私の家出生活。17〜19才。

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9:みさき:2014/01/31(金) 04:25 ID:M7M

>>8

1年半が経ちました。
家出少女ではなくなった。
いま私に残るものは保護観を飛んだということだけ。
母親とも普通に連絡を取り合い、
家にも普通に帰れます。
それなりに夜の仕事で働いて、お金を稼いでホストに飲みにいったり、
私は普通の夜で生きる19才になりました。

このとき声をかけてくれた黒い帽子の男とは去年の12月に会って以来、行方がわかりません。
街に出ても、右も左も私を知る者ばかりです。
ホスト通いの毎日で、そのぶん仕事を頑張って、好きな人もできて、自分から告白したり、シャンパン入れたり、男に貢いでもらったり、ブランド物を買ってもらったり、髪の毛を巻いたり、お姉さんっぽいキレイな洋服を着たり、たまにナンパ待ちのときのようにパチンコ屋の前に座ってみても、声をかけてくるのは知り合いばかり。
たまに酔っ払いのおじさんに絡まれて、前の私なら服の中に手を入れられて胸を触られても、じっと我慢することしかできなかったのに、今なんて平気でおじさんをぶん投げられるし、痛めつけてやれる。
去年の4月に出逢ったホストをきっかけに、恐喝や喧嘩と堪えなくて、警察からも逃げるし、悪いことをすることがストレス解消だった。
黒い帽子の男にまた再会したくて、あの街に戻ったときに、出逢った一つ年上の男がいた。
半年間ほどその人の家で生活していた。暴力DVをうけていた。
別れて出逢ったこのホストに、私は逆DVをするようになった。
負けたくない気持ち、男に対する不信感からだった。
それでも私を愛そうとしてくれた男だったけど、私の強くなりたい気持ちはまったく悪いほうへといってしまった。
警察に捕まり、出所してきて再会しても、もう愛されることは無かった。
出逢う人は夜の人ばかりで、昔の知り合いのホストに紹介された暴走族のリーダーの家で寝泊りするようになり、ナンパ待ちをしてみても誰も声をかけてはくれない。
かけられても、ホスト、飲み屋、風俗、社長、どの人も夜の人ばかりで、朝方ひとりでいるところに声をかけてきたヤクザさんと数ヶ月を共にした。
刺青をいれたり、コンクリート詰めされる人間の現場もみた。本物の拳銃や大量の札束。闇金のお兄さんに気に入られ、ホテルに連れ込まれ、レイプ。信じていたホストから集団レイプ。

それでも、毎日、寝る所を探して、食べるものを恵んでもらい、人のぬくもりを感じようともがいてきた。

逮捕されていこう、親と再会し、病気になり弱った親はもう家出前の強くて怖い人ではなくなっていた。
母親も父親も弱くなっていて、突き飛ばしてぼこぼこにしてやった。
家の中をめちゃくちゃにしてやった。

いい子を演じてきて、その姿がいまでも本当の私だと信じてやまないバカな親。

保護観察処分をうけても、わたしは飛んだ。
親の協力の元、警察にも話を通さず、家から離れた。

今の私は、17歳のときの家出少女ではない。
家は無い。少女でもない。
家なき子、ホームレス。なんでもいい。


見た目は普通の女以上に「キレイ」といわれ、モデルなどからのスカウトも多い。
半年前までジャージだった私が、なんだかんだキレイな洋服をみにまといばっちり化粧もして街を歩く。


誰が見てももう家出少女≠ナはない。


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