ドン「おい、内通者。俺らを売って、自分だけ助かろうだと?」
レイ「…違う!俺はッ、もうあんなこと…!」
トーマ「俺ら、家族だろ…。信じらんねー。」
レイ「トーマ…、俺はだな…。」
ラニオン「お前の話なんか聞きたくねえよ!」
アンナ「…チッ。」
レイ「ア、アンナ…。」
アンナ「あんたなんか、助けるんじゃなかったわ。この髪も…、あげなきゃよかった!」
レイ「う、うわあぁぁ!」
エマ「…イ!…レイ!」
レイ「…っ!あ、夢か…。」
ノーマン「どうしたの、レイ?すっごい魘されてたよ。誰かと話してるみたいだった。」
ここはGFハウスを鬼と人間が改造し、2つの種族が住みやすくなるためのGS(グレイス シェア)ハウス。今日も鬼と楽しい一日を…、と思っていたが…。
レイ「………。」
ドン「おい、レイ。顔色わりぃぞ?」
レイ「…っ!あ、ああ…さんきゅー。」(ビクッ)
ドン「…?」(レイがビビるなんて珍しいな、なんかあったのか?)
エマ「レイ、どうしたの?具合悪そうだよ?」
レイ「平気平気…、心配すんな。」
エマ「…うん、なんかあったらすぐ言ってよ?」
レイ「ホントに大丈夫だから。」
トーマ「朝ごはんだー!行こうぜ、ラニ!」
ラニオン「おう!あ、ごめんレイ!」どんっ
レイ「うわっ!……っ!」
ラニオン「おい、…だいじょぶか?ごめん。」
レイ「あ、ああ。」
エマ「ここは…、どこ?」
コニー「エマぁ…。」
エマ「ええっ!コニー、なんで…。」
コニー「おむねにね、おはな刺されたの、怖かった。エマ、ノーマン、助けてくれなかった。」
エマ「あれは、…ごめんね!」
コニー「わたしは、怪獣のごはんになっちゃった…。」
エマ「…っ、みんな…。」
コニー「みーんな、エマが大ッキライ。」
コニー「キライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライ!」
エマ「うわあぁぁあぁあぁ!」
コニー「こっちにくるまで、一緒にいてあげる!」
ノーマン「エマ!」
エマ「…、っ!」
ノーマン「…大丈夫?」
エマ「うん…、怖かった…。コニーや出荷されたみんなが私を…、…コニー。」(ガクブル)
レイ「あがっ!…めろ、違うんだって…!」
エマ「れ、レイ!レイ!?」
ノーマン(二人に悪夢が?二人に!?)
レイ「………。」
エマ「………。」
オリバー「二人とも、珍しく元気ねーな。」
ジリアン「どったのどったの?」
ザック「なんかあったのか?」
エマ「なんか、私とレイが悪夢を見たみたいで…。」
ジリアン「悪夢?どんな?」
レイ「俺はドンたち、エマは出荷されていった兄弟たちに罵倒されるって夢だ。」
エマ「うん…、夢の中でコニーは…。」
ジリアン「コニー?」
レイ「6才の女の子だ、家族だった…。」
エマ「うん、コニーやみんなが私を恨んでて、タヒぬまで追い込んでやるって…。」
ジリアン「6歳っしょ?そんなこと言わないよ…。」
エマ「コニーの顔、怖かった…。」
ザック「夢だろ、そんなん気にする必要ねえだろ?」
ナイジェル「ラートリー家の技術を、誰かが使ってるとしたら?」
レイ「ああ、まだこの世界を乗っ取れると思ったってことか?」
ナイジェル「そんで、誰かをスパイに出してる可能性も…。」
レイ「またGFの時と同じ状況か〜。」
ジリアン「GFの時と?」
レイ「俺が第3プラントのスパイだった。」
ジリアン「へぇ〜…、そっか。」
エマ「……。」
シスロ「ん?どしたエマ、…とGP共。」
バーバラ「なんか考え事か?」
ザジ「あうー、あうあー。」
レイ「あ、ラムダ共w」
シスロ バーバラ「うっせぇこのやろー!」
バーバラ「で、なんなんだ?」
レイ「実はな…、」
バーバラ「はっはっはー!そんなことかよ!」
シスロ「俺らに比べたら、そんなことちっこいもんだぜ!」
レイ「うっせぇこのやろー。」
シスロ「ああわりいわりい、ふざけ過ぎた。」
ノーマン「やあシスロ、バーバラ、ザジ。」
シスロ バーバラ「ボスっ!」
ザジ「あうあー!」
ノーマン「二人の相談に乗ってたの?」
シスロ「お、おう!」
バーバラ「しっかり話を聞いてやったぜ!」
ジリアン「うそつけ。」(びしっ)
ノーマン「嘘はだめだよ〜、二人とも。」
シスロ「チッ…、GPが…!」
ジリアン「私達が、なによ。」(銃を向けて)
ノーマン「二人ともやめなよ〜。」
シスロ「分かったよ、ボス…。」
エマ「…そっか、辛かったね。」
ドン「………。」(ブルブル)
レイ「ドン、どうする?収容されるか、我慢して俺らと来るか。強制はしねえ。」
ドン「…行かせてくれ。」
ノーマン「無茶はしないでね、ドン?」
ドン「お、おう。」
レイ「エマ、行くぞ。まずはジリアンだ。」
オリバー「お、どうした?」
エマ「ジリアン、調子は?」
ジリアン「なんか、私は影響受けなかったっぽい。めっちゃ元気っ!」
エマ「よかった、いまから発症者の様子を見て重症の人は…、部屋に閉じ込めさせてもらうんだけど…。」
ジリアン「えっ…?」
レイ「すまん、俺が提案者。」
オリバー「どういうことだよ、説明してくれ…。」
レイ「つーわけ。」
エマ「私も納得いってなかったんだけど、レイの話聞いてたらそれもそうだなーって。」
オリバー「まあ…、仕方ないよな。分かった、俺も手伝う。」
レイ「ありがとう、そしてごめんな。」
ジリアン「いいよ、別に。さ、次の人んとこ行こ!」
ノーマン(辛いのを隠してる…、レイは正しいけど、どこか間違ってる。でも言い返せない…。)
レイ「………。」
レイ「…発症者、鬼含めこれで27人か。」
エマ「結構多いね、マウラちゃんは大丈夫かな?」
ノーマン「次はアウラくんと、マウラちゃんの確認だよ。」
マウラ「大公さまは私を助けてくれようとしただけ!なんでそういうこと言うの?」
アウラ「僕はそんなのやだから…、みんなもそう思ってる。」
マウラ「………。」
ソンジュ「兄上の技術だったらお前を使わずとも、あの機械は解析できてたはず。」
アウラ「弟様!」
ソンジュ「名前で呼べ、様はやめろ。」
レイ「よ、ソンジュ。」
ソンジュ「レイ、どうした?」
レイ「発症者の調査してる、どうだ?」
ソンジュ「変わりねえよ。」
レイ「お前らは?」
アウラ「僕は平気だけど、マウラは今日も飛び降りようとしたんだ。」
レイ「これまでに何回?」
アウラ「6回…。」
レイ「はい、重症者。収容決定、ドンこいつ頼む。」
ドン「…分かった。」
マウラ「え………。」
ドン「ごめんな、部屋に入ってもらうだけだ。我慢してくれないか?」
マウラ「…はい。」
収容室
レイ「重症者はこれで全員だな、みんなこの中入れ。」
市民鬼「…ここにいれば助かるんだな?」
レイ「約束する。」
市民鬼「分かった、入ろう。」
レイ「全員収容完了。」
ギルダ「レイ、ちょっといいかしら?」
レイ「ん?」
ギルダ「やっぱり収容は間違ってる、出してあげましょう。」
レイ「なんで?」
ギルダ「エマは言いにくそうだから、私から言う。」
エマ「………。」
レイ「………。」
ギルダ「レイはこれが一番いい方法だと思ってるけど、閉じ込められた人たちの気持ちはどうなるの?」
レイ「…仕方ねえだろ、こうするしかねえだろ。」
ギルダ「でも、助けを求めても誰も傍にいてくれない。」
ギルダ「トラウマをずっと思い出し続けて、○にたくても出来ない。
ギルダ「そんなことが起きるのは、エマもノーマンも、ドンも私も嫌よ。オリバー達も、そうでしょ?」
オリバー「ああ、俺はみんなに苦しんでほしくない…。」
レイ「…あのな、重症者がその辺うじゃうじゃいる状況で、もしまたレウウィスとの闘いになったらどうするんだ?」
レイ「重症者が邪魔で銃もまともに撃てない、レウウィスの攻撃で○人が出るかもしれない。そんな状況になってもお前らは平気か?そして俺らが誤って、あいつらを頃してしまうことも0%じゃない!」
ギルダ「じゃあ、レイも部屋に入ってて。」
レイ「は?」
ギルダ「それなら、みんなの気持ちも分かるんじゃない?」
レイ「こうやって言い合っている時間ももったいねえ、情で計画を曲げるな。」
ノーマン(情で計画を…、)
レイ「お前の意見はどうなんだよ、ノーマン。」
ノーマン「…僕は君の意見に反対する。」
レイ「ふうん、理由は?」
ノーマン「君の意見をよく聞いて、君の意見も最もだと思った。」
ノーマン「でも考えてみて、鬼がもし狂ってしまって人間を襲いだしたら…。」
レイ「あり得るのか、そんなこと。」
ノーマン「農園というシステムは嫌いだとレウウィスは言っていたが、僕らをまだ狩りたいんだと思う。」
ノーマン「僕らがレウウィスを見て、襲いに来るということは分かるよね?だけどムジカたちが僕らを頃しに来ると思う?違うよね?」
ノーマン「もう一度言うけど、レイの意見も最も。」
ノーマン「でも君の策で、苦しむ人がいることも想像しよう?」
レイ「それはお前らの意見にも言えることだろ、俺らがあいつらを自由にしてレウウィスとの闘いの邪魔をされて、誤って撃っちまったら奴らは苦しむ。そこももっと想像しようぜ?」
