
ノーマン「でも…、レイ。」
レイ「やめねえよ?それだけ言いたかっただけだ。ほんじゃ。」



実験室

レウウィス「81194、レイ…よく来てくれたね。」
レイ「もう番号で呼ぶな、俺は何をしていればいい?」
レウウィス「あのベッドには、君たちが見つけた機械が埋めてある。君をベッドに拘束させてもらう。そして、私の質問に答えてくれるだけでいい。そこから何かヒントを得る。」
レイ「…わかった、エマたちはここに近づけるなよ。」(周りの鬼に)
鬼A「分かった、だれ一人として入らせない。安心して実験を受けろ。」
レイ「ああ、頼んだ。」

実験 開始

レウウィスがスピーカーを通して話しかけてくる。
レウウィス「開始して一分経過…、調子はどうかね?」
レイ「あんま変わりねえよ。」
レウウィス「分かった、記録しておく。」

レウウィス「開始して五時間経過…、気分は?」
レイ「少し悪いな、エマたちのことが頭に流れてくる…。」
レウウィス「そうか、分かった。」

レウウィス「開始して九時間経過…、報告してくれ。」
レイ「あいつらには、ほんとに申し訳ないことをした…。大切な家族を売ろうとするなんて、最低だよな。」
レウウィス「レイ、聞こえているか?報告をするんだ!」
レイの目がぎょろぎょろ動き出し、体が震えている。
レウウィス「意識はもうないようだな…。」
警備員から、通信が入る。
鬼A「…ウィス大公!レウウィス大公!人間が近づいていきます、警備が破られました!」
オリバー「この実験をやめろおおお!」
エマ「レイ!」
レウウィス「第一シャッターを閉鎖!…は?作動しない…。」
ノーマン「実験を中止しろー!」

ドゴオォオオン
エマ「レイ!」
レイ「おまっ、お前らあああああああ!」

10:匿名さん:2020/08/02(日) 12:59 ID:fT6

ノーマン「レウウィス、今すぐやめろ!」
レウウィス「無理だ、彼が承諾してくれたのだ。」

ジジッ…
鬼A「だれ一人として入らせない。安心して実験を受けろ。」
レイ「ああ、頼んだ。」
ジー…ジジッ…

レウウィス「これが証拠だ、…手を引け!」
エマ「レイが許しても、私達が許さない!」
オリバー「このまま続けるのは、命に関わるぞ!解除ボタンはどれだ!」
鬼A「でていけ、お前ら!これが皆を救う手なのだ!」
エマ「うるさあい!家族を傷つけてまで、助かりたくない!」
ナイジェル「おそらく、これだ!レイ、これで自由だ!」ポチッ
レイ「うああっ!…うぐっ、ゲホッ!ゲホッ!」
レウウィス「動けるようになったから、なんだ。ここからは出れん。強化ガラスに覆われている。並の人間では出れないよ。」
ジリアン「レイ!」
バーバラ「お前ら、頭下げな!おらあっ!」(身体をひねり、右足を体に押し付け強化ガラスを蹴り割り)バッリーン!
ノーマン「バーバラ!」
バーバラ「早くレイを!」
エマ「レイ、…っ!体中に痣が…。」
ザック「苦しんで暴れたんだ…、医務室にいくぞ!」(レイを背負って)
ジリアン「レイ…、ごめんなさい!」
レウウィス「………。」
鬼A「お前ら!…よいのですか、大公!」
レウウィス「良い良い、もういいだろう。データは取れた。」


医務室・改

レイ「……う、うう。っ!…お前ら、来んなっつったろ!」

11:匿名さん:2020/08/02(日) 14:34 ID:fT6

エマ「なんで分かってくれないの?」
レイ「…は?俺はお前らの為を思って…。」
オリバー「ざけんな!」ガッ
ジリアン「オリバー!」
オリバー「なにが俺らの為だよ…、何カッコつけてんだよ!」
レイ「………。」
オリバー「俺らはお前が大切なんだよ!…タヒのうとすんな!」
レイ「…うぅ、お、桶を…!」
ジリアン「うん!…はい!」
レイ「おえぇ…、きぼぢわりい…。」
ジリアン「レイ…。」(レイの背中をさすり)
ザック「これも発作なのか…?」
ノーマン「単に、身体面でも精神面でも疲れてたから、ストレスでこうなったんだ…。」

レイ「ふぅ…、少し良くなった…。」
オリバー「…さっきも言ったが、あんま自分で背負うなよ。」
レイ「ああ、わかった。」
エマ「ホントだよ?無理しないでよ?」
レイ「分かったっての。」ポカッ
ノーマン「鬼の子供達にも影響が出てる、その子達も治療しよう。」

アウラ「ジェナ!デグ!どうしよう…、マウラどうしよう!」
マウラ「大公さまに伝えに行こう。」
レウウィス「…そのことは知ってるから結構だよ。」
マウラ「大公さま!お願いします、みんなを助けてください!」
レウウィス「まさにそうしてるところさ、しかしね…、解決法は見つかっていない…。」
アウラ「じゃ、どうすればいいんですか!」

