ドラえもんの最終回を書いてみたいと思います!
そんなにドラえもんに詳しくはないので
キャラの口調とかが可笑しかったらすみません😣💦⤵️
・荒らし、勝手に小説を書き進めることは
止めて下さい
・メンタル超絶弱いので、否定的なコメントは
出来れば、で良いので止めて下さい😣
・感想待ってます!
ーーその日は、至って普通の日だった。
のび太が家に帰って来るまでは。
「助けてー、ドラえも〜ん!またジャイアンに
いじめられたよぉ!」
部屋に入るなり、のび太は涙を流していつものように
ドラえもんに訴えた。だが、部屋の光景を見て
のび太はピタリと泣き止んだ。部屋の真ん中で横たわり
動かないドラえもんを目にしたからだ。
「どら………え、もん………?」
のび太は呟いた。自分は夢を見ているのだろうか。
いつものように昼寝して、嫌な夢を見ているのだろうか。
「ねぇ、ドラえもん?ドラえもんってば!!ねぇ!
起きてよ、ねぇ……ドラえもん………」
ーージャイアンにいじめられた悲しみなど、どこかへ
飛んで行ってしまった。ドラえもんが動かない。
ピクリとも。のび太は先ほど流していた涙よりはるかに
大粒の涙を流してドラえもんを揺さぶった。
のび太はまるで子供のように泣きじゃくった。
「ドラえもん………ドラえもん………未来を、変えて…
くれるんじゃなかったの?ぼくとずっと一緒にいるって
約束したじゃないか………ドラえもん、ねぇ、ドラえもん…」
ーーそう。確かにあの時約束した。
一度未来に帰ってしまった時、悲しみにくれるのび太に
残してくれた秘密道具で、ドラえもんは帰って来た。
その時約束したのだ。
『ずっと一緒にいる』と。ーーそれなのに。
「ドラえもんの馬鹿!嘘つき!!」
ドラえもんの冷たい身体をのび太はポカポカと叩く。
いつものドラえもんの身体より、心なしか冷たい……
と、のび太は思った。
ひとりぼっち。いない。ドラえもんがいない。いない。
ドラえもんがいない。ひとりぼっち。いない。ひとり。
ひとりぼっち。ドラえもんがいない。
**
ーーひとしきり泣いたあと、少し冷静になったのび太の
頭に、一筋の希望が沸いた。もしかしたら……
ただ故障しただけならば、未来の修理屋が直して
くれるのではないか、と。22世紀の技術なら
可能かもしれない。そう思うとのび太の心は
ほんの少しだけ明るくなった。タイムマシンに乗って
22世紀へ行って、ドラえもんを直せる修理屋を
ドラミちゃんに紹介して貰おう……と思った。
その時、そんなのび太の心を読んだかのように
机の引きだしからドラミちゃんが現れた。
「のび太さん!!」
ドラミちゃんが、ロボットとは思えない程素早い
動きで机の中から出てきた。
「お兄ちゃんが動かなくなったんですって!?」
のび太はコクコクと頷いた。
「そうなんだ!お願い、ドラえもんを直してよ!
ねぇ、22世紀の技術ならドラえもんを直せるでしょ?」
しかし、ドラミちゃんは首を横に振る。
「いいえ、それは無理なの。ネコ形ロボットは
特別なロボット。お兄ちゃんを直すこと不可能に近いわ」
「じゃあ、ドラえもん!ドラえもんを作った人!
ドラえもんを作った人呼んで来てよ!」
のび太は再び涙を流してドラミちゃんに訴えた。
またドラミちゃんは首を横に振る。
「それも出来ないの。国家機密だから」
「国家秘密!?そんなこと、言ってられないだろ!
ドラえもんが、動かないんだぞ!壊れたんだぞ!!」
「国家機密よ」
ドラミちゃんはのび太の言葉の間違いを優しく訂正すると
続けた。
「もうじき、わたしがここに来ることも出来なくなるわ。
机の引きだしもただの机に戻る……ちなみに、お兄ちゃんの
秘密道具も使えないわ。ただのガラクタになる」
「あんまりだ!!そんなのあんまりだよ!!!
理不尽だ……ドラえもんが……ドラえもんが……壊れたのに」
のび太は顔を涙と鼻水でグショグショにしながら
ドラミちゃんを揺さぶる。
その時、突如警報のような音がした。
ビーーーーッッ!!