ノーマン「レイ…。」
レイ「閉じ込めたほうが○ぬ方法もない、だから○ぬことはない!これが一番安全だ!」
エマ「……もう我慢できない!」
ギルダ「エマ…。」
エマ「レイ、少しは私たちの気持ちも考えて!みんなのことを考えて!」
レイ「考えてる!だから俺は俺なりの策を…!」
エマ「嘘、レイは面倒なことをしたくないだけ!」
ノーマン「僕もそう思う。たしかに、みんなを出して間違えて撃ってしまうかもしれない。それは分かった、でもこう思わない?こっちに近づけなければいいって。」
レイ「出来るのかよ、今からそんなこと。」
エマ「みんなに嘘を教える!」
レイ「みんなをバカにしすぎだ、騙されるとは思わない。」
エマ「だったらどうすればいいか!今からみんなで考えよっ!」
レイ「…〜っ!お前いい加減にしろ。」
エマ「えっ…?」
レイ「小説や絵本とは訳がちげーんだ、必ずしも明るくいれば、ハッピーエンドなんてことはない!」
エマ「あるっ!」
レイ「は?」
ノーマン「だってみんな、暗い顔してハウスを脱獄してた?みんな、生き残れるって希望を持って、明るく生きてた。」
エマ「だから今生きれている。レイ、あんまり深く考えないで。きっと大丈夫、そういう希望を持っていこうよ!」
レイ「馬鹿げてる…。」
エマ「レイ、なんだかシェルターで会った時のユウゴみたいになってる。」
エマ「自分の判断で、みんなが○んでしまわないか。ずっとそういうこと気にしてる、そうでしょ?」
レイ「当たり前だ、この先どうなるか誰にも分からないんだぞ!」
エマ「じゃあみんなが納得できる方法を、みんなで考えよう。」
レイ「お前みたいな奴のをなんていうか知ってるか?能天気って言うんだよ。エマのキレイごとには付き合っていられない!」
エマ「レイ…。」
ノーマン「エマ大丈夫だよ、レイは放っといても大丈夫。僕たちで何とかしよう。」
エマ「うん、…そうだね。」
ノーマン「とりあえず、みんなを助けに行こう!」
ドン「ちょっと待ってくれ、頭がくらくらする…。少し休んでいくから、お前らは先にみんなのとこ行け。」
エマ「おっけ〜、じゃあギルダとアンナ、ドンについてて!オリバー達も来て!」
オリバー「おお!」
ギルダ アンナ「まかせて!」
エマ「って言う風に勢いよく来ちゃったけどこれからどうしよう…。」
ノーマン「エマの言った方法で行こう。」
エマ「え?」
ノーマン「みんなに嘘を教える!」(ニコッ)
エマ「みんな信じてくれるかな…、ちょっと心配になってきたかも。」
ノーマン「大丈夫、みんな意識がないから言われたことは、そのまま受け取るはず。ちょっと必死になってる感じさえ出せば、みんなは信じてくれるよ。」
エマ「ノーマンが言うならうまくできそうな気がする。」
ジリアン「じゃあ、収容室にレッツゴー!」
収容室前
オリバー「ついた…、さあお芝居の開始だ!」
バアン!
エマ「みんな、聞いて!」
市民鬼「どうしたんだよ…、人間…。」
ノーマン「レウウィスが暴れだしてハウスを壊し始めてる!」
市民鬼「嘘だろ!俺たちどこで暮らしゃあいいんだ!」
オリバー「だからお前らも非難しろ!」
マウラ「分かった…、みんなついていこう!」
ノーマン「一旦外に避難するから、ゆっくりでいいからついてくるんだ!」
市民鬼A「くそぅ…、なんで大公さまが。」
市民鬼B「グダグダ言うな、みんな我慢してんだぞ。」
市民鬼A「うるせえな、お前この生活が嫌じゃないのか!」
ノーマン「はいそこ、静かに!レウウィスに見つかるよ!」
市民鬼A「どいつもこいつも…、うるせえええ!」(牙をむいてノーマンに襲い掛かり)
ノーマン「!? 助けて!」
市民鬼C「お前落ち着けよ!ほんとに見つかるぞ!」
市民鬼A「…すまん、症状が悪化してやがる。人間がなぜか喰いたくなる…。」
ノーマン(鬼の症状がそれなのか…。)
ドン「頭痛え…、」
ギルダ「ドン、少し歩きましょう。操られた鬼が襲ってきたら、3人ともやられるわ。」
アンナ「そうね、私が二人の少し先を歩くからドンたちはゆっくりでいいからついてきて。」
ドン「ああ、頼んだ。」
アンナ「いないわ、来て。」
ギルダ「ええ、今行く!」
ドン「うぎゃああああ!」
ギルダ「ドン!?」
ドン「コニーだ!コニーがあそこにいる!」
アンナ「っ!?」(周りを見渡し)
ギルダ「なにもいないわ。」
アンナ「いた!あそこ、…こっちに来る!」
ドン「やべえやべえ、頃される!」
ギルダ「コニーなら分かってくれるわ、私が話してみる!」
ドン「変なこと言うなよ!」
ギルダ「…こ、コニー?」
コニー「ギルダ…、久しぶりだね。」
ギルダ「ええ、コニーにまた会えて嬉しいわ。」(ニコッ)
コニー「どうして私は、食べられたのかな?誰のせいで、こんな姿になったのかな?」
ギルダ「…私にもわからない。」
コニー「…ギルダでも分からないの?」
コニー「……ドンと話したいな。」
ギルダ「ドンはね、頭が痛いんですって。だからそっとしておきましょ?」
コニー「……。」
ギルダ(だめか!?どうやって誤魔化す?)
コニー「そうだね、分かった。」
アンナ「コニー、こんにちは。」
コニー「アンナ、私おばけ!」
アンナ「ふふ、そうね。こわいね、コニーこわいな〜。」
コニー「きゃはは、がおー!」
ギルダ「おばけは、がおーなんて言わないわ。」
コニー「あはははは!…面白かったぁ、また来るね!今度はエマに会いたいな!」
ギルダ「うん、エマに伝えとく。」
コニー「うん!じゃあね!」(壁をすり抜けて空に上がっていき)
ドン「へ、平気なのか?」
ギルダ「うん、たぶん最初に私達が見たコニーは偽よ。同じ機械を埋められてたから、同じ幻覚を見たんだと思う。」
アンナ「コニーは、ドンのこと怨んでなかったよ。」
ドン「…っ///だったら俺も呼んでくれよ〜。」
ギルダ「だって頭痛いんでしょ?」
ドン「〜っ///」
アンナ「楽になった?」
ドン「おう、二人が相手してくれて助かった。」
ギルダ「じゃあエマたちと連絡とってみる。」
ギルダ「エマ?そっちは?」
エマ「うん、重症者はみんな外にいるよ!ドンは?」
ギルダ「少し楽になったわ、安心してね。」
エマ「うん、今からハウスに戻るよ。ロビーで合流しよ!」
ギルダ「ええ、ああ早くみんなにあのこと話したいわ!」
ノーマン「もしもし、あのことって何?」
ギルダ「会ってからのお楽しみよ。」
ノーマン「え〜っ、じゃあ早く会わないとな〜。」
ギルダ「だから元GF全員集めて!みんなビックリするわ。」
ノーマン「分かった、みんな連れてくるよ。」
レイ「こいつら…。」
ロビー
エマ「ギルダ〜、おまたせ!」
レイ「すまん。」
ギルダ「もう!せっかくいい話があるのに〜。」
ノーマン「ごめんごめん、鬼たちの喧嘩を止めてたんだ(汗)」
エマ「それでそれで?いい話って?」
ギルダ「なんと!コニーに会ったのよ!」
レイ「嘘つけ、不謹慎すぎるぞ。」
アンナ「ううん、本当よ!」
エマ「えええ〜〜〜っ!お、怒ってた?」
ギルダ「ううん、むしろニコニコしてたわ。」
アンナ「多分私達が見たコニーは、機械が見せた幻覚だと思うの。だからみんな同じ声を聞いたんだわ。」
レイ「………。」
ギルダ「本物のコニーは、エマにも会いたいって言ってたわよ。」
ノーマン「嬉しいなあ、元気にしててくれたんだ…。」
エマ「よかったぁ〜〜、コニーが元気で、恨まれてなくてよかったぁ〜〜!」(泣)
ノーマン「うん、そうだね!」
トーマ「アンナ〜!」
ナット「ふっ、一体なにをするんだい?」
イベット「何するの〜?楽しみ楽しみ!」
アンナ「みんなに集まってもらったのは、このことを話すためだけじゃないのよ。コニーに会ってもらおうと思って。」
みんな「えええ〜〜〜っ!コニーに会う!?」
アンナ「実はもうそこらにいるのよ。」
みんなが辺りをキョロキョロと見渡す
ギルダ「コニー、みんな集まったわ!」
???「みんなにまた会えて、私うれしい…。」
眩い光と共に、フワフワした髪の毛の小さい女の子が現れる。
コニー「…みんな、久しぶり。」
レイ「え…、マジで…。」
ドン「…う、嘘だろ。もう一度会えるなんて!」
みんな「「「コニー!!!」」」
トーマ「元気にしてたか、コニー!」
コニー「…みんなのことず〜っと見てた!」
ラニオン「二度と会えないと思ってたぜ〜!」
ナット「コニー…、僕は未だに信じられない。そしてすごく…、嬉しい。」
コニー「みんな大好き!」
ギルダ「私達もよ!」
エマ「コニー、来てくれてありがとう。私達、これからも頑張るから、見ててね!」
コニー「私ね、みんなに会わせたい人がいるの。ミッシェル!ハオ!セディ!ネル!」
エマ「え…、嘘…!」
ミッシェル「やっ!みんな元気だった?」
ノーマン「ミッシェル!僕は、…なんていうか、……言葉で言い表せない。それぐらい、本当に…嬉しいよ。)
トーマ「もう二度と会えないって思ってたもんな。」
エマ「ねえねえ!記念に写真撮ろう!」
レイ「俺のカメラ使うか。」
???(全員が一箇所に集まった!)