12:匿名さん:2020/08/02(日) 16:23 ID:fT6

レウウィス「…このハウスを、出ること…かな。」
マウラ「で、でてくの?」
ノーマン「いや、出なくていいんだよ。レウウィス大公、この事態は僕らが解決します。大公は手をくださず、僕らを暖かくお見守り頂きたい所存です。」
レウウィス「断る、そもそも君たちはあの機械の仕組みは理解したのかね?」
ノーマン「いえ、出来ておりません…。」
レウウィス「やはりね…。何も出来ていない君たちが、この事態の対処を進められている私達に意見…。」
ノーマン「レイを実験体にされたことを、僕ら人間は納得できておりません…。」
レウウィス「では、実験をしないでどうやって、この事態を止める気だったのかね?」
ノーマン「それは、…。」
レイ「ノーマン、もういいんだよ。」
ノーマン「レイ、まだ寝ていないとだめじゃないか。」
レウウィス「ノーマンくんの言う通りだね、寝ていなさい。痣だらけじゃないかw明日の実験が出来なくなる。」
ノーマン「明日もやるつもりだったのですか!」
レイ「レウウィスはレウウィスなりに、真剣に考えてるんだよ。俺はそれに従っただけだ、もう俺のために何も言わなくていい!」
エマ「やだ。」
レイ「エマ!?」
エマ「私とノーマンだけじゃないよ、みんなそう思ってる。」
レイ「…っ、お前ら。」
ヴァイオレット「レイ、お前みんなに何度も言われてんだろ!」
ぺぺ「反抗するのも、それまでにしとけ。」
ハヤト「レイさん、みんなの言うとおりっす。無理しないでください。」
ドン「ほんとだよ、みんなお前心配して眠れてねーんだぞ。」
ジェミマ「そうだよ、あたしもレイが心配!」
アリシア「なんでレイは一人でどっか行っちゃうの?」
レイ「うるさいうるさい!」
レイ「いいか、これが最善なんだぞ!どの手もだめなんだ、だから俺が選ばれた!今はそんなこと言う暇もねーんだよ!」
エマ「最善最善最善最善…、最善が全て正しいの?そうじゃないでしょ?少しはこっちの気にもなってよ、みんなレイが好きでタヒなれたくないの。それくらいわからない!?」
レイ「タヒなれたくないのはこっちも同じだ、だからこうやって解決策を見つけてんだろ!」
ノーマン(レイを殴り)
ハヤト「ボス!?」
ノーマン「一人だけで突っ走るな!一人だけでみんなを背負うな!」
レイ「……!?」

13:匿名さん:2020/08/02(日) 19:12 ID:fT6

ノーマン「……!」
レイ「…っ!」
オリバー「…レイ、来い。」
レイ「………。」

オリバーたちの部屋

オリバー「レイ、なんで実験を承諾する必要があるんだ。みんなお前を心配して…。」
レイ「お前らを守るため、…それだけだよ。」
オリバー「でも、お前は俺らの家族だろ。俺らを守るために、勝手にタヒんでいくのは納得できねえ!」
レイ「…でも、どうすりゃ良かった!あれしか方法は…!」
オリバー「あれしか方法はない!?んなことねーよ、方法がなかったら、見つけたらいいんだよ!」
レイ「この状況で、そんな綺麗事ほざくな!」
ノーマン「綺麗事なんかじゃない!」
レイ「綺麗事だろ!」
ノーマン「あの実験に選ばれたのが君じゃなく、エマだったら君は『これが最善』だってほっとくの!?違うよね、助けるよね!それは僕らも同じなんだよ、レイ!」
オリバー「俺らのために、1つしかない簡単に命を軽くみるな!簡単に命を捨てるな!」
レイ「エマと俺とは違う!」
エマ「同じだよ、私はレイが大切!」
レイ「…チッ!どけ!」
ノーマン「いてっ、れ、レイ!」


レイ「くそ…、何でわかんねーんだよ!」
エマ「分かんないんじゃない、分かりたくない。」
レイ「っ!お前…!」
ノーマン「レイ、さっきも言ったけど一人で突っ走ることはないんだよ。」
レイ「………ごめんな、みんな。心配…、かけたな。」
エマ「…うん、大丈夫。」

14:匿名さん:2020/08/03(月) 19:41 ID:fT6

レイ「解析は進んでるか?」
ノーマン「うん、あともう少しなんだけど…。」
ヴィンセント「機械の中心部に入りたいのだが、ロックが何重にもかかっている。」
エマ「どんなの?」
ヴィンセント「クイズ形式のようだ。」
エマ「クイズ!?」
レイ「エマのクイズ好きがでた。」
エマ「えーっ、だって面白いじゃーん!」
ノーマン「そうだね、面白いよ。」
ヴィンセント「エマ、最初のロックを解いてみるか?」
エマ「やりたいやりたい!」

ゔぉぉん
"2+1=13  7+6=113  7+3=?"

ヴィンセント「これが解けるか?」
エマ(普通の計算式じゃない…、どこかにヒントが…。)
レイ「ヒントやろうか?」
エマ「えっ、レイもう分かったの?うんお願い!」
レイ「この+はあまり意味ない。左辺をよく見ろ、そして右辺は2桁の場合1桁づつ分けて、3桁の方は1桁と2桁に分けて考えろ。」
エマ「ん〜っ!分かんなーい!」
ノーマン「ちなみに、僕はもう解けてるよー。」
エマ「えっえっ!みんな早いよ〜!」
レイ「オリバーたちはどうだ?」
ナイジェル「エマが分かんねーなら、俺らに分かるわけないじゃんw」
オリバー「うーん…。」
ナイジェル「オリバー、結構気に入ってるな。ムズいだろこれ。」
ノーマン「それがロックと言うものだよ…。」
オリバー「ああ、こういう娯楽はGPにはなかったから…。」
ポーラ「うん、こういうのみると興味わくの。」
ヴァイオレット「それな。」
レイ「答え言おうか。」
エマ「わーっ!言わないでー、自分でやる!」
オリバー「よーし、絶対解こうぜエマ!」
エマ「うん、解こう!」

