>>54
「悪い悪い、ブラックジョークだ。」
と笑いながら言うも、実のところ本当にヤクがあったら吸わせようとしていた。
「いや、こいつはまだ死んだばかりだ。一応言っておくが俺が殺したわけじゃねえぞ。」
と煙草の持ち主の死体を自分に引き寄せる。
「どうだか。その調子じゃ、あったら絶対吸わせるつもりだろ?」
悪臭で頭が回らなくなってきてはいるが、『目の前の少年はそれくらいやりそうだ』と思い、
「……それが悪臭を放ってなくても、周りの死体が臭すぎる。」
「その死体も臭い始めてるからこっちに来ないでくれ、マジで。」
いい加減この場から(というより悪臭から)離れたいのだが、そうはなりそうにない事に困りながら。