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兵士A「おい!そこのお前!!何を見てんだぁ?」
(兜を取っているのか、無精髭を生やし、黒紫色の鎧に身を包んだ、大柄で、いかにも粗暴が悪そうな、ゼルギウス軍の兵士四人が相手の視線に気付いたのか、眉間に皺を寄せながら、怒鳴るようにしてそう告げ、ゆっくりと歩み寄って来る。)
貧民「ひぃっ………!」
(ゼルギウスの兵士を見て、お礼を言うのも忘れて、相手から貰ったおにぎりを片手に、貧民が死に物狂いで暗い脇道へ逃げて行き、町民達は、兵士達を、まるで悪魔を見ているかのように、恐怖に顔をひきつらせ、走り去って行く。)
ったく…気づいたか(と言うと刀を抜いて
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