10分後

ザック「…分かったかも。」
エマ「えー!ザック、こんなに難しいの解けたの!?」
ザック「レイの言うとおりに、右辺と左辺に注目するんだ。すると共通点が見えてくる。」
"2+1=13  7+6=113  7+3=?"
ジリアン「うーん、なんだこれー!」
ヴァイオレット「これなら簡単に入られることもないな。あームズっ!」
ザック「レイ、答えは…だろ?」
レイ「正解。」
エマ「正解しちゃったし!」
エマ「あ、フィルなら解いてくれるかな?」
エマ「フィルー!」
フィル「わ〜い、エマ〜!」(ギュー)
みんな(なんだこの可愛い生き物は!)
エマ「フィル、この問題解けないかな?私達難しくて解けないんだ〜。」
フィル「やってみる〜!」

フィル「わかったー!」
エマ「えーっ!」
レイ「フィル、答え耳打ちしろ。」(自分の右耳を人差し指で指して)
フィル「答えは〜、…!」
レイ「すごいな、正解!」(フィルの頭を撫でて)
フィル「やった〜!エマ、正解したよ!」
エマ「す、すごいね!」
ナイジェル「…俺達、…あんな小さい子に負けてんぞ?」
オリバー「絶対解く!」


ヴァイオレット「わっかんねえ〜!」
ナイジェル「頭ぶっ壊れんだろ〜!」
オリバー「レイ、フィル〜。答え教えてくれ〜。」
レイ フィル「410。」
オ ヴァ ナ「!?」
レイ「つまりな…。」
ナイジェル「そういうことかよ〜!」
ポーラ「もう少し考えてたら、解けてたかも…。」
オリバー「なあなあ、もう一問!」
レイ「バカ、クイズ大会じゃねえよ。みんなを守るために必要なんだぞ。」
オリバー「分かってるよ、だから早く解こうぜ!」
レイ「目が完全にクイズ目当てじゃねえか。」
ジリアン「も〜、オリバーったらかわいい〜!」
オリバー「っ!!…///」
ノーマン「410を入力っと…、はい出来た!」
ヴィンセント「次はこれだ。」

15:匿名さん:2020/08/04(火) 07:39 ID:JmY

エマ「うわぁ〜、もうだめー!頭パンクしそう!」
ヴィンセント「そうなのだ、それで非常に困っている。」
レイ「そうか…。」
ドン「なあ、やな予感がする…。
レイ「ん?」
ドン「レイの影響は調べ終わったんだろ?」
レイ「まあ、データは取れたって…。」
ドン「ああ、…でも鬼のデータは?」
レイ「…っ!奴のことだから、まだ誰かを狙ってるぞ!」
ジリアン「レウウィスが狙いそうな人は…、」
ザック「あの鬼のチビ共、レウウィスに懐いてたな。」
エマ「レウウィスに見つかる前に、ふたりを匿おう!」
レイ「もちろんだ!」

アウラ「マウラ…、みんな怖がってるね。」
マウラ「うん、どうやったらみんなを助けられるかな…?」
レウウィス「アウラ、マウラ。」
アウラ「大公さま!」
マウラ「なにか御用ですか?」
レウウィス「君たちに手伝ってほしいことが…。」
アウラ「なんでもします!」
マウラ「お申し付けください!」
レウウィス「…では、実験台になってもらう!」(スーツから薬を染み込ませたハンカチを出し)
マウラ「うっ!」
アウラ「マウラ!」(助けようとマウラに近寄り)
レイ「危ねえ!」(アウラの襟を引っ張り)
レウウィス「…レイくん、調子は?」
レイ「最悪だ…、お前なんでこんなこと!こんなに小さい奴を!」
レウウィス「人間のデータは取れたが、私達はまだだと思って…ね。」
ジリアン「こっちおいで!」(アウラを抱き上げて)
アウラ「待って、マウラが!マウラー!」
ジリアン「逃げるよ!」
アウラ「マウラを助けてよ!マウラが連れて行かれちゃう!」
ジリアン「とりあえずこっちおいで!」


アウラ「ああぁぁぁ…、マウラアア!」
ジリアン「ごめんね、でもあの時マウラちゃんを助けてたら、君も捕まってたかも知れないんだよ?」
アウラ「…でも、…でも。」
ジリアン「………。」(困ったように頭を掻いて)
オリバー「アウラだっけ?」
アウラ「……うん。」
オリバー「ごめんな、マウラ助けらんなくて。でも俺達が絶対にマウラを助ける!約束する、男同士の約束だ。なっ!」
アウラ「…うん!僕もマウラ助ける!」
オリバー「おう、だから今はレウウィスに見つかんねー様に、隠れるんだ。そんでレウウィスがどっかに気を取られてたら、マウラを取り戻す!」
アウラ「うん!」
ジリアン(オリバーすごい…、あんなに泣いてたのに。)
オリバー(ジリアンにやったぜ!とグーサインして)
オリバー「よし、アウラ隊員!まずは部屋に戻ろう。そして、俺が出て来ていいという合図を出したら、お前の友達たくさん連れてこい!」
アウラ「はいっ!」(ワクワク)タッタッタッ
オリバー「…どうだ?」
ジリアン「すごいじゃん、意外と子供好きなのオリバー?」
オリバー「い、いやただ元気づけてもらおうと…。」
ジリアン「優しいね〜。」
オリバー「へへ…///」

16:匿名さん:2020/08/04(火) 17:42 ID:fT6

鬼の部屋 (子供)

アウラ「みんな、協力してマウラを助けて!」
メグ「どういうことだよ…。」
レサ「大公さまが、そんな悪いことする訳…。」
アウラ「僕の目の前で連れてかれたんだ!信じてよ、みんな!」
テラサス「…でもなぁ〜。」
ムジカ「みんな、本当よ。」
みんな「おねえちゃん!」
ムジカ「私も見てたの。マウラはレウウィスに連れてかれたわ。」
レサ「おねえちゃんが言うなら、本当なんだ…。」
テラサス「僕、信じるよ!」
アウラ「うん!今オリバー兄ちゃんが、作戦考えてくれてるんだ!だからそれまで僕たちも力をつけて、マウラを助ける方法を考えよう!」
ムジカ「そうね、でも気をつけないとレウウィスにヤラれてしまうわ。しっかりと策を講じましょう。」
アウラ「オリバー兄ちゃんに負けないような、めっちゃスッゲー作戦考えようぜ!」
みんな「おーっ!」
ソンジュ(兄上…、ほんとに実験を…。)


