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UTストーリー
死の世界の民はゆらゆらと彷徨い、生きる世界では健やかに笑い声が聞こえる。そんな彼らは月夜の博麗神社で宴を楽しみ、外で真ん丸お月様を眺めていた連中どもだっていた。
ゼロ「ディケイドのやつ、寝込みやがって。あいつ酒飲み過ぎたなー。」
オーズ「ゼロはまだ若いからお酒飲めないよね。」
鎧武「地上の酒、俺は初めて飲んだぜ。」
中では酒で酔って寝込んでいるやつらもいれば踊ってるやつらもいる。けど外にいるのはゼロ、オーズ、鎧武、バロン、斬月・真の五人だった。
斬月「私は酒に強いから飲めないし、デュークのやつは酒飲みすぎちゃってるし。」
バロン「ワインがいいから酒は飲まん。」
オーズ(酒の感想ばっかり…)
ゼロ「けど、オレンジジュースまで作るなんて、真はすげぇやつだな。」
斬月・真「おいおい、いつから真って呼んでんのよ。」
鎧武「まあ、いいじゃないか。デュークや龍玄も元気を取り戻したんだし。」
バロン「地上に来たのだが悪くはない。だが貴様らより俺たちアーマードライダー族が上だ。」
斬月・真「なんでも上だからね。でも仲良くするだけでいいんですからさ。」
ゼロ「バロンは除くつもりあるけどな。」
バロン「フン、そう思ったのか。」
鎧武「まあいいじゃないか!ユグドラシルも地上も共に暮らすことになったもんだし、これから築き上げればいいんだ!」
斬月・真「鎧武の言う通りだね!」
一方、冥界では龍玄が兄である斬月に顔を会わせていた。
龍玄「兄さん、幽霊たちにも優しくしてるなんて…」
斬月「ただ喧嘩や争いを止めているだけだ。」
龍玄「でも、兄さんはそれでいいと思うよ。何しろ困った人を助けているし、魂の面倒も見ているもの。」
斬月「まあな。それより、地上には慣れたか?」
龍玄「ううん、まだ…けど、これから慣れていくよ。」
斬月「それでいい。お前はこれから地底だけでなく地上も故郷なんだしな。」
龍玄「…うん。ありがとう。」
こうして、地上の幻想郷と地底の幻想郷は共に仲良くすることになったのだった。
まあ、また刺客は出るんだけど。