「な、なんだい、この音………机の方から」
不安になってのび太が思わず呟く。
「タイムパトロールよ。もうすぐわたしは、未来に
帰らなきゃ……のび太さんを置いていくのは本当に
心許ないけれど……」
ドラミちゃんが机の方と、のび太を交互に見ながら
寂し気に言った。
「そんな!じゃあ、ぼくは……ぼくはどうすれば?」
ドラミちゃんは首を横に振る。今日、彼女が首を
横に振るのは何度目だろうか。
「もう……手立てはないわ。でものび太さん、大丈夫よ。
男でしょう?一人でもやっていけるわ。貴方は優しくて
人の痛みが分かる人だから……わたしもタイムテレビから
見守っているから。出来るわね?」
今日何度目だか分からない涙を流すのび太を
ドラミちゃんは小さな子供を諭すような口調で言った。
「のび太さん………応援しているわ。何も……何も
出来なくてごめんなさい…」
「ド、ドラミちゃん…」
「……さようなら」
ドラミちゃんは涙を流してのび太に別れを告げた。
ーードラミちゃんは行ってしまった。
もうのび太は完全に一人だ。のび太はがらんとして
静まりかえる部屋でわんわん泣いた。
自分が流しているものが涙なのか鼻水なのか
分からない程に、泣いた。動かないドラえもんに
寄り添って。
「のびちゃん、ドラちゃん、おやつよー」
ママの声が響く。だが、今ののび太はとても
おやつなど食べる気力はなかった。それもその筈。
のび太にとってドラえもんは、親友……いや、家族も
同然。それも違う。のび太にとってドラえもんは
大切な家族なのだ。パパやママが居なくなるのと
同じくらいドラえもんが壊れたという
悲しみとショックは大きい。
返事がないことに不信感を抱いたママが、部屋に
入ってきた。動かないドラえもんに寄り添いながら
わんわん泣く息子を見たママは、危うくおやつと
お茶を乗せたおぼんを取り落とす所だった。
「のびちゃん………?」
ママがおずおずと息子に声をかけた。
「ママぁ……」
涙と鼻水でグショグショののび太が振り向いた。
**
ーー未来に帰ったドラミちゃんは、高層ビルが
立ち並ぶ街を歩き、空を見上げた。
「ーー何故だか、分からないけれど……のび太さんは
何か、未来を変える…そんな気がするの。
のび太さんを見ていると感じる。強い何かを。
それが何かは、まだ分からないけれど」
そして、そんな呟きを漏らす。前々から、彼女は
感じていたのだった。
のび太の優しい瞳に強い″何か″を。のび太は
ぼんやりしていて飽きっぽく、一見するとだらしなく
何も出来ない人に見える。だが、彼はいざと言う時
強さを見せる。仲間の為に、泣いたり、怒ったり
出来る心の優しい人間なのだ。
ーーきっと彼が未来を変える。ドラミちゃんは
そんな気がしていた。
相変わらず小説を書くのが上手いことで...
私的にはこの終わり方好きやわ、一つ言うとね、ドラえもんが動かなくなった経緯が知りたいかなぁ。番外編的な?
できたらでいいよ、めっちゃ面白かった!
長くなってごめんな!w
そうかい?ありがとうね!
いやいや、まだ終わらへんよ?ww
つー訳でご愛読よろしく😉👍🎶
いや、全然長くないわww
むしろ感想は長い方が嬉しいしw
ーーそして、それと同時に彼女の脳裏に
泣きじゃくりながら必死で勉強するのび太の姿が
思い浮かんだ。彼が大人になって科学者になり
自分の兄を……ドラえもんを直す姿も。
「今のは、一体?」
今浮かんだのび太の姿は、幻なのだろうか?
それともーーー
ドラミちゃんがボーっと考えにふけりながら
歩いていると、急いで駆け寄るセワシの姿が見えた。
「おーい!」
「セワシさん………あの………とても、言いにくいんだけど…」
ドラミちゃんは視線をさ迷わせながらセワシに
たった今起きた事実を告げようとした。
「ああ、ドラえもんが壊れたんだろう?聞いた……
というより、見てたよ。タイムテレビで。
お祖父ちゃんと君のやり取り……」
セワシは悲しげに目を伏せ、言った。そして言葉を続ける。
「ーードラえもんは、耳もかじられて、黄色いメッキも
剥がれてる。普通のネコ形ロボットじゃないし、他にも
少し、ロボットとして不安な所もあった。……まぁ、耳が
かじられたのはぼくのせいだけど……だから、いつかは
壊れると思ってた。遅かれ早かれね。でも…こんなに
早く壊れるなんて……」
セワシは俯き、淡々と告げた。でもその顔は涙を
堪えているように見えた。
……おお!なんだろ、この、もう雰囲気からして大作感()
全部凄いんだけど、特に文章…と言うよりかはその、のび太目線だったり、ドラミちゃん目線だったり、一人に縛られずにその人物になりきって表現してるところかなぁ。
あとは、文末とか全部、「だった」「見えた」でちゃんと揃ってるところとか。自分は結構ばらついちゃうからさw
よし、この勢いで頑張れっ!(何故に上から)
えええ、そんな……!ありがとう!!
あーね!そこに気を配ってたから、言って貰えて
超嬉しい😆色々な人の視点で書くと面白いかな、って。
成る程成る程。これからも文末気を付けよう!
ありがとう、頑張るね!上から可愛いw
また見てね😉
「………そんな、お兄ちゃんが元々壊れるかも
しれなかっただなんて………」
ドラミちゃんはセワシから告げられたその言葉に
ショックを隠せなかったようだった。
「ごめん、心配させたくなくて言い出せなかった……
このことはドラえもん自身も知らない。
勿論、お祖父ちゃんも……」
セワシはついに堪えきれず、涙を流した。
そんな彼の背中を優しくさすりながらドラミちゃんは
゛お祖父ちゃん゛、つまりのび太のことが気になった。
「セワシさん、貴方のせいじゃないわ。とにかく
早く戻りましょう。のび太さんが心配よ。タイムテレビで
見てみましょう」
ドラミちゃんはセワシの背中を優しくさすったまま
言った。セワシは彼女の言葉にこくんと子供のように
頷き、二人は帰路へ着いた。