オリバー「やっぱ、レウウィスの事だ。閃光弾の対策はしてくるだろう…。GPの時とは違う…。どうすれば…。」
レイ「ノーマン、策はあるか?」
ノーマン「閃光弾、考えてたんだけどな〜。だめか…、女王に使った粘着は?」
エマ「よさそう!…でも弾丸を手で受け止めるレウウィスだよ?足止めできるかな…?」
レイ「でもあの女王を止めたんだぞ?レウウィスでも女王には敵わない、だからきっと…。」

17:匿名さん:2020/08/05(水) 13:07 ID:fd6

エマ「でも、レウウィスは女王のタヒは知ってる…。上手く行くかは怪しいよ…。」
レイ「らしくねえ。」
エマ「…?」
レイ「いつもお前、明るくみんな引っ張ってたじゃねーか。今頃ビクビクしてんなよ。」
ナイジェル「レイ、エマはレウウィスに腹刺されたんだぜ。無理もない…。」
レイ「エマ、策はあるのか?さっきから積極的じゃない…、お前らしくねえぞ。」
エマ「……、一人で考える。」
レイ「………。」
ジリアン「レイ、いちいち言葉がきついと思うよ。」
レイ「そーかよ、ま、仕方ねえよ、俺はクズだからさ…。」
????「俺の名ゼリフパクるなー!」
ザック「ん?今、某なんでも屋の声がしたと思ったんだが…。」
レイ「とにかく今はそういうこと言ってる場合じゃねえ、マウラを助けることだけを考えろ!」
ザック「…わあったよ。」
レイ「もっかい立て直すぞ、ぜってー間に合わせる!」


レウウィス「…準備は整ったかね?」
鬼A「へい、整いました。」
マウラ「た…、大公さま。」
レウウィス「マウラ、君に力を借りる。すぐ終わるから心配はいらない。」
マウラ「…はい。」
オリバー「そいつを離せ。」(銃を向け)
レウウィス「待ち給え、レイくんの時のように荒いことはしない。」
エマ「でもマウラは望んでるの?」
レウウィス「ああ、快く引き受けてくれたよ…。」
レウウィス「…ふふ、信頼とはいいものだねぇ。王都を破壊(こわ)し、民を救うと皆からの信頼はうなぎのぼり。そして鬼、人間共に救えるのだ。」
エマ「私達は、家族が傷ついてまで助かることは望んでいない!」
ノーマン「ミネルヴァとして、みんなが本当に笑える世界を作らなければならない。農園や猟庭の時のように、偽りの笑顔にさせない。それが僕の生きる意味だ!」
レウウィス「ははは、人間とは優しいねぇ…。たとえ本人が望んでいても、皆が望まなければいけない…。」
レウウィス「皆、私はあるものをラートリー家から頂戴している。これはなんだか分かるかね?」(懐から4つの瓶を取り出し)
レイ「Luce…、Nous…、Nouma…、Bayon…。」
ヴァイオレット「…!? まさか、その中に入ってるのは!」
レウウィス「お察しがついたようだね、彼らの皮膚だよ…。」
レイ「みんな!あれを破壊だ!」
みんな(レウウィスと瓶に、銃を向け)
レイ「マウラ…、今助ける。」
レイ「発射ァッ!」
ズダダダダダダダ!ダダダダダ!ダンッダンッ!
ピンッ(金属音が小さくなって)
レウウィス(…閃光!…いや、違う。粘着か、姉貴に使ったとされる…。)
ナイジェル(もう遅い!)
バアアァァァン!
レウウィス「…っ、対策はしてきたのだね。褒めてあげよう。君、お仕事の始まりだ。」
レウウィス「受け取り給え!」(粘着の糸を、ロープ代わりに瓶にくくりつけ振り回し、部下へ飛ばし)
鬼B「了解!」(瓶の中身を機械に投げ入れて)
レウウィス「GPのときの彼らとは、少し違うよ…。特に、ノウム家のご兄弟はね…。」
レイ「おい、やめろっ!
レウウィス「GP5大貴族の、復活だ…!」

シュウゥゥゥ… ガタン!コツ…コツ…コツ…
バイヨン「レウウィス…、久しいですね。」
ノウス「また、一暴れできるのか!」
ノウマ「楽しみね、ノウス。次はどんな子を狩る?」
ノウス「とてもいい気分だ、雑魚狩って肩慣らしだ。」
ルーチェ「楽しい、…楽しいぞ!僕らは復活したのだ!」
ノウマ「この機会を逃してやるものか…、食用児を全て喰らい尽くすのよ!」
ルーチェ「GF…、63194『エマ』…。お前だけは許さない…!」
レウウィス「長い間、人を狩れずに寂しかったろう…。人間を支配し、美味い肉を共に喰おうぞ!」
レイ(こいつ!最初から味方じゃなかったのか!)

