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(関心を寄せてくれない事を憂いながら、
少年の腕前に感心する。そして敢えて付け足す。)
「興味の有る無しじゃァ無いのさ。
大事なのは『敵を知る事』ッて所さァ。
一大事があった時ァ、そんな調子じゃァ
アンタが先んじてお陀仏しちまうぜェ?」
(話を聞く事に関して期待はしないが、
忠告の意味を込めて言葉を放つ。
その教えは、彼の『経験』に拠る物だ。)
まるで、僕の事を全て知っているような口ぶりだな。
(相手の言葉のどれかが本人の心を抉ったのだろう。ガスマスクで顔は見えないものの冷ややかな笑みを浮かべてまだ声変わりもしていない声で言い放つ。そして相手の近くまで歩み「なら」と付け加えた後下に続けて。)
アンタに聞こう。アンタには自分の身よりも大切な人はいるか?