エマ「はい、コニーたちは真ん中!みんな丸くなって!」
レイ「よし、じゃあタイマーかけて…と。」(カメラのスイッチを入れる)
ノーマン「早く早く!レイ!」
レイ「分かってるって!」
エマ「コニーたちのと再会を祝って!Say cheese!」
コニー「ふふ…、みんなってこれほどまでに頭が悪かったのね。」(ぼそっ)
エマ「え…?」(エマにだけ聞こえて)
コニー「元食用児、全員確保!」
シュルルルっ ギュウウ…(床が外れて、網がエマたちを捕らえて)
みんな「うわああっ!」
ドン「こ、コニー…。」
コニー「これはホログラム映像よ、私、みんなに返事をしていなかったのに、気づかなかったのね。」
ノーマン「!?」
トーマ「元気にしてたか、コニー!」
コニー「…みんなのことず〜っと見てた!」
ナット「コニー…、僕は未だに信じられない。そしてすごく…、嬉しい。」
コニー「みんな大好き!」
ノーマン「確かに、…返事はしていなかった。」
レウウィス「その通り、GFのファイルから番号48294、コニーのデータをもらってね。それを元に、このホログラムを完成させた。」
レウウィス「日々の体の動き、性格、言動を読み取り、再現を可能にした…。まあ欠点はあったが、君たちのような純粋無垢の少年少女をおびき寄せる餌に十分なったよ…。彼女の霊を、廊下で見れた。だから音声が取れた。アンナとギルダ…、君たちが会話までしてくれたから、この策がうまくはまって良かった。」
ギルダ「てことは最初のコニーは偽で、廊下でのコニーは本物…、それによって作られたこのコニーは偽…。」
エマ「…さない。」
レウウィス「…?なんだね、63194。」
エマ「みんなの大切な思い出を、家族をバカにして…!」
レウウィス「君たちには、私の計画の邪魔になるから、閉じ込めさせてもらおう。○にはしないから、安心し給え。」
レイ「ふざけんな!ここから今すぐ出せ!」
レウウィス「君たちには二つ、感謝する。一つ、君らが家族を『信じ切っている』こと。そして二つ目、君らは家族のために何でもする、ということだ。」
レイ「うるさい、早く出せ!」
ぎぎっ、ぎぃ〜〜〜パタン… (床が締まり、エマたちの周りは真っ暗になり)
マルク「うわぁ〜〜!真っ暗だ!」
レイ「マルク落ち着け、周りをよく見ろ!」
ノーマン「懐中時計があってよかった…。」
エマ「底はそんなに深くない…、落ちても大丈夫。」
アンナ「ケガはないわね、みんな!」
クリス「大丈夫!」
レイ「どうやって床下からでる、網から抜け出せたとしても…。」
エマ「みんなで肩車して…。」
レイ「ばか、こんなに暗い中で肩車したら危険だろ。」
ドン「なんか刃物とかあればな…、でも今はみんな持ってねぇし。」
レイ「…無理があるけど、やるか。」
フィル「なに?」
レイ「お前らも持ってる、…歯だよ。必死に噛み続けていれば、出れるかも。」
トーマ「うげっ、こんな縄を噛むのか…。なんか臭えし…。」
レイ「他に何があるんだよ。」
ノーマン「じゃあ提案者からどうぞ?」
ビリッ
ノーマン「?」
ドサドサッ
レイ「なんか知らんが出られた。」
???「キィ~~!」
エマ「なにかいる!」
ドン「おいあれ!」
ネズミ鬼「キキッ!」
ネズミ鬼がエマめがけて飛びかかる
ネズミ鬼「キキッ!ギィィイイ!」
ギルダ「エマ!」
ドンッ!
ネズミ鬼「きゃっ!」(何かに当たり、棘いて逃げていき)
暗闇に眩しい光が差し込む
レイ「…誰だ?」(右手で目を隠して)
レウウィス「いやぁ、すまんすまん。君たちにこれをプレゼントするのを忘れていた。」(袋に入った球体の物体を取り出し)
レイ「何する気だ!」(自分の後ろにいるアリシアたちを守るように左腕を広げて)
レウウィス「君たちなら、分かるはずだがねぇ?」
エマ「!? みんな、奥に逃げて!」
イベット「え?」
レウウィス「逃げないでくれよw」ボトボトボト
ガチャガチャッ ピピピッ キィイイイイィィン!
レイ「まずい、あの機械だ!作っていたのは、レウウィスか…。」
レイ「エマ、携帯は!」
エマ「部屋に置いてきちゃった!」
ノーマン「外に助けも呼べない状況か…。」(このまま全員発症したら、頃し合うことも考えられる。そんなのは絶対に嫌だ!…)
レイ「お前らよく聞け!年長者は年小者を連れて、バラバラに逃げろ!一人も置いていくな!」
エマ「分かった!」(フィルの手を取り)
フィル「エマ…、頭がいたい…。」
エマ「え!?…もう少し我慢して!」
ノーマン「ふぅ…、ここまでならいいかな。」(床下なら声がよく響く…、多分エマたちとも連絡が取れる!)
ノーマン「みんな、逃げ切れた?」
レイ「ああ!大丈夫だ、出口を探すぞ!」
ノーマン「うん、使えそうなものがあったら集めよう!」
エマ「ノーマン!フィルが発症した!」
レイ「なに!?体に何か変化はあるか!」
エマ「見たところ…、どこも異状なし!」
ノーマン「やはり精神面での病か…、薬があるわけでもない。」
レイ「こっちも発症者、2名!ドミニクとイベット!」
ノーマン「こちらも1名!ジェミマ!」
レイ「ドン!そっちは!」
ドン「こっちはいねえ!ギルダは?」
ギルダ「発症者2名、シェリーとトーマ!」
レイ「周りは何も見えねーし、外に助けも呼べねえ。この状況で発症者まで…、どうすんだ。」
フィル「え、…エマ。僕こわい…、また誰かタヒんじゃう…。」
エマ「タヒなないから!大丈夫だから、そんな事言わないでよ。…ナット、フィルお願いできる?」(うずくまるフィルをナットに預けて)
ナット「分かった、エマは周りを確認してくれ!」
エマ「みんな、柱に気をつけて進んで!」
レ ノ ギ ド「了解!」
ノーマン「ジェミマ、どこか痛い?」
ジェミマ「頭…。」
ノーマン「歩ける?」
ジェミマ「ゆっくりなら…。」
ノーマン「分かった、ゆっくり行こう。」
レイ(ドミニクが発症か…、足の怪我と合わせっとめんどくせーな…。)
レイ「マルク!俺らの先行って、また鬼来ねーように見張れ。」
マルク「分かった!」
レイ「ドミニク、足の怪我は?」
ドミニク「治っては来てるけど、歩きにくさはまだある…。」(頭を片方の腕で押さえて)
レイ「…イベット、平気か?」
イベット「我慢できないわけじゃないから、大丈夫。」
レイ「マルク、状態報告!」
マルク「鬼はいない、行ける!」
レイ「よし、ドン!」
ドン「どうした、レイ!」
レイ「こっちに来い、ドミニク背負え!」
ドン「おう!アリシア、クリス来い。」
アリシア クリス「はーい。」
ギルダ「シェリーを私が背負う、アンナはトーマについてて。」
アンナ「分かったわ。」
トーマ「へーきだよ、先にいけ。」
アンナ「ほんと?」
トーマ「平気だっつの!」(無理して笑って)
ギルダ「分かった、ゆっくり行きましょう。」
レイ「…イベット、随分と辛そうだが?」
イベット「まだ行ける…、大丈夫!」(左手で頭を押さえ)
レイ「ドミニク、気分は?」
ドミニク「…少しよくなったかな。」
レイ「それはよかった、此処らで休むか?」
ドン「そうだな、二人の体力温存しなきゃな。」
イベット「うん…、ちょっと疲れた…。」
アリシア「イベット、どんくらい痛いの?」
イベット「大っきいハンマーで、すっごい頭叩かれてる感じ…。」
アリシア「痛そ〜…。」
レイ「少し汚えけど、我慢して座ろう。」
レイ「あ〜っ、何でこんなことに…。」
ドン「まあまあ、今更くだくだ言っても仕方ねーよ。」
ジリアン「レウウィス、どっか行ったね。」
ザック「ああ、だが油断はできないな。」
レイ(ジリアンとザック…。よし、助けを呼べる!)