18:匿名さん:2020/08/06(木) 07:45 ID:4uk

レイ「くそ、…どうするノーマン!」
ノーマン「戦うしかないな…、ここは狭いから動きづらいはずだ!」
エマ「いやGPの時、壁を簡単に壊してた…。」
ノーマン「大丈夫、鬼のデータは取れてる。鬼でも簡単に壊せないように、超合金コンクリートで構成されてるから。」
レウウィス「簡単には…ね。」
レイ「とりま粘着で足止め!」
ノウス「うわっ、何だこれ!」(べたあっ!)
ノウマ「チッ、食用児の分際で…。」
バイヨン「これくらい、すぐに外せます!」
ノウス「頼んだバイヨン!」
バイヨン「お任せを!」ギギギッ!
オリバー「レウウィス以外は、閃光を経験してない!くらえ!」(ポイッ!)
バイヨン「!?」
ナイジェル「今だ、射撃しろ!」
ダダダダダ!
バイヨン「少しは賢くなったようですね…。」(目を押さえて)
ノウス「攻めろ攻めろ、喰らい尽くせ!」
ザック「お前らのデータは、もうとっくに取れてんだよ。」(バイヨンの武器を奪い取り)
バイヨン「くっ…!」
ザック「まずは、…雑魚のお前だぁ!」(ルーチェの核を突き)
ルーチェ「ぎゃあぁぁあ!そうか、僕には手下がいない!」
ザック「いようがいまいが、関係ねえよ…。」
ノウス「ルーチェなど、いてもいなくても変わらぬわ!」
ノウマ「そうね、早くヤりましょ…。」
レイ「気圧されんな!」
ノーマン「分かってる!」

タヒ闘の末…

レウウィス「また彼らはやられました…、この壁の強度には驚きだね…。まあここからが楽しみだ!」
ノーマン(ふっ、バカめ…。仲間のタヒ体で邪魔なはず…。)
レウウィス(タヒ体を蹴飛ばし進んで)
ノーマン「!?」
レウウィス「私の最初の獲物は、…君だ。」(両手の鍵爪で、ナイジェルの身体を掠り)
ナイジェル「うぐぅっ!」
ジリアン「ナイジェル!」
エマ「一旦撤退!ノーマン、放送かけてみんなを外に!レイ、子どもたちの保護お願い!」
レイ ノーマン「おう!」

19:匿名さん:2020/08/07(金) 17:22 ID:fT6

子供部屋
ジリリリリリリ!
フィル「!?」
シェリー「きゃああ!何この音、怖い!」
ブツッ…ピー
ノーマン「緊急避難!緊急避難!10歳以上は小さい子をおぶって、早急に外へ避難してください!」
フィル「ノーマン!」
シェリー「え…?」
アンナ「レウウィスが…!」
レイ「みんな、落ち着いて俺の話を聞け!」
アンナ「レイ!」
レイ「ギルダ、アイシェ!お前らは5~10歳!ハヤト、ジン、ドンは俺と1~4歳おぶって走れ!」
ドン ギルダ ハヤト ジン「はい!」
アイシェ「分かった。」

レイ「用意できたなお前ら!絶対一人も置いてくな、走れ!」
ドン「おう!」
フィル「僕たち、…助かる?」
ドン「ああ!だから安心して乗っとけ!」

ヴァイオレット「レイ!指示どおり、子どもたちは全員避難させたぞ!」(GPの子供を連れて)
レイ「よし!8歳以下はこの場からぜってーに動くなよ、なにかあったら呼ぶからそれまで待機!」
レイ「俺はノーマンと、エマたちを援護しに行く!今から呼ぶ者は俺と来い!ヴァイオレット、ジリアン、ザック、アダム、ドン、ギルダ、アイシェ…。」
レイ「覚悟はいいな、いくぞ!」


レウウィス「くくく…、粘る、粘るねぇ君たち!君たちのような人間を、狩りたかった!一度は狩りそこねた…。エマ、君の肉はさぞ美味いだろう…。」
エマ「っ!」(苦しむナイジェルを支えて)
レウウィス「さあ、君たちを美味しく腹いっぱい頂くよ…。」(鍵爪をなめらかに動かして)
レイ「エマーーー!」バンバンッ(レウウィスの手を撃ち)
レウウィス「!?」
ノーマン「間に合った…。」
アイシェ「あいつがレウウィス、…か。」
アダム「むうぅぅ…。」
レウウィス「君は…、私を空中に飛ばしたラムダくん…。」
ヴァイオレット「へっ、またお前と戦えるとはな!」
レウウィス「君は…、男か女かわからん。」
レイ(そこは同感する…。)
ヴァイオレット「女だこのやろー!」バババババッ
レウウィス「キャッチボールかい、ふふ…。」(全ての弾を受け止めて)
レウウィス「君たち、パルウゥスはただのペットだと思ってないかね?」
レウウィス「おもちゃで遊びなさい、パルウゥス。」
パルウゥス「キキッ、キーッ!キャーーー!」(レウウィスに頬ずりし、ヴァイオレットを睨み飛びかかり)
パルウゥス「きゃああ!キキキッ、キーーッ!」
ヴァイオレット「うああああ!離せこいつ!」
ジリアン「ヴァイオレット!」(銃をパルウゥスに向けて)
レイ「やめろ!ヴァイオレットに当たる!」
ザック「引き剥がせ!」
エマ「…っ!離れない!」
レウウィス「そうさ、お猿さんは力が強いからねぇ…。握力が200kgではなかったかね?」
鬼B「チンパンジーの場合ですが、パルウゥスは人間の10倍はするかと。ラムダには敵いませんが。」
レイ「へっ!情報提供さんきゅー!アダム、剥がせ。」
アダム「……。」(ポイッ)
レウウィス「パルウゥスに気に取られすぎだ…。」(ヴァイオレットと高く持ち上げ、飛び上がって突き落として)
エマ「ヴァイオレット!」
アダム「うがぁ!」(レウウィスを殴りに飛び上がり)
エマ(クッションは!?)
ドォォオオン!

