>>77
魔人を一人殺した後、歩みを進めて
「あー…血がべったりついちまったじゃねえか。落とすの面倒くさいんだよなぁ。」
と服についた返り血をしかめっ面で見つめながら独り言のように呟く。
ふと、座り込んでいるような人影を発見しどうしたんだと不思議に思って
「なあ、どうしたんだ?」
とまだ魔人か人間かわからない後ろ姿に警戒しながら近寄る。
>>78
「だよなあ…今日は何処を探し回ってもいねえ。路地裏から広場まで散々探したっつーのによ。」
と疲れ気味に壁に寄りかかる。
「ところでお前、弾丸持ってねえか?昨日使いすぎて無くなっちまったんだよ。」
と弾切れの銃を見せる。
>>80 千秋
背後から声をかけられ、刀に手をかければ振り向きながら下記を述べ。
「誰だ。って、ああ。お前か。」
相手が千秋だと分かれば、
「いや、別に。どうってことねえよ。」
と強がってみるものの、痛みが続くのか腕を隠しながら顔をしかめ。
「ああ、良いけど……合うか?」
盾の銃機構は別に特殊なものを使っているわけではなく、一般の機構とほぼ同じで銃口も一緒だ。だが彼が使っている銃のタイプがわからない。渡しても大丈夫なのかなと少し不安げになりながら、盾の裏面――持ち手側をいじる。蓋が開けばそこから銃弾の入った箱を取り出して。
「ほい、どうせまだ予備あるしいくらでも使ってくれ」
副隊長に向けてそれを差し出して、ニコリと笑ってみせた