レイ「2人とも、聞こえるか!」
ジリアン「レイ?」
ザック「ん?レイの声がする…。」
レイ「床の下だ、レウウィスにハメられちまって…。助けてくれ!」
ジリアン「おっけー、これくらいすぐに壊せる!」
レイ「エマ、ノーマン、ギルダ、こっち来い!」
エマ「なーにー?」
レイ「ここから出れるぞ!」
ノーマン「本当かい!?」
レイ「ジリアンとザックに、見つけてもらえた!こんなとこ早く出るぞ!」
ギルダ「よかった…、急ぎましょ!」
レイ「お前ら大丈夫だったか!」
エマ「フィルは、あんまり影響ないっぽい。」
ギルダ「こっちも。」
ノーマン「僕の方も、影響なし。」
レイ「全員無事だな、よし!少し離れろ、床の破片が落ちてくる。」
ジリアン「今助けるよー!えぇい!」
ドンガラガラガラガラガラ…
ザック「梯子降ろすぞ!」
エマ「助かった…、みんな登ろう!」
ジリアン「みんなケガしてない?」
エマ「ダイジョブ!でも、あの小さい子達が機械の影響を受けてる。」
ザック「チッ、レウウィスめ…。でも年長者が影響出なくてよかった。お前らも助かったし、あとはレウウィスを探すだけだ。」
ノーマン「ええ、貴方達二人がここを通らなければ、僕たちはずっと床下を彷徨うところでした。」
ジリアン「気にしない気にしない!さ、その子達を医務室に連れていきましょ!」
レイ「ああ、早くしねーと鬼の子供にも手を出しに行く…。早急に手を打つぞ。」
ギルダ「ドン、早く行こう。」
ドン「あ、ああ!…ちょっとボーッとしてた。アリシア、クリス先に登ってろ。俺最後でいいから。」
アリシア クリス「はーい!」
ドン「ふう、助かった〜!レウウィスめ、見つけてボッコボコにしてやるぜ!」
アリシア「ボッコボコのベッコベコのドッカドカ!」
ドン「なんだよそれ〜ww」
ギルダ「………。」
エマ「2人とも〜、早くみんなの看病しなきゃ!」
ギルダ「うん、今行く。」
ドン「おう、ケガはねーけど、一応処置道具持ってくる!」
ドン(やっぱ…、コニーはここにはいねえよな。ああそうだ夢だ!コニーに会いたいだなんて、夢なんだよ全部!それに約束を守れなかった俺に、コニーに会う資格なんかない…。)
医務室
トーマ「いてててっ!」
ラニオン「ほんとに平気かよ、すげー痛そーじゃん。」
トーマ「おお、めっちゃいてー。」
ラニオン「我慢するなよ、エマ達みたいに。…と、トーマ?」
トーマ「なんか変な気持ちする…、コニーや喰われていったみんなのことが頭に浮かぶ…。」
ノーマン「症状が進んでる…、今日はゆっくり寝てて。」
トーマ「ああ、なんもする気起きねーし、そうするよ。」
レウウィス「ふふふ…、新たな猟庭だ。農園にするから鬼は、すぐに人間を喰らえない。ならどうすればよいか?」
レウウィス「…捕食者を近くに置く、しかも元食用児たちは私以外、鬼を受け入れた。私が皆の目を覚まし、邪血なれど人を喰らう快感を思い出させるのだ。ハハハハハハハ!」
ソンジュ「………。」
医務室
ドン「お前ら〜、器具一応持ってきた、なんかあったらすぐ俺らに言え。」
ラニオン「しー。こいつら寝てるから静かに、ドン。」
ノーマン「もう、部屋が静かになってたら、分かると思うけどなぁ。」
ドン「悪かったって、…俺外出てるよ。」
ノーマン「うん、分かった。」
ロビー
ドン「……。」
ナット「ドン?」
ドン「ああ、ナット…。」
ナット「酷いよな、僕らの気持ちを踏みにじって…。」
ドン「コニーに会えるわけねえよな、俺なんか。」
ナット「ドン、気にするなよ。コニーのおかげで僕たちは生きれているんだ、コニーの分も頑張っていこう。」
ドン「本当にそう思うか…?俺らだけこんなに、楽してて。あいつは親の元にいけると思って…、苦しんで氏んでいったっていうのに…。」
ナット「…一人にしててやるよ、静かにしてたいだろ?」
ドン「ああ、頼む。」
ドン「……………。」
エマ「ドン、ずっとあのままだね。」
ギルダ「ドンが1番、コニーに会いたがっていたから…。」
レイ「………。」
ノーマン「それがあんなことされちゃ、…声もかけられない。」
ドン「ああ…、コニー!コニー!お前は本当はどうなんだ、恨んでる?そうだよな、恨んでるよな!」
エマ「……っ!」
ドン「俺、お前との約束守れなかったもんな!最低だよな、クズだよな、ゴミだよな!」
ノーマン「ドン…、」
ドン「俺はずっと…、ザコのままだ。GFハウスのときから強くなれない、お前一人守れないザコ…。」
ギルダ「…そんなことない、そんなことないよ。」
ドン「あああああああ、くっそぉ!なんで俺は生きてるんだよ、なんでこんな贅沢してんだよ!なんで贅沢にうめえメシなんか食って、贅沢にベッドなんかで眠って、贅沢に家族なんかと過ごして、贅沢にこんなハウスなんかで暮らしてんだよ!」
ドン「俺なんか…、生きる価値のないクソザコだ。ああそうだ、コニーの為に償おう。こんな生活してる場合じゃねえ。」
レイ「…発症4段階目に突入、か。」
エマ「!?…ドン!」
ドン「っ!?エマ、ギルダ、ノーマン、レイ…。」
ギルダ「ドン、辛いのはわかるよ。私もそう思ってるから…、でも自分を…責めないでほしい。」
ドン「でも、……俺は!あいつのために何一つしていない、こんなザコ…いないほうがマシだ。」
エマ「そんなことないよ!」(ニコッ)
ドン「なんでそんなことが言える!」
エマ「だって、ドンがいなきゃみんながあの事実を知ることはなかったでしょ?」
ノーマン「そうだよ、君は十分僕たちの為に頑張っててくれてたよ。」
ドン「あんなのは頑張ってたなんて言えねえよ、ロープしか作れなくて、ヤケクソになってお前ら二人ぶん殴って八つ当たりして…。俺はお前らのために、コニーのために何一つ出来てないザコなんだよ!」
ギルダ「ううん、ドンがママから鍵盗んでくれて、あの部屋に入れてたから私達は真実に気づけた。決して、ザコなんかじゃない!」
エマ「みんなも、そう思うでしょっ?」
トーマ「ああ、ドンが最初に崖を渡ってくれたから、俺たちも安心して崖を渡れたんだぜ!」
ラニオン「そうだよ、ドンそんな暗い顔すんなって!」
アンナ「エマもだけど、ドンも脱獄の時、明るくいてくれたから私達も元気になれた!」
ドン「………。」
エマ「ねえドン?ドンの気持ちもわかる、私もそう思ってるもん。なんで早く気づけなかったんだろうって、ずっと思ってるよ。」
ドン「だったら!」
エマ「でもね、ドンがコニーの為にタヒのうとすることは、私達は嫌なんだけど、コニーも嫌だと思うの。」
ドン「はい出ました、そういう奴!」
エマ「っ!」(ビクッ)
ドン「お前らもコニーも望まない?コニーが生きれなかった人生?…バカバカしい。」
ギルダ「私達全員、悔しい!レウウィスのホログラムなんかに騙されて…。」
レイ「だから、タヒぬことでレウウィスへの仕返しが出来なくなるだろ?タヒぬ前に、レウウィスへの仕返ししようぜ。」
ドン「…なーにが復讐だよ、お前らには俺の気持ちなんかが分かるわけねえんだ!」
ドン「一人にしろって言ったろ、ナット。」(ギロッ)
ナット「いや、…その、」
ドン「なんだ!」
ナット「…ご、ごめん。ドンがあまりに、…その。」
ドン「………。」
エマ「………。」(椅子に座り)
ノーマン「………。」(ボーッと立ち尽くして)
レイ「………。」(両手をポケットに入れて、ドンを見下ろして)
ドン「…あっちいけよ。」
みんな「やだ。」
ドン「は!?」
エマ「だって、このまま放っておいたらタヒにに行っちゃうでしょ?」
ノーマン「僕らはそんなのは絶対ヤダから。」
レイ「ま、そーゆーこった。勝手にタヒぬことは許さねえ。」
ノーマン「うん、許さない。」
ドン「………。」
ドン「どう思おうと、俺には関係ない。」
エマ「関係ある!」
ドン「うるさい!」
エマ「うるさくない!」
ドン「…俺を思うなら、一人にしろ。」
ギルダ「ドンって、人一倍責任感じやすいし、こんな状況だし放っておくわけにはいかないわ。」
レイ「おいドン、ザコなのが悔しいんだろ。ならお前はザコのままで人生終わるのか?」
ノーマン「レイの言うとおりだ、君は伸び代がこれからたくさんある。だから、…ね?」
トーマ「そうだよ、俺とラニ、アリシアやエウゲン、イベット、マルク、ナイラ、ジェミマにとってドンは…恥ずかしいけど、大好きな兄ちゃんだからさ!氏なれたくないんだよ、分かるだろ?」
ドン「………。」
ノーマン「ねえドン、あり得ない不謹慎なたとえ話だろうけど聞いてくれない?」
ドン「………。」
ノーマン「いいね、話してもいいね?」
ノーマン「もし出荷されていったのがドンで、コニーが生き残っていたとして今ここにいて…、コニーがドンを助けられなかったって、氏のうとしてたとしたら君はどう思う?」
ドン「………。」
ノーマン「多分、君の答えは『コニーに生きていてほしい』だと思うんだ。コニーも同じ気持ちだと思うんだ。」
ドン「そう、…なのかな。」
エマ「ドン、断言する!コニーは絶対そう、ねっ、みんな!」
みんな「おお!」
エマ「…ドン、辛いのは私もみんなも同じなの。コニーはきっと私たちを見てくれている、だからこんなことしたらコニーが泣いちゃうよ?」
ノーマン「そうだよ、ドンは優しいお兄さんなんだから、妹を泣かしちゃだめだよ。」
レイ「ドン、コニーの為に氏ぬな!コニーの為に生きろ!」
ドン「…そうだな、お前らの言うとおりだな。俺、コニーの為に生きるよ…。」
ノーマン「そう、その意気だよ。」
レイ「俺たちは、コニーに心配かけちゃダメなんだ!」
ギルダ「うん!ドン、頑張ろう1」
ドン「ああ、心配かけたな。ごめんな。」
エマ「気にしない気にしない!私たちも最初、ドンみたいだったもん。ドンの気持ちはよくわかる、気にしないでね。」
ドン「ああ。」
コニー「ドン、……よかった。」
コニー「よかったね、リトルバーニー!」
ドン「……!誰かいるのか!」
エマ「どうしたの、ドン?」
ドン「いや、…なんでもない。」(まさか、…まさかな!)