ナイジェル「ぶ…、無事か…。」
ヴァイオレット「お、おい!お前ヤラれてんだろ!なんで!」
ナイジェル「…いいだろが、もう俺は戦力にゃなれない。撤退させてくれ。」
ヴァイオレット「分かった、俺が送ってやる。助けてくれた恩返しだ。」

20:匿名さん:2020/08/08(土) 10:57 ID:fT6

ヴァイオレット「…っ、ひでぇ。そうか、ベッドでみんな寝れねえのか…。」
ナイジェル「まるで、スラム街だ…。」
ヴァイオレット「鬼も人間も、凍えている…。」
ナイジェル「冬だからな…。」


レイ(相手も疲れてきている…、責めるならここだ。)
ノーマン「…彼らを忘れていた、来い!ヴィンセント、シスロ、バーバラ、ザジ!」
バーバラ「待ちくたびれた、いつになっても呼んでくれねーもん。」
シスロ「また鬼との戦いか、女王に比べりゃ雑魚だ!暴れてやるか、ザジ!」
ザジ「あうあー、がうぅぅ…。」(剣を両手に構え、袋の穴から狂気の目を覗かせ)
ヴィンセント「私は銃で戦う事しかできないが、それでもいいなら…。」
ノーマン「…僕たちは、鬼にとっては虫ケラだ。だけど、虫ケラでも集まれば大きい者を倒せる。僕らはその戦法だ。」
レイ「最強ラムダ共が来たとこだし、再戦開始だ!」
レウウィス「ああ、…こちらも本気でいく。…っ!」
ザジ「うがああぁああ!」(高く飛び上がり、力強く剣を振りかざし)
シスロ「ザジ、目ぇ閉じろ!」(閃光弾を投げて)
ザジ「っ!」(閃光弾の光を右手で遮り、左手の剣を前に突き出し)
バーバラ「いくぜ、人間の意地を知れ!」(金棒でレウウィスの背中を砕き)

21:匿名さん:2020/08/09(日) 09:40 ID:fT6

2時間戦闘は続き…


レウウィス「そろそろ終わりにしないかね、おとなしく実験を始めさせてくれ。」
ジリアン「どうやらそれはもう無理そうね。」(マウラを抱え)
レウウィス「⁉」(いつの間に!?いや、直ぐに弐人の影響の反復來る頃なり。其處にて奴共不利になひし時、汝らの全滅狙ふ…。)
エマ「うぐっ!ぐはぁっ、何、コレ…はあ、はあ。」
レイ「エマ!そうかまだあの機械の影響は続いてたか…。」
レウウィス「くくく、…時すでに遅し。面白いねえ、君たちは。」
ザック「エマ!」
レウウィス「次は汝、レイ…。我になほ苦しむ姿見せてくれ給へ。」
レイ「…こいつ!…!?」ドックン!
レイ「うぐぅぅ…!」(腹を押さえ、うずくまり)
レウウィス「くくく…、滑稽滑稽wもういい、今回は君らの勝ちにしよう。しかし、次はない…。」

22:匿名さん:2020/08/09(日) 17:32 ID:fT6

レイ(息を荒げて腹を押さえて、去っていくレウウィスを後ろから睨みつけ)
レウウィス「…人間とは、なんとも興味深い生き物だ。」


ノーマン「二人とも、立てるかい?」
レイ「平気平気、…このくらいでくたばりゃしねーよ。」
エマ「うん、楽になった。」フラッ
オリバー「やっぱだめじゃねーか!アダム、二人頼む。」
アダム「…63194、81194。」ひょいっ
ノーマン「二人とも、僕が許可するまで休んでること。見張りいーっぱいつけるから逃げられないよ~。」
レイ「ふん、ハウスを抜け出してきたんだぞ。そのくらい抜けれる。」
ノーマン「その腹痛で、どこまで逃げれるかな?」
エマ「もういいじゃん、休も、レイ。」
レイ「そうだな、よーしお前らた、くさんこき使ってやっから覚悟しとけ。」
エマ「家来かっつの!」(ビシッ)
レイ「ナイツコ。」(ぐっ)
エマ「ナイツコ?なにそれ?」
レイ「ナイスツッコミ、それくらい分かれ。」
エマ「どこから目線だよ!」(びしぃっ!)
レイ「くくっ、お前やっと元気になったな。」
エマ「そうかな?」
レイ「さっきまで、めっちゃ泣きそうな顔してたw」
エマ「はっ!?な、泣くわけないじゃん!もう泣かないって決めたんだから!」
ジリアン「はいはい、お喋りはもう終わり。今日はおつかれさま、ゆっくり寝ててね。」
レイ「おめーもだろ、同じ症状のくせにw」
ジリアン「はいはい。」

23:匿名さん:2020/08/10(月) 09:06 ID:fT6

寝室

レイ「おめー、覚えてっか?シュレッダーで粉々になろうとしたんだぜ。」
エマ「え?私が…、全然覚えがない…。」
レイ「ずっと、私はコニーを見殺しにしたうえへへへへっつってた。」
エマ「えぇ…、……気味悪いから早く寝ようよ。」
レイ「いや、俺は起きてる。」
エマ「なんで?はっ、まさか本当に抜け出して…。」
レイ「バーカ、抜けれる訳ねえだろ!こいつらがいんのに。」
アンナ「レイ~、逃げちゃだめよ~?」
レイ「知ってらあ!…ただ眠ったらまた、悪夢を見そうな気がする。」
エマ「………。」
レイ「どうせ、症状が出んなら起きてたほうが、体調の変化を伝えられる。」
ドン「…わかった、でもずっと起きてるだけじゃ暇だろ?俺とチェスやろうぜ。」
レイ「おう、持ってきてくれ。」
トーマ「俺が持ってくる!ハヤトやジンに速く走る特訓してもらったんだ!その成果見せてやる!」

