>>106-107
「実は、兄さんを探しているんだけど……」
(そう言ってポケットから再び写真を数枚取り出して相手に見せる。相手達にあんまり期待していないのか「全然見つからないんだ」と自嘲気味にそう吐き出して。)
ほーん
(ここぞとばかりに偉そうな態度で写真を見ると、先程の青年の様な人物が写っていた。)
…なんとなーく雰囲気は似てる奴が居たなぁ…
(自分に対して敬語を扱わなかったことが酷く印象に残っているのだ。)
……?
……うん、分かり……分かった。大丈夫だよ。
(疑問を残しつつも素直に頷く。敬語を使おうとして年下だろうと考え、対等に話すことにする。相手の緊張を和らげようと笑顔を作る。)
>>109
お兄さん、ですか……
……ん? うーん……?
(元気の無い相手を見て少しでも力になろうと写真を覗き込む。中学生時代の写真を見てなんとなく既視感を覚えるが、思い出すことは出来なかった。)