エマ「ふうん…。」(…ドンも見たんだ。)
レウウィス「…エマたちの言葉で、我が機械が無力化されたか。」
レウウィス「これでもうこの手は使えぬな…。」(コニーのホログラム映写機を眺めて)
レイ「おそらく鬼達は、レウウィスをまだ信じてる。なんとか説得して鬼をこっち側に引き込んで、レウウィスを頃すしかない。」
エマ「鬼とは組みたくない。」
レイ「…?」
エマ「だって、同族を頃したいだなんて思わないよ。私達も、お互いを頃したいとは思わない。」
レイ「それもそうか…。」
エマ「シスロたちに頼ってみたら?」
ノーマン「なるほど、女王を倒したからね…。」
レイ「反対。エマは一回奴に腹刺されてる、奴は神出鬼没の如く、素早く移動して攻撃する。万一もう一度やられてしまったら確実にタヒぬ!バーバラもだ。」
エマ「そっか…、」(お腹の手術痕を触って)
ギルダ「どうすれば…、あっ!コニーに力を借りれないかしら。私とアンナは一度会ってる。」
レイ「バカ言うな、機械による幻覚かもしれねえ。それにレウウィスは、コニーの姿もおそらく見てる!だからあのホログラムのアバターが完成したんだ。コニーが奴に近づいて、気づかれたらどうする…。」
ドン「そうだよな…。」
ノーマン「まあ、幽霊がいつも見えるとは限らないよ。」
レイ「そうなんだけどさ…、万一見えちまったらって。第一ほんとにいるか怪しいぞ。」
ギルダ「いいえ、あれは間違いなくコニーよ。ホログラムなんかじゃない。会話できていたもの、信じて!」
エマ「私は信じる!レイやノーマンならともかく、ギルダは嘘つかない!」
レイ(全員で逃げる件と…、)
ノーマン(王都での件で信用失ってる…。)
ドン「俺もあんまり会話聞いていなかったから、よくわかんねーけどコニーらしさはあったような…。」
レイ「一回コニーは置いといて、レウウィス討伐の策についてだろ。」
エマ「そうだったそうだった!えへへ…。」
ドン「やっぱり、倒すより近づけなければいいだけだと思う…。」
レイ「それが不可能だから、倒すしかねえんだよ。」(はあ、話にならねえ…。)
ドン「そっか…、」
レウウィス「ふふふ…、食用児たちよ。我々の力を思い知り給え…。」
レイ「ぐうっ!…くそ、この足じゃ逃げれねえ…。」
レウウィス「終わりだ…、レイ。…っ!?」
レイ「かかったな、レウウィス…。」
ひゅ〜ん!どっし〜ん!
エマ「みたいな囮作戦は?」
レイ「なんで俺が足ケガしないといけねーんだよ!」
エマ「いやいや、みんなから少しずつ血をもらって足にかける!」
レイ「匂いでおびき寄せんのか…、そこらの単純な犬っころじゃねえし簡単に行くかよ。」
エマ「そっかぁ〜、作戦考えるのむずかしいな〜。」
ノーマン「対策たてるのは大変だよ〜、今まで僕はたくさんの柵を練ってきたからね〜。」
レイ「ああ、そりゃ〜大変そうだ。」(適当に流して)
ノーマン「もぉ〜、スルーしないでよレイ〜。」
レイ「今は冗談言ってる暇はねえんだよ、考えりゃ分かるだろ!」
ノーマン「ご、ごめんね…。」(気弱そうに)
レイ「チッ…。」
エマ(レイ…、ピリピリしてるな。あまり苛つかせないでおこう…。)
ドン「なあ、もう夜中の2時だぜ…眠ぃよ。寝ようぜ…。」
レイ「ハウスのみんなの命がかかってんだ、眠気ぐらい顔洗って覚ましてこい!」
ドン「………。」
ギルダ「ねえレイ、そろそろ小さい子達が夜泣きするころだから、私あやしに行かないと…。」
レイ「あーもういい、作戦会議は終わりだ終わり!やる気がねえなら、勝手に寝て、ちび共あやしてろ!くだらない事で、計画の進みを止めんな!」
エマ「………。」
レイ「………。」バタン!
翌朝
エマ「みんなおはよう…、すごく…眠いね。」
ノーマン「おはようエマ…、2時間しか寝れなかったよ。」
ドン「ふあぁ…、エマおはよー…。いいなあ2時間か…、昨日は俺もギルダとみんな寝かしつけてて…、30分しか寝てないから…本当に眠ぃ…。」
ノーマン「30分だなんて…、かわいそうに…。」
ギルダ「大変だったわ…。3人も大泣きして…それでみんな起き…ちゃって、みんな抱っこ…して寝かしつけて、寝不足よ…。」
エマ「みんなに言って…、今日…は寝てよ…うよ。このまま…じゃ、体を壊し…ちゃう…よ。」
ドン「いや、起きてないと…レイが怒るんだよ…。怒って怒鳴って…、だから起きていないと。」
ギルダ「レイは、ず〜っと作戦考え続けてるんですって…。だから私達も起きてなきゃ…。」
エマ「いや、今日は…寝る日。みんな、…疲れて、作戦失敗したら…、だめだから…。」
ドン「お、おお…、そう…だな、レイに言いに行こう。それで…レイも、寝か…せよ…う。」
ギルダ「体…、壊してからじゃ…、遅いもの…ね。」
トーマ「うわあ!4人共すげえくまだ…、ゾンビみたいだ。」
ラニオン「ホントだ、ヤバいぞあれは!」
レイ「…くそっ、どれもダメだ!……っ!いけねえいけねえ、目を覚ませ!」
エマ「れ、…レイ。」
レイ「エマ、…お前ら何しに来た?」
エマ「レイ、すごい…くまだよ。寝なよ、体…壊しちゃうよ…。」
ドン「頼む…、俺たちを、…寝かせ…てく…れ。」
ギルダ「私達、…もう限界。……お願いレイ。」
ノーマン「そして…、君にも…寝て…ほしい。」
レイ「…ああ、その前にみんなに言いに…、行くぞ。」
ジリアン「ふんふふ〜ん、さて今日も作戦を練ろう!…きゃああああ!」
オリバー「どうしたジリアン!…って、あああああ!」
エマ「みんな、…お願いがある…の。」
ノーマン「今日は一日、…静かにしててほしい。昨夜から徹夜で作戦練ってて、全然寝てなくて…、」
ギルダ「小さい子達の…夜泣きを、…あやしたりしてて、すごく眠いの…。」
ヴァイオレット「当たり前だよ、すぐに寝ろ!支えてやるから、寝室まで行くぞ!」
寝室
レイ「…さ、作戦は…?」
オリバー「俺たちがなんとか考えておくから、今日一日誰もここに近づけないから、ゆっくり寝ていろ。」(毛布をレイにかけて)
ジリアン「ひどいくま…、こんなになるまで…。」(ギルダをベッドに誘導して)
ギルダ「…あ、……。」(意識がほとんどない)
エマ「ヴァイオレット…、ありがとう…。」
ヴァイオレット「もう喋んな、休め。ったく、お前ってやつは…!」(毛布をエマに渡して)
ドン「眠い…、眠い……。」(足がもつれていって)
ザック「もう少し、頑張れドン!」
ナイジェル「みんな、ありがとう。俺たちも頑張るから、今日はゆっくり寝ていろよ。さあもう少しでベッドだ、ノーマン。」
ノーマン「……ありが…とう…ございま…す。」
ヴァイオレット「…無茶すんなって、…何回も言ってるだろ。」
…………パタン
ヴァイオレット「…なんであいつらは、あんなになるまで頑張れるんだよ…。」
ジリアン「たぶん、周りのことを人一倍考えてるからね。」
ヴァイオレット「だからって、あんなゾンビみたいな…。」
ジリアン「ヴィオちゃんが一番、みんなのこと心配してるね〜。」
ヴァイオレット「ったりめーだよ!いつもすっげえ明るいエマが、あんなになってたら心配するぞ。」
オリバー「なあ、寝てても大丈夫かな…。悪夢とか、見たりしねえかな?」
ザック「その点については大丈夫だ、なんらかの力により全員の悪夢が無力化していた。」
オリバー「よかった…、ってなんで分かったんだ?」
ザック「アンケートとって調べたんだよ。どうやら悪夢が消えたのはレウウィスの罠にはまった、約一時間後だ。その時はみんな集まって、何かしていたらしいんだが…。」
トーマ「ラニ、5人の様子ちょっと見に行こうぜ!」
ラニオン「え?でも近づくなって…。」
トーマ「見張りを引き受ければいいんだよ、行くぞ!」
トーマ「なあ、5人の見張りをさせてくれよ!」
オリバー「…じゃあ少しだけ頼もうかな。トーマは中に入って5人の様子を静かに確認、ラニはここで仁王立ちしていろ。俺は少し休憩してくる。」
トーマ ラニオン「了解!」
トーマ「さてと、5人の様子は…っと。」