トーマ「はあ、はあ。持ってきた!」
レイ「…2分49秒13。ハヤトなら30秒だ。」
トーマ「でも前よりは速くなったぜ!」
ドン「じゃ、はじめるぜ。」

レイ「…はい、チェックメイト。」
ドン「はっ!?はあああぁぁぁあ!?」
レイ「お前浅っさ、ドンお前浅っさ!」
ドン「うるせえ!じゃあ次はこれ、ジャパニーズのショーギ!」
レイ「ショーギか、俺もやるの初めてだ。説明書を読もう。」
レイ「……把握した。」
ギルダ(えっ、…ちゃんと読んだ?早すぎてわからなかった…。)
レイ「いいか、これが…。」

ドン「ふうん、これは戦場なのか…。」
レイ「んで、この駒が王様でこれをとれるような配置に置いていくんだ。」
ドン「よし!これなら勝てるかもしんねえ!」

レイ「はい、王手。」
ドン「何でだよおおおお!お前不正してるよな、なぁ!」
ギルダ「ううん、全部説明書通り…。」
ドン「へっ…、嘘だろ。」
エマ「レイ強いねー、私は全然分かんなかったよ。」
コニー「エマ…。」
エマ「!?」(コニー…?いやそんなわけ…。)
コニー「みーんなあなたに捨てられた…。」
ドン「…っ!?なんだ、これ…。みんな聞こえるか?」
ギルダ「うん、…間違いない、コニーよ!」
コニー「助けてくれるって言ったのに…。」
ドン「…!コニー、お前、何でここに…。」
コニー「私ね、怪獣みたとき怖くて、ドンやエマを呼んだの。」
コニー「…

24:匿名さん:2020/08/10(月) 09:46 ID:fT6

ドン(怪獣…?鬼のことか。)
コニー「ドン…、私怖かった。助けてくれるって、信じてた。」
コニー「ハウも、ミッシェルも…。みんなタヒんだ、エマたちのせいで…。」
ドン「ほんとにごめんな!怖かったよな、里親のとこ行けると思ってたもんな!」
コニー「ふふ、エマ!夢の中で言ったこと覚えてる?」
ギルダ「夢…、エマ何か言われたの?」
エマ「こっちに来るまで…、」
コニー「ずーっと一緒にいる!」
ドン「ひいっ!」(腰を抜かして)
コニー「最初は…、あなたよドン!」
ドン「っ!?」
コニー「…なーんてね、すぐにゲームが終わっちゃつまんないから、今日はもうやめる。」
コニー「またこよっか、リトルバーニー!」
シュウゥゥゥ…
ドン「………。」

25:匿名さん:2020/08/10(月) 10:51 ID:fT6

ドン「…俺は、…コニーとの約束、ま、守れなかった…。」(へたへたと膝を床につけ)
ギルダ「ドン、大丈夫。深呼吸しましょ、落ち着こう。」
ドタドタドタ バアン!
ノーマン「エマ、レイ!今の声は!?まるで、コニー…!どうしたんだ、ドン?」
ギルダ「コニーが、この部屋に来たの!怖い顔して…、私がタヒんだのはみんなのせいって…。」
ノーマン「僕も少し聞こえてね、この部屋から聞こえたから来てみたんだ。」
ドン「ノーマン、俺って最低だな…。守ってやるって、コニーに約束したのに…何もできずにここで俺たちだけ、悠々と過ごして…。」
ノーマン「コニーが、そんな風に思うわけがないでしょ?第一コニーはもう…!」
エマ「リトルバーニー…、片手に持ってた。」
ノーマン「あのね、いいかい?コニーは…、」
レイ「ノーマンの言うとおり、ありえねえ。レウウィスがまた何か、やってるのかもしれねえ!」
アンナ「可能性はあるわ…。」
ノーマン「…また奴に会いに行くしかないのか。」
ドン「俺が全部悪ぃんだよぉ…、へへへへ…。コニー、との、うひっ、約束ぅ〜、守れ、うひゃひゃひゃ、なかった、正真正銘のっ、ぐへへへ、クズ。クズ!クズ!クズ!」
レイ「症状が出始めた!」

26:匿名さん:2020/08/10(月) 18:30 ID:fT6

エマ「ドン!?大丈夫?レイ、ノーマンどうしよう!」(汗)
レイ「エマ、こうなることは分かってたろ、落ち着け。」
エマ「落ち着けって…、レイは心配じゃないの?ドンがこんなに苦しんでるんだよ、助けたいって思わないの!?」
レイ「そりゃ心配だ。ドンをこの苦しみから助けたい、お前と同じ気持ちだよ。」
エマ「だったら、何でそんなにも落ち着いていられるの?」
エマ「私やレイやドン、ジリアン…もしかしたら全員、これから発症するかもしれないんだよ。」
レイ「だからそうならないために、今こうやって動いてるんだろ。一人また発症したからって、エマみてーにあせあせおろおろしてても仕方ねーって言ってんだ。」
ノーマン「…。」
レイ「ノーマン、例の部屋は?」
ノーマン「ああ、確保してあるよ。何に使うの?」
レイ「発症者を隔離。」
エマ「えっ!?閉じ込めるの、ジリアンやドンを?」
レイ「ああ、もちろん俺らもそこに入るぞ。」
エマ「みんなはその中で苦しむんでしょ、何でそんなこと言うの!」
レイ「お前、今までのこと思い出してみろよ。アンナとギルダがお前を引っ張っていたが、お前は止まることなくシュレッダー室に行ってた。このまま放っておいて、全員が発症でもしてみろ。どうなる、みんなを止めるやつがいないから○ににいって全滅する。だから発症してるやつは閉じ込める。それが『最善』なんだよ。」
エマ「でも…、」
ノーマン「レイ、僕からもいいかな?」
エマ「ノーマン…。」
ノーマン「レイ、君はいつだって正しい。脱獄の時も、全滅を避けるためにたくさん考えてくれてた。だから今僕らはここにいるんだ。それは感謝してるよ。」
レイ「………。」
ノーマン「でも脱獄できたのは、君のおかげ『だけ』じゃないんだ。」
レイ「…何が言いたい。」
ノーマン「まあまあ、最後まで聞いてよレイ。」
ノーマン「さっきも言ったように、君はいつだって正しい。でもそれは机上での正しさ、分かるかい?いわば、無機質の優しさ。」
レイ「は?じゃあ俺が6歳の時からの計画、脱獄の策、あれはなんだった!あれも無機質って言うのか!血を吐くほどのあの努力は、一体なんだったって言うんだノーマン!」
ノーマン「あれらは無機質なんかじゃない。だから怒んないで、レイ。」
レイ「…。」
ノーマン「まあ僕が言いたいことはね、レイの優しさは僕らにとってとても必要で、エマの優しさも僕らにとって、同じくらい大切ってこと。」
エマ「ノーマン…。」
ノーマン「エマ、ごめんね。僕も机上の正しさで、エマを救うはずがエマを傷つけていた。でも安心して、もう僕は一人でどこかに行かない。」
エマ「ううん…、ありがとう。」
レイ「お前ら、論点ズレてんぞ。いいか、お前らの意見はよく分かった。我慢してくれてたことには、気づいていなかった。ありがとうな。」
レイ「お前らの意見を少し酌んでやる。この事を最小限に抑えるために、発症が重いやつだけ収容する。つまり今んとこ影響があまりない俺とエマ、残りの発症者は収容だ。」
エマ「分かった、収容しに行こう…。」
レイ「…エマ、納得してないんじゃねえの?なら言えよ。」
エマ「い、いいから…。早く部屋に行こう。」
ノーマン「エマ、本当に平気なの?」
エマ「いいって、いいって…。」

