【了解しました。初回投下しますー】
「ひぃよめひよめ、団子ーやぁるにくぅぐぅれっ」
(古びた木と褪せた看板。白地に青で『閉業中』と描かれた看板をひっくり返しに、少女風貌が人気の少ない下町景色に踊り出た。
視界にちらつく小鳥に口ずさむ。看板がくるっと返された。……白地に赤で『開業中』の文字が顔を出す。)
「あいあい、開けたよー、始まりだよ。
物好き共はよっといで!」
(気まぐれに開店した夕刻に人も居る訳無く。
響いては消えた客寄せ文句を満足げに聞き届けて、少女風貌は店に引っ込んだ。
…矢先。竹箒片手に草履つっかけ出てくれば、ざっざか店前の落ち葉を掃き出すのである。邪魔邪魔!)
>>278/魚沙ちゃん
【絡ませてもらいますね。】
君って本当に商売する気ないよね。
(たまたま見ていたのか、呆れた様子でそう言って)