レイ「…マ、トー…マ。」(か細い声で)
トーマ「!? どうした、レイ。」(ぼそっ)
レイ「眠…れな…い、眠いのに、寝…られ…ない。エマたちも…だ、オリバー達に、…すぐに伝えろ。」
トーマ「おう!」
トーマ「ラニ!5人が大変だ、寝られなくなってる!」
ラニオン「え?…よく分かんねーけど、オリバーのところ行こう!」
ラニオン「お、オリバー!!!」
オリバー「ん?お前ら、見張りは?」
トーマ「それどころじゃないんだ、5人が眠いのに寝られなくなってる!もしかしたらだけど、レウウィスの新しい機械が埋められているかも。」
オリバー「なに!?くそっ、レウウィスめ!ジリアン、ナイジェル、ザック、ヴァイオレット!部屋に行くぞ!」
ジ ナ ザ』ヴァ「おお!」
ギルダ「…寝れない、寝られないよ。」
ドン「なんだっ、これ…。意識がどんどん強くなっていく…。」
オリバー「みんな!…!?」
レイ「ベッド…、ベッドに何かがある。」
ヴァイオレット「はやく5人を別室に移せ!」
ザック「おう!」
別室
オリバー「ここなら平気か…、どうだエマ。」
エマ「うん、…だんだん眠くなってくる。…ここなら大丈夫だね。」
ヴァイオレット「くそっ、レウウィス!今度は何をするんだ、くっそお!」
ザック「眠いのに眠れないことを利用して、体力や免疫をさげてもう一度あの機械を使うか、攻撃をしてくるか…だな。」
ヴァイオレット「汚い手を使ってきやがって…、」
ジリアン「もう部屋から出ましょ、うるさくしてたらまた眠れなくなるわ。」
ヴァイオレット「ああ、そうだな…。」
28時間後…
エマ「……!おはようみんな!」
ノーマン「おはようエマ、…元気だね。」
エマ「なんか寝たら元気になった!」
ノーマン「よかった、僕も元気だよ。」
ドン「〜〜っ!ふぅ…、おはようエマ、ノーマン。」
エマ「ドン、おはようっ!」
ノーマン「おはよう、よく眠れたね。」
ドン「ああ、お陰で元気いっぱいだぜ!」
ギルダ「…おはよう。」
ノーマン「おはよう、ギルダ。よく眠れたかな?」
ギルダ「ええ、よく寝れたわ。」
エマ「レイも起きて、っていない…。どこ行ったんだろう?」
ドン「もう朝ごはんの用意しに行ったんじゃねえか?俺たちも行こうぜ!」
エマ「おはよー!」
ジリアン「おはよう、エマ!あっ、よかったみんなよく眠れたのね。」
ノーマン「ええ、お陰さまで。」
ドン「レイはどこにいるんだ?」
オリバー「あれ、一緒に寝てたんじゃないのか?」
ギルダ「いえ、起きたらもうベッドにはいなくて、朝ごはんの用意しているのかと…。」
ヴァイオレット「みてないぞ。」
ノーマン「早起きしてたのかな?」
エマ「レイのことだし、私達より早く起きて対策たててるかもしれないね。」
ザック「そろそろ朝ごはんできるから、レイを呼んできてくれ。」
ドン「わかった、手伝いしに来たのにもう終わってたか。」
ギルダ「レイ、いないね。」
ノーマン「レイ、もしかしてあの部屋にいるかも…。」
書斎(広い)
ノーマン「…レイ、いる?」コンコンッ
ギイィィ…
エマ「…うわぁ、紙がいっぱい。」
ドン「あ、奥のイス!」
レイが机に伏せて寝ている。
ギルダ「レイだ、…やっぱり対策たててたんだ。しかもこんな量を…。」(床にたくさん捨ててある、クシャクシャの紙くずをゴミ箱に捨てながら)
ノーマン「どうやら策を紙に書いているところ、寝落ちしちゃったんだね。」
エマ「…レイ、朝だよ。」(レイの肩を優しく叩いて)
ドン「お前もそろそろ起きろ。」
レイ「……う、うぅん……。」
レイ「あ、お前ら…。」
ギルダ「朝ごはんできるから、行きましょ。」
レイ「ああ…、〜〜〜っ!…行こうか。」(イスから立ち上がって、伸びをして)
廊下
レイ「お前、いつも通りだな。」
エマ「うん、寝てたら元気になったんだ〜!」
レイ「ふーん、よかったな。」
ギルダ「レイ、ちゃんと寝たの?」
レイ「は?お前らが起こしに来たんだろ。」
ギルダ「あ、そうなんだけど。もしかして私達が寝たあと、無理して書斎で策練ってたの?」
レイ「まあそうだな、寝てたのは5時間ぐらいくらいかな。」
ノーマン「なんでそんなに、寝る時間も削って…。」
レイ「別に、早くこの件を解決したいから。それに5時間寝れば十分だ、ナポレオンって人は3時間しか寝ていなかったらしい。」
ノーマン「ちょっと足りないかな〜、その分ナポレオンは戦争のあと2日寝てたんだよ〜。」
ギルダ「2日…、ナポレオンも結構頑張り屋さんだったのね。」
ノーマン「そうだね、さあ朝ごはんを食べてレウウィス討伐の作戦を考えよう!」
レイ「その前に、オリバーたちの策を聞かねーと。」
エマ「そうだったそうだったw」
エマ「ごちそうさまでした!」
みんな「ごちそうさまでした!」
作戦会議
オリバー「俺たちの考えた策は…、」
レイ「なるほどな、…かなりいい方向だと思う。」
ノーマン「珍しいね、いつも否定から入るのに。」
レイ「いい作戦じゃないか、完璧!これで行こう。」
エマ「えっ、こっちの策表示は?」
レイ「いや、いい。」
ヴァイオレット「お前らの策も聞きたい、レイあんまり寝ずにたててたんだろ?」
レイ「…ま、いいか。俺は……」
ジリアン「へえ〜、すごいじゃん。私レイのがいいと思うな〜。」
ポーラ「私も同意見。」
ノーマン「…この2つの作戦を両方ともうまく活用できれば、勝てるかもしれない。」
レイ「いやそれは難しいだろ、武器とか罠の数調整しなきゃいけなくなるぞ。」
ノーマン「足りないものとかは僕にかかれば、すぐに調達できるよ。やってみようよ!」
エマ「うん、私もそう思う!やってみなきゃ結果は分かんない、やろう!」
バーバラ「おいボスー!なんで私らは仲間はずれにすんだよ〜!」
ノーマン「ごめんごめん、だってバーバラたちは小さい子達と遊んでたでしょ。だから悪くて…。」
バーバラ「ヴィンセントは小さい子達との遊び方わかんなくて、ずっと実験器具いじってたけどw」
シスロ「遊びぐらい、すぐに中断できる。必要なら呼んでくれよ!」
ノーマン「わかったわかった、次からはそうするから。」
レイ「…。」
エマ「レイ?顔色が悪いよ、もう少し寝てきたほうがいいんじゃない?」
レイ「大丈夫だって、少しフラッとしただけだから…。」(発作が始まった!なんとか覚まさねえと、策が…。)
ノーマン「レイ!…!?発作だ。」
レイ「くっ、…これで俺も重症者だな。」
ノーマン「何をのんきなことを言ってるんだ!覚ます方法は、まだ何も見つかっていない…。」
ジリアン「ふんふふ〜ん、あれ?レイ!?大丈夫?」(朝食が食べ終わり、スプーンやフォークをまとめて)
エマ「ジリアン、レイがまた発症しちゃった。ハウスのみんなにすぐに伝えて…!」
レイ「いや、その必要はない…。」
ノーマン「は?何言って…、!?何をする気だ、レイ!」
レイ「ジリアン、それ貸せ。」(フォークを指さして)
ジリアン「え…?何するの!?」
レイ「いいから早く寄こせ!」
ジリアン「…は、はい。」
エマ「レイ!何するの、ねえレイってば!」
レイ「悪夢(ゆめ)から覚めるには、体に痛みを与えればいい…。」
レイ「…こうすりゃいいんだよ!」(フォークを自分の腕に突き立てて)
レイ「うぐっ!」(肉に痛みを伴い)
エマ「っ!?レイ!!!」
ジリアン「何やってんのレイ!」
レイ「これで目が覚めた…、さあ策を…。」
ノーマン「バカ!なんてことをするんだ、レイ!」
治療後…
エマ「ねえレイ、…やめてよ。こんなことするの、やめてよ。」
レイ「…まだ悪夢から覚ます方法は見つかってなかった、意識がなくなる前に痛みを与えれば目が覚める。そうしたまでだ。」フラッ
エマ「また発作だ…、もう自傷なんてしないでよ。すぐに助け呼んでくるから!」タッタッタッ…
レイ「………。」
ハウスの外
ドン「おーい、これはこっちでいいか?」
大工鬼「おう、兄ちゃん力あるじゃねえか。すぐにでも大工になれるぜ。」
レイ(…工事してるのか、ならレンガはどこかに…あった!)
