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>>35 ルカス様
「 …処で。先程から私のことを人外人外言っているところ悪いのだけれど、私は彼方の味方では無いのよ 」
そう言うと、先程からずっと宙を飛び交っていたからかルカスを囲うように地に垂れていた赤黒い血を見て薄く降格を上げればそちらに手を向け、小さく呪文を唱える。すると、血が鋭い針に変わり、斜めに、上に、と突き出されていく。
「 何も考えずに飛んでいたわけでは無いかしら 」
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>>36 アマキ様
「人外は人外だ、それ以上でもそれ以下でもない。人間として生まれてきた以上俺はお前らのような賊に抗う運め…ぅぐっ!?」
相手に傷を負わせたことで油断していたのか、いきなりの攻撃に動揺する。空気中の水蒸気を凍らせて氷壁を作り何とか針を防ぐが、右頬から微かに血が滴っている。