>>63 栄敬
あのねぇ。僕は別に感染体に興味がある訳じゃあ…
(と言いかけると、いきなり後ろを振り返って相手が立っている方向に弾丸を撃ち込む。弾丸は相手の体を貫通した…のではなく、支倉の数メートル後ろにいる感染体の脳天に着弾した。そして、再び銃をホルスターに収納すると「ないんだよ」と付け加えて。)
(関心を寄せてくれない事を憂いながら、
少年の腕前に感心する。そして敢えて付け足す。)
「興味の有る無しじゃァ無いのさ。
大事なのは『敵を知る事』ッて所さァ。
一大事があった時ァ、そんな調子じゃァ
アンタが先んじてお陀仏しちまうぜェ?」
(話を聞く事に関して期待はしないが、
忠告の意味を込めて言葉を放つ。
その教えは、彼の『経験』に拠る物だ。)