ドン「レイ、何やってんだ?顔が青いぞ?」
レイ「いや、別に。」(いつもの無関心な顔を装って)
ハウスの裏
レイ「ここなら誰もいないな。」(げっそりした顔で)
レイ「…っ!っ!っ!」(レンガを力いっぱい腕に叩きつけ)
ビキッ
レイ「うぐぅっ!…まだ覚めねえ!おらああっ!」
バキィッ!
レイ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」(エマに見つからないよう、手で口を押えて悲鳴を抑えて)
ドン「あれ?レンガが一個足りない、あレイ!」
レイ「すまん、一個持ってた。」
ドン「おう、…ん?レイ、こんなもの何に使ってたんだ?」
レイ「ちょっとした自傷行為…。」
ドン「へ?お前、…病んでんのか?」
レイ「どうだろーな、じゃ。」
エマ「あ、レイ!どこ行ってたの、急にいなくなるから探してたんだよ!」
レイ「よ。ちょっとドンのとこ行ってた、あんま心配するな。」
エマ「だってケガしてるじゃん、心配だよ〜。」(…?レイの腕に、赤茶色の粉っぽいものが…。)
エマ「…レイ、外で何してたの。」
レイ「だから、ドンのところ行って工事見学…。」
エマ「嘘、見学だけならこんな粉、腕につかない。ちょっと腕みせて、…っ!レイ!」(無理やりレイの腕をとって、袖をまくり)
レイ「あーあ、バレちった〜。ま、そういうことだよ。」
エマ「…やめてって言ったよね!」
レイ「………。」
ギルダ「エマ?どうしたの、なにかあった…!?」
エマ「医療器具すぐにもってきて!」
ギルダ「う、うん!」
ノーマン「なんの音だ!…レイ、何をやってるんだ!」
エマ「ノーマン、レイが腕を折った!そこらへんに棒落ちてない?」
ノーマン「なんだって!?えっと、…これでいけるかな?」
エマ「うん、ぴったり。」
ギルダ「エマ、持ってきた!」
エマ「ありがとう、貸して。」(中から包帯を取り出し)
再治療後…
レイ「………。」
ギルダ「レイ、どうして?」
レイ「発作が起きたから、抑えるためだ。」
ギルダ「………。」
トーマ「や〜い捕まえてみろ!」
ラニオン「待て〜!ハヤトとの特訓ナメるなよ!」
トーマ「へへっ、…え、レイ。」
ラニオン「何やってんの?」
ノーマン「なんでもないよ、ちょっとレウウィス討伐の打ち合わせしてたんだ。」
トーマ「ふうん。」
レイ「チッ、めんどくせえな。ただ、タヒを逃れただけだ。気にするなっつったら気にするな!」
ノーマン「気にしないほうがおかしいよ。」
エマ「そうだよ、レイ。」
レイ「あ〜、はいはい。」
作戦決行
エマ「作戦確認するよ!第1部隊はレウウィスのエサとなり、最初は接戦。弱いと見せかけて、スキを多く作る!」
ノーマン「第2部隊は、ハウスの住民を避難。重症者を骨折治療法で治療し、その後第1部隊とレウウィスを狙撃。そして、エマの誤発砲で僕が負傷したと見せかける。」
レイ「そこでさらに俺たちにスキを作る。第3部隊、ノーマンにレウウィスが迫ったところで、閃光と投網で捕獲。」
バーバラ「んで、私ら第4部隊が核を狙撃。」
エマ「チャンスは一度だけ、必ず成功させるよ!」
ノーマン「レイは腕を骨折してるから、その分僕らがカバーするから安心してね。」
レイ「ああ、…しくじるなよ!」
全員「おお!」
レウウィス「今日は何もすることがない…。」
エマ「レウウィス…、よくもレイを実験台に!」
レウウィス「エマ、…なんだね。その数で私をヤる気かね。」
レウウィス「面白い、さぞ面白い策を講じてきたのだろうね。乗ってみよう、エマ…。」
ギルダ「今までの私達とは、…違うので。」ガチャッ
ドン「ノーマン、ホントにやるのか?」
ノーマン「うん、レイが骨折してほんとに発作はなくなったみたいなんだ。だからこれが一番効果的なんだと思う。それに鬼は再生するから、心配はあまりいらないんじゃないかな?」
ドン「…そ、そうだな。」
市民鬼「はあ?腕を折る!?」
ドン「ごめん、でもこれが一番効果的らしいんだ。」
市民鬼「そういうことじゃねえんだ、子どもたちもいるんだぞ!」
ノーマン「子どもたちは折る必要はない、少し針で腕を刺すだけだ。」
市民鬼「…わかった、早く治してくれ。」
バキィ!バキィ!バキィ!
ノーマン「じゃあ再生してくれ!」
市民鬼「…あれ?気分が軽くなったかもしれない。」
ノーマン「第2部隊、応戦しに行きます!」
エマ「はい!こちら第1部隊です、廊下を逃走中!」
レウウィス「なぜ逃げるんだ?作戦会議してきたのではないのかね?」
ギルダ「…はあ、はあ!」
エマ「ギルダ、ノーマンたちが来るまで逃げるよ!」
ギルダ「うん。」
エマ「射撃!」
バンッ ババババババババババババッ!
レウウィス「ふっ、走りながら核を狙うか。だが私は弾を止められるのだ!」
ドン「エマ!来たぞ、大丈夫か!」
エマ「うん、逃げ切れているよ!」
ノーマン「ケガはないね、エマ。」
エマ「大丈夫だよ、心配性だなぁ〜。」
ギルダ「二人とも油断しないで!」バババババッ!
レウウィス「ギルダ…、やるねぇ。そうやって焦らされると、もっと狩りたくなってくるのだよ!」(エマに急接近し)
エマ「え…。」
ノーマン「エマーーーー!」バンッ!
エマ「あああああああああああああああああああああああ!」
ギルダ「エマ、…エマ!」
エマ「ぐうっ!あがっ、あああ…。」
ノーマン「ぼ、僕は一体何を…。」
レウウィス「滑稽滑稽wまさか家族を、誤って撃つとは…。」
ノーマン「エマ!…くそっ、どうして!」(第3部隊、来い!)
レウウィス「一ヵ所に固まったら、こちらの勝ちだ。さあ、私の美味い肉となってくれ給え。」
ノーマン「エマあああああああああああ!」
レイ「かかったな、レウウィス…。閃光、投網!」
レウウィス「…!?」(閃光だと、この狭い空間で!?目を塞いでいては、網で捕まる。しかし目を開ければ、…ふっ。また同じ手にかかったか…。)
バーバラ「銃を持つのは初めてだな、練習代わりに撃たせてもらうぜ!」ババババババババババッ!
レウウィス(…やられたか。食用児よ、…君らとの狩り合いは、楽しかった…。)
レイ「討伐完了、安全確認!俺たちの勝ちだ!」
ドン「よっしゃああああ!ほらエマ、勝ったぞ!いつまで演技してんだ、俺ら勝ったんだぞ!」
ギルダ「ねえ、…エマの様子がおかしいよ。」
エマ「あああ…、ああああああ!」
ノーマン「どうして…、銃弾に耐久する血糊を入れていたはずだ…。それとも僕が、外したのか…!」
レイ「いや、…こいつ血糊を持っていない!」
ギルダ「嘘…、なんで…。」
レイ「俺らが確認した時はつけていたはずだ、どこかに落としたのか!?」
ノーマン「エマ!どうして…、エマあああ!」
医務室・改
ザック「とりあえず、弾は取り除いた。命に別状はないが、あまりの痛みに気を失っているみたいだ。」
ノーマン「そう…、です…か。」
ザック「………。」
ノーマン「ありがとうございます…。」
ギルダ「あ、ノーマン。エマは…。」
ノーマン「…あ、ああ。ザックさんが、助けてくれた…。」
ドン「ノーマン、血糊が廊下に落ちてた。やっぱり走ってる時に、落としたんだ。」
レイ「落としたのは、故意か否かは分からない…。」
ノーマン「うん…、」
ギルダ「ノーマン…。大丈夫、ノーマンのせいじゃない。」
ノーマン「………。」
ドン「悪い、俺がエマんとこ行く途中に気づけてたら…。」
ノーマン「ドンが気にすることはない、悪いのは僕だ。」
ドン「…ノーマン、笑えよ。」
ノーマン「…え、」
ドン「エマは心配性だからさ、お前が落ち込んで暗ーい顔してたら、エマに心配かけるぜ。」
ノーマン「…そうだね。」
エマ「…う、……?」
ノーマン「エマ!ごめん、ごめんね。」
エマ「ノーマン、私なら大丈夫だからね。」
ノーマン「うん、…うん!」
ノーマン(僕は、…なんて未熟なんだ。)
エマ「…の、ノーマン?」
ノーマン「…あ、え?何、どうしたのエマ?」
エマ「…自分のせいって思ってる?」
ノーマン「だってそうでしょ?…気付けなかった僕が悪い。」
エマ「大丈夫だから、ね?」
ノーマン「…うん、でも僕は…!」
ドタドタドタドタ バアァァン!