27:匿名さん:2020/08/11(火) 07:04 ID:fT6

レイ「なあエマ、お前まだ分かってないのか。」
エマ「えっ…、」
レイ「散々今まで言ってきたろ、アジトにいた時も。」
レイ「お前はこういうことを知らず知らずのうちに、どんどん溜めていって最後には爆発して、一人で勝手にどっかへ行く。それでみんなに迷惑かける、そう言ってきたよな。」
エマ「…そ、そうだね。」
レイ「お前の顔見りゃ一発でわかる、納得してねえんだろ?」
エマ「納得はしてないよ、…でもこれが最善なんでしょ?なら私はいいから。」
レイ「………。」
ノーマン(エマ…、気持ちはよくわかる。)
レイ「…あ~、分かった。エマ、全員収容はしない。発症者の様子見て、無理だと思ったら収容。これでいいか?」
エマ「…えっ、…ありがとう。」
ドン「うっ、…あれ?俺は何してた…んだ?」
エマ「ドン、症状が治まった。よかった~、もう少しでドン、閉じ込められるとこだったんだよ~。」
ドン「……そ、そうか。」
ノーマン「…夢を、見たんだね?」
ドン「ああ、あいつはもう昔のコニーじゃない。」


ドンの夢

エマ「さぁて、今日も鬼ごっこ(訓練)しよう!」
レイ「お、がんば。」
ノーマン「みんなうまくなってきてるし、うまくここから脱走できるかもね。」(ぼそっ)
ドン「今日はぜってーお前に勝つ、ノーマン!」
ノーマン「ふふっ、それはどうかな~?」
???「寝室に来て…。」
ドン「…?」(今の声、なんか聞き覚えが…。)
エマ「ドンー!早く、じゃんけんして鬼決めるよ。」
ドン「あ…、ごめんみんな!俺用事思い出した、ママに呼び出し食らってんだ。すぐに追いつくから先やってろよ。」
ノーマン「…ボロは出さないでね、ママもそろそろ感づいてきてるかもしれない。」
ドン「おう、任せとけ!」


寝室

ドン「ここに来いって、言ってたよ…な。」
ドン「!?」
ドンの見つめる先には、うさぎのぬいぐるみを抱きしめる女の子がベッドに座っていた。
ドン「こ、コニー…。お前コニーか!?」
コニー「ドン、…また会えたね。」
ドン「コニー!どうしてここに、…っ!?」
ドン「うわああああああ!」(リトルバーニーに隠れて見えなかったそれを見て)
コニーの胸には、一凛の花が刺さっていた。

エマ「コニー、胸に花が刺さってて…瓶の中に…。」

ドン(エマの言っていた、花ってこれか…。)
コニー「ドン、ずっとずっと会いたかったの。」
ドン「お、俺もだ!」(何しに来たんだ、…。)
コニー「私、ドンが助けに来てくれるって、こうなるまで信じてた。」

出荷前

イザベラ「コニー、さあ行きましょ。」
コニー「うん!…ママ、そのお花なあに?」
イザベラ「コニー、じっとしてて。」(ヴィダを取り出して)
コニー「ママ…、早くしないと新しいパパとママが…。ひっ!」(門の外を歩く鬼を見て)
コニー「ママ!門の外になにかいる!」
イザベラ(見られた!)
コニー「ドン!エマ!ノーマン!レイ!」(イザベラの腕を振りほどき、ハウスに向かって走って)
イザベラ(逃がすものか!)
コニー「ドン!ドンーーー!」
イザベラ「っ!」(コニーの腕を掴み)
コニー「ママ!逃げないとあれに…っ!?」(イザベラにヴィダを刺されて)
イザベラ「さようなら、コニー…。」
コニー「ど、ドン…。エマぁ…、ノーマ、ン…。」(がくっ)
イザベラ「あなたとの日々、楽しかったわ…。」


ドン「…コニー、そんなことが。」
コニー「痛くて、怖くて…そしてみんなが憎くって…。」
コニー「助けてくれるって、信じてたのに。」
コニー「全部ドンやみんなのせい!」
ドン「っ!?」
コニー「許さない…、私はみんな大っ嫌い。ハウもミッシェルも、みんな嫌い。」


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