私の家出生活。17〜19才。

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3:みさき:2014/01/30(木) 07:38 ID:M7M

胸の高さまである、岩場があり、その先を覗き込むと、真下は海だった。
真っ黒い海でだった。深い深い海だった。

私はその岩場の上に登った。
なんだかフラフラする。疲れたんだろうけど。
こんな岩場の先までくれば、民宿からもみられることはないし、一人になれる。

寝転がってみた。

寝返りを打てばそのまま海に落ちるほど狭い。
頭の下に手を敷いて、片手で携帯をひらいた。

登録者は2人。
母親と昔の親友。

日にちをみて驚いた。
その日は9月で親友の誕生日だったから。

私は何ヶ月かぶりにメールを送った。

誕生日おめでとう。素敵な1年になりますように!

5分ほどで返信がきた。

ありがとう! 高校生活、お互い頑張ろうね☆

親友はなにもしらない。
私は普通の高校生になってると思っているんだから。
もう何年もあっていないのに、いじめられていたこと知っているはずなのに、いまでも連絡をとれる唯一の友達・・・。


なんだかホッとした。

だから間違えても、連絡したくなかったあの人に・・・メールを送ってしまったんだ。


お母さん、家に帰りたい。もう限界


母からの返信はなかった。
それでも返事を待った。

♪〜♪〜♪〜♪〜

1時間ほど経って着信音が鳴った。




頑張りなさい




メールを読んで携帯を閉じた。

フッと口元が緩んだ。

「あっはっはっはっはっはwww」

笑いが止まらない。


涙が・・・溢れ出した。


そして一瞬で無になる。
気持ちが一気に冷める。

そして子どものように声を出して泣きじゃくる。


わ”ぁー−ん  う”ゎぁあ”あ”ーーーーん


落ち着いた。

岩場の上にまた寝そべった。

睨みつけるように空をみる。


夜空には数え切れないほど輝く小さな星たちがいた。
生まれて初めてこんな空をみた。
もっとよくみようと星をみつめる。
目に涙が溜まり、ぼやけてよくみえなくなる。
流れ落ちる涙。拭いても拭いても、溢れてとまらなかった。

「このキレイな星をもっともっとみたいのに・・・!」

そう思えば思うほど、私の涙が邪魔をする。
涼しくなった夜に、私の顔だけが火照り、熱かった。


熱い涙を流した。


どこまでも果てしない海。

ずっとみていたかった・・・。


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