フィル「エマあ!…エマ、エマ〜!(泣)」
エマ「ふぃ、フィル!」
フィル「エマ、ケガしたの?ぼく、ぼく…。」
エマ「あ〜あ〜!大丈夫だよ、フィル!私は元気だから、泣かないで〜。」(ヨシヨシ)
ドタドタ…
シェリー「エマぁ…、ひっく。」
ノーマン(シェリー…。)
フィル「ぼくっ、ぼくエマがケガしたって聞いて…、銃で撃たれたって聞いて…!うわあぁぁぁぁあん!」
ラニオン「エマ!大丈夫か、足ケガしたって!」
アンナ「…痛くない!?何か私達にできることがあれば…!」
トーマ「水とか持ってこようか?」
イベット「なんかあったら言ってよ、何でもやるから!」
ノーマン「フィル…、みんな…。」(エマだけじゃなく、みんなも傷つけてしまった。僕はなんてことを…!)
エマ「みんな、私は大丈夫だよ。そんなに悲しい顔しないで、ね!」
トーマ「お前の『大丈夫』は信用できない!」
ナット「そうだよ、いつだってエマは無茶して大丈夫なんて言って…。それで倒れて…、僕らがどれだけ心配してるのか分かってるのか!?」
エマ「ごめん、…でもみんなに心配かけたくないし、なによりそんなに悲しい顔しないでほしいの。」
トーマ「でも、…俺たちはエマが大好きだ!だから無茶なんかしないで、俺らを子供扱いしないで、たまには頼ってくれよ!」
ラニオン「そうだ!俺らはエマが思ってるほど、ガキじゃないぞ!」
アリシア「お水とか、ご飯とか持ってこれるもん!」
エマ「…っ!」
エマはまだハウスにいた時のドンの言葉を思い出した。コニーを助けようと嘘をつき、2人にバレたときのドンの言葉を。
ドン「家族だろ…、兄弟だろ!…少しは信じてほしいんだよ。」
エマ「………。」
ラニオン「はあ、…はあ。」
ノーマン(もう黙っていられない…!)
ノーマン「みんな、本当にごめん!エマがケガしたのは、僕のせいだ!」
アンナ「…え?いきなりどうしたの、ノーマン。」
ノーマン「僕が銃を誤発砲して、エマの足を…!許されることとは思ってない!」
エマ「ちょ、ちょっとノーマン!」
ノーマン「僕のせいでエマはケガをしたんだ!本当にごめんなさい!」
トーマ「え…、ノーマンがエマを?へっ、…嘘だろ?」
ノーマン「ごめんなさい…、ごめんなさい…。」
ラニオン「………。」
フィル「ノーマン!」(急に大声をあげて)
ノーマン「!?」(ビクっ)
エマ「ちょっ、…フィル!」(フィルがノーマンを怒ると思い、声を出して)
ノーマン「フィル、ごめん!怒ってるよね、ごめんね。」(必死になって)
フィル「…ノーマン、僕は怒ってないよ。」(にこっ)
ノーマン「え…、……?」
フィル「エマがケガしたことは、すっごく悲しい…。」
ノーマン「…ごめん、僕のせいだ。」
フィル「ううん、ノーマンのせいじゃないよ。誰のせいでもないんだ、だから謝んないで!」
ノーマン「………。」
エマ「ということらしいから、大丈夫。あまり気にすることはないと思うよ。」
ノーマン「…少し、一人で考えさせて欲しい。」(医務室のドアを静かに閉めて)
ノーマン(エマの足を撃って、逃げるなんて…。僕はやっぱりグズで臆病で…。)
ナット「エマ、やっぱり僕らは君に無理はしてほしくないんだよ。今は療養しててほしい!」
クリス「うん、エマはいつも僕らを明るく導いてくれてた。だから今度は僕らの番!」
エマ「…そうだね、じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな〜。」
アンナ「うん、ありがとう。」
ノーマン「あああ…、なんで僕は確認もせずに…!」
レイ「ノーマン、隣いいか?」
ノーマン「レイ…。」
レイ「エマ、頑張って我慢してるけど、ほんとはめちゃくちゃ痛えはずだ。それでみんなに心配かけないように、まだ意地張って平気な顔してる。」
ノーマン「あああああ…!エマ、エマ…!」
レイ「………。」
レイ「お前、ほんとにエマが好きなんだな。」
ノーマン「当たり前だろ!僕はエマが大好きだ!エマのことは誰よりも理解できる、誰よりもエマを尊重できる!」
レイ「嘘つけ、お前はエマを理解していない。エマを尊重していない、だろ?」
ノーマン「…っ、君に僕の何が分かるんだ!僕はこの体がズタボロになったって、エマを守ってみせる、そういう覚悟で生きてきたんだ!自分の体に火をつけて、あの夜タヒのうとした君よりはマシさ!」
レイ「くくくっ、……あははははは!バカを言うな、ノーマン。」
ノーマン「何がおかしい!」
レイ「お前もタヒにに行こうとしたろ、忘れたとは言わさねえぞ。」
ノーマン「レイ…。」
レイ「お前はなんで、あの日逃げた?…それはな。」
ノーマン「………。」
レイ「お前は鬼が、ハウスが怖かったんだよ。それで俺とエマ、ギルダ、ドンにあの計画を押しつけた。違うか?」
ノーマン「違う、僕はタヒなないと分かっていた!」
レイ「命はくれてやる…、その他何一つ譲る気はない、だっけ?」
ノーマン「…っ!」
レイ「嘘をつくのはやめろよ、全部バレバレ。」
ノーマン「………。」
レイ「話を戻すが、お前はエマを理解、尊重なんかしていない。尊重するなら、そんな顔すんな。理解するなら、逃げないでエマの側にいろ。」
ノーマン「………。」
レイ「まだ納得できないことでもあんの?」
ノーマン「…いや、大丈夫。少し落ち着いたよ。」
レイ「それは、やふござんした。」
ノーマン「…ふふっ、ありがとう。」
レイ「さあ、早くエマのとこ行ってこい。」
ノーマン「ああ、分かった。」
医務室・改
ノーマン「ごめん、エマ。僕少し取り乱していたよ、もう大丈夫だから。」
エマ「あ、ノーマン。…そっか、よかった。」
ノーマン「心配かけたね、エマ。」
エマ「うん、平気平気!」
ナイラ「はいエマ、お水。」
エマ「あ、ありがとー。」ゴクゴクっ
ノーマン「エマ、まるでお姫様みたいだね。」
エマ「えっ、えええ!あ、…えっちょっと、いきなり何!?」
ノーマン「水が欲しいと言えば、水が来て。おなかがすいたと言えば、料理が来る。お姫様みたいじゃない?」
エマ「…もー!びっくりしちゃった、急にお姫様みたいとか言うんだもん。」
ノーマン(まあエマは、僕にとって本物のお姫様なんだけどね。)
エマ「イベット、今日の夕食は何?」
イベット「今日はね、ハンバーグ・デミグラスソースがけだよ!」
エマ「やった、ハンバーグおいしいよね。ねえノーマン、一緒に食べない?」
ノーマン「うん、じゃあテーブル拭いて、みんなの配膳終わったら自分の分持ってくる。」
エマ「うん。」
ギルダ「エマ〜、ご飯持ってきたよ。」
エマ「ありがとう、ギルダ。」
ギルダ「食べ終わったら、トーマとラニを呼んでね。じゃ、私も食べてくる。」
エマ「は〜い!」
ノーマン「ナイラ、イベット。先に配膳しておいてくれる?僕もすぐに行くから。」
イベット「うん、分かった。行こナイラ!」
ナイラ「うん!またねエマ。」
エマ「またね〜。」
ノーマン「エマ、あとで話がある。食べながら話そう。」
エマ「…?うん。」
ノーマン「じゃあ、すぐに戻ってくるよ。」
ノーマン「ただいま。」
エマ「おかえり〜!」
ノーマン「じゃあ食べようか。」
ノーマン エマ「いただきます。」
ノーマン「…足のこと、我慢してるんでしょ?まだ、意地張って我慢してるってレイが言ってた。」
エマ「うん、…そうだよ。心配させたくないから、どうしても。」
ノーマン「トーマ達は、本気で心配してくれてる。だから、エマは休んだほうがいい。」
ノーマン「痛みを、みんなのことを考えて我慢し続けるのは、やめてほしい。」
エマ「…そうだね、うん!今度からは我慢せずに言う!」
ノーマン(エマ、ここでも嘘をついて…。)
ノーマン「よかった、僕も心配だったから。」
ノーマン エマ「ごちそうさまでした。」
エマ「トーマ、ラニ!」
トーマ「はーい!」
ラニオン「今行くぜ!」
トーマ「よし、エマはいつもきれいに食べるな〜。」
ラニオン「俺らに任せておけ!」
エマ「二人とも、もうすっかりお兄さんだね〜。」
トーマ「へっ///あ、ありがと…。」
ラニオン「はっ、早くいこーぜ/////」
ドン「エマ、プレイルーム行こーぜ。」(車椅子を持ってきて)
エマ「あ、今日はエウゲンの誕生日だったね。」
ドン「そ、だから行こうぜ。エマでも無理のないような企画立ててあるから。」
エマ「じゃあ行こっかな。」
エマ「あ〜、楽しかったね!次の子いつだっけ!」
ドン「次はマウラだな。」
エマ「楽しみで待ちきれない!」
ドン「さ、もう遅いし寝るぞ。」(エマを抱き上げてベッドに降ろして)
エマ「うん、おやすみ!ドン!」
ドン「おお、おやすみエマ。」
この夜、誰も悪夢を見ることはなかった。
完