>>80 千秋
背後から声をかけられ、刀に手をかければ振り向きながら下記を述べ。
「誰だ。って、ああ。お前か。」
相手が千秋だと分かれば、
「いや、別に。どうってことねえよ。」
と強がってみるものの、痛みが続くのか腕を隠しながら顔をしかめ。
相手の表情を見て
「その顔は大丈夫っていう感じじゃねえな。」
と言い小さなため息をつく。
「怪我をしたなら見せてみろ。さっきぶち殺した魔人から薬をかっぱらってきた。」
とまだ相手が腕を隠している事には気づかないが、念のためと思い。