>>30
料理、慣れてないんだね。
(慣れない手つきの相手を見て後ろから声をかけて「手伝おうか?」なんて言って
うわ、っと!? とと…な、何だ、咲夜かよ…
慣れてねえよ。毎回カップラーメンだし。
(後ろからの声に驚き跳ねつ。はずみで取り落としかけた本。振り向けば見慣れた君。気持ち安堵させた声。)
……え、手伝いたいなら手伝えば?べ、別に俺は良いんだけどさ。
(その良心には、素直にはない言葉を選びながら返し。
されど今だ片面焼きの生地をひっくり返して貰う事に、一沫の期待を込